JP2008103390A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の信頼性の向上を図る。
【解決手段】ダイボンディング工程において、平坦な吸着面9aと吸着力を発生させる内部電極とを有し、かつ吸着面9aの大きさ≧半導体チップ1の主面1aの大きさの関係である静電吸着コレット9を用いて半導体チップ1をピックアップすることにより、半導体チップ1の被吸着面全面を押さえて吸着保持することができ、ダイシングテープ12から剥離する際に半導体チップ1の外周部が撓むことを防止できる。これにより、ピックアップ時の半導体チップ1のワレ、欠け等のダメージの発生を防止することができ、半導体装置の信頼性の向上を図ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体製造技術に関し、特に、ダイシング後の薄膜チップのピックアップに適用して有効な技術に関する。
静電吸着力を用いて半導体チップ又は絶縁フィルムなどの把持対象物を吸着把持する把持装置を備えたダイボンディング装置である。この把持装置としては、ベース部材の一面に正の電圧が印加される電極面積と負の電圧が印加される電極面積とが等しい一対の電極要素から構成された電極が絶縁材料に埋設されて固定されている静電吸着装置を有する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−156550号公報
近年の半導体装置(半導体パッケージ)の薄型化、高機能化、多機能化及び大容量メモリ化の要求に伴い、半導体装置内に搭載される半導体チップも薄膜チップ化及び多段積層化(3次元実装化)の方向に技術が進んでいる。その中で、例えば、厚さが100μm以下に薄膜チップ化されると、半導体チップの強度(抗折強度、剛性)が低下し、反りが大きくなる。したがって、半導体チップにワレや欠け等のダメージを付与せずにハンドリングする技術が必要となってくる。
例えば、半導体装置の組み立てにおけるダイボンド工程では、ダイシング工程により複数の半導体チップに個片化された半導体ウェハがダイシングテープに貼り付けられ、更にダイシングテープの下方側を真空吸着した状態で、チップ位置認識用カメラ(以下、カメラと言う)33によりそれぞれの半導体チップを認識し、位置の補正を行っている。その後、ダイシングテープの下方側から針や治具(突き上げ駒)等で突き上げて半導体チップの外周部をダイシングテープから剥離する。一方、チップ上方からはチップサイズより小さいピックアップ用のコレットが降下し、チップ表面を真空吸着して保持する。針や治具の突き上げ動作に同期してコレットも上昇し、これによって半導体チップをダイシングテープから完全に剥離してピックアップ完了となる。このとき、コレットの面積がチップサイズよりも小さいものを使用する理由としては、チップサイズよりコレットの面積が大きいと、ピックアップする対象の半導体チップの隣(周囲)に位置する半導体チップまで、コレットで吸着保持してしまう可能性があるためである。
しかしながら、半導体チップが、例えば、100μm以下に薄膜化されていると、半導体チップをピックアップする際に、図18の比較例に示すように、コレット30がチップ全面を完全に吸着保持できていないため、チップ自身が剥離する際に撓みを生じる。すなわち、薄膜化された半導体チップ31は強度が低いために反り易く、半導体チップ31の平面サイズよりも小さいコレット30で真空吸着を行うと、半導体チップ31の外周部はコレット30により真空吸着されない状態となる。コレット30に直接保持されていない半導体チップ31の外周部は、ダイシングテープ32との接着力が勝ることから、半導体チップ31の外周部がダイシングテープ32から完全に剥離しきれない。この結果、半導体チップ31がダイシングテープ32に追従して撓んでしまう。そして、薄膜化された半導体チップ31は強度が低いため、半導体チップ31はワレ、欠けなどの問題が発生する。
また、半導体チップ31が反っていると、図19の比較例に示すように、ダイシングテープ32は半導体チップ31の反りに追従し、平坦性が低下してしまう。このような状態で、ダイボンダのカメラ33で半導体チップ31を認識した際に、半導体チップ31の認識位置の精度のばらつきが大きくなってピックアップ前の位置認識精度が低下し、その結果、ダイボンド位置精度が低下するという問題が起こる。
なお、前記特許文献1(特開2006−156550号公報)に開示されている技術では、コレットの保持面の大きさが半導体チップより小さいため、チップ全面を保持することができず、薄膜チップをピックアップする際には半導体チップに撓みが生じて、その結果、ワレ、欠けの発生に至る。
本発明の目的は、半導体装置の信頼性の向上を図ることができる技術を提供することにある。
また、本発明の目的は、半導体装置の組み立て性の向上を図ることができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
