JP2008096801A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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谷口  司
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Abstract

【課題】プラズマディスプレイ装置において回路構成を煩雑にすることなく、万一コネクタの抜けが発生した場合であっても安全に動作を停止させることを目的とする。
【解決手段】プラズマディスプレイパネルと、プラズマディスプレイパネルを駆動するための駆動回路を搭載した複数の回路基板と、回路基板に搭載された駆動回路に電力を供給する駆動電源77を有する駆動電源ブロック73とを備えたプラズマディスプレイ装置であって、駆動電源ブロック73は、オンオフ制御信号CONTによりオンオフを制御するように構成するとともに、複数の回路基板のうちの所定の回路基板310を経由してオンオフ制御信号CONTを供給するように構成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネルを用いたプラズマディスプレイ装置に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)は、走査電極、維持電極およびデータ電極を有する放電セルを多数配列し、それぞれの放電セルの発光・非発光を制御することにより画像を表示する表示デバイスである。
プラズマディスプレイ装置は、上述したパネルに加えて、画像信号処理を行う画像信号処理回路、走査電極、維持電極、データ電極のそれぞれを駆動する各電極駆動回路、各回路ブロックに電力を供給する電源回路、これらの回路ブロックを制御する表示制御回路等を備えている。これらの回路は一般に複数の回路基板上に分割して実装されているが、コネクタ等により互いの回路基板が電気的に接続されることによりパネルを駆動して画像表示動作を行うことができる。
しかしコネクタは着脱可能であり、例えば組み立て時の作業ミス、輸送中の振動等、何らかの理由によりコネクタの抜けが生じた場合、画像を正常に表示できなくなることは避けられないが、場合によっては回路の破壊等を発生させる恐れがあった。このようなコネクタの抜けを検出する方法として、例えば特許文献1には、回路基板の一方に、複数のコネクタピンのうち予め定められたコネクタピンを通してそれぞれコネクタ接続信号を供給する手段を設け、回路基板の他方にコネクタ接続信号を受け、少なくともコネクタ接続信号の1つが受信できないとき回路基板間の接続不良を指定する手段を備えたコネクタ抜け検出回路が開示されている。
特開平2−165581号公報
しかしながら、上述したコネクタ抜け検出回路は、コネクタ接続信号を供給する手段、回路基板間の接続不良を指定する手段等の新たな回路を追加する必要があり、回路構成が煩雑になる。
一方、近年は表示画面の大型化が進み、それに伴いパネル駆動回路の回路規模も大きくなりつつある。しかし、回路を実装するための回路基板の大きさは限られているため、プラズマディスプレイ装置に搭載される回路基板の枚数は増加する傾向にあり、それらを電気的に接続するコネクタの数も増加しつつある。さらに1枚の回路基板に実装することが望ましい回路ブロックを複数の回路基板に分割して実装せざるを得ない場合も発生している。
プラズマディスプレイ装置の回路ブロックの中でも、特に走査電極駆動回路や維持電極駆動回路の扱う電力は大きく、万一誤動作すると場合によっては駆動回路が破壊される恐れがある。そのため、万一コネクタの抜けが発生した場合であっても、安全に動作を停止させる必要があった。
本発明はこれらの課題に鑑みなされたものであり、回路構成を煩雑にすることなく、万一コネクタの抜けが発生した場合であっても安全に動作を停止させることができるプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明は、プラズマディスプレイパネルと、プラズマディスプレイパネルを駆動するための駆動回路を搭載した複数の回路基板と、回路基板に搭載された駆動回路に電力を供給する駆動電源を有する駆動電源ブロックとを備えたプラズマディスプレイ装置であって、駆動電源ブロックは、オンオフ制御信号によりオンオフを制御するように構成するとともに、複数の回路基板のうち所定の回路基板を経由してオンオフ制御信号を供給するように構成したことを特徴とする。この構成により、回路構成を煩雑にすることなく、万一コネクタの抜けが発生した場合であっても安全に動作を停止させることができるプラズマディスプレイ装置を提供することができる。
