JP2008112037A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録紙への画像形成を実行するために定着処理用の熱を発生するのではないときに蓄電装置の電力を放電させる強制放電を、安全かつ迅速にできるようにすること。
【解決手段】画像形成装置に、商用電源の電力を蓄電する蓄電装置と、商用電源から電力を取得して発熱する第一発熱体、および予め前記蓄電装置に蓄電された電力を取得して発熱する第二発熱体とを備える定着装置と、前記定着装置を冷却する冷却手段と、ユーザからの操作指示が入力される操作指示入力手段と、前記操作指示入力手段に、前記蓄電装置に蓄電された電力を放電させる放電指示が入力された場合、前記定着装置で定着処理が行なわれないときに前記第二発熱体を発熱させて前記蓄電装置の電力を放電させ、かつ、当該放電時に前記冷却手段を稼動させる強制放電制御手段とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、商用電源の電力を蓄電する蓄電装置と、商用電源から電力を取得して定着処理用の熱を発生する第一発熱体、および予め前記蓄電装置に蓄電された電力を取得して定着処理用の熱を発生する第二発熱体とを備える定着装置とを備える画像形成装置に関する。
従来より、コピー機、プリンタ、ファックス、あるいはいわゆる複合機といった画像形成装置が用いられている。
画像形成装置には、商用電源の電力を蓄電する蓄電装置が設けられる。そして、定着装置に、商用電源から電力を取得して定着処理用の熱を発生する主発熱体、および蓄電装置に予め蓄電された電力を取得して、商用電源の定格電力に関わらずに、主発熱体と共に定着処理用の熱を発生させる補助発熱体とを設けることとし、定着装置の立ち上げ時や、印字開始時等に、主発熱体と共に補助発熱体を発熱させることにより、急速に大量の熱を発生させることができるようにしている。
ここで、蓄電装置を交換する時や、蓄電装置のメンテナンスをはじめとして画像形成装置のメンテナンスを行なう時、あるいは画像形成装置を運搬する時等には、できうる限り安全性を向上したく、蓄電装置を空の状態にしてこれらの作業を行ないたい。
そこで、画像形成装置においては、所定のユーザ入力が入力された場合に、定着処理用の熱を発生させるときではないにも拘わらず、補助発熱体を強制的に発熱させて、強制的に蓄電装置の電力を補助発熱体へ放電させる強制放電ができるようにしてある(特許文献1〜4)。
特許文献1〜3では、画像形成装置の主電源がオフされるときに、蓄電装置の残り蓄電電力を強制的に、第二発熱体や、放電専用の負荷へ放電させ、これにより、蓄電装置に溜まっていた電力を放電させて、蓄電装置を空にさせることを示している。また、特許文献4では、蓄電装置の放電スイッチをオフ状態に確実に固定させて画像形成装置の運搬等を安全にできるようにする技術を示している。そして、この特許文献4においても、スイッチをオフ状態に固定する際に、蓄電装置の残り電力を第二発熱体や専用の負荷へ強制放電させることが示してある。
特開2003−162184号公報 特開2004−286882号公報 特開2005−73468号公報 特開2004−303435号公報
しかしながら、かかる従来の特許文献1〜4記載の技術では、定着装置が定着処理に用いる熱を発生させる通常の発熱動作ではないときに無理に蓄電装置の電力を放電させるものである結果、安全に放電させることができなかったり、迅速に放電させることができなかったりしていた。定着装置において定着処理用に熱が発生される時には、蓄電装置が放電をして補助発熱体が発熱した熱は、定着処理に消費され、つまり、発熱体により発生された熱を記録紙へと伝えるローラが駆動されていて、発生された熱が速やかに記録紙や定着部材等へ拡散していくのに対して、主電源オフ時などに強制放電をさせるときには、かかる熱ローラが停止しており、容易に熱が補助発熱体等の狭い部位に溜まって、その部位を著しく高温にしてしまう。また、通常時には冷却ファン等の冷却手段も稼動されているが、強制放電時にはこれも停止している。
このため、従来技術では、蓄電装置から補助発熱体や、あるいは専用の負荷へと、十分に低い放電電圧でゆっくりと徐々に長い時間をかけて強制放電を行なわせなければならなかった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、記録紙への画像形成を実行するために定着処理用の熱を発生するのではないときに蓄電装置の電力を放電させる強制放電を、迅速に、かつ、更なる安全性を確保して行なえるようにすることを目的とする。
請求項1記載の発明は、商用電源の電力を蓄電する蓄電装置と、商用電源から電力を取得して発熱する第一発熱体、および予め前記蓄電装置に蓄電された電力を取得して発熱する第二発熱体とを備える定着装置と、前記定着装置を冷却する冷却手段と、ユーザからの操作指示が入力される操作指示入力手段と、前記操作指示入力手段に、前記蓄電装置に蓄電された電力を放電させる放電指示が入力された場合、前記定着装置で定着処理が行なわれないときに前記第二発熱体を発熱させて前記蓄電装置の電力を放電させ、かつ、当該放電時に前記冷却手段を稼動させる強制放電制御手段とを備える画像形成装置である。
