JP2008113887A - 遊技機及び遊技機情報出力システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ホールに既存の通信装置や配線設備等の大幅な変更・増設を伴わずに、遊技機がホールコンピュータへ外部出力する情報の追加・増量を容易に行えるようにする。
【解決手段】スロットマシン(1)からホールコンピュータ(900)へ出力する情報の追加増設をする際に、外部集中端子板(200)のデータバスライン(CD)に拡張情報増設基板(300)を介設する。スロットマシンのパルス変調手段(101)は、追加すべき情報につきシリアルのデータパルスを生成し、既存のデータバスライン(パラレル)の一部を使って拡張情報増設基板へ送信する。パルス復調回路(301)は、このデータパルスをパラレルデータに変換し、拡張データライン(ED1〜ED4)を介してホールコンピュータ(900)へ出力する。これにより、ホールコンピュータへの出力情報の追加・増量を容易にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばメダルの投入・払い出し情報や得点増加装置の作動の有無などの複数種類の情報を外部の情報管理装置へ出力可能な遊技機、及び遊技機を含む遊技機情報出力システムに関する。
通常、スロットマシンやパチンコなどの遊技機を多数設置するホール(遊技店舗)では、営業上の管理を効率良く行うためにホールコンピュータと呼ばれる情報管理装置が設けられている。ホールコンピュータは、複数の遊技機をオンラインで接続し、それぞれの遊技機における各種遊技情報を集中して管理している。
具体的には、遊技者がゲームを開始する際に投入したメダルの投入情報や入賞などで払い出されたメダルの払出情報などをホールコンピュータへ出力することで、各遊技機の1日のメダルの収支(差玉)に基づく売上げが集中管理されている。また、遊技機の例えば図柄変動装置を構成するリールの駆動パルス信号がホールコンピュータに出力され、これに基づきホール内の遊技機の稼働状態がリアルタイムに把握されている。更には、ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)などの得点増加装置(大当たり)の当選状態、またチャレンジタイム(CT)やリプレイ(RP)などの特別遊技の作動の有無をホールコンピュータが集中管理することで、遊技者に対してはこれらの情報を集計した大当たり回数等の履歴をデータカウンタに表示するなど、ゲームに有用な情報やサービスの提供をも可能としている。
従来の遊技機は、それぞれの筐体内に設けられている「外部集中端子板」と呼ばれる外部インターフェース基板を介してパラレルの複数の信号線でホールコンピュータと接続されている。すなわち、外部集中端子板は、上述の遊技情報の種類ごとに予め対応付けられている信号線に対しスイッチ出力(またはコンパレータ出力)することで、2値の各情報をホールコンピュータへ送信している。
ところで、近年、例えば設定変更に関する情報や扉開放に関する情報などの遊技機情報に基づく不正防止対策が有効であるとの知見から、従来の遊技情報に加えてかかる遊技機情報をもホールコンピュータへ出力したいとの要請が高まってきている。しかし、従来の遊技機においては、上述したように各情報をパラレルの信号線で出力しているため、ホールコンピュータへ出力する情報量を増やすには、送信側(遊技機)及び受信側(ホールコンピュータ)双方における通信装置の仕様変更、及びホールに敷設されている信号配線を増設するなど、既存の設備の大幅な変更・工事が必要とされ、またコスト的な問題が指摘されていた。
本発明は、こうした従来の課題を解決するためになされたものであり、既存の通信装置や配線設備等の大幅な変更・増設を伴うことなく、外部出力する情報の追加・増量を容易にまたはローコストで行えるようにした遊技機及び遊技機情報出力システムを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、複数種類の情報を複数の信号線を介して外部の情報管理装置へ出力する遊技機であって、所定の変調方式でシリアルのデータパルス信号を生成し、既存の前記複数の信号線の一部を使って出力するパルス変調手段と、前記複数の信号線で送信される信号を中継して出力するとともに、前記所定の変調方式でシリアル変調された前記データパルス信号に基づいて複数のデータ信号に変換して出力するパルス復調手段を有する情報増設基板と、を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によれば、外部の情報管理装置へ出力すべきデータ情報をパルス変調手段が所定の変調方式でシリアルのデータパルス信号として生成し、既存の複数の信号線の一部を使って出力する。