JP2008109397A - 遠隔監視システムおよびそのログオン管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】リモートを追加、変更する場合のID管理が容易な遠隔監視システム、およびそのログオン管理方法を提供する。
【解決手段】バスライン3に接続され、ホスト1と通信する全リモート2は、ホスト1が、昇り順で各リモート2へ向けて送出するポーリングのコマンドの送信先ID番号を監視し、新たにバスライン3へ接続されたリモート2nは同じID番号が2回目に送出された場合、今まで受信した最大の送信先ID番号よりも大きい番号のID番号を送信元IDとした立上報告をホスト1へ送信し、ホスト1から自分が立ち上げ報告に用いたID番号が送信先IDとなったリモートへのポーリングのコマンドを受信した場合、自分宛のIDを取得したと判断して、当該ID番号を用いた応答をホスト1へ送信する。
【選択図】図1
【解決手段】バスライン3に接続され、ホスト1と通信する全リモート2は、ホスト1が、昇り順で各リモート2へ向けて送出するポーリングのコマンドの送信先ID番号を監視し、新たにバスライン3へ接続されたリモート2nは同じID番号が2回目に送出された場合、今まで受信した最大の送信先ID番号よりも大きい番号のID番号を送信元IDとした立上報告をホスト1へ送信し、ホスト1から自分が立ち上げ報告に用いたID番号が送信先IDとなったリモートへのポーリングのコマンドを受信した場合、自分宛のIDを取得したと判断して、当該ID番号を用いた応答をホスト1へ送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、遠隔監視システムおよびそのログオン管理方法に関する。
遠隔監視システムでは、ネットワークを介して装置の状態や動作の監視を行う監視装置(以下、ホストと称する)と、動作をモニタされる被監視装置と組になってその動作データをネットワークを介してホストへ送信する通信端末(以下、リモートと称する。)が使用される。
図8は、従来の遠隔監視システムのホストが各リモートとの間で各被監視装置の状態を調べる確認手順を示すシーケンス図である。
図8において、ホストにネットワーク上の識別番号であるID=0x、各リモートにはID=1x〜Nxまでの番号が付与されている。そして、予め各リモートのIDには固有の被監視装置がそれぞれ割り当てられている。各リモートは、IDによりネットワークへのログオンをすると共に、ホストでは、IDからそれに対応する被監視装置を特定し、各被監視装置の動作データを受信、モニタする。
図8において、ホストにネットワーク上の識別番号であるID=0x、各リモートにはID=1x〜Nxまでの番号が付与されている。そして、予め各リモートのIDには固有の被監視装置がそれぞれ割り当てられている。各リモートは、IDによりネットワークへのログオンをすると共に、ホストでは、IDからそれに対応する被監視装置を特定し、各被監視装置の動作データを受信、モニタする。
例えば、ID=0xのリモートについて、ホストから、そのリモートからのデータを要求するコマンドを送信する。このコマンドは、番号の若い順など所定の順序に従ってモニタデータを要求するもので、全リモートへ送信され、応答する場合にポーリングと呼ばれる。ID=0xのリモートは、このコマンドを受信すると直ちにその要求に応じてモニタデータを返送する応答をする。
もし、例えば、ID=3xから応答が無い場合、ホストは、そのリモート、または、その被監視装置が故障したと判定して、アラームを出す等の所定の動作を開始する。
遠隔監視システムの実際の運用では、被監視装置やリモート装置が、追加、または、修理等の交換が行われる場合、その被監視装置やリモート装置を特定するため、IDと対応する識別情報の付与、修正をホスト、リモート側で都度しなければならない不便な問題があった。
この不便さを解消する方法として、全てのリモートがホストがIDと共に各リモートへ送信するポーリングデータを監視する。そして、新たにネットワークにログオンしたい、言い換えれば、新たにネットワークに接続されるリモートが、そのポーリングに応答しないリモートのIDを自局のIDとして取得することにより、自動ログオンする方法がある(例えば、特許文献1。)
しかし、この方法は、ホストのポーリングの都度有効なIDの比較をしなければならずリモートでの通信監視にかかる処理付加が大きくなる問題が有った。
特開2003−333042号公報 (第3頁、第2図)
しかし、この方法は、ホストのポーリングの都度有効なIDの比較をしなければならずリモートでの通信監視にかかる処理付加が大きくなる問題が有った。
