JP2008116389A - 電気機器の非破壊漏油腐食診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な画像入力装置を用いて遠隔測定で変圧器や遮断器等の油入機器の漏油・腐食検知を対象とした非接触、可搬型且つ、異常個所を視覚的に表示する診断装置を提供すること。
【解決手段】中心波長の異なる5種のフィルターと、該フィルターを通じて取り込まれる波長390nmから波長2000nmまでの光を二次元の画像情報として出力する画像入力装置と、前記二次元の画像情報に基づいて二次元の吸光度分布を算出する光量測定部と、被測定物のマスターカーブを記憶する記憶部と、前記マスターカーブと前記二次元の吸光度分布とに基づいて二次元の吸光度差もしくは二次元の吸光度比を算出する演算部と、算出された前記吸光度差もしくは前記吸光度比に基づいて表示を行う表示部と、370nm±10nmに発光ピークを有する放電管方式の光源部と、を有する電気機器の非破壊漏油腐食診断装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、発変電所の保守管理に関し、現場のニーズが多い変圧器や遮断器等の油入機器の漏油・腐食検知を対象とし、非接触で異常個所を視覚的に表示することができる電気機器の非破壊漏油腐食診断装置にかかわり、特に可搬型で短時間に診断が可能な電気機器の非破壊漏油腐食診断装置に関する。
電気機器の漏油検知を対象とした技術としては、特許文献3に記載されているように光ファイバの表面に油が付着した際の伝送損失変化により検知する方法や、特許文献1に記載されているような波長1.66〜1.79μmの光を用いて基油成分の吸収から検知する方法、さらには特許文献2にあるように紫外線を照射した際の蛍光による検知方法が知られている。また、腐食、塗膜劣化を検知する技術としては特許文献5や特許文献4に記載されているような赤外線カメラを用いたサーモグラフィを利用した方法が提案されている。
特開平09−26375号公報 特開平10−311771号公報 特開2002−107270号公報 特開2003−226826号公報 特開2004−37276号公報
しかしながら、特許文献3に記載される漏油検知方法は光ファイバを設置した部位でのポイントの診断であり、電気機器全体の漏油状況を把握することができない。また、特許文献1に記載されている漏油検知方法は、漏えい油の流路が必要であるという課題がある。特許文献2の蛍光方法は屋外での太陽光の下での検知や、表面が凸凹した面上での油を判定することが難しいという問題もあった。さらに、腐食、塗膜劣化を検知する技術としての特許文献5や特許文献4の技術は運転時の温度場がないと検知できない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡便で短時間に、画像入力装置を用いて遠隔測定で変圧器や遮断器等の油入機器の漏油・腐食検知を対象とした非接触の異常個所を視覚的に表示する診断装置を提供することを目的とする。
本願発明は上記目的を達成するために、中心波長の異なる5種のフィルターと、該フィルターを通じて取り込まれる波長390nm〜2000nmまでの光を二次元の画像情報として出力する画像入力装置と、前記二次元の画像情報に基づいて二次元の吸光度分布を算出する光量測定部と、被測定物のマスターカーブを記憶する記憶部と、前記マスターカーブと前記二次元の吸光度分布とに基づいて二次元の吸光度差もしくは二次元の吸光度比を算出する演算部と、算出された前記吸光度差もしくは前記吸光度比に基づいて表示を行う表示部と、370nm±10nmに発光ピークを有する放電管方式の光源部とを有する電気機器の非破壊漏油腐食診断装置を提供するものである。
本発明によれば、簡便な画像入力装置を用いて遠隔測定で変圧器や遮断器等の油入機器の漏油・腐食検知を対象とし、非接触で、異常個所を視覚的に表示する診断をすることができる。また、本発明の電気機器の非破壊漏油腐食診断装置可搬型とすることが容易で、診断対象が設置されているサイトに容易に持ち運びかつ診断することができる。