また、情報増設基板のパルス復調手段は、パルス変調手段が生成したデータパルス信号に基づいて複数のデータ信号に変換して情報管理装置へ出力する。このように、遊技機に既存の信号線の一部を使ってシリアルのデータパルス信号を出力するため、既存設備の大幅な変更を要することなく、外部出力する情報の追加・増量を容易にする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記所定の変調方式は、前記パルス変調手段がスイッチ出力する前記データパルス信号の開放(OFF)時間に基づいて情報の内容が定められるパルス幅変調方式であることを特徴とする。
請求項2に記載の遊技機によれば、データパルス信号の開放(OFF)時間に基づいて情報の内容が定められ、その反面、メイク(ON)時間を短縮できる等、消費電力を少なく抑えることができる。
請求項3に記載の発明は、遊技機の複数種類の情報を複数の信号線を介して外部の情報管理装置へ出力する遊技機情報出力システムであって、前記複数種類の情報を所定の変調方式でシリアルのデータパルス信号に変調し、既存の前記複数の信号線の一部を使って出力するパルス変調手段を有する遊技機と、前記複数の信号線で送信される信号を中継して前記情報管理装置へ出力するとともに、前記所定の変調方式でシリアル変調された前記データパルス信号に基づいて複数のデータ信号に変換するパルス復調手段を有する情報増設基板と、を備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の遊技機情報出力システムによれば、遊技機に備えられるパルス変調手段は、所定の変調方式でシリアルのデータパルス信号として生成し、既存の複数の信号線の一部を使って出力する。複数の信号線で送信される信号を中継するために設けられる情報増設基板は、パルス変調手段が生成したデータパルス信号に基づいてパルス復調手段が複数のデータ信号に変換して情報管理装置へ出力する。このように、遊技機に既存の信号線の一部を使ってシリアルのデータパルス信号を出力するため、既存設備の大幅な変更を要することなく、外部出力する情報の追加・増量を容易にする。また、外部出力する情報の追加・増量の必要に応じて情報増設基板を適宜に設置できるため、増設工事等に伴うコストを抑えることもできる。
本発明の遊技機又は遊技機情報出力システムによれば、既存の通信装置や配線設備等の大幅な変更・増設を伴うことなく、情報増設基板をオプション的に設置するのみで遊技機から外部出力する情報の追加・増量を容易にかつローコストで実現することができる。
以下、本発明に関わる遊技機の好適な実施形態としてスロットマシン1を説明する。ここで、図1はスロットマシン1の前面外観構造を表した正面図である。
図1を参照し、スロットマシン1の前扉3の前面に形成されるフロントマスクは、上から上パネル部、中パネル部、下パネル部に概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。また、下パネル部の下方には、メダルを貯留するための受け皿が一体的に形成された硬質プラスチック製の成型品である受皿部材5が取り付けられている。
上パネル部には、高輝度の発光ダイオードを内蔵した上部ランプ6a及びコーナランプ6b、6c等の飾りランプが配置され、リーチや大当たり等の際に点灯または点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行っている。また、上パネル部の左右位置にはスピーカを内蔵する放音部7a、7bが設けられ、効果音や楽音等によるゲームの演出を行っている。更に、各放音部7a、7bに挟まれる中央位置には、液晶表示ユニット8がその画面を臨ませて、前扉3の背後から取り付けられている。
なお、液晶表示ユニット8は、ゲームの進行に応じて適宜選択される動画像を表示して当該ゲームにストーリー性を与えたり、また、ボーナスゲーム等の大当たりの際には、よりダイナミックな画像を表示して、遊技者に高配当の期待感を引き起こしたりする等の演出を効果的に行っている。
前扉3の略中段に設けられる中パネル部は、中央に大きく開口する外郭枠を備え、その開口を塞ぐようにアクリル製の板である中パネル9が背後から取り付けられている。中パネル9の略中央には、長方形の透明な表示窓9aが形成されている。なお、筐体内に設けられている円筒状の3個のリール10a、10b、10cは、この表示窓9aを透して遊技者に目視される。
