JP2008089215A - 加湿制御装置、加湿制御システム、加湿制御方法及び加湿制御プログラム - Google Patents

加湿制御装置、加湿制御システム、加湿制御方法及び加湿制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行うことにある。
【解決手段】加湿制御装置30は、室内における湿度を測定するための湿度センサの計測値に基づき、室内の加湿制御を行い、基準設定部13と加湿制御部11とを備える。基準設定部13は、二以上の湿度センサ20A,20Bの計測値から所定の湿度判定値を取得するための基準を設定する。加湿制御部11は、前記基準に従って湿度判定値を取得し、湿度判定値に基づき室内の加湿運転又は加湿停止の指令を生成するとともに、指令を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、加湿制御装置、加湿制御システム、加湿制御方法及び加湿制御プログラムに関する。
従来、室内における加湿制御は、室内に取り付けられた湿度センサにより計測した湿度に基づいて加湿器の制御を行う。
しかし、湿度センサの設置場所により適正な湿度を計測できない場合が多くある。例えば、テナントビルの場合、湿度センサの設置後に入居したテナントが偶然湿度センサの直下に湯沸かし器等を設定した場合、計測する湿度が高くなってしまい、室内全体として必要な加湿が行われないことになる。また、一旦取り付けた湿度センサを室内の使用状態に応じて付け替えることは、コストや手間がかかる。
そこで、本発明の目的は、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行える加湿制御装置、加湿制御システム、加湿制御方法及び加湿制御プログラムを提供することである。
第1発明に係る加湿制御装置は、室内における湿度を測定するための湿度センサの計測値に基づき、室内の加湿制御を行う加湿制御装置であって、基準設定部と、加湿制御部とを備える。基準設定部は、二以上の湿度センサの計測値から所定の湿度判定値を取得するための基準を設定する。加湿制御部は、同基準に従って湿度判定値を取得し、同湿度判定値に基づき室内の加湿運転又は加湿停止の指令を生成するとともに、同指令を実行する。
これにより、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行うことができる。
第2発明に係る加湿制御装置は、第1発明の加湿制御装置であって、基準設定部が、湿度センサの計測値のうち高い方又は低い方を前記湿度判定値とする第1基準を上記基準として設定し、加湿制御部は、第1基準に従って湿度判定値を取得する。
これにより、湿気を避けたい場合や、或いは十分な湿度を確保したい場合において、適切な湿度制御を行うことができる。
第3発明に係る加湿制御装置は、第2発明の加湿制御装置であって、基準設定部が、時間に応じて湿度センサの計測値のうち高い方と低い方とを切替える。例えば、昼間は乾燥を防止するため低い方の計測値を選択し、夜は高い方の計測値を選択するよう設定する。
これにより、使用状態だけでなく時間に応じた適切な湿度制御を行うことができる。
第4発明に係る加湿制御装置は、第2発明の加湿制御装置であって、基準設定部は更に、湿度センサのうち予め指定されたいずれかの湿度センサの計測値を湿度判定値とする第2基準を上記基準として設定し、加湿制御部は、第2基準に従って湿度判定値を取得する。同加湿制御装置においては更に、第1基準と第2基準とは切替可能である。
これにより、あらゆる状況に応じた湿度制御を行うことができる。
第5発明に係る加湿制御装置は、第1から第4発明のうちいずれかの加湿制御装置であって。湿度センサは三以上あり、基準設定部は、三以上の湿度センサのうち予め指定されたいずれかの湿度センサを除外する第3基準を基準として設定する。更に、加湿制御部は、第3基準に従って排除された湿度センサ以外の湿度センサの計測値を湿度判定値として取得する。
これにより、例えば湿度センサが湿度計測に不適切な場所(例えば、湯沸かし器の上)に位置した場合であっても、適切な加湿制御を行うことができる。
第6発明に係る加湿制御装置は、第5発明の加湿制御装置であって、第1基準から第3基準は切替可能である。
これにより、あらゆる状況に応じた湿度制御を行うことができる。
第7発明に係る加湿制御装置は、第1発明の加湿制御装置であって、前記基準の内容を時間に応じて変更する。ここで、基準の内容とは、例えば、設定している基準の種類、第1基準の湿度判定値を高い方から低い方へ変更する或いはその逆の変更、第2基準において選択されている湿度センサを変更すること等をいう。
これにより、あらゆる状況に応じた湿度制御を行うことができる。