この構成にすれば、操作指示入力手段に放電指示が入力されたときに、前記定着装置に定着処理が行なわれないときに前記第二発熱体が発熱されて前記蓄電装置の電力が強制放電される。このように、専用の負荷等ではなく、第二発熱体へ強制放電がされる。そして、かかる強制放電がされる時に、定着装置を冷却する冷却手段が稼動されて、強制放電を、迅速に、かつ、更なる安全性を確保して行なうことができる。
請求項2記載の発明は、前記定着装置を冷却する冷却ファンと、前記第一発熱体および第二発熱体により加熱されて記録紙のトナー像を加熱する、前記定着装置の定着ローラを駆動する駆動手段とを有し、前記冷却手段は、前記冷却ファンと前記駆動手段との少なくとも一方からなる請求項1記載の画像形成装置である。
この構成にすれば、たとえば、従来品により、冷却ファンや駆動手段が簡便に構成され、かかる冷却手段でも、この画像形成装置では、強制放電が、操作指示入力手段に放電指示が入力される主電源オン時にされるので、放電時に、冷却手段を稼動して定着装置を冷却して定着装置の熱を放熱をさせることができ、簡便に、迅速かつ安全性の高い強制放電をできる。
請求項3記載の発明は、前記蓄電装置が蓄電する残り電力を検知する蓄電量検知手段を備え、前記強制放電制御手段は、前記操作指示入力手段に前記放電指示が入力された場合に、前記蓄電装置の残り電力がないと前記蓄電量検出手段に検知されるまで前記第二発熱体を発熱させる請求項2記載の画像形成装置である。
この構成によれば、蓄電装置の残り電力が完全になくなるまで蓄電装置の電力を放電でき、放電後にメンテナンスや装置の運搬等をするに際しての、更なる安全性を実現できる。
請求項4記載の発明は、ユーザに報知を行なうユーザ報知手段を備え、前記強制放電制御手段は、前記操作指示入力手段に前記放電指示が入力されて前記第二発熱体を発熱させるうちに、前記蓄電装置に残り電力がないと前記蓄電量検出手段に検知されたときに、前記ユーザ報知手段に報知を行なわせる請求項2または3記載の画像形成装置である。
この構成によれば、蓄電装置の残り電力がないと蓄電量検知手段に検知されたことがユーザに報知できる。
請求項5記載の発明は、前記定着ローラの温度を検出する温度検出手段を有し、前記強制放電制御手段は、前記温度検出手段から検出温度を取得し、前記操作指示入力手段に前記放電指示が入力されて前記第二発熱体を発熱させるうちに当該検出温度が予め定められた許容温度に到達した場合に、前記第二発熱体の発熱を停止させることによって当該検出温度を当該許容温度以下にさせて、当該検出温度が当該許容温度以下になった後に、当該第二発熱体の発熱を再開させる請求項2〜4のいずれかに記載の画像形成装置である。
この構成によれば、定着ローラの温度として検出される検出温度が予め定められた許容温度を超えた場合には、第二発熱体の発熱が停止される一方で、この停止によって当該検出温度を当該許容温度以下になるようさせて当該検出温度が当該許容温度以下になった後に、当該第二発熱体の発熱が再開されるようにして、安全性を失わずに迅速に放電をさせることができる。
請求項6記載の発明は、通常の運転モードと、動作確認用の動作確認用運転モードとを当該画像形成装置に設定する運転モード設定手段を備え、前記強制放電制御手段は、前記運転モード設定手段により前記動作確認用運転モードが当該画像形成装置に設定されている場合に、前記操作指示入力手段に前記放電指示が入力されたときに、動作確認用に前記第二発熱体を発熱させる請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置である。
この構成によれば、蓄電装置に残る余分な電力により、動作確認用に第二発熱体が発熱されるようにできる。
請求項7記載の発明は、前記定着装置は、前記第二発熱体を複数備え、前記操作指示入力手段は、ユーザから、複数の前記第二発熱体からいずれを選択するかの選択指示が入力され、前記強制放電制御手段は、前記選択指示および前記放電指示が前記操作指示入力手段に入力されたときに、前記選択指示により選択された前記第二発熱体を発熱させる請求項6記載の画像形成装置である。
この構成によれば、強制放電をさせる第二発熱体を選択でき、一部の第二発熱体の発熱に際してのみ動作不良があるときに、いずれの第二発熱体の動作で動作不良があるかを容易に特定できる。
本発明によれば、迅速に、かつ、更なる安全性を確保して、強制放電をできる。
本発明の一実施形態に係る複写機1について図面を参照して説明する。
図1は、複写機1の全体構成図である。複写機1は、電子写真方式で印刷を行なうコピー機として構成されている。
複写機1は、特許請求の範囲に記載した「画像形成装置」の一例である。