すなわち、本発明は、平坦な吸着面と内部電極とを有し、かつ吸着面の大きさ≧半導体チップの被吸着面の大きさである静電吸着コレットを準備する工程と、静電吸着コレットの内部電極に電圧を印加して吸着力を発生させ、静電吸着コレットの吸着面を半導体チップの被吸着面に接触させて、ダイシング済みの半導体ウェハから静電吸着によって半導体チップの被吸着面全面を吸着保持してピックアップする工程とを有するものである。
また、本発明は、半導体ウェハの裏面側からレーザを照射して個片化する工程と、ダイシングテープを引き伸ばしてチップ間隔を広げる工程と、静電吸着テーブルの内部電極に電圧を印加して吸着力を発生させて静電吸着テーブル上で半導体ウェハの裏面全面を吸着保持する工程と、静電吸着テーブルの吸着力より大きな吸着力を吸着コレットから付与して個々の半導体チップをピックアップする工程とを有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
平坦な吸着面と吸着力を発生させる内部電極とを有し、かつ吸着面の大きさ≧半導体チップの被吸着面の大きさの関係である静電吸着コレットを用いて半導体チップをピックアップすることにより、チップの被吸着面全面を押さえて吸着保持することができ、ダイシングテープから剥離する際に半導体チップの外周部が撓むことを防止できる。その結果、ピックアップ時の半導体チップのワレ、欠け等のダメージの発生を防止することができ、半導体装置の信頼性の向上を図ることができる。
また、ダイシング済みの個々の半導体チップを静電吸着テーブル上にダイシングテープごとマウントし、その後、ダイシングテープを剥離して半導体チップをピックアップすることにより、チップ裏面全面に対してチップサイズより大きな領域を静電吸着テーブル上で吸着保持した状態でピックアップするため、チップ反りを矯正した状態でダイボンダによりチップ主面をカメラ認識する際の位置精度を向上させることができる。その結果、ダイボンドの位置精度を向上することができ、半導体装置の組み立て性の向上を図ることができる。
以下の実施の形態では特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
さらに、以下の実施の形態では便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良いものとする。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるチップピックアップ状態の一例を示す基本概念図、図2は本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるチップピックアップ時の突き上げ前の構造の一例を示す部分断面図、図3は図2に示すチップピックアップ時の突き上げ後の構造の一例を示す部分断面図である。また、図4は本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるチップピックアップ時のピックアップ前の構造の一例を示す断面図、図5は図4に示すチップピックアップ時のピックアップ後の構造の一例を示す断面図、図6は本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるダイボンディング時の構造の一例を示す断面図である。さらに、図7は本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるダイボンディング時のチップ積層状態の一例を示す断面図、図8は本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるワイヤボンディング時の構造の一例を示す断面図、図9は本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおける樹脂モールディング時の構造の一例を示す断面図である。また、図10は本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるボール付け時の構造の一例を示す断面図、図11は本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおける変形例の静電吸着コレットの内部電極の配列を示す平面図である。
本実施の形態1は、半導体装置の組み立てにおいて、半導体ウェハをダイシングして個片化した後のチップピックアップ工程を主に説明するものである。
図1は本実施の形態1のチップピックアップ工程で用いられる静電吸着(静電チャック)方式の原理を示すものであり、ダイシングによって個片化された半導体チップ1を静電吸着コレット9によってピックアップするものである。静電吸着コレット9は、その内部に内部電極(チャックセル)9bを有し、コレット本体と半導体チップ1の間に電圧(陽極又は陰極)を印加し、両者の間に発生した力によって半導体チップ1を吸着するものである。すなわち、n型の半導体ウエハから個片化された半導体チップ1を吸着する場合は、静電吸着コレット9の内部電極9bに陽極(プラス)の電圧を印加することで、半導体チップ1を吸着保持するものである。