すなわち、各リール10a、10b、10cの周面には、複数の異なる種類を含む例えば21個の図柄(図示略)がほぼ等間隔で配列され、各リールが停止したときに表示窓9aに臨む縦3個、横3個(合計9個)の図柄が、当該表示窓に変動表示される。そして、ゲームの開始に際し、スロットマシン1に例えば3枚のメダルが賭けられると、横方向の3図柄が揃うそれぞれ3つのラインに加え、表示窓9aの対角方向に3図柄が揃うそれぞれ斜め2つの合計5つのラインが、入賞判定の基準となる有効ラインとして当該ゲームに設定される。
中パネル9の下方には、前方に若干突出する卓状の操作卓11が形成されている。この操作卓11の右方部には、ゲームに賭けるメダルを投入するためのメダル投入部15が設けられている。また、操作卓11には、ベットボタン12と、スタートレバー13と、3個のストップボタン14a、14b、14c等の操作スイッチがそれぞれ所定の位置に配設されている。
ベットボタン12は、ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式のボタンスイッチであり、本実施形態では1回の押圧操作で3枚のメダルが賭けられる。スタートレバー13は、リール10a、10b、10cの回転開始を指示するためのレバースイッチであり、先端に球形の操作ノブを有するレバーを上下左右の何れかの方向に傾倒操作するとオン作動し、レバーから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ作動するように構成されている。ストップボタン14a、14b、14cは、各リール10a、10b、10cの回転停止を個別に指示するための押圧式のボタンスイッチであり、各リールの配列に対応してそれぞれ並設されている。
下パネル部は、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクターの絵柄(図示略)などが印刷されて表示される下パネル4と、その左右に設けられたサイドランプ4a、4bとを備えて構成されている。
前扉3の最下部に取り付けられる受皿部材5には、入賞等の際にメダルを受け皿へ払い出す開口であるメダル払出口16と、ゲームの進行に応じて演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する放音部17a、17bとがそれぞれ配設されている。
スロットマシン1は、筐体内に内蔵されている主制御基板100によりゲーム動作が制御されている。主制御基板100は、CPU、ROM、RWM(Read/Write Memory)、その他リール10a、10b、10cや後述する外部集中端子板200と通信接続するインターフェース回路等が搭載されたマイコンベースの制御回路基板から構成されている。
主制御基板100は、遊技者がメダル投入部15よるメダル投入を検知すると、クレジットを加算して内部貯留する。そして、ベットボタン12の押圧操作に応じて、クレジットから3枚のメダルをゲームに賭ける。
このゲーム開始の状態で、スタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板100はリール10a、10b、10cを一斉に回転させる。これと同時に乱数値に基づく抽選(内部抽選)を行って、有効ラインに引き込み停止可能な図柄の組み合せ、すなわち入賞役を内定し若しくはハズレを決定する。この内部抽選の結果は、内部抽選結果フラグ(RWM)に記憶される。
次に、主制御基板100は、ストップボタン14a、14b、14cの押圧操作に応じて、順次対応するリールを停止させる。そして、主制御基板100は、全てのリール10a、10b、10cが停止したのを検知した後、各リール10a、10b、10cが有効ラインに表示する図柄の組み合せと、内部抽選フラグで参照される内部当選した入賞役に係る図柄の組み合せとが一致するか否か判定し、何れかの有効ラインにおいて一致したとき当該入賞役が確定する。このとき、その確定した入賞役の種類に応じた枚数のメダルが遊技者に払い戻される。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って、表示窓9aに変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、内部抽選した組み合せで図柄を揃えることにより、入賞役が成立して賭けた以上のメダルを獲得し得るので、メダルを増やすという興趣を伴ったゲームを楽しむことができる。
スロットマシン1は、ホールの営業上の管理を効率良く行うために、情報管理装置としてのホールコンピュータ900とオンラインで接続されている。ホールコンピュータ900は、スロットマシン1を含む複数の遊技機と接続し、それぞれの遊技機における各種遊技情報を集中して管理している。