第8発明に係る加湿制御装置は、第1発明の加湿制御装置であって、加湿制御部は、加湿運転の指令を生成する場合において、更に湿度判定値に基づき加湿運転の加湿能力を制御する指令を生成する。ここで、加湿運転の加湿能力とは、強、弱等のレベルをいう。
これにより、より決め細やかな湿度制御を行うことができる。
第9発明に係る加湿制御システムは、第1発明の加湿制御装置と、管理装置と、二以上の湿度センサとを備える。管理装置は、加湿制御装置と通信可能であり上記基準を入力可能とする。湿度センサは加湿制御装置に計測値を送信する。
これにより、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行うことができる。
第10発明に係る加湿制御方法は、室内における湿度を測定するための湿度センサの計測値に基づき、室内の加湿制御を行う加湿制御方法であって、第1ステップから第3ステップを備える。第1ステップにおいては、二以上の湿度センサの計測値から所定の湿度判定値を取得するための基準を設定する。第2ステップにおいては、同基準に従って湿度判定値を取得し、湿度判定値に基づき室内の加湿運転又は加湿停止の指令を生成する。第3ステップにおいては、同指令を実行する。
これにより、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行うことができる。
第11発明に係る加湿制御プログラムは、室内における湿度を測定するための湿度センサの計測値に基づき、室内の加湿制御を行うための加湿制御プログラムであって、第1ステップから第3ステップをコンピュータに実行させる。第1ステップにおいては、二以上の湿度センサの計測値から所定の湿度判定値を取得するための基準を設定する。第2ステップにおいては、同基準に従って湿度判定値を取得し、湿度判定値に基づき室内の加湿運転又は加湿停止の指令を生成する。第3ステップにおいては、同指令を実行する。
これにより、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行うことができる。
第1発明に係る加湿制御装置は、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行うことができる。
第2発明に係る加湿制御装置は、湿気を避けたい場合や、或いは十分な湿度を確保したい場合において、適切な湿度制御を行うことができる。
第3発明に係る加湿制御装置は、使用状態だけでなく時間に応じた適切な湿度制御を行うことができる。
第4発明に係る加湿制御装置は、あらゆる状況に応じた湿度制御を行うことができる。
第5発明に係る加湿制御装置は、例えば湿度センサが湿度計測に不適切な場所に位置した場合であっても、適切な加湿制御を行うことができる。
第6発明に係る加湿制御装置は、あらゆる状況に応じた湿度制御を行うことができる。
第7発明に係る加湿制御装置は、あらゆる状況に応じた湿度制御を行うことができる。
第8発明に係る加湿制御装置は、より決め細やかな湿度制御を行うことができる。
第9発明に係る加湿制御システムは、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行うことができる。
第10発明に係る加湿制御方法は、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行うことができる。
第11発明に係る加湿制御プログラムは、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行うことができる。
<本実施形態に係る加湿制御システムの概略構成>
本実施形態に係る加湿制御システム1について、図1および図2を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態における加湿制御システム1(図2)を含む空調制御システム全体の概略構成図であり、加湿器10、湿度センサ20A,20B、コントローラ30、全熱交換器40、管理装置50、室外機61と室内機62とからなる空調機60、温度センサ63及びCO2センサを備える。加湿器10、湿度センサ20A,20B、コントローラ30及び管理装置50は、後述するように本実施形態による加湿制御システム1を構成する。コントローラ30は、各フロアにおける各機器からの情報を管理装置50に送信したり、管理装置50からの指令或いは所定の入力手段を介したローカル操作による指令を各機器に送信したりする。全熱交換器40及び空調機60は、加湿器10と協働して、湿度センサ20A,20Bからの湿度情報、温度センサ63からの温度情報、CO2センサからのCO2量情報に基づき室内の空調制御を行う。