そこで、本実施の形態1の静電吸着コレット9は、半導体チップ1を静電吸着で保持可能な平坦な吸着面9aと、電解を形成して吸着力を発生させる内部電極9bとを備えており、さらに、[吸着面9aの大きさ]≧[半導体チップ1の主面(被吸着面)1aの大きさ]の関係となっている。すなわち、静電吸着コレット9の先端の吸着面9aの大きさは、半導体チップ1の被吸着面である主面1aと同等か、あるいは主面1aより大きく形成されている。さらに、吸着面9aは、半導体チップ1を吸着保持した際に、半導体チップ1が反らないような平坦度を有している。このように静電吸着コレット9の吸着面9aが平坦面であり、かつ半導体チップ1の被吸着面と同等かそれより大きいため、静電吸着コレット9で半導体チップ1を吸着保持した際には、半導体チップ1の主面(または裏面)全面を保持することができる。
したがって、半導体チップ1の主面(または裏面)全面を吸着保持することができるため、比較的反り易い薄膜化された(例えば、厚さ100μm以下)薄型チップをピックアップする場合に非常に有効である。
このように本実施の形態1の半導体装置の組み立てでは、チップピックアップ工程において、前記した静電吸着コレット9を用い、その内部電極9bに電圧を印加して吸着力を発生させ、さらに静電吸着コレット9の吸着面9aを半導体チップ1の主面(被吸着面)1aに接触させる。これにより、突き上げ台(テーブル)10上に配置されたダイシング済みの半導体ウェハ5(図4参照)から、静電吸着コレット9の平坦な吸着面9aによって半導体チップ1の主面全面を吸着保持した状態でピックアップすることができる。
次に、前記静電吸着コレット9を用いた本実施の形態1の半導体装置の組み立ての一例を説明する。ここでは、図2〜図10を用いて、半導体装置の薄型化、高機能化、多機能化及び大容量メモリ化の要求に伴って、薄膜化された半導体チップが多段積層される構造の半導体装置(図10に示すチップ積層型の半導体パッケージ7)を組み立てる場合を一例として説明する。
まず、ダイシングテープ12に貼り付けられた状態でダイシング(個片化)及びエキスパンドが行われた図4に示す半導体ウェハ5を、ピックアップステージ13(突き上げ台10)上に配置し、その後、図5に示すように半導体チップ1を上方にピックアップする。
ピックアップ工程では、まず、図2に示すように、突き上げ台10(ピックアップステージ13)上に配置された半導体チップ1に対して、その上方から静電吸着コレット9を下降させ、かつその内部電極9bに電圧を印加して吸着力を発生させた静電吸着コレット9の吸着面9aを半導体チップ1の主面(被吸着面)1aに接触させる。
その際、静電吸着コレット9の平坦な吸着面9aは、半導体チップ1の主面1aと同等もしくは主面1aより大きいため、半導体チップ1の主面1a全面を静電吸着コレット9の吸着面9aで吸着保持することができる。なお、半導体チップ1は、例えば、厚さ100μm以下に薄膜化された薄型のものである。
その後、図3に示すように、突き上げ台10の内部に配置され、かつ半導体チップ1の下部に配置されている突き上げ駒11を徐々に上昇させて、突き上げ駒11によって半導体チップ1を上方に突き上げる。その際、静電吸着コレット9の平坦な吸着面9aが、半導体チップ1の外周部を含む主面1a全面を確実に吸着保持しているため、半導体チップ1の裏面1bにおいて、半導体チップ1がダイシングテープ12に追従することなく、半導体チップ1の裏面1bの外周部から中心に向けて徐々にダイシングテープ12を剥離させることができる。
これにより、ダイシングテープ12を剥離しても半導体チップ1の主面1a全面が静電吸着コレット9の吸着面9aに吸着保持された状態を維持できるため、半導体チップ1の外周部が撓むことを防止できる。
その結果、ピックアップ時の半導体チップ1のワレ、欠け等のダメージの発生を防止することができ、これにより、半導体装置(半導体パッケージ7)の信頼性の向上を図ることができる。さらに、半導体チップ1のワレ、欠け等のダメージの発生を防止することができるため、半導体チップ1の歩留りを向上させることができる。
半導体チップ1をダイシングテープ12から全て剥離した後、図5に示すように静電吸着コレット9によって半導体チップ1を吸着保持した状態でダイボンディング工程に移る。
ダイボンディング工程では、図6に示すように、まず、ダイボンドステージ14上に配置されたパッケージ基板(配線基板)3の主面3a上に、静電吸着コレット9によって吸着保持された第1の半導体チップ(半導体チップ1)15を移送し、その後、第1の半導体チップ15をその主面(被吸着面)15aを上に向けた状態でフィルム状接着剤2を介してパッケージ基板3上に搭載する。これにより、第1の半導体チップ15は、その裏面15bがパッケージ基板3の主面3aとフィルム状接着剤2を介して接合される。
