JP2008102786A - 通信方法およびそれを利用した端末装置、通信システム - Google Patents

通信方法およびそれを利用した端末装置、通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークを管理するサーバの負担を増大させずに、画像データを共有すること。
【解決手段】通信システム100は、ネットワークを介してそれぞれ接続された複数の端末装置10を有している。複数の端末装置10のそれぞれは、サーバとなるべき端末装置10により、ネットワークに参加する。ネットワークへの参加は、ユーザが指定した任意の端末装置10が管理する。ネットワーク内においては、自律的に互いの画像データを共有する。また、任意の端末装置10内に記録されている画像データに変化が生じたときは、画像データに変化が生じたことを他の端末装置10に通知することによって、共有すべき画像データを同期させる。画像データの変化を認識した他の端末装置10は、自律的に、変化した画像データを取得し、自己のメモリに記憶されている画像データを更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワーク技術に関し、特に、無線ネットワーク内における通信方法およびそれを利用した端末装置、通信システムに関する。
一般に、デジタルカメラで撮影した画像データを他の人に配布する場合、一旦、パーソナルコンピュータに画像データを転送した後、電子メールを用いて配布する、もしくは、画像データを記録媒体に記録し、その記録媒体を配布するなどの手段が必要であった。また、カメラを内蔵した携帯電話を用いて取得した画像データを配布する場合は、電子メールや赤外線機能などを用いる必要があった。しかし、これらの方法では、配布先が増えるにつれて、画像データを配布するための操作が煩雑となっていた。そのため、通信機能を有する機器同士でネットワークを構成し、自律的に、他の機器に記憶された画像データを取得していた(たとえば、特許文献1参照)。
特開平10−149308号公報
一般的に、通信機器がネットワークに参加する場合、まず、ネットワークを管理するサーバにアクセスし、登録する必要がある。しかしながら、ネットワークに参加する通信機器が増えるにつれて、サーバの負荷が重くなり、サーバにおける他の処理に影響を与える場合がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、ネットワークを管理するサーバの負担を増大させずに、ネットワーク上で画像データなどのコンテンツデータを共有するための通信技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の端末装置は、無線ネットワークを介して、他の端末装置との間で無線通信を実行する通信部と、通信部との動作を制御する制御部と、を備える。制御部は、他の端末装置との間における無線通信の開始に先だって、無線ネットワークへの他の端末装置の参加登録を管理する動作を実行する場合、通信部を介して、他の端末装置から、参加登録の要求が示された要求信号を取得する手段と、参加登録を認める場合、当該他の端末装置に関する情報を登録する手段と、通信部を介して、登録した情報を報知する手段と、参加登録を管理する動作が終了した後に、通信部に対し、登録された情報を参照しながら、他の端末装置との間で、データ信号の送受信処理を実行させる手段とを含む。
ここで、「報知」とは、送信先を特定せずに送信するブロードキャスト送信を含み、また、特定の無線ネットワークに参加している1以上の端末装置に対して送信するマルチキャスト送信を含む。この態様によると、ユーザにより指定された端末装置は、他の端末装置を登録するときにだけ、サーバとして動作すればよいため、端末装置の負荷が軽減される。
制御部は、参加登録が終了した後に、新たな端末装置から、要求信号を取得し、かつ、新たな端末装置の参加登録を認める場合、通信部を介して、無線ネットワークに接続されている端末装置に向けて、新たな端末装置に関する情報を報知してもよい。
この態様によると、参加登録が終了した後に、新たな端末装置を追加登録する場合、いずれの端末装置もサーバとして動作できるため、特定の端末装置に負荷を集中させることなく、新たな端末装置を追加登録できる。
制御部は、参加登録を認める場合、参加登録を認める他の端末装置に対応付けながら、参加登録を許可する時間を設定する手段と、設定した時間を無線ネットワークに接続されている端末装置に向けて報知する手段と、設定した時間が経過した場合、通信部に対し、データ信号の送受信処理を停止させる手段と、を含んでもよい。この場合、設定した時間が経過した後に、データ信号の送受信処理を停止することによって、容易にデータの共有処理を終了できる。
他の端末装置に記憶されたデータを記憶する記憶部をさらに備えてもよい。制御部は、他の端末装置の参加登録を認める場合、記憶部の記憶領域に、端末装置ごとに専用の記憶領域を割り当てながら、ひとつの端末装置に対応した専用の記憶領域に、当該ひとつの端末装置から取得したデータを記憶してもよい。この場合、端末装置ごとに専用の記憶領域を割り当てることによって、他の端末装置のデータとそれ以外の端末装置のデータとを混同することなく管理できる。
本発明の別の態様もまた、端末装置である。この装置は、無線ネットワークを介して、他の端末装置に記憶されたデータを取得する端末装置であって、他の端末装置に記憶されているデータの更新回数に相当したシーケンス番号であって、かつ、他の端末装置によって付与されたシーケンス番号を他の端末装置から受信する受信部と、受信部によって、他の端末装置から過去に受信したシーケンス番号を記憶する記憶部と、受信部において受信したシーケンス番号と記憶部に記憶されたシーケンス番号とが異なっている場合、受信したシーケンス番号によって、記憶部に記憶されたシーケンス番号を更新しながら、他の端末装置において更新されたデータを他の端末装置から取得する更新部と、を備える。
この態様によると、他の端末装置によって付与されたシーケンス番号を管理することによって、当該端末装置は、他の端末装置におけるデータの更新状況を簡易に認識できる。
記憶部は、他の端末装置から取得したデータを記憶し、更新部は、他の端末装置において更新されたデータを取得すべき場合であって、かつ、更新されたデータを記憶部に記憶するために必要な容量が、記憶部において残存する容量よりも大きい場合、更新されたデータを取得するかわりに、更新されたデータは未取得である旨を示すフラグを記憶部に記憶してもよい。このようにすることで、記憶容量の少ない端末装置においても、他の端末装置におけるデータの更新状況を認識できる。
更新部は、記憶部に記憶されたデータの少なくとも一部が消去された場合、当該データを他の端末装置から取得しない。また、更新部は、記憶部に記憶されたデータの少なくとも一部が消去された場合、そのデータは削除済みである旨を示す削除フラグを記憶部に記憶し、かつ、以後のデータ更新処理において、削除フラグに対応付けられている削除済みのデータを他の端末装置から取得しなくてもよい。この場合、当該端末装置自身が、他の端末装置から以前に取得していたデータを消去した場合に、以後の更新処理においてもう一度取得することを回避できる。
端末装置は、画像を撮像する撮像部と、他の端末装置に対し、撮像部によって撮像された画像の取得を許可するか否かを設定する設定部と、をさらに備えてもよい。更新部は、設定部における設定にしたがって画像の取得を許可する場合、本端末装置のシーケンス番号を更新するとともに、他の端末装置に対し、更新した本端末装置のシーケンス番号を通知してもよい。このようにすることで、端末装置は、他の端末装置に対し、取得可能なデータが増加したことを簡易に通知できる。
本発明のさらに別の態様は、通信システムである。この通信システムは、無線ネットワークを介して、他の端末装置との間で無線通信を実行する端末装置が複数含まれた通信システムであって、端末装置は、他の端末装置との間における無線通信の開始に先だって、無線ネットワークへの他の端末装置の参加登録を管理する場合、無線ネットワークに参加登録すべき他の端末装置から、無線ネットワークへの参加登録を要求する旨の要求信号を取得する取得部と、参加登録を認める場合、当該他の端末装置に関する情報を登録する登録部と、登録部によって登録された情報を報知する報知部と、参加登録が終了した後に、参加登録された他の端末装置に関する情報を参照しながら、他の端末装置との間で、データ信号の送受信処理を実行させる通信実行部とを備える。
本発明のさらに別の態様は、通信方法である。この方法は、無線ネットワークを介して、他の端末装置との間で無線通信を実行する端末装置における通信方法であって、他の端末装置との間における無線通信の開始に先だって、無線ネットワークに参加登録すべき他の端末装置から、無線ネットワークへの参加登録を要求する旨の要求信号を取得し、参加登録を認める場合、当該他の端末装置に関する情報を登録し、登録された情報を報知し、参加登録が終了した後に、登録された情報を参照しながら、他の端末装置との間で、データ信号の送受信処理を実行する。
本発明のさらに別の態様もまた、通信方法である。この方法は、無線ネットワークを介して、他の端末装置に記憶されたデータを取得する端末装置における通信方法であって、他の端末装置に記憶されているデータの更新回数に相当したシーケンス番号であって、かつ、他の端末装置によって付与されたシーケンス番号を他の端末装置から受信し、受信したシーケンス番号と他の端末装置から過去に受信したシーケンス番号とが異なっていた場合に、シーケンス番号を更新しながら、他の端末装置において更新されたデータを他の端末装置から取得する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ネットワークを管理するサーバの負担を増大させずに、コンテンツデータを共有できる。
本発明の実施形態を具体的に説明する前に、まず、概要について述べる。本発明の実施形態にかかる通信システムは、無線ネットワークを介してそれぞれ接続された複数の端末装置を有する。複数の端末装置は、それぞれデータを取得し、取得したデータを記憶する。それぞれの端末装置が取得したデータは、無線ネットワークに参加している複数の端末装置の間で共有される。