本発明者らは、絶縁油、塗膜、さびと光学物性との関係を詳細に検討した。その結果、漏油検知に対しては太陽光の下で油に紫外線を照射した際の蛍光を狭帯域の干渉フィルターを用いることで改善できることを解明した。また、表面凸凹の上での油の蛍光に関しては、単一波長の「蛍光法」では蛍光強度のばらつきや表面凸凹に伴う乱反射等の影響を受けやすいため、基準となる波長に対しての2波長法を活用することにより改善できることを解明した。以下にその検討内容を説明する。
紫外(UV)光源としてはブラックライト(光化学作用と蛍光作用の強い360nm〜380nmの波長域(UV−A)を放射する光源)からの370nmの波長を用いた。なお、430nm近傍に出現する蛍光は絶対強度での比較が難しいため、670nmを中心とした基準波長領域(ここではベースラインとなるシグナルの無い波長)に対する強度(即ち、蛍光の2波長診断)を比較した。その結果、変圧器用鉱油(新油、劣化油)、OFケーブル油及びシリコーン油に紫外線を照射すると、各油の分子構造に依存した蛍光を発することを確認できた。それに対して水では蛍光は発生しなかった。蛍光の強弱は、
鉱油(劣化油)>鉱油(新油)>>OFケーブル油>シリコーン油
であることがわかった。このことから、遠隔でも、上記4つの液体と水との判別ができ、しかも蛍光の強度からそれぞれの漏洩液体の種類を判別することができることがわかる。従って、油の種類によって光源を変更する必要がなく、簡便で小型軽量な携帯型診断装置を提供することができる。
OFケーブル油からの蛍光は鉱油に比較すると微弱である。しかし、励起光波長を370nmより短い240〜330nmにすると、350nm近辺により強い蛍光が確認された。これはシリコーン油でも同様のことが言える。ただし、240〜330nmの励起光では、鉱油の蛍光は検知されなかった。従って、370nmの励起光による診断に加え、特に必要な場合には240〜330nmの励起光を使用した診断を加えることにより、OFケーブル油及びシリコーン油を強く検知することが可能となる。
太陽光の下での検討では、図1に示したように太陽光のみの場合は、370nmの放射強度自体がブラックライトに比べて弱いため、鉱油から明確な蛍光が現れない。そこで、太陽光の下で補助光としてブラックライトを用いると、太陽光のみの反射スペクトルに対して、405nmを中心とする±5nm程度の狭い波長領域で太陽光の下でも明らかな蛍光が観測された。395nm以下の領域での発光ピークはブラックライトの直接反射によるもので、鉱油の蛍光に起因したものではない。また、410nm以上の領域では太陽光のみの場合も補助光を用いた場合も、スペクトルはほぼ一致した(変化が見られない)。
従って、395nm〜410nmの狭帯域フィルターを用いれば、太陽光の下でも蛍光を検知できることがわかった。そこで、以下の実施例では405nmを中心波長とした半値幅10nmのバンドパスフィルターと、670nmを中心波長とする半値幅60nmのバンドパスフィルターを用いた。
また、上記の装置によれば、別途フィルターの組み合わせを切り替えて使用することにより、上述の漏油のみならずさび、膜厚についても同一の装置でそれぞれ測定することが可能である。以下に、塗膜の枯れに伴う膜厚変化、さびの発生に伴う光物性変化について説明する。
図2に示したように、さびとしてはモデル物質として4種の試薬(α−FeOOH、γ−FeOOH、Fe(OH)、α−Fe)のスペクトルを測定した。さび(試薬)に近赤外線を照射するとさびの種類に応じて反射吸光度に差異の出る波長領域と差異の出ない波長領域のあることが確認できた。試薬間で差異の出ない共通に吸収ピークが出現する波長域は800nm〜1100nmであった。Fe(OH)水酸化物にだけ見られる1450nmと1950nmの吸収ピークは水酸基(OH基)に起因した高調波吸収によるものである。
また、いずれの試薬でも吸収の無い波長域は1200nm〜1400nmである。そこで、さび検知としては、この吸収の無い波長域を基準波長領域として、さびに対して吸収を示す800nm〜1100nmの領域との2波長診断とした。