図2は、本実施形態における加湿制御システム1の概略構成を示す。加湿制御システム1において、加湿器10は、コントローラ30からの指令を受けて、ダクトDTを介して室内を加湿する。湿度センサ20A,20Bは室内の湿度を計測し、その計測値を、通信線2を介してコントローラ30に送信する。コントローラ30は受信した計測値情報を管理装置50に送信する。管理装置50は、建物全体の空調の制御や管理を行うサーバやコンピュータを含み、建物の各フロアにおける各機器の情報をコントローラ30を介して受信すると共に、自ら保持する情報を各機器に送信する。なお、本実施形態においては、加湿器10は、テナント区画毎に設置され、更に室内を間仕切りPTによって仕切っている例を挙げている。
<加湿制御部の概略構成>
図3は、加湿制御システム1の構成及び各情報の流れを示す。コントローラ20は加湿制御部11と基準設定部13とを有し、加湿器10は加湿実行部12を有する。加湿制御部11は、加湿器10の加湿能力(例えば、加湿能力を強又は弱に設定)を制御する能力制御部11aと、加湿器10の運転の発停を制御する発停制御部11bとを含む。加湿実行部12は能力制御部11aや発停制御部11bからの指令を受けて加湿を実行又は停止する。基準設定部13は、管理装置50において所定の入力手段により入力された単数又は複数の基準情報を受信し保持すると共に、いずれかの基準を設定する。
同基準情報は、湿度センサ20A、20Bの計測値から加湿制御の判定基準となる湿度判定値を得るための基準情報である。具体的には、湿度センサ20A、20Bの計測値のうち高い方を選択する基準(以下、自動基準と呼ぶ)や、湿度センサ20A、20Bのうち予め指定されたいずれかの湿度センサの計測値を湿度判定値とする基準(以下、固定基準と呼ぶ)である。自動基準及び固定基準は時間や室内の使用状態に応じて切り替え可能に設定されていてもよい。
また、加湿制御部11は、管理装置50より室内機62の設定温度、加湿許可信号の有無、室内機62の発停指令を受信すると共に、湿度センサ20A、20Bから湿度の計測値を受信する。なお、湿度センサ20A,20Bにおける計測値の測定は、一定間隔で行われてもよいし、変則的であってもよい。例えば、加湿器10が運転しているときは短時間間隔で測定し、停止しているときは長時間間隔で測定するようにしてもよい。
これらの情報に基づき後述する手順で加湿制御を行う。また、後述するように加湿制御動作の条件判定にヒステリシスをもたせるために予め設定した湿度の上下限マージンを管理装置50より受信する。この上下限マージンはパラメータ化して管理装置50を介して変更可能としてもよい。
<本実施形態に係る加湿制御システムの処理の流れ>
上記加湿制御システム1の処理の流れを、図4及び図5のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、図4に示すように、加湿制御部11は、基準設定部13において固定基準が設定されているかどうかを判断する(S101ステップ)。固定基準が設定されている場合は、更に湿度センサ20Aが固定されているかどうかを判断する(S102ステップ)。20Aに固定されている場合は20Aの計測値を取得し(S104ステップ)、20Aに固定されていない場合、すなわち20Bに固定されている場合は20Bの計測値を取得する(S105ステップ)。
一方、固定基準が設定されていない場合、すなわち自動基準が設定されている場合は、湿度センサ20Aの計測値と湿度センサ20Bの計測値とを比較し(S103ステップ)、20Aの計測値が20B以上である場合は20Aの計測値を取得する(S104ステップ)。20Aの計測値が20B未満である場合は、20Bの計測値を取得する(S105ステップ)。
次に、図5に示すように、加湿制御部11は、加湿許可信号を受信しているかどうかを判断する(S106ステップ)。加湿許可信号を受信していない場合は、加湿停止指令を出す(S114ステップ)。加湿許可信号を受信している場合はいずれかの室内機が運転中であるかどうかを判断する(S107ステップ)。運転中でない場合は加湿停止指令を出す(S114ステップ)。
S107ステップにおいて、いずれかの室内機が運転中である場合は、更にS104ステップ又はS105ステップにおいて取得した計測値が設定湿度未満であるかどうかを判断する(S108ステップ)。設定湿度未満である場合は、同計測値が設定湿度−下限マージンの値を超えるかどうかを判断する(S109ステップ)。一方、計測値が設定湿度以上である場合は、同計測値が設定湿度+上限マージンの値以下であるかどうかを判断する(S110ステップ)。
S109ステップにおいて、計測値が設定湿度−下限マージンの値を超える場合は加湿運転指令、及び加湿能力を”弱“又は”強“とする指令を出す(S111ステップ)。計測値が設定湿度−下限マージンの値以下である場合は、加湿運転指令及び加湿能力を”強“とする指令を出す(S112ステップ)。