従来は、端末装置が無線ネットワークに参加する場合、まず、無線ネットワークを管理するサーバにアクセスし、登録する必要がある。しかしながら、無線ネットワークに参加する端末装置が増えるにつれて、サーバの負荷が重くなり、サーバにおける他の通信処理に影響を与える場合がある。また、送信元と送信先の端末装置の距離が離れることにより、通信が途絶える場合がある。このような場合、端末装置間の無線通信が確立されたときに、データの同期処理を実施する必要があるが、そのたびに、逐一、ユーザに、同期するか否かについて指示させることは、ユーザにとって余計な手間となる。また、ある端末装置の記録媒体に保存されている画像データに変化が生じた場合、無線通信が確立されている他の端末装置との間において、ユーザの指示を待つことなく、自律的に、変化した画像データの同期処理が実施されることが望まれる。
そこで、本発明の実施形態においては、特定の端末装置に負荷を集中することなく、無線ネットワーク内のデータを共有させる構成をとることとした。詳細は後述するが、ユーザは、まず、複数の端末装置の中から、仮のサーバとして動作させる端末装置を選択する。無線ネットワークが形成され、通信が開始された場合、仮のサーバとして動作していた端末装置は、その役割を終了し、他の端末装置と同等の立場で、他の端末装置との間で通信を実行する。これらの態様によって、無線ネットワーク内の特定の端末装置もしくは特定のユーザに負荷を集中させることなく、データを簡易に共有できることとなる。また、任意の端末装置内に記録されているデータに変化が生じた場合、無線ネットワークに対して、データに変化が生じたことを報知することによって、共有すべきデータの同期を促す。データの変化を認識した他の端末装置は、自律的に、変化したデータを取得し、自己のメモリに記憶されているデータを更新する。
図1は、本発明の実施形態にかかる通信システム100の構成例を示す。通信システム100は、端末装置10で代表される第1端末装置10aと第2端末装置10bと第3端末装置10cと第4端末装置10dを含む。端末装置10は、それぞれの間で無線通信が可能となっており、それぞれ、データを記憶している。なお、説明の便宜上、端末装置10を4台図示したが、4台とは異なる台数の端末装置10が通信システム100に含まれていてもよい。
端末装置10は、通信機能、ハードディスクなどの記憶機能を有している。端末装置10は、さらに、デジタルカメラなどの撮像機能を有していてもよい。たとえば、端末装置10は、デジタルカメラを備えた携帯電話や、音楽情報を記憶し再生するポータブルプレーヤー、あるいは、画像や音声等を記憶し通信機能を備えたストレージなどであってもよい。
図2は、図1の第1端末装置10aの構成例を示す図である。第1端末装置10aは、受付部12と、中央制御部14と、通信実行部16と、記憶部18と、表示部20と、撮像部22と、バス32で代表される第1バス32a〜第6バス32fとを含む。第1端末装置10a以外の端末装置10も、第1端末装置10aと同様の構成をとる。中央制御部14は、バス32を介して、受付部12と、通信実行部16と、記憶部18と、表示部20と、撮像部22と接続されている。
受付部12は、ユーザの指示を受け付け、受け付けた内容を中央制御部14に通知する。受付部12にて受け付ける内容は、後述する設定処理に関する内容や、撮像部22に対する撮像命令や、表示部20に表示されたメッセージにしたがって選択された内容などを含む。中央制御部14は、受け付けた内容に応じて、通信実行部16と、記憶部18と、表示部20と、撮像部22とを制御する。また、仮のサーバとして動作する旨の指示を受付部12がユーザから受け付けた場合、中央制御部14は、無線ネットワークへの他の端末装置10の登録を管理する。また、中央制御部14は、他の端末装置10との間でデータを共有するために、無線ネットワークに参加している他の端末装置10に関する情報を記憶部18に登録する。
撮像部22は、中央制御部14による指示にしたがって、画像を撮像する。また、撮像部22は、撮像した画像を表示部20に表示するとともに、その画像のデータ(以下、「画像データ」とも表記する。)を中央制御部14に転送する。表示部20は、中央制御部14や撮像部22の指示にしたがって、表示すべき情報を表示する。表示すべき情報には、画像データのリストや、撮像した画像や、ユーザに対するメッセージが含まれる。通信実行部16は、中央制御部14の指示にしたがって、他の端末装置10との間で無線による送受信処理を実行する。他の端末装置10から画像データやリストを受信した場合、通信実行部16は、受信した画像データ等を中央制御部14に通知する。なお、以下においては、説明の便宜上、画像データを対象とした共有処理に関して説明を行うが、本発明は、画像データ以外のデータに対しても適用できることは言うまでもない。
記憶部18は、中央制御部14による制御にしたがって、撮像部22で撮像した画像のデータや、「他の端末装置10から取得した情報」などを記憶する。ここで、「他の端末装置10から取得した情報」は、他の端末装置10に記憶されている画像データと、その画像データに対するアクセス制御に関するフラグと(以下、「データに関する情報」と表記する。)、画像データに付随するメタ情報と、それらの情報をまとめたリストと、他の端末装置10に関する情報とを含む。他の端末装置10に関する情報は、当該他の端末装置10を識別するための識別情報などを含む。また、記憶部18は、指定された画像データを中央制御部14に転送する。詳細は後述する。
図3(a)〜(d)は、図2の記憶部18に記憶される情報の例、あるいは、記憶部18に割り当てられたフォルダの例を示す。図3(a)は、図2の記憶部18に記憶された他の端末装置10に関する情報の例を示す図である。図3(a)に図示する他の端末装置10に関する情報は、機器ID欄310と、ニックネーム欄312と、シーケンス番号欄314とを含む。機器ID欄310には、それぞれの端末装置10を識別する識別情報が登録される。また、ニックネーム欄312には、機器ID欄310に示されるそれぞれの識別情報と対応づけて、ユーザを示す識別情報が登録される。また、シーケンス番号欄314には、機器ID欄310に示されるそれぞれの識別情報と対応づけて、それぞれのシーケンス番号が登録される。
図3(b)は、第1端末装置10aの記憶部18に記憶された画像データに関する情報の例を示す図である。記憶部18に記憶された画像データとは、撮像部22により取得した画像データと、他の端末装置10から取得した画像データとを含む。図3(b)に図示する情報は、ファイル名欄316と、日付欄318と、撮影時間欄320と、共有フラグ欄322と、削除フラグ欄324と、取得フラグ欄326と、オリジナルオーナー欄328と、メタデータファイル欄330とを含む。
ファイル名欄316には、記憶した画像データのファイル名が登録される。日付欄318には、ファイル名欄316に示されるファイルを取得した日付が登録される。なお、取得した日付ではなく、画像データが撮影された日付であってもよい。また、撮影時間欄320には、画像データの撮影時間が登録される。
また、共有フラグ欄322、削除フラグ欄324、取得フラグ欄326には、ファイル名欄316に示されるファイルの共有フラグ、削除フラグ、取得フラグがそれぞれ登録される。共有フラグ、削除フラグ、取得フラグについての詳細は後述する。オリジナルオーナー欄328は、ファイル名欄316に示されるファイルを撮影した端末装置10を示す識別情報が登録される。メタデータファイル欄330は、ファイル名欄316に示されるファイルに付随した情報を記録しているファイルの名称が登録される。
図3(c)は、図2の記憶部18に記憶されたメタ情報の例を示す図である。メタ情報は、画像データに付随して記憶される情報であり、ファイル名欄316と、メタデータファイル欄330と、コメント欄332と、撮影場所欄334と、撮影者欄336とを含む。
コメント欄332には、ファイル名欄316に示されるファイルについて、ユーザにより、コメントが登録される。コメント欄332には、ユーザの指定により複数設定されてもよい。撮影場所欄334には、ファイル名欄316に示される画像を撮影した場所が登録される。撮影者欄336には、ファイル名欄316に示される画像を撮影した撮影者を示す情報が登録される。
図3(d)は、第1端末装置10aの記憶部18に割り当てられたフォルダを模式的に示す図である。記憶部18は、記憶領域34を有する。記憶領域34は、第1フォルダ36と、第2フォルダ38と、第3フォルダ40とを含む。第1フォルダ36は、当該第1端末装置10a自身に対応づけられた専用のフォルダであり、撮像部22により取得された画像データを記憶する。第2フォルダ38は、第2端末装置10bに対応づけられた専用のフォルダであり、第2端末装置10bから取得した画像データが記憶される。また、第3フォルダ40は、第3端末装置10cに対応づけられた専用のフォルダであり、第3端末装置10cから取得した画像データが記憶される。
ここで、中央制御部14の処理について具体的に説明する。図4は、図2の中央制御部14の構成例を示す図である。中央制御部14は、設定制御部24と、登録制御部26と、更新制御部28と、動作制御部30を含む。設定制御部24と登録制御部26と更新制御部28と動作制御部30のそれぞれは、図2に示す受付部12などとの間で、バス32を介して接続される。
ここでは、図1に示すように、4人のユーザA〜ユーザD(以下、総称して「ユーザ」と表記する。)がそれぞれ第1端末装置10a〜第4端末装置10dを携帯しているものとする。また、初期状態において、ユーザAが携帯する第1端末装置10aが仮のサーバ(以下、「仮サーバ」と表記する。)となって、他の端末装置10との間において、無線ネットワークを形成するものとする。
以上のような状況において、中央制御部14は、無線ネットワークに参加登録するための処理と、撮像部22により取得した画像データに関する設定処理と、他の端末装置10との間における画像データの更新処理と、終了処理とを実行する。無線ネットワークに参加登録するための処理は、仮のサーバでの設定処理と、仮のサーバでの登録処理と、クライアントでの登録処理とに分類される。これらの処理をまとめると次のとおりとなる。
