JP2008092962A - 回胴式遊技機 - Google Patents

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穂 村井
Sueo Hibino
季男 日比野
Hideki Yamashita
秀樹 山下
Tomoe Toguchi
巴 戸口
Tatsuaki Oshima
龍明 大島
Masayasu Kobayashi
雅康 小林
Yasutaka Matsumoto
靖孝 松本
Nana Nomura
奈々 野村
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Abstract

【課題】遊技中における遊技者の期待感が継続するように、大役告知の演出出力を制御する回胴式遊技機を提供する。
【解決手段】副制御部311の演出制御手段は、演出抽選テーブルT2に設定されている当選役毎の当選確率に基づいて演出番号を抽選し、当該演出番号に対応する各操作時の演出基本データ番号を演出組合せテーブルT3から取得し、当該演出基本データ番号で識別される演出基本データを演出基本データテーブルT4から取得する。演出基本データに告知ランプ229による演出ありを示すデータが含まれている場合に演出遅延時間を抽選し、ボーナス告知出力契機となる操作が行われてから演出遅延時間が経過した後に告知ランプ229を点灯する。
【選択図】図14

Description

本発明は、遊技者による遊技開始の操作に基づいて図柄の変動表示を開始し、停止操作に基づいて図柄を停止させて、遊技を行う回胴式遊技機に関する。
従来、メダルが遊技媒体として使用される一般的にパチスロ機と呼ばれる回胴式遊技機が知られている。この回胴式遊技機では、遊技者によるスタートレバーの押下操作によって、役の抽選を行い入賞を許可する役を決定するとともに、図柄列を変動表示させる。そして、遊技者による停止ボタンの押圧操作によって、入賞が許可された役に係る図柄が揃って停止表示された場合に入賞が確定し、その役に対する遊技媒体或いは特定の遊技を遊技者に付与する。
抽選の結果ボーナス(大役)の入賞が許可された場合に、その旨を遊技者に告知する技術は従来から提案されている。例えば、回胴式遊技機の告知ランプが点灯する、若しくは、告知ランプの点灯と共に告知音が出力されるといった技術が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
その他、趣向を凝らしたボーナス当選の告知方法としては、リールの回転開始の音の出力を遅らせたり(例えば、特許文献2参照)、また、停止ボタンの受付音の出力を遅らせるといった技術も存在する(例えば、特許文献3参照)。
また、回胴式遊技機のスタートレバー及び3つの停止ボタンのうち予め設定された操作部が操作された場合に、予め設定された内部当選の報知時期に従って報知を行い、この報知時期の設定の変更を日あるいは時間単位で行う技術も存在する(例えば、特許文献4参照)。
特開2002−17952号公報 特開2000−197726号公報 特開2005−261670号公報 特開2000−288163号公報
しかしながら、特許文献1に記載の回胴式遊技機のように、ボーナスの入賞が許可された時に単純に告知ランプの点灯と告知音の出力を行うのみでは、表現が単調であり工夫が望まれる。このような回胴式遊技機では、遊技者による3つの停止ボタンの押圧操作が終了した時点で告知ランプ等を作動させ、その回のボーナスの当選を告知していた。このため、遊技者は3つの停止ボタンの押圧操作を終了した時点でボーナスの当落を知ることができ、期待感を継続することが難しかった。また、停止ボタンの押圧操作が終了した時点から次のゲームのベットまでの期間は、全く遊技性のない期間であった。
特許文献2、3に記載の技術においては、当選役の告知音をリールの回転開始の音や停止ボタンの受付音で代用しているため、遊技者は、何についての告知が行われたのかを認識し難いという問題があった。
また、特許文献4に記載の技術においては、設定された日あるいは時間の間は内部当選の報知時期が変化しないため、遊技者は遊技を続けているうちに内部当選の報知時期を認識してしまう。この場合には上記と同様、遊技者は、認識した報知時期を過ぎると期待感を継続することが難しいという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技中における遊技者の期待感が継続するように大役告知の演出出力を制御する回胴式遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、遊技者によって操作部が操作されたことを検出する操作検出手段と、抽選により入賞を許可する入賞役を決定する入賞役決定手段と、前記入賞役決定手段において特定の役の入賞が許可されている場合に作動する特定役告知手段と、前記特定役告知手段の作動を制御する演出制御手段とを備え、前記演出制御手段は、前記操作部が操作されたことが検出されてから所定時間が経過した後に前記特定役告知手段を作動させ、前記操作部の種類毎に前記所定時間を複数有することを特徴とする回胴式遊技機を提供する。
本発明によれば、回胴式遊技機は、操作部の種類毎に、該操作部が操作されたことが検出されてから前記特定役告知手段を作動させるまでの所定時間を複数有するため、特定の操作部が操作されたことが検出されてから様々なタイミングで特定役告知手段を作動させることができる。従って、遊技者が期待している特定役告知が画一的なタイミングで出力されるのを防止し、遊技中における遊技者の期待感が継続するように特定役告知の演出出力を制御することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回胴式遊技機において、前記演出制御手段は、1回の遊技の中で遊技者に最後に操作される操作部の操作に対する前記所定時間を複数有することを特徴とする。
本発明によれば、回胴式遊技機は、1回の遊技の中で遊技者に最後に操作される操作部の操作(例えば、後述する第3停止操作)が検出されてから所定時間が経過した後に特定役告知手段を作動させ、前記所定時間を複数有する。従って、遊技者は1回の遊技の中で最後の操作を行った後に特定役告知の演出が出力されるタイミングを予測することができないため、1回の遊技が終了した後も特定役告知の演出出力を期待し続けることができ、期待感をもって遊技を継続することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の回胴式遊技機において、前記演出制御手段は、前記入賞役決定手段により特定の役の入賞が決定される毎に、前記操作部の操作に対する前記所定時間を決定することを特徴とする。