また本発明のオンオフ制御信号は、所定の回路基板に設けられた複数の端子を有するコネクタの両端の端子を用いて所定の回路基板を経由して供給するように構成してもよい。この構成により、コネクタの端子の一部が抜けた、いわゆる片抜けの状態であっても確実に動作を停止させることができる。
本発明によれば、回路構成を煩雑にすることなく、万一コネクタの抜けが発生した場合であっても安全に動作を停止させることができるプラズマディスプレイ装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態におけるパネル10の構造を示す分解斜視図である。ガラス製の前面基板21上には、走査電極22と維持電極23とからなる表示電極対24が複数形成されている。そして走査電極22と維持電極23とを覆うように誘電体層25が形成され、その誘電体層25上に保護層26が形成されている。背面基板31上にはデータ電極32が複数形成され、データ電極32を覆うように誘電体層33が形成され、さらにその上に井桁状の隔壁34が形成されている。そして、隔壁34の側面および誘電体層33上には赤色、緑色および青色の各色に発光する蛍光体層35が設けられている。
これら前面基板21と背面基板31とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対24とデータ電極32とが交差するように対向配置され、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして放電空間には、例えばネオンとキセノンの混合ガスが放電ガスとして封入されている。放電空間は隔壁34によって複数の区画に仕切られており、表示電極対24とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成されている。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。
なお、パネル10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図2は、本発明の実施の形態におけるパネル10の電極配列図である。パネル10には、行方向に長いn本の走査電極SC1〜SCn(図1の走査電極22)およびn本の維持電極SU1〜SUn(図1の維持電極23)が配列され、列方向に長いm本のデータ電極D1〜Dm(図1のデータ電極32)が配列されている。そして、1対の走査電極SCi(i=1〜n)および維持電極SUiと1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。
図3は、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置100の回路ブロック図である。プラズマディスプレイ装置100は、パネル10、画像信号処理回路51、データ電極駆動回路52、走査電極駆動回路53、維持電極駆動回路54、タイミング発生回路55、表示制御回路60および各回路ブロックに必要な電源を供給する電源回路70を備えている。
画像信号処理回路51は、入力された画像信号をサブフィールド毎の発光・非発光を示す画像データに変換する。データ電極駆動回路52はサブフィールド毎の画像データを各データ電極D1〜Dmに対応する信号に変換し各データ電極D1〜Dmを駆動する。タイミング発生回路55は水平同期信号、垂直同期信号をもとにして各回路ブロックの動作を制御する各種のタイミング信号を発生し、それぞれの回路ブロックへ供給する。走査電極駆動回路53はタイミング信号にもとづいて各走査電極SC1〜SCnをそれぞれ駆動する。維持電極駆動回路54はタイミング信号にもとづいて維持電極SU1〜SUnを駆動する。
表示制御回路60はプラズマディスプレイ装置100の電源のオンオフ制御をはじめ、輝度、コントラスト、表示モードの設定等の画像表示に関する各種の制御、リモコン制御、異常検出時の制御等、プラズマディスプレイ装置100の各種の制御を行う。特にプラズマディスプレイ装置100の電源のオンオフ制御について説明すると、プラズマディスプレイ装置100に設けられた電源スイッチ61のオンオフの状態、あるいはリモコンから送信されたオンオフ制御信号を受光部62で受光して電源回路70の駆動電源ブロック73のオンオフを行うためのオンオフ制御信号CONTを出力する。
