JP2008102299A - 固定構造、液晶表示装置、および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚みを抑制した液晶表示装置等の提供、および、液晶表示パネルとバックライトユニットとの固定構造の提供。
【解決手段】プラスチックシャーシ11における側壁12の一部である開孔HLが固定片XPの差し込み端XPINに接触するとともに、その固定片XPの連結端XPCNが液晶表示パネル51の一部である挟持面21aに接触することで、液晶表示パネル51が不動になり、液晶表示パネルとバックライトユニットとが固定となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示パネルとその液晶表示パネルにバックライト光を出射するバックライトユニットとを固定する固定構造、並びに、その固定構造を備える液晶表示装置、さらには、かかる液晶表示装置を備える電子機器に関するものである。
昨今の携帯性に優れた電子機器(モバイル電子機器)、例えば、小型ノート型パソコンや携帯電話には、特許文献1・2にて開示されているような液晶表示装置が設けられている。そして、かかる特許文献1・2に対応する図9・図10をみてわかるように、可撓性に優れたフレキシブルプリント基板141(Flexible Printed Circuit;FPC141)が液晶表示装置159に搭載されている。
ここで、FPC141と、液晶表示パネル151およびバックライトユニット152との関係の一例を簡略化して示すと図11Aの断面図のようになる。この図に示すように、液晶表示パネル151とバックライトユニット152とは両面接着テープBT’を介して連結されており、FPC141は液晶表示パネル151に接続されている。
ただし、図11Aに示すように、FPC141の有する弾力性に起因して、FPC141自身が黒抜き矢印方向に広がる{矢印方向にスプリングバック(応力)が生じる}。そのために、図11Bに示すように、液晶表示パネル151とバックライトユニット152との間で、乖離が生じてしまう(かかる現象をパネル浮きと称す)。
しかしながら、図9に示す特許文献1の液晶表示装置159では、上ベゼル161と中間ベゼル162との挟持によって、液晶表示パネル151とバックライトユニットの導光板132とが固定され、下ベゼル163による押しつけによって、FPC141は中間ベゼル162に密着している。そのため、FPC141は撓みにくくなるとともに、撓みに起因してFPC141につながる液晶表示パネル151が、バックライトユニット152から乖離しない。
また、図10に示す特許文献2の液晶表示装置159では、液晶表示パネル151は、液晶表示パネル151自身よりも一回り大きな箱状の外形を有するバックライトユニット152の挿入穴164に挿入することで取り付けられるとともに、リブ165によって押さえつけられ、バックライトユニット152から乖離しない。
ただし、特許文献1の液晶表示装置159では、金属製の高価な3種類もの金属ベゼル161〜163が必要になり、特許文献2の液晶表示装置159では、バックライトユニット152の外形が比較的に大型になる。したがって、特許文献1の液晶表示装置159を搭載した電子機器は、コストアップし、さらには多数のベゼル161〜163を搭載することに起因して大型になる。また、特許文献2の液晶表示装置159を搭載した電子機器は、十分な小型化を達成できない。
そこで、ベゼル161〜163の個数を削減するアイディアと、バックライトユニット152の大型化を抑制するアイディアとが、対応案としてあげられる。これらの対応案に応じた液晶表示装置159は、図12・図13A・図13B(図12は分解斜視図であり、図13Aは図12のA2−A2’線矢視断面図であり、図13Bは図12のB2−B2’線矢視断面図である)と、図14・図15A・図15B(図14は斜視図であり、図15Aは図14のA3−A3’線矢視断面図であり、図15Bは図14のB3−B3’線矢視断面図である)と、に示される。
図12・図13A・図13Bに示される液晶表示装置159は(従来1の液晶表示装置59と称す)、FPC141の撓みによって移動しようとする液晶表示パネル151を押さえつけできる位置に、開口を有する1枚の金属のベゼル171を設けている。そのため、この液晶表示装置159であっても、液晶表示パネル151が、バックライトユニット152から乖離しない。