具体的な例を挙げると、従来、スロットマシン1は、遊技者がメダル投入部15にメダルを投入したメダルの投入情報、入賞などで払い出された(クレジットアップを含む)メダルの払出情報をホールコンピュータ900へ出力している。これらの情報に基づきホールコンピュータ900は、各スロットマシン1におけるメダルの収支及び売上げを集中管理することができる。また、スロットマシン1は、リール10a、10b、10cの駆動パルス信号をホールコンピュータ900へ出力している。これにより、ホール内の全てのスロットマシン1の稼働状態がリアルタイムに把握されている。また、ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)などの得点増加装置(大当たり)の当選状態、ないしはチャレンジタイム(CT)やリプレイ(RP)などの特別遊技の作動状態がホールコンピュータ900へ出力される。これにより、ホールコンピュータ900は、これらの当選情報を集計した大当たり回数等の履歴を島設備のデータカウンタに表示するなどして、遊技者に対しゲームに有用な情報やサービスの提供を行っている。
ここで、図2は、スロットマシン1が上述したゲーム情報及び本実施形態により新たに追加される遊技機本体に関連する情報を外部のホールコンピュータ900へ出力する情報出力手段の構成を表したブロック図である。図2に示されるように、スロットマシン1には、情報を外部へ出力するためのインターフェース基板として機能する外部集中端子板200が設けられている。主制御基板100とホールコンピュータ900とは、この外部集中端子板200を介して複数のパラレルの信号線(図2に示されるデータバスラインCDなど)で接続される。
また、各スロットマシン1には、拡張情報増設基板300がオプション的に設けられる。すなわち、拡張情報増設基板300は、外部集中端子板200からの既存のパラレルのデータバスラインCDに接続されて設けられ、そのデータラインの一部に含まれるシリアルデータを復調してパラレルデータに変換し、新たに増設された4bitの拡張データラインED1〜ED4に情報を出力している。この拡張情報増設基板300は、外部集中端子板200からのデータバスラインCDをスルーして標準データラインSD1〜SD8へ中継する内部データバスSD’と、データバスラインCDの一部である例えば第8番ピン信号(#8P)を分岐して入力するパルス復調回路(シリパラ変換回路)301と、パラレル変換された信号をスイッチ出力(接点)またはコンパレータ出力(ハイ・ロー電位)に変換する通信ドライブ回路302とを備えて構成されている。なお、この拡張情報増設基板300を、遊技島設備の一部として例えば島端BOX内に設けても良いし、ホール内の例えば各LANターミナルに付随してそれぞれ設けても良い。
ホールコンピュータ900は、不正対策を充実させるためにより詳しい遊技機情報を収集する場合など、必要に応じて取り付けられる拡張情報増設基板300を介して各スロットマシン1の外部集中端子板200と接続することで、既存のデータバスラインCDがスルーされた標準データラインSD1〜SD8に加え、増設された拡張データラインED1〜ED4の双方の信号を入力する。これにより、1台の遊技機につき従来よりも多種類の情報の収集が可能となる。
なお、上述の拡張データラインED1〜ED4を介して出力される情報としては、例えば出玉率の設定変更に関する情報、前扉3の開閉状態を示す情報、主電源の電断を知らせる情報などが挙げられる。ホールコンピュータ900は、これらの遊技機本体に関する情報(遊技機情報)を収集し、ゲーム状態をも参酌しながらこれら遊技機情報を分析することで、例えばゴト(不正)の発生を早期に判断することができる。この場合、不正行為に対して適切な対応措置を迅速にとることができ、ホールが被る損害を最小限に抑えることができる。
次に、拡張情報増設基板300に備えられるパルス復調回路301の具体的な構成と、それを用いた情報の出力方法について、実施例に基づいて更に詳細に説明する。
上述したようにスロットマシン1は、既存のデータバスラインCDを使用してパラレルの信号を外部に出力するとともに、データバスラインCDの例えば第8番ピン(#8P)を使ってシリアルデータを送信することで、情報量を増大させている。このシリアルデータは、主制御基板100に設けられるパルス変調手段101が送信すべき各遊技機情報のデータを所定の変調方式で変調したデータパルス信号列(以下「データパルス」という)により構成されている。
図3は、実施例1の変調方式に基づいてパルス変調回路101が生成するデータパルスの波形パターンを例示している。この変調方式は、パルス幅変調若しくは周波数変調方式の一種であり、基準となるクロックの周期(例えば20msec)に対し整数分周したパルス幅(またはパルス周期若しくは周波数)で情報が表現される。