電源回路70は、表示制御回路60に電力を供給するスタンバイ電源72と、画像表示を行うためにパネル10を駆動するための各駆動回路に電力を供給する駆動電源ブロック73とを備えている。スタンバイ電源72は、プラズマディスプレイ装置100に商用電源が供給されている場合には常にオンしており表示制御回路60に電力を供給している。一方、駆動電源ブロック73は表示制御回路60から出力されたオンオフ制御信号CONTにもとづきオンオフが制御されている。そして駆動電源ブロック73がオンすると、画像を表示するために必要な各種の駆動電源をパネル10を駆動する各駆動回路のそれぞれに供給する。とりわけ走査電極駆動回路53には、複雑な駆動電圧波形を発生させるための各種駆動電源に加え、走査電極駆動回路53を構成するスイッチング素子を制御するためのスイッチング素子制御回路に供給する各種電源を含む多くの種類の駆動電源を供給している。
図4は、本発明の実施の形態における走査電極駆動回路53の詳細を示す回路図である。走査電極駆動回路53は、維持パルスを発生するための維持パルス発生回路210、初期化期間において傾斜波形電圧を発生させるための初期化波形発生回路230、書込み期間において走査パルスを発生させる走査パルス発生回路250を備えている。維持パルス発生回路210は、電力回収用のコンデンサC211、スイッチング素子Q211、Q212、逆流防止用のダイオードD211、D212、共振用のインダクタL211、L212を有している。また走査電極を所定の電圧にクランプするためのスイッチング素子Q221、Q222、Q223を有している。なお、電力回収用のコンデンサC211は電極間容量Cpに比べて十分に大きい容量を持ち、後述する維持パルス電圧Vsの半分の約Vs/2に充電されている。初期化波形発生回路230は、スイッチング素子Q231とコンデンサC231と抵抗R231とを有するミラー積分回路、スイッチング素子Q232とコンデンサC232と抵抗R232とを有するミラー積分回路、スイッチング素子Q233を用いた分離回路を備える。走査パルス発生回路250は、走査電極SC1〜SCnのそれぞれに走査パルス電圧を出力するスイッチ部OUT1〜OUTnと、スイッチ部OUT1〜OUTnの低電圧側を電圧Vaにクランプするためのスイッチング素子Q251と、スイッチ部OUT1〜OUTnの低電圧側に電圧Vcを印加するためのスイッチング素子Q252、Q253とを備えている。そしてスイッチ部OUT1〜OUTnのそれぞれは、電圧Vcを出力するためのスイッチング素子QH1〜QHnと電圧Vaを出力するためのスイッチング素子QL1〜QLnとを有している。
そして、スイッチング素子Q211、Q212、Q221、Q222、Q223、Q231、Q232、Q233、Q251、Q252、Q253のゲート端子またはベース端子はそれぞれスイッチング素子制御回路270に接続されている。
なお、パネル駆動時には、スイッチング素子Q211、Q212、Q221、Q222、Q223、Q233、Q251、Q252、Q253、ダイオードD211、D212には非常に大きなピーク電流が流れる。図4にはこれらの素子のそれぞれは1つの素子の記号を用いて示したが、通常はこれらのスイッチング素子、ダイオードは数個〜十数個の同一仕様の素子を並列に接続してインピーダンスを下げて使用している。
次に、パネル10を駆動するための駆動方法について説明する。プラズマディスプレイ装置100は、サブフィールド法、すなわち1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド毎に各放電セルの発光・非発光を制御することによって階調表示を行う。それぞれのサブフィールドは初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み放電に必要な壁電荷を各電極上に形成する。書込み期間では、発光させるべき放電セルで選択的に書込み放電を発生し壁電荷を形成する。そして維持期間では、輝度重みに応じた数の維持パルスを表示電極対に交互に印加して、書込み放電を発生した放電セルで維持放電を発生させて発光させる。
図5は、本発明の実施の形態における各電極に印加する駆動電圧波形図であり、第1SF〜第2SFの駆動電圧波形を示している。
初期化期間前半部では、データ電極D1〜Dm、維持電極SU1〜SUnにそれぞれ0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnには、維持電極SU1〜SUnに対して放電開始電圧以下の電圧Vi1から、放電開始電圧を超える電圧Vi2に向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧を印加する。この傾斜波形電圧は、図4においてスイッチング素子Q231とコンデンサC231と抵抗R231で構成されるミラー積分回路をオンすることで発生させる。この傾斜波形電圧が上昇する間に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUn、データ電極D1〜Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が起こりそれぞれの電極上に壁電圧が蓄積される。ここで、電極上部の壁電圧とは電極を覆う誘電体層上、保護層上、蛍光体層上等に蓄積された壁電荷により生じる電圧を表す。