遠隔監視システムの運用では、被監視装置やリモート装置が、追加されるか、又は修理等で交換する場合、その被監視装置やリモート装置を特定するための物理的な識別情報の付与を都度しなければならないか、自動ログオンする方法では、有効なIDの比較照合に関わるリモートでの通信監視にかかる処理付加が大きくなる問題が有った。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、リモートを追加、変更する場合のID管理が容易な遠隔監視システムおよびそのログオン管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の監視システムは、各固有のIDによりバスラインを介して接続されるホストと複数のリモートとの間でメッセージを送受信し、前記ホストから前記リモートへポーリングのコマンドを送信し、前記コマンドを受信した前記リモートが応答する監視システムにおいて、予め定められた範囲内の番号の前記IDにより前記コマンドの送信先となる前記リモートをリストして記憶するデータベース手段と、前記IDが送信元又は送信先に設定された前記メッセージを前記バスラインとの間で入出力する第1の通信手段と、前記データベース手段から前記IDを読み出して前記第1の通信手段を介して一巡する様に前記リモートへコマンドを送信する一方、各前記リモートから受信するメッセージに送信元が新たな前記IDがある場合、前記新たなIDを前記リストに追加更新する第1の制御部とを備えるホストと、前記バスラインを介してメッセージを送受信する第2の通信手段と、自分固有のIDを取得しない状態で前記バスラインに接続された場合、前記第2の通信手段を介して前記ホストと前記リモートとの間で送受信されるメッセージの受信を始めてから受信するコマンドが一巡して送信元が同じ2回目の応答を送信した直後に、前記範囲の中から未使用のIDを探し出し、その探し出したIDを送信元IDに設定した立上報告のメッセージを前記ホストに送信し、そのIDを送信先とする前記コマンドを前記ホストから受信した場合、そのIDを自動的に取得したものとして、送信元IDと設定した応答のメッセージを送信する制御を行う第2の制御部とを備えるリモートとを具備することを特徴とする遠隔監視システム。
また、本発明の遠隔監視システムのログオン管理方法は、各固有のIDによりバスラインを介して接続されるホストと複数のリモートとの間でメッセージを送受信し、前記ホストから前記リモートへポーリングのコマンドを送信し、前記コマンドを受信した前記リモートが応答する監視システムのログオン管理方法であって、前記ホストは、予め定められた範囲内の番号の前記IDにより前記コマンドの送信先となる前記リモートをリストしてデータベースに記憶し、前記データベースから前記IDを読み出して、前記バスラインを介して通信手段により、前記IDが送信元又は送信先に設定された前記メッセージを一巡する様に前記リモートへコマンドを送信する一方、通信手段を介して各前記リモートから受信するメッセージに送信元が新たな前記IDがある場合、前記新たなIDを前記リストに追加更新し、前記リモートは、自分固有のIDを取得しない状態で前記バスラインに接続された場合、前記バスラインを介してメッセージを送受信する第2の通信手段を介して前記ホストと自分以外の前記リモートとの間で送受信されるメッセージの受信を始めてから受信するコマンドが一巡して送信元が同じ2回目の応答を送信した直後に、前記範囲の中から未使用のIDを探し出し、その探し出したIDを送信元IDに設定した立上報告のメッセージを前記ホストに送信し、そのIDを送信先とする前記コマンドを前記ホストから受信した場合、そのIDを自動的に取得したものとして、送信元IDと設定した応答のメッセージを送信することを特徴とする。
本発明によれば、リモートを追加、変更する場合のIDが容易な遠隔監視システム、及びログオン管理方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例に係わる遠隔監視システムのシステム構成を説明する系統図である。
図1において遠隔監視システムは、監視装置(以下、ホストと称する。)1、複数の被監視装置(以下、リモートと称する。)2a〜2nと、ホスト1とリモート2a〜2n(以下、特に必要が無い限り、各リモートに共通な事項についての説明の場合2と省略する。)が接続されるバスライン3とを備え、ホスト1とリモート2との間は、バスライン3を介して所定のプロトコル(ここでは、コマンド・レスポンスによる半2重通信とする。)により通信を行う。