図4は、この変調方式で変調され送信されたシリアルデータをパラレルデータに復調するためのパルス復調回路(非同期タイプ)301の一例を表したブロック図である。このパルス復調回路301は、外部集中端子板200から#8Pのデータラインで送信されたシリアルのデータパルスを受けて例えば立ち上がり(スイッチ出力開放)のエッジを検出するエッジ検出回路311と、データパルスのエッジ間すなわちパルス幅の時間を計測するタイマ回路312と、タイマ回路312による時間計測データをデコードするデコード回路313とを主に備えて構成されている。
すなわち、パルス復調回路301は、送信されてくるデータパルスのパルス幅に相当する開放(OFF)時間長を例えば4bitの2進数にデコードし、それぞれのビットに対応する拡張データラインED1〜ED4(図3参照)にデータを出力している。ホールコンピュータ900は、標準データラインSD1〜SD8及び拡張データラインED1〜ED4の各信号の状態を読み取ることで、それぞれに予め割り当てられている各情報を知得することができるように定められている。
上述したように、この実施例1の変調方式に基づく情報出力手段によれば、スロットマシン1に拡張情報増設基板300を設けることで、既存のデータバスラインCDをスルーした標準データラインSD1〜SD8に加え、拡張データラインED1〜ED4を介しても、ホールコンピュータ900へ情報を送信できる。このため、ホールに既存の通信装置や配線設備等を大幅に変更・増設することなく、各スロットマシン1がホールコンピュータ900へ出力する情報の種類・量を容易に増大させることができる。
また、拡張情報増設基板300に含まれるパルス復調回路301は、簡素化された回路構成で実現でき、また、データパルスの開放(OFF)時間に基づいてパラレルデータ(拡張データラインED1〜ED4)に変換するため、メイク(ON)時間を短縮できる等、通信に係る消費電力を少なく抑えることができる。また、緊急度の高い情報を含む状態を出力する場合には、この状態に対応する波形パターンをパルス長の短いものに設定することで、ホールコンピュータ900による情報の知得時間の遅れ等の弊害を回避することができる。
なお、この変調方式でシリアルデータを変換する拡張情報増設基板300は、例えば図5に示される構成の同期タイプのパルス復調回路301’を含むものでもよい。このパルス復調回路301’は、データバスラインCDの例えば第8番ピン(#8P)を介して送信されるシリアルのデータパルスを入力してその立ち上がりエッジを検出するエッジ検出回路321と、例えば第7番ピン(#7P)を介して送信される一定のクロックパルスを入力してカウントするメモリカウンタ322と、メモリカウンタ322によるカウント値を4bitの2進数にデコードするデコード回路323とを主に備えて構成されている。
この場合、パルス復調回路301’は、#8Pで送信されてくるデータパルスのパルス幅を、#7Pで送信されてくる同期信号であるクロックパルスの数をメモリカウンタ322がカウントすることで求め、そのカウント値に基づきデコードしたビットデータを各ビットに対応する拡張データラインED1〜ED4に出力している。
このパルス復調回路301’は、データパルスと同期したクロックパルス数に基づきデータを得るため、遊技機に求められる一方向のみのデータ送信であっても、送受信間のデータミス(送信エラー)を極力少なくすることができる。また、主制御基板100と同期をとることで、安全にデータを送信できる周波数帯域が広くなり、データ送信の高速化が図られる。これによっても、外部出力する情報量の増大を図ることができる。
次に、実施例2によるシリアルデータの送信例について説明する。ここで、図6は、この実施例2の主制御基板100のパルス変調回路101が生成するデータパルスの波形パターンを例示している。この変調方式によるデータパルスは、基準クロックの9クロックパルス長のデータ部と、2クロックパルス長のヘッダー部とから構成されている。更にデータ部は、4bitで構成される送信情報に係るデータの各bitの値をオンオフで示すパルスと、それらのパルス間に挿入される1クロックパルス長の同期用のパルスとを備えて構成されている。
図7は、かかる構成のデータパルスをパラレルデータに復調するためのパルス復調回路301”の一例を表したブロック図である。このパルス復調回路301”は、外部集中端子板200から#8Pのデータラインで送信されるシリアルのデータパルスを入力してそのヘッダー部を検出するヘッダー検出回路331と、ヘッダー検出回路331がヘッダー部を検出するのに同期して、所定周期の基準クロックを生成するクロック回路332と、クロック回路332が出力する基準クロックに同期して、送信されてくるデータパルスのデータ部から1bitずつデータをシフトさせながら取り込むシフトレジスタ333とを主に備えて構成されている。