初期化期間後半部では、維持電極SU1〜SUnに正の電圧Ve1を印加し、走査電極SC1〜SCnには、維持電極SU1〜SUnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi3から放電開始電圧を超える電圧Vi4に向かって緩やかに下降する傾斜波形電圧を印加する。この傾斜波形電圧は、図4においてスイッチング素子Q232とコンデンサC232と抵抗R232で構成されるミラー積分回路をオンすることで発生させる。この間に再び微弱な初期化放電が起こり、各電極上の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。
なお、初期化期間において必ずしも前半部と後半部とを設ける必要はなく、例えば図5の第2SFの初期化期間に示したように、各電極に初期化期間後半部のみの駆動電圧波形を印加してもよい。
書込み期間では、維持電極SU1〜SUnに電圧Ve2を印加する。そしてスイッチング素子Q251をオンにするとともにスイッチング素子Q252をオンにし、スイッチング素子QH1〜QHnをオンにすることにより、走査電極SC1〜SCnに電圧Vcを印加する。次に、スイッチング素子QH1をオフにしスイッチング素子QL1をオンにすることにより、1行目の走査電極SC1に負の走査パルス電圧Vaを印加する。そして、データ電極D1〜Dmのうち1行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dk(k=1〜m)に正の書込みパルス電圧Vdを印加する。すると1行目放電セルのうち書込みパルスを印加した放電セルでは書込み放電が起こり、各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。一方、書込みパルス電圧Vdを印加しなかった放電セルでは書込み放電は発生しない。以上の書込み動作をn行目の放電セルに至るまで行い、書込み期間が終了する。
続く維持期間では、維持電極SU1〜SUnに0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnに維持パルス電圧Vsを印加する。走査電極SC1〜SCnに維持パルス電圧Vsを印加するには、スイッチング素子Q211、Q222、Q233をオンにする。すると、電力回収用のコンデンサC211からスイッチング素子Q211、ダイオードD211、インダクタL211、スイッチング素子Q222、Q233およびスイッチング素子QL1〜QLnを介して電流が流れ始め、走査電極SC1〜SCnの電圧が上がり始める。インダクタL211と電極間容量Cpとは共振回路を形成しているので、共振周期の1/2の時間経過後には走査電極SC1〜SCnの電圧はVs付近まで上昇する。そしてスイッチング素子Q221をオンにする。すると走査電極SC1〜SCnはスイッチング素子Q221、Q222、Q233およびスイッチング素子QL1〜QLnを通して直接に電源へ接続されるため、走査電極SC1〜SCnの電圧は強制的に電圧Vsまで上昇する。すると、書込み放電を起こした放電セルでは維持放電が発生する。
続いて走査電極SC1〜SCnに0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに維持パルス電圧Vsを印加する。走査電極SC1〜SCnに0(V)を印加するには、スイッチング素子Q212、Q222、Q233をオンにする。すると、走査電極SC1〜SCnからスイッチング素子QL1〜QLn、スイッチング素子Q233、インダクタL212、ダイオードD212、スイッチング素子Q212を介して電力回収用のコンデンサC211に電流が流れ始め、走査電極SC1〜SCnの電圧が下がり始める。インダクタL212と電極間容量Cpとも共振回路を形成しているので、共振周期の1/2の時間経過後には走査電極SC1〜SCnの電圧は0(V)付近まで下降する。そしてスイッチング素子Q223をオンにする。すると走査電極SC1〜SCnはスイッチング素子Q223、Q233およびスイッチング素子QL1〜QLnを通して接地電位へ接続されるため、走査電極SC1〜SCnの電圧は強制的に0(V)まで下降する。そして、維持電極SU1〜SUnに維持パルス電圧Vsを印加する。すると、維持放電を起こした放電セルでは再び維持放電が発生する。