(1)仮サーバでの設定制御部24による設定処理
(2)仮サーバでの登録制御部26による登録処理
(3)クライアントでの登録制御部26による登録処理
(4)自ら取得した画像データの設定制御部24による設定処理
(5)他の端末装置10から画像データを取得する際の更新制御部28による更新処理
(6)動作制御部30による終了処理
以下、(1)〜(6)の順に説明する。
(1)仮サーバとしての設定制御部24による設定処理について説明する。まず、ユーザAは、無線ネットワークの形成に先立ち、自己の第1端末装置10aを操作して、仮サーバとしての動作を開始させる。ユーザの操作にしたがって、設定制御部24は、共有IDおよび共有を継続する期間(以下、「共有期間」もしくは「共有時間」と表記する。)を設定する。共有期間や共有IDは、後述する登録処理において、仮のサーバとなる第1端末装置10aから、登録が許可される端末装置10に対しマルチキャスト送信される。なお、設定される共有IDの値は、設定制御部24が自動的に生成してもよい。また、共有時間は、ユーザが設定するものとする。
(2)仮サーバとしての登録制御部26による登録処理について説明する。上述の設定処理を実施した第1端末装置10aは、仮サーバとなって、他の端末装置10の登録処理を実行する。具体的には、ユーザAがこの第1端末装置10aを操作することによって、仮サーバとして動作する旨の指示を受付部12に与える。受付部12は、受け付けた指示を登録制御部26に転送し、登録制御部26は、仮サーバとしての動作を開始する。
ここで、登録制御部26は、無線ネットワークへの登録を要求するすべての他の端末装置10、すなわち、クライアントとなるべき端末装置10から、無線ネットワークへの参加登録を要求する旨の信号(以下、「要求信号」または「参加要求」と表記する。)を通信実行部16を介して受信する。受信される要求信号には、他の端末装置10を識別するための識別情報が含まれていてもよい。つぎに、登録制御部26は、受信した要求信号から識別情報を取得し、取得された識別情報を表示部20に表示する。ユーザAは、表示された識別情報から、登録を許可する端末装置10に対応する識別情報を選択し、受付部12に登録許可を行う旨の指示を与える。登録を許可しない端末装置10に対しては、受付部12に登録拒否を行う旨の指示を与える。ここで、識別情報の代わりにニックネームを用いてもよい。
受付部12により登録許可を行う旨の指示が受け付けられた場合、登録制御部26は、図3(a)に図示するような、他の端末装置10を識別するための識別情報を登録する。さらに、登録制御部26は、通信実行部16を介して、他の端末装置10に、無線ネットワークへの参加登録を許可する旨の信号(以下、「許可信号」と表記する。)を送信する。なお、許可信号は、前述の要求信号を送信したすべての他の端末装置10の登録処理が完了した後に、登録を許可した他の端末装置10のすべてに対し、送信される。
さらに、登録制御部26は、許可信号の送信にともなって、図3(a)に図示するような、他の端末装置10に関する識別情報をマルチキャスト送信する。他の端末装置10に関する識別情報をマルチキャスト送信することにより、それぞれの端末装置10は、互いに、すでに無線ネットワークに登録された他の端末装置10の情報を知ることができる。また、登録制御部26は、通信実行部16を介して、設定処理において設定された共有期間や共有IDをマルチキャスト送信する。これにより、同一の共有IDが設定された端末装置10の間において、画像データを共有できることとなる。また、登録制御部26は、上述の登録処理が終了した後に、各端末装置10を同期させるための既知信号を送信してもよい。これにより、各端末装置10は、同期処理を確実に行うことができる。なお、前述の許可信号は、他の端末装置10に関する識別情報と、共有期間と、共有IDとを含んでもよい。この場合、許可信号をマルチキャスト送信することによって、他の端末装置10に関する識別情報と、共有期間と、共有IDとが、同時にマルチキャスト送信されることとなる。
また、図3(d)の第1フォルダ36に図示するように、登録制御部26は、自身が作成した画像データを管理するための専用フォルダを作成する。また、図3(d)の第2フォルダ38に図示するように、第2端末装置10bから取得した画像データを格納するための専用フォルダを作成する。同様に、登録制御部26は、登録されたその他の端末装置10ごとに専用フォルダを作成する。専用のフォルダを作成することによって、それぞれの端末装置10に記憶された画像データに対して同一のファイル名が付与されているような場合であっても、いずれの端末装置10の画像データであるかを識別できる。
一方、受付部12により登録拒否を行う旨が受け付けられた場合、登録制御部26は、通信実行部16を介して、第2端末装置10bに対し、無線ネットワークへの参加登録を拒否する旨の信号(以下、「拒否信号」と表記する。)を送信する。登録制御部26は、拒否信号の送信にさきだって、第1端末装置10aに備えられた表示部20に、「第2端末装置10bの参加を許可しますか?」などのメッセージを表示し、ユーザに選択の機会を与えてもよい。
(3)クライアントとしての登録処理について説明する。クライアントである第2端末装置10bは、仮サーバである第1端末装置10aに対して、前述の要求信号を送信する。第1端末装置10aから拒否信号を受信した場合、第2端末装置10bの登録制御部26は、処理を終了する。なお、第2端末装置10bの登録制御部26は、処理を終了せずに、他の端末装置10、たとえば、第3端末装置10cに対し、要求信号を送信してもよいし、第1端末装置10aの登録制御部26に対し、再度、要求信号を送信してもよい。
一方、第1端末装置10aから許可信号を受信した場合、第2端末装置10bの登録制御部26は、第1端末装置10aと同様に、図3(a)に図示するような他の端末装置10の識別情報を記憶部18に記憶する。さらに、第2端末装置10bの登録制御部26は、識別情報に対応する端末装置10ごとに、専用のフォルダを記憶部18に作成する。また、第2端末装置10bの登録制御部26は、第1端末装置10aから送信された共有IDや共有期間を記憶部18に記憶する。
同様に、クライアントの第3端末装置10cの登録制御部26も、第2端末装置10bの登録制御部26と同様の処理を実行する。ここで、第2端末装置10bと第3端末装置10cが登録された場合、第1端末装置10a、第2端末装置10b、および、第3端末装置10cの間で、画像データの共有が開始されることとなる。
以上、(1)〜(3)の処理によって登録処理が完了し、ネットワークが形成されることとなる。なお、無線ネットワークが形成された後は、仮サーバとして動作していた第1端末装置10aは、その役割を終了し、以後、他の端末装置10と同等な立場で、他の端末装置10との間で画像データの更新などの通信処理を実行する。ここで、無線ネットワークが形成された後に、新たな端末装置10、たとえば、第4端末装置10dを無線ネットワークに参加させ、画像データの共有を開始したいような場合、第4端末装置10dの登録制御部26は、いずれの端末装置10に対して要求信号を送信してもよい。すなわち、新たに無線ネットワークに参加する第4端末装置10dが、すでに無線ネットワークに参加している端末装置10、たとえば、第3端末装置10cに対して要求信号を送信したような場合、第3端末装置10cは、サーバとなって、第4端末装置10dを登録し、第4端末装置10dに関する識別情報を報知する。その他の処理は、前述した(1)〜(3)と同様であるため説明を省略する。
(4)自ら取得した画像データの設定制御部24による設定処理について説明する。この設定処理は、設定制御部24において実施される。図3(b)や図3(c)に図示するごとく、設定制御部24は、撮像部22により画像データを取得した場合や、他の端末装置10から新たな画像データを取得する場合、取得した画像データごとに、画像データに対するユーザのコメントや、画像データを示すタイトル、あるいは、画像データへのアクセスを管理するためのフラグ、たとえば、共有フラグ、取得フラグ、あるいは、削除フラグなどを記録する。なお、これらの画像データに付随する情報は、他の画像データに付随する情報と共に、リストとして管理されてもよい。このリストは、ユーザの指示にしたがって、設定制御部24により、ディスプレイなどに表示される。また、設定制御部24は、無線ネットワークに参加している他の端末装置10からの要求にしたがって、リストを送信してもよい。
ここで、共有フラグ、取得フラグ、および、削除フラグについて説明する。共有フラグ欄322に示される共有フラグとは、撮像部22により取得された画像データを他の端末装置10との間で共有するか否かを示すものである。たとえば、所定の画像データに対応づけられた共有フラグに対して、有効を示す情報が設定されている場合、所定の画像データは、他の端末装置10との間で共有される。また、無効を示す情報が設定されている場合、所定の画像データは、他の端末装置10との間で共有されることはない。この設定は、画像データを生成した端末装置10のユーザにより実施される。
たとえば、第1端末装置10aに記憶された画像データとして、画像データAと画像データBが存在する場合、画像データAは無線ネットワークに参加している他の全ての端末装置10との間で共有し、画像データBは特定の端末装置10、たとえば、第3端末装置10cとの間でのみ共有するように、共有フラグが設定されてもよい。これにより、無線ネットワークに参加している端末装置10の間において、共有フラグが有効と設定されている画像データのみを共有できることとなる。
削除フラグ欄324に示される削除フラグは、他の端末装置10から取得した画像データごとに設定される。自身の端末装置10が他の端末装置10から画像データを取得した場合、取得した画像データについての削除フラグは、無効を示す情報に設定される。その後、取得した画像データを削除する場合、削除する画像データについての削除フラグは、有効を示す情報に設定される。削除フラグが有効に設定されている画像データは、その後のデータ更新処理によって、他の端末装置10から、再び取得されることはない。その結果、ネットワーク内のトラヒック量を低減できることとなる。
