JP2008100141A - 廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法及び攪拌槽 - Google Patents

廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法及び攪拌槽 Download PDF

Info

Publication number
JP2008100141A
JP2008100141A JP2006283237A JP2006283237A JP2008100141A JP 2008100141 A JP2008100141 A JP 2008100141A JP 2006283237 A JP2006283237 A JP 2006283237A JP 2006283237 A JP2006283237 A JP 2006283237A JP 2008100141 A JP2008100141 A JP 2008100141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring tank
degrees
baffle plates
layer part
stirring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006283237A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4471964B2 (ja
Inventor
Miyoshi Negishi
美好 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2006283237A priority Critical patent/JP4471964B2/ja
Publication of JP2008100141A publication Critical patent/JP2008100141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4471964B2 publication Critical patent/JP4471964B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

【課題】廃水の攪拌効率が高くて、凝集剤の廃水への溶け込みが早く凝集沈殿スピードが向上し、フロックがしっかりとした形状に形成されて透明度の高い処理水が得られる廃水攪拌方法及び攪拌槽を提供すること。
【解決手段】廃水が導入される攪拌槽本体20と、攪拌槽本体20の上面中央部に設置された攪拌機21と、攪拌槽本体20の内周壁にして、かつ上層部26、中間層部27、下層部28の三層に振り分け配置されたそれぞれ同数のバッフルプレート29〜34を含み、攪拌機21の駆動により廃水が各バッフルプレートによって水流は中心部が回転して外側は下から上に流れ、内側は上から下に流れる水流が発生し、各バッフルプレート間においてはそれぞれ縦の回転水流が発生して、徐々に水流が上部に移動し、この動きが繰り返されて廃水が攪拌されながら凝集されてフロックが形成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ダイオキシン類廃水処理、有機性廃水処理、泥水処理、濁水処理、ベントナイト廃水処理、重金属類廃水処理や湖沼の水質浄化等に実施される廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法及び攪拌槽の構造に関する。
従来、この種廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽内の廃水攪拌方法は、特に図示しないが、ドラム状や長方体に形成された攪拌槽本体の上面中央に配置された攪拌機によって廃水を単に攪拌する方法や、ドラム状に形成された攪拌槽本体内に複数枚の邪魔板が、水面から底部に沿って一直線状に配置され、この攪拌槽本体内において廃水を攪拌機により攪拌する方法が一般的である。
ところで、このような従来の攪拌方法においては、廃水は攪拌機の回転方向に沿って渦巻き状に攪拌されながら凝集されてフロックが形成されるだけであって、水流に変化がなくて攪拌効率が悪く、また、邪魔板を配置した攪拌槽本体内での攪拌は、邪魔板で回転方向に沿って水流が変化するも攪拌効率が低くて十分なものではなかった。
それ故、従来の攪拌方法及び攪拌槽では、凝集剤の廃水への溶け込みが遅くて凝集沈殿スピードが遅いという問題点があった。
また、フロックがしっかりとした大きな形状に形成されないために沈殿槽におけるフロックの沈降が遅く、かつ十分に行われないため、処理水の透明度が低いという問題点があった。
本発明が解決しようとする問題点は、廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽本体内での廃水の攪拌効率が低くて、凝集剤の廃水への溶け込みが遅くて凝集沈殿スピードが遅く、また、フロックがしっかりとした大きな形状に形成されないために沈殿槽におけるフロックの沈降が遅く、かつ十分に行われないため、処理水の透明度が低いという点である。
従って、本発明の目的は、廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽本体内での廃水の攪拌効率が高くて、凝集剤の廃水への溶け込みが早く凝集沈殿スピードが向上し、また、フロックがしっかりとした大きな形状に形成されて沈殿槽におけるフロックの沈降が早く、透明度の高い処理水が得られる廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法及び攪拌槽を提供することにある。
