JP2008101733A - 差圧式調整弁及び空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍サイクルの絞り装置として用いる圧力調整弁を簡単な構成とするとともに、冷媒の異常高圧時にフェールセーフとなるようにする。
【解決手段】円筒状の本体管1内に弁座部2とロッド弁3を配設する。ロッド弁3を軸受け4,4で保持するとともに、弁座部2の弁座開口21内にロッド弁3を貫通する。付勢バネ5,5によりロッド弁3を両側から中央に付勢する。空間Aの冷媒圧力と空間Bの冷媒圧力との差圧に応じて、ロッド弁3を移動する。ロッド弁3の傾斜面31,32において、中心から端部にかけて径を小さくする。弁座部2の弁座開口21と傾斜面31または傾斜面32との間隙を通して冷媒の流量を絞る。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置の冷凍サイクルにおける室外熱交換機と室内熱交換機との間で冷媒の流量を絞る絞り装置に適した差圧式調整弁及び該差圧式調整弁を用いた空気調和装置に関する。
従来、空気調和装置の冷凍サイクルにおいて、絞り装置としてキャピラリを用いたシステムは広く知られているが、このキャピラリは固定式であり、圧縮機の回転数を可変した場合、適正な膨張容量にならず効率が悪いという問題がある。これに対して、キャピラリの代わりに電動膨張弁を用いれば、適正な膨張容量に調整できるが、可動式の弁を例えばモータやソレノイドなどで駆動する等の構成が必要であり、また駆動系も必要となり、経済的に割高となる。
そこで、冷媒の差圧を利用して弁の開度を制御できるような装置として、例えば特開平4−227444号公報(特許文献1)等に開示されたものがある。この装置は、円筒状の本体42内にピストン76を配設するとともに、本体42の中心に設けた棒状でテーパー状のベアリング72を、ピストン76の中心のポート78に挿入し、ピストン76をバネ102で片側に付勢する構造になっている。そして、ピストン76の両側の空間の差圧によりピストン76をバネ102の付勢力に抗して移動させ、ベアリング72とポート78との間隙を可変にして冷媒の流量を制御するよう構成されている。
特開平4−227444号公報
上記特許文献1の従来の膨張装置によれば、冷媒の圧力が極端に高圧になったときに、ピストンのポートがベアリングに嵌合固着する可能性があり、異常高圧時にフェールセーフとならない構造となっている。また、この特許文献1の例では冷却モードで動作するものとして説明されているが、その構造上、暖房モードでは固定オリフィスとなり、冷媒通路の断面積の制御点が1ポイントとなるような制御しかできない。また、ベアリング72(棒)が片持ち支持の構造になっているため、精度にバラツキが生じやすいという問題がある。さらに、ピストンと本体内周面との間にオーリングが設けられており、このピストンと本体との摩擦が大きく細かな精度が得られにくい構造となっている。
本発明は、冷房モードと暖房モードとの両方向の冷媒流量を制御でき、弁開度の設定が容易で異常高圧時にもフェールセーフとなるような差圧式調整弁及び空気調和装置を提供することを課題とする。
請求項1の差圧式調整弁は、流体を通す筒状の本体管と、前記本体管内に配設され該本体管内を2つの空間に仕切るとともに該両空間を導通する弁座開口が形成された弁座部と、前記本体管内の前記両空間の流体圧力の差圧に応じて前記弁座部の弁座開口を流れる流体の流量を調整する弁体と、を備え、前記差圧の増大により前記流量が増大する流量特性を持つとともに、前記両空間の一方から他方への流れに対する流量特性と、他方から一方に流れる流れに対する流量特性とを独立に設定できるようにしたことを特徴とする。
請求項2の差圧式調整弁は、流体を通す筒状の本体管と、前記本体管内に配設され該本体管内を2つの空間に仕切るとともに該両空間を導通する弁座開口が形成された弁座部と、棒状の弁体であって、その軸を前記本体管の軸と並行にして該本体管内に配設されるとともに前記弁座部の弁座開口を貫通する弁体と、前記弁体を前記両空間側から前記弁座部方向に付勢する付勢手段と、を備え、前記弁体の外周面を、前記付勢手段による中立位置において前記弁座部の弁座開口に対応する部分から両端側に向かって径を小さくなるような傾斜面とし、前記両空間における流体の差圧により前記弁体を軸方向に移動可能として、該傾斜面と前記弁座部の弁座開口との間隙を調整し、該傾斜面と弁座開口との間隙により前記本体管内を通る流体の流量を絞るようにしたことを特徴とする。