一方、図14・図15A・図15Bに示される液晶表示装置159は(従来2の液晶表示装置59と称す)、バックライトユニット152の筐体111の大型化を抑制するとともに、筐体111の側壁112にリブ172を設けている。そして、このリブ172が、FPC141の撓みによって移動しようとする液晶表示パネル151を押さえつけできるように位置している。したがって、この液晶表示装置159では、液晶表示パネル151が、バックライトユニット152から乖離しない。
特開2005−115335号公報 特開平09−127490号公報
しかしながら、従来1の液晶表示装置159では、液晶表示パネル151を覆うようにしてベゼル171が位置する。そのため、ベゼル171の厚み分の影響で液晶表示装置159の厚みが厚くなる。また、厚み方向qに対して垂直方向(横方向qq)に突出するベゼル171も生じてしまい、全体として液晶表示装置159が大型化してしまう(図13A・図13B参照)。
また、従来2の液晶表示装置159では、ベゼルは存在しないものの、リブ172が存在する。そして、このリブ172で確実に液晶表示パネル151の変動を防止させようとすると、リブ172に一定の強度が必要となり、それに伴ってリブ172の厚みが厚くなりやすい。すると、かかる液晶表示装置159の厚みも、従来1の液晶表示装置159同様に厚くなる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。そして、その目的は、厚みを抑制した液晶表示装置の提供、および、かかる液晶表示装置を実現するための液晶表示パネルとバックライトユニットとの固定構造の提供、さらには、その液晶表示装置を搭載する電子機器の提供にある。
本発明は、筐体に収容されるバックライトユニットに重なって液晶表示パネルが位置する場合に、液晶表示パネルの一部につなげられた固定片の一端が、筐体における側壁の一部に接触することで、液晶表示パネルが不動となり、バックライトユニットと液晶表示パネルとが固定される固定構造である。
このような固定構造において、固定片は液晶表示パネルの一部につなげられる一片である。そのために、固定片は液晶表示パネルの一部につなげられる程度の小型サイズになっている。また、固定片は筐体とは別個の部材になっており、固定片のサイズと筐体のサイズ(例えば厚み)とに依存性がない。したがって、かかる固定片を用いたとしても、液晶表示装置の大型化は起き得ない。
なお、かかる固定構造にあって、液晶表示パネルと固定片とのつながりは、接着によるものであり、固定片の一端と体における側壁の一部との接触は、係わり合いによるものであると望ましい。
また、液晶表示パネルがバックライトユニットから乖離していく方向を乖離方向とする場合、筐体における側壁の一部は、乖離方向に移動しようとする固定片に、接触可能な係止面を含んでいると望ましい。なお、一例として、かかる係止面を内壁面とする開孔が筐体における側壁の一部になっている場合が挙げられる。
このようになっていると、例えばFPCのスプリングバックによって、かかるFPCにつながる液晶表示パネルがバックライトユニットから離れようとした場合、液晶表示パネルにつながっている固定片が、筐体の側壁の一部、例えば側壁に設けられている開孔の内壁面(係止面)に引っかかる。そのために、液晶表示パネルがバックライトユニットに対して確実に不動になる。
ところで、開孔は係止面を含んでいれば特段限定されるものではない。ただし、筐体の底面から最も乖離している係止面は、傾斜部分を有しており、その傾斜部分が、開孔の入口を広げるように傾斜していると望ましい。このようになっていると、固定片が開孔に挿入しやすくなるためである。
また、固定片の一端は、側壁の一部に対して面接触する第1面を有し、液晶表示パネルの一部につながる固定片の他端は、液晶表示パネルの一部に対して面接触する第2面を有していると望ましく、例えば、固定片における第2面の面積が、第1面の面積よりも広いと望ましい。
このようになっていると、側壁の一部である開孔等と固定片とは面接触するようになり、さらに、固定片と液晶表示パネルとも面接触するようになる。そのために、かかる固定構造は、例えば、側壁の一部と固定片とが線接触し、固定片と液晶表示パネルとが線接触するような固定構造に比べて、バックライトユニットと液晶表示パネルとを強固に固定できる。