本発明によれば、特定の役の入賞が決定される毎に前記操作に対する所定時間が決定されるため、特定役告知手段が作動するタイミングが前記操作が行われる毎に変化する可能性がある。このため、遊技者は特定役告知の演出が出力されるタイミングを予測することができず、常に期待感を持って遊技を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は3に記載の回胴式遊技機において、前記演出制御手段は、前記入賞役決定手段により特定の役の入賞が決定される毎に、前記特定役告知手段の作動契機となる操作部の種類を決定することを特徴とする。
本発明によれば、回胴式遊技機は、特定の役の入賞が決定される毎に特定役告知手段の作動契機となる操作部の種類を決定し、さらに、該操作部の操作が検出されてから特定役告知手段が作動するまでの所定時間を変化させることができるため、遊技者は、どの操作部の操作を行った後どの程度の時間が経過してから特定役告知の演出が出力されるか全く予測することができなくなり、遊技中常に特定役告知の期待感を持って遊技を行うことができる。
本発明によれば、回胴式遊技機は、操作部の種類毎に、該操作部が操作されたことが検出されてから前記特定役告知手段を作動させるまでの所定時間を複数有するため、特定の操作が検出されてから様々なタイミングで特定役告知手段を作動させることができる。従って、遊技者が期待している特定役告知が画一的なタイミングで出力されるのを防止し、遊技中における遊技者の期待感が継続するように特定役告知の演出出力を制御することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同様の機能を有する箇所には同一の符号を付し、説明の重複は省略する。また、以下の説明において用いる用語「ゲーム」と「遊技」とは同義であるものとする。
(装置構成)
図1は、本発明の実施形態に係る回胴式遊技機の概観を示す。同図に示すように、本実施形態に係る回胴式遊技機200は、表示窓201、202、203、リール402、403、404(以下、順に左、中、右リールともいう)、メダル投入口204、入賞ライン表示205、206、207、208、209、有効ラインLED(light emitting diode)210、211、212、213、214、クレジット(貯留)数表示装置215、ベット(BET)ボタン216、218、スタートレバー219、停止ボタン220、221、222、払出数表示装置223、メダル放出口224、メダル受皿225、スピーカ227、精算ボタン228、トップランプ226、左サイドランプ242、右サイドランプ241、告知ランプ229、左パネルランプ244、右パネルランプ243、及び、画像表示装置231を備えている。
メダル投入口204は、遊技者によりメダルが投入されると、内部のメダルセンサスイッチ305(後述)のトリガ発生によりメダル投入が検知され、有効ラインLED210、211、212、213、214の点灯、及び、クレジット数表示装置215における計数表示の契機を与える。
クレジット数表示装置215は、7セグメントLED等であり、クレジットの有効を示す点灯中に、有効ラインLED210、211、212、213、214が全て点灯している状態で、メダル投入口204からメダルが投入された場合の投入メダル数、又は、役に対応して払い出されるメダルの払出枚数を加算表示する。最大50枚までクレジットし表示する。
ベットボタン216は、押圧操作されることによりベットボタンスイッチ302(後述)のトリガを1回発生し、クレジット中のメダルから1枚投入してクレジット数表示装置215の計数表示を1枚減じ、有効ラインLED210の点灯の契機を与える。ベットボタン218は、押圧操作されることによりベットボタンスイッチ302のトリガを3回発生し、クレジット中のメダルから3枚投入してクレジット数表示装置215の計数表示を3枚減じ、有効ラインLED210、211、212、213、214の点灯の契機を与える。
入賞ライン表示205、206、207、208、209は、表示窓201、202、203を横断して施され、図柄停止の入賞ラインとなりうる5本のラインを示す。
有効ラインLED210は、メダル投入口204にメダルの1枚目が投入されることにより、又はベットボタン216の操作でクレジット中のメダルから1枚目が投入されることにより点灯し、入賞ライン表示205が有効となったことを示す。有効ラインLED211、212は、メダル投入口204にメダルの2枚目が投入されることにより、又はベットボタン216の操作でクレジット中のメダルから2枚目が投入されることにより点灯し、入賞ライン表示206、207が有効となったことを示す。有効ラインLED213、214は、メダル投入口204にメダルの3枚目が投入されることにより、又はベットボタン216、218の操作でクレジット中のメダルから3枚目が投入されることにより点灯し、入賞ライン表示208、209が有効となったことを示す。
払出数表示装置223は、7セグメントLED等で、役に対応して払い出されるメダルの払出枚数を表示する。メダル放出口224は、50枚までのクレジットを超える、メダル投入やメダルの払い出しがある場合のクレジット超過分メダル、又は精算ボタン228の操作によるクレジット精算メダルを放出する。メダル受皿225は、メダル放出口224から放出されたメダルを溜める皿である。
精算ボタン228は、トグル型の精算スイッチ304(後述)を操作し、クレジット数表示装置215を点灯させてクレジットを有効にし、逆に、クレジット数表示装置215を消灯させてクレジットを無効にするとともに、クレジットされていたメダルをクレジット精算メダルとしてメダル放出口224から放出する。
画像表示装置231は、例えば、LCDまたはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置を有する。画像表示装置231は、複数の数字や図形等の画像を変動表示し、役の入賞の予告等、画像による演出を行う。トップランプ226、左サイドランプ242、右サイドランプ241、告知ランプ229、左パネルランプ244及び右パネルランプ243は、光の点滅による演出を行う。特定役告知手段としての告知ランプ229は、ボーナスに当選することによってボーナスの入賞が許可された場合に点灯する。スピーカ227は効果音による演出を行う。スピーカ227からボーナスを告知する効果音が出力される時は、スピーカ227も特定役告知手段として機能する。
表示窓201、202、203は、中央部に3列に並ぶ透明な窓部であり、各々その内部で回転するリール402、403、404の3つの図柄列を変動表示する。
