JP2008116577A - 高さ調整装置及び投射型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】調整用ツマミを調整したい方向と同一方向に操作して被支持体の高さを調整することができる高さ調整装置を提供する。
【解決手段】投射型映像表示装置の筐体12の高さを筐体12からの突出量で調整する螺子状の調整脚18と、調整脚18と螺合して調整脚18を筐体12から突出させるネジ駒機構40と、筐体12から突出させる調整脚18の突出量を調整するギア機構60とを有しており、ギア機構60は、ケース嵌合部52の貫通孔56から出入り可能な調整脚18の頭部に固定用雄ネジ64で固定されるナット状固定具である多角形軸62と、多角形軸62を介して調整脚18を案内する多角形筒状の脚ガイド66と、中央部に傘歯車68を有する円盤状の調整用ツマミ24とを備え、脚ガイド66の周端部には調整用ツマミ24の傘歯車68と螺合する傘歯車67が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、被支持体の高さを調節する高さ調整装置及び該高さ調整装置を備える投射型映像表示装置に関する。
従来、OHP及び映像表示装置等の電子機器を床又はテーブルなどに配置する場合、電子機器が所定の姿勢を保持するために、電子機器の高さ及び仰角を調節することが多いが、容易に電子機器の高さの調整を行なうことが出来るように、電子機器に高さ調整装置(アジャスタ)を設けたものが知られている。
この種の高さ調整装置を備える電子機器として以下の提案がある。
特許文献1に示す画像表示装置の例では、回転ノブを回転させ、駆動力を水平軸に供給すると、水平軸の他端に設けたネジギアが回転し、ネジギアが螺合する垂直軸に設けた歯車を回転させることにより垂直軸が回転し、垂直軸先端部のネジギアが回転し、伸縮足の伸縮部の筒内の雌ネジが螺合することにより伸縮足が上下方向に移動するようにして、投射画像を見ながら水平及び仰角を調整できるようにしている。
特許文献2に示すアジャスタ装置及び家電機器の例では、アジャスタ装置は、高さ調整軸、調整脚、アジャスタケースからなり、高さ調整軸は、下部にウォームが取り付けられ、上部にツマミが取り付けられており、調整脚は、断面4角形状の軸からなり、1つの面にウォームと噛み合うラックが所定の長さに亘って形成されており、下端に支持台と接触する足部材が取り付けられており、アジャスタケースの外部に取り付けられたツマミを回すことにより高さ調整軸とともにウォームを回転させ、ラックを駆動し、調整脚の突出量を調節し、投映装置等の家電機器の姿勢を上下に調整させるようにしている。
特許文献3に示すプロジェクターのチルト装置の例では、側面のラックギア及び下端の接地部を備えた足支持部と、足支持部を移動可能に収納すると共にプロジェクター本体内部に垂設されるガイドとでなる1本の伸縮足と、ラックギアに螺合するピニオンギアとピニオンギアの軸に連設しウォームギアに螺合するウォームホイールを備える第一伝達部と、ウォームギアとウォームギアの軸に連設した変速ギアとを備える第二伝達部とでなる回転駆動力伝達部と、第二伝達部の軸に連設する駆動モータと、指示信号を受信し指示命令を取出す受信処理部と、駆動モータ、回転駆動力伝達部及び受信処理部を制御する制御部とを備えることにより、駆動モータの正回転制御により伸縮足を伸ばし、逆回転制御により伸縮足を縮めて仰角調整ができ、また二本の伸縮足を別々に動作させて水平調整ができるようにしている。
ところで、図11は従来の投映高さ調整装置を備えたプロジェクターを示す斜視図であり、図12は従来の投映高さ調整装置を示す断面図である。
従来の投映高さ調整装置は、図11及び図12に示すように、プロジェクター1を持ち上げ、雄ネジの投映高さ調整脚2と雌ネジのネジ駒4との螺合をレバー3で解除し、概略の位置に調整した後、投映高さ調整脚2の調整つまみ7を左又は右に回転させ、投映高さ調整脚2の突出量により上方又は下方に微調整を行っている。
なお、図11中、黒矢印は調整つまみ7の回転方向を示し、符号6は投射レンズを示す。また図12中、符号5はネジ駒4を回動可能に支持するケースを示し、符号8は調整つまみ7を回動可能に支持する脚台を示す。
また図11及び図12の白抜き矢印は、レバー3のロック解除方向であり、雄ネジの投映高さ調整脚2と雌ネジのネジ駒4との螺合をとく方向を示す。
特開2002−241875号公報 特開2006−106487号公報 特開2003−5279号公報