また、固定片につながる液晶表示パネルの一部が複数存在すると望ましく、かかる複数存在する液晶表示パネルの一部が、液晶表示パネルの隅部における少なくとも2カ所であるとさらに望ましい。このようになっていると、効率よく液晶表示パネルの変動を固定片で抑えることができるためである。
なお、以上のような固定構造を有する液晶表示装置、かかる液晶表示装置を有する電子機器も本発明であることはいうまでもない。
本発明によれば、固定片という比較的小型、かつ、筐体と関係性のない別部材で、液晶表示パネルとバックライトユニットとを固定できる。そのため、液晶表示装置は薄型になり、さらに、かかる液晶表示装置を搭載する電子機器も薄型になる。
[実施の形態1]
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、図面によっては便宜上、部材番号およびハッチングを省略する場合もあるが、かかる場合、他の図面を参照するものとする。また、図面上での黒丸は紙面に対し垂直方向を意味する。
[1.携帯電話およびそれに搭載される液晶表示装置について]
携帯性に優れた電子機器としては、例えば、図8に示すような携帯電話69がある。そして、このような携帯電話69に含まれる液晶表示装置59を詳細に示す図が図1になる。また、この図1におけるA−A’線矢視断面図、B−B’線矢視断面図、およびC−C’線矢視断面図は、図2A・図2B・図2Cに示される。
図1・図2A・図2Bに示すように、液晶表示装置59は、液晶表示パネル51とバックライトユニット52とを重なり合わせるようにして含んでいる。ただし、液晶表示パネル51の一部とバックライトユニット52の一部とは両面テープBTによって、接着されている。なお、液晶表示パネル51とバックライトユニット52とが重なる方向を重ね方向Pと称する。
液晶表示パネル51は、アクティブマトリックス基板(AM基板)21と、このAM基板21に対向する対向基板22とをシール材(不図示)で貼り合わせ、これらの隙間に液晶(不図示)を注入している。なお、液晶表示パネル51には、液晶を制御するTFT(Thin Film Transistor)等のスイッチング素子や、画素電極(透明電極)、配向膜、カラーフィルタ等も含まれているが、便宜上、省略している。
また、液晶表示パネル51は、AM基板21および対向基板22を挟持する光学シート24・25(例えば、偏光シート、位相差シート)を含んでいる。そして、バックライトユニット52からの光(バックライト光)を受光することで、液晶表示パネル51は表示パネルとして機能する。
一方、バックライトユニット52は、LED(Light Emitting Diode)31、導光板32、反射シート33、拡散シート34を含んでいる。
LED31は光を発するものであり、その光の一部は導光板32の外周端に直接入射する。そして、導光板32は、LED31からの光を面状光に変換するものである。また、反射シート33は、LED31からの光や導光板32内部を伝搬する光を漏洩させることなく液晶表示パネル51に向けて反射させるものであり、拡散シート34は導光板32からの光を拡散させて、液晶表示パネル51全域に光をいきわたらせるものである。
なお、LED31等の光源は、可撓性に優れたフレキシブルプリント基板41(Flexible Printed Circuit;FPC41)に設けられている。また、かかるFPC41には、液晶表示パネル51の駆動を制御するドライバーIC(不図示)も実装されている。そのために、FPC41は、液晶表示パネル51(詳説すると、AM基板21)に電気的に接続されている。
ただし、液晶表示パネル51においてFPC41が接続される箇所は、AM基板21および対向基板22のうち、バックライトユニット52に近い側のAM基板21である。そして、このAM基板21は、図2Aに示すように、対向基板22よりも広面積になっており、両基板21・22同士で重なり合わないAM基板21の一部分(ただし、対向基板22と向かい合う挟持面21a)に、FPC41が接続している。
また、FPC41におけるLED31の実装面とAM基板21に接続している面とが同一面になっている上に、LED31とAM基板21とは重ね方向Pにおいて乖離している。そのために、FPC41は、湾曲するようになっている(図2A参照)。
