JP2008115986A - 緩衝器 - Google Patents

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栄治 上原
Naotoshi Mori
直利 森
Takashi Ito
伊藤  隆
Hideki Yamagata
英城 山形
Norihiro Tsuchida
典裕 土田
Takashi Sasaki
隆 佐々木
Yoshihiro Suda
義大 須田
Yasuhiro Kawamoto
康裕 川元
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    • B60G2202/10Type of spring
    • B60G2202/15Fluid spring
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    • B60G2202/1524Pneumatic spring with two air springs per wheel, arranged before and after the wheel axis

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Abstract

【課題】車両の燃費を悪化させることなく、従動輪をリフトさせるとともに貨物積載作業時における車両姿勢を安定させることができる緩衝器を提供することである。
【解決手段】直線運動を回転運動に変換する運動変換機構Hと、上記回転運動が伝達されるモータMを備えた緩衝器において、伸縮を阻止するロック機構Lを備えたので、油圧ポンプ等の油圧源を必要とせずに従動輪をリフトすることができるので、車両の燃費を悪化させることがなく、また、従動輪をリフトせずに設置させる場合には上述の減衰機能を発揮して従動輪のリフトと緩衝器としての二つの機能を備えているので、従動輪をリフトさせるためだけの特別な装置を必要とせず非常に効率的となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、緩衝器の改良に関する。
大型の貨物運搬用車両では、貨物積載時に一輪あたりの輪荷重が大きくなるため、また、直進走行安定性を向上させるため、駆動輪と操舵輪の他に従動輪を備えることがある。
このような貨物運搬車両は、積載重量が軽い状態では、一輪あたりの輪荷重が小さくなり、駆動輪におけるトランクションを得難くなって、充分な駆動力を得ることができない場合があり、また、常に全ての車輪が接地しているため、路面との摩擦抵抗が大きく、燃料消費が激しくなってしまう。
そこで、そのような不具合を改善するために、上記従動輪と車体フレームとの間に介装した油圧緩衝器に油圧ポンプから圧油を供給して油圧緩衝器に油圧アクチュエータとしての機能を持たせて、従動輪を油圧緩衝器で車体フレーム側へ引き寄せて路面からリフトするもの(たとえば、特許文献1参照)が知られている。
また、この油圧緩衝器にあっては、従動輪をリフトした状態に維持することができるように油圧緩衝器をロックして伸縮不能とすることができ、車両へ貨物を積載する作業時には、油圧緩衝器をロックすることによって従動輪を車体に対して移動不能な状態に維持して車高を変動させないようにすることが可能である。
特開2003−170720号公報(図1)
上記のような提案によれば、油圧緩衝器自体に油圧アクチュエータとしての機能を持たせているので、従動輪をリフトおよびロックさせるためのみの機構を別途設ける必要がないので有用であるが、油圧ポンプを油圧緩衝器の他に油圧パワーステアリング装置の駆動にも使用し、分流弁を介して圧油を油圧緩衝器に供給していることから、油圧緩衝器を駆動しないにも拘わらず定常的に油圧回路における圧力損失が発生するので、燃費を悪化させてしまう恐れがあり、装置が大掛かりとなってしまう。
これを嫌って、別途従動輪をリフトおよびロックさせるためだけの装置を搭載するのでは、効率的でなく、コスト増となってしまう。
そこで、本発明は上記した不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、車両の燃費を悪化させることなく、従動輪をリフトさせるとともに貨物積載作業時における車両姿勢を安定させることができる緩衝器を提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、直線運動を回転運動に変換する運動変換機構と、上記回転運動が伝達されるモータを備えた緩衝器において、伸縮を阻止するロック機構を備えた。