この目的のため、本発明の請求項1に記載の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法は、ダイオキシン類廃水、有機性廃水等の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法であって、
前記攪拌槽における攪拌槽本体の中央部に設置された攪拌機の駆動により、前記廃水が、前記攪拌槽本体の内周壁にして、かつ上層部、中間層部、下層部の三層に振り分け配置されたそれぞれ同数のバッフルプレートによって水流は中心部が回転して、外側(内周壁側面部)は下から上に流れるとともに、内側(中心部)は上から下に流れる水流が発生し、前記各バッフルプレート間においてはそれぞれ縦の回転水流が発生して、徐々に水流が上部に移動し、この動きが繰り返されて前記廃水が攪拌されながら凝集されてフロックが形成されることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に記載の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法は、前記攪拌槽本体が有底ドラム状の場合に、前記バッフルプレートが前記攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ3枚ずつにして、かつ上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列をもって120度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、180度回転させた位置から120度ずつに振り分けられた位置に配置されて、前記廃水が前記攪拌機により攪拌されることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に記載の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法は、前記攪拌槽本体が有底ドラム状の場合に、前記バッフルプレートが前記攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつにして、かつ上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列をもって90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されて、前記廃水が前記攪拌機により攪拌されることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に記載の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法は、前記攪拌槽本体が八角形の有底長方体の場合に、前記バッフルプレートが前記攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつにして、かつ上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列で中心から水平の位置に90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されて、前記廃水が前記攪拌機により攪拌されることを特徴とするものである。
本発明の請求項5に記載の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法は、前記攪拌槽本体が八角形の有底長方体の場合に、前記バッフルプレートが前記攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつにして、かつ上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列で中心から水平にとり45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、さらに45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されて、前記廃水が前記攪拌機により攪拌されることを特徴とするものである。
本発明の請求項6に記載の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽は、ダイオキシン類廃水、有機性廃水等の廃水が導入される攪拌槽本体と、
この攪拌槽本体の上面中央部に設置された攪拌機と、
前記攪拌槽本体の内周壁にして、かつ上層部、中間層部、下層部の三層に振り分け配置されたそれぞれ同数のバッフルプレートを含み、
前記攪拌機の駆動により前記廃水が、前記各バッフルプレートによって水流は中心部が回転して、外側(内周壁側面部)は下から上に流れるとともに、内側(中心部)は上から下に流れる水流が発生し、前記各バッフルプレート間においてはそれぞれ縦の回転水流が発生して、徐々に水流が上部に移動し、この動きが繰り返されて前記廃水が攪拌されながら凝集されてフロックが形成されるように構成されたことを特徴とするものである。
本発明の請求項7に記載の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽は、前記攪拌槽本体が有底ドラム状に形成され、この攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ3枚ずつのバッフルプレートが、上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列をもって120度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、180度回転させた位置から120度ずつに振り分けられた位置に配置されている構成を特徴とするものである。