複写機1は、記録紙Pを積載する給紙部11と、記録紙Pの搬送経路12と、搬送経路12上に設けられ、給紙部11から搬送経路12へ搬入され、搬送経路12上を下流側へと搬送される記録紙Pへトナー像を形成させる感光体ドラム等を有する画像形成部13と、同じく搬送経路12上で画像形成部13よりも下流側に設けられ、記録紙Pに形成されたトナー像を加熱し、記録紙Pへトナー像を定着させる定着装置100と、定着装置100によりトナー像が定着された記録紙Pが搬送経路12によりさらに下流側へ搬送されると、記録紙Pが排出される排出部14と、液晶タッチパネルなどを備え、ユーザに情報を表示すると共にユーザ入力を受け付ける操作パネル300と、これらの各構成を含む複写機1の各部の動作を制御する制御部200とを備える。
定着装置100は、特許請求の範囲に記載した「定着装置」の一例である。また、操作パネル300は、特許請求の範囲に記載した「操作指示入力手段」の一例である。
ここに、定着装置100は、定着ローラ100rを備える。搬送経路12によって定着装置100を通過される記録紙Pは、この定着ローラ100rと、搬送経路12を挟んで定着ローラ100rに対向して設けられ、定着ローラ100rに圧接する圧ローラとの間を通過する。そして、通過するときに、定着ローラ100rは記録紙Pのトナー像へ熱を与えて、トナー像を記録紙Pへ溶着させる。こうして定着装置100は定着ローラ100rにより記録紙P上のトナー像へ熱を与えて定着処理を記録紙Pに施す。
図2は、複写機1の定着装置100を中心として定着装置100に関係する構成群を中心に示した複写機1のブロック図である。
複写機1は、商用電源と定着装置100との間に設けられたACヒータスイッチSw1と、商用電源の電力を蓄電する補助電源装置400と、補助電源装置400と定着装置100との間に設けられた2つのDCヒータスイッチSw21,Sw22とを備える。
なお、図2において、電力の伝送線は実線により、情報の伝送線は破線によりそれぞれ示し、区別して示した。
補助電源装置400は、特許請求の範囲に示した「蓄電装置」の一例である。
補助電源装置400は、大容量キャパシタを直列に接続する等により構成された蓄電装置401と、蓄電装置401の出力のプラスおよびマイナスの2つの電極に接続し、蓄電装置401の出力電圧を検知する電極間電圧検知回路402とを備える。
電極間電圧検知回路402は、特許請求の範囲に記載した「蓄電量検知手段」の一例である。
蓄電装置401は、補助電源装置400に設けられた充電回路を介して商用電源から電力を取得して、取得した電力を蓄電する。
また、蓄電装置401は、その出力電圧を、上述したようにして電極間電圧検知回路402に電圧検知させる一方で、補助電源装置400が有する放電装置を介して、定着装置100のDCヒータ120a,120bへ出力する。
図2のブロック図には、図1に示した定着装置100の詳細な構成を示している。定着装置100は、ACヒータ110と、DCヒータ120aおよび120bと、サーミスタ130とを備える。
ACヒータ110は、特許請求の範囲に記載した「第一発熱体」の一例である。また、DCヒータ120a,120bの両者は、特許請求の範囲に記載した「第二発熱体」の一例である。ただし、DCヒータ120aおよび120bの一方ずつも、特許請求の範囲の請求項1〜6における「第二発熱体」の一例をなす。また、サーミスタ130は、特許請求の範囲に記載した「温度検出手段」の一例である。
ACヒータ110と、DCヒータ120aおよび120bとは、定着ローラ100r(図1)を加熱するヒータであり、たとえばハロゲンヒータである。これらヒータ110,120a,120bは、たとえば定着ローラ100rの内部に設けられる。
ACヒータ110は、商用電源から電力を取得して発熱する。
DCヒータ120aおよび120bは、補助電源装置400が出力する電力を取得して、発熱する。つまり、商用電源から補助電源装置400の蓄電装置401に予め蓄電されてあった電力を補助電源装置400から取得して、発熱する。
ACヒータスイッチSw1は、商用電源からACヒータ110への電力供給のON/OFFを切り替えるスイッチである。
そして、DCヒータスイッチSw21,Sw22は、それぞれ、2つのDCヒータ120a,120bへの補助電源装置400からの電力供給をON/OFFさせるスイッチである。
ここで、ACヒータ110、およびDCヒータ120aおよび120bの合計3つのヒータは、3つが同時に発熱することができる。商用電源には定格電力があり、ACヒータ110を発熱させている間は、商用電源の出力電力に余裕が少なくなり、ACヒータ110と同時にDCヒータ120aやDCヒータ120bを同じく商用電源によって駆動させる、ということはできない。そこで、この複写機1には補助電源装置400が設けられており、予めこの補助電源装置400に商用電源から電力を蓄電させておいて、商用電源により直接、ACヒータ110を駆動するのと同時に、予め蓄電した電力で補助電源装置400によってDCヒータ120aおよび120bをACヒータ110と共に並行して同時に駆動させるようになっている。こうして、DCヒータ120a,120bをACヒータ110と同時に発熱させて、急速に短時間のうちに多くの熱をこの定着装置100は発生させることができる。
DCヒータ120a,120bは、複写機1に電源が入れられた直後や、複写機1が省エネルギー動作モードや待機モードから通常の動作モードに復帰するときに、かなり低い温度になっている定着ローラ100rを定着処理が実行可能な高温まで急速に加熱させるために制御部200の制御下で、駆動される。