本発明によれば、油圧ポンプ等の油圧源を必要とせずに従動輪をリフトすることができるので、車両の燃費を悪化させることがなく、また、従動輪をリフトせずに設置させる場合には上述の減衰機能を発揮して従動輪のリフトと緩衝器としての二つの機能を備えているので、従動輪をリフトさせるためだけの特別な装置を必要とせず非常に効率的となる。
そして、従動輪をリフトし、その状態を維持可能であるから、積載重量が軽い場合にも駆動輪におけるトランクションを得ることができ、車両の走行性能の悪化を防止して、走破性を向上させることが可能である。
さらに、従動輪を路面に設置した状態で、ロック機構を作動させて緩衝器の伸縮を阻止することもできるので、車両へ貨物等の重量物を積載する際に、車両姿勢を安定させることができ、積載作業の安全性を確保することも可能である。
以下、本発明を図に基づき説明する。図1は、一実施の形態における緩衝器の縦断面図である。図2は、車両の側面図である。図3は、ロック機構を概念的に示す図である。図4は、車両の従動輪のサスペンション部分の側面図である。図5は、従動輪をリフトした状態を示す図である。
図1に示すように、一実施の形態における緩衝器Dは、伸縮運動を回転運動に変換する運動変換機構Hと、上記回転運動が伝達される二つのモータMと、伸縮を阻止するロック機構Lとを備えて構成され、この実施の形態の場合、運動変換機構Hは、回転運動を呈する回転部材たる螺子軸3と、この螺子軸3に回転自在に螺着され直線運動を呈する直動部材たるボール螺子ナット4とで構成された送り螺子機構とされている。
そして、この緩衝器Dが適用される車両は、図2に示すように、車体フレーム23と、進行方向に沿って順に配置されて車体フレーム23に懸架される操舵輪20、従動輪21および駆動輪22とを備えおり、本発明の緩衝器Dは、従動輪21と車体フレーム23との間に介装される。すなわち、この場合、車両は、前1軸と後2軸とを備え、後2軸のうち前側の軸が駆動軸とされている。なお、本発明は後2軸以外にも3軸以上の車両に適用することも可能である。
以下、詳細に説明すると、図1に示すように、螺子軸3は、その上端がモータMのケース11を保持するハウジング5にベアリング6を介して回転自在に保持されるととともに、ベアリング6より下方側にボール螺子ナット4が螺着されている。
また、ハウジング5は、筒部5aと、筒部5aの上端に設けられた中空な歯車ケース5bとを備えて構成され、筒部5a内と歯車ケース5b内は連通され、この筒部5aの上端内周に上記したベアリング6が固定され、また、歯車ケース5b内には、筒部5a内に挿入される螺子軸3の連結される歯車12と、歯車12の図1中左右両側に配置されてそれぞれ歯車12に噛み合う歯車13,13が収容されている。
そして、歯車ケース5bの筒部5aを挟んで両端側下部にモータMのケース11が固定されるとともに、モータMのシャフト10の歯車ケース5b内への挿入が許容されるモータ保持孔5c,5cが設けられ、このモータ保持孔5c,5cにモータMのケース11が圧入等されて固定され、さらに、モータMのシャフト10の先端となる図1中上端は歯車13に連結され、モータMを駆動することで歯車13を駆動することができるようになっている。換言すれば、螺子軸3の回転運動は、歯車12,13,13で構成される歯車機構を介してモータMのシャフト10に伝達されるようになっている。
さらに、ボール螺子ナット4は、内筒2の図1中上端内周に固定されており、この内筒2の下端は閉塞され、その閉塞された下端には取付軸7が設けられている。なお、内筒2の上端外周に筒部5aの内周に摺接するスライドベアリング15が取付けられ、筒部5aの下端内周にも内筒2の外周に摺接するスライドベアリング16が取付けられており、筒部5aに対する内筒2の軸ぶれが防止され、螺子軸3に対してボール螺子ナット4が偏心してしまうことが防止されて緩衝器Dの円滑な伸縮が保証されている。
さらに、図1中、筒部5aの最下端には、内筒2の外周に摺接するダストシール17を保持する筒状のホルダ18が設けられており、このダストシール17によって、ハウジング5内および内筒2内への雨水、埃や塵の浸入が防止される。したがって、運動変換機構HおよびモータMは、埃や雨水から保護されるので、緩衝器Dの円滑な伸縮が保証され、緩衝器Dの実用性が向上する。
この取付軸7は、図1中上から順に二つの環状の防振ゴム7aおよびストッパ7b内に挿入され、これら防振ゴム7a,7aおよびストッパ7bは、ストッパ7bより下方から取付軸7に螺着されるナット7cによって取付軸7に固定される。