本発明の請求項8に記載の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽は、前記攪拌槽本体が有底ドラム状に形成され、この攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつのバッフルプレートが、上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列をもって90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されている構成を特徴とするものである。
本発明の請求項9に記載の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽は、前記攪拌槽本体が八角形の有底長方体に形成され、この攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつのバッフルプレートが、上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列で中心から水平の位置に90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されている構成を特徴とするものである。
本発明の請求項10に記載の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽は、前記攪拌槽本体が八角形の有底長方体に形成され、この攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつのバッフルプレートが、上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列で中心から水平にとり45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、さらに45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されている構成を特徴とするものである。
請求項1から請求項5に記載の発明によれば、攪拌槽における攪拌槽本体の中央部に設置された攪拌機の駆動により、ダイオキシン類廃水、有機性廃水等の廃水は、攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層に振り分け配置されたそれぞれ同数のバッフルプレートによって水流は中心部が回転して、外側(内周壁側面部)は下から上に流れるとともに、内側(中心部)は上から下に流れる水流が発生し、前記各バッフルプレート間においてはそれぞれ縦の回転水流が発生して、徐々に水流が上部に移動し、この動きが繰り返されて前記廃水が攪拌されながら凝集されてフロックが形成されるものであるから、廃水の攪拌効率が高くて、凝集剤の廃水への溶け込みが早く凝集沈殿スピードが向上し、また、フロックがしっかりとした大きな形状に形成されて沈殿槽におけるフロックの沈降が早く、透明度の高い処理水が得られる。
請求項6から請求項10に記載の発明によれば、攪拌槽本体は有底ドラム状、八角形の有底長方体に形成されて、内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にはそれぞれ3枚乃至4枚のバッフルプレートが配置され、導入されて攪拌機の駆動により攪拌されたダイオキシン類廃水、有機性廃水等の廃水は、バッフルプレートによって水流は中心部が回転して、外側(内周壁側面部)は下から上に流れるとともに、内側(中心部)は上から下に流れる水流が発生し、前記各バッフルプレート間においてはそれぞれ縦の回転水流が発生して、徐々に水流が上部に移動し、この動きが繰り返されて前記廃水が攪拌されながら凝集されてフロックが形成されるものであるから、廃水の攪拌効率が高くて、凝集剤の廃水への溶け込みが早く凝集沈殿スピードが向上し、また、フロックがしっかりとした大きな形状に形成されて沈殿槽におけるフロックの沈降が早く、透明度の高い処理水が得られる攪拌槽を提供し得る。
以下に図面を参照して、本願に係る発明を実施するための最良の形態についてその作用と共に説明する。
先ず、本発明に係る攪拌槽が実施される廃水の凝集沈殿装置の概要を、図1の系統図を参照して説明する。
図1において、ダイオキシン類廃水や有機性廃水等の廃水は、原水槽1よりポンプで攪拌槽2に導入され、この攪拌槽の本体20内において、凝集剤供給装置3より供給された凝集剤や薬剤と一緒に攪拌機21により攪拌される。攪拌されると廃水は、フロックと処理水に固水分離されて沈殿層4に導入される。沈殿槽4内において、処理水は静置されることによりフロックは沈降し、処理水は排出されて処理水槽5に貯水され、再利用に供される。
一方、沈殿槽4の底部に溜まったフロックは、定期的にフロックポンプで脱水機6まで運ばれて水切りが行われ、脱水ケーキとされる。
次に、このような廃水の凝集沈殿装置において実施される本発明に係る廃水の攪拌槽2の構成を、図2〜図6の模式図に基づいてその作用と共に詳細に説明する。
図2において、攪拌槽2を構成する攪拌槽本体20は、好ましくは金属製であって有底のドラム状に形成されている。
なお、攪拌槽本体20には廃水の導入口と処理水の導出口を有するが、図2〜図6においては、これらは省略されており、また、攪拌槽本体20は、図面の表示を簡潔にする目的で、二点鎖線であらわされている。
攪拌槽本体20の中央には攪拌機21が設置され、攪拌機21は、一例として、攪拌槽本体20の開口上面中央に架設された設置板22の中央部に垂設の回転軸23と、この回転軸23に取り付けられた攪拌羽根24と、設置板22上に配置された回転軸23の駆動モーター25から構成されている。
図2において、攪拌槽本体20の内周壁の上層部26、中間層部27、下層部28の三つの層部に、それぞれ3枚ずつのバッフルプレート29〜34が溶着等の手段により、かつ縦方向端面を中心点に向けて固着されている。