以下同様に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとに交互に輝度重みに応じた数の維持パルスを印加し、表示電極対の電極間に電位差を与えることにより、書込み期間において書込み放電を起こした放電セルで維持放電が継続して行われる。続く第2SF以降についても同様の動作を行う。
なお、本実施の形態において各電極に印加する電圧値は、例えば、電圧Vi1=電圧Vi3=電圧Vs=180(V)、電圧Vi2=420(V)、電圧Vi4=−85(V)、電圧Va=−90(V)、電圧Ve1=160(V)、電圧Ve2=165(V)である。ただしこれらの電圧値は、単に一例を挙げたに過ぎず、パネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが望ましい。
図6は本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置100の駆動回路を搭載した回路基板の接続を示す図であり、走査電極駆動回路53を搭載した回路基板と、電源回路70を搭載した回路基板の一部の接続の様子を示している。回路基板310は走査電極駆動回路53の維持パルス発生回路210、初期化波形発生回路230、スイッチング素子制御回路270と走査パルス発生回路250の一部を搭載した回路基板であり、回路基板320は走査電極駆動回路53の走査パルス発生回路250の出力部分を搭載した回路基板である。そして回路基板330は電源回路70を搭載した回路基板であり、図6には、駆動電源ブロック73のうち、走査電極駆動回路53のスイッチング素子制御回路270に供給するためのフローティング電源を含む各種の電圧を発生させる制御用電源76と、走査電極に印加する駆動電圧波形の元となる駆動電源77とを示している。回路基板340は、タイミング発生回路55を実装した回路基板である。
また、回路基板310と回路基板320とはコネクタ360により電気的に接続され、回路基板310と回路基板340とはコネクタ390により電気的に接続されている。さらに、回路基板310の維持パルス発生回路210および初期化波形発生回路230にはコネクタ370を介して駆動電源77から電力が供給され、スイッチング素子制御回路270にはコネクタ380を介して制御用電源76から必要な電源が供給されている。
従って、コネクタ380には制御用電源76からスイッチング素子制御回路270に電源を供給するための端子が設けられているが、本実施の形態においては、それらに加えて、駆動電源ブロック73のオンオフを制御するオンオフ制御信号CONTを、回路基板330から回路基板310を経由して再び回路基板330に戻すための2つの端子が設けられている。すなわち、駆動電源ブロック73は、オンオフ制御信号CONTによりオンオフが制御されるとともに、回路基板310を経由してオンオフ制御信号CONTが供給されるように構成されている。そして図6に示すように、オンオフ制御信号CONTは、回路基板310に設けられた複数の端子を有するコネクタ380の両端の端子を用いて回路基板310を経由して、駆動電源ブロック73に供給されている。なお、図6において、400はオンオフ制御信号CONTを供給するための配線である。
次に、オンオフ制御信号CONTを回路基板310を経由させる際に、コネクタ380を介した理由について以下に説明する。ここで、仮にコネクタ360の抜けが発生した場合について想定すると、走査電極SC1〜SCnのそれぞれに駆動電圧波形を出力するスイッチ部OUT1〜OUTnが搭載された回路基板320に電圧が供給されなくなる。そのため走査電極SC1〜SCnのそれぞれに駆動電圧波形が印加されず画像が表示されなくなる。しかしこれにより駆動回路そのものが破壊されることはない。また、コネクタ370の抜けが発生した場合について想定すると、回路基板310に駆動電源77から電力が供給されなくなるので画像を表示することはできない。しかしこの場合にも駆動回路そのものが破壊される恐れはない。さらに、コネクタ390の抜けが発生した場合について想定すると、タイミング発生回路55が搭載されている回路基板340からスイッチング素子制御回路270にタイミングパルスが供給されないので、走査電極駆動回路53に用いられているスイッチング素子のそれぞれがオンまたはオフのままとなり、走査電極SC1〜SCnに正常な駆動電圧波形が印加されず画像が表示されなくなる。しかしこの場合にもタイミング信号をプルアップまたはプルダウンして、コネクタ390の抜けが発生した場合に、例えばすべてのスイッチング素子がオフとなるようにすれば駆動回路そのものが破壊されることはない。