次に、膜厚の診断について説明する。塗膜表面に近赤外線を照射すると膜厚に応じて反射吸光度に差異の出る波長領域と差異の出ない波長領域のあることが確認できた。膜厚によって差異の出ない波長域は1300nmを中心とする1200nm〜1400nmであるといえる。それに対して、膜厚によって差異の出る波長域は1850nm以上の波長域である。そこで、膜厚検知としては、1200nm〜1400nmを基準波長領域として、膜厚により変化する1850nm以上の領域との2波長診断とした。なお、樹脂の劣化や顔料等の種類によって大きく吸収スペクトルが変化する領域は750nm以下の可視光の領域である。
以上を纏めると、紫外光源を用いた蛍光2波長診断と、近赤外2波長診断の組合せにより感度よく電気機器の漏油、腐食(さび、塗膜の枯れ)を判定できることを解明し、これらの変化をCCDカメラ等で撮影し、その画像情報から吸光度を測定することで、電気機器の漏油、腐食を非破壊で遠隔から判定できることを見出した。
本発明の実施の態様としては例えば以下が考えられる。但し、本発明は下記のみに限定されるものでないことは当然である。
前記電気機器の非破壊漏油腐食診断装置において、前記5種のフィルターの中心波長は、それぞれ405nm、670nm、845nm、1300nm及び1850nmであることが望ましい。また、前記電気機器の非破壊漏油腐食診断装置は、前記5種のフィルターを前記画像入力装置の光軸上に駆動する機構、例えば、回転機構に接続されたディスクに5つのフィルターを設け、これを回転することにより、それぞれのフィルターを所定の位置に設定する機構を備えること望ましい。このような構成により、フィルター機構を小型化し可搬型にすることができる。
前記電気機器の非破壊漏油腐食診断装置において、前記二次元の吸光度差もしくは二次元の吸光度比は、中心波長405nmのフィルターと中心波長670nmのフィルターの組み合わせの近紫外2波長法、中心波長845nmのフィルターと中心波長1300nmのフィルター、及び中心波長1300nmのフィルターと中心波長1850nmのフィルターの組み合わせによる近赤外2波長法により求めることが好ましい。
また、前記光源部に380nm以上の波長の光をカットするフィルター(380nmから少なくとも2000nm程度の広範囲の光を遮断するカットフィルター)を有することが望ましい。中心波長にあわせエネルギー範囲の狭い波長域の励起光とするためのバンドパスフィルターは、中心波長の周辺域外の励起光を排除することができない。従って、長波長側の励起光を広く排除するフィルターを使用することにより遮断帯域以外の成分を減らすことができ、太陽光の下でも確実にノイズを減らし、目的の蛍光の強度を測定することができる。前記表示部の表示は漏油腐食進行の評価の表示であり、前記漏油腐食の進行に応じて表示色を変化させることが望ましい。前記二次元の画像情報は非圧縮のファイル形式であることができる。
本発明の電気機器の非破壊漏油腐食診断装置を、中心波長の異なった5種のフィルターと、そのフィルターを介して対象物の画像を撮像しうる撮像装置と、入力手段及び表示手段を有し、前記撮像装置及びフィルターを駆動する機構を制御する携帯型電子計算機と、370nm±10nmに発光ピークを有する光源とにより構成することで、上記装置を容易に可搬型にすることができる。上記撮像装置としては可搬型のCCDカメラ等を用いることができ、上記携帯型電子計算機としてパーソナルコンピュータを用いることができ、前記光源及びフィルターも可搬型とすることができる。
前記5種のフィルターの中心波長は、前述のとおりであり、前記二次元の吸光度差もしくは二次元の吸光度比は、前述のとおり2波長光方式で求める。更に、前記5種のフィルターを前記画像入力装置の光軸上に駆動する機構を備えることが好ましい。
前記フィルターの中心波長は405nm、670nm、845nm、1300nm、1850nmであり、前記光源部に380nm以上の可視光をカットするフィルターを有したほうが、表面の凸凹の迷光の影響、太陽光の影響の回避に好適である。
前記表示部の表示は漏油腐食進行の評価の表示であり、前記漏油腐食の進行に応じて表示色を変化させることができる。これはカメラ上でも可能であるし、データを送信したコンピュータ上でももちろん可能である。さらに、画像入力フォーマットは非圧縮のファイル形式(RAW、TIFF等)であることが測定精度的に望ましいが、汎用のJPEG形式でももちろん可能である。
以下、実施例により本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