各リール402、403、404は、複数の図柄を配した図柄列を有している。各リール402、403、404には、リプレイ、青セブン、ベル、スイカ等の図柄が外周の21個のポイントに配置されている。図2には、図柄配列の一例を示す。同図においては図柄名が示されているが、実際のリール402、403、404には図柄名に対応する図柄が配置される。
スタートレバー219は、遊技者により押下されると、内部のリール始動スイッチ301(後述)が1回の遊技の開始を検知し、図柄表示装置312のリール回転の契機を与える。ここで、1回の遊技とは、リール402、403、404上の複数の図柄列の変動表示の開始から全ての変動表示の終了までの遊技をいう。
遊技者がスタートレバー219を押下すると、左から順に横3列に並んだ表示窓201〜203内のリール402〜404が上から下向きへ回転を始め、図柄列が変動表示される。リールの回転と同時に内部的なプログラムの抽選によって、いわゆる役の当選及び落選(はずれ、役の不当選)が決定される。
停止ボタン220、221、222は、遊技者により押圧操作が行われると、それぞれ対応するリール402、403、404の停止の契機を与える。図3には、停止ボタン220の断面図の一例を示す。同図に示すように、停止ボタン220は、遊技者によって押圧操作される操作面を有する略円筒形状の押圧部材910を備える。当該押圧部材910は、ケーシング部材920の摺動孔921内において移動可能に収容され、またケーシング部材920内のコイルバネ930によって、常時前方に向けて付勢されている。ケーシング部材920の後端には、摺動孔921を塞ぐようにスイッチ回路が形成された基板940が取り付けられている。基板940には、押圧部材910の後端の遮光片911を検出するフォトセンサ303が実装されている。
押圧部材910が押圧操作されると、フォトセンサ303が遮光片911を検出して、オフからオンにスイッチ動作する。これにより、回転する左リール402の停止動作開始が検知されて、図柄表示装置312のリール停止の契機を与える。これとともに、主制御部308から副制御部311に停止操作コマンドが送信される。また、押圧部材910の押圧が解除された際は、フォトセンサ303がオンからオフにスイッチ動作することにより、主制御部308から副制御部311に停止操作終了コマンドが送信される。停止ボタン221、222についても、停止ボタン220と同じ構成を備えているため、説明を省略する。
本実施形態においては、公知の技術を利用してリール停止処理が行われる。例えば、表示窓201、202、203の上段を基準位置として、停止ボタン220、221、222が押下されたときの基準位置に位置する図柄の番号と、実際に基準位置に停止する図柄の番号と、が対応付けられた停止テーブルを用いて、リール停止処理が行われる。このようなリール停止処理では、役の抽選結果が不当選であった場合は、いずれの入賞ラインにも役の入賞を示す停止目が停止表示されることはない。また、役の抽選結果が当選であった場合は、停止ボタン220、221、222が押下されてから所定の時間もしくは所定のコマ数を許容限度として、当選役を入賞させることができる。
各役は入賞ライン上に揃えることが可能な3列の図柄の組合せである。役の種類には、特定の図柄が有効ライン上に揃うことで遊技者が相対的に多量のメダルを獲得できる特定の入賞、及び、例えばベルの図柄が有効ライン上に揃うことで相対的に少量のメダルを払い出す小役がある。また、図柄の並びとは無関係に、左リール402の特定の図柄(例えばチェリーの図柄)が入賞ライン上に停止しさえすればよい小役もある。特定の入賞は、役の一種という意味では小役に対して大役と呼ばれ、遊技者等には一般にボーナスと呼ばれている。ボーナスとしては、ビッグボーナス(以下、「BB」という)や、レギュラーボーナス(以下、「RB」という)が存在する。
(制御回路構成)
図4には、回胴式遊技機200の制御回路構成を示す。同図に示すように、回胴式遊技機200は、リール始動スイッチ301、ベットボタンスイッチ302、停止ボタンスイッチ303、精算スイッチ304、メダルセンサスイッチ305、リセット回路307、電源回路318、払出数表示装置223、クレジット数表示装置215、主制御部308、ROM309、RAM310、副制御部311、ROM319、RAM320、図柄表示装置312、ホッパ制御装置316、LED表示装置313、ランプ表示装置314、効果音発生装置315、ライン表示装置317、確率設定装置321、画像表示装置231及びその他スイッチ306を備えている。
リール始動スイッチ301は、スタートレバー219によるゲームの開始を検知し、図柄表示装置312のリール回転の契機を与える。ベットボタンスイッチ302は、トリガをn回発生し(n=1,3)、クレジット中のメダルからn枚投入することにより、クレジット数表示装置215の計数表示をn枚減じ、ライン表示装置317による有効ラインLED210、211、212、213、214の点灯の契機を与える。
停止ボタンスイッチ(フォトセンサに対応)303は、停止ボタン220〜222の各々に対応してトリガを発生し、回転する対応リールの停止動作開始を検知して図柄表示装置312の各リールを停止する契機を与える。精算スイッチ304は、トグル型のスイッチで、クレジット数表示装置215を点灯させてクレジットを有効にし、逆に、クレジット数表示装置215を消灯させてクレジットを無効にするとともに、クレジットされていたメダルをクレジット精算メダルとして放出するように、ホッパ制御装置316に契機を与える。メダルセンサスイッチ305は、遊技者のメダル投入によりトリガを発生し、ライン表示装置317による有効ラインLED210、211、212、213、214の点灯、クレジット数表示装置215による計数表示の契機を与える。リセット回路307は、主制御部308及び副制御部311を初期状態にする。電源回路318は、図3の回路全体に電力を供給する。
図柄表示装置312はリールユニットとも呼ばれ、リール402、403、404を各々表面に有した3個のドラムを3列に有し、各ドラムを回転させる3個のステッピングモータ、主制御部308の指示を受けて各ステッピングモータを駆動する駆動回路、及び各ドラムの原点位置を主制御部308へフィードバックする検出回路から成る。図柄表示装置312は不図示のバックライトを有しており、このバックライトは遊技中に各リールを内側から明るく照射する。
ホッパ制御装置316は、主制御部308の指示を受けて、50枚までのクレジットを超える、メダルの払い出しがある場合のクレジット超過分メダル、又は精算ボタン228の操作によるクレジット精算メダルを、メダル放出口224から放出する。
ライン表示装置317は、主制御部308の指示で、有効ラインLED210、211、212、213、214を選択的に点灯/消灯させる。