図1において遠隔監視システムは、監視装置(以下、ホストと称する。)1、複数の被監視装置(以下、リモートと称する。)2a〜2nと、ホスト1とリモート2a〜2n(以下、特に必要が無い限り、各リモートに共通な事項についての説明の場合2と省略する。)が接続されるバスライン3とを備え、ホスト1とリモート2との間は、バスライン3を介して所定のプロトコル(ここでは、コマンド・レスポンスによる半2重通信とする。)により通信を行う。
図2は、ホスト1の機能構成を説明するブロック図である。
図2において、ホスト1は、バスライン3を介して各リモート2のとの間で通信を行う通信部11と、各リモート2から受信するモニタデータ、識別情報等を管理する制御部12、それらの各種データや情報等を記憶保存するデータベース部13、および、オペレータが所定のデータや、制御コマンド等を入力やモニタする入出力部14とを備え、通信部11〜入出力部14はそれぞれの間が内部バス等で接続されている。
図2において、ホスト1は、バスライン3を介して各リモート2のとの間で通信を行う通信部11と、各リモート2から受信するモニタデータ、識別情報等を管理する制御部12、それらの各種データや情報等を記憶保存するデータベース部13、および、オペレータが所定のデータや、制御コマンド等を入力やモニタする入出力部14とを備え、通信部11〜入出力部14はそれぞれの間が内部バス等で接続されている。
図3は、リモート2の機能構成を説明するブロック図である。
図3において、リモート2は、アプリケーション等を実行し被監視装置の本体となる装置部20、バスライン3を介してホスト1との間で通信を行う通信部21と、ホスト1へ送信するモニタデータ、識別情報等を管理する制御部22、それらを記憶保存する記憶部23、および、オペレータが識別情報のデータや、制御コマンド等を入力やモニタする入出力部24とを備え、装置部20〜入出力部24はそれぞれの間が内部バス等で接続されている。
図3において、リモート2は、アプリケーション等を実行し被監視装置の本体となる装置部20、バスライン3を介してホスト1との間で通信を行う通信部21と、ホスト1へ送信するモニタデータ、識別情報等を管理する制御部22、それらを記憶保存する記憶部23、および、オペレータが識別情報のデータや、制御コマンド等を入力やモニタする入出力部24とを備え、装置部20〜入出力部24はそれぞれの間が内部バス等で接続されている。
ホスト1の通信部11、リモート2の通信部21は、バスライン3を介して伝送されるパケットを監視し図4のID番号や識別情報を監視しそれぞれの内部バスを介して制御部12、制御部22へID番号や識別情報を転送する。
各制御部12、22は、これらの情報を元に、図5〜図7に係わる処理を制御する。なお、図5〜図7に係わる制御は、制御部12、22の様な外部の制御手段が行っても良いし、通信部11、21が備えるCPU(図示せず。)等が実行しても良い。
図4は、バスライン3を介して送受信されるデータパケットの基本構成図である。
図4において、符号F1〜F4はヘッダ部であり、オーバヘッド情報F1は、プリアンブルやバスライン3をアクセスするのに必要な基本的なデータが記載される。また、オーバヘッド情報F1には、例えば当該パケットが、コマンドなのか、応答なのか、また後述の立上情報なのかを示すフラグが書き込まれても良い。
図4において、符号F1〜F4はヘッダ部であり、オーバヘッド情報F1は、プリアンブルやバスライン3をアクセスするのに必要な基本的なデータが記載される。また、オーバヘッド情報F1には、例えば当該パケットが、コマンドなのか、応答なのか、また後述の立上情報なのかを示すフラグが書き込まれても良い。
送信先IDF2と送信元IDF3は、バスライン3上のアドレスを示す識別情報であり、ホスト1は、常にID=0が設定され、リモートには、ID=1〜nが、後述の如く自動的に割り当てられる。
IDは、昇り順の数字もしくはアルファベットの様な、順序が判読出来る番号の情報である。最大数のnは、予め、ホスト1の入出力部14及び各リモート2の入出力部24、または、出荷時等のイニシャル書込によってそれぞれデータベース部13、記憶部23へ設定される。
ホスト1は、1回目のポーリングのコマンドを送信する場合に、送信先IDF2に「ID=1」を、送信元IDF3に「ID=0」を書込みバスライン3へ出力する。それをバスライン3を介して受信した、例えば、リモート2aは、送信先IDF2に「ID=0」を、送信元IDF3に「ID=1」を書込み応答としてバスライン3へ出力する。
符号F5はメッセージ部でありモニタデータ等F5の実質的なデータ、情報が書込まれる。