さらに、ハウジング5の歯車ケース5bの上端には、環状取付部8が設けられており、この環状取付部8内には、環状の防振ゴム8aが挿入固定されている。
つづき、各モータMは、図1に示すように、ケース11と、上記シャフト10と、シャフト10の外周に取付けた図示しない磁石と、ケース11の内周であって上記磁石と対向するように取付けた図示しない巻線とを備え、いわゆるブラシレスモータとして構成されている。
なお、磁石は、環状に成形されており、N極とS極が円周に沿って交互に現れる分割磁極パターンを有しているが、複数の磁石を接着等して環状となるように形成してもよい。
また、モータMは、シャフト10の回転トルクを制御可能なように図示しない制御装置および外部電源に接続されており、所望のトルクを発生させることができるようになっている。
このように構成された緩衝器Dは、伸縮するとき、この運動変換機構Hによりボール螺子ナット4の上下方向の直線運動が螺子軸3の回転運動に変換され、上記回転運動が歯車12,13,13で構成される歯車機構を介して各モータMのシャフト10に伝達される。
そして、当該モータMを積極的に駆動するか、あるいは積極的に駆動せずともシャフト10の回転によって生じる誘導起電力によって、モータMにシャフト10の回転を抑制するトルクを発生せしめて、このトルクをボール螺子ナット4の直線運動を抑制する減衰力として利用し、上記緩衝器Dの伸縮を抑制することができる。また、モータMを積極的に駆動して緩衝器Dをアクチュエータとしても機能させることによってアクティブサスペンションとして機能させることも可能である。
また、本実施の形態の緩衝器Dにおいては、歯車機構を介してモータMのシャフト10の回転速度を減速して螺子軸3に伝達することができるので、大きな減衰力を得られるとともに、モータMを駆動する場合には、緩衝器Dに大きな推力を発生させることができる。
さらに、本実施の形態の緩衝器Dにおいては、モータMを二つ設けているので、この点でも大きな減衰力を発生できるとともに緩衝器Dに大きな推力を発生させることができ、モータMのいずれかに支障があっても、減衰力を発生できないという事態を回避することができる。
そしてさらに、モータMを二つ用い、さらに、減速機として機能する歯車機構を備えているので、個々のモータMを小型化できるという利点がある。
なお、本実施の形態においてはモータMをブラシレスモータとしているが、電磁力発生源として使用可能であれば、様々なモータ、たとえば直流モータや交流モータ、誘導モータ等が使用可能である。
転じて、ロック機構Lは、図3に示すように、歯車ケース5b内に収容され、歯車12に噛み合う歯30を備えた噛合部材31で歯車12を図3中上下から挟み込んで回転部材である螺子軸3の回転を阻止して、緩衝器Dの伸縮を阻止できるようになっている。
詳しくは、各噛合部材31は、歯車12の側面に対向させてあり、図示しない移動手段によって、図3中破線で示すように、各噛合部材31,31を歯車12方向へ移動させて、歯車12に各噛合部材31の歯30を噛み合せて歯車12を回転不能とするロックポジションと、図3中実線で示すように、歯車12から各噛合部材31を遠ざけて歯車12を自由に回転させるフリーポジションとをとることができ、緩衝器Dの伸縮の可不可を選択することができるようになっている。
なお、移動手段としては、電磁クラッチ、電磁ブレーキ等を使用することが可能であり、詳しくは図示しないが、具体的にたとえば、バネと電磁石と噛合部材31に設けた磁性体とを備え、バネで噛合部材31を歯車12から遠ざける方向に附勢して電磁石非通電時には歯車12から噛合部材31を遠ざけ、逆に電磁石に通電し噛合部材31を吸引することにより噛合部材31の歯30を歯車12に噛み合せて歯車12の回転を阻止するようにするか、バネで噛合部材31を歯車12に近づける方向に附勢して電磁石非通電時には噛合部材31の歯30を歯車12に噛み合せて歯車12の回転を阻止するようにし、逆に電磁石に通電し噛合部材31を吸引することにより歯車12から噛合部材31を遠ざけるようにすればよい。
さらに、上記した以外にも、移動手段としては、噛合部材31を歯車12に遠近させるような手段を採用することが可能である。