LED表示装置313は、遊技の演出に関連するLED類の表示装置であり、副制御部311の指示で複数のLEDを選択的に点灯/消灯させる。
ランプ表示装置314は、遊技の演出に関連するランプ類の表示装置であり、副制御部311の指示で、トップランプ226、左パネルランプ244、右パネルランプ243、左サイドランプ242、右サイドランプ241、告知ランプ229等のランプを選択的に点灯/消灯させる。効果音発生装置315は、サウンド演出用パターンデータを格納しており、副制御部311の指示で効果音をスピーカ227から出力する。
確率設定装置321は、ボーナス抽選の当選確率と小役確率の設定値をセットするための装置であり、回胴式遊技機200の前扉の内側に設置されている。
なお、回胴式遊技機200の制御回路構成の要素ではないが、図4には、回胴式遊技機200と接続可能なホールコンピュータ323も示されている。ホールコンピュータ323は、遊技場で使用される周知のホールコンピュータであり、各回胴式遊技機200の通信ポート(不図示)から出力される回胴式遊技機200の稼動状況のデータを収集し管理する。ホールコンピュータ323と各回胴式遊技機200とは電気的に接続されている。
(主制御部)
主制御部308は、回胴式遊技機200全体の制御を行う1チップCPU(central processing unit)であり、入力ポート(不図示)を介して各部からの信号を取り込んで処理を行い、その処理に基づく各種の制御信号を出力ポート(不図示)を介して外部へ出力する。なお、本実施形態では、主制御部308をCPU(不図示)、ROM309、RAM310、タイマシステム等を内蔵する1チップCPUとしているが、ROM309及びRAM310等を外付けでバス接続したCPUとしてもよい。
RAM310には、主制御部308に対する入出力データや演算処理のためのデータ、役抽選用の乱数カウンタを初めとする各種カウンタ、役のフラグを初めとする各種フラグが一時記憶される。
ROM309には、回胴式遊技機200製造時より各種データ及びプログラムが記憶されている。ROM309に記憶されるデータには、遊技状態毎の役当選確率を定義する役抽選テーブル、リール停止時の引き込み制御を行うための滑りコマ数を定義する停止テーブル、副制御部311に送信するコマンドのID等が含まれる。
図5には、ROM309に記憶されている役抽選テーブルT1の一例を示す。同図に示すように、RB遊技の役抽選テーブルでは、ベルの当選確率が通常遊技よりも高く設定されている。一般的に、RB遊技の役抽選テーブルでは、任意の小役の当選確率が通常遊技と比較して高くなるように抽選確率が設定される。RB遊技中においてはこのRB遊技の抽選テーブルを用いて役の抽選が行われ、遊技者が所有するメダルが増加する傾向の遊技となる。一方、通常遊技は、遊技者が所有するメダルが減少する傾向の遊技である。
BB遊技は、RB遊技と、RB遊技の当選確率が通常遊技よりも高まった「BB中通常遊技」と、で構成される。このように、BB遊技はRB遊技が構成要素となっており、遊技者の所有するメダルが増加する傾向の遊技となる。
BB遊技には、BB1とBB2とが存在する。BB1は、作動図柄(例えば、赤セブン)が揃った後、払出し枚数が300枚を越えた時点で、RB遊技の途中であっても終了する。BB2は、作動図柄(例えば、青セブン)が揃った後、払出し枚数が200枚を越えた時点で、RB遊技の途中であっても終了する。
なお、遊技者の所有するメダルが増加する傾向の遊技であれば、どのような仕様の遊技であってもボーナスに含めることができる。例えば、小役の入賞を停止制御のみに依存させ、役の抽選結果に係わらず小役に入賞可能な仕様の遊技を、ボーナスに含めることができる。
図6には、ROM309に記憶されているコマンドの一例を示す。当選役コマンドは、スタートレバー219押下時の乱数抽選処理後に、当選した役を通知するために副制御部311に送信されるコマンドである。
第1停止操作コマンドは、第1リール停止ボタンの押圧操作によってフォトセンサ303のスイッチがオフからオンになった時に、副制御部311に送信されるコマンドである。ここで、第1リール停止ボタン(以下、「第1停止ボタン」ともいう)とは、全てのリールが回転しているときに、3つの停止ボタン220、221、222のうち1番目に押圧操作される停止ボタンをいう。また、遊技者による第1リール停止ボタンの押圧操作及び押圧解除操作を「第1停止操作」という。
第2停止操作コマンドは、第2リール停止ボタンの押圧操作によってフォトセンサ303のスイッチがオフからオンになった時に、副制御部311に送信されるコマンドである。ここで、第2リール停止ボタン(以下、「第2停止ボタン」ともいう)とは、3つの停止ボタン220、221、222のうち2番目に押圧操作される停止ボタンをいう。また、第2リール停止ボタンの遊技者による押圧操作及び押圧解除操作を「第2停止操作」という。
第3停止操作コマンドは、第3リール停止ボタンの押圧操作によってフォトセンサ303のスイッチがオフからオンになった時に、副制御部311に送信されるコマンドである。ここで、第3リール停止ボタン(以下、「第3停止ボタン」ともいう)とは、3つの停止ボタン220、221、222のうち3番目に押圧操作される停止ボタンをいう。本実施形態では、この第3リール停止ボタンは、1回の遊技の中で遊技者に最後に操作される操作部である。
第3停止操作終了コマンドは、第3リール停止ボタンの押圧操作が解除されて、フォトセンサ303のスイッチがオンからオフになった時に、副制御部311に送信されるコマンドである。また、第3リール停止ボタンの押圧操作及び押圧解除操作を「第3停止操作」という。
以上説明したコマンド以外にも、現在の遊技状態を通知する遊技状態コマンド、リール402、403、404の停止位置を通知する停止番号コマンド、全てのリールが停止した後に送信される回胴停止後コマンド等が存在する。
また、ROM309には遊技主制御プログラムが記憶されている。主制御部308のCPUがROM309から当該遊技主制御プログラムを読み出して実行することにより、回胴式遊技機200の遊技主制御処理を行うための機能が実現される。この機能には、遊技者によってスタートレバー219、停止ボタン220、221、222等の操作部が操作されたことを検出する機能(「操作検出手段」に対応)、入賞を許可する入賞役を決定する機能(「入賞役決定手段」に対応)、抽選結果に基づき遊技動作を制御する機能、当選によるメダルの払い出しに関する機能(払出数表示装置223、クレジット数表示装置215、ホッパ制御装置316等の制御)、副制御部311にコマンドを送信する機能が含まれる。
操作検出手段は、リール始動スイッチ301からの信号に基づいて、スタートレバー219に対する押下操作を検出し、停止ボタンスイッチ303からの信号に基づいて停止ボタン220、221、222に対する押圧操作及び押圧解除操作を検出する。