また、補助電源装置400に残り電力があれば、定着装置100の立ち上げがおわった後に画像形成を実行開始して初期の間等に、ACヒータ110と共にDCヒータ120a,120bが駆動されるということもある。
サーミスタ130は、定着装置100に設けられており、定着ローラ100r(図1)の温度を検出する。
なお、サーミスタ130に代えて、ほかの方式のさまざまな温度センサを用いるものとしてよく、たとえば、熱電対を用いることもできるし、赤外線温度センサを用いることもできる。
制御部200は、CPU,ROM,RAM等により構成される情報処理装置である。制御部200は、ROMに格納したソフトウェアを実行することにより、この複写機1の動作を制御する。
なお、制御部200は、必ずしもこのようにCPU等により、汎用性が高い情報処理ハードウェアとして構成する必要はなく、制御部200の機能のうちの少なくとも一部は専用ハードウェアとして実現するものとしてもよい。
図2には、制御部200において、ソフトウェアが実行されることによって実現される機能ブロックを破線により示している。
制御部200には、シミュレーション動作処理部200aが実現される。そして、このシミュレーション動作処理部200aの機能の一部として、強制放電制御部200bの機能が制御部200に実現される。さらに、この強制放電制御部200bの機能の一部として、ヒータ制御部201と、冷却装置制御部202と、放電キー表示制御部203と、運転モード設定部200xとの機能が制御部200に実現される。
シミュレーション動作処理部200aは、複写機1をシミュレーションモードで動作させる機能ブロックであり、複写機1がシミュレーションモードで動作するための種々の処理を実行する機能がある。
シミュレーション動作処理部200aは、複写機1の製造会社等のサービスマンなどがメンテナンスを行なう際や、工場の製造ラインにおいて製造作業者が検査をする際などに、シミュレーションモードでの動作を複写機1にさせる。
複写機1は、図1で説明した構成その他の各部の動作が組み合わさって、全体として適切な複写機としての動作を行なう。シミュレーションモードでは、複写機1は、給紙部11の動作だけとか、搬送経路12の動作だけ、あるいは給紙部11や搬送経路12の特定のモータの動作だけなど、各部の個々の動作を独立して複写機1に行なわせることができ、サービスマン等の作業者は、行なわれる動作を見て、それらの動作が適切に行なわれているかどうかを動作確認することができる。シミュレーションモードは、このように、一定の動作を動作確認用に実行させることができる、サービスマン等の特別な作業者が実行させる動作モードである。制御部200のROMに格納されたソフトウェアには、動作確認対象の動作が種々、設定されている。
かかるシミュレーションモードおよび、上述した通常の運転モードは、それぞれ、特許請求の範囲の請求項6に記載した「動作確認用運転モード」および「通常の運転モード」の一例である。
運転モード設定部200xは、複写機1に、複写機1の動作モードを設定する。運転モード設定部200xは、上述したシミュレーションモードを複写機1に設定することと、通常の記録紙に画像形成を行なう通常運転モードとを、複写機1に設定して、それぞれ、シミュレーションモードと、通常の運転モードとで複写機1を動作させることができる。
運転モード設定部200xは、特許請求の範囲に記載した「運転モード設定手段」の一例である。
シミュレーション動作処理部200aは、この運転モード設定部200xにより、複写機1に運転モードとして設定してシミュレーションモードを設定して、複写機1をシミュレーションモードで動作させることができる。
そして、かかるシミュレーションモードで複写機1に行なわせることができ、制御部200のソフトウェアに設定された動作確認対象の動作の1つとして、強制放電動作が含まれている。
強制放電制御部200bは、サービスマン等の作業者により操作パネル300で強制放電動作を行なうことが指示された場合に、強制放電動作を複写機1に実行させる機能ブロックである。
強制放電制御部200bは、特許請求の範囲に記載した「強制放電制御手段」の一例となる。
強制放電制御部200bは、強制放電動作として、補助電源装置400がDCヒータ120a,120bを駆動させる動作、すなわち補助電源装置400が自己に蓄電する電力をDCヒータ120a,120bへ放電する動作を複写機1に実行させる。
サービスマン等の作業者は、操作パネル300により強制放電動作を実行する指示を複写機1へ入力することにより、補助電源装置400がDCヒータ120a,120bへ放電を行なう動作の確認をすることができる。サービスマン等は、これにより、補助電源装置400やDCヒータ120a,120b、および、補助電源装置400とDCヒータ120a,120bとの間に設けられたDCヒータスイッチSw21,Sw22等の動作の確認をできる。たとえば、サービスマン等は、かかる動作確認をして、蓄電装置401の劣化の程度を調べることができる。