取得フラグ欄326に示される取得フラグとは、画像データを取得したか否かを示すものである。取得フラグが有効を示す場合、取得フラグに対応づけられた画像データを取得したことを意味する。また、取得フラグが無効を示す場合、取得フラグに対応づけられた画像データを取得していないことを意味する。ここで、「取得フラグが無効」とは、他の端末装置10との通信の結果、中央制御部14が他の端末装置10に記憶された画像データの存在を認識したものの、記憶部18の容量不足などの理由から、中央制御部14が画像データを取得できなかった場合などを含む。なお、上述した共有フラグ、削除フラグ、もしくは、取得フラグにおいては、有効を示す情報として「1」が設定され、また、無効を示す情報として「0」が設定されてもよい。
(5)更新制御部28による更新処理について説明する。更新処理は、無線ネットワークに参加した端末装置10同士において実行される。更新処理は、(5−1)端末装置10が主体的にデータ同期する場合と、(5−2)他の端末装置10からの通知にしたがってデータ同期をする場合とを含む。これらの処理により、無線ネットワークに参加した複数の端末装置10の間におけるデータ同期を簡易に実現できる。ここで、データ同期とは、それぞれの端末装置10に記憶されている画像データを最新の画像データに更新することを含む。以下においては、このような更新処理が行われる状態を「共有モード」と表記する。
(5−1)ここでは、説明の便宜上、データ同期を実行する主体となる端末装置10を第1端末装置10aとして説明する。また、第1端末装置10aがデータ同期を要求する端末装置10を第2端末装置10bとして説明する。なお、第2端末装置10b以外の端末装置10が存在していてもよい。また、第1端末装置10a以外の端末装置10、たとえば、第2端末装置10bが、データ同期を実行する主体となって、第1端末装置10aにデータ同期を要求してもよい。その場合、第2端末装置10bは、後述するような、データ同期を実行する主体としての第1端末装置10aと同様の処理を実行すればよく、また、第1端末装置10aは、後述するような、データ同期が要求された第2端末装置10bと同様の処理を実行すればよい。
まず、第1端末装置10aの更新制御部28は、自律的に、または、ユーザの指定により、記憶部18に記憶されている画像データと、すでに無線ネットワークに参加している第2端末装置10bに記憶されている画像データとをデータ同期させる。
具体的には、第1端末装置10aの更新制御部28は、データ同期すべき第2端末装置10bに対し、データ同期を要求する信号(以下、「同期要求」と表記する。)を送信する。この同期要求には、共有IDが含まれる。この信号を受信した第2端末装置10bの更新制御部28は、まず、第2端末装置10bの記憶部18に記憶している共有IDと比較し、一致していることを条件として、以下のデータ同期を許可する。データ同期を許可しない場合、第2端末装置10bは、第1端末装置10aに対し、同期不可通知を送信する。データ同期を許可する場合、同期許可通知を送信する。同期許可通知を送信した第2端末装置10bの更新制御部28は、第1端末装置10aに対し、当該第2端末装置10bのシーケンス番号を含む信号を送信する。
このシーケンス番号を受け取った第1端末装置10aの更新制御部28は、図3(a)のシーケンス番号欄314に登録されているシーケンス番号と、送信されたシーケンス番号とを比較する。これらのシーケンス番号が異なっている場合、第1端末装置10aの更新制御部28は、第2端末装置10bに記憶されている画像データのリストを要求する。このように、第1端末装置10aは、第2端末装置10bのシーケンス番号を記憶することによって、第2端末装置10bにおける画像データの更新状況を容易に認識できる。なお、第1端末装置10aの更新制御部28は、取得したリストを表示部20に表示し、リストに含まれる画像データのうち、取得するべき画像データを受付部12を介してユーザに選択させる。この場合、第1端末装置10aの更新制御部28は、選択されなかった画像データの取得フラグを無効を示す情報に設定する。
次に、第1端末装置10aの更新制御部28は、受付部12を介して選択された画像データを第2端末装置10bに要求する。第2端末装置10bは、要求された画像データを第1端末装置10aに送信する。ここで、第1端末装置10aの更新制御部28は、通信実行部16を介して画像データを受信し、図3(d)に示される第2端末装置10bに対応づけられた専用フォルダ、たとえば、第2フォルダ38に、受信した画像データを記憶する。なお、同期要求が送信されたことを契機として、同期要求を送信した第1端末装置10aに対して、第2端末装置10bも同期要求を送信してもよい。この場合におけるデータ同期も、前述と同様である。
(5−2)任意の端末装置10、たとえば、第1端末装置10aにおいて、記憶している画像データが変化した場合、第1端末装置10aの更新制御部28は、シーケンス番号をインクリメントする。また、第1端末装置10aの更新制御部28は、シーケンス番号をインクリメントするたびに、通信実行部16を介して、データ変化通知をマルチキャスト送信する。このマルチキャスト送信により、第1端末装置10aにおいて画像データが変化した旨を他の端末装置10に認識させる。なお、データ変化通知には、インクリメントされたシーケンス番号が含まれる。また、「画像データが変化した場合」とは、たとえば、第1端末装置10aに搭載されている撮像部22により画像データを新たに取得したような場合である。
他の端末装置10の更新制御部28は、通知元の端末装置10の制御情報に、通知されたシーケンス番号を登録する。すでに、通知元の端末装置10のシーケンス番号が登録されていた場合、他の端末装置10の更新制御部28は、通知されたシーケンス番号と、登録されていたシーケンス番号とを比較する。これらが異なっている場合、新たなシーケンス番号を優先して登録する。
また、他の端末装置10の更新制御部28は、双方のシーケンス番号が異なっている場合、通知元の第1端末装置10aに記憶された画像データが変化したと判定する。ここで、他の端末装置10の更新制御部28は、画像データが変化した端末装置10を示す情報と、画像データが変化した旨とを表示部20に表示し、ユーザにリストを取得するか否かを選択させる。ユーザがリストを取得することを選択した場合、他の端末装置10の更新制御部28は、リストを第1端末装置10aに要求する。リストを要求された第1端末装置10aは、リストを作成し、作成したリストを他の端末装置10に送信する。ついで、他の端末装置10の更新制御部28は、受信したリストを登録するとともに、そのリストの内容を表示部20に表示し、変化した画像データに対し、データ同期を実行するか否かをユーザに選択させる。データ同期が選択された場合、前述と同様に、変化した画像データを要求し、取得する。
なお、前述した(5−1)、(5−2)において、双方のシーケンス番号が異なっている場合には、ユーザの選択なしに、自律的に、データ同期を行なってもよい。この場合、一方の端末装置10の更新制御部28は、記憶部18に記憶されている他方の端末装置10についてのリストと、他方の端末装置10から取得したリストとを比較し、異なっている画像データの送信を要求すればよい。リストの比較は、リストに含まれる画像データに付随する情報を比較することによって、実施されてもよい。これにより、簡易に、データ同期を実現できる。
(6)動作制御部30による終了処理について説明する。設定された共有期間が経過した場合、それぞれの端末装置10の動作制御部30は、他の端末装置10との間のデータ通信を停止し、画像データの共有を停止する。また、共有期間の経過にかかわらず、ユーザの指定により、強制的に、画像データの共有を停止してもよい。
ここで、具体的な場面における中央制御部14の制御について説明する。まず、ユーザの指示により、撮像部22が画像を撮影した場合における設定制御部24の制御について説明する。ユーザの指示により、撮像部22が画像を撮影した場合、設定制御部24は、画像データを共有するかをユーザに判断させるために、表示部20にメッセージを表示させる。ここで、ユーザが受付部12に対し、共有を行わない旨の指示をした場合、設定制御部24は、撮像部22によって取得された画像データの共有フラグを、無効を示す情報に設定して、画像データとともに記憶部18に記憶する。この場合、この画像データは共有されないため、設定制御部24は、シーケンス番号を更新しない。一方、共有を行う旨を指示した場合、設定制御部24は、画像データの共有フラグを、有効を示す情報に設定するとともに、シーケンス番号を1インクリメントする。さらに、設定制御部24は、通信実行部16を介して、無線ネットワークに接続されている端末装置10に向けてシーケンス番号をマルチキャスト送信する。
なお、撮影のたびに、取得した画像データを共有するか否かの判断をユーザが行なうとして説明したが、予め条件を設定し、その条件に従って共有するか否かについて、設定制御部24が自律的に判定してもよい。たとえば、共有期間内であっても、指定の時間に撮影されたものに関しては共有しない、あるいは、設定した場所以外で撮影されたものは共有しない等の条件を設定してもよい。また、毎回設定を行うのではなく、初期条件を設定しておき、初期条件を変えたい場合にのみ、たとえば、撮影後一定時間以内に設定してもよい。
次に、自身の端末装置10の撮像部22で撮影した画像データを削除する場合における設定制御部24について説明する。ユーザの操作により、受付部12が自身の端末装置10の撮像部22で撮影した画像データを削除する旨の指示を受け付けた場合、設定制御部24は、記憶部18に記憶された当該画像データを削除するとともに、記憶部18に記憶された画像データの削除フラグを、有効を示す情報に設定する。また、設定制御部24は、シーケンス番号を更新し、通信実行部16を介して、無線ネットワークに参加している他の端末装置10に対し、マルチキャスト送信する。なお、設定制御部24は、シーケンス番号の送信とともに、削除した画像データを共有している端末装置10に対し、削除依頼を示す信号を送信するように制御してもよい。