また、本実施の形態においては、噛合部材31で歯車12の回転を阻止して緩衝器Dの伸縮を阻止するようにしているが、歯車13の回転を阻止するようにしてもよく、さらに、二つの噛合部材31で歯車12を両側から挟みこむようにして歯車12の回転阻止を確実なものとしているが、一つの噛合部材31を歯車12へ押し当てて歯車12の回転を阻止することができるのであれば、一つの噛合部材31のみを設けるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、ロック機構Lは、噛合部材31を備えて構成されているが、噛合部材31に代えて、螺子軸3の外周や、歯車12,13の図1中上端等に摩擦盤を押し当てることによって緩衝器Dの伸縮を阻止してもよいし、また、ハウジング5の筒部5aの下端に内筒2の外周形状に沿う摩擦盤を備えた電磁ブレーキを設けて、この電磁ブレーキで緩衝器Dの伸縮を阻止するようにしてもよいし、さらには、たとえば、歯車12あるいは歯車13の図1中上方に孔を開けておき、この孔にモータM以外に別途設けたモータで歯車ケース5bの上部の壁に螺着されたボルトを送りねじ機構の要領で回転せしめて孔にボルトを抜き差しすることで、歯車12あるいは歯車13の回転の阻止と許容を可能とするようなロック機構を採用することも可能である。
つづいて、上記緩衝器Dを車体フレーム23と従動輪21との間に介装するには、以下のようにする。まず、緩衝器Dの上端を車体フレーム23に連結するには、図4に示すように、車体フレーム23の側部に設けた軸23aを、緩衝器Dの上端に設けられた環状取付部8の内周に取付けられた防振ゴム8a内に挿入し、上記環状取付部8を車体フレーム23に連結するようにする。
他方、緩衝器Dの下端側にあっては、内筒2の下端の取付軸7を、従動軸26を保持するアーム24の中央部に設けたプレート24aの孔(符示せず)に挿入し、このプレート24aを上記した防振ゴム7a,7aで挟持することでアーム24に連結する。
また、従動軸26は、その両端に従動輪21が回転自在に取付けられており、従動輪21より内側となる両端のそれぞれが、アーム24の中央部に連結され、さらに、上記アーム24の両端と車体フレーム23との間には、それぞれ、エアバネ27,27が介装されている。なお、従動軸26自体は、回転することがなく、従動軸26は、従動輪21を回転自在に保持しているのみである。
このように、緩衝器Dをアーム24と車体フレーム23との間に介装することで、緩衝器Dを従動輪21と車体フレーム23との間に介装することができ、上述の減衰機能によって、従動輪21に路面から入力される振動が車体フレーム23へ伝達されてしまうことを効果的に防止することができる。
そして、この緩衝器Dは、二つのモータMの一方または両方を駆動することによってアクチュエータとしても機能することから、図5に示すように、従動輪21を車体フレーム23側へ引き寄せ、路面からリフトさせることができ、この従動輪21のリフトを緩衝器D単体で行うことが可能である。
緩衝器Dで従動輪21をリフトした後は、ロック機構Lを動作させてロック機構Lで緩衝器Dの伸縮を阻止することができ、従動輪21をリフトした状態に維持することが可能である。
したがって、この緩衝器Dは、油圧ポンプ等の油圧源を必要とせずに従動輪21をリフトすることができるので、車両の燃費を悪化させることがなく、また、従動輪21をリフトせずに設置させる場合には上述の減衰機能を発揮して従動輪21のリフトと緩衝器としての二つの機能を備えているので、従動輪21をリフトさせるためだけの特別な装置を必要とせず非常に効率的となる。
そして、従動輪21をリフトし、その状態を維持可能であるから、積載重量が軽い場合にも駆動輪におけるトランクションを得ることができ、車両の走行性能の悪化を防止して、走破性を向上させることが可能である。
さらに、この実施の形態の場合、従動輪21を支持する従動軸26が連結されるアーム24と車体フレーム23との間に介装される懸架バネはエアバネ27,27とされているので、緩衝器Dで従動輪21をリフトする際には、エアバネ27,27内の圧力を減圧してバネ反力を低減することができるので、緩衝器Dによる従動輪21の引き上げに必要となる推力を小さくすることができ、消費電力を少なくすることができる。
また、この緩衝器Dにあっては、ロック機構Lを備えているので、従動軸21をリフトするまでは、モータMへ通電する必要があるが、その後はモータMへ通電する必要がないので、モータM内の巻線に供給すべき電流量も少なくてすむことになり、その結果、巻線の発熱を抑制できるで、巻線の焼損を防止することができ、また、磁石の不可逆減磁を防止することができ、緩衝器Dの性能の維持が可能となる。