その後、図7に示すように、第1の半導体チップ15の主面15a上に、静電吸着コレット9によってピックアップされ、かつ吸着保持された第1の半導体チップ15より小さな第2の半導体チップ(半導体チップ1)16を移送し、その後、第2の半導体チップ16をその主面(被吸着面)16aを上に向けた状態でフィルム状接着剤2を介して第1の半導体チップ15上に搭載する。これにより、第2の半導体チップ16は、その裏面16bが第1の半導体チップ15の主面15aとフィルム状接着剤2を介して接合される。すなわち、第1の半導体チップ15上に第2の半導体チップ16が積層される。
その後、ワイヤボンディング工程において、図8に示すように、ワイヤボンドステージ17上で、第1の半導体チップ15のパッド(表面電極)15cとパッケージ基板3のボンディング用端子3cとを、及び第2の半導体チップ16のパッド(表面電極)16cとパッケージ基板3のボンディング用端子3cとを、それぞれ金線等のワイヤ4によって電気的に接続する。
その後、樹脂モールド工程において、図9に示すように、第1の半導体チップ15及び第2の半導体チップ16や、複数のワイヤ4を封止用樹脂によって樹脂封止し、樹脂体6を形成する。
さらに、ボール付け工程において、図10に示すように、パッケージ基板3の裏面3bに半導体パッケージ7の外部端子となる複数の半田ボール8を接合する。
これにより、チップ積層型の半導体パッケージ7の組み立て完了となる。
次に、本実施の形態1の変形例について説明する。
図11は静電吸着コレット9の変形例を示すものであり、静電吸着コレット9の内部に小さな複数の内部電極(チャックセル)9bが設けられ、これらの内部電極9bが、例えば、格子状に配置されている。これにより、例えば、チップサイズに応じて必要な部分の内部電極9bのみに電圧を印加することで、限られた領域のみの吸着のON/OFFを行ったり、もしくは吸着力の強弱制御を行ったりすることが可能である。
すなわち、小型の内部電極9bを複数配置しておき、これらの内部電極9bをブロック単位(例えば、半導体ウェハ5の領域ごと)に分けて電圧制御することで、吸着可能な領域を種々変えることが可能である。これにより、1つの静電吸着コレット9で、複数の品種の半導体チップ1のピックアップを行うことができる。また、半導体チップ1の大きさに応じてその領域の内部電極9bのみに電圧を印加してその領域のみ吸着力を発生させることも可能である。例えば、チップサイズに応じた領域のみに電気回路的に静電チャックによる吸着が可能な領域を任意に設定できるようにし、品種切り換え等によるチップサイズ変更にも同じ静電吸着コレット9で対応することができる。
したがって、品種切り換え時の段取り替えの手間、時間の短縮及び省略、さらにコレット製作費用の削減を図ることができる。
また、レーザダイシングによってダイシングが行われた場合、隣接するチップ間の隙間がほとんど得られないため、静電吸着コレット9によってピックアップする際に隣接するチップもいっしょにピックアップしてしまう可能性があるが、小型の内部電極9bを複数配置しておくことで、外周付近のピックアップしない隣接するチップに対応する内部電極9bには電圧を印加しないようにして吸着力を発生させないようにする。その結果、隣接するチップをピックアップしてしまうような誤ピックアップを防止することができる。
(実施の形態2)
図12は本発明の実施の形態2の半導体装置の組み立てにおける静電吸着コレットの構造の一例を示す断面図、図13は図12に示す静電吸着コレットに取り付けられる絶縁体の構造の一例を示す平面図、図14は本発明の実施の形態2の半導体装置の組み立てにおけるチップピックアップ状態の一例を示す基本概念図である。
本実施の形態2の半導体装置の製造方法は、図12に示すように、吸着面9aに薄い絶縁体18が貼り付けられた静電吸着コレット9を用いるものである。吸着面9aに絶縁体18が貼り付けられたことで、静電吸着コレット9において絶縁体18が配置された領域の吸着力を弱めることができる。
絶縁体18は、例えば、有機系材料、一例としてポリイミド等によって形成されている。さらに、絶縁体18は、図13に示すように、枠状に形成されている。すなわち、静電吸着コレット9の吸着面9aの周縁部に沿って枠状に絶縁体18が貼り付けられ、その内側の開口部に半導体チップ1を配置して吸着面9aによって吸着保持する。
なお、絶縁体18の厚さは、図12に示すように、半導体チップ1より薄くなければならない。これにより、図14に示すように、ピックアップする半導体チップ1に隣接して配置されたチップの上方に絶縁体18を配置することができ、この領域での吸着力を弱くして隣接する半導体チップ1のピックアップを阻止することができる。
また、チップサイズに応じて絶縁体18を着脱することにより、対応可能なチップサイズ領域を拡大して品種交換を容易にすることができる。