入賞役決定手段は、現在の遊技状態に応じた役抽選テーブルT1を用いて役の抽選を行い、抽選結果に基づいて入賞を許可する入賞役を決定する。ここで、役が入賞するためには、役が抽選により当選し、さらに当選役に係る図柄の組合せが何れかの入賞ライン上に停止表示される必要がある。この役が当選した状態を、役の入賞が許可されている状態という。
(副制御部)
副制御部311は、CPU(不図示)、ROM319、RAM320、タイマシステム等を内蔵する1チップCPUであり、主制御部308から受信したコマンドに基づいて処理を行う。なお、副制御部311は1チップCPUに限らず、ROM319及びRAM320等を外付けでバス接続したCPUとしてもよい。
RAM320には、入出力データや演算処理のためのデータが一時記憶される。
ROM319には、回胴式遊技機200の製造時より各種データ及びプログラムが記憶されている。例えば、ROM319には、演出抽選に用いられる演出テーブル群が記憶されている。演出テーブル群には、演出抽選テーブルT2、演出組合せテーブルT3、及び、演出基本データテーブルT4が含まれている。
図7には、演出抽選テーブルT2の一例を示す。この演出抽選テーブルT2には、通常遊技状態における当選役毎の演出の抽選確率が設定されている。演出抽選テーブルT2中の数値は、抽選確率の分子を表しており、分母は65536である。この演出抽選テーブルT2は、例えば当選役がBB又はRB(ボーナス)の場合に、演出番号「10」及び「11」で識別される演出が10000/65536の確率で当選し、演出番号「12」で識別される演出が5000/65536の確率で当選し、演出番号「1401」、「1402」、「1403」で識別される演出が10000/65536の確率で当選することを示している。この演出抽選テーブルT2は、主制御部308から受信した当選役コマンドに基づいて、演出を抽選する際に用いられる。
図8には、演出組合せテーブルT3の一例を示す。この演出組合せテーブルT3では、演出番号で識別される演出内容が定義されている。具体的には、演出番号毎に、スタートレバー219押下操作、第1停止ボタン押圧操作、第2停止ボタン押圧操作、第3停止ボタン押圧操作、及び、第3停止ボタン押圧解除操作、各々の操作を契機として出力すべき演出内容の組合せが定義されている。演出組合せテーブルT3中の数値は、演出内容を識別するための演出基本データ番号を示している。
図9には、演出基本データテーブルT4の一例を示す。演出基本データテーブルT4には、演出基本データ番号毎に演出内容を示す演出基本データが定義されている。例えば、演出基本データ番号「0001」で識別される演出基本データは、サウンド演出用パターンデータ番号「0001」で識別される効果音パターンを効果音発生装置315によりスピーカ227から出力するという演出内容を定義している。演出基本データ番号「0002」で識別される演出基本データは、演出を全く出力しないという演出内容を定義している。
演出基本データ番号「1001」、「1002」、「1003」で識別される演出基本データは、ボーナスの確定(ボーナス当選)を告知する演出内容を定義している。
具体的には、演出基本データ番号「1001」で識別される演出基本データは、画像演出用コマンド「0056」で識別されるボーナス告知の画像演出を画像表示装置231から出力し、かつ、ランプ表示装置314を介して告知ランプ229を点灯し、かつ、効果音発生装置315を介してスピーカ227からボーナスの告知音を出力する、という演出内容を定義している。演出基本データ番号「1002」及び「1003」で識別される演出基本データは、告知ランプ229を点灯し、かつ、スピーカ227からボーナスの告知音を出力するという演出内容を定義している。
なお、本実施形態では、演出基本データ番号が「1000」以上の場合にボーナス確定告知演出を遅延させる制御が行われる。
また、副制御部311のROM319には遊技副制御プログラムが記憶されている。副制御部311のCPUがROM319から当該遊技副制御プログラムを読み出して実行することにより、回胴式遊技機200の遊技副制御処理を行うための機能が実現される。この機能には、ボーナス告知演出を制御する機能(「演出制御手段」に対応)が含まれる。
この演出制御手段は、遊技者によって操作部が操作されたことが検出されてから所定時間(以下「演出遅延時間」という)が経過した後に、告知ランプ229、スピーカ227等の特定役告知手段を作動させ、操作部の種類毎に演出遅延時間を複数有する。具体的には、演出制御手段は、遊技者によって特定の操作部が操作されたことが検出された場合に、その時点で既に抽選されている演出番号及び特定の操作部に対応する演出基本データ番号を演出組合せテーブルT3から取得し、当該演出基本データ番号で識別される演出基本データを演出基本データテーブルT4から取得し、当該演出基本データに基づいて演出遅延時間を決定する。本実施形態では、演出制御手段は、告知ランプ229による演出ありを示すデータが演出基本データに含まれている場合に、演出遅延時間の抽選を行い演出遅延時間を決定する。また、操作部の種類としては、スタートレバー219、第1停止ボタン、第2停止ボタン、及び第3停止ボタンが存在する。演出制御手段はこれらの操作部の種類毎に様々な演出遅延時間を決定し特定役告知手段を作動させることができるため、遊技者はボーナス告知が出力されるタイミングを把握することができず、ボーナス告知の期待感を継続して持つことができる。
(主制御部が行う回胴式遊技制御処理)
次に、図10及び11に示すフローチャートを参照して、主制御部308が実行する遊技主制御処理について説明する。なお、この遊技主制御処理においては、停止操作終了コマンドは、第3リール停止ボタンの押圧操作が解除された時にのみ送信されるものとする。
回胴式遊技機200に電源が投入されると、主制御部308は各種初期設定の後、周期的な割り込み処理により、RAM310内の設定値及びボーナスの当選確率に対応したRAM310内の役の乱数カウンタを逐次更新することによって、役の乱数値を順次発生させる。
まず、主制御部308はメダルの投入方法を判断する(図10のステップS101)。ベットボタンスイッチ302からの1〜3回のトリガを検出することにより、ベットボタン216、218の操作によるベットであると判定した場合(ステップS101;YES)、主制御部308はクレジット中のメダルから自動投入を行い(ステップS102)、次いで、遊技可能状態か否かを判定する(ステップS104)。例えば、ベット数(掛け数)が1回の遊技を開始するのに必要な数に満たない場合は、主制御部308は遊技可能状態でないと判定し、メダル投入待ちの状態に処理を戻す(ステップS104→S101)。