ところで、液晶表示装置59は、両面テープBTでAM基板21の非挟持面21bの一部と導光板32の光出射面の一部とを接着することに加え、固定片XPを用いて、液晶表示パネル51とバックライトユニット52とを固定している。そこで、固定片XPを用いた液晶表示パネル51とバックライトユニット52との固定構造について以下に詳説する。
[2.固定構造について]
図2Bに示すように、バックライトユニット52を収容するプラスチックシャーシ(筐体)11には、重ね方向Pに沿うようにして立ち上がる側壁12がある。そして、かかる側壁12には、図1・図2B・図2Cに示すように、固定片XPを挿入できる開孔HLが形成されている。
さらには、プラスチックシャーシ11の底面に面しつつ最も乖離している開孔HLの内壁面13(第1内壁面13a)は、重ね方向Pにおいて、AM基板21の挟持面21aよりも高くなっているとともに、プラスチックシャーシ11の底面に面しつつ最も近い開孔HLの内壁面13(第2内壁面13b)は、重ね方向Pにおいて、AM基板21の挟持面21aよりも低くなっている。すると、重ね方向Pにおいて、第1内壁面13aと挟持面21aとの間に、間隙GAが生じる。
そこで、かかる間隙GAを通じて、固定片XPが開孔HLに挿入される。ただし、固定片XPの全てが開孔HLに埋没するわけではなく、固定片XPの一部分(差し込み端XPINと称す)のみが開孔HLに挿入される。その上、かかる差し込み端XPINの厚みは間隙GAと同程度になっているので、開孔HLの第1内壁面13aと差し込み端XPINとが係わり合うようになる。すなわち、側壁12の一部である開孔HLと固定片XPの一端である差し込み端XPINとは、係わり合うことによって接触することになる。
一方、固定片XPにおいて差し込み端XPIN以外の部分(連結端XPCNと称す)は、AM基板21の挟持面21aに接触可能な面積を有する。その上、連結端XPCNにおいて挟持面21aに接触する箇所は、接着性を有している。そのため、挟持面21aと連結端XPCNとは接着によってつながる。すなわち、固定片XPの他端である連結端XPCNと液晶表示パネル51の一部である挟持面21aとは、接着することによって接触することになる。
このようにして、プラスチックシャーシ11における側壁12の一部である開孔HLが固定片XPの差し込み端XPINに接触するとともに、その固定片XPの連結端XPCNが液晶表示パネル51の一部である挟持面21aに接触すると、液晶表示パネル51は不動になる。
なぜなら、FPC41のスプリングバックによって、液晶表示パネル51がバックライトユニット52から乖離しようとしても、液晶表示パネル51の挟持面21aにつながる固定片XPが開孔HLに接触することで、かかる液晶表示パネル51の動きを抑えるためである(なお、液晶表示パネル51がバックライトユニット52から乖離しようとする方向を乖離方向と称する)。
したがって、液晶表示装置59は、両面テープBTによる接着力によって液晶表示パネル51とバックライトユニット52とを固定するとともに、液晶表示パネル51につながる固定片XPとプラスチックシャーシ11との接触力(係合力)によっても、液晶表示パネル51とバックライトユニット52とを固定している。かかるように、2つの力(接着力・係合力)が利用されれば、液晶表示パネル51とバックライトユニット52とが強固に固定される。
その上、この固定構造であれば、金属ベゼルのような大型の部材を用いることなく、液晶表示パネル51とバックライトユニット52とが固定されるので液晶表示装置59が厚くなりにくい。また、この固定構造では、プラスチックシャーシ11にリブ等が設けられていないので、かかるプラスチックシャーシ11が大型化せず、ひいては液晶表示装置59の厚みは厚くなりにくい。
[2−1.開孔について]
ここで、開孔HLについて詳説する。開孔HLはプラスチックシャーシ11における側壁12の一部に設けられている。そして、図2Bおよび図2Cに示すように、開孔HLは、5つの内壁面13(13a〜13e)を有している。
具体的には、第1内壁面13aはプラスチックシャーシ11の底面に対向しながら最も乖離している面であり、第2内壁面13bはプラスチックシャーシ11の底面に対向しながら最も近い面である。また、第3内壁面13cおよび第4内壁面13dは第1内壁面13aおよび第2内壁面13bを挟持するように位置する面であり、第5内壁面13eは第1から第4までの内壁面13a〜13dに接し、開孔HLの底となる面である。