識別情報F4は、リモート2a〜2nに対して固有の識別情報、または、リモートの設置場所等に関わりリモート2自体を特定するための識別情報である。例えば、リモート2aが前述の応答をホストに返送する場合、また後述の立上報告を返送する場合には、リモート2aで有ることを示す識別情報として、例えば「2a」が書き込まれる。
この識別情報は、例えば、製造番号等の物理的な識別情報であり、出荷時にリモートの記憶部23に書き込まれるか、又はオペレータにより入出力部24を介して書込記憶される。ホスト1は、この応答を受信し、ID=1に対してリモート2aを割当てる処理を行い、データベース部13にIDと識別情報の対応リストを作成し、コマンド(ポーリング)送信リストとして書込み記憶する。
ホスト1は、続いて2回目のポーリングのコマンドを送信する場合に、送信先IDF2に次の番号の「ID=2」を書込み、他は同様の動作を行う。
従来は、識別情報F4は、送信元ID、および送信先IDにも用いられたため、リモート2の追加、変更等に伴ってホスト1および、各リモート2のIDデータを書き直さなければならなかったが、本発明の実施例では、各IDと各リモートの識別情報を自動的に照合でき、バスラインに接続されるリモートの追加、削除、差し換え等の変更に対するID管理が容易である。
誤り訂正情報等F6は、パケット伝送に関わる誤り制御のCRCデータ等を記載する部分である。
図5は、ホスト1とリモート2との間のID取得動作を説明するシーケンス図、図6、図7は、それぞれホスト1のコマンドと応答処理、リモート2の立上とID取得処理に係わる動作手順を説明するフローチャートである。
以下、図2〜図3、図5〜7を参照して、ホスト1とリモート2との間のID取得動作を説明する。
以下、図2〜図3、図5〜7を参照して、ホスト1とリモート2との間のID取得動作を説明する。
最初に図5を中心にしてホスト1とリモート2の間のID取得に関わる動作手順を説明する。ここでは、リモート2n(ID=n)が新たにバスライン3へ接続される場合を例に動作説明をする。
ホスト1は、「ID=1」のリモート(ここでは、2aとする。)へコマンドを送信する(図6ステップs20)と次の「ID=1」のリモート(ここでは、2bとする。)へ送信するまで、「ID=1」のリモート2aから送信されるメッセージを「受信時間A」が来るまで待機する。
そして、「受信時間A」が経過する前のタイミング、「受信時間B」の制限時間が設けられている。この受信時間の関係は、各リモート2aに対して同じである。
バスライン3に接続されている全てのリモート2a〜2nは、ホスト1から送信されるコマンドを受信し、送信先IDを判読して自分宛のコマンドであった場合、そのIDのリモート2aは、この「受信時間B」が経過する前に自分からの応答がホスト1へ到着する様に応答を返送する。この様に、「ID=3」のリモート2cまでコマンドが送信されて一巡すると再びホスト1は、「ID=1」のリモート2aへ2回目のコマンドを送信する。
さて、リモート2nは、ホスト1とリモート2との間のコマンドと応答を監視し(図7のステップs4、s5)、コマンドと、応答のメッセージのパケットの送信先IDを監視し、(ステップs6)同じID=1を繰り返して受信した(ステップs7)ことから「ID=1〜3」のリモート2a〜2cまでが使用されている判断する。
バスライン3へ追加接続されたばかりのリモート2nは、2回目の「ID=1」のリモート2からの応答が終了次第、即ち、「受信時間B」が経過したら「受信時間A」が経過する迄にバスライン3へログオン準備として仮の「ID=4」を送信元IDに書込み、また自分の識別情報、例えば、「2n」を書き込んで立上報告のメッセージをバスライン3を介してホスト1へ送信して(ステップs8)IDの取得手続を開始する。
ホスト1、および他のリモート2a〜2cは、立上報告をバスライン3に送信されたメッセージを監視しているので自分以外のリモート2nから「ID=4」が送信されたことを知りログオン可能なリモート台数が4台になったと判断してコマンド送信リストに追加する。
ホスト1の制御部12は、通信部11を介して受信した立上報告を判読し、データベース部13のコマンド送信先リスト(図示せず)に「ID=4」と識別情報「2n」を対比して書込み、予め定められたその他のモニタデータ等と共に管理出来るように記憶する。
ホスト1は、「ID=2」、「ID=3」のリモート2b、2cに引き続き、コマンド送信先リストを参照して立上げ報告を受信したリモート2nへ送信先IDを「ID=4」にしたコマンド(ポーリング)を送信する。