一方、メダルセンサスイッチ305からの1〜3回のトリガを検出することにより、メダル投入口204からのメダル投入によるベットであると判定した場合(ステップS101;NO、ステップS103;YES)、主制御部308は、現在の状態が遊技可能状態か否かを判定する(ステップS104)。遊技可能状態でないと判定した場合は(ステップS104;NO)、ステップS101のメダル投入待ちの状態に処理を戻す。
ステップS104において遊技可能状態であると判定した場合は(ステップS104;YES)、主制御部308は、リール始動スイッチ301からの信号に基づいて、スタートレバー219が押下されたか否かを判定する(ステップS105)。
リール始動スイッチ301からの信号がオンとなることにより、スタートレバー219が押下されたと判定した場合(ステップS105;YES)、主制御部308は、RAM310内の役抽選用の乱数カウンタから乱数値を抽出する(ステップS106)。主制御部308は遊技状態を監視し(ステップS107)、現在の遊技状態において使用する役抽選テーブルT1を決定する(ステップS108)。主制御部308は、抽出した乱数値及び決定した役抽選テーブルT1に基づいて役当落を抽選する(ステップS109)。
主制御部308は、リールの回転の指示を図柄表示装置312に出力して、全リール402、403、404の回転を開始し(ステップS110)、当選した役を通知するための当選役コマンドを副制御部311に送信する(ステップS111)。
次に、主制御部308は、停止ボタンスイッチ303からの信号に基づいて、停止ボタン220〜222に対して押圧操作が行われたか否かを判定する(図11のステップS112)。停止ボタンスイッチ303からの信号がオンとなることにより、停止ボタン220〜222の何れかに対して押圧操作が行われたと判定した場合は(ステップS112;YES)、主制御部308は、その停止ボタンに対する押圧操作が何番目に行われたかに応じて、第1停止操作コマンド、第2停止操作コマンド、第3停止操作コマンドの何れかを副制御部311に送信する(ステップS113)。
次いで、主制御部308は、リールの回転状況を検出し(ステップS114)、停止テーブルを選択する(ステップ115)。そして、主制御部308は、選択した停止テーブルに基づいて滑りコマ数を決定し(ステップS116)、決定した滑りコマ数だけ図柄が移動するようリールを回転させた後、リールを停止させる(ステップS117)。主制御部308は、リール停止時に停止位置を通知するための停止番号コマンドを副制御部311に送信する。
次いで、主制御部308は、3つのリール402、403、404全てが停止したか否かを判定し(ステップS118)、3つのリール402、403、404が停止していないと判定した場合は(ステップS118;NO)、ステップS112に戻り、停止ボタンに対する押圧操作を監視する。
一方、3つのリール402、403、404全てが停止したと判定した場合は(ステップS118;YES)、主制御部308は、全てのリールが停止したことを通知するための回胴停止後コマンドを副制御部311に送信するとともに、遊技者が第3リール停止ボタンから指を離すことにより、押圧操作が解除されたか否かを監視する(ステップS119)。停止ボタンスイッチ303からの信号がオフとなり、第3リール停止ボタンの押圧操作が解除されたと判定した場合は(ステップS119;YES)、主制御部308は第3停止操作終了コマンドを副制御部311へ送信する(ステップS120)。
次いで、主制御部308は入賞判定を行う(ステップS121)。判定の結果、ボーナスに入賞した場合はボーナス遊技を行い(ステップS122)、小役に入賞した場合はメダルの払出しを行い(ステップS123)、非入賞の場合はステップS101におけるゲームの始めに戻る。
(副制御部が行う遊技副制御処理)
次に、図12に示すフローチャートを参照して、副制御部311が実行する遊技副制御処理について説明する。
回胴式遊技機200の電源が投入されると、副制御部311は各種初期設定の後、周期的な割り込み処理によりRAM320内の各種の乱数カウンタを逐次更新することによって、演出に係る乱数値を順次発生させる。副制御部311は、主制御部308から受信するコマンドを監視している(ステップ201)。副制御部311は、主制御部308からコマンドを受信すると(ステップS201;YES)、そのコマンドの種類を判定する。
受信したコマンドが停止番号コマンドである場合(ステップS202;YES)、副制御部311は、停止番号コマンドに基づいて停止出目を判断し、RAM320に停止出目を記憶する(ステップS203)。
受信したコマンドが回胴停止後コマンドである場合(ステップS202;NO、ステップS204;YES)、副制御部311は入賞判定処理を行う(ステップS205)。その結果、図柄が当選役に係る図柄で揃って停止し、入賞と判定した場合、副制御部311はランプ等による演出制御を行う。
受信したコマンドが当選役コマンドである場合(ステップS202;NO、ステップS204;NO、ステップS206;YES)、副制御部311は、スタートレバー219押下時の演出抽選処理(後述)を行う(ステップS207)。副制御部311は、演出抽選結果に基づいて演出を出力する(ステップS208)。なお、演出抽選処理において演出がボーナス確定告知であると判定された場合は、副制御部311は、決定した演出遅延時間経過後にボーナス告知の演出を出力する。
受信したコマンドが操作系コマンド(停止操作コマンド又は停止操作終了コマンド)である場合、(ステップS202;NO、ステップS204;NO、ステップS206;NO、ステップS209;YES)、副制御部311は、操作に応じた演出処理を行う(ステップS210)。一方、操作系コマンドでないと判定した場合は(ステップS210;NO)、副制御部311は、そのコマンドに応じたその他の処理を行う(ステップS211)。
(演出抽選処理)
次に、図13に示すフローチャートを参照して、副制御部311が演出制御手段を用いて行う演出抽選処理について説明する。
まず、副制御部311は、抽選により演出内容を決定する(ステップS401)。具体的には、まず、副制御部311は、当選役及び演出抽選テーブルT2に設定されている当選確率に基づき、演出番号を抽選する。次いで、当該演出番号に対応する演出内容(スタートレバー219押下時、第1停止ボタン押圧時、第2停止ボタン押圧時、第3停止ボタン押圧時、及び、第3停止ボタン押圧解除時、各々に対して設定された演出基本データ番号の組合せ)を演出組合せテーブルT3から取得する。そして、当該演出基本データ番号で識別される演出基本データを演出基本データテーブルT4から取得する。