次に、第1端末装置10aが他の端末装置10から取得し、その画像データを削除した後に、削除した画像データを再び取得する場合における更新制御部28の制御について具体的に説明する。第1端末装置10aにおいて、ユーザが削除した画像データを再び取得する場合、たとえば、削除すべきでない画像データを誤って削除してしまったような場合、第1端末装置10aの更新制御部28は、ユーザの指示にしたがって、削除される前にその画像データを取得していた他の端末装置10から、その画像データを取得する制御を実行する。この場合、第1端末装置10aの中央制御部14は、削除済みフラグを無効に設定し、取得済みフラグを無効に設定する。その後に、第1端末装置10aの更新制御部28は、画像データを保持している他の端末装置10と間でデータ同期を行い、削除してしまった画像データを再び取得する。なお、第1端末装置10aの更新制御部28は、削除済みフラグが有効に設定された画像データのリストを表示部20に表示してユーザに選択を促し、その選択に応じて、必要な画像データのみを他の端末装置10から取得してもよい。
次に、無線ネットワークに参加している他の端末装置10から画像データを取得する場合における更新制御部28の制御について説明する。更新制御部28は、ユーザが選択した画像データを取得するために必要な容量が、記憶部18の容量を超えるか否かについて判定する。容量を超えると判定した場合、更新制御部28は、取得フラグを無効を示す情報に設定する。
更新制御部28は、取得フラグの設定とともに、リストを表示部20に表示して、ユーザに他の画像データの選択を促してもよい。容量の範囲内であると判定された場合、更新制御部28は、他の端末装置10に、選択された画像データの転送を要求する。通信実行部16は、要求に応じて他の端末装置10から送信されてきた画像データを受信し、更新制御部28に転送する。
ここで、更新制御部28は、転送された画像データを記憶部18に記憶するとともに、記憶された画像データの取得フラグを、有効を示す情報に設定する。その後、更新制御部28は、ユーザに新規の画像データが追加された旨を表示部20に表示し、処理を終了する。なお、ユーザにより、取得すべき画像データが選択されるとしたが、容量の許す限り画像データを受信し、容量が不足した段階で転送を中止し、ユーザには、表示部20を通じて、未取得の画像データがある旨を知らせてもよい。この場合、ユーザが画像データを選択するという手間を省くことが可能となる。
次に、他の端末装置10、たとえば、第2端末装置10bが画像データのリストを要求する旨の信号を第1端末装置10aから受信した場合における第2端末装置10bの更新制御部28の制御について説明する。第2端末装置10bの更新制御部28は、記憶部18に記憶されている画像データのうち、共有フラグが有効、削除フラグが無効、取得フラグが有効と設定されている画像データが含まれるようにリストを生成し、リストを要求した第1端末装置10aに送信する。リストの送信に応じて、第1端末装置10aから画像データを要求された場合、第2端末装置10bの更新制御部28は、通信実行部16を介して、要求された画像データを第1端末装置10aに送信する。
上述したこれらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
次に、本実施形態における端末装置10の動作について説明する。図5は、図1の端末装置10の動作例の概略を示す図である。この動作例は、端末装置10の登録から、共有モード終了までの全体の処理を含む。まず、端末装置10は、受付部12を介してユーザから受け付けた指示が仮サーバとして動作する旨の指示であるか否かを判定する(S10)。仮サーバとして動作する旨の指示である場合(S10のY)、(1)で前述したように、共有期間や共有IDなどの設定処理を実行する(S12)。つぎに、端末装置10は、前述した(2)にしたがって、仮サーバとして、他の端末装置10の登録処理を実行する(S14)。仮サーバとしての登録処理とは、仮クライアントとしての端末装置10から要求信号を受信したことを契機として、許可信号などを送信することなどを含む。
一方、仮サーバとして動作する旨の指示でない場合(S10のN)、端末装置10は、前述した(3)にしたがって、仮クライアントとしての登録処理を実行する(S16)。ここで、S14もしくはS16における登録処理が成功した場合(S17のY)、端末装置10は、前述した(5)の共有モードを実行する(S18)。一方、登録処理が失敗した場合(S17のN)、処理を終了する。また、撮像部22によって画像データが取得された場合、任意のタイミングにおいて、前述した(4)にしたがった設定処理が実施されてもよい。
図6は、図1の第1端末装置10aによる登録処理の動作例を示すシーケンス図である。ここでは、第1端末装置10aが仮サーバとなり、第2端末装置10bと第3端末装置10cを無線ネットワークに登録する場合について説明する。本登録処理によって、第1端末装置10aと第2端末装置10bと第3端末装置10cは、互いに、画像データを共有すべき端末装置10として設定される。また、第2端末装置10bと第3端末装置10c以外には、登録対象となる端末装置10が存在しないものとする。
まず、第1端末装置10aは、ユーザからの指示にしたがって、無線ネットワークに参加する端末装置10からの要求の受付を開始する(S150)。ここで、第2端末装置10bから要求信号の送信があった場合(S152)、第1端末装置10aは、第2端末装置10bを無線ネットワークに参加させるか否かについて認証する(S154)。参加を認証した後、第1端末装置10aは、第2端末装置10bの識別情報を登録する(S156)。同様に、第3端末装置10cから要求信号の送信があった場合(S157)、第1端末装置10aは、第3端末装置10cを無線ネットワークに参加させるか否かについて認証し(S158)、参加を認証する場合、第3端末装置10cの識別情報を登録する(S160)。
すべての端末装置10の登録が終了した後に、第1端末装置10aは、参加を認証した第2端末装置10bと第3端末装置10cに対し、許可信号と、共有期間と、共有IDと、識別情報とを送信する(S162、S164)。送信される識別情報は、無線ネットワークに参加する第1端末装置10aの識別情報と、第2端末装置10bの識別情報と、第3端末装置10cの識別情報とを含む。さらに、第1端末装置10aは、自己の専用フォルダと、第2端末装置10bと第3端末装置10cの専用フォルダを作成する(S170)。
ここで、第2端末装置10bは、第1端末装置10aと第3端末装置10cの識別情報を登録する(S166)。また、第2端末装置10bは、自己の専用フォルダと、第1端末装置10aと第3端末装置10cの専用フォルダを作成する(S172)。同様に、第3端末装置10cは、第1端末装置10aと第2端末装置10bの識別情報を登録し(S168)、自己の専用フォルダと、第1端末装置10aと第2端末装置10bの専用フォルダを作成する(S174)。以上により、第1端末装置10aと第2端末装置10bと第3端末装置10cの間で画像データの共有が可能となる。以後、第1端末装置10aは、仮サーバとしての動作を終了し、第2端末装置10bや第3端末装置10cと対等な立場となる。そして、適宜、上述した(5)で述べたような更新処理が、第1端末装置10aと第2端末装置10bと第3端末装置10cとの間で実施される(S176)。
図7は、図5の登録処理(仮サーバ)の動作例を示すフローチャートである。まず、仮サーバとなる第1端末装置10aは、ユーザにより、無線ネットワークへの他の端末装置10の参加登録を管理する旨の指示を受け付ける(S1150)。その後、第1端末装置10aは、他の端末装置10から要求信号を受信したか否かを判定する(S1152)。受信していない場合(S1152のN)、S1154の処理に移る。
要求信号を受信した場合(S1152のY)、第1端末装置10aは、その要求信号の送信元の他の端末装置10の登録を許可するか否かについて判定する(S1158)。登録を許可する場合(S1158のY)、S1154の処理に移る。登録を許可しない場合(S1158のN)、他の端末装置10に拒否信号を送信して(S1160)、S1154の処理に移る。S1154の処理において、ユーザから、参加登録の受付を終了する旨の指示があった場合(S1154のY)、S1162の処理に移る。終了の指示がなかった場合(S1154のN)、S1152に戻る。
ここで、登録すべき他の端末装置10がある場合(S1162のY)、第1端末装置10aは、他の端末装置10を識別するための識別情報を登録するなどして機器データベースを作成し、また、登録した他の端末装置10の専用フォルダを作成する(S1166)。つぎに、第1端末装置10aは、他の端末装置10に対し、共有ID、共有時間、機器データベースとともに、登録完了通知を送信する(S1168)。登録すべき他の端末装置10がない場合(S1162のN)、処理を終了する。
図8は、図5の登録処理(仮クライアント)の動作例を示すフローチャートである。仮クライアントは、図7において無線ネットワークに登録される端末装置10である。ここでは、登録処理において、サーバとして動作する端末装置10以外の他の端末装置10(以下、「仮クライアント」と表記する。)の動作について説明する。また、以下においては、図1に図示する端末装置10のうち、第1端末装置10aが仮サーバとなり、第2端末装置10bが仮クライアントとなった場合について説明する。
まず、第2端末装置10bは、仮サーバである第1端末装置10aに、自己を識別する識別情報、たとえば、図3(a)の機器ID欄310に示される自身の機器IDやニックネーム欄312に示されるニックネームが含まれた要求信号を送信し、登録を申請する(S1101)。その後、第2端末装置10bは、仮サーバである第1端末装置10aからの応答を待つ(S1102)。第1端末装置10aからの応答を受信すると(S1102のY)、第2端末装置10bは、応答が登録完了通知であるか否かについて判断する(S1103)。応答が拒否信号であった場合(S1103のN)、処理を終了する。