請求項3の差圧式調整弁は、請求項1または2に記載の差圧式調整弁であって、前記弁体の外周面の形状により、前記両空間の一方から他方への流れに対する流量特性と、他方から一方に流れる流れに対する流量特性とを独立に設定できるようにしたことを特徴とする。
請求項4の差圧式調整弁は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の差圧式調整弁であって、前記弁座部を前記本体管の全周をカシメて該本体管内に固定することで、該弁座部の前記弁座開口の径を微調するようにしたことを特徴とする。
請求項5の空気調和機は、冷凍サイクルの室内熱交換器と室外熱交換器との冷媒の連結部分に請求項1乃至4のいずれか一項に記載の差圧式調整弁を絞り装置として設け、前記差圧式調整弁の前記両方向の流量特性により冷房モードと暖房モードの特性を可変にしたことを特徴とする。
請求項1の差圧式調整弁によれば、本体管内の両空間の差圧の増大により流量が増大する流量特性を持つとともに、両空間の一方から他方への流れに対する流量特性と、他方から一方に流れる流れに対する流量特性とを独立に設定できるので、異常高圧時にも、冷媒を多く流す方向に作用してフェールセーフが実現され、さらに、冷凍サイクル等において冷房モードと暖房モードとの冷媒の絞り能力を切り換えて制御することができる。
請求項2の差圧式調整弁によれば、本体管、弁座部、棒状の弁体及び付勢手段という簡単な構成となる。また、弁体の外周面が付勢手段による中立位置において弁座部の弁座開口に対応する部分から両端側に向かって径を小さくなるような傾斜面となっているので、差圧の増加に伴って前記間隙の開度が大きくなり、異常高圧時にも、冷媒を多く流す方向に作用してフェールセーフが実現される。
請求項3の差圧式調整弁によれば、請求項1または2の効果に加えて、弁体の外周面の形状により、両空間の一方から他方への流れに対する流量特性と、他方から一方に流れる流れに対する流量特性とを独立に設定できるので、簡単な構成で流量特性を設定できる。
請求項4の差圧式調整弁によれば、請求項1乃至3のいずれか一項の効果に加えて、弁座部を本体管の全周をカシメて該本体管内に固定することで、該弁座部の弁座開口の径を微調するようにしたので、寸法バラツキによる流量特性のバラツキを低減することができる。
請求項5の空気調和機によれば、請求項1乃至4のいずれか一項の効果に加えて、冷房モードと暖房モードの運転能力等を用途に合わせて設定することができる。
次に、本発明の差圧式調整弁及び空気調和装置の実施形態を図面を参照して説明する。図4は実施形態の空気調和装置の要部を示す図であり、図中10は本発明の実施形態の差圧式調整弁である。20は室外ユニットに搭載された室外熱交換器、30は室内ユニットに搭載された室内熱交換器、40は四方弁を構成する例えばロータリ式の流路切換弁、50は圧縮機である。差圧式調整弁10、室外熱交換器20、室内熱交換器30、流路切換弁40、及び圧縮機50は、それぞれ導管によって図示のように接続され、ヒートポンプ式の冷凍サイクルを構成している。なお、アキュムレータ、圧力センサ、温度センサ等は図示を省略してある。
冷凍サイクルの流路は流路切換弁40により「冷房モード」および「暖房モード」の2通りの流路に切換えられる。冷房モードでは、図4に実線の矢印で示すように、圧縮機50で圧縮された冷媒は流路切換弁40から室外熱交換器20に流入され、差圧式調整弁10を介して室内熱交換器30に流入された冷媒は、流路切換弁40を介して圧縮機50に流入される。そして、室外熱交換器20が凝縮器として機能し、室内熱交換器30が蒸発器として機能し、室内の冷房がなされる。一方、暖房モードでは、図4に破線の矢印で示すように、圧縮機50で圧縮された冷媒は流路切換弁40から室内熱交換器30に流入され、差圧式調整弁10、室外熱交換器20、流路切換弁40、そして圧縮機50の順に循環される。そして、室内熱交換器30は凝縮器として機能し、室外熱交換器20は蒸発器として機能し、室内の暖房がなされる。
図1は実施形態の差圧式調整弁10の断面図(図1(A) )及び一部拡大図(図1(B) )である。なお、図において、断面を示す斜線(ハッチング)は細部を見やすくするために適宜省略してある。この差圧式調整弁10は、円筒状の本体管1、弁座部2、弁体としてのロッド弁3、軸受け4,4、付勢手段としての付勢バネ5,5を備えている。本体管1は銅管で形成されており、その片側端部は室外熱交換器20側に接続され、他方の端部は室内熱交換器30に接続される。弁座部2、軸受け4,4はぞれぞれ略円盤状であり、その外径は本体管1の内周に整合するよう形成されている。そして、弁座部2は本体管1の中央に配設され、軸受け4,4は弁座部2から離間した位置にそれぞれ配設されている。