このように本実施の形態2では、吸着が必要なチップサイズに応じた領域の範囲外の部分に絶縁体18を貼り付けることにより、チップサイズの範囲外の部分の静電吸着力を弱く、もしくは無くすことができ、これによって実施の形態1と同様に、品種切り換え等によるチップサイズ変更にも同じ静電吸着コレット9で対応することができる。
その結果、品種切り換え時の段取り替えの手間、時間の短縮及び省略、さらにコレット製作費用の削減を図ることができる。
(実施の形態3)
図15は本発明の実施の形態3の半導体装置の組み立てにおける静電吸着テーブルによるチップ保持状態の一例を示す基本概念図、図16は本発明の実施の形態3の半導体装置の組み立てにおけるレーザダイシングからテープ剥離までの組み立ての一例を示す断面図、図17は本発明の実施の形態3の半導体装置の組み立てにおける変形例の静電吸着テーブルの内部電極の配列を示す平面図である。
本実施の形態3は、主に、ダイシング工程からダイボンディング工程のチップピックアップまでを説明するものであり、その際、静電吸着(静電チャック)を利用してチップピックアップを行う。すなわち、図15に示すように、チップピックアップを行う際に、ダイシング後の半導体ウェハ5を静電吸着テーブル19上で静電吸着によって保持し、この状態でチップピックアップを行う。
静電吸着テーブル19は、テーブル本体と半導体ウェハ5の間に電圧を印加し、両者の間に発生した力によって半導体ウェハ5を吸着保持するものである。
そこで、静電吸着テーブル19は、ダイシング後の半導体ウェハ5(半導体チップ1)を静電吸着で保持可能な平坦な支持面19aと、電解を形成して吸着力を発生させる内部電極19bとを備えている。なお、静電吸着テーブル19の支持面19aは、半導体ウェハ5の裏面5b(半導体チップ1の裏面1b)を静電吸着によって保持した際に、半導体ウェハ5(各半導体チップ1)が反らないような平坦度を有している。これにより、静電吸着テーブル19で半導体ウェハ5を吸着保持した際には、半導体ウェハ5の裏面5b(半導体チップ1の裏面1b)全面を吸着保持することができる。
したがって、本実施の形態3では、ダイシング済みの個々の半導体チップ1を静電吸着テーブル19上にダイシングテープ12ごとマウントし、マウント後、ダイシングテープ12を剥離して半導体チップ1をピックアップすることにより、静電吸着によってチップ裏面全面に対してチップサイズより大きな領域を静電吸着テーブル19の支持面19aで吸着保持することができる。さらに、この状態でチップピックアップを行うため、チップ反りを矯正した状態でダイボンダによりチップ主面をカメラ認識する際の位置精度を向上させることができる。
その結果、ダイボンドの位置精度を向上することができ、半導体装置(半導体パッケージ7)の組み立て性の向上を図ることができる。
すなわち、静電吸着テーブル19の支持面19aの静電吸着によるチップ裏面全面の保持でチップ反りを矯正することができ、これにより、チップ表面を平らにできるため、ダイボンダでチップ位置をカメラ認識し、位置補正する際の精度を向上させることができ、その結果、ダイボンドした後の位置精度も向上させることができる。
次に、図15及び図16を用いて本実施の形態3の静電吸着テーブル19と、実施の形態1の静電吸着コレット9を用いてチップピックアップを行う場合を、レーザダイシングを一例として取り上げて説明する。
図16に示すように、まず、レーザダイシングを行う。ここでは、半導体ウェハ5の主面5aをダイシングテープ12に固定し、その後、この状態で、半導体ウェハ5の裏面5b側からレーザ20を照射して破砕層21を形成し、これにより個片化を行う。
その後、図16のエキスパンドを行う。ここでは、ダイシングテープ12を外周から引き伸ばしてチップ間隔を広げる。
その後、図16の反転・マウント・剥離に示すように、ダイシングテープ12を引き伸ばした状態で半導体ウェハ5の表裏を反転し、さらに、静電吸着テーブル19の支持面19a上に主面1a(テープ側)を上に向けて配置し、その後、静電吸着テーブル19の内部電極19bに電圧を印加することで吸着力を発生させて個々の半導体チップ1を静電吸着テーブル19上でチップ裏面全面を吸着保持する。さらに、吸着保持した状態でダイシングテープ12を剥離する。
その後、個々の半導体チップ1を静電吸着テーブル19で吸着保持した状態でチップピックアップを行う。ここでは、図2及び図3に示すように、半導体チップ1を吸着保持可能な平坦な吸着面9aと吸着力を形成する複数の内部電極9bとを有し、かつ[吸着面9aの大きさ]≧[半導体チップ1の主面(被吸着面)1aの大きさ]の関係である静電吸着コレット9を用いて、ダイシング済みの半導体ウェハ5から静電吸着によって半導体チップ1をピックアップする。
その際、静電吸着コレット9の内部電極9bに電圧を印加して吸着力を発生させる際に、静電吸着コレット9に印加する電圧の大きさを静電吸着テーブル19に印加する電圧より大きくすることで、静電吸着コレット9の内部電極9bによる電界を静電吸着テーブル19の内部電極19bによる電界より大きくする。これにより、静電吸着テーブル19の吸着力より大きな吸着力を静電吸着コレット9から付与して個々の半導体チップ1をピックアップする。