しかしながら、従来の投映高さ調整装置は、投映高さ調整脚2の突出量の微調整を行う時に、一度左回転又は右回転させて、上方又は下方への調整方向を確認してから調整を行っており、また本体に表示されている操作表示又は取り扱い説明書を確認した後、脚を回転させ、脚の突出量を調整していた。
特許文献1に示す例でも、画像表示装置側部の回転ノブを、投射画像を見ながら回転させており、また特許文献2に示す例でも、投映装置等のアジャスタ装置のツマミを左右に回すことにより調整脚の突出量を調節しており、回転方向と上下方向の対応を、投射画像又は説明書等で確認する(しておく)必要がある。
また、特許文献3に示す例でも、赤外線方式のリモコン受信部の受光窓をプロジェクター本体後部面に設けてプロジェクター本体の後方から投射画面を見ながらリモコンで調整しており、投射画像で上下方向の移動を確認する必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、被支持体の調整方向と同一の方向に調整用ツマミを操作して被支持体の高さを調整するようにしてある構成を備えることにより、調整用ツマミを調整したい方向と同一の方向に操作して被支持体の高さを調整することができる高さ調整装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、被支持体の調整方向と同一の方向に調整用ツマミを回動させると、調整用ツマミと連動する脚案内筒が回動して、被支持体に対して調整脚を上下方向に移動させる構成を備えることにより、調整用ツマミの操作に応じて被支持体からの調整脚の突出量を調整することができる高さ調整装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、傘歯車により調整用ツマミの回動軸と直交する脚案内筒の回動軸に手動力を伝達する構成を備えることにより、被支持体の調整方向と調整用ツマミの回動方向とを同一の方向にすることができる高さ調整装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、被支持体に調整脚の突出量を調整するギア機構を複数有する構成を備えることにより、調整したい調整方向と同一の方向に各調整ツマミを操作することができる高さ調整装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、被支持体に調整脚及びギア機構を一つ設ける構成を備えることにより、高さ調整方向と同一の方向に調整用ツマミを操作して被支持体の高さを定めることができる高さ調整装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、本発明の高さ調整装置を備えることにより、投映の高さ方向と調整用ツマミの操作方向とを同一にすることができる投射型映像表示装置を提供することにある。
本発明の高さ調整装置は、被支持体の高さ調整を該被支持体からの突出量で調整する螺子状の調整脚と、該調整脚と螺合して該調整脚を前記被支持体から突出させる螺合部とを備える高さ調整装置において、前記被支持体からの前記調整脚の突出量を調整するギア機構を有しており、該ギア機構は前記高さ調整と同一の調整方向に操作する調整用ツマミを有することを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整装置では、調整したい調整方向に調整用ツマミを操作すると、同一の調整方向に操作した調整用ツマミの例えば回転に対応して、ギア機構により被支持体からの調整脚の突出量を調整し、被支持体の高さを調整する。
本発明の高さ調整装置は、前記ギア機構は、前記調整用ツマミに設けられた第1歯車と、該第1歯車と螺合する第2歯車を有して回動するとともに、前記調整脚を案内する多角形筒状の脚案内筒と、前記調整脚の一端に固定されており、前記脚案内筒に嵌挿される摺動可能な摺動部とを有することを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整装置では、調整したい調整方向に調整用ツマミを回動すると、調整用ツマミの第1歯車と螺合する第2歯車と連動して脚案内筒が回動し、脚案内筒と連動して摺動部が回動するとともに調整脚が回動し、螺合部により調整脚が上方又は下方に移動するとともに摺動部が脚案内筒を上方又は下方に摺動して、被支持体からの調整脚の突出量を調整し、被支持体の高さを調整する。