また、サービスマン等の作業者は、こうして強制放電動作の実行指示をして補助電源装置400の蓄電電力をDCヒータ120a,120bへ放電させて、補助電源装置400の蓄電電力の全てを放電させてしまい、補助電源装置400を空にさせることにより、空にさせた後に、安全に、複写機1の設置場所を移動させたり、複写機1の内部を点検したりすることができる。サービスマン等は、複写機1を移動させる際や、複写機1のメンテナンスをする際にも、強制放電動作を複写機1に実行させる。
強制放電制御部200bが実現する機能には、ヒータ制御部201の機能と、冷却装置制御部202の機能とが含まれる。
ヒータ制御部201は、ACヒータスイッチSw1およびDCヒータスイッチSw21,22へ制御信号を入力して、ACヒータ110およびDCヒータ120a,120bの発熱制御をする。ヒータ制御部201は、ACヒータスイッチSw1をオフ状態に固定してACヒータ110を常時、停止状態にさせると共に、DCヒータスイッチSw21,22をオン状態にして、複写機1に強制放電動作を行なわせる。
ヒータ制御部201は、電極間電圧検知回路402により、蓄電装置401に残り蓄電量がなくなったと検知されるまで補助電源装置400からDCヒータ120a,120bへの放電をさせ、検知されれば、DCヒータスイッチSw21,22をオフ状態にさせて、以後、放電を停止させる。
なお、こうして放電が停止すると、強制放電制御部200bは、操作パネル300の液晶タッチパネルにそのことを表示して、ユーザに報知する。
操作パネル300は、特許請求の範囲に記載した「ユーザ報知手段」の一例をなす。
ヒータ制御部201は、強制放電に際して、2つあるDCヒータ120aおよび120bのうち一方のみへ補助電源装置400からの放電をさせることがある。
ヒータ制御部201は、操作パネル300から、DCヒータ120aおよび120bのうち一方のみを指定して、指定する方のDCヒータ120aまたは120bのみへの放電をヒータ制御部201にさせたり、あるいは両方を指定して両方への放電をヒータ制御部201にさせたりするヒータ選択指示を取得する。
この、ヒータ選択指示は、特許請求の範囲に記載した「複数の前記第二発熱体から第二発熱体を選択する、ユーザからの操作指示」の一例となる。
ヒータ制御部201は、このヒータ選択指示に応じて、ヒータ選択指示がDCヒータ120aまたは120bの一方のみを指定する場合には、DCヒータスイッチSw21またはSw22のうち指定に対応する一方のみをオンにさせて、他方はオフ状態に固定して、指定されたDCヒータ120aまたは120bのみへと補助電源装置400から放電がされるようにすると共に、ヒータ選択指示によりDCヒータ120aまたは120bの両者が指定された場合は、DCヒータスイッチSw21およびSw22の両者をオンにさせて、両方のヒータ120a,120bが共に発熱するようにさせる。
ユーザは、ヒータ選択指示によりヒータを指定することで、DCヒータ120aまたは120bのうち所望する一方の動作確認を行なうことができる。
ヒータ制御部201は、このようにして、補助電源装置400からDCヒータ120a,120bへ放電をさせるとき、DCヒータ120a,120bの熱が与えられる定着ローラ100r(図1)の温度をサーミスタ130が出力する信号によって監視し、この信号が示すサーミスタ130による検出温度が予め定められた許容温度を超えて高くなることがないように、放電制御を行なう。
この許容温度は、たとえば、定着装置100が定着処理を実行する際における定着ローラ100rの温度などの温度にされる。
ヒータ制御部201は、放電によって定着ローラ100rが昇温して、定着ローラ100rの温度が許容温度以下なら放電をさせると共に、許容温度を超えれば放電を抑止して、定着ローラ100rの温度を概ね、その許容温度に維持させる。これにより、定着ローラ100rの温度が許容温度を超えることを抑止して安全性を確保しつつ、迅速に放電をさせることができる。
ただし、ヒータ制御部201は、かかる温度制御を行なわないものとしてもよい。強制放電が実行される時には、ACヒータ110は上述のように、駆動されず、停止しているので、強制放電時には、定着装置100が定着処理を実行するときと比べると遙かに少ない熱量のみがDCヒータ120a,120bのみにより発生されるに過ぎず、しかも、複写機1では、以下で説明するように、冷却装置制御部202の働きにより、強制放電時に発生される熱は迅速に、大気中等へ拡散される等する。このため、ローラ100rの温度が許容温度まで上昇することがないことがあり、かかる場合などには上述の温度制御は行なわないものとしてもよい。
強制放電制御部200bが有するもう1つの機能ブロックである冷却装置制御部202は、強制放電に際して、図2に示す冷却装置群100sを稼動させて、その動作制御を行なう。
冷却装置群100sは、画像形成に際して定着装置100を立ち上げる時や、立ち上げ後に画像形成が実行される途中に、前述のように、定着装置100でACヒータ110とDCヒータ110とが駆動される際に、稼動されて、定着装置100を冷却する各種装置を示したものである。