すなわち、静電吸着コレット9の吸着力を静電吸着テーブル19の吸着力より大きくし、これにより、静電吸着コレット9によって半導体チップ1を吸着してピックアップを行う。
このように静電吸着テーブル19によって吸着保持された個々の半導体チップ1を、静電吸着コレット9によって吸着してピックアップすることにより、平坦面から平坦面に半導体チップ1を受け渡すことができ、チップ反りに伴うチップ損傷を低減することができる。
また、チップピックアップする際にピックアップ針やピックアップ治具を用いて半導体チップ1を下方から突き上げる動作を無くすことができるため、チップワレやチップ欠け等のチップ損傷を低減することができる。
次に、本実施の形態3の変形例について説明する。
図17は、静電吸着テーブル19の変形例を示すものであり、静電吸着テーブル19の内部に小さな複数の内部電極(チャックセル)19bが設けられ、これらの内部電極19bが、例えば、格子状に配置されている。これにより、例えば、チップサイズに応じて必要な部分の内部電極19bのみに電圧を印加することで、限られた領域のみの吸着のON/OFFを行ったり、もしくは吸着力の強弱制御を行ったりすることが可能である。
すなわち、複数の内部電極19bをブロック単位(例えば、半導体ウェハ5の領域ごと)に分けて電圧制御することで、吸着可能な領域を種々変えることが可能である。
このように小型の内部電極19bを複数設けて分割配置し、所望の内部電極19bへの電圧の印加を停止して吸着を解除したり、電圧を下げて吸着力を弱めたりすることにより、ピックアップしたい半導体チップ1のみを、チップ反りを矯正しつつ、チップワレやチップ欠けを防止してピックアップすることができる。
なお、半導体チップ1の数と同じ数の小型の内部電極19bを半導体チップ1と1対1の対応にして配置することにより、半導体ウェハ内の良品チップ/不良品チップデータをリンク関連付けることで、ピックアップしてはいけない不良チップを誤ってピックアップし、ダイボンドしてしまう危険性を無くすことができる。
すなわち、不良チップの電圧を予め高くして吸着力を大きくしておくことにより、誤って不良チップをピックアップすることを防止できる。
なお、チップピックアップ時に静電吸着テーブル19の吸着を解除する際には、上から静電吸着コレット9が下降して半導体チップ1に接触した後に、内部電極19bへの電圧の印加を停止して吸着を解除することにより、静電吸着テーブル19側の吸着が解除された時点では半導体チップ1は静電吸着コレット9によって押さえつけられているため、チップ反りを防止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施の形態1では、半導体パッケージ7として、薄膜チップが積層された半導体装置を一例として取り上げたが、前記半導体装置は、静電吸着コレット9を用いてピックアップされて組み立てられるものであれば薄膜チップ以外のチップを有する半導体装置であってもよい。
さらに、前記実施の形態1では、半導体パッケージ7の組み立てとして、個別基板の場合を図示したが、MAP(Mold Array Package)対応の多数個取り基板を用いて組み立てる場合であってもよい。
本発明は、薄型半導体チップのピックアップ処理を有する電子装置の組み立てに好適である。
本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるチップピックアップ状態の一例を示す基本概念図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるチップピックアップ時の突き上げ前の構造の一例を示す部分断面図である。 図2に示すチップピックアップ時の突き上げ後の構造の一例を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるチップピックアップ時のピックアップ前の構造の一例を示す断面図である。 図4に示すチップピックアップ時のピックアップ後の構造の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるダイボンディング時の構造の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるダイボンディング時のチップ積層状態の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるワイヤボンディング時の構造の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおける樹脂モールディング時の構造の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおけるボール付け時の構造の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の組み立てにおける変形例の静電吸着コレットの内部電極の配列を示す平面図である。 