JP2008090444A - 行動表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】行動表示システムに関し、企業内の従業員がどのような行動状態(勤務状況)にあるのかを自動的に表示させる。
【解決手段】勤怠管理端末1−1から出社又は退社の時刻情報を各従業員の識別情報と共に送信し、各従業員対応のパソコン1−2は起動又は終了したときに従業員の識別情報及び起動時刻又は終了時刻を送信し、各従業員が出入りする社屋内の各室の出入り口の近傍に設置された入退室管理端末1−3は、出入りする際に入力される従業員の識別情報及び自端末装置の識別情報を送信し、それらの情報はLANを介してサーバ1−4に送られ、サーバ1−4は各端末から入力される情報を基に、各従業員の居所又は行動状態を表す情報を生成し、該行動状態の情報を一覧表形式で電子ペーパー1−7に表示する。また、各従業員は、行動の予定情報をその開始時刻及び終了時刻と共に入力し、該行動予定情報も一覧形式で表示されるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】勤怠管理端末1−1から出社又は退社の時刻情報を各従業員の識別情報と共に送信し、各従業員対応のパソコン1−2は起動又は終了したときに従業員の識別情報及び起動時刻又は終了時刻を送信し、各従業員が出入りする社屋内の各室の出入り口の近傍に設置された入退室管理端末1−3は、出入りする際に入力される従業員の識別情報及び自端末装置の識別情報を送信し、それらの情報はLANを介してサーバ1−4に送られ、サーバ1−4は各端末から入力される情報を基に、各従業員の居所又は行動状態を表す情報を生成し、該行動状態の情報を一覧表形式で電子ペーパー1−7に表示する。また、各従業員は、行動の予定情報をその開始時刻及び終了時刻と共に入力し、該行動予定情報も一覧形式で表示されるようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は、企業内のLAN(Local Area Network)に接続された各種端末から得られる情報を、LANに接続されたサーバにより収集し、各種端末を操作した各従業員の行動を示す情報を、該従業員が所属する部・課単位に電子ペーパー等に表示させる行動表示システムに関する。
昨今の企業では、従業員一人につき1台のパソコンを割り当て、部・課などのグループ単位にサーバを設け、それぞれのパソコンとサーバとをLANにより接続し、相互に連携して業務を遂行する職場形態が増えつつある。そのような職場形態に整備されるにつれて、サーバを利用した様々なソフトウェアシステムが開発・提案されている。
例えば、LANのサーバに保存された表計算ソフトウェアのファイルを、LANに接続されたグループ内のパソコンにより各従業員がアクセスし、通常のファイルの内容を変更するのと同じ方法で、各従業員が自身のパソコンから自身の行動予定のデータを、LANを経由してサーバに登録し、部・課等のグループ単位で他の従業員が該サーバに登録されたグループ内の従業員全員の行動予定を、自身のパソコン上で閲覧することができる行動予定表示システムなどが提案されている。
また、専用端末とGPS(Global Positioning System)とを利用し、出張者が一日の行動を表す本人の位置情報及びその時刻情報を専用端末からセンターに逐次送信して保存することにより、出張者が出張先から帰社した後、センターに保存された情報を基に出張の日報報告を作成することできる日報作成システムが、下記の特許文献1などに開示されている。
特許3399281号公報
しかしながら、上述した従来の行動予定表示システムでは、従業員が自身の行動予定の内容をパソコン等の端末から逐一入力してサーバ内の行動予定表に登録しないと、行動予定表は空白のままであるという問題点があった。また、急遽会議の予定が入った場合などは、予め登録しておいた予定内容と実際の行動とが一致しなくなってしまうという問題点があった。