次いで、副制御部311は、演出基本データで示される演出内容がボーナス確定告知演出か否かを判断する(ステップS402)。ここでは、演出基本データに告知ランプ229による演出ありを示すデータが含まれている場合に、ボーナス確定告知演出であると判断する。なお、演出基本データ番号が「1000」以上の場合にボーナス確定告知演出であると判断してもよい。
ボーナス確定告知演出でないと判断した場合は(ステップS402;NO)、演出遅延時間として「0」(ゼロ)を設定し終了する。
ボーナス確定告知演出であると判断した場合は(ステップS402;YES)、副制御部311は、例えば0〜900msの範囲で、演出遅延時間を抽選して(ステップS404)、演出遅延時間を確定し(ステップS405)、当該演出遅延時間をRAM320に記憶しておく。
(操作に応じた演出処理)
次に、図14に示すフローチャートを参照して、図12のステップS210において副制御部311が演出制御手段を用いて行う、操作に応じた演出処理について説明する。
副制御部311は、主制御部308から第1停止操作コマンドを受信することにより、第1リール停止ボタンに対する押圧操作が行われたと判定した場合(ステップS301;YES)、演出組合せテーブルT3を参照して、上記演出抽選処理において抽選された演出番号に対応する第1停止ボタン押圧操作時の演出基本データ番号が「1000」以上であるか否かを判定する(ステップS302)。演出基本データ番号が「1000」以上であると判定した場合は(ステップS302;YES)、副制御部311は演出出力の遅延制御を行う必要があると判断して計時を開始する。第1停止操作コマンドを受信してから経過した時間が、上記演出抽選処理でRAM320に記憶しておいた演出遅延時間以上となった場合に(ステップS303;NO)、副制御部311は、上記第1停止ボタン押圧操作時の演出基本データ番号で識別される演出の出力を行う(ステップS304)。一方、ステップS302において演出基本データ番号が「1000」未満であると判定した場合は(ステップS302;NO)、副制御部311は演出出力の遅延制御は行わずに、即座に上記演出の出力を行う(ステップS304)。
主制御部308から第2停止操作コマンドを受信することにより、第2リール停止ボタンに対する押圧操作が行われたと判定した場合(ステップS301;NO、ステップS305;YES)、副制御部311は、演出組合せテーブルT3を参照して、演出抽選処理において抽選された演出番号に対応する第2停止ボタン押圧操作時の演出基本データ番号が「1000」以上か否かを判定する(ステップS306)。演出基本データ番号が「1000」以上であると判定した場合は(ステップS306;YES)、副制御部311は計時を開始し、第2停止操作コマンド受信後の時間経過が演出遅延時間以上となった場合に(ステップS307;NO)、上記第2停止ボタン押圧操作時の演出基本データ番号で識別される演出の出力を行う(ステップS308)。一方、ステップS306において演出基本データ番号が「1000」未満であると判定した場合は(ステップS306;NO)、副制御部311は演出出力の遅延制御は行わずに即座に上記演出の出力を行う(ステップS308)。
主制御部308から第3停止操作コマンドを受信することにより、第3リール停止ボタンに対する押圧操作が行われたと判定した場合(ステップS301;NO、ステップS305;NO、ステップS309;YES)、副制御部311は、演出組合せテーブルT3を参照して、演出抽選処理において抽選された演出番号に対応する第3停止ボタン押圧操作時の演出基本データ番号が「1000」以上であるか否かを判定する(ステップS310)。演出基本データ番号が「1000」以上であると判定した場合は(ステップS310;YES)、副制御部311は計時を開始し、第3停止操作コマンド受信後の時間経過が演出遅延時間以上となった場合に(ステップS311;NO)、上記第3停止ボタン押圧操作時の演出基本データ番号で識別される演出の出力を行う(ステップS312)。一方、ステップS310において演出基本データ番号が「1000」未満であると判定した場合は(ステップS310;NO)、副制御部311は演出出力の遅延制御は行わずに即座に上記演出の出力を行う(ステップS312)。
主制御部308から第3停止操作終了コマンドを受信することにより、第3リール停止ボタンに対する押圧操作の解除が行われたと判定した場合(ステップS301;NO、ステップS305;NO、ステップS309;NO、ステップS313;YES)、副制御部311は、演出組合せテーブルT3を参照して、演出抽選処理において抽選された演出番号に対応する第3停止ボタン押圧解除時の演出基本データ番号が「1000」以上であるか否かを判定する(ステップS314)。演出基本データ番号が「1000」以上であると判定した場合は(ステップS314;YES)、副制御部311は計時を開始し、第3停止操作終了コマンド受信後の時間経過が演出遅延時間以上となった場合に(ステップS315;NO)、上記第3停止ボタン押圧解除時の演出基本データ番号で識別される演出の出力を行う(ステップS316)。一方、ステップS314において演出基本データ番号が「1000」未満であると判定した場合は(ステップS314;NO)、副制御部311は演出出力の遅延制御は行わずに即座に演出の出力を行う(ステップS316)。
以上説明したように、回胴式遊技機200は、演出抽選処理において、各操作(スタートレバー219押下操作、第1停止ボタン押圧操作、第2停止ボタン押圧操作、第3停止ボタン押圧操作、第3停止ボタン押圧解除操作)に対する演出を決定し、演出がボーナス告知演出の場合、当該ボーナス告知演出の出力契機となる操作に対する演出遅延時間を決定する。従って、回胴式遊技機200は、操作の種類毎にボーナス告知の演出遅延時間を複数有することとなるため、各操作が行われてから様々なタイミングで告知ランプ229の点灯、告知音等の出力を制御することができる。従って、遊技者が期待しているボーナス告知の演出が画一的なタイミングで出力されるのを防止し、遊技中の何れの時点においても遊技者が期待感を損なわず、期待感が持続するように、ボーナス告知の演出出力を制御することができる。
また、特に第3停止操作に対するボーナス告知の演出遅延時間が複数存在することによって、遊技者に一旦その回の遊技はボーナス不当選であると思わせてからボーナス告知の演出出力を行うことができ、また、第3停止操作に対するボーナス告知のタイミングが遅延することを既に認識している遊技者にとっては第3停止操作終了後もボーナス当選の期待感を持ち続けることができ、第3停止操作終了後の遊技性を向上させることができる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した実施形態は例示に過ぎず、本発明の技術思想の範囲内で各種の変形が可能である。変形例としては、例えば、以下のものがある。