このように、開孔HLは5つの内壁面13a〜13eを有するが、これに限定されるものではない。要は、乖離方向に移動しようとする液晶表示パネル51に付随して移動する固定片XPに接触することで係わり合うような面(係止面)を含む開孔HLであればよい。
このようになっていれば、固定片XPが不動になることで、液晶表示パネル51の乖離方向への移動が抑えられるからである。したがって、かかるような係止面を含むような開孔HLに限らず、係止面を含む溝等であっても構わない。
また、図2Bに示すように、第1内壁面13aは、傾斜部分14を有しており、この傾斜部分14が、開孔HLの入口を広げるように傾斜しているとよい。すなわち、開孔HLの奥に進むにつれて開孔HLの内部形状がテーパ状になるように第1内壁面13aの一部(傾斜部分14)が、傾斜しているとよい。
このようになっていると、図3Aに示すように、液晶表示パネル51とバックライトユニット52とが両面テープBTによって接着された後であっても(接着後の液晶表示パネル51とバックライトユニット52とをモジュールとも称せる)、傾斜部分14に沿うようにして、差し込み端XPINが進入できる。
その上、図3Bに示すように、差し込み端XPINが開孔HLの第5内壁面13eに衝突するまで進入し、その後、第5内壁面13eに沿うようにして第1内壁面13aに向かうと、差し込み端XPINの一面(固定片XPの表面)が第1内壁面13aに対向するとともに、一面の裏面である連結端XPCNの一面(固定片XPの裏面)がAM基板21の挟持面21aに接触する(図3C参照)。そして、かかる固定片XPの裏面(接着面)の有する接着性によって、固定片XPと液晶表示パネル51とが一体化する。
このように開孔HLの入口が広がるようになっていれば、開孔HLに固定片XPを挿入することが容易になる。ただし、開孔HLの入口を広げる傾斜部分14が設けられていなくても、間隙GAが固定片XPの挿入を許容できる長さであれば、図4A〜図4Cに示すように、図3A〜図3Cと同様の挿入が行える。
また、図5Aに示すように、挟持面21aと固定片XPとが対向し、さらに、挟持面21a上に沿うようにして、固定片XPが徐々に開孔HLに向かってスライド移動し、開孔HLに挿入するようになっていてもよい(図5B・図5C参照)。ただし、開孔HLへの挿入途中に、固定片XPの接着面2と挟持面21aとが接着しないようにしなくてはならない。
なお、固定片XPのスライド挿入を示す図5A〜図5Cでは、傾斜部分のない開孔HLを備えるプラスチックシャーシ11が例に挙がっている。しかし、傾斜部分14を有する開孔をHLを備えるプラスチックシャーシ11であっても、固定片XPのスライド挿入は可能である。
[2−2.固定片について]
続いて、固定片XPについて詳説する。固定片XPは、図6の平面図(図1の破線部分の平面図)に示すように、開孔HLに差し込まれる差し込み端XPINと、液晶表示パネル51の挟持面21aにつながる連結端XPCNとを含む。そして、差し込み端XPINと連結端XPINとがともに面形状になっていると望ましい(なお、差し込み端XPINを第1面、連結端XPCNを第2面と称す)。
このようになっていると、開孔HL(詳説すると第1内壁面13a)と差し込み端XPINとの接触、および挟持面21aと連結端XPCNとの接触の両接触が面接触になるからである。すなわち、線接触に比べて面接触のほうが接触面積を広くしやすく、面積増加に起因して、開孔HLと差し込み端XPINとの係合力および挟持面21aと連結端XPCNとの連結力(接着力等)が高まるからである。
なお、挟持面21aと連結端XPCNとの連結が弱まってしまうと、バックライトユニット52と液晶表示パネル51との固定は、両面テープBTの接着力のみに依存することになる。すると、挟持面21aと連結端XPCNとの連結は極力強固であるとよい。そのために、固定片XPにおける連結端XPCNの面積(第2面の面積)は、差し込み端XPINの面積(第1面の面積)よりも広いと望ましい。
したがって、固定片XPの形状としては、差し込み端XPINをT字の縦線、連結端XPCNをT字の横線とする図6に示すようなT字状の他に、差し込み端XPINをY字の縦線、連結端XPCNをY字の斜線とするY字状であってもよい。また、固定片XPの形状は、差し込み端XPINを根元とする扇状やうちわ状であってもよい。
