JP2008104165A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した読み取りが可能でかつ、原稿画像の副走査倍率を原稿の表面と裏面で一致させることができる画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】本発明の画像読み取り装置は、原稿読み取り手段に対して、上流側搬送ローラと下流側搬送ローラとの間に原稿の搬送速度差を与えることを前提とする。そして、第1の読み取り部(CCDラインセンサ126)と第2の読み取り部(CISラインセンサ128)の主走査読み取り時間を各々独立に変更することにより、第1の読み取り部と第2の読み取り部の読み取り副走査倍率調整を行う。この制御はCPU309によってなされる。
【選択図】図3

Description

本発明は、デジタル複写機、ファクシミリ、スキャナ等の搬送される原稿の両面を同時に一度の搬送で読み取る両面同時読み取り機構を有する画像読み取り装置に関する。特に、読み取り倍率調整機能を有する画像読み取り装置に関する。
従来、複写機等に使用される画像読み取り装置には、自動原稿給送装置により原稿を1ページずつ原稿台ガラス上に搬送し、その搬送路に固定された露光装置により露光されて原稿の画像が読み取られる、いわゆる「流し読み」を行うものが知られている。さらには、生産性向上のために画像読み取り手段を2つ設けて、原稿の表裏を一度の搬送で読み取る「両面同時読み取り」を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような「流し読み」での読み取りが可能な画像読み取り装置では、原稿の搬送速度が変化すると原稿の読み取り倍率に誤差を生じてしまう。このため、原稿が画像読み取り装置の原稿読み取り部を通過する際には、原稿が常に等しい速度で抜けるようにすることが必要である。
例えば、従来の一般的な画像読み取り装置では、読み取り光学系に含まれた流し読みガラスを原稿のパス面に沿うように配置し、原稿がこの流し読みガラスの表面を通過するように搬送路が構成される。
そして、この搬送路には原稿を送るための複数のローラが設けられる。即ち、流し読みガラスへの進入側(搬送上流側)には、原稿を流し読みガラスに対して安定して搬送させるためのローラを設け、排出側(搬送下流側)には、読み取り後の原稿との摩擦によってこれを排出するための排出ローラを設ける。
ここで、後述する図1の画像読み取り装置におけるリードローラ108及びリード従動ローラ109の搬送速度と、リード排出ローラ111及びリード排出従動ローラ112と排紙ローラ113の速度の異同の影響について述べる。
それぞれの速度を同じに設定にし、搬送速度差をなしとすると、各ローラの仕上がり精度や摩耗等により速度差が生じた場合、原稿読み取り倍率に誤差が生じる場合がある。また、原稿にたるみが発生し、原稿読み取り位置、即ち、流し読みガラス116、流し読みガラス130位置で原稿が浮く場合があり、解像度などに影響が出る(いわゆるピンボケが発生する)ことがある。
この問題に対して、例えば特許文献2に以下の技術が提案されている。
原稿読み取り部に対して原稿搬送方向の上流側に配置された搬送ローラと下流側に配置された搬送ローラとの間に搬送速度差を与える。具体的には、上流側に配置した原稿搬送ローラの原稿搬送速度に対して、下流側に配置した原稿搬送ローラの原稿搬送速度を大きくする構成をとる。このような機構を採用することで、原稿読み取り部において常に原稿が搬送側に引っ張られるようにして、原稿のたるみをなくし安定した精度のよい読み取りを実現している。
特開2004−187144号公報 特開平11−289420号公報
しかしながら上記特許文献2の技術では、上述した「両面同時読み取り」のように2つの画像読み取り手段を有する画像読み取り装置の場合に、以下のような不具合が生じる。
各ローラに原稿が進入するタイミング及び原稿後端が各ローラを抜けるタイミングが、表面(第1面)を読み取る流し読みガラス116(後述する図1参照)と、裏面(第2面)を読み取る流し読みガラス130(後述する図1参照)で異なる。
よって、上流側に配置した原稿搬送ローラの原稿搬送速度に対して、下流側に配置した原稿搬送ローラの原稿搬送速度を大きくすることで安定した読み取りを行うように構成すると、原稿画像の副走査倍率が原稿の表面と裏面で異なってしまう問題点が発生する。