本発明は上記の問題を解決し、従業員が自身の行動予定の内容を入力するのを失念するなどして、サーバ内の行動予定表に登録しなかった場合や、予め登録しておいた行動予定が急に変更になった場合などでも、行き先やどのような行動中か或いはこれからの行動予定等の情報を含む行動情報を自動的に情報収集し、表示することができる行動表示システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の行動表示システムは、企業内の従業員の居所又は行動状態を表示する行動表示システムであって、各従業員の出社又は退社の際の操作により入力された各従業員の識別情報及び操作時刻情報を送信する勤怠管理端末と、各従業員対応に備えられ、起動又は終了の操作がなされたときに、該従業員の識別情報及び起動時刻又は終了時刻を送信するパソコンと、各従業員が出入りする社屋内の各室の出入り口の近傍に設置され、従業員が出入りする際に入力された従業員の識別情報及び自端末装置の識別情報を送信する入退室管理端末と、前記勤怠管理端末、パソコン及び入退出管理端末とLANを介して接続され、前記勤怠管理端末、パソコン及び入退出管理端末から送信された情報を受信して格納し、該格納した情報を基に、各従業員の居所又は行動状態を表す情報を生成するサーバと、前記サーバにより生成された各従業員の居所又は行動状態の情報を受信し、該各従業員の居所又は行動状態の情報を一覧表形式で表示する表示手段と、を備えたことを第1の特徴とする。
また、前記表示手段は、前記サーバから送信された各従業員の居所又は行動状態の情報を受信する受信端末と、前記受信端末から出力されるグループ単位の従業員の情報を表示する電子ペーパーと、を備えたことを第2の特徴とする。
また、前記サーバは、前記勤怠管理端末、パソコン又は入退出管理端末から送信された情報を基に、各従業員の最新の居所又は行動状態を表す情報を生成することを第3の特徴とする。
また、前記サーバは、前記パソコンからアクセス可能なデータ入力画面の表示機能を備え、前記パソコンからブラウザにより該データ入力画面にアクセスして入力された、当該従業員の行動の予定開始時刻及び予定終了時刻を含む行動予定情報を、該従業員の識別情報と共に取り込んで格納し、該行動予定情報を基に各従業員の行動予定を表す情報を生成し、前記表示手段は、前記サーバより生成された各従業員の居所又は行動状態の情報と共に各従業員の行動予定を表す情報を受信して表示することを第4の特徴とする。
また、前記表示手段は、前記各従業員の予定開始時刻と予定終了時刻との間の時間軸に沿った範囲内に、前記行動予定の内容を表示することを第5の特徴とする。
本発明によれば、勤怠管理用端末とパソコンと入退室管理用端末とサーバとをLANにより接続し、勤怠管理用端末とパソコンと入退室管理用端末とから得られる各従業員の行き先や行動状態に関する情報をサーバで収集し、サーバは、それらの収集情報から各従業員の居所又は行動状態を表す情報を生成し、該情報を表示手段によって表示することにより、各従業員の居所や行動状態を自動的に表示することができる。また、それらを部・課等のグループ単位の部屋の壁面等に設置した電子ペーパーで表示することにより、グループ内の従業員の行動情報を一目で確認することが可能となる。
図1は本発明による行動表示システムの全体構成を示す。本発明の行動表示システムは、勤怠管理端末1−1と各従業員のパソコン1−2と入退室管理端末1−3とサーバ1−4とがLAN1−5により接続されている。また、サーバ1−4には送信端末1−6が接続され、サーバ1−4は決められた時間毎にサーバ1−4内の登録情報を送信端末1−6に出力し、該送信端末1−6は該登録情報を、電子ペーパー1−7に接続された受信端末1−8へ送信する。受信端末1−8は、該登録情報を受信して電子ペーパー1−7に出力し、電子ペーパー1−7は該登録情報を表示する。
ここで、勤怠管理端末1−1は、時刻情報生成機能を内部に備え、各従業員が出社又は退社の際に操作することにより入力される従業員の識別情報及び出社時刻又は退社時刻を記録し、その情報をLAN1−5に接続されたサーバ1−4に送信する。尚、従業員の識別情報の入力は、予め従業員に配布したカードに識別情報を記録しておき、勤怠管理端末1−1に該カードを読み取る機能を設け、該機能により従業員の識別情報を読み取る構成としてもよい。