一方、第1端末装置10aからの応答が登録完了通知であった場合(S1103のY)、第2端末装置10bは、受信した登録完了通知に基づいて、図3(a)〜(c)に示される機器データベースを構築し、共有IDや共有期間を記憶する(S1104)。また、第2端末装置10bは、図3(d)に示されるような、第1端末装置10aから取得した画像データを格納するための専用フォルダを作成する(S1105)。その後、画像データの共有モードが開始される。なお、前述したように、仮サーバ及び仮クライアントは、共有モードになるとその区別がなくなる。
図9は、図1の第4端末装置10dを追加登録する際の第2端末装置10bの登録処理の動作例を示すシーケンス図である。追加登録処理においてはいずれの端末装置10も仮サーバとなることができるが、ここでは、第2端末装置10bが仮サーバとなり、第4端末装置10dを無線ネットワークに追加登録する場合について説明する。なお、第1端末装置10aと第2端末装置10bの間においては、すでに無線ネットワークが形成されているものとする。この追加登録処理によって、第1端末装置10aと第2端末装置10bと第4端末装置10dは、互いに、画像データを共有すべき端末装置10として設定されることとなる。
まず、無線ネットワークに参加している第2端末装置10bに対し、追加登録を希望する第4端末装置10dが要求信号を送信した場合(S78)、第2端末装置10bは、仮サーバとして、第4端末装置10dを無線ネットワークに参加させるか否かを認証する処理を実行する(S80)。第2端末装置10bは、追加登録を認証した後、第4端末装置10dの識別情報を登録する(S82)。
つぎに、第2端末装置10bは、すでに無線ネットワークに参加している第1端末装置10aに対して、第4端末装置10dの識別情報を報知する(S84)。また、第2端末装置10bは、第4端末装置10dに対し、許可信号、および、画像データを互いに共有すべき端末装置10のすべてが示されたリストを送信する(S86)。
ここで、第4端末装置10dは、画像データを互いに共有すべき端末装置10、たとえば、第1端末装置10aと第2端末装置10bの識別番号を登録する(S88)。また、第2端末装置10bは、第4端末装置10dの専用フォルダを作成する(S90)。第4端末装置10dは、自己の専用フォルダと、画像データを互いに共有すべき端末装置10のすべての専用フォルダを作成する(S92)。
一方、第1端末装置10aは、第4端末装置10dとの間で画像データを共有すべく、S84にて報知された第4端末装置10dの識別情報をもとに、第4端末装置10dの識別情報を登録する(S96)。また、第1端末装置10aは、第4端末装置10dの専用フォルダを作成する(S102)。以上により、第1端末装置10aと第2端末装置10bと第4端末装置10dとの間で、画像データの共有が可能となる。以後、適宜、上述した(5)で述べたような更新処理が第1端末装置10aと第2端末装置10bと第4端末装置10dとの間で実施される(S106)。
なお、S84の処理が正常に実行されなかった場合、第2端末装置10bによって第4端末装置10dが追加登録された後に、第1端末装置10aと第4端末装置10dとの間の更新処理の認証の際に、第1端末装置10aは、第4端末装置10dを登録する処理を実行してもよい。具体的には、図3(a)に示される機器ID欄310等に、第4端末装置10dを示す機器ID等を登録し、さらに、図3(d)に示される記憶領域34に、第4端末装置10dの専用フォルダを作成すればよい。
図10は、図1の第4端末装置10dを追加登録する際の第2端末装置10bの登録処理の動作例を示すフローチャートである。まず、第2端末装置10bは、新たに登録を希望する第4端末装置10dからの登録要求を確認する(S2301)。つぎに、第2端末装置10bは、その登録を許可するか否かをユーザに判断させるために、第4端末装置10dの情報を表示部20に表示する(S2302)。ここで、ユーザは、表示を確認し、登録を許可するか否かについて判断する(S2303)。
ユーザが登録を許可した場合(S2303のY)、機器データベースに第4端末装置10dの識別情報を登録するとともに、第4端末装置10dの専用フォルダを作成する(S2304)。また、第2端末装置10bは、第4端末装置10dに対して登録許可通知を送信する(S2305)。さらに、第2端末装置10bは、自身のシーケンス番号を1インクリメントして(S2306)、処理を終了する。一方、ユーザが登録を許可しなかった場合(S2303のN)、第2端末装置10bは、第4端末装置10dに対し、拒否信号を送信し(S2307)、処理を終了する。
図11は、図1の複数の端末装置10により構成された無線ネットワーク内における更新処理の動作例を示すシーケンス図である。ここでは、すでに、第1端末装置10aと第2端末装置10bと第3端末装置10cとが無線ネットワークに参加し、それぞれの間で画像データの共有がなされているものとする。
まず、第1端末装置10aが内蔵された撮像部22で画像を撮影した場合(S120)、自己のシーケンス番号を更新する(S122)。さらに、第1端末装置10aは、更新したシーケンス番号を第2端末装置10bと第3端末装置10cに報知する(S124、S126)。ここで、第2端末装置10bは、報知されたシーケンス番号と、記憶している第1端末装置10aのシーケンス番号とを比較する(S128)。ここで、双方が異なっている場合、第2端末装置10bは、第1端末装置10aに対しリストを要求し、さらに、画像を要求する(S136)。第1端末装置10aは、要求された画像を第2端末装置10bに送信する(S140)。第2端末装置10bは、送信された画像およびデータベースを更新する(S144)。さらに、第2端末装置10bは、記憶している第1端末装置10aのシーケンス番号を更新する(S147)。
同様に、第3端末装置10cは、第1端末装置10aから報知されたシーケンス番号と、記憶している第1端末装置10aのシーケンス番号とを比較する(S130)。ここで、双方が異なっている場合、第3端末装置10cは、第1端末装置10aに対しリストを要求し、さらに、画像を要求する(S138)。第1端末装置10aは、要求された画像を第3端末装置10cに送信する(S142)。第3端末装置10cは、送信された画像およびデータベースを更新する(S146)。さらに、第3端末装置10cは、記憶している第1端末装置10aのシーケンス番号を更新する(S148)。
図12は、図1の端末装置10の更新処理に関する動作例を示すフローチャートである。ここでは、共有モードになった後における端末装置10の動作の概要について説明する。本処理は、第1端末装置10aが無線ネットワークに接続できる環境に入り、無線ネットワークとの接続処理が実行されたことを契機として開始されてもよい。その際、登録制御部26は、設定制御部24の設定処理において設定した共有IDを用いて、同じグループであることの確認を行ってもよい。無線ネットワークに接続すると、第1端末装置10aの登録制御部26は、その時点での自身のシーケンス番号をXとして保存する(S1202)。
つぎに、第1端末装置10aの登録制御部26は、無線ネットワークに第2端末装置10bが接続されたか否かについて判定する(S1203)。つぎに、第1端末装置10aの更新制御部28は、無線ネットワークに接続していると判定された全ての他の端末装置10に対して、同期処理Aを実行する(S1204〜S1206)。同期処理Aの詳細については、後述する図13において説明する。接続している全ての他の端末装置10に対して同期処理Aを行った後に、その時点のシーケンス番号と、あらかじめ保存していたシーケンス番号Xとを比較する(S1207)。ここで、あらかじめ保存していたシーケンス番号Xの方が小さい場合(S1207のY)に、処理をS1202に移行する。一方、双方のシーケンス番号が一致していた場合、もしくは、保存していたシーケンス番号Xの方が大きい場合(S1207のN)は、処理を終了する。
図13は、本実施形態にかかる同期処理Aの動作例を示すフローチャートである。ここでは、第1端末装置10aが第2端末装置10bに対して同期処理Aを実行した場合における第1端末装置10aの動作について説明する。まず、第1端末装置10aの更新制御部28は、第2端末装置10bに同期要求を送信し(S1300)、第2端末装置10bからの応答を待つ(S1301)。第2端末装置10bからの応答を受信すると(S1301のY)、更新制御部28は、その応答にもとづいて、同期要求が許可されたか否かを判断する。同期不可通知を受信した場合(S1302のN)、同期処理Aを終了する。一方、同期許可通知を受信した場合(S1302のY)、更新制御部28は、自身のシーケンス番号を送信し(S1303)、第2端末装置10bから送信されたシーケンス番号を受信する(S1304)。
さらに、更新制御部28は、受信した第2端末装置10bのシーケンス番号と、記憶部18に保持している第2端末装置10bのシーケンス番号とを比較する(S1305)。受信した第2端末装置10bのシーケンス番号の方が大きい場合(S1305のY)、第2端末装置10bとの間で行なった前回の同期処理の後において、第2端末装置10bの記憶部18に格納されている画像データが更新されたものと判断できる。このような場合、第1端末装置10aの更新制御部28は、第2端末装置10bに対して、コンテンツの取得処理を実行し(S1307)、処理をS1311に移行する。コンテンツの取得処理の詳細については、後述の図16において説明する。
一方、S1305において、受信した第2端末装置10bのシーケンス番号が、保持している第2端末装置10bのシーケンス番号以下であった場合(S1305のN)、更新制御部28は、第2端末装置10bに対し、データの取得が終了した旨を示す信号(以下、「データ取得終了通知」と表記する。)を送信し(S1306)、処理をS1311に移行させる。更新制御部28は、コンテンツ転送処理を実行する(S1311)。コンテンツ転送処理の詳細については、後述の図17において説明する。