バッフルプレート29〜34は、金属製であって、全体にゴム系塗装が施され、9枚全て同形、同大の縦長矩形状で、これらバッフルプレート29〜34の配列は、図2及び図3に示されているように、上層部26と下層部28のバッフルプレート29、30、31は同じ配列をもって120度の等間隔ずつに振り分けられて配置され、中間層部27のバップルプレート32、33、34は、180度回転させた位置から120度の等間隔ずつに振り分けられた位置に配置されている。
このようにしてバッフルプレート29〜34が配置された攪拌槽本体20内において、廃水が攪拌機21により攪拌されると、図2に実線矢印で示されたような水流が発生する。
すなわち、水流は水面の中心で回転方向に渦巻き状に回転しながら下に流れる水流が発生し、水流は回転しながら上下に循環しているため、外側(内周壁側面部)では下から上に流れる水流が発生し、内側(中心部)では水流は循環しているため、上から下に流れる水流が発生する。また、各バッフルプレート間ではそれぞれ縦の回転水流が発生して、徐々に水流が上部に移動し、この動きが繰り返されて廃水は凝集されてフロックが形成される。
さらに詳しく説明すれば、上層部26と下層部28のバッフルプレート30と中間層部27のバッフルプレート34の間、上層部26と下層部28のバッフルプレート30と上層部26と下層部28のバッフルプレート29の間、上層部26と下層部28のバッフルプレート31と上層部26と下層部28のバッフルプレート29の間で両端と下から中間層部27に流れる水流が発生する。
また、中間層部27のバッフルプレート33、32間、中間層部27のバッフルプレート32、34間、上層部26と下層部28のバッフルプレート29と中間層部27のバッフルプレート34の各間で縦の渦巻き回転水流が発生する。
また、上層部26のバッフルプレート29、30間、上層部26のバッフルプレート30、31間、上層部26のバッフルプレート31、29間のそれぞれで水面に上がろうとする水流が発生する。
また、水面においては、四方から中心部に流れる水流が発生して中心部が渦巻き状に回転し、下に流れる水流が発生する。
また、各バッフルプレート間では、上下層部26、28と中間層部27のバッフルプレートの配置位置が異なるため、下層部28から来た水流は、中間層部27において上層部26の水流に押えられて縦の渦巻き回転水流が発生する。
而して、このような水流が発生するめに廃水の攪拌効率が向上し、凝集剤の廃水への溶け込みが早くなって凝集沈殿スピードが高くなり、フロックはしっかりとした大きな固体を形成できて、沈殿槽におけるフロックの沈降が早く、処理水の透明度を高めることができる。
本発明に係る廃水の攪拌方法と攪拌槽の変形は可能であり、図4〜図6に他の変形態様が示されている。
図4に示された変形態様は、図2及び図3に示された攪拌槽本体20の内周壁の上層部26、中間層部27、下層部28の三つの層部に、それぞれ4枚ずつのパッフルプレート29〜36が、上層部26と下層部28のバッフルプレート29、30、31、35は同じ配列をもって90度の等間隔ずつに振り分けられて配置され、中間層部27のバップルプレート32、33、34、36は、45度回転させた位置から90度の等間隔ずつに振り分けられた位置に溶着等の手段により、かつ縦方向端面を中心点に向け固着されている例である。
図5に示された変形態様は、金属製攪拌槽本体20が八角形の有底長方体に形成された場合であって、図2の場合と同様に、攪拌槽本体20の廃水導入口と処理水の導出口は省略されており、また、攪拌槽本体20は、図面の表示を簡潔にする目的で、二点鎖線であらわされている。
攪拌槽本体20が八角形の有底長方体の場合、バッフルプレート29〜36の配列パターンは二種類あって、第一は、図5及び図6に示されているように、攪拌槽本体20の内周壁の上層部26、中間層部27、下層部28の三層にそれぞれ4枚ずつのバッフルプレート29〜36が、上層部26と下層部28のバッフルプレート29、30、31、35は同じ配列をもって90度ずつに振り分けられて配置され、中間層部27のバッフルプレート32、33、34、36は、45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に溶着等の手段により、かつ縦方向端面を中心点に向け固着されてそれぞれ配置されている例である。
第二は、攪拌槽本体20の内周壁の上層部26、中間層部27、下層部28の三層にそれぞれ4枚ずつのバッフルプレート29〜36が、上層部26と下層部28のバッフルプレート32、33、34、36は同じ配列で中心から水平にとり45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられて配置され、中間層部27のバッフルプレート29、30、31、35は、さらに45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に溶着等の手段により、かつ縦方向端面を中心点に向け固着されてそれぞれ配置されている例である。
このような配列パターンでバッフルプレートが配置された攪拌槽本体20内において廃水が攪拌されると、図2に示された実施例と同様の水流が発生し、攪拌効率が向上する等同様の作用効果が得られる。
上記した攪拌槽は、廃水の凝集沈殿装置において使用されるものであるが、凝集する廃水によっては、二つの凝集剤や薬剤を使う場合があり、この場合には、特に図示しないが、上記バッフルプレート付きの有底ドラム状及び八角形の有底長方体の攪拌槽が二槽連結して使用される。
本発明に係る攪拌槽が実施される廃水の凝集沈殿装置の一例を示す系統図である。 本発明に係る攪拌槽の一例を示す模式図である。 バッフルプレートの配列状態を示す平面視模式図である。 バッフルプレートの他の配列状態を示す平面視模式図である。 本発明に係る攪拌槽の他例を示す模式図である。 バッフルプレートの配列状態を示す平面視模式図である。
符号の説明
2 本攪拌槽
20 攪拌槽本体
21 攪拌機
26 上層部
27 中間層部
28 下層部
29〜36 バッフルプレート