冷却装置群100sは、特許請求の範囲に記載した「冷却手段」の一例を構成する。なお、冷却装置群100sの全体も「冷却手段」の一例を構成するし、一部の装置だけでも「冷却手段」の一例を構成する。
冷却装置群100sには次の装置が含まれる。
定着装置100を立ち上げる時や、立ち上げ後に画像形成が実行される途中にDCヒータ120a,120bが発熱されるときには、DCヒータ120a,120bや複写機1の他の部分が、DCヒータ120a,120bが発生する熱により熱せられる。冷却装置群100sには、このときにDCヒータ120a,120bが発生した熱を拡散させる熱拡散手段が含まれ、たとえば、冷却ファン100s1(図2)が含まれる。また、定着ローラ100rの駆動機構100s2(図2)が定着ローラ100rを駆動することにより、DCヒータ120a,120bの熱は定着ローラ100rや他の箇所へと広く拡散するようになるので、駆動機構100s2も、かかる熱拡散手段の1つに含まれる。
冷却ファン100s1は、特許請求の範囲に記載した「冷却ファン」の一例である。また、駆動機構100s2は、特許請求の範囲に記載した「駆動手段」の一例である。
放電キー表示制御部203は、操作パネル300に放電キーを表示させ、このキーへのユーザのタッチ操作を検知し、放電キー表示に関する制御を行なう。放電キーについては、図3の説明において詳しく述べる。
図3は、複写機1の動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、サービスマン等の作業者が、操作パネル300により、シミュレーションモードでの動作を開始させる指示を複写機1に行なう。シミュレーション動作処理部200aはこの指示が操作パネル300等より複写機1に入力された場合に(ステップS1:YES)、起動して、複写機1の動作モードをシミュレーションモードにさせる。
なお、シミュレーション動作処理部200aが複写機1の動作モードをシミュレーションモードにさせると、複写機1が通常の運転モードで稼動されている間は可能であった通常の複写の動作等を複写機1は実行できなくなる。たとえば、操作パネル300の「印刷開始ボタン」が押されても、複写機1は複写動作を実行しないように一時的になる。
ステップS2では、先のステップS1で起動されたシミュレーション動作処理部200a(ステップS1:YES)の強制放電制御部200bが、シミュレーションによってユーザが動作確認を希望する複写機1の動作が補助電源装置400の強制放電動作であるか否かを判定する。
強制放電制御部200bは、放電キー表示制御部203から、操作パネル300の放電キーへユーザがタッチ操作をしたことを示す信号を与えられた場合に、この判定を行なう。
放電キー表示制御部203は、シミュレーション動作処理部200が複写機1をシミュレーションモードで動作開始させると、放電キーを操作パネル300へ表示する。
放電キーへのタッチ操作は、特許請求の範囲の記載における「前記蓄電装置に蓄電された電力を放電させる、ユーザからの操作指示」の一例をなす。
ステップSxでは、強制放電動作以外の動作をユーザが希望すると先のステップS2で強制放電制御部200bにより判定された場合に(ステップS2:NO)、シミュレーション動作処理部200aにおける強制放電制御部200bの機能以外の機能により、強制放電動作以外の動作をシミュレーション動作処理部200aが複写機1に実行させる。
ステップS3〜S10では、強制放電制御部200bが、複写機1に強制放電動作を実行させる。
なお、複写機1は、強制放電等の、動作確認をする各動作ごとに、当該動作のシミュレーション動作実行モードを備え、ステップSxでは、複写機1は、強制放電以外の動作のシミュレーション動作実行モードにより当該モードの動作を動作確認用に行ない、ステップS3〜S10では、ステップS3において、強制放電制御部200bが、強制放電動作のシミュレーション動作実行モードを複写機1に設定することにより、このステップS3〜S10を複写機1に実行させて強制放電をさせるものとしてもよい。ユーザは、はじめ、操作パネル300により、複写機1にシミュレーションモードを設定し、シミュレーションモードで動作する複写機1にさらに操作パネル300で指示を行なって、強制放電のシミュレーション動作実行モードを設定し、強制放電(ステップS3〜S10)を実行させることができる。
この場合、強制放電制御部200bは、特許請求の範囲記載の「運転モード設定手段」の一例となる。
ステップS3では、強制放電制御部200bが、操作パネル300(図1)によりユーザが入力する、前述のヒータ選択指示を取得する。ここで取得されたヒータ選択指示により指定されるヒータへの放電が、以下で説明するステップS7において、ヒータ制御部201により行なわれる。
ステップS4では、ヒータ制御部201が、ACヒータスイッチSw1をオフ状態に固定させる。ヒータ制御部201は、このステップS4の後、この図3の処理の最後まで、継続して、ACヒータスイッチSw1をオフ状態にさせる。強制放電動作では、ACヒータ110は駆動されない。