S110ステップにおいて、計測値が設定湿度+上限マージンの値以下である場合は、加湿運転指令及び加湿能力を“弱”とする指令か、若しくは停止指令を出す(S113ステップ)。計測値が設定湿度+上限マージンの値を越える場合は、加湿停止指令を出す(S114ステップ)。
図6は、上記処理による制御動作を示すグラフである。同図に示すように、上記制御動作の条件判定に一定のヒステリシスを持たせることにより、計測湿度が急激に変化した場合にハンチング等を防止できるようにしている。
具体的には、湿度判定値に上限マージン及び下限マージンを持たせており、これらのマージンの範囲内にある計測値に対しては、現在の加湿器10の運転動作に応じて次の運転動作を決定している。すなわち、計測値が設定湿度未満であってかつ設定湿度−下限マージンの値を超える場合(図5のS108〜S109ステップ)、加湿器10が現在停止中又は運転中であって加湿能力が“弱”の状態である場合は、加湿能力を“弱”とする指令を出す(S111ステップ)。一方、加湿器10が現在運転中であって加湿能力が“強”の状態である場合は、同じ加湿能力を“強”とする指令を出し(S111ステップ)、状態を維持する。
また、計測値が設定湿度以上であってかつ設定湿度+上限マージンの値以下である場合(図5のS108、S110ステップ)、加湿器10が運転中であって加湿能力が“強”又は“弱”の状態である場合は、加湿能力を“弱”とする指令を出す(S113ステップ)。一方、加湿器10が停止中である場合は、加湿停止指令を出し(S113ステップ)、状態を維持する。
このように、制御動作の判定条件に一定のヒステリシスを持たせることにより、計測湿度が急激に変化した場合であってもハンチング等を防ぐことができる。
<本実施形態に係る空調制御システムの特徴>
(1)
本実施形態に係る加湿制御システム1においては、基準設定部13において設定されている基準に従って加湿制御部11が湿度判定値を決定し、同湿度判定値に基づいて加湿運転、加湿停止、加湿能力制御を行うため、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行うことができる。
(2)
本実施形態に係る加湿制御システム1においては、基準設定部13が、湿度センサ20A,20Bの計測値のうち高い方又は低い方を湿度判定値とする自動基準と、湿度センサ20A,20Bのうち予め指定されたいずれかの湿度センサの計測値を湿度判定値とする第2基準とを設定し、これらの基準に従って加湿制御を行うため、湿気を避けたい場合や、或いは十分な湿度を確保したい場合において、適切な湿度制御を行うことができる。また、これらの基準は時間等に応じて切り替え可能であるため、使用状態だけでなく時間に応じた適切な湿度制御を行うことができる。
(3)
本実施形態に係る加湿制御システム1においては、加湿制御部11は、加湿運転の指令を出す場合に、更に加湿能力制御も行うため、あらゆる状況に応じた適切な湿度制御を行うことができる。また、加湿能力制御に際しては、湿度判定値に上下限マージンを設け、条件判定にヒステリシスを持たせることができるため、急激な湿度変化にも対応できる。
<変形例>
(A)
上記実施形態においては一加湿器に対しセンサの数は二つであるが、三つ以上も受けてもよい。この場合、基準設定部13は、三以上の湿度センサのうち予め指定されたいずれかの湿度センサを除外する別の基準を設定し、加湿制御部11は、第3基準に従って排除された湿度センサ以外の湿度センサの計測値を湿度判定値として加湿制御してもよい。これにより、例えば湿度センサが湿度計測に不適切な場所(例えば、湯沸かし器の上)に位置した場合であっても、適切な加湿制御を行うことができる。また、この別の基準は、上記実施形態における自動基準や固定基準と切替可能としてもよい。
(B)
上記実施形態においては、基準設定部13において設定されている固定基準は、運転中の室内機62付近に設定されている湿度センサの計測値を湿度判定値とするようにしてもよい。運転中の室内機62の付近には人が多くいる可能性が高いことから、より効果的な加湿制御を実現できる。また、より正確な加湿制御を行うため、ダクトDTの吹き出し口から離れたセンサの計測値を湿度判定値とするようにしてもよい。
(C)
上記実施形態においては、基準設定部13において設定されている自動基準は湿度センサ20A、20Bの計測値のうち高い方を湿度判定値としているが、低い方であってもよい。或いは、高い方と低い方とを時間に従って切り替えできるようにしてもよい。例えば、昼間は乾燥を防止するため、低い方の計測値を取得し、夜は高い方の計測値を取得するようにする。これにより、より決め細やかな湿度制御を行うことができる。
本発明は、使用状態が多様であることによって湿度にむらがある室内においても、適切な湿度制御を行えるという効果を有し、加湿制御装置、加湿制御システム、加湿制御方法及び加湿制御プログラムとして有用である。