更新制御部28は、受信した第2端末装置10bのシーケンス番号に基づいて、保持している第2端末装置10bに対応するシーケンス番号を更新する(S1314)。その後、更新制御部28は、自身のシーケンス番号を第2端末装置10bに送信する(S1315)。さらに、自身のシーケンス番号が増加した場合、データ変化通知をマルチキャスト送信して(S1316)、処理を終了する。
図14は、図13において同期要求を受信した端末装置10の動作例を示すフローチャートである。ここでは、第1端末装置10aが第2端末装置10bに対して同期処理Aを実行した場合における第2端末装置10bの動作について説明する。第2端末装置10bの更新制御部28は、まずはじめに、同期要求受信処理を行う(S1400)。同期要求受信処理の詳細については、後述の図15において説明する。ここで、同期要求を許可しなかった場合(S1401のN)、更新制御部28は、処理を終了する。同期要求を許可した場合(S1401のY)、更新制御部28は、第1端末装置10aが送信したシーケンス番号を受信する(S1402)。また、更新制御部28は、第2端末装置10bが管理している自身のシーケンス番号を第1端末装置10aに送信する(S1403)。
その後、更新制御部28は、コンテンツ転送処理を実行する(S1406)。コンテンツ転送処理の詳細については、後述の図17において説明する。その後、更新制御部28は、S1402において受信したシーケンス番号と、保持している第1端末装置10aのシーケンス番号とを比較する(S1407)。保持しているシーケンス番号のほうが小さい場合(S1407のY)、更新制御部28は、処理をS1408に移行し、コンテンツ取得処理を行う(S1408)。コンテンツ取得処理の詳細については、後述の図16において説明する。
一方、保持しているシーケンス番号と、S1403において受信したシーケンス番号が同じだった場合、もしくは、保持しているシーケンス番号のほうが大きい場合(S1407のN)、処理をS1410に移行する。S1410において、更新制御部28は、自身のシーケンス番号を第1端末装置10aに送信する。その後、第1端末装置10aからシーケンス番号を受信し(S1411)、受信したシーケンス番号に基づいて、保持しているシーケンス番号を更新する(S1412)。さらに、第2端末装置10b自身のシーケンス番号が増加した場合、更新制御部28は、データ変化通知をマルチキャストで送信し(S1413)、処理を終了する。
図15は、図14の同期要求受信処理の動作例を示すフローチャートである。まず、第2端末装置10bの更新制御部28は、受信した同期要求に含まれる共有IDを検証する(S1602)。具体的には、受信した共有IDと保持されている共有IDとを比較し、受信した共有IDの正当性を検証する。受信した共有IDが正当なものでない場合(S1602のN)、第2端末装置10bの更新制御部28は、第1端末装置10aとの接続を切断する処理を行い(S1603)、同期不可として処理を終了する。一方、共有IDが正当なものである場合(S1602のY)、第1端末装置10aの機器IDが、記憶部18に登録されているか否か、すなわち、第1端末装置10aが既知の端末装置10であるか否かを判断する(S1604)。
登録されていない場合(S1604のN)、第2端末装置10bの更新制御部28は、機器データベースを更新し、さらに、フォルダを作成して(S1605)、処理をS1606に移行する。登録されている場合(S1604のY)、処理をS1606に移行する。S1606では、第2端末装置10bの更新制御部28は、同期可能状態であるか否かについて判断する。同期可能状態である場合(S1606のY)、第2端末装置10bの更新制御部28は、第1端末装置10aに対して、同期許可通知を送信し(S1607)、処理を終了する。一方、同期可能状態で無い場合(S1606のN)、第1端末装置10aに対して、同期不可通知を送信し(S1608)、処理を終了する。
図16は、図13もしくは図14のコンテンツ取得処理の動作例を示すフローチャートである。まず、端末装置10は、コンテンツのリストを要求するためのリスト要求信号を送信する(S1801)。つぎに、端末装置10は、要求したリストを受信するのを待つ(S1802)。リストを受信した場合(S1802のY)、リストに示された画像データを取得するか否かを判断する(S1803)。画像データを取得しない場合(S1803のN)、S1809の処理に移る。画像データを取得する場合(S1803のY)、端末装置10は、データベースを更新する(S1804)。具体的には、端末装置10は、図3(b)に示すような情報をデータベースに追加する。このとき、S1803において取得対象となった画像データについての取得フラグを無効に設定する。
つぎに、端末装置10は、データを取得するために必要な空き容量が存在するか否かについて判定する(S1805)。空き容量がない場合(S1805のN)、S1809の処理に移る。空き容量がある場合(S1805のY)、画像データを要求するための要求信号を送信する(S1806)。端末装置10は、画像データを受信するのを待つ(S1807)。画像データを受信した場合(S1807のY)、端末装置10は、受信した画像データを格納し、また、その画像データの取得フラグを有効に設定し、また、シーケンス番号をインクリメントする(S1808)。つぎに、端末装置10は、データ取得終了通知を送信する(S1809)。
図17は、図13もしくは図14のコンテンツ転送処理の動作例を示すフローチャートである。まず、端末装置10は、他の端末装置10からデータ取得終了通知を受信したか否かを判定する(S2400)。ここで、端末装置10がデータ取得終了通知を受信していた場合(S2400のY)、処理を終了する。一方、受信していない場合(S2400のN)、端末装置10は、コンテンツのリストを要求されているか否かを判定する(S2402)。リスト要求を受信していた場合(S2402のY)、端末装置10は、他の端末装置10に対し、コンテンツのリストを送信する(S2404)。一方、受信していない場合(S2402のN)、S2406の処理に移る。
つぎに、端末装置10は、他の端末装置10から画像データを要求されているか否かを判定する(S2406)。要求されている場合(S2406のY)、端末装置10は、他の端末装置10に対して、画像データを送信する(S2408)。一方、要求されていない場合(S2406のN)、S2400の処理に戻る。
図18は、図1の端末装置10が記憶する画像データに変化が生じた場合における動作例を示すフローチャートである。ここでは、第1端末装置10aが保持する画像データに変化があり、その内容を第2端末装置10bに送信するものとして説明する。保持している画像データに変化が発生した場合、更新制御部28は、データ変化通知をマルチキャストで送信する(S1901)。その後、第2端末装置10bから同期要求を受信した場合、同期処理Bを実行する(1902)。同期処理Bの詳細は、図14において説明したフローチャートと同様であるため、ここでは説明を省略する。
図19は、図13等においてデータ変化通知を受信した端末装置10の動作例を示すフローチャートである。第1端末装置10aから送信されたデータ変化通知を第2端末装置10bが受信した場合(S2001)、第2端末装置10bの更新制御部28は、第1端末装置10aに対して同期処理Aを行う(S2002)。なお、同期処理Aの詳細については図13において説明したため、ここでは説明を省略する。
図20は、図1の端末装置10が画像を撮影した場合における動作例を示すフローチャートである。撮像部22により画像が撮影されると(S2101)、中央制御部14は、表示部20を介して、その画像を共有するかの判断をユーザに促す(S2102)。ここで、受付部12を介してユーザから指示された内容が、共有を行わない旨の指示である場合(S2102のN)、更新制御部28は、その画像に対応するファイルの共有フラグを無効となるように記憶部18を更新し、画像のファイルを記憶部18に記録して(S2104)、処理を終了する。
一方、共有を行う旨の指示である場合(S2102のY)、更新制御部28は、画像ファイルの共有フラグが有効になるように記憶部18を更新し、さらに、画像ファイルを記憶部18に記録する(S2103)。その後、更新制御部28は、管理する自身のシーケンス番号を1インクリメントする(S2105)。そして、無線ネットワークに接続中であるか否かを判断する(S2106)。接続中である場合(S2106のY)、データ変化通知をマルチキャスト送信し(S2107)、処理を終了する。一方、無線ネットワークに接続していない場合(S2106のN)、そのまま処理を終了する。
本発明の実施形態によると、他の端末装置10との間における無線通信の開始に先だって、無線ネットワークへの他の端末装置10の参加登録を管理する旨の指示を受け付けることによって、ユーザは、サーバとなるべき端末装置10を選択できる。また、ネットワーク上には、サーバとなりうる端末装置10が複数存在するため、サーバとして動作する端末装置10の負荷を軽減できる。また、他の端末装置10に対する専用の記憶領域を割り当てることによって、他の端末装置10の画像データとそれ以外の端末装置10の画像データとを混同することなく管理できる。また、他の端末装置10によって付与されたシーケンス番号を管理することによって、記憶部の記憶容量や無線ネットワーク内のトラヒック状態に影響されずに、他の端末装置10における更新の状況を簡易に認識できる。
また、更新された画像データを取得するために必要な容量が、記憶部において残存する容量よりも大きい場合、更新された画像データを取得するかわりに、更新された画像データは未取得である旨を示すフラグを記憶部に記憶することによって、記憶容量の少ない端末装置10においても、互いの画像データを共有できる無線ネットワークシステムを構成できる。また、端末装置自身が、他の端末装置から以前に取得していた画像データを消去した場合に、以後の更新処理でもう一度取得することを回避できる。これにより、システム内のトラヒック量を低減できる。また、撮像された画像へのアクセスを許可する場合、端末装置10のシーケンス番号を更新するとともに、他の端末装置10に対し、更新した端末装置10のシーケンス番号を通知することによって、他の端末装置10に対し、アクセス可能な画像データが増加したことを簡易に通知できる。