さらに、従動輪21を路面に設置した状態で、ロック機構Lを作動させて緩衝器Dの伸縮を阻止することもできるので、車両へ貨物等の重量物を積載する際に、車両姿勢を安定させることができ、積載作業の安全性を確保することも可能である。
加えて、車両へ貨物等を積載する作業時において、フォークリフトが車両の荷台上を移動するような場合があっても、車軸にかかる荷重変動に伴って車高の変動を防止でき、該積載作業の効率および安全性を向上することが可能である。
また、車両の元々の車軸数にもよるが、従動輪21をリフトすることで、高速料金区分において特大車として区分される車両を、大型車として取り扱われるようにすることができ、空荷時の高速料金を削減することができる利点もある。
なお、本実施の形態においては、運動変換機構Hがボール螺子ナットと螺子軸とで構成されているが、これを他の構成、たとえば、ラックアンドピニオンで構成されてもよく、この場合には、ロック機構Lはピニオンギアの回転を阻止しえるものを採用すればよい。また、ボール螺子ナットを単なるナットに置き換えるとしてもよい。さらに、上記した実施の形態においては、螺子軸3を回転部材としているが、回転部材をボール螺子ナット4として、螺子軸3を直動部材とし、ボール螺子ナット4を直接にあるいは歯車機構や摩擦車機構を介してモータMのシャフト10に連繋させるようにしてもよい。
またさらに、一つのモータMのみを緩衝器Dの減衰力発生源とする場合には、螺子軸3やボール螺子ナット4を直接にシャフト10に連結するようにしてもよく、このような場合には、本実施の形態に示したロック機構Lを採用する場合、螺子軸3あるいはボール螺子ナット4に歯車を取付けておくようにすればよい。
そしてさらに、本実施の形態においては、モータMを二つ用いているが、ロック機構Lとの兼ね合いにもよるが、歯車12に噛み合う歯車を増やして、モータMを二つ以上用いるようにしてもよい。
また、上記したところでは、緩衝器Dを従動輪21と車体フレーム23との間にのみ介装しているが、操舵輪20や駆動輪22と車体フレーム23との間に介装しても緩衝器としての機能は、失われることはないことは当然である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
一実施の形態における緩衝器の縦断面図である。 車両の側面図である。 ロック機構を概念的に示す図である。 車両の従動輪のサスペンション部分の側面図である。 従動輪をリフトした状態を示す図である。
符号の説明
2 外筒
3 回転部材たる螺子軸
4 直動部材たるボール螺子ナット
5 ハウジング
5a 筒部
5b 歯車ケース
5c モータ保持孔
6 ベアリング
7 取付軸
7a,8a 防振ゴム
7b ストッパ
7c ナット
8 環状取付部
10 シャフト
11 ケース
12,13 歯車
15,16 スライドベアリング
17 ダストシール
18 ホルダ
20 操舵輪
21 従動輪
22 駆動輪
23 車体フレーム
23a 軸
24 アーム
26 従動軸
24a プレート
27 エアバネ
30 歯
31 噛合部材
D 緩衝器
H 運動変換機構
L ロック機構
M モータ

Claims (5)

  1. 直線運動を回転運動に変換する運動変換機構と、上記回転運動が伝達されるモータを備えた緩衝器において、伸縮を阻止するロック機構を備えたことを特徴とする緩衝器。
  2. 進行方向に沿って配置される操舵輪と一つ以上の従動輪と駆動輪とを備えた車両の車体フレームと少なくとも一つの従動輪との間に介装され、ロック機構は該従動輪を車体側へリフトさせた状態で伸縮を阻止することを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 従動輪と車体フレームとの間にエアバネに並列して介装されることを特徴とする請求項2に記載の緩衝器。
  4. 運動変換機構は、直線運動を呈する直動部材と、直動部材の直線運動によって回転運動を呈する回転部材とを備え、ロック機構は、回転部材の回転運動を阻止することによって伸縮を阻止することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の緩衝器。
  5. 回転部材の回転運動は歯車機構を介してモータに伝達されるとともに、ロック機構は、歯車機構中の任意の歯車に噛み合うことによって回転部材の回転運動を阻止する噛合部材を備えたことを特徴とする特徴とする請求項4に記載の緩衝器。
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