すなわち、パルス復調回路301”は、送信されてくるデータパルスのヘッダー部に同期して、データ部から4bitのデータを抽出し、それぞれのbitに対応する拡張データラインED1〜ED4(図6参照)にデータを出力している。ホールコンピュータ900は、標準データラインSD1〜SD8及び拡張データラインED1〜ED4の各信号の状態を読み取ることで、それぞれに予め割り当てられている各情報を知得することができるように定められている。
この実施例2の情報出力手段によれば、シリアルのデータパルスを構成するデータ部にビットコードを展開しているので、そのビットの領域を拡張することで容易に情報の増量を図ることができる。また、ヘッダー部及び同期用のパルスに同期しながらデータを得るため、遊技機に求められる一方向のみのデータ送信であっても、送受信間のデータミス(送信エラー)を極力少なくすることができる。したがって、データ送信の高速化が図られ、ホールコンピュータ900による情報の知得時間も短縮化される。これに付随し、基準クロックのクロック周波数を上げることによっても、外部出力する情報量の増大を図ることができる。
本発明は、スロットマシンの他にパチンコを含む一般的な遊技機において広く応用され得る。
本発明に関わる遊技機の実施形態であるスロットマシンの正面図である。 スロットマシンが情報を外部出力する情報出力手段の実施形態を表すブロック図である。 実施例1の変調方式に基づくデータパルスの波形パターンを例示する図である。 実施例1の変調方式に基づくパルス復調回路の一例(非同期タイプ)を表すブロック図である。 実施例1の変調方式に基づくパルス復調回路の他の例(同期タイプ)を表すブロック図である。 実施例2の変調方式に基づくデータパルスの波形パターンを例示する図である。 実施例2の変調方式に基づくパルス復調回路の一例を表すブロック図である。
符号の説明
1…スロットマシン 3…前扉
4…下パネル 5…受皿部材
6a…上部ランプ 6b、6c…コーナランプ
7a、7b…放音部 8…液晶表示ユニット
9…中パネル 9a…表示窓
10a、10b、10c…リール 11…操作卓
12…ベットボタン 13…スタートレバー
14a、14b、14c…ストップボタン 15…メダル投入部
16…メダル払出口 17a、17b…放音部
100…主制御基板 101…パルス変調手段
200…外部集中端子板 300…拡張情報増設基板
301…パルス復調回路 302…通信ドライブ回路
311…エッジ検出回路 312…タイマ回路
313…デコード回路 321…エッジ検出回路
322…メモリカウンタ 323…デコード回路
331…ヘッダー検出回路 332…クロック回路
333…シフトレジスタ
CD…データバスライン ED1〜ED4…拡張データライン
SD1〜SD8…標準データライン

Claims (3)

  1. 複数種類の情報を複数の信号線を介して外部の情報管理装置へ出力する遊技機であって、
    所定の変調方式でシリアルのデータパルス信号を生成し、既存の前記複数の信号線の一部を使って出力するパルス変調手段と、
    前記複数の信号線で送信される信号を中継して出力するとともに、前記所定の変調方式でシリアル変調された前記データパルス信号に基づいて複数のデータ信号に変換するパルス復調手段を有する情報増設基板と、を備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記所定の変調方式は、前記パルス変調手段がスイッチ出力する前記データパルス信号の開放(OFF)時間に基づいて情報の内容が定められるパルス幅変調方式であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技機の複数種類の情報を複数の信号線を介して外部の情報管理装置へ出力する遊技機情報出力システムであって、
    前記複数種類の情報を所定の変調方式でシリアルのデータパルス信号に変調し、既存の前記複数の信号線の一部を使って出力するパルス変調手段を有する遊技機と、
    前記複数の信号線で送信される信号を中継して前記情報管理装置へ出力するとともに、前記所定の変調方式でシリアル変調された前記データパルス信号に基づいて複数のデータ信号に変換するパルス復調手段を有する情報増設基板と、を備えていることを特徴とする遊技機情報出力システム。
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