(1)上述した実施形態では、演出遅延時間を抽選により決定するとして説明したが、演出遅延時間の決定方法は抽選に限定されることはなく、例えば、図15に示すような演出基本データテーブルT4を用いて演出遅延時間を決定してもよい。図15に示す基本データテーブルT4において、演出基本データ番号「1001」〜「1003」で識別される演出基本データの項目「告知ランプ」及び「告知音」には、予め演出遅延時間300msec、600msec、900msec等の数値が設定されている。本変形例では、演出制御手段は、図13に示す演出抽選処理のステップS404において、演出遅延時間を抽選する代わりに、演出基本データに設定されている演出遅延時間を取得することにより演出遅延時間を決定する。その他の処理は上記実施形態と同様である。
(2)上述した実施形態では、特定役告知手段として告知ランプ229の点灯、スピーカ227からの告知音を例に挙げたが、これに限定されることはなく、ボーナス確定を告知する演出を出力可能なものであればよい。例えば、画像表示装置231であってもよい。
(3)上述した実施形態では、図8に示す演出組合せテーブルT3において、第3停止操作についてのみ押圧時のみならず押圧解除時の項目が設けられているが、これに限定されることはなく、第1停止操作、第2停止操作等についても、押圧解除時の項目を設けてもよい。
(4)上述した実施形態では、スタートレバー219押下時の演出出力を図12のステップS208で行ったが、例えば、操作系コマンドとして、スタートレバー219が押下されたことを副制御部311に通知するコマンドを設けることにより、スタートレバー219押下時の演出出力をステップS210の「操作に応じた演出処理」において行ってもよい。
(5)上述した実施形態では、役を抽選する毎に演出抽選処理において演出遅延時間を算出したが、演出遅延時間の算出のタイミングはこれに限定されることはなく、操作が検出される毎に演出遅延時間を算出してもよい。
(6)上述した実施形態では、遊技にメダルを使用する回胴式遊技機について述べたが、メダルの代わりに遊技球を使用し回胴式遊技機と同様な遊技態様を有する遊技機にも本発明を適用することが可能である。
(7)上述した実施形態では、物理的なリールを回転させる図柄表示装置312を有する回胴式遊技機200について述べたが、図柄表示装置312に替えて前述の画像表示装置231と同様な機能を有する表示装置で図柄を変動表示するゲーム機(例えば、ビデオゲーム機)にも、本発明を適用することが可能である。
本発明の実施形態に係る回胴式遊技機の概観を示す図である。 同実施形態に係る左、中、右の各リールの図柄配列の一例を示す図である。 同実施形態に係る停止ボタンの断面図の一例を示す図である。 同実施形態に係る回胴式遊技機の制御回路構成を示す図である。 同実施形態に係る役抽選テーブルの一例を示す図である。 同実施形態に係る主制御部のROMに記憶されているコマンドの一例を示す図である。 同実施形態に係る演出抽選テーブルの一例を示す図である。 同実施形態に係る演出組合せテーブルの一例を示す図である。 同実施形態に係る演出基本データテーブルの一例を示す図である。 同実施形態に係る主制御部が行う遊技主制御処理を示すフローチャートである。 同実施形態に係る主制御部が行う遊技主制御処理を示すフローチャートである。 同実施形態に係る副制御部が行う遊技副制御処理を示すフローチャートである。 同実施形態に係る副制御部が行う演出抽選処理を示すフローチャートである。 同実施形態に係る副制御部が行う操作に応じた演出処理を示すフローチャートである。 変形例に係る役抽選テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
200 回胴式遊技機
201、202、203 表示窓
204 メダル投入口
205、206、207、208、209 入賞ライン表示
210、211、212、213、214 有効ラインLED
215 クレジット数表示装置
216、218 ベットボタン
219 スタートレバー
220、221、222 停止ボタン
223 払出数表示装置
224 メダル放出口
225 メダル受皿
226 トップランプ
227 スピーカ
228 精算ボタン
229 告知ランプ
231 画像表示装置
241 右サイドランプ
242 左サイドランプ
243 右パネルランプ
244 左パネルランプ
301 リール始動スイッチ
302 ベットボタンスイッチ
303 停止ボタンスイッチ
304 精算スイッチ
305 メダルセンサスイッチ
306 その他スイッチ
307 リセット回路
308 主制御部
309 ROM
310 RAM
311 副制御部
312 図柄表示装置
313 LED表示装置
314 ランプ表示装置
315 効果音発生装置
316 ホッパ制御装置
317 ライン表示装置
318 電源回路
319 ROM
320 RAM
321 確率設定装置
323 ホールコンピュータ
402、403、404 リール

Claims (4)

  1. 遊技者によって操作部が操作されたことを検出する操作検出手段と、
    抽選により入賞を許可する入賞役を決定する入賞役決定手段と、
    前記入賞役決定手段において特定の役の入賞が許可されている場合に作動する特定役告知手段と、
    前記特定役告知手段の作動を制御する演出制御手段と
    を備え、
    前記演出制御手段は、
    前記操作部が操作されたことが検出されてから所定時間が経過した後に前記特定役告知手段を作動させ、
    前記操作部の種類毎に前記所定時間を複数有することを特徴とする回胴式遊技機。
  2. 前記演出制御手段は、1回の遊技の中で遊技者に最後に操作される操作部の操作に対する前記所定時間を複数有することを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  3. 前記演出制御手段は、前記入賞役決定手段により特定の役の入賞が決定される毎に、前記操作部の操作に対する前記所定時間を決定することを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  4. 前記演出制御手段は、前記入賞役決定手段により特定の役の入賞が決定される毎に、前記特定役告知手段の作動を遅延させるべき操作部の種類を決定することを特徴とする請求項1又は3に記載の回胴式遊技機。
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