(実施例1)
実施例1では、フィルターの組み合わせを切り替えて使用することにより、漏油、さび、膜厚について測定する例を示す。
図3は本実施例に係る絶縁材の非破壊診断装置を示すブロック図であり、図5は漏油、腐食(さび、塗膜枯れ)判定のための演算のフローチャートを示す。
図3における非破壊診断装置は、少なくとも被測定物の画像情報を取り込むレンズ2と、第1のフィルター3と、第2のフィルター4と、画像入力装置5と、光量測定部6と、演算部7と、マスターカーブ記憶部8とを有している。図3においてはフィルターを2つしか示していないが、前述のように1つのディスクに5つのフィルターを備えていてもよい。
本実施例において、分光手段である第1のフィルター3は中心波長405nm、半値幅10nm、透過率60%のバンドパスフィルターである。また第2のフィルター4は波長670nm、半値幅60nm、透過率80%のバンドパスフィルターである。
各波長における被測定物1の吸光度(A405,A670)の測定方法を以下に示す。なおここで二次元(画像)情報とは平面の広がりとして把握される情報をいい、具体的には縦横の座標位置に対応して所定の値(輝度値、吸光度等)を有する情報をいう。
まずレンズ1を介して第1のフィルター3からの被測定物1の画像を画像入力装置5で取り込み、濃淡の二次元画像情報として光量測定部6に出力する。光量測定部6は入力された濃淡の二次元画像情報は劣化診断の最小単位である画素毎の輝度値に変換し、演算部7にその結果を出力する。演算部7は予め求めてある基準輝度値(I)に基づいて各画素の吸光度を算出し、波長405nmにおける二次元の吸光度分布として記憶する。
ここで、基準輝度値(I)とは、測定開始前にコピー用紙(白紙)等を用いて波長毎に測定し、演算部7にプリセットされている値である。また同様に第2のフィルター4からの被測定物1の二次元画像情報を画像入力装置5で取り込み、光量測定部6に入力し、波長670nmにおける二次元の吸光度分布を演算手段である演算部7に記憶する。
そして演算部7は、演算部7にて2波長間の吸光度差を算出し、その分布を画素毎に記憶するとともに、絶縁油の蛍光強度と吸光度差との関係(マスターカーブ)が予め記憶された記憶部8から漏油のしきい値が記憶されているマスターカーブを呼び出し、このマスターカーブと測定した被測定物の吸光度差とを画素毎に比較演算して絶縁油による蛍光発生の有無を判定し、結果を表示部9に表示する。
図7は、石に付着させた絶縁油の蛍光を、430nmのフィルター(比較例)と狭帯域405nmフィルターを用いて観察した例を示すもので、比較例の場合は、絶縁油の存在が明確に表示されずしかも試料の左側にあるようなノイズが多く見られる。これに対し狭帯域フィルターを用いたときは絶縁油の存在が明確であり、かつノイズが見られない。
次に同様の装置によりさびの検知を行う例を示す。塗装した鋼板に油性インキで十字のマークを施したテストピース(新品、さびさせたもので、さび上に再塗装したもの、ベンガラを下地に塗装したもの3種類)を用いて、845nmと1300nmのフィルターの二次元吸光度差を測定した。その結果、油性インキは画像として現れず、新品の場合、さびを示す画像は表示されず、再塗装したさびの形状が明確に表示され、ベンガラを下塗りしたものは、ベンガラの酸化鉄が全面に明確に表示された。
次に、同様の装置により、膜厚の検知を行う例を示す。図6において、1は上塗り1回(平均)、2は上塗り2回(平均)、3は上塗り3回(平均)の膜厚と、反射吸光度の関係を示す。フィルタは1300nmと1850nmのものを用いた。このデータから、膜厚が薄いほど反射吸光度差が大きくなることがわかる。
上述の診断に用いた診断アルゴリズムの概要は以下の通りである。
(1)表示色の設定(6色:赤、ピンク、黄緑、緑、青、白)
ただし、上記の表示色のしきい値は任意に設定可能である。
(2)撮影画像入力(3種;通常画像(対象確認用)、波長λ1画像、波長λ2画像)
ここで、各検知技術に対する波長λ1、λ2は表1に示すとおりである。
Figure 2008116389
(3)診断範囲設定(最大サイズ:1024×768ピクセル)
(4)画像処理
i.輝度変換:{波長λ1輝度(Iλ1),波長λ2輝度(Iλ2)}