また、固定片XPにおける差し込み端XPINは、開孔HLに挿入されるために、開孔HLの幅W1よりも短い幅W2を有していればよい(図2C参照)。しかし、液晶表示装置59に加わる衝撃等によって、重なり方向Pに交差する方向(交差方向;例えば、液晶表示パネル51の長手方向L・短手方向S)に沿って、液晶表示パネル51が乖離する事態も起こり得る。かかるような事態を防止しようとするならば、図7に示すように、差し込み端XPINの幅W2と、開孔HLの幅W1とが一致するようにしておけばよい(幅W1=幅W2)。
このようになっていると、例えば短手方向Sに沿って、液晶表示パネル51が移動しようとしても、液晶表示パネル51につながる固定片XPが、開孔HLの第3内壁面13c・第4内壁面13dにぶつかることになるので、液晶表示パネル51が移動し得ないためである。
また、図6に示すように、差し込み端XPINの先端と開孔HLの第5内壁面13eとが接触するようにしておけば、例えば長手方向Lに沿って、液晶表示パネル51が移動しようとしても、液晶表示パネル51につながる固定片XPが、開孔HLの第5内壁面13eにぶつかることになるので、液晶表示パネル51が移動し得ない。
ただし、固定片XPと開孔HLの各内壁面13a〜13eとは常に接触していなくてもよい。例えば、液晶表示装置59に衝撃等が加わっていない状態の場合、固定片XPと開孔HLの各内壁面13a〜13eとが接触している必要はない。要は、液晶表示パネル51が過度に移動する場合に、固定片XPと各内壁面13a〜13eとが接触するようになっていればよい。
また、固定片XPの材料は、特に限定されるものではない。例えば、ポリエチレンテレフラレート(PET)のように、比較的に柔軟性を有する材料であってもよい。かかるようなPET製の固定片XPであれば、柔軟性を有するために、湾曲等しながら、開孔HLに挿入する。そのため、液晶表示パネル51とバックライトユニット52とから成るモジュール完成後であっても、開孔HLに固定片XPが挿入しやすい。
その上、柔軟性のあるPET製の固定片(PETテープ)XPが液晶表示装置59に搭載されていると、かかる液晶表示装置59は衝撃吸収に強いともいえる。なぜなら、固定片XPが、液晶表示装置59に加わった衝撃を吸収し、他の部材(液晶表示パネル51・バックライトユニット52等)に衝撃を伝達させないためである。
[その他の実施の形態]
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
例えば、固定片XPとAM基板21の挟持面21aとの接触は、接着によるものとして説明してきたが、これに限定されるものではない。要は、固定片XPとAM基板21とがつながるようになった接触であればよく、例えば、固定片XPがAM基板21の挟持面21aに設けられる溝に嵌ることで、固定片XPとAM基板21とがつながっていてもよい。
また、LED31はFPC41に実装されているが、これに限定されない。例えば、LED41は専用の実装基板に実装され、かかる実装基板とFPC41とが接続されるようになっていてもよい。
また、図1では、固定片XPが挿入する開孔HLは2個存在するが、これに限定されるものではない。すなわち、開孔HLは、1個でもよいし3個以上であってもよい。ただし、図1のように、液晶表示パネル51の一方の短手側における両隅部に対応して開孔HL・HLが設けられ、かかる開孔HL・HLに挿入されている固定片XP・XPとかかる両隅部とが接着されていれば、両隅部に対応する液晶表示パネル51における両長手が、バランスよく固定される。
そのため、効率よく液晶表示パネル51の変動を固定片XPで抑えようとする場合、複数存在する開孔HLに挿入している固定片XPに接触する液晶表示パネル51の一部は、液晶表示パネル51の隅部における少なくとも2カ所であるとよい(もちろん、全隅部であってもよいし、液晶表示パネル51の中心を挟持するような2カ所の隅部であってもよい)。
また、液晶表示パネル51を収容している液晶表示装置59にあって、例えば両面テープBTのみでバックライトユニット52と液晶表示パネル51とが固定されている場合に、プラスチックシャーシ11と液晶表示パネル51とが全く接触し得ないようになっていると、固定片XPが有効活用されているといえる。