弁座部2は、本体管1の一部全周をカシメて該本体管1の一部を弁座部2の外周の溝2a内に窪ませることにより該本体管1内に固定されている。また、軸受け4,4の位置は付勢バネ5,5がロッド弁3に与える付勢力の調整、及び弁座部2に対するロッド弁3の位置の調整を兼ね、これらは、軸受け4,4の本体管1内への圧入の加減で調整されている。なお、本体管1の上記カシメ部分は、弁座部2の固定とともに、該本体管1と弁座部2との間の冷媒の裏漏れを防止し、さらに弁座部2の口径の微調整を兼ねている。
弁座部2の中央には弁座開口21が形成され、軸受け4,4の中央には軸穴4b,4bがそれぞれ形成されている。そして、ロッド弁3が弁座開口21、軸穴4b,4bをそれぞれ貫通するよう配設されている。付勢バネ5,5は、ロッド弁3の両側において軸受け4,4とロッド弁3に嵌合されたバネ受け6,6の間に配設されている。バネ受け6,6はロッド弁3の周方向に形成された突条3a,3aに当接するとともに付勢バネ5,5の付勢力によりロッド弁3に固定されている。これにより、ロッド弁3は両側の軸受け4,4側から中央に向けて付勢されている。また、軸受け4,4には透孔4c,4cが形成されている。
以上のように、差圧式調整弁10において、流体としての冷媒を流す本体管1内は弁座部2により仕切られ、弁座部2と一方の軸受け4とで挟まれた空間Aと、弁座部2と他方の軸受け4とで挟まれた空間Bとが形成されている。また、この弁座部2には両空間A,Bを導通する弁座開口21が形成されている。また、弁体としてのロッド弁3は、その軸L1を本体管1の軸L2と並行(この例では同軸)にして本体管1内に配設されるとともに弁座部2の弁座開口21を貫通している。さらに、付勢手段としての付勢バネ5,5はロッド弁3を両空間A,B側から弁座部2の方向(中心側)に付勢している。
図1(B) に示すように、弁座部2の弁座開口21の周囲はテーパー状に形成され、空間A側は冷房方向弁座2A、空間B側は暖房方向弁座2Bとされている。ロッド弁3の外周面は、中央稜線3bから両側方向にかけて径が徐々に小さくなるような傾斜面31,32とされている。空間B側の傾斜面32は空間A側の傾斜面31よりも傾斜角度が大きく、空間A側の傾斜面31の角度はわずかである。また、図1(A) 及び(B) は空間Aと空間Bとの差圧が0の状態を図示しており、この状態でロッド弁3は中央稜線3bが弁座部2の弁座開口21の位置となるように設定されている。
すなわち、ロッド弁3の外周面が、付勢バネ5,5による中立位置において弁座部2の弁座開口21に対応する部分(中央稜線3b)から両端側に向かって径を小さくなるような傾斜面31,32とされている。そして、両空間A,Bにおける冷媒の差圧によりロッド弁3を軸L1方向に移動可能として、該傾斜面31または32と弁座部2の弁座開口21との間隙を調整し、該間隙により本体管1内を通る冷媒の流量を絞るようになっている。
空間Aの冷媒圧力と空間Bの冷媒圧力との間に差圧がある場合、この差圧はロッド弁3を高圧側から低圧側に付勢するように作用する。すなわち、図2(A) に示したように、冷房モード時には空間Aの冷媒圧力が空間Bの冷媒圧力より高くなり、ロッド弁3は空間B寄りに移動し、冷媒は空間Aから弁座部2とロッド弁3との隙間Dを通して空間B側に流れる。また、図2(B) に示したように、暖房モード時には空間Bの冷媒の圧力が空間Aの冷媒圧力より高くなり、冷媒は空間Bから弁座部2とロッド弁3との隙間Dを通して空間A側に流れる。このとき弁座部2とロッド弁3との間隙Dが空間Aと空間Bとの間で冷媒の流れを絞る絞り部(オリフィス)となる。
なお、この差圧による付勢力をF、差圧をΔp、弁座開口21を含む平面におけるロッド弁3の断面積をS(x) とすると、F=Δp・S(x) の関係にある。また、付勢バネ5の付勢力をf、中央稜線3bの弁座開口21からの変位をxとすると、f=k・x(フックの法則)となる。また、弁座開口21の面積をS0、ロッド弁3の中央稜線3bの部分の断面積をS0 、間隙Dの面積をSD、ロッド弁3の軸方向の断面積の減少率をa(a>0)とすると、S(x) =(S0 −a・x)、SD=S0−S(x) の関係にあり、差圧による付勢力Fと付勢バネ5の付勢力fとが釣り合った状態では、x=S0 /(k/Δp+a)となり、差圧Δpが大きくなるほど変位xも大きくなる。したがって、差圧が大きくなるほど絞り部の間隙Dは広くなり、この間隙Dを通過する冷媒流量も多くなる。
