JP2008088105A - 皮膚若しくは毛髪用化粧料 - Google Patents
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Abstract
【目的】外用剤として直接皮膚に塗布した場合に、皮膚を害することなく皮膚の働きを活性化し、皮膚の再生を助け皮膚を滑らかにすると共に、角質剥離、小じわの緩和、皮膚の柔軟化等に効果を示す化粧料を提供する。
【構成】皮膚若しくは毛髪用化粧料基材に、かぼちゃの果実又は/及び種子を、乳酸菌で発酵させることにより得られる発酵物を配合することによって、皮膚を刺激することなく蛋白質を分解し、老化した細胞を除去して皮膚を滑らかにする。
【選択図】なし
【構成】皮膚若しくは毛髪用化粧料基材に、かぼちゃの果実又は/及び種子を、乳酸菌で発酵させることにより得られる発酵物を配合することによって、皮膚を刺激することなく蛋白質を分解し、老化した細胞を除去して皮膚を滑らかにする。
【選択図】なし
Description
この発明は、皮膚の美容と健康に優れた効果を与える皮膚若しくは毛髪用化粧料に関するものである。
皮膚の健全な生理機能を維持し、健康な美肌を維持するため、皮膚化粧料中に、ビタミン、レンゲソウ、ヒアルロン酸その他各種の添加物を加えることは公知である。
また、薬用化粧料として、皮膚を害することなく、皮膚の働きを活性化し、皮膚の再生を助け、皮膚を滑らかにすると共に、肌荒れや老化の治療、予防にも効果を示す薬用化粧料も数多く提案されているが、これらはいずれも未だ十分満足すべきものではない。
一方、かぼちゃは食物として汎用されている。かぼちゃ、特にペポカボチャ(ウリ科 Cucurbita PePo L.)は、種子が熟すると急速な自己分解が始まり、種子が発芽するのに肥沃な環境を自ら作ろうとする特性を有する。
しかして、従来の殆どの化粧料は、角質剥離、小じわの緩和、皮膚の柔軟化などの作用の点で不十分であり、そのため老化した皮膚を除去して皮膚を滑らかにする作用の点で、未だ十分満足すべきものではなかった。
この発明は、皮膚を害することなく皮膚の働きを活性化し、角質剥離、小じわの緩和、皮膚の柔軟化等に効果を示し、その結果老化した皮膚を除去し、皮膚の再生を助け皮膚を滑らかにする化粧料を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明者は鋭意研究の結果、かぼちゃの果実又は/及び種子を乳酸菌で発酵させることにより得られる発酵物が、優れた蛋白質分解酵素を含んでいることを見出した。そして、この発酵物を皮膚若しくは毛髪用化粧料基材に配合した化粧料は、外用剤として直接皮膚に塗布した場合に皮膚を害することなく皮膚の働きを活性化し、角質剥離、小じわの緩和、皮膚の柔軟化等に卓越した効果を示し、皮膚の再生を助け皮膚を滑らかにすることを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、皮膚若しくは毛髪用化粧料基材に、かぼちゃの果実又は/及び種子を、乳酸菌で発酵させることにより得られる発酵物を配合したことを特徴とする。
前記かぼちゃとしては、ペポカボチャ(ウリ科 Cucurbita PePo L.)を使用するのが好ましい(請求項2)。また、前記乳酸菌としては、乳酸球菌と乳酸桿菌(Lactobacillus属)があるが、乳酸桿菌を使用するのが好ましい(請求項3)。前記発酵物は、発酵物からの抽出物若しくは圧搾液であるのが好ましい(請求項3)。
本発明の化粧料は、外用剤として直接皮膚に塗布した場合に、肌荒れの治療及び予防に著しく顕著な効果を示すと共に、皮膚を害することなく、皮膚の働きを活性化し、角質剥離、小じわの緩和、皮膚の柔軟化等に卓越した効果を示し、皮膚の再生を助け皮膚を滑らかにする。
本発明に使用するかぼちゃは、その果実又は/及び種子であり、かぼちゃ発酵物は、かぼちゃの果実又は/及び種子に、乳酸菌、好ましくは乳酸桿菌(Lactobacillus属)を加えて、常法により発酵させることにより得られる。
このようにして得られた発酵物から、水、1,3−ブチレングリコ−ル及びエタノール等の有機溶媒の単独若しくは混合物で、常温若しくは加熱下で抽出することによって抽出物が得られる。圧搾液(生の汁)は、発酵物を圧搾することにより得られる。
本発明の化粧料基剤は、公知のものを使用すれば良く特に限定されない。また剤型は、特に限定されず、例えば、クリーム、ローション、パック、ファンデーション、シャンプー、リンス、ヘアートニック、浴剤及び石鹸等が挙げられる。
化粧料基剤へのかぼちゃ発酵物の抽出液若しくは圧搾液の添加量は、広範囲に変化させることができるが、例えば、0.1〜30重量%、特に1〜10重量%が好ましい。尚、抽出液の場合は、溶媒を除去した濃縮物としての割合である