ところが、コネクタ380の抜けが発生した場合には、スイッチング素子のゲート端子またはベース端子に印加される信号が不定となることがある。そして、駆動電圧波形を作るための駆動電源が印加されたまま、駆動電源と接地電位間に接続されたスイッチング素子、または駆動電源と他の駆動電源との間に接続されたスイッチング素子がオンした場合に、過大な電流が流れて駆動回路を破壊する恐れがある。
しかしながら本実施の形態においては、コネクタ380の抜けが発生した場合には、表示制御回路60から出力されたオンオフ制御信号CONTも、同時に切断されるので、駆動電源ブロック73がオフとなり、駆動電源が回路基板310に供給されなくなるので、駆動回路が破壊される恐れはない。
このように本実施の形態においては、コネクタの抜けが発生した場合に駆動回路が破壊される恐れのあるコネクタに対して、駆動電源ブロック73のオンオフを制御するオンオフ制御信号CONTを、そのコネクタを経由して駆動電源ブロック73に接続している。そのため、回路構成を煩雑にすることなく、万一コネクタの抜けが発生した場合であっても安全に動作を停止させることができる。
また、オンオフ制御信号CONT用の端子として、コネクタに配列された端子の両端の端子を用いているため、コネクタの端子の片側だけ抜けた、いわゆる片抜けの状態であってもオンオフ制御信号CONTが切断されるため、確実に動作を停止させることができる。
なお、本実施の形態においては、所定の回路基板が走査電極駆動回路53を搭載された回路基板310であり、回路基板310のコネクタ380に抜けが発生した場合に、安全に動作を停止させる例について説明したが、維持電極駆動回路54、データ電極駆動回路52等を搭載した回路基板のコネクタの抜けに対しても実施することができる。
なお、本実施の形態において用いた具体的な各数値は、単に一例を挙げたに過ぎず、パネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが望ましい。
本発明は、回路構成を煩雑にすることなく、万一コネクタの抜けが発生した場合であっても安全にパネルの駆動を停止させることができるので、プラズマディスプレイ装置として有用である。
本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置のパネルの構造を示す分解斜視図 同パネルの電極配列図 本発明のプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図 走査電極駆動回路の詳細を示す回路図 各電極に印加する駆動電圧波形図 駆動回路を搭載した回路基板の接続例を示す構成図
符号の説明
10 パネル
51 画像信号処理回路
52 データ電極駆動回路
53 走査電極駆動回路
54 維持電極駆動回路
55 タイミング発生回路
60 表示制御回路
61 電源スイッチ
62 受光部
70 電源回路
72 スタンバイ電源
73 駆動電源ブロック
76 制御用電源
77 駆動電源
81 スイッチング電源
82 パルス発生回路
100 プラズマディスプレイ装置
210 維持パルス発生回路
230 初期化波形発生回路
250 走査パルス発生回路
270 スイッチング素子制御回路
310,320,330,340 回路基板
360,370,380,390 コネクタ

Claims (2)

  1. プラズマディスプレイパネルと、前記プラズマディスプレイパネルを駆動するための駆動回路を搭載した複数の回路基板と、前記回路基板に搭載された駆動回路に電力を供給する駆動電源を有する駆動電源ブロックとを備えたプラズマディスプレイ装置であって、
    前記駆動電源ブロックは、オンオフ制御信号によりオンオフを制御するように構成するとともに、前記複数の回路基板のうちの所定の回路基板を経由して前記オンオフ制御信号を供給するように構成したことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記オンオフ制御信号は、前記所定の回路基板に設けられた複数の端子を有するコネクタの両端の端子を用いて前記所定の回路基板を経由して供給するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
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JP2010139770A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Funai Electric Co Ltd 液晶表示装置

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