コマンドを受信したリモート2nの制御部22は、通信部21を介して読み出したメッセージの送信先IDの「ID=4」を判読して、IDを取得した(ステップs12)と判断して立上処理、言い換えればログオン処理を終了する。そして、ホスト1からのポーリングのコマンドに対して、装置部20のモニタデータを返送する等の応答制御を行う。
以上が、本発明の実施例の遠隔監視システムの全体動作の概要であり、リモート2が追加された場合、そのリモート2は自動的にIDを取得し、ホスト1へログオン出来る。
図6のフローチャートは、ホスト1におけるコマンドとリモートの応答に対する動作手順の説明である。
また、図7のフローチャートは、新たにバスライン3へ接続されるリモート2の動作手順を詳細に記述したものである。
ホスト1は、コマンド送信リストを参照し、受信時間A間隔で繰り返してコマンドを送信する(図6のステップs20、s21、s23)。そして、リモート2から受信するメッセージについてモニタデータを返送する応答か、それとも立上報告かを判定する(ステップs27)。
この判定は、前述のように受信時間B内の応答(コマンドへの応答)か否か(立上報告)で判定か、コマンド送信リストに有る送信元ID(コマンドへの応答)か、否からのメッセージ(立上報告)か等で行う。また、リモート2がオーバヘッド情報にそのメッセージの種別を記載し、それをホスト1が読み出して判読するようにしても良い。
ステップs23〜s26は、受信時間B内に受信を予定していたリモート2が取り外された場合の処理手順である。単にコマンドを送信するリモート2数が減る場合であっても、リモート追加の場合も、前記説明と同様なコマンド送信先リストを参照したコマンドの送信と受信待ちの手順が行われれば良い。
言い換えれば、IDは、最大番号数を予め設定しておき、その範囲で有れば、ホスト1は、ID番号は飛び飛びであっても、ID番号を昇り順にしてポーリングのコマンドを送信し、新たにバスラインに接続されたリモート2は、同じID番号(最小のID番号)を2回目に受信したときに、それまで受信したID番号よりも大きい番号のIDを付与して立上報告する(ステップs8)ものであれば良い。
また、反対にID番号を降順にしても良い。即ち、最大のID番号から、少ない番号へ順番にポーリングのコマンドを送信することにより、抜け無く全てのリモート2へコマンドが送信され、同じID番号(最大のID番号)を2回目に受信した場合に全てのリモートへコマンドが送信されたと判定出来る方法により立上報告する(ステップs8)ものであればいずれの方法でも良い。
また、昇り順、下り順のいずれかであっても、ID番号の最大数が設定されていれば、同じID番号を2回目に受信したとき、コマンド送信先リストを参照し、リストに記憶されていないID番号を選択して立上報告を行う(ステップs8)ものであっても良い。
さて、図7において、リモート2の電源投入(ステップs1)以降、受信するID番号が繰り返しのもので有るか否かの判定をするステップs7までの過程は、図5による前述の説明で容易に理解できるので説明を省略する。
また、各リモート2は、バスライン3を介して通信するリモートのリストのIDの最大番号(新たに受信したID番号をコマンド送信リストに追加するものと同じになる。ステップs71。)を記憶するようにして、ネットワークの負荷状態等を判定する様にしても良い。
ステップs10は、立上報告が正しくホスト1に伝わったか否かを判定する手順でもし、自分が送信元IDとして送信したID番号が送信先IDとして受信出来なければ(ステップs10がNo)、再度、立上報告をすることを繰り返す。
この場合、他のリモート2から、同時に立上報告が送信され、メッセージの衝突が発生していると考えられるので、例えば、「ID=1」へのコマンドを受信してから立上報告を送信するまでの待機時間を変更する。
この変更は、衝突があった場合に、例えば、乱数を制御部22が内部で発生し、乱数に従って通信部21の送信開始タイミングを変更する方法がある。この乱数の発生条件を、先に記憶したリモート2の記憶部23に記憶したリモート2の数で変更するようにしても良い。例えば、記憶されたリモート数が少ないか、又は所定のリモート数の範囲の場合は、ログオンを希望するリモートが多いと仮定し、乱数発生の範囲を調整する。
また、上記説明では、各リモートの識別情報をバスライン上を伝送されるメッセージのヘッダ部に記載して、ID番号とリモートを照合可能にしている。各リモートを特定する識別情報は、ログオンすること自体については、ホストのコマンド送信リストに識別情報をID番号と対応して記憶する必要はない。この場合であっても、各リモートは、前述の説明から、自動的にID番号を取得してホストへログオンすることが可能なことが判る。