なお、実施形態において、設定制御部24は、共通の共有期間を設定するとして説明したが、これにかぎらず、たとえば、設定制御部24は、共有期間を画像データごとに設定してもよく、また、端末装置10ごとに設定してもよい。また、端末装置10は、撮像部22を備え、画像を撮像することによって画像データを取得するとして説明したが、他のメディア取得部、たとえば、音声やテキストファイルを取得する取得部を備えていてもよい。この場合であっても、更新制御部28は音声やテキストファイルを対象とした共有処理が実施できるほか、前述した効果と同様の効果を得られることは言うまでもない。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施形態にかかる通信システムの構成例を示す図である。 図1の第1端末装置の構成例を示す図である。 図2の記憶部に記憶された他の端末装置に関する情報の例を示す図である。 第1端末装置の記憶部に記憶された画像データに関する情報の例を示す図である。 図2の記憶部に記憶されたメタ情報の例を示す図である。 第1端末装置の記憶部に割り当てられたフォルダを模式的に示す図である。 図2の中央制御部の構成例を示す図である。 図1の端末装置の動作例の概略を示す図である。 図1の第1端末装置による登録処理の動作例を示すシーケンス図である。 図5の登録処理(仮サーバ)の動作例を示すフローチャートである。 図5の登録処理(仮クライアント)の動作例を示すフローチャートである。 図1の第4端末装置を追加登録する際の第2端末装置の登録処理の動作例を示すシーケンス図である。 図1の第4端末装置を追加登録する際の第2端末装置の登録処理の動作例を示すフローチャートである。 図1の複数の端末装置により構成された無線ネットワーク内における更新処理の動作例を示すシーケンス図である。 図1の端末装置の更新処理に関する動作例を示すフローチャートである。 本実施形態にかかる同期処理Aの動作例を示すフローチャートである。 図13において同期要求を受信した端末装置の動作例を示すフローチャートである。 図14の同期要求受信処理の動作例を示すフローチャートである。 図13もしくは図14のコンテンツ取得処理の動作例を示すフローチャートである。 図13もしくは図14のコンテンツ転送処理の動作例を示すフローチャートである。 図1の端末装置が記憶する画像データに変化が生じた場合における動作例を示すフローチャートである。 図13等においてデータ変化通知を受信した端末装置の動作例を示すフローチャートである。 図1の端末装置が画像を撮影した場合における動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 端末装置、 12 受付部、 14 中央制御部、 16 通信実行部、 18 記憶部、 20 表示部、 22 撮像部、 24 設定制御部、 26 登録制御部、 28 更新制御部、 30 動作制御部、 32 バス、 34 記憶領域、 36 第1フォルダ、 38 第2フォルダ、 40 第3フォルダ、 100 通信システム、 200 無線ネットワーク、 210 第1無線ネットワーク、 220 第2無線ネットワーク、 310 機器ID欄、 312 ニックネーム欄、 314 シーケンス番号欄、 316 ファイル名欄、 318 日付欄、 320 撮影時間欄、 322 共有フラグ欄、 324 削除フラグ欄、 326 取得フラグ欄、 328 オリジナルオーナー欄、 330 メタデータファイル欄、 332 コメント欄、 334 撮影場所欄、 336 撮影者欄。

Claims (12)

  1. 無線ネットワークを介して、他の端末装置との間で無線通信を実行する通信部と、
    前記通信部との動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、他の端末装置との間における無線通信の開始に先だって、前記無線ネットワークへの他の端末装置の参加登録を管理する動作を実行する場合、前記通信部を介して、他の端末装置から、参加登録の要求が示された要求信号を取得する手段と、参加登録を認める場合、当該他の端末装置に関する情報を登録する手段と、前記通信部を介して、登録した情報を報知する手段と、参加登録を管理する動作が終了した後に、前記通信部に対し、登録された情報を参照しながら、他の端末装置との間で、データ信号の送受信処理を実行させる手段とを含むことを特徴とする端末装置。
  2. 前記制御部は、参加登録が終了した後に、新たな端末装置から、要求信号を取得し、かつ、前記新たな端末装置の参加登録を認める場合、前記通信部を介して、前記無線ネットワークに接続されている端末装置に向けて、新たな端末装置に関する情報を報知することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記制御部は、参加登録を認める場合、参加登録を認める他の端末装置に対応付けながら、参加登録を許可する時間を設定する手段と、設定した時間を前記無線ネットワークに接続されている端末装置に向けて報知する手段と、前記設定した時間が経過した場合、前記通信部に対し、データ信号の送受信処理を停止させる手段と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  4. 他の端末装置に記憶されたデータを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、他の端末装置の参加登録を認める場合、前記記憶部の記憶領域に、端末装置ごとに専用の記憶領域を割り当てながら、ひとつの端末装置に対応した専用の記憶領域に、当該ひとつの端末装置から取得したデータを記憶することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の端末装置。
  5. 無線ネットワークを介して、他の端末装置に記憶されたデータを取得する端末装置であって、
    前記他の端末装置に記憶されているデータの更新回数に相当したシーケンス番号であって、かつ、前記他の端末装置によって付与されたシーケンス番号を前記他の端末装置から受信する受信部と、
    前記受信部によって、前記他の端末装置から過去に受信したシーケンス番号を記憶する記憶部と、
    前記受信部において受信したシーケンス番号と前記記憶部に記憶されたシーケンス番号とが異なっている場合、受信したシーケンス番号によって、前記記憶部に記憶されたシーケンス番号を更新しながら、前記他の端末装置において更新されたデータを前記他の端末装置から取得する更新部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  6. 前記記憶部は、前記他の端末装置から取得したデータも記憶し、
    前記更新部は、前記他の端末装置において更新されたデータを取得すべき場合であって、かつ、更新されたデータを前記記憶部に記憶するために必要な容量が、前記記憶部において残存する容量よりも大きい場合、更新されたデータを取得するかわりに、更新されたデータは未取得である旨を示すフラグを前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項5に記載の端末装置。
  7. 前記更新部は、前記記憶部に記憶されたデータの少なくとも一部が消去された場合、当該データを他の端末装置から取得しないことを特徴とする請求項5に記載の端末装置。
  8. 画像を撮像する撮像部と、
    前記他の端末装置に対し、前記撮像部によって撮像された画像の取得を許可するか否かを設定する設定部と、
    をさらに備え、
    前記更新部は、前記設定部における設定にしたがって前記画像の取得を許可する場合、本端末装置のシーケンス番号を更新するとともに、前記他の端末装置に対し、更新した本端末装置のシーケンス番号を通知することを特徴とする請求項5に記載の端末装置。
  9. 前記記憶部は、端末装置ごとに専用の記憶領域を割り当てながら、ひとつの端末装置に対応した専用の記憶領域に、当該ひとつの端末装置から取得したデータを記憶することを特徴とする請求項5に記載の端末装置。
  10. 無線ネットワークを介して、他の端末装置との間で無線通信を実行する端末装置が複数含まれた通信システムであって、前記端末装置は、
    他の端末装置との間における無線通信の開始に先だって、前記無線ネットワークへの他の端末装置の参加登録を管理する場合、前記無線ネットワークに参加登録すべき他の端末装置から、前記無線ネットワークへの参加登録を要求する旨の要求信号を取得する取得部と、
    参加登録を認める場合、当該他の端末装置に関する情報を登録する登録部と、
    前記登録部によって登録された情報を報知する報知部と、
    参加登録が終了した後に、登録された情報を参照しながら、他の端末装置との間で、データ信号の送受信処理を実行させる通信実行部とを備えることを特徴とする通信システム。
  11. 無線ネットワークを介して、他の端末装置との間で無線通信を実行する端末装置における通信方法であって、他の端末装置との間における無線通信の開始に先だって、前記無線ネットワークに参加登録すべき他の端末装置から、前記無線ネットワークへの参加登録を要求する旨の要求信号を取得し、参加登録を認める場合、当該他の端末装置に関する情報を登録し、登録された情報を報知し、参加登録が終了した後に、登録された情報を参照しながら、他の端末装置との間で、データ信号の送受信処理を実行することを特徴とする通信方法。
  12. 無線ネットワークを介して、他の端末装置に記憶されたデータを取得する端末装置における通信方法であって、前記他の端末装置に記憶されているデータの更新回数に相当したシーケンス番号であって、かつ、前記他の端末装置によって付与されたシーケンス番号を前記他の端末装置から受信し、受信したシーケンス番号と前記他の端末装置から過去に受信したシーケンス番号とが異なっていた場合に、シーケンス番号を更新しながら、前記他の端末装置において更新されたデータを前記他の端末装置から取得することを特徴とする通信方法。
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