ステップS5では、冷却装置制御部202が、冷却装置群100sの各装置を稼動させる。
ステップS6では、ヒータ制御部201が、サーミスタ130の検出温度が前述の許容温度を超えているか否かを判定し、超えている場合には、次のステップS7の放電処理は行なわないようにする(ステップS6:NO)。
ステップS7では、サーミスタ130の検出温度が前述の許容温度を超えていない場合に(ステップS6:YES)、ヒータ制御部201が、強制放電を実行する。ヒータ制御部201は、ステップS3で複写機1へ入力されたヒータ選択指示により指定されるDCヒータ120a,120bの一方または両方を、DCヒータスイッチSw21,Sw22の指定に対応する一方または2つともをオンにさせることにより発熱させて、指定されたヒータ120a,120bへの補助電源装置400の電力の放電を実行させる。
ステップS8では、ヒータ制御部201が、放電の停止キーがタッチされているか否かを判定する。強制放電制御部200bは、ステップS3〜S9の処理の間、操作パネル300へ停止キーを表示させる。
そして、ヒータ制御部201は、停止キーがタッチされていない場合(ステップS8:NO)、ステップS9を実行する。
ステップS9で、ヒータ制御部201は、ステップS7の放電により、補助電源装置400が全ての蓄電電力を放電し終えて空になったか否かを判定する。補助電源装置400が空になっていない限り(ステップS9:NO)、上記に説明したこれまでのステップS5〜S8の処理が繰り返し実行される。
なお、サーミスタ130の検出温度が許容温度を超えた場合には(ステップS6:YES)、ヒータ制御部201は補助電源装置400の放電(ステップS7)をさせないようになるが、冷却装置制御部202により冷却装置群100sの各装置が稼動されることは行なわれ(ステップS5)、これにより、冷却ファン100s1の稼動等によって、サーミスタ130の検出温度が迅速に許容温度を下まわって(ステップS6:YES)、放電がヒータ制御部201により速やかに再開される(ステップS7)。
ステップS10では、ヒータ制御部201が、補助電源装置400が空になった場合に(ステップS9:YES)、その旨を操作パネル300の液晶パネル等の表示部へ表示さてユーザに報知する。
このステップS10のユーザ報知は、特許請求の範囲の請求項4に記載した、強制放電制御手段が、ユーザ報知手段によって行なわせる「報知」の一例である。
ヒータ制御部201は、停止キーがタッチされた場合(ステップS8:YES)、補助電源装置が空か否かに拘わらず、ステップS5〜S8の処理を終了させる(ステップS8:YES)。このときには、ステップS10で、ヒータ制御部201は、単に、放電を停止させたことを報知する。
以下、他の実施形態について説明する。
(A)強制放電は、必ずしも、上述のように、シミュレーションモードで実行しなければならないわけではなく、シミュレーションモードではない適切な動作タイミングにおいて、複写機1は実行するものとできる。
(B)上述の通り、ヒータ制御部201は、サーミスタ130の検出温度に基づく温度制御を行なわないようにさせてもよく、この場合、ステップS6の処理は行なわないものとすることができる。
(C)補助電源装置400は、DCヒータ120a,120bだけでなく、ACヒータ110へも接続されていてもよく、強制放電時(ステップS7)に、ヒータ制御部201の制御により、補助電源装置400の電力が、DCヒータ120a,120bだけでなく、ACヒータ110へも放電されるようにしてもよい。こうすれば、迅速に、補助電源装置400の残り蓄電電力がなくなるまで放電を完了させることができる。ヒータ選択指示は、ACヒータ110へも放電を行なうかどうかを指定するものであってもよい。
(D)強制放電がほぼ確実に一瞬のうちに完了するときなどには、ステップS10におけるユーザ報知は省略されるものとしてもよい。
(E)画像形成に際して定着装置100を立ち上げる時や、立ち上げ後に画像形成が実行される途中に、DCヒータ120a,120bが発熱されるときには、DCヒータ120a,120bと補助電源装置400との間の配線などに電流が流される、このときには、この電流により過電流が生じることを防ぐ過電流防止回路や、この電流のためユーザを感電させてしまうことを防止する感電防止機構が稼動される。ステップS5で、ヒータ制御部201は、これら過電流防止回路や感電防止機構といった保護装置を稼動させるものとしてもよい。このときには、ステップS5で、冷却ファン100s1等を駆動するのと異なり、ヒータ制御部201は、サーミスタ130の検出温度が前述許容温度を超えていず(ステップS6:YES)、ステップS7の放電処理を実行させるときにのみこれらか電流防止回路等を稼動させるものとしてもよい。
(F)図3における、ステップS3の処理は行なわないものとし、ステップS7では、強制放電制御部200bは、いつでも、DCヒータ120a、120bの両者へ放電を行なわせるものとしてもよい。
(G)このとき、強制放電制御部200bは、強制放電に要した時間を計測して、ステップS10で、計測された時間を報知するものとしてもよい。