本発明の実施の形態2の半導体装置の組み立てにおける静電吸着コレットの構造の一例を示す断面図である。 図12に示す静電吸着コレットに取り付けられる絶縁体の構造の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態2の半導体装置の組み立てにおけるチップピックアップ状態の一例を示す基本概念図である。 本発明の実施の形態3の半導体装置の組み立てにおける静電吸着テーブルによるチップ保持状態の一例を示す基本概念図である。 本発明の実施の形態3の半導体装置の組み立てにおけるレーザダイシングからテープ剥離までの組み立ての一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態3の半導体装置の組み立てにおける変形例の静電吸着テーブルの内部電極の配列を示す平面図である。 比較例のチップピックアップ状態を示す断面図である。 比較例のダイボンディング時の半導体チップの位置認識状態を示す断面図と斜視図である。
符号の説明
1 半導体チップ
1a 主面(被吸着面)
1b 裏面
2 フィルム状接着剤
3 パッケージ基板(配線基板)
3a 主面
3b 裏面
3c ボンディング用端子
4 ワイヤ
5 半導体ウェハ
5a 主面
5b 裏面
6 樹脂体
7 半導体パッケージ(半導体装置)
8 半田ボール
9 静電吸着コレット
9a 吸着面
9b 内部電極
10 突き上げ台
11 突き上げ駒
12 ダイシングテープ
13 ピックアップステージ
14 ダイボンドステージ
15 第1の半導体チップ
15a 主面(被吸着面)
15b 裏面
15c パッド
16 第2の半導体チップ
16a 主面(被吸着面)
16b 裏面
16c パッド
17 ワイヤボンドステージ
18 絶縁体
19 静電吸着テーブル
19a 支持面
19b 内部電極
20 レーザ
21 破砕層
30 コレット
31 半導体チップ
32 ダイシングテープ
33 カメラ

Claims (16)

  1. (a)半導体チップを吸着保持可能な平坦な吸着面と吸着力を発生させる内部電極とを有し、かつ前記吸着面の大きさ≧前記半導体チップの被吸着面の大きさの関係である静電吸着コレットを準備する工程と、
    (b)前記静電吸着コレットの内部電極に電圧を印加して吸着力を発生させ、前記静電吸着コレットの吸着面を前記半導体チップの被吸着面に接触させて、テーブル上に配置されたダイシング済みの半導体ウェハから静電吸着によって前記半導体チップの被吸着面全面を吸着保持してピックアップする工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. (a)半導体チップを吸着保持可能な平坦な吸着面と、吸着力を発生させ、かつ格子状に配置された複数の内部電極とを有し、さらに前記吸着面の大きさ≧前記半導体チップの被吸着面の大きさの関係である静電吸着コレットを準備する工程と、
    (b)前記複数の内部電極のうち前記半導体チップの大きさに応じてその領域の前記内部電極のみに電圧を印加して吸着力を発生させ、前記静電吸着コレットの吸着面を前記半導体チップの被吸着面に接触させて、テーブル上に配置されたダイシング済みの半導体ウェハから静電吸着によって前記半導体チップの被吸着面全面を吸着保持してピックアップする工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、前記ダイシングは、レーザを照射して個片化するダイシングであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、前記格子状に配置された複数の内部電極を、前記半導体ウェハの領域ごとに分けて電圧制御することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. (a)半導体チップを吸着保持可能な平坦な吸着面と吸着力を発生させる内部電極とを有し、かつ前記吸着面の大きさ≧前記半導体チップの被吸着面の大きさの関係であり、さらに前記吸着面に枠状の絶縁体が貼り付けられた静電吸着コレットを準備する工程と、