ii.吸光度差(ΔAr)の算出[ΔAr=−{log(Iλ1)−log(Iλ2)}]
iii.二次元画像表示(色表示)
図4は他の実施例による可搬型非破壊漏油腐食診断装置のブロック図で、撮像装置(デジタルカメラなど)10、表示部15を持つ入力装置(パーソナルコンピュータなど)13、入力装置の電源(バッテリなど)14、5種のフィルターを有するフィルター機構11、光源16及び可視光をカットするフィルター17を備える。入力装置13はフィルター機構11の駆動機構12及びカメラ10を備える。入力装置13、電源14、撮像装置10及びフィルター機構11は1つのセットとして、光源16とフィルター17とともに作業者が携帯することができる。
太陽光の下でのブラックライト照射時の反射分光スペクトル図。 塗膜厚さを変えたテストピース(さび無し)の反射分光スペクトル図。 本発明の実施例による非破壊漏油、腐食診断装置の一例を示すブロック図。 本発明の他の実施例による可搬型非破壊漏油腐食診断装置を示すブロック図。 漏油、腐食判定のための演算のフローチャート。 膜厚と反射吸光度差との関係を示すマスターカーブ図。 凸凹石に付着した絶縁油の検知実施例による画像診断写真。
符号の説明
1…被測定物、2…レンズ、3…第1フィルター、4…第2フィルター、5…画像入力装置、6…光量測定部、7…演算部、8…マスターカーブ記憶部、9…表示部。

Claims (8)

  1. 中心波長の異なる5種のフィルターと、
    該フィルターを通じて取り込まれる波長390nmから波長2000nmまでの光を二次元の画像情報として出力する画像入力装置と、
    前記二次元の画像情報に基づいて二次元の吸光度分布を算出する光量測定部と、
    被測定物のマスターカーブを記憶する記憶部と、
    前記マスターカーブと前記二次元の吸光度分布とに基づいて二次元の吸光度差もしくは二次元の吸光度比を算出する演算部と、
    算出された前記吸光度差もしくは前記吸光度比に基づいて診断結果の表示を行う表示部と、
    370nm±10nmに発光ピークを有する放電管方式の光源部と、
    を有することを特徴とする電気機器の非破壊漏油腐食診断装置。
  2. 前記被測定物の画像を撮像する撮像装置と、前記撮像装置を駆動する駆動機構と、前記駆動機構を制御する携帯型計算機とを備えることを特徴とする請求項1記載の電気機器の非破壊漏油腐食診断装置。
  3. 前記5種のフィルターの中心波長は、それぞれ405nm、670nm、845nm、1300nm及び1850nmであることを特徴とする請求項1または2記載の電気機器の非破壊漏油腐食診断装置。
  4. 前記5種のフィルターを前記画像入力装置の光軸上に駆動する機構を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気機器の非破壊漏油腐食診断装置。
  5. 前記二次元の吸光度差もしくは二次元の吸光度比は、中心波長405nmのフィルターと中心波長670nmのフィルター、中心波長845nmのフィルターと中心波長1300nmのフィルター、及び中心波長1300nmのフィルターと中心波長1850nmのフィルターの組み合わせで求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気機器の非破壊漏油腐食診断装置。
  6. 前記光源部に380nm以上の波長の光をカットするフィルターを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電気機器の非破壊漏油腐食診断装置。
  7. 前記表示部の表示は漏油腐食進行の評価の表示であり、前記漏油腐食の進行に応じて表示色を変化させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電気機器の非破壊漏油腐食診断装置。
  8. 前記二次元の画像情報は非圧縮のファイル形式であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電気機器の非破壊漏油腐食診断装置。
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