Claims (10)

  1. ダイオキシン類廃水、有機性廃水等の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法であって、
    前記攪拌槽における攪拌槽本体の中央部に設置された攪拌機の駆動により、前記廃水が、前記攪拌槽本体の内周壁にして、かつ上層部、中間層部、下層部の三層に振り分け配置されたそれぞれ同数のバッフルプレートによって水流は中心部が回転して、外側(内周壁側面部)は下から上に流れるとともに、内側(中心部)は上から下に流れる水流が発生し、前記各バッフルプレート間においてはそれぞれ縦の回転水流が発生して、徐々に水流が上部に移動し、この動きが繰り返されて前記廃水が攪拌されながら凝集されてフロックが形成されることを特徴とする攪拌槽の廃水攪拌方法。
  2. 前記攪拌槽本体が有底ドラム状の場合に、前記バッフルプレートが前記攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ3枚ずつにして、かつ上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列をもって120度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、180度回転させた位置から120度ずつに振り分けられた位置に配置されて、前記廃水が前記攪拌機により攪拌されることを特徴とする請求項1の攪拌槽の廃水攪拌方法。
  3. 前記攪拌槽本体が有底ドラム状の場合に、前記バッフルプレートが前記攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつにして、かつ上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列をもって90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されて、前記廃水が前記攪拌機により攪拌されることを特徴とする請求項1の攪拌槽の廃水攪拌方法。
  4. 前記攪拌槽本体が八角形の有底長方体の場合に、前記バッフルプレートが前記攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつにして、かつ上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列で中心から水平の位置に90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されて、前記廃水が前記攪拌機により攪拌されることを特徴とする請求項1の攪拌槽の廃水攪拌方法。
  5. 前記攪拌槽本体が八角形の有底長方体の場合に、前記バッフルプレートが前記攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつにして、かつ上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列で中心から水平にとり45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、さらに45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されて、前記廃水が前記攪拌機により攪拌されることを特徴とする請求項1の攪拌槽の廃水攪拌方法。
  6. ダイオキシン類廃水、有機性廃水等の廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽であって、
    前記廃水が導入される攪拌槽本体と、
    この攪拌槽本体の上面中央部に設置された攪拌機と、
    前記攪拌槽本体の内周壁にして、かつ上層部、中間層部、下層部の三層に振り分け配置されたそれぞれ同数のバッフルプレートを含み、
    前記攪拌機の駆動により前記廃水が、前記各バッフルプレートによって水流は中心部が回転して、外側(内周壁側面部)は下から上に流れるとともに、内側(中心部)は上から下に流れる水流が発生し、前記各バッフルプレート間においてはそれぞれ縦の回転水流が発生して、徐々に水流が上部に移動し、この動きが繰り返されて前記廃水が攪拌されながら凝集されてフロックが形成されるように構成されたことを特徴とする攪拌槽。
  7. 前記攪拌槽本体が有底ドラム状に形成され、この攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ3枚ずつのバッフルプレートが、上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列をもって120度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、180度回転させた位置から120度ずつに振り分けられた位置に配置されている構成を特徴とする請求項6の攪拌槽。
  8. 前記攪拌槽本体が有底ドラム状に形成され、この攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつのバッフルプレートが、上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列をもって90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されている構成を特徴とする請求項6の攪拌槽。
  9. 前記攪拌槽本体が八角形の有底長方体に形成され、この攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつのバッフルプレートが、上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列で中心から水平の位置に90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されている構成を特徴とする請求項6の攪拌槽。
  10. 前記攪拌槽本体が八角形の有底長方体に形成され、この攪拌槽本体の内周壁の上層部、中間層部、下層部の三層にそれぞれ4枚ずつのバッフルプレートが、上層部と下層部のバッフルプレートは同じ配列で中心から水平にとり45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられて配置されるとともに、中間層部のバッフルプレートは、さらに45度回転させた位置から90度ずつに振り分けられた位置に配置されている構成を特徴とする請求項6の攪拌槽。
JP2006283237A 2006-10-18 2006-10-18 廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽 Expired - Fee Related JP4471964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006283237A JP4471964B2 (ja) 2006-10-18 2006-10-18 廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006283237A JP4471964B2 (ja) 2006-10-18 2006-10-18 廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008100141A true JP2008100141A (ja) 2008-05-01
JP4471964B2 JP4471964B2 (ja) 2010-06-02