本発明の高さ調整装置は、前記第1歯車及び前記第2歯車が傘歯車であることを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整装置では、第1及び第2傘歯車により調整用ツマミの回動軸と直交する脚案内筒の回動軸に手動力を伝達して被支持体からの調整脚の突出量を調整し、被支持体の調整方向と調整用ツマミの操作方向とが同一の方向になる。
本発明の高さ調整装置は、前記被支持体が前記ギア機構を複数有しており、一方のギア機構が他方のギア機構に対して逆ネジのギア機構であることを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整装置では、被支持体の両ギア機構により、調整したい調整方向と同一の方向に各調整ツマミを操作して、被支持体から突出する両調整脚の長さを調整する。
本発明の高さ調整装置は、前記被支持体に前記調整脚及びギア機構がそれぞれ一つ設けられていることを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整装置では、調整したい調整方向と同一の方向に調整用ツマミを操作して、被支持体から突出する調整脚の長さを調整することにより、高さを調整する。
本発明の投射型映像表示装置は、前記被支持体が、光源と、該光源の光を反射又は透過する映像表示部とを有する筐体であり、前述の高さ調整装置により前記筐体の高さ調整をするようにしてあることを特徴とする。
このような構成の本発明の投射型映像表示装置では、調整したい投映方向に調整用ツマミを回転させることにより、投映高さを調整する調整脚が上方又は下方に移動して、投映高さを調整する。
本発明の高さ調整装置は、被支持体の調整方向と同一の方向に調整用ツマミを操作して被支持体の高さを調整するようにしてあるので、調整用ツマミを調整したい方向に操作して被支持体の高さを調整することができるという効果を有する。
本発明の高さ調整装置は、被支持体の調整方向と同一の方向に調整用ツマミを回動させると、調整用ツマミと連動する脚案内筒が回動して、被支持体に対して調整脚を上下方向に移動させるので、調整用ツマミの操作に応じて被支持体からの調整脚の突出量を調整することができるという効果を有する。
本発明の高さ調整装置は、傘歯車により調整用ツマミの回動軸と直交する脚案内筒の回動軸に手動力を伝達しているので、調整用ツマミの操作に応じて被支持体から突出させる調整脚の長さを調整することができ、被支持体の調整方向と調整用ツマミの操作方向とを同一の方向にすることができるという効果を有する。
本発明の高さ調整装置は、被支持体に調整脚の突出量を調整するギア機構を複数有しているので、調整したい調整方向と同一の方向に各調整ツマミを操作することができ、被支持体からの両調整脚の突出量を調整することができるという効果を有する。
本発明の高さ調整装置は、被支持体に調整脚及びギア機構がそれぞれ一つ設けられているので、高さ調整方向と同一の方向に調整用ツマミを操作することにより、被支持体の高さを定めることができるという効果を有する。
本発明の投射型映像表示装置は、本発明の高さ調整装置を備えているので、投映の高さ方向と調整用ツマミの操作方向とを同一にすることができるという効果を有する。
以下、図面に基づき、本発明による高さ調整装置の好適な実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
本発明による高さ調整装置を備える投射型映像表示装置を例に挙げて説明する。
図1は本発明による実施の形態1に係る高さ調整装置を備える投射型映像表示装置を示す斜視図である。図2は本発明による実施の形態1に係る投射型映像表示装置の上面を示す平面図である。
実施の形態1に係る高さ調整装置30は、略矩形状の筐体12を有する投射型映像表示装置14(被支持体)に備えられており、投射型映像表示装置14の投射レンズ16が配設されている前方の両角の二箇所に設けられた投映高さを調整する調整脚17、18と、調整脚17、18を支持する基部20、20と、基部20、20を回動可能に支持する脚台22、22と、調整脚17、18の固定を解除するレバー42、42と、一方の調整脚18を調整する投映方向と同一の方向に回転させる調整用ツマミ24とを有している。
なお、図1中、符号13は調整用ツマミ24の一部を露出させる開口部を示し、白抜き矢印はレバー42が調整脚18の固定(後述するネジ駒32との螺合)を解除する方向を示し、黒矢印は調整用ツマミ24の回転方向を示す。
図3は実施の形態1に係るネジ駒機構を示す斜視図である。図4は本発明による実施の形態1に係る高さ調整装置を示す構成図である。図5は図2に示すA−A断面図である。図6は図2に示すB−B断面図である。