リモートの個別の物理的な識別が必要である場合、各リモートの製造番号又はそれに代わる設置位置等を物理的な識別情報をモニタデータ、又はヘッダ部F1に記述することにより、ホスト1の制御部12はその識別情報を各リモートのIDに対応する監視の為の識別情報としてデータベース部13に記載管理すればよい。また、そのデータベース部13でID番号と識別番号とを更に対応することも可能なことは言うまでも無い。
以上説明した如く、本発明の実施例の監視システムは、リモートがID番号を自動取得し、バスラインを介してホストへログオン出来るのでリモートを追加、変更する場合のID管理が容易である。
1 ホスト
11 通信部
12 制御部
13 データベース部
14 入出力部
2a〜2n リモート
20 装置部
21 通信部
22 制御部
23 記憶部
24 入出力部
3 バスライン
11 通信部
12 制御部
13 データベース部
14 入出力部
2a〜2n リモート
20 装置部
21 通信部
22 制御部
23 記憶部
24 入出力部
3 バスライン
Claims (10)
- 各固有のIDによりバスラインを介して接続されるホストと複数のリモートとの間でメッセージを送受信し、前記ホストから前記リモートへポーリングのコマンドを送信し、前記コマンドを受信した前記リモートが応答する監視システムにおいて、
予め定められた範囲内の番号の前記IDにより前記コマンドの送信先となる前記リモートをリストして記憶するデータベース手段と、前記IDが送信元又は送信先に設定された前記メッセージを前記バスラインとの間で入出力する第1の通信手段と、前記データベース手段から前記IDを読み出して前記第1の通信手段を介して一巡する様に前記リモートへコマンドを送信する一方、各前記リモートから受信するメッセージに送信元が新たな前記IDがある場合、前記新たなIDを前記リストに追加更新する第1の制御部とを備えるホストと、
前記バスラインを介してメッセージを送受信する第2の通信手段と、自分固有のIDを取得しない状態で前記バスラインに接続された場合、前記第2の通信手段を介して前記ホストと前記リモートとの間で送受信されるメッセージの受信を始めてから受信するコマンドが一巡して送信元が同じ2回目の応答を送信した直後に、前記範囲の中から未使用のIDを探し出し、その探し出したIDを送信元IDに設定した立上報告のメッセージを前記ホストに送信し、そのIDを送信先とする前記コマンドを前記ホストから受信した場合、そのIDを自動的に取得したものとして、送信元IDと設定した応答のメッセージを送信する制御を行う第2の制御部とを備えるリモートとを
具備することを特徴とする遠隔監視システム。 - 前記コマンドは、前記IDの番号を昇り順に一巡する様に送信され、
前記リモートの前記第2の制御部は、前記一巡するIDの最大の番号より大きい番号を送信元IDの番号として設定することを特徴とする請求項1記載の遠隔監視システム。 - 前記コマンドは、前記IDの番号を下り順に一巡する様に送信され、
前記リモートの前記第2の制御部は、前記一巡するIDの最小の番号より大きい番号を送信元IDの番号として設定することを特徴とする請求項1記載の遠隔監視システム。 - 各リモートは、自分のIDと、リモート個別の製造番号、又はそれに代わる物理的な自分の識別情報とを組み合わせたメッセージとして送受信し、前記ホストおよび前記各リモートは、そのIDとそれに対応する識別情報をリストとして前記データベース、又はリモートが備える記憶手段に書込記憶することを特徴とする請求項1記載の遠隔監視システム。
- 前記リモートは、前記立上報告を送信しても、自分が送信したIDの番号と同じコマンドが送信されない場合、ネットワーク上で自分と自分以外のリモートが送信した立上報告との衝突が発生したと判断し、
前記書込記憶されたリストから前記バスラインを介して通信するリモート数を判読し、そのリモート数の範囲に応じて調整された乱数により立上報告の再送タイミングを調整して送信することを特徴とする請求項4記載の遠隔監視システム。 - 各固有のIDによりバスラインを介して接続されるホストと複数のリモートとの間でメッセージを送受信し、前記ホストから前記リモートへポーリングのコマンドを送信し、前記コマンドを受信した前記リモートが応答する監視システムのログオン管理方法であって、
前記ホストは、
予め定められた範囲内の番号の前記IDにより前記コマンドの送信先となる前記リモートをリストしてデータベースに記憶し、