Family

ID=39434875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006283237A Expired - Fee Related JP4471964B2 (ja) 2006-10-18 2006-10-18 廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4471964B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017620A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Tech Corporation:Kk 高速凝集沈殿装置及び汚濁水浄化方法
JP2012115770A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Maeda Corp 濁水処理装置
ES2424777R1 (es) * 2012-01-13 2014-02-03 Bioener Bierzo, S.L. Sistema para depurar aguas contaminadas y procedimiento de depuración, mejorado.
CN103785198A (zh) * 2012-10-30 2014-05-14 北京亿维德曼科技发展有限公司 一种高效深锥污泥浓缩装置
KR20180018018A (ko) * 2016-08-12 2018-02-21 (주)우성하이텍 양액 자동조정 공급장치
CN109382019A (zh) * 2018-12-18 2019-02-26 苏州城邦达力材料科技有限公司 防絮凝式胶体贮存装置
CN112591865A (zh) * 2020-11-26 2021-04-02 沈阳农业大学 多场合洗衣机排水回收净化再利用装置
CN113603198A (zh) * 2021-07-05 2021-11-05 杨柳 一种重金属回收装置
CN113713663A (zh) * 2021-05-31 2021-11-30 黑龙江省林业科学院伊春分院 一种刺五加软胶囊制造用药液配制装置及方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017620A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Tech Corporation:Kk 高速凝集沈殿装置及び汚濁水浄化方法
JP2012115770A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Maeda Corp 濁水処理装置
ES2424777R1 (es) * 2012-01-13 2014-02-03 Bioener Bierzo, S.L. Sistema para depurar aguas contaminadas y procedimiento de depuración, mejorado.
CN103785198A (zh) * 2012-10-30 2014-05-14 北京亿维德曼科技发展有限公司 一种高效深锥污泥浓缩装置
KR20180018018A (ko) * 2016-08-12 2018-02-21 (주)우성하이텍 양액 자동조정 공급장치
KR102671987B1 (ko) * 2016-08-12 2024-06-04 (주)우성하이텍 양액 자동조정 공급장치
CN109382019A (zh) * 2018-12-18 2019-02-26 苏州城邦达力材料科技有限公司 防絮凝式胶体贮存装置
CN112591865A (zh) * 2020-11-26 2021-04-02 沈阳农业大学 多场合洗衣机排水回收净化再利用装置
CN113713663A (zh) * 2021-05-31 2021-11-30 黑龙江省林业科学院伊春分院 一种刺五加软胶囊制造用药液配制装置及方法
CN113713663B (zh) * 2021-05-31 2024-03-29 黑龙江省林业科学院伊春分院 一种刺五加软胶囊制造用药液配制装置及方法
CN113603198A (zh) * 2021-07-05 2021-11-05 杨柳 一种重金属回收装置
CN113603198B (zh) * 2021-07-05 2024-02-23 北京瀛碳环境能源科技有限公司 一种重金属回收装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4471964B2 (ja) 2010-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008100141A (ja) 廃水の凝集沈殿装置における攪拌槽の廃水攪拌方法及び攪拌槽
US9878270B2 (en) High-rate sedimentation tank and water treatment apparatus including the same
JP4872117B2 (ja) 汚濁水の連続凝集処理装置
EP3693345B1 (en) Treatment system for reverse osmosis concentrated water having high permanent hardness
JP6082209B2 (ja) 高速凝集沈殿装置
KR101747525B1 (ko) 급속 혼화 응집조 및 이를 포함하는 수처리 장치
JP5932288B2 (ja) 吸着分離装置
KR100667225B1 (ko) 철촉매 공기산화 반응조와 고속응집 경사판 침전장치를이용한 폐수처리장치 및 그 처리방법
KR100990438B1 (ko) 응집 침전 장치
JP2005111424A (ja) 流体内からの被除去物除去処理方法及び装置と汚泥分離回収装置
KR101229275B1 (ko) 하수 및 폐수처리장치
JP2008149256A (ja) 汚泥凝集槽及びこれを備えた汚泥濃縮装置
JP2018140389A (ja) 凝集沈殿装置
EP3090793B1 (en) Media filter comprising a coagulation/flocculation multi-step
JP2006043626A (ja) 水処理装置
KR200417005Y1 (ko) 스크린 탱크를 구비한 응집혼화장치
JP2007229545A (ja) 汚泥濃縮設備および汚泥濃縮方法
KR101391903B1 (ko) 오염수 처리 장치 및 이를 이용한 오염수 처리 방법
JP2005007311A (ja) 多連槽式連続汚濁水浄化装置
JP5949059B2 (ja) 固液分離装置
KR20190121114A (ko) 무동력 교반기 및 이를 포함하는 응집 반응 장치
JP2006218388A (ja) 水処理方法及びその装置
JP2003038946A (ja) 撹拌装置及びこれを利用した浄水システム
KR101171064B1 (ko) 원심 분리형 농축 탈수기 및 이를 적용한 고효율 기포부상식 농축탈수 시스템
JP2007152287A (ja) スカムスキマー及び沈殿槽

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090604

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20090710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091203

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20091201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100302

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4471964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160312

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees