JP2008099405A - 電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】車種が異なっても同一のモータを用いることができるようにする。
【解決手段】回転軸14に固定されたロータとロータの位置を検出する位置センサおよび位置センサの検出出力に従ってロータの周囲に回転磁界を形成するステータを収納するモータハウジングのフランジ部16、18にモータ取り付け用の長穴24、26が周方向に沿って形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】回転軸14に固定されたロータとロータの位置を検出する位置センサおよび位置センサの検出出力に従ってロータの周囲に回転磁界を形成するステータを収納するモータハウジングのフランジ部16、18にモータ取り付け用の長穴24、26が周方向に沿って形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ブラシレスモータに係り、特に、電動パワーステアリング装置の電動モータとして用いられるブラシレスモータの構造の改良に関する。
電動パワーステアリング装置には、電動モータとして、DCモータなど各種のモータが用いられている(特許文献1参照)。
ところで、電動パワーステアリング装置に使用されるモータには車両におけるレイアウトの有利性が求められている。すなわち、電動パワーステアリング装置を車両に取り付ける場合、車両ごとに当然車両レイアウトが異なり、また電動パワーステアリング装置が取り付けられる場所付近では他部品が多数存在する。そのため、ハーネス等が露出するブラシレスモータは車両レイアウトに合わせてモータ取り付け位相を調整する必要がある。
特開2004−129398号公報
電動パワーステアリング装置を車両に取り付けるに際しては、車両レイアウト上の要求を満たすために、現状では、その車種ごとにモータの位相や固定位置を調整する必要がある。言い換えれば、その車種の車両レイアウトに適合させるためには、モータハウジングのフランジ部を車種毎に変更する必要がある。しかし、この方式では、同一のモータでも異なる車種には使用できなくなり、車両毎にモータを変えることが余儀なくされる。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、車種がことなっても同一のモータを用いることができるようにすることにある。
前記目的を達成するために、本発明は、回転軸に固定されたロータと、前記ロータの位置を検出する位置センサと、前記位置センサの検出出力に従って前記ロータの周囲に回転磁界を形成するステータと、前記ロータと前記位置センサおよび前記ステータを収納するハウジングを備えてなる電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータにおいて、前記ハウジングのフランジ部にはモータ取り付け用の長穴が形成されてなることを特徴とする。
本発明によれば、ハウジングのフランジ部にはモータ取り付け用の長穴が形成されているので、車種によって車両レイアウトが異なっても、取り付け可能な機械の自由度を増すとともに、電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータの取り付けの汎用性を増すことで、多様な電動パワーステアリング装置にブラシレスモータを取り付けることができる。
また、電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータを構成するに際しては、モータ取り付け用の長穴を、ハウジングのフランジ部の円周方向に沿って複数個形成したり、モータ取り付け用の長穴を、ハウジングのフランジ部のラジアル方向に沿って複数個形成したりすることができる。さらに、ハウジングのフランジ部に、フランジ部に取り付ける機械との位相を調整するための目印を形成したり、フランジ部に取り付ける機械に形成された機械用目印に対応して、機械用目印との位相を調整するためのモータ用目印を形成したりすることができる。
本発明によれば、多様な電動パワーステアリング装置にブラシレスモータを取り付けることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施例を示す電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータの構成図であって、(a)は、底面側からみた斜視図、(b)は、上面側からみた斜視図、(c)は、底面図、(d)は、正面図、(e)は、上面図である。図1において、電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータ10は、略円筒形状に形成されたモータハウジング12を備えており、モータハウジング12内には、回転軸(モータシャフト)14に固定されたロータ、ロータの位置を検出する位置センサと、位置センサの検出出力に従ってロータの周囲に回転磁界を形成するステータ(モータコイル)など(いずれも図示せず)が収納されている。電動パワーステアリングモータハウジング12の底部側には、モータ取り付け用のフランジ部16、18と、フランジ部16、18を互いに連結する連結用のフランジ部20、22が一体に形成されており、フランジ部16、18には、モータ取り付け用の長穴24、26が形成されている。長穴24、26は、回転軸14を中心として周方向にブラシレスモータ10を回転調整できるように、円弧状に形成されている。なお、ブラシレスモータ10の回転範囲が少ない場合には、長穴24、26は、円弧状ではなく、直線状に形成することもできる。
本実施例によれば、フランジ部16、18にその周方向に円弧状の長穴24、26を形成するようにしたため、車種によって車両レイアウトが異なっても、取り付け可能な機械の自由度を増すとともに、電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータの取り付けの汎用性を増すことで、多様な電動パワーステアリング装置にブラシレスモータを取り付けることができる。
次に、本発明の第2実施例を図2に基づいて説明する。図2は、本発明の第2実施例を示す電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータの構成図であって、(a)は、底面側からみた斜視図、(b)は、上面側からみた斜視図、(c)は、底面図、(d)は、正面図、(e)は、上面図である。図2において、本実施例におけるブラシレスモータ10は、フランジ部16、18に、そのラジアル方向に沿って長穴28、30を形成したものであり、その他の構成は第1実施例と同様である。
長穴28、30は、ブラシレスモータ10を取り付けるギヤボックス(図示せず)のフランジ部の取り付け位置に合わせてブラシレスモータ10を取り付けできるように、直線状に形成されている。
本実施例によれば、フランジ部16、18にそのラジアル方向に直線状の長穴28、30を形成するようにしたため、車種によって車両レイアウトが異なっても、取り付け可能な車種レイアウトの自由度を増すとともに、電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータの取り付けの汎用性を増すことで、多様な電動パワーステアリング装置にブラシレスモータを取り付けることができる。
次に、本発明の第3実施例を図3に基づいて説明する。図3は、本発明の第3実施例を示す電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータの構成図であって、(a)は、底面側からみた斜視図、(b)は、上面側からみた斜視図、(c)は、底面図、(d)は、正面図、(e)は、上面図である。図3において、本実施例におけるブラシレスモータ10は、フランジ部22の外周側の中ほどに、取り付ける機械との位相を調整するための目印として、切り欠き32を形成したものであり、その他の構成は第1実施例と同様である。
長穴24、26は、ブラシレスモータ10を取り付けるギアボックスの取り付け部の取り付け位置に合わせてブラシレスモータ10を回転調整できるように、円弧状に形成されている。
本実施例によれば、フランジ部22の外周側の中ほどに、取り付ける機械との位相を調整するための目印として、切り欠き32を形成したため、ブラシレスモータ10を取り付ける際の位相調整を円滑にし、取り付け作業性を向上させることができる。
次に、本発明の第4実施例を図4に基づいて説明する。図4は、本発明の第4実施例を示す電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータの構成図であって、(a)は、底面側からみた斜視図、(b)は、上面側からみた斜視図、(c)は、底面図、(d)は、正面図、(e)は、上面図である。図4において、本実施例におけるブラシレスモータ10は、ブラシレスモータ10を取り付けるギアボックス34のフランジ部36に目印として形成された切り欠き38に合わせて、周方向の位置決めを容易に行うために、フランジ部22の外周側の中ほどに、取り付け対象との位相を調整するための目印として、切り欠き32を形成したものであり、その他の構成は第1実施例と同様である。なお、図4においては、既述のギアボックス34はその一部(フランジ部36)のみが図示されている。ギアボックス34はブラシレスモータ10の駆動トルクを伝達する減速機構部を形成する。
本実施例によれば、ギアボックス34のフランジ部36の切り欠き38に合わせて、フランジ部22に切り欠き32を形成したため、ブラシレスモータ10をギアボックス34に装着する際に、目視でなく、切り欠き32、38に合わせた位置決め用の治具を用いて、正確に位置決めすることができる。
10 電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータ
12 モータハウジング
14 回転軸
16、18、20、22 フランジ部
24、26、28、30 長穴
32、38 切り欠き
12 モータハウジング
14 回転軸
16、18、20、22 フランジ部
24、26、28、30 長穴
32、38 切り欠き
Claims (5)
- 回転軸に固定されたロータと、前記ロータの位置を検出する位置センサと、前記位置センサの検出出力に従って前記ロータの周囲に回転磁界を形成するステータと、前記ロータと前記位置センサおよび前記ステータを収納するハウジングを備えてなる電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータにおいて、前記ハウジングのフランジ部にはモータ取り付け用の長穴が形成されてなることを特徴とする電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータ。
- 前記モータ取り付け用の長穴は前記ハウジングのフランジ部の円周方向に沿って複数個形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータ。
- 前記モータ取り付け用の長穴は前記ハウジングのフランジ部のラジアル方向に沿って複数個形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータ。
- 前記ハウジングのフランジ部には、前記フランジ部に取り付ける機械との位相を調整するための目印が形成されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータ。
- 前記ハウジングのフランジ部には、前記フランジ部に取り付ける機械に形成された機械用目印に対応して、前記機械用目印との位相を調整するためのモータ用目印が形成されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006276937A JP2008099405A (ja) | 2006-10-10 | 2006-10-10 | 電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006276937A JP2008099405A (ja) | 2006-10-10 | 2006-10-10 | 電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=39381660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006276937A Pending JP2008099405A (ja) | 2006-10-10 | 2006-10-10 | 電動パワーステアリング装置用ブラシレスモータ |
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2006
- 2006-10-10 JP JP2006276937A patent/JP2008099405A/ja active Pending
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