具体的には、上記のように下流側に配置した原稿搬送ローラの原稿搬送速度を大きしてしまうと、裏面側の読み取り画像の副走査倍率が表面の副走査倍率に対して小さくなってしまう問題点が発生する。
本発明の目的は、安定した読み取りが可能でかつ、原稿画像の副走査倍率を原稿の表面と裏面で一致させることができる画像読み取り装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像読み取り装置は、原稿を読み取る第1の読み取り手段と、原稿搬送方向に関して前記第1の読み取り手段の上流に配置され、第1の搬送速度で原稿を搬送する第1の搬送手段と、原稿搬送方向に関して前記第1の読み取り手段の下流に配置され、前記第1の搬送速度よりも速い第2の搬送速度で原稿を搬送する第2の搬送手段と、前記第2の搬送手段により原稿が保持された後の前記第1の読み取り手段の1主走査の走査時間を、前記第2の搬送手段により原稿が保持される前よりも短くなるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1の搬送手段が、原稿搬送方向に関して原稿を読み取る第1の読み取り手段の上流に配置され、第1の搬送速度で原稿を搬送し、第2の搬送手段が、原稿搬送方向に関して第1の搬送手段の下流に配置され、第1の搬送速度よりも速い第2の搬送速度で原稿を搬送する。制御手段は、第2の搬送手段により原稿が保持された後の第1の読み取り手段の1主走査の走査時間を、第2の搬送手段により原稿が保持される前よりも短くなるように制御する。
このような構成により、安定した読み取りが可能でかつ、原稿画像の副走査倍率を原稿の表面と裏面で一致させることができるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読み取り装置の構成を概略的に示す図である。
図1において、画像読み取り装置は、自動原稿給送装置100と、画像読み取り装置本体115とから構成されている。
図2は、図1の画像読み取り装置によって実行される両面原稿読み取り処理の手順を示すフローチャートである。
図1の画像読み取り装置の構成を図2のフローチャートの動作と併せて説明する。
自動原稿給送装置100において、原稿トレイ101は原稿102を積載する。原稿トレイ101の上方には、給紙ローラ103が設けられている。給紙ローラ103は、分離搬送ローラ104と同一駆動源に接続され、その回転に連れて回転し、原稿を給紙する(ステップS201)。
給紙ローラ103は、通常、ホームポジションである上方の位置に退避しており、原稿のセット作業を阻害しないようになっている。給紙動作が開始されると、給紙ローラ103は下降して原稿102の上面に当接する。給紙ローラ103は、図示しないアームに軸支されているので、アームが揺動することにより上下に移動する。
分離搬送従動ローラ105は、分離搬送ローラ104の対向側に配置されており、分離搬送ローラ104側に押圧されている。分離搬送従動ローラ105は、分離搬送ローラ104より僅かに摩擦が少ないゴム材等から形成されており、分離搬送ローラ104と協働して、給紙ローラ103によって給紙される原稿102を1枚ずつ捌いて給紙する。
レジストローラ106及びレジスト従動ローラ107は、分離部で給紙された原稿102の先端を揃えるものであり、静止したレジストローラ対のニップ部に向けて分離した原稿102の先端を突き当て、原稿102にループ(たわみ)を生じさせて、原稿102の斜行を矯正する。そして、リードローラ108及びリード従動ローラ109は、原稿102を流し読みガラス116に向けて搬送する。流し読みガラス116の対向側には、プラテンローラ110が配置されている。
流し読みガラス116上(第1の読み取り部)を通過する原稿102の表面(第1面)の画像情報をCCDラインセンサ126にて読み取る(ステップS202)。CCDラインセンサ126での原稿102の表面画像読み取りが終了すると、リード排出ローラ111及びリード排出従動ローラ112は、原稿をCISラインセンサ128側に搬送する。
ジャンプ台117は、流し読みガラス116から原稿102をすくい上げる。CISラインセンサ128の対向側には、プラテンローラ127が配置されている。流し読みガラス130上(第2の読み取り部)を通過する原稿102の裏面(第2面)の画像情報をCISラインセンサ128にて読み取る(ステップS203)、CISラインセンサ128での原稿102の裏面画像読み取りが終了すると、排紙ローラ113は原稿102を排紙トレイ114に排出する(ステップS204)。
画像読み取り装置本体115は、読み取り原稿面に対して光を照射するランプ119、及び原稿102からの反射光をレンズ125及びCCDラインセンサ126に導くミラー120、121、122を有する。ランプ119及びミラー120は、第1ミラー台123に取り付けられている。また、ミラー121、122は、第2ミラー台124に取り付けられている。
ミラー台123、124は、ワイヤ(図示せず)によって駆動モータ(図示せず)と結合され、駆動モータの回転駆動により原稿台ガラス118と平行に移動する。原稿102からの反射光は、ミラー120、121、122を介してレンズ125に導かれ、レンズ125によってCCDラインセンサ126の受光部に結像される。
CCDラインセンサ126は、結像した反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。CISラインセンサ128も同様に、原稿102からの反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。
上記構成を有する画像読み取り装置では、原稿102を原稿台ガラス118上に載置し、第1ミラー台123及び第2ミラー台124を副走査方向(図中矢印方向)に移動させながら原稿を読み取る原稿固定読み取りモードを有する。
また、第1ミラー台123及び第2ミラー台124を停止させた状態で、自動原稿給送装置100によって原稿102を搬送させながら、流し読みガラス116、130位置で原稿を読み取る流し読みモードを有する。この2つのモードで原稿102を読み取ることができる。
図3は、本実施の形態に係る画像読み取り装置の機能ブロック図である。
図3において、画像読み取り装置は、原稿の表面を読み取るCCDラインセンサ126を駆動するパルス生成を行うパルスジェネレータ回路305、CCDラインセンサ126からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路301を備える。
また、画像読み取り装置は、A/D変換回路301によってデジタル値に変換された画像データにシェーディング補正を行うシェーディング補正回路302を備える。また、シェーディング補正が行われたCCDラインセンサ126からの画像データを外部機器に出力する画像データ出力ライン307を備える。
また、画像読み取り装置は、原稿の裏面を読み取るCISラインセンサ128を駆動するパルス生成を行うパルスジェネレータ回路306、CISラインセンサ128からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路303を備える。
また、画像読み取り装置は、A/D変換回路303によってデジタルに変換された画像データにシェーディング補正を行うシェーディング補正回路304を備える。また、シェーディング補正が行われたCISラインセンサ128からの画像データを外部機器に出力する画像データ出力ライン308を備える。また、画像読み取り装置は、全体を制御するCPU309を備える。
パルスジェネレータ回路305、306は、CPU309からの設定によりCCDラインセンサ126、CISラインセンサ128の1主走査の走査時間などの駆動条件を変更することができるようになっている。
図4は、図1の画像読み取り装置によって実行される両面原稿読み取り時の原稿搬送処理の手順を示すフローチャートである。
図4において、原稿トレイ101上に積載された原稿102は、給紙ローラ103により最上位の原稿から分離搬送ローラ対間に搬送される(ステップS401)。原稿が複数枚重なって搬送された場合、分離搬送ローラ104と分離搬送従動ローラ105は、原稿を1枚に分離して搬送する(ステップS402)。
1枚に分離された原稿は、下流側にあるレジストローラ対によって原稿の先端を揃えられて、リードローラ対を通過して第1の読み取り部(表面読み取り部)に搬送される。(ステップS403)。続いて原稿102は、リード排出ローラ対を通過して第2の読み取り部(裏面読み取り部)に案内され(ステップS404)、さらに排紙ローラ113に搬送され排紙トレイ114に排出され(ステップS405)、処理を終了する。
図5は、図3の画像読み取り装置によって実行される両面原稿読み取り時のデータ処理の手順を示すフローチャートである。
本処理は、図3におけるCPU309によって実行される。
図5において、まず、原稿給紙を開始し(ステップS501)、原稿が第1の読み取り部に到達したところで、CCDラインセンサ126の画像データを画像データ出力ライン307に転送開始する(ステップS502)。
原稿が第2の読み取り部に到達したところで、CISラインセンサ128からの画像データを画像データ出力ライン308に出力開始する(ステップS503)。CISラインセンサ128から画像データを画像データ出力ライン308に転送終了したことを検出すると(ステップS504でYES)、次原稿がある場合は(ステップS505でYES)、次原稿の読み取り動作に移行する。次原稿が無い場合は(ステップS504でNO)、原稿の両面同時読み取り動作を終了する。
次に原稿搬送速度とCCDラインセンサ126の駆動速度について説明する。
A4原稿を1分間60枚読み取る画像読み取り装置の駆動速度について考えると、1秒間に読み取らなければならない原稿は1枚である。A4サイズの副走査長さは、搬送方向に対して原稿の短手方向が平行になるように原稿をセットしたとき、210mmであるが、原稿搬送間隔(紙間)を40mmとるとすると、1秒間に副走査方向で250mmを読める速度でCCDラインセンサ126を駆動しなければならない。
600dpiの解像度で原稿を読み取る場合を考えると、上記条件のとき、1主走査ラインの走査時間(1主走査ラインを読み取る際に費やす時間;一主走査の走査時間)は以下の式で求められる。
1主走査ライン走査時間=1sec/(250mm/(25.4mm/600))
1主走査ライン走査時間=169μsecでCCDラインセンサ126を駆動しなければならないことがわかる。裏面を読み取るCISラインセンサ128も同様である。
また、原稿搬送用の各ローラの搬送速度は、上記条件でCCDラインセンサ126を駆動する場合、1秒間に250mmの搬送スピードで原稿搬送したときに副走査倍率が100%となる。よって250mm/secの速度で各ローラを駆動する必要がある。
図6は、図1の画像読み取り装置によって搬送される原稿の搬送イメージの第1の例を示す図である。
ここで、リードローラ108、リード排出ローラ111及び排紙ローラ113が仕上がり精度や摩耗等により速度差が生じた場合にも原稿にたるみが起きないように、以下のようにする。即ち、リードローラ108、リード排出ローラ111に対して排紙ローラ113の搬送速度を1%上げて引っ張り駆動する。つまり、リードローラ108、リード排出ローラ111の搬送速度(第1の搬送速度)と排紙ローラ113の搬送速度(第2の搬送速度)との速度差は、リード排出ローラ111と排紙ローラ113の間で原稿にたるみが起きない程度の速度差である。ここで、排紙ローラ113の原稿挟持力(保持力)はリードローラ108及びリード排出ローラ111の原稿挟持力(保持力)よりも大きく設定されている。また、排紙ローラ113により原稿が引っ張られている間は、リードローラ108、リード排出ローラ111の摩擦力または挟持力が減少するように、それぞれの駆動及び従動ローラの一方が他方に対して離間方向に移動するように構成してもよい。
この場合、原稿102が排紙ローラ113に進入した際に、原稿102の搬送速度が1%速度アップするため、排紙ローラ113と第1の読み取り部と第2の読み取り部との位置関係により、表面と裏面の原稿の読み取り副走査倍率が異なってしまう。
ここで、第1の読み取り部から排紙ローラ113までの距離が100mm、第2の読み取り部から排紙ローラまでの距離が30mmとする。この構成で、A4原稿を読み取る場合を考えると、第1の読み取り部では100mmまでは通常速度で原稿が読み取られ、残り110mmが1%速度アップして読み取られることとなる。
第2の読み取り部では、30mmまでは通常速度で原稿102が読み取られ、残り180mmが1%速度アップして読み取られることとなる。図7(a)及び図7(b)にA4原稿の場合の例を示す。図7(a)は第1の読み取り部を通過する原稿の表面、図7(b)は、第2の読み取り部を通過する原稿の裏面を示す。
このままの状態で原稿を読み取ると、表面読み取り部(第1の読み取り部)の画像データは、以下のサイズで読み取られてしまう。
表面副走査読み取りサイズ=100mm(通常速度領域)+110mm/1.01(速度アップ領域)
表面副走査読み取りサイズ≒208.9mm
裏面読み取り部(第2の読み取り部)の画像データは以下のサイズで読み取られてしまう。
裏面副走査読み取りサイズ=30mm(通常速度領域)+180mm/1.01(速度アップ領域)
裏面副走査読み取りサイズ≒208.2mm
本来副走査サイズが210mmのA4原稿を読んだ場合でも実際よりサイズが縮小されてしまう。
ここで、表面の副走査読み取りサイズを210mmに調整するために、原稿が排紙ローラ113に達するまでの搬送速度を決定するリードローラ108、リード排出ローラ111の駆動速度については、通常の搬送速度である250mm/secを
表面調整搬送速度=250mm/sec×208.9mm/210mm
表面調整搬送速度≒248.69mm/sec
となるように調整(低減)することで、表面の副走査読み取りサイズを210mmに調整することができるが、この速度にしても裏面の副走査読み取りサイズは以下のようになり調整できない。
表面調整後の裏面副走査読み取りサイズ=210mm/208.9mm×208.2mm
表面調整後の裏面副走査読み取りサイズ=209.29mm
そのため、本実施の形態では、通常搬送速度を調整することで、まず表面の読み取り画像の副走査倍率を調整し、裏面読み取り画像は、CISラインセンサ128の1主走査ライン走査時間を調整することで副走査倍率を調整する制御を行う。
例えば上記通常搬送速度調整後、残り調整必要倍率は
209.29mm/210mm=99.66%
となり、CISラインセンサ128の1主走査ラインの走査時間をこの分短く(CISラインセンサ128の読取駆動速度をこの分大きく)すればよい。
裏面調整後の1主走査の走査時間=169μsec×0.9966
裏面調整後の1主走査の走査時間=168.4254μsec
よってCPU309からパルスジェネレータ回路306へCISラインセンサ128の1主走査ライン走査時間が168.4254μsecとなるように設定を行う。
上記表面、裏面の倍率調整はA4サイズでの例であり、各原稿サイズによって設定値を変更する必要がある。これは、通常速度で読み取る領域と速度アップして読み取る領域の比が変わるためである。
よってCPU309は、ユーザーから設定された読み取り原稿サイズにより搬送速度を設定し、裏面1主走査ライン時間をパルスジェネレータ回路306に設定する動作を行う。
このように制御することにより、搬送下流側ローラの搬送速度を上げて引っ張り駆動した構成をとった場合でも、表面、裏面共に精度のよい副走査倍率調整を行った両面同時読み取りが可能となる。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の構成で、別の制御で読み取り倍率調整する際の画像読み取り動作について説明する。
第1の実施の形態では、通常搬送速度を調整することで、まず表面の読み取り画像の副走査倍率を調整し、裏面読み取り画像はCISラインセンサ128の1主走査の走査時間を調整することで、副走査倍率を調整する制御を行う構成とした。
この構成の場合、A4原稿全体の副走査倍率調整は可能であるが、部分的に見ると原稿102が排紙ローラ113に進入した時から原稿の搬送速度が1%速度アップする。よって、読み取った原稿画像内で部分的に倍率が異なってしまい、例えば、図8に示すような等間隔に線が並んだような原稿を読み込むと線の幅が排紙ローラ113に進入した時から(図のBの部分)、その前までに読み込んだ部分(図のAの部分)に対して1%縮小されて読まれてしまう。
そこで、本実施の形態では、原稿が排紙ローラ113進入するタイミングをCPU309で検出できるように、原稿102を給紙してからの時間をカウントしておく。そして、原稿102が排紙ローラ113進入するタイミングで、パルスジェネレータ回路305、306に対してCCDラインセンサ126、CISラインセンサ128の1主走査ラインの走査時間を1%短くする(CCDラインセンサ126、CISラインセンサ128の読取駆動速度を1%増加する)設定を行う。具体的には以下の計算式の値を設定する。
1主走査の走査時間=169μsec/1.01
1主走査の走査時間=167.327μsec
よって、原稿102が排紙ローラ113に進入するまでは、パルスジェネレータ回路305、306に対して1主走査の走査時間=169μsecで読み取りを行う設定をしておく。そして、原稿102が排紙ローラ113に進入するタイミングで、1主走査の走査時間=167.327μsecで読み取りを行う設定をする。