前記データベースから前記IDを読み出して、前記バスラインを介して通信手段により、前記IDが送信元又は送信先に設定された前記メッセージを一巡する様に前記リモートへコマンドを送信する一方、通信手段を介して各前記リモートから受信するメッセージに送信元が新たな前記IDがある場合、前記新たなIDを前記リストに追加更新し、
前記リモートは、
自分固有のIDを取得しない状態で前記バスラインに接続された場合、
前記バスラインを介してメッセージを送受信する第2の通信手段を介して前記ホストと自分以外の前記リモートとの間で送受信されるメッセージの受信を始めてから受信するコマンドが一巡して送信元が同じ2回目の応答を送信した直後に、前記範囲の中から未使用のIDを探し出し、その探し出したIDを送信元IDに設定した立上報告のメッセージを前記ホストに送信し、そのIDを送信先とする前記コマンドを前記ホストから受信した場合、そのIDを自動的に取得したものとして、送信元IDと設定した応答のメッセージを送信する
ことを特徴とする遠隔監視システムのログオン管理方法。 - 前記コマンドは、前記IDの番号を昇り順に一巡する様に送信され、
前記リモートは、前記一巡するIDの最大の番号より大きい番号を送信元IDの番号として設定することを特徴とする請求項6記載の遠隔監視システムのログオン管理方法。 - 前記コマンドは、前記IDの番号を下り順に一巡する様に送信され、
前記リモートは、前記一巡するIDの最小の番号より大きい番号を送信元IDの番号として設定することを特徴とする請求項6記載の遠隔監視システムのログオン管理方法。 - 各リモートは、自分のIDと、リモート個別の製造番号、又はそれに代わる物理的な自分の識別情報とを組み合わせたメッセージとして送受信し、前記ホストおよび前記各リモートは、そのIDとそれに対応する識別情報をリストとして前記データベース、又はリモートが備える記憶手段に書込記憶することを特徴とする請求項6記載の遠隔監視システムのログオン管理方法。
- 前記リモートは、前記立上報告を送信しても、自分が送信したIDの番号と同じコマンドが送信されない場合、ネットワーク上で自分と自分以外のリモートが送信した立上報告との衝突が発生したと判断し、
前記書込記憶されたリストから前記バスラインを介して通信するリモート数を判読し、そのリモート数の範囲に応じて調整された乱数により立上報告の再送タイミングを調整して送信することを特徴とする請求項9記載の遠隔監視システムのログオン管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006290272A JP2008109397A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 遠隔監視システムおよびそのログオン管理方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006290272A JP2008109397A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 遠隔監視システムおよびそのログオン管理方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008109397A true JP2008109397A (ja) | 2008-05-08 |
Family
ID=39442389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006290272A Pending JP2008109397A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 遠隔監視システムおよびそのログオン管理方法 |
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JP (1) | JP2008109397A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114785632A (zh) * | 2019-08-01 | 2022-07-22 | 深圳市骏普科技开发有限公司 | 电池供电总线式网络***增强带载能力的***及方法 |
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2006
- 2006-10-25 JP JP2006290272A patent/JP2008109397A/ja active Pending
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