高さ調整装置30は、図4乃至図6に示すように、可動な雄ネジである調整脚18に螺合する又は螺合を解除する螺合部であるネジ駒機構40と、調整脚18を回転させるギア機構60とを備える。
なお、図4中、点線矢印は部品の組み付け方向を示す。
ネジ駒機構40は、図3に示すように、可動な雄ネジである調整脚18に螺合する雌ネジのネジ駒32と、ネジ駒32と調整脚18の螺合を解除するレバー42と、ネジ駒32及びレバー42を収容するケース48とを備える。
ネジ駒32は、32の端面に係合部38と突起部37を備え、かつ、両側部にアーム36、36が設けられており、アーム36、36のそれぞれの側端面にピン39、39が突設されている。このピン39、39でネジ駒32はケース48に軸支されている。
レバー42はネジ駒32に向かって伸びる両レバー44、44を有しており、レバー44、44のそれぞれの基部に突設されたピン46、46によりケース48に軸支されており、レバー42の両レバー44、44が、ネジ駒32の係合部38、38に係合可能にしてある。
このようなネジ駒機構40では、レバー42を押し上げて回動させると、レバー42の両レバー44、44が傾きネジ駒32の係合部38と係合し、ネジ駒32と調整脚18の螺合を解除する(図7を参照)。そして、レバー42への応力を解除すると、ケース48に突設されたレバー45によって、ネジ駒32が押し戻され、ネジ駒32が調整脚18に螺合し、かつ、レバー42を水平に押し戻す(図5を参照)。
ケース48は調整脚18を貫通させる貫通孔49を天地両面に有しており、投射型映像表示装置14に係る筐体12の角部に設けられたケース嵌合部52にケース48を嵌合可能にしてある。ケース嵌合部52にケース48を嵌合させると、ケース48の両側部に弾性的に形成された爪47、47が、ケース嵌合部52の両側部に形成されている掛止孔54、54に填って、ケース48はケース嵌合部52に固定される。
図3に示すように、調整脚18は基部20に立設された構造であり、調整脚18の頭部19は多角形をしており、後述するナット状固定具である多角形軸62(図4を参照)の内側に設けた多角形の溝に嵌挿可能であり、多角形軸62が嵌装された状態で調整脚18の頭部19は、固定用雄ネジ64に螺合するようにしてある(図5を参照)。
図4に示すように、ケース嵌合部52は調整脚18が貫通する貫通孔56の縁部に沿って環状に突設された嵌合部58を天面に有する。
ギア機構60は、図4乃至図6に示すように、ケース嵌合部52の貫通孔56から出入り可能な調整脚18の頭部19に固定用雄ネジ64で固定されるナット状固定具である多角形軸62と、多角形軸62を介して調整脚18を案内する多角形筒状の脚ガイド66(脚案内筒)と、中央部に第1歯車の傘歯車68を有する円盤状の調整用ツマミ24とを備え、脚ガイド66の周端部には調整用ツマミ24の傘歯車68と螺合する第2歯車の傘歯車67が設けられている。
調整用ツマミ24は筐体12に設けられている開口部13から一部露出し、筐体12外部から操作できるようになっている(図1及び図4を参照)。
ギア機構60はギアケース73に収容されており、ギアケース73は筐体12にビス74で固定されている(図4及び図6を参照)。調整用ツマミ24の回動軸71はギアケース73に回動自在に軸支されている(図6を参照)。
ケース嵌合部52の貫通孔56の縁部に沿って突設された円筒状の嵌合部58は、傘歯車67の円筒軸穴65に摺動可能に嵌合し、ケース嵌合部52が脚ガイド66の傘歯車67の円筒部69を摺動可能に支持している(図5及び図6を参照)。
実施の形態1では、脚ガイド66の孔の形が、多角形軸62の平面視に対応する相似形に形成されており(図4を参照)、脚ガイド66と多角形軸62とは脚ガイド66の回動に対して掛止されるようになっている。
したがって、多角形軸62が脚ガイド66の案内方向にのみ摺動可能になっている。
なお、実施の形態1では、多角形軸62を正六角柱にしてある。
このような構成のギア機構60では、調整用ツマミ24を回転させると、傘歯車68が回転し、螺合する傘歯車67が回転して脚ガイド66が回転し、脚ガイド66の回転と連動して、多角形軸62が回転する。多角形軸62の回転により調整脚18が回転する。
したがって、実施の形態1に係るギア機構60は、調整用ツマミ24と脚ガイド66との直交した2軸の間の駆動力伝達をすることができる。
次に、実施の形態1に係る高さ調整装置の動作について説明する。
図7及び図8は実施の形態1に係る調整脚とネジ駒とが螺合を解除している状態を示す概略断面図である。
実施の形態1に係る高さ調整装置30では、先ず、投射型映像表示装置14を持ち上げ、レバー42を回動軸回りに押し上げると、レバー42の両レバー44、44が下方に下がって、両レバー44、44が係合部38、38を押し、ケース48に軸支されているピン39を中心に回転し、調整脚18とネジ駒32との螺合が外れ、調整脚18の固定を解除する(図3、図7又は図8を参照)。
次に、調整脚18の基部20を操作し、筐体12に対して調整脚18を出し入れすると、多角形軸62が脚ガイド66内を摺動して、概略の高さに止めて調整脚18の突出量Hを調整する(図8で示すHを参照)。
次いで、レバー42への応力を解除すると、ケース48に突設されたレバー45によって、ネジ駒32が押し戻され、ネジ駒32が調整脚18に螺合し、かつ、レバー42を水平に押し戻す(図3及び図5を参照)。
そして、調整脚18を調整したい投映方向が上方ならば、上方に調整用ツマミ24を回転させ、投映方向が下方ならば、下方に調整用ツマミ24を回転させる(図1を参照)。
このとき、調整用ツマミ24が上方へ回転すると、傘歯車68が回転し、螺合する傘歯車67が右回りに回転して、脚ガイド66が右回りに回転し、脚ガイド66の右回りの回転と連動して、多角形軸62が右回りに回転する。多角形軸62の右回りの回転により調整脚18が右回りに回転し、ネジ駒32との螺合により、筐体12に対して調整脚18が伸び、高さが高くなる(図6を参照)。
さらに、調整用ツマミ24が下方へ回転すると、傘歯車68が回転し、螺合する傘歯車67が左回りに回転して、脚ガイド66が左回りに回転し、脚ガイド66の左回りの回転と連動して、多角形軸62が左回りに回転する。多角形軸62の左回りの回転により調整脚18が左回りに回転し、ネジ駒32との螺合により、筐体12に対して調整脚18が縮み、高さが低くなる(図6を参照)。
したがって、実施の形態1に係る高さ調整装置30は、投映の高さ方向と調整用ツマミ24の回転方向とを同一に、つまり操作方向とを同一にすることができる。
実施の形態1では、調整脚17、18を二箇所設けているが、調整用ツマミ24を投射型映像表示装置14に向かって右側だけに設けた例であるが(図1を参照)、調整用ツマミ24を投射型映像表示装置14に対して対称に配置する場合、つまり他方の調整脚17にも調整用ツマミを設けるときは、調整脚17及びネジ駒32(図4及び図5を参照)のネジを逆ネジにし、ギア機構60を収容するギアケース73を対称形状にすればよい。
(実施の形態2)
上述した実施の形態1では、調整脚を筐体の前方両角にそれぞれ一つ設けたが、投射型映像表示装置の前面側の中央に一つ設けるようにしてもよい。
図9は実施の形態2に係る高さ調整装置を備える投射型映像表示装置を示す斜視図である。
実施の形態2では、調整脚18が投射型映像表示装置14の略中央に設けられており、上述した実施の形態1とネジ駒機構40及びギア機構60は実質的に同一であるが、上述した調整脚18、ネジ駒32及びギア機構60の傘歯車67、68が逆ネジであり、ギアケース73が対称形状になっている。
なお、図9中、黒矢印は調整用ツマミ24の回転方向を示す。
このような構成の実施の形態2では、調整したい投映高さ方向に調整用ツマミ24を回転させることにより、傘歯車67、68によって連動して多角形の孔を有する脚ガイド66が回転して、固定用雄ネジ64によって投映高さを調整する調整脚18に固定されている多角形軸62が回転し、投映高さを調整する調整脚18が上方又は下方に移動して、投映高さを微調整する。
したがって、実施の形態2に係る高さ調整装置は、投映高さ調整方向と調整用ツマミ24の回転方向とを同一に、つまり操作方向とを同一にすることができる。
なお、実施の形態1及び実施の形態2では、高さ調整装置を備える電子機器の例として投射型映像表示装置を挙げたが、これに限られず、例えばX−Yステージを有する計測機器としてもよい。
(実施の形態3)
図10は実施の形態3に係る本発明の高さ調整装置を備える投射型映像表示装置を示す概略図である。
投射型映像表示装置80は、本発明の高さ調整装置30を備え、ランプバルブ82を反射鏡84に取り付けた構造の高輝度放電灯86と、高輝度放電灯86の光をカラーホイール部88に集光するコンデンサーレンズ90と、RGBの三原色に区分けされたカラーホイール部88を通過した各単色光の照度分布を均一にするロッドレンズ92と、実像をそのまま伝達するリレーレンズ部94と、各単色光と同期して単色の映像を作り出して時分割フルカラー表現をする反射型の映像表示素子96(映像表示部)と、投射レンズ16とを備えている。
なお、図10中、符号98は電源示す。
このような投射型映像表示装置80では、ランプバルブ82より発光された白色光は、コンデンサーレンズ90により、カラーホイール部88上のカラーフィルタを透過して、スクリーン上の品位を向上させる為のロッドレンズ92に集光する。ロッドレンズ92及びリレーレンズ部94を通過した光は、映像表示素子96によって映像信号に応じて選択的に反射する。この反射光を投射レンズ16がスクリーンに結像し、映像を表示する。
このような構成の実施の形態3では、調整したい投映方向に調整用ツマミ24を回転させることにより、投映高さを調整する調整脚18が上方又は下方に移動して、投映高さを微調整する。
したがって、実施の形態3に係る本発明の高さ調整装置30を備える投射型映像表示装置80は、投映高さの調整方向と調整用ツマミ24の回転方向とを同一にすることができる。
なお、実施の形態3では、本発明の高さ調整装置を備える映像表示装置として、カラーホイール部を有する投射型映像表示装置を例に挙げたが、これに限らず、例えば、背後から光りを当て、液晶シャッターと三原色フィルタを組み合わせた液晶表示パネル(映像表示部)を透過して拡大投映することにより大画面を得る方式の液晶プロジェクターでもよい。
また光源として高輝度放電灯を例に挙げたが、LEDを光源とするものでもよい。
本発明による実施の形態1に係る高さ調整装置を備える投射型映像表示装置を示す斜視図である。 本発明による実施の形態1に係る投射型映像表示装置の上面を示す平面図である。 実施の形態1に係るネジ駒機構を示す斜視図である。 本発明による実施の形態1に係る高さ調整装置を示す構成図である。 図2に示すA−A断面図である。 図2に示すB−B断面図である。 実施の形態1に係る調整脚とネジ駒とが螺合を解除している状態を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る調整脚とネジ駒とが螺合を解除している状態を示す概略断面図である。 実施の形態2に係る高さ調整装置を備える投射型映像表示装置を示す斜視図である。 実施の形態3に係る本発明の高さ調整装置を備える投射型映像表示装置を示す概略図である。 従来の投映高さ調整装置を備えたプロジェクターを示す斜視図である。 従来の投映高さ調整装置を示す断面図である。
符号の説明
14 投射型映像表示装置(被支持体)
18 調整脚
24 調整用ツマミ
30 高さ調整装置
40 ネジ駒機構(螺合部)
60 ギア機構
66 脚ガイド(脚案内筒)
67 傘歯車(第2歯車)
68 傘歯車(第1歯車)
96 映像表示素子(映像表示部)

Claims (6)

  1. 被支持体の高さ調整を該被支持体からの突出量で調整する螺子状の調整脚と、該調整脚と螺合して該調整脚を前記被支持体から突出させる螺合部とを備える高さ調整装置において、
    前記被支持体からの前記調整脚の突出量を調整するギア機構を有しており、
    該ギア機構は前記高さ調整と同一の調整方向に操作する調整用ツマミを有することを特徴とする高さ調整装置。
  2. 前記ギア機構は、
    前記調整用ツマミに設けられた第1歯車と、
    該第1歯車と螺合する第2歯車を有して回動するとともに、前記調整脚を案内する多角形筒状の脚案内筒と、
    前記調整脚の一端に固定されており、前記脚案内筒に嵌挿される摺動可能な摺動部とを有することを特徴とする請求項1に記載の高さ調整装置。
  3. 前記第1歯車及び前記第2歯車が傘歯車であることを特徴とする請求項2に記載の高さ調整装置。
  4. 前記被支持体が前記ギア機構を複数有しており、
    一方のギア機構が他方のギア機構に対して逆ネジのギア機構であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の高さ調整装置。
  5. 前記被支持体に前記調整脚及び前記ギア機構がそれぞれ一つ設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の高さ調整装置。
  6. 前記被支持体が、光源と、該光源の光を反射又は透過する映像表示部とを有する筐体であり、
    前記請求項1乃至5のいずれか一つに記載の高さ調整装置により前記筐体の高さ調整をするようにしてあることを特徴とする投射型映像表示装置。
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