なぜなら、固定片XPは、プラスチックシャーシ11と液晶表示パネル51との接触していない状態を、接触状態に導くための部材のためである。その上、固定片XPのような一片から成る小型な部材によって、プラスチックシャーシ11と液晶表示パネル51とが接触し、プラスチックシャーシ11に収容されるバックライトユニット52と液晶表示パネル51との両者が不動にさせるからこそ、液晶表示装置59は小型のままであるともいえる。
は、携帯電話に搭載される液晶表示装置の斜視図である。 では、(A)は図1のA−A’線矢視断面図あり、(B)は図1のB−B’線矢視断面図であり、(C)は図1のC−C’線矢視断面図ある。 は、図2Bと同方向の断面図であり、(A)から(C)の順で、固定片が差し込まれる様子を示した断面図である。 では、(A)〜(C)は、図3A〜図3Cの他の一例を示す断面図である。 では、(A)〜(C)は、図3A〜図3Cおよび図4A〜図4Cの他の一例を示す断面図である。 は、図1における破線領域の拡大平面図である。 は、図2Cの他の一例を示す断面図である。 は、携帯電話の斜視図である。 は、従来の液晶表示装置の分解斜視図である。 は、図9とは異なる従来の液晶表示装置の分解斜視図である。 では、(A)は従来の液晶表示装置の概略断面図であり、(B)はFPCのスプリングバックが生じている様子を示す断面図である。 は、金属ベゼルを搭載する従来の液晶表示装置の分解斜視図である。 では、(A)は図12のA2−A2’線矢視断面図あり、(B)は図12のB2−B2’線矢視断面図である。 は、筐体にリブを設けている従来の液晶表示装置の斜視図である。 では、(A)は図14のA3−A3’線矢視断面図あり、(B)は図14のB3−B3’線矢視断面図である。
符号の説明
XP 固定片
XPIN 差し込み端(固定片の一端)
XPCN 連結端(固定片の他端)
11 プラスチックシャーシ(筐体)
12 プラスチックシャーシの側壁(筐体の側壁)
HL 開孔(側壁の一部)
13 内壁面(係止面)
14 傾斜部分
21 アクティブマトリックス基板(液晶表示パネルの一部)
21a 挟持面(液晶表示パネルの一部)
22 対向基板
31 LED
32 導光板
41 FPC
BT 両面テープ
51 液晶表示パネル
52 バックライトユニット
59 液晶表示装置
69 携帯電話(電子機器)

Claims (11)

  1. 筐体に収容されるバックライトユニットに重なって液晶表示パネルが位置する場合に、
    液晶表示パネルの一部につなげられた固定片の一端が、筐体における側壁の一部に接触することで、液晶表示パネルが不動となり、バックライトユニットと液晶表示パネルとが固定される固定構造。
  2. 上記の液晶表示パネルと固定片とのつながりは、接着によるものであり、
    上記の固定片の一端と筐体における側壁の一部との接触は、係わり合いによるものである請求項1に記載の固定構造。
  3. 上記の液晶表示パネルがバックライトユニットから乖離していく方向を乖離方向とする場合、
    上記の筐体における側壁の一部は、上記の乖離方向に移動しようとする固定片に、接触可能な係止面を含んでいる請求項1または2に記載の固定構造。
  4. 上記の筐体における側壁の一部は、上記係止面を内壁面とする開孔である請求項3に記載の固定構造。
  5. 上記筐体の底面から最も乖離している上記係止面は、傾斜部分を有しており、
    上記傾斜部分が、上記開孔の入口を広げるように傾斜している請求項3または4に記載の固定構造。
  6. 上記の固定片の一端は、上記側壁の一部に対して面接触する第1面を有し、
    上記の液晶表示パネルの一部につながる固定片の他端は、液晶表示パネルの一部に対して面接触する第2面を有している請求項1〜5のいずれか1項に記載の固定構造。
  7. 上記固定片における第2面の面積は、第1面の面積よりも広い請求項6に記載の固定構造。
  8. 上記固定片につながる液晶表示パネルの一部が複数存在する請求項1〜7のいずれか1項に記載の固定構造。
  9. 複数存在する上記液晶表示パネルの一部が、上記液晶表示パネルの隅部における少なくとも2カ所である請求項8に記載の固定構造。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の固定構造を有する液晶表示装置。
  11. 請求項10に記載の液晶表示装置を有する電子機器。
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