パソコン1−2は、各従業員が業務を遂行するために各従業員に配備され、各従業員は、出社後自身のパソコン1−2を起動し、業務活動を開始するが、そのとき、パソコン1−2は起動時に当該従業員の識別情報及び起動時刻をLAN1−5に接続されたサーバ1−4に送信する。また、パソコン1−2の稼動を終了させる際にも、従業員の識別情報及び終了時刻をサーバ1−4に送信する。尚、従業員の識別情報をパソコン1−2の端末番号やユーザID等の識別情報に置き換えても良い。
入退室管理端末1−3は、時刻情報生成機能を内部に備え、社屋内の各フロアの出入り口ドアや会議室等の各室の出入り口ドアの近傍に設置され、従業員は、フロアや会議室のドアから出入りするときに、入退室管理端末1−3に従業員の識別情報を入力後、入退室ボタンを押す。
入退室管理端末1−3は、このとき入力される従業員の識別情報、入退室時刻情報及び自端末装置の識別情報を、LAN1−5により接続されたサーバ1−4に送信する。尚、従業員の識別情報の入力は、予め従業員に配布したカードに識別情報を記録しておき、入退室管理端末1−3に該カードを読み取る機能を設け、該機能により従業員の識別情報を読み取る構成としてもよい。その他、指紋情報を入力するなど、従業員を特定することができる機能を用いてもよい。
サーバ1−4は、勤怠管理端末1−1からの出社時刻情報及び退社時刻情報を含む勤怠情報、パソコン1−2からの起動時刻情報及び終了時刻情報を含むパソコン稼動情報、並びに入退室管理端末1−3からの入室時刻情報及び退室時刻情報を含む入退室情報を、LAN1−5を通して受信する。受信した各情報は、データの種別毎に保存し、そのデータを基に行動表示情報を生成して送信端末1−6に送信する。
図2に本発明のサーバの構成を示す。受信部2−1は、勤怠管理端末1−1、パソコン1−2及び入退出管理端末1−3とLAN1−5を介して入力される上記勤怠情報、パソコン稼動情報及び入退室情報をそれぞれ受信する。データ格納部2−2は、受信部2−1より受信した各情報を蓄積し保持する。従業員情報部2−3は、各従業員の識別情報と氏名とを対応付けるデータを保有し、前述のデータ格納部2−2に格納された各従業員の識別情報と突合せを行って、対応する氏名情報を取り出す機能を備える。
また、入退出端末管理部2−4には、各入退出管理端末1−3が設置された各フロア又は各会議室等の各室の名称と、入退出管理端末1−3の識別番号との対応付けデータを保有し、前述のデータ格納部2−2に格納された入退出管理端末1−3の識別情報との突合せを行って、対応する各室の名称を取り出す機能を備える。
表示生成部2−5は、データ格納部2−2に格納された情報を基に、各従業員の居所又は行動状態等の行動情報を一覧表形式で表示する情報を生成する。表示名称部2−6は、電子ペーパー1−7等に表示する行動表示名の情報を保有し、前述の表示生成部2−5に格納された行動情報とデータの突合せを行い、行動表示名を取り出す。送信部2−7は、表示生成部2−5から出力される行動表示情報を、決められた時間毎に送信端末1−6に送信する。
図3の(a)は従業員情報部2−3に保有されるデータ例を示す。同図に示すように従業員情報部2−3は、各従業員の識別情報、氏名及びパソコン番号の対応付けデータを保有する。同図の(b)は入退出端末管理部2−4に保有されているデータ例を示す。同図に示すように入退出端末管理部2−4は、入退出管理端末1−3の設置場所の名称及び識別情報(端末番号)との対応付けデータを保有する。
図3(c)は、データ格納部2−2に格納されたデータ例を示す。同図は、従業員A,B,C,D,Eの5名のグループ内に設置されたサーバ1−4内のデータ格納部のデータ例を示す。同図に示すように、勤怠管理端末1−1、パソコン1−2又は入退出管理端末1−3から入力される各情報を、それぞれ、従業員の識別情報(従業員番号)、氏名、送信端末の識別情報(送信端末番号)、受信情報種別及び発生時刻として対応付けて格納する。