本発明の実施形態に係る空調制御システムの概略図。 本発明の実施形態に係る加湿制御システムの概略構成図。 本発明の実施形態に係る加湿制御装置の構成と情報の流れとを示す図。 本発明の実施形態に係る加湿制御システムの処理の流れの前半部を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る加湿制御システムの処理の流れの後半部を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る加湿制御システムの制御動作を示す図。
符号の説明
1 加湿制御システム
2 通信線
10 加湿器
11 加湿制御部
11a 能力制御部
11b 発停制御部
12 加湿実行部
13 基準設定部
20A,20B 湿度センサ
21 CO2センサ
30 コントローラ(加湿制御装置)
40 全熱交換器ユニット
50 中央監視装置
60 空調機
61 室外機
62 室内機
63 温度センサ

Claims (11)

  1. 室内における湿度を測定するための湿度センサの計測値に基づき、前記室内の加湿制御を行う加湿制御装置(30)であって、
    二以上の前記湿度センサ(20A,20B)の前記計測値から所定の湿度判定値を取得するための基準を設定する基準設定部(13)と、
    前記基準に従って前記湿度判定値を取得し、前記湿度判定値に基づき前記室内の加湿運転又は加湿停止の指令を生成するとともに、前記指令を実行する加湿制御部(11)と、
    を備える、加湿制御装置。
  2. 前記基準設定部(13)は、前記湿度センサ(20A,20B)の前記計測値のうち高い方又は低い方を前記湿度判定値とする第1基準を前記基準として設定し、
    前記加湿制御部(11)は、前記第1基準に従って前記湿度判定値を取得する、
    請求項1記載の加湿制御装置。
  3. 前記基準設定部(13)は、時間に応じて前記湿度センサ(20A,20B)の前記計測値のうち高い方と低い方とを切替える、
    請求項2記載の加湿制御装置。
  4. 前記基準設定部(13)は更に、前記湿度センサ(20A,20B)のうち予め指定されたいずれかの湿度センサの計測値を前記湿度判定値とする第2基準を前記基準として設定し、
    前記加湿制御部(11)は、前記第2基準に従って前記湿度判定値を取得し、
    前記第1基準と前記第2基準とは切替可能である、
    請求項2記載の加湿制御装置。
  5. 前記湿度センサは三以上あり、
    前記基準設定部(13)は、前記三以上の湿度センサのうち予め指定されたいずれかの湿度センサを除外する第3基準を前記基準として設定し、
    前記加湿制御部(11)は、前記第3基準に従って排除された湿度センサ以外の湿度センサの計測値を前記湿度判定値として取得する、
    請求項1から4のいずれかに記載の加湿制御装置。
  6. 前記第1基準から第3基準は切替可能である、
    請求項5に記載の加湿制御装置。
  7. 前記基準設定部(13)は、前記基準の内容を時間に応じて変更する、
    請求項1に記載の加湿制御装置。
  8. 前記加湿制御部(11)は、前記加湿運転の指令を生成する場合において、更に前記湿度判定値に基づき前記加湿運転の加湿能力を制御する指令を生成する、
    請求項1に記載の加湿制御装置。
  9. 請求項1に記載の加湿制御装置(30)と、
    前記加湿制御装置と通信可能であり、前記基準を入力可能な管理装置(50)と、
    前記加湿制御装置に前記計測値を送信する二以上の湿度センサ(20A,20B)と、
    を備える、加湿制御システム。
  10. 室内における湿度を測定するための湿度センサの計測値に基づき、前記室内の加湿制御を行う加湿制御方法であって、
    二以上の前記湿度センサ(20A,20B)の前記計測値から所定の湿度判定値を取得するための基準を設定する第1ステップと、
    前記基準に従って前記湿度判定値を取得し、前記湿度判定値に基づき前記室内の加湿運転又は加湿停止の指令を生成する第2ステップと、
    前記指令を実行する第3ステップと、
    を備える、加湿制御方法。
  11. 室内における湿度を測定するための湿度センサの計測値に基づき、前記室内の加湿制御を行うための加湿制御プログラムであって、
    二以上の前記湿度センサ(20A,20B)の前記計測値から所定の湿度判定値を取得するための基準を設定する第1ステップと、
    前記基準に従って前記湿度判定値を取得し、前記湿度判定値に基づき前記室内の加湿運転又は加湿停止の指令を生成する第2ステップと、
    前記指令を実行する第3ステップと、
    をコンピュータに実行させるための加湿制御プログラム。
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