このように制御することにより、搬送下流側ローラの搬送速度を上げて引っ張り駆動した構成をとった場合でも、表面、裏面共に精度の良い副走査倍率調整を行った両面同時読み取りが可能となる。また、原稿サイズによって設定値の変更の必要がない簡易的な構成
での副走査倍率調整が可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像読み取り装置の概略図である。 図1の画像読み取り装置によって実行される両面原稿読み取り処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る画像読み取り装置の機能ブロック図である。 画像読み取り装置によって実行される両面原稿読み取り時の原稿搬送処理のフローチャートである。 画像読み取り装置によって実行される両面原稿読み取り時のデータ処理のフローチャートである。 図1の画像読み取り装置によって搬送される原稿の搬送イメージの第1の例を示す図である。 図1の画像読み取り装置によって搬送される原稿の搬送イメージの第2の例を示し、図7(a)は第1の読み取り部を通過する原稿の表面、図7(b)は第2の読み取り部を通過する原稿の裏面を示す図である。 図1の画像読み取り装置によって搬送される原稿の搬送イメージの第3の例を示す図である。
符号の説明
126 CCDラインイメージセンサ(第1の読み取り手段)
128 CISラインイメージセンサ(第2の読み取り手段)
301、303 A/D変換回路
302、304 シェーディング補正回路
305、306 パルスジェネレータ回路
307、308 画像データ出力ライン
309 CPU(制御手段)

Claims (6)

  1. 原稿を読み取る第1の読み取り手段と、
    原稿搬送方向に関して前記第1の読み取り手段の上流に配置され、第1の搬送速度で原稿を搬送する第1の搬送手段と、
    原稿搬送方向に関して前記第1の読み取り手段の下流に配置され、前記第1の搬送速度よりも速い第2の搬送速度で原稿を搬送する第2の搬送手段と、
    前記第2の搬送手段により原稿が保持された後の前記第1の読み取り手段の1主走査の走査時間を、前記第2の搬送手段により原稿が保持される前よりも短くなるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記第2の搬送手段の原稿保持力は、前記第1の搬送手段の原稿保持力よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記第2の搬送速度と前記第1の搬送速度との速度差は、前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段との間で原稿にたるみが起きない程度の速度差であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読み取り装置。
  4. 前記第1の読み取り手段は原稿の第1面を読み取るものであって、
    前記画像読み取り装置は、前記第2の搬送手段の上流に設けられ、原稿の第2面を読み取る第2の読み取り手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記第2の搬送手段により原稿が保持された後の前記第2の読み取り手段の1主走査の走査時間を、前記第2の搬送手段により原稿が保持される前よりも短くなるように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  5. 前記第1の読み取り手段及び前記第2の読み取り手段は、前記第1の搬送手段又は前記第2の搬送手段が原稿を搬送している間に原稿の第1面及び第2面をそれぞれ読み取ることを特徴とする請求項4記載の画像読み取り装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の読み取り手段が原稿を読み取っている最中に1主走査の走査時間を変更することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
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