尚、同図に示すデータ例は、勤怠管理端末1−1、パソコン1−2及び入退出管理端末1−3からの受信情報に対して、予め従業員の識別情報と氏名とを関連付けたデータを保有する従業員情報部2−3による突合せを行って氏名情報を取得し、入退室管理端末1−3の設置情報(例えば、Z会議室に設置された入退室管理端末ZZZ)を保有する入退出端末管理部2−4による突合せを行って室名情報を取得し、それらを取り込んだ行動表示情報のデータ例を示している。
以下、一例として従業員Aに関する行動表示データについて説明する。従業員Aは、出勤後、勤怠管理端末1−1に従業員識別情報“111111”を入力し、勤怠管理端末1−1に設置された出勤ボタンを押した後、自席のパソコン1−2を起動し、その際、ユーザID情報として、従業員識別情報“111111”を入力して稼動させたものとする。
この場合、サーバ1−4には、勤怠管理端末1−1に入力された従業員識別情報“111111”と発生時刻“2006/01/16/075000”と勤怠管理端末1−1の端末番号“Q”が勤怠管理端末1−1から送信され、また、従業員識別情報“111111”とパソコン起動時刻“2006/01/16/075500”とパソコン端末番号“AAA”がパソコン1−2から送信される。
サーバ1−4は、この情報を受信後、従業員情報部2−3に保有している従業員の氏名の情報を収集し、従業員識別情報、氏名、送信端末識別情報、受信情報種別及び発生時刻を、一覧表形式の各列名とし、入手した発生情報毎に1行ずつそれぞれの受信情報を格納する。同様の手順により、他の従業員D及び従業員Eの行動情報を蓄積し、従業員Dは、更に、入退室管理端末“ZZZ”に従業員識別情報“111114”を入力し、入室ボタンを押したことにより、その情報が蓄積される。尚、従業員B及び従業員Cは、何れの端末の操作を行っていないので、データ格納部2−2にはデータが蓄積されていない。
図3の(d)に表示生成部2−5のデータ例を示す。同図に示すように、従業員の識別情報、氏名、受信情報種別、表示可否及び表示名を対応付け、電子ペーパー1−7等の表示手段に表示するための情報を生成する。なお、表示する行動内容は、同一従業員に対して、最新の行動状態のみを表示する例を示している。
例えば、従業員Aについて説明すると、図3(c)に示す蓄積情報から、従業員Aに関する最新情報は、パソコン起動時刻であり、その情報を基に最新の行動の表示名を“在席”とする。同様の手順により、従業員Dの行動状態の表示名を“会議”とし、従業員Eの行動状態の表示名を“在席”とする。尚、従業員B及び従業員Cは、各端末の操作を行っていないので、データが蓄積されていないが、その情報を基に、少なくとも社内には存在しないので、行動状態の表示名を“社外”とする。
図4は電子ペーパー1−7の表示例を示す。同図は、図3(d)に示した表示生成部のデータ例を基に、2006年1月16日am10:00現在での或るグループ内の各従業員の勤務状況の表示例である。該表示例は、予めサーバ1−4に、例えば30分毎に表示生成部2−5のデータを送信する設定がなされているものとする。その他の実施形態として、表示生成部2−5のデータが更新されたときに更新後のデータを送信して電子ペーパー1−7の表示を更新する構成としてもよい。
また、前述の入退出管理端末1−3を各従業員のパソコン1−2の近傍に設置し、図3(b)に示す設置場所の情報を各パソコン1−2の設置場所に設定することにより、従業員が他の従業員の室やフロアに打ち合わせ等で出向いた場合など、出向いた先の情報を該パソコン近傍の入退出管理端末1−3から収集する。こうすることにより、電子ペーパー1−7上に各従業員A,B,C,D,Eの行動及び行き先が一覧表示されるので、各従業員がどのような勤務状況であるのかを瞬時に把握することができる。
図5はサーバ1−4の他の構成例を示す。同図において、受信部5−1は、勤怠管理端末1−1、パソコン1−2及び入退出管理端末1−3とLAN1−5を介して接続され、前述の勤怠情報、パソコン稼動情報及び入退室情報のほかに、各パソコン1−2から入力される各従業員自身の行動予約情報をそれぞれ受信する。