こうすれば、計測された、補助電源装置400の蓄電電力の放電に要した時間の長さから、蓄電されていた電力量をユーザは推定して、補助電源装置400の蓄電装置401が電力を蓄電する能力がどの程度、蓄電装置401の経年変化等の劣化により、減ったかを知ることができる。
複写機1の全体構成図である。 複写機1の定着装置100を中心として定着装置100に関係する構成群を示したブロック図である。 複写機1の動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
P 記録紙
Sw1 ACヒータスイッチ
Sw21,Sw21 DCヒータスイッチ
1 複写機(画像形成装置)
11 給紙部
12 搬送経路
13 画像形成部
14 排出部
100 定着ローラ
100 定着装置(定着装置)
100r ローラ
100r 定着ローラ
100s 冷却装置群(冷却手段)
100s1 冷却ファン
100s2 定着ローラ駆動機構
102 冷却装置制御部
110 ACヒータ(第一発熱体)
120a,120b DCヒータ(第二発熱体)
130 サーミスタ(温度検出手段)
200 制御部
200a シミュレーション動作処理部
200b 強制放電制御部(強制放電制御手段)
200x 運転モード設定部(運転モード設定手段)
201 ヒータ制御部
203 放電キー表示制御部
300 操作パネル(操作指示手段、ユーザ報知手段)
400 補助電源装置(蓄電装置)
401 蓄電装置
402 電極間電圧検知回路(蓄電量検知手段)
2011 ヒータ制御部

Claims (7)

  1. 商用電源の電力を蓄電する蓄電装置と、
    商用電源から電力を取得して発熱する第一発熱体、および予め前記蓄電装置に蓄電された電力を取得して発熱する第二発熱体とを備える定着装置と、
    前記定着装置を冷却する冷却手段と、
    ユーザからの操作指示が入力される操作指示入力手段と、
    前記操作指示入力手段に、前記蓄電装置に蓄電された電力を放電させる放電指示が入力された場合、前記定着装置で定着処理が行なわれないときに前記第二発熱体を発熱させて前記蓄電装置の電力を放電させ、かつ、当該放電時に前記冷却手段を稼動させる強制放電制御手段とを備える画像形成装置。
  2. 前記定着装置を冷却する冷却ファンと、
    前記第一発熱体および第二発熱体により加熱されて記録紙のトナー像を加熱する、前記定着装置の定着ローラを駆動する駆動手段とを有し、
    前記冷却手段は、前記冷却ファンと前記駆動手段との少なくとも一方からなる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記蓄電装置が蓄電する残り電力を検知する蓄電量検知手段を備え、
    前記強制放電制御手段は、前記操作指示入力手段に前記放電指示が入力された場合に、前記蓄電装置の残り電力がないと前記蓄電量検出手段に検知されるまで前記第二発熱体を発熱させる請求項2記載の画像形成装置。
  4. ユーザに報知を行なうユーザ報知手段を備え、
    前記強制放電制御手段は、前記操作指示入力手段に前記放電指示が入力されて前記第二発熱体を発熱させるうちに、前記蓄電装置に残り電力がないと前記蓄電量検出手段に検知されたときに、前記ユーザ報知手段に報知を行なわせる請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記定着ローラの温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記強制放電制御手段は、前記温度検出手段から検出温度を取得し、前記操作指示入力手段に前記放電指示が入力されて前記第二発熱体を発熱させるうちに当該検出温度が予め定められた許容温度に到達した場合に、前記第二発熱体の発熱を停止させることによって当該検出温度を当該許容温度以下にさせて、当該検出温度が当該許容温度以下になった後に、当該第二発熱体の発熱を再開させる請求項2〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 通常の運転モードと、動作確認用の動作確認用運転モードとを当該画像形成装置に設定する運転モード設定手段を備え、
    前記強制放電制御手段は、前記運転モード設定手段により前記動作確認用運転モードが当該画像形成装置に設定されている場合に、前記操作指示入力手段に前記放電指示が入力されたときに、動作確認用に前記第二発熱体を発熱させる請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記定着装置は、前記第二発熱体を複数備え、
    前記操作指示入力手段は、ユーザから、複数の前記第二発熱体からいずれを選択するかの選択指示が入力され、
    前記強制放電制御手段は、前記選択指示および前記放電指示が前記操作指示入力手段に入力されたときに、前記選択指示により選択された前記第二発熱体を発熱させる請求項6記載の画像形成装置。
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