図3は実施形態における差圧式調整弁10の流量特性を示す図である。冷房モード時に空間Aから空間Bに流れる冷媒の流量(冷房方向)も、暖房モード時に空間Bから空間Aに流れる冷媒の流量(暖房方向)も、いずれも差圧が大きくなるほど多くなる。しかし、前記空間B側の傾斜面32が空間A側の傾斜面31よりも傾斜角度が大きくなっているため、冷媒の流量の差圧に対する変化量は、暖房方向の方が大きくなっている。なお、実施形態では、上記変化量は暖房のほうが大きいが、これに限らず流量特性は冷房と暖房とで自由に設定できることはいうまでもない。
以上のように、1つの差圧式調整弁10により、冷房モードと暖房モードのいずれの方向の冷媒の流量も制御することができる。また、冷媒の差圧が大きくなるほど絞り部(間隙D)の開度が広くなる構造となっているので、異常高圧時にも、冷媒を多く流す方向に作用してフェールセーフが実現される。
実施形態においてはロッド弁3における傾斜面31,32は円錐面(その一部)となっている。すなわち母線が直線となるような形状であるが、軸方向に沿って僅かに湾曲するような曲面であってもよい。また、複数の角度を付けた多段の傾斜面でもよい。これらの形状は流量特性を決めるものであるが、ロッド弁3の簡単な加工により容易に設定できる。
また、実施形態においては、ロッド弁3を付勢する付勢バネ5を2つ設けるようにしているが、このような付勢バネはロッド弁3及び軸受け4との取り付け関係を考慮すれば1つでもよい。またこのような付勢手段は、簡単な構造であればその他の弾性部材等を用いてもよい。
本発明の実施形態の差圧式調整弁の断面図及び一部拡大図である。 同差圧式調整弁の冷房モードと暖房モードの状態を示す図である。 同差圧式調整弁の流量特性を示す図である。 本発明の実施形態の空気調和装置の要部を示す図である。
符号の説明
1 本体管
2 弁座部
21 弁座開口
3 ロッド弁(弁体)
31,32 傾斜面
4 軸受け
4b 軸穴
5 付勢バネ(付勢手段)
A,B 空間
D 隙間
10 差圧式調整弁
20 室外熱交換器
30 室内熱交換器
40 流路切換弁
50 圧縮機

Claims (5)

  1. 流体を通す筒状の本体管と、
    前記本体管内に配設され該本体管内を2つの空間に仕切るとともに該両空間を導通する弁座開口が形成された弁座部と、
    前記本体管内の前記両空間の流体圧力の差圧に応じて前記弁座部の弁座開口を流れる流体の流量を調整する弁体と、
    を備え、
    前記差圧の増大により前記流量が増大する流量特性を持つとともに、前記両空間の一方から他方への流れに対する流量特性と、他方から一方に流れる流れに対する流量特性とを独立に設定できるようにしたことを特徴とする差圧式調整弁。
  2. 流体を通す筒状の本体管と、
    前記本体管内に配設され該本体管内を2つの空間に仕切るとともに該両空間を導通する弁座開口が形成された弁座部と、
    棒状の弁体であって、その軸を前記本体管の軸と並行にして該本体管内に配設されるとともに前記弁座部の弁座開口を貫通する弁体と、
    前記弁体を前記両空間側から前記弁座部方向に付勢する付勢手段と、
    を備え、
    前記弁体の外周面を、前記付勢手段による中立位置において前記弁座部の弁座開口に対応する部分から両端側に向かって径を小さくなるような傾斜面とし、前記両空間における流体の差圧により前記弁体を軸方向に移動可能として、該傾斜面と前記弁座部の弁座開口との間隙を調整し、該傾斜面と弁座開口との間隙により前記本体管内を通る流体の流量を絞るようにしたことを特徴とする差圧式調整弁。
  3. 前記弁体の外周面の形状により、前記両空間の一方から他方への流れに対する流量特性と、他方から一方に流れる流れに対する流量特性とを独立に設定できるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の差圧式調整弁。
  4. 前記弁座部を前記本体管の全周をカシメて該本体管内に固定することで、該弁座部の前記弁座開口の径を微調するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の差圧式調整弁。
  5. 冷凍サイクルの室内熱交換器と室外熱交換器との冷媒の連結部分に請求項1乃至4のいずれか一項に記載の差圧式調整弁を絞り装置として設け、
    前記差圧式調整弁の前記両方向の流量特性により冷房モードと暖房モードの特性を可変にしたことを特徴とする空気調和機。
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