データ格納部2−2は、受信部5−1から受信した情報を蓄積し保持する。従業員情報部2−3は前述したとおり、各従業員の識別情報と氏名とを対応付けるデータを保有し、前述のデータ格納部2−2に格納された各従業員の識別情報と突合せを行って、対応する氏名情報を取り出す機能を備える。
表示生成部2−5は、データ格納部2−2に格納された情報を基に、各従業員の居所又は行動状態及び行動予約情報を含む行動情報を一覧表形式で表示する情報を生成する。表示名称部2−6は、電子ペーパー1−7等に表示する行動表示名の情報を保有し、前述の表示生成部2−5に格納された行動情報とデータの突合せを行い、行動表示名を取り出す。送信部2−7は、表示生成部2−5から出力される行動表示情報を、決められた時間毎に送信端末1−6に送信する。
図6(a)に行動予約の入力例を示す。各従業員は予め自身の行動予定を以下のようにして入力する。各従業員は、自身のパソコン1−2を起動後にブラウザを起動し、サーバ1−4の行動予約情報のデータ入力画面のページアドレスを選択し、該データ入力画面を表示し、該データ入力画面の入力欄から入力する構成とすることができる。入力情報は、自身の従業員の識別情報、行動名、予定開始時刻及び予定終了時刻を少なくとも入力するものとする。サーバ1−4は、入力された各従業員の予約情報をデータ格納部2−2に格納する。
図6(b)にデータ格納部の行動予約情報を含むデータ例を示す。同図は、例えば、従業員A,B,C,D,Eの5名のグループ内に設置されたサーバ1−4内のデータ格納部2−2のデータ例を表している。尚、同図の表示例では、勤怠管理端末1−1、パソコン1−2及び入退出管理端末1−3からの受信情報に対して、予め従業員の識別情報と氏名とを関連付けたデータを保有する従業員情報部2−3による突合せを行って氏名情報を取得し、入退室管理端末1−3の設置情報(例えば、Z会議室に設置された入退室管理端末ZZZ)を保有する入退出端末管理部2−4による突合せを行って室名情報を取得し、それらを取り込んだ行動表示情報のデータ例を示している。
以下、一例として従業員Bに関するデータ格納部2−2のデータについて説明する。従業員Bは、予め図6(a)に示す行動予約情報の入力を完了し、データ格納部2−2は、その情報を基に、従業員の識別情報“111112”、氏名“B”、送信端末番号“パソコンBBB”、受信情報種別“出張予定”、開始時刻“2006/01/16/080000”、終了時刻“2006/01/16/180000”に編集した情報を格納する。同様の手順により従業員Cの情報も格納される。尚、従業員A、従業員D及び従業員Eは、図3(c)に示した内容と同一であるので説明は省略するが、図3(c)の「発生時刻」の列名を「開始時刻」に置き換えている。
図7の(a)は表示生成部の行動予約情報を含むデータ例を示す。同図に示すように、従業員の識別情報、氏名、受信情報種別、表示可否及び表示名を対応付け、電子ペーパー1−7等の表示手段に表示するための情報を生成する。ここでは、表示する内容は、同一従業員に対して、最新の時刻の行動情報のみを表示する例を示している。
一例として従業員Bについて説明すると、図6(b)に示すデータ格納部のデータ例から、従業員Bに関する行動情報は“出張予定”であり、その表示名を“出張″とする。同様の手順により従業員Cの表示名を“休暇”とする。尚、従業員A、従業員D及び従業員Eは、それぞれ各端末の操作を行っており、その端末の操作によって入力される情報を基に、従業員A、従業員D及び従業員Eについて最新時刻の行動の表示情報を生成する。
図7(b)は電子ペーパーの行動予約情報を含む表示例を示す。同図は、図7(a)の表示生成部のデータを基に、一例として2006年1月16日am10:00現在での各従業員の勤務状況の表示例を示している。該表示例は、予めサーバ1−4に、30分毎に表示生成部2−5のデータを送信する設定がなされているものとする。その他の実施形態として、表示生成部2−5のデータが更新されたときに更新後のデータを送信して電子ペーパー1−7の表示を更新する構成としてもよい。