    (b)前記静電吸着コレットの内部電極に電圧を印加して吸着力を発生させ、前記半導体チップを前記絶縁体の内側に配置し、かつ前記静電吸着コレットの吸着面を前記半導体チップの被吸着面に接触させて、テーブル上に配置されたダイシング済みの半導体ウェハから静電吸着によって前記半導体チップの被吸着面全面を吸着保持してピックアップする工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5記載の半導体装置の製造方法において、前記絶縁体は有機系材料によって形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項5記載の半導体装置の製造方法において、前記絶縁体はポリイミドによって形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項5記載の半導体装置の製造方法において、前記絶縁体の枠状の内側の領域で前記半導体チップを保持することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項5記載の半導体装置の製造方法において、前記絶縁体の厚さは、前記半導体チップの厚さより薄いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. (a)半導体ウェハの主面をダイシングテープに固定した状態で、前記半導体ウェハの裏面側からレーザを照射して個片化する工程と、
    (b)前記ダイシングテープを外周から引き伸ばしてチップ間隔を広げる工程と、
    (c)前記ダイシングテープを引き伸ばした状態で半導体チップの表裏を反転し、前記静電吸着テーブルの内部電極に電圧を印加して吸着力を発生させて個々の半導体チップを各々の主面を上に向けて前記静電吸着テーブル上で前記半導体ウェハの裏面全面を吸着保持する工程と、
    (d)前記静電吸着テーブルの吸着力より大きな吸着力を吸着コレットから付与して、前記静電吸着テーブル上に配置された前記個々の半導体チップをピックアップする工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項10記載の半導体装置の製造方法において、前記吸着コレットは静電吸着コレットであり、前記(d)工程で、前記静電吸着コレットの内部電極に電圧を印加して吸着力を発生させる際に、前記静電吸着コレットに印加する電圧の大きさを前記静電吸着テーブルに印加する電圧より大きくすることで、前記静電吸着テーブルの吸着力より大きな吸着力を前記静電吸着コレットから付与して前記個々の半導体チップをピックアップすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. (a)ダイシングによる個片化済みの半導体ウェハを吸着保持可能な支持面と、吸着力を発生させ、かつ格子状に配置された複数の内部電極とを有する静電吸着テーブルを準備する工程と、
    (b)前記複数の内部電極に電圧を印加して吸着力を発生させて前記半導体ウェハの裏面全面を前記静電吸着テーブルの支持面上で吸着保持する工程と、
    (c)前記複数の内部電極のうち所望の内部電極への電圧の印加を停止し、吸着が解除された箇所の半導体チップをピックアップする工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項12記載の半導体装置の製造方法において、前記ピックアップ時に吸着を解除する際には、上から吸着コレットが下降して所望の半導体チップに接触した後に、内部電極への電圧の印加を停止して吸着を解除することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項12記載の半導体装置の製造方法において、前記格子状に配置された複数の内部電極を、前記半導体ウェハの領域ごとに分けて電圧制御することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. (a)半導体ウェハの主面をダイシングテープに固定した状態で、前記半導体ウェハの裏面側からレーザを照射して個片化する工程と、
    (b)前記ダイシングテープを外周から引き伸ばしてチップ間隔を広げる工程と、
    (c)前記ダイシングテープを引き伸ばした状態で反転し、静電吸着テーブルに主面を上に向けて配置し、前記静電吸着テーブルの内部電極に電圧を印加して吸着力を発生させて個々の半導体チップを前記静電吸着テーブル上でチップ裏面全面を吸着保持する工程と、
    (d)半導体チップを吸着保持可能な平坦な吸着面と吸着力を形成する複数の内部電極とを有し、かつ前記吸着面の大きさ≧前記半導体チップの被吸着面の大きさの関係である静電吸着コレットを用いて、ダイシング済みの半導体ウェハから静電吸着によって半導体チップの被吸着面全面を吸着保持してピックアップする工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 請求項15記載の半導体装置の製造方法において、前記静電吸着コレットに印加する電圧の大きさを前記静電吸着テーブルに印加する電圧より大きくすることで、前記静電吸着テーブルの吸着力より大きな吸着力を前記静電吸着コレットから付与して個々の半導体チップをピックアップすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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