各従業員の行動表示の欄は、時間軸に沿ってある程度の幅を持たせて表示し、例えば、従業員Bは、“出張”の行動予定を、予定開始時刻と予定終了時刻との間の時間軸に沿った範囲内に表示する。なお、従業員A、従業員D及び従業員Eの表示開始時刻を、一律に会社の始業時刻の8:00を例として表示しているが、特にこの時刻に限られるものではない。また、従業員A、従業員D及び従業員Eの行動の終了時刻として現在の時刻を表示しているが、この表示に限られるものではない。従業員B及び従業員Cについては、予約された行動予定の開始時刻と終了時刻を基に行動を表示している。
更に、行動予定時刻の入力は随時可能とし、同一日の行動に対して、各端末からの情報と予約情報とが同時に表示される構成としてもよい。本例のように、行動予定の情報を時間軸に沿って表示させることにより、各従業員がどのような行動予定であるのかの情報と現在の行動状態の情報とを一つの画面で表示することができる。
1−1 勤怠管理端末
1−2 パソコン
1−3 入退室管理端末
1−4 サーバ
1−5 LAN
1−6 送信端末
1−7 電子ペーパー
1−8 受信端末
1−2 パソコン
1−3 入退室管理端末
1−4 サーバ
1−5 LAN
1−6 送信端末
1−7 電子ペーパー
1−8 受信端末
Claims (5)
- 企業内の従業員の居所又は行動状態を表示する行動表示システムであって、
各従業員の出社又は退社の際の操作により入力された各従業員の識別情報及び操作時刻情報を送信する勤怠管理端末と、
各従業員対応に備えられ、起動又は終了の操作がなされたときに、該従業員の識別情報及び起動時刻又は終了時刻を送信するパソコンと、
各従業員が出入りする社屋内の各室の出入り口の近傍に設置され、従業員が出入りする際に入力された従業員の識別情報及び自端末装置の識別情報を送信する入退室管理端末と、
前記勤怠管理端末、パソコン及び入退出管理端末とLANを介して接続され、前記勤怠管理端末、パソコン及び入退出管理端末から送信された情報を受信して格納し、該格納した情報を基に、各従業員の居所又は行動状態を表す情報を生成するサーバと、
前記サーバにより生成された各従業員の居所又は行動状態の情報を受信し、該各従業員の居所又は行動状態の情報を一覧表形式で表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする行動表示システム。 - 前記表示手段は、前記サーバから送信された各従業員の居所又は行動状態の情報を受信する受信端末と、前記受信端末から出力されるグループ単位の従業員の情報を表示する電子ペーパーと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の行動表示システム。
- 前記サーバは、前記勤怠管理端末、パソコン又は入退出管理端末から送信された情報を基に、各従業員の最新の居所又は行動状態を表す情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の行動表示システム。
- 前記サーバは、前記パソコンからアクセス可能なデータ入力画面の表示機能を備え、前記パソコンからブラウザにより該データ入力画面にアクセスして入力された、当該従業員の行動の予定開始時刻及び予定終了時刻を含む行動予約情報を、該従業員の識別情報と共に取り込んで格納し、該行動予約情報を基に各従業員の行動予定を表す情報を生成し、
前記表示手段は、前記サーバより生成された各従業員の居所又は行動状態の情報と共に各従業員の行動予定を表す情報を受信して表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の行動表示システム。 - 前記表示手段は、前記各従業員の予定開始時刻と予定終了時刻との間の時間軸に沿った範囲内に、前記行動予定の内容を表示することを特徴する請求項4に記載の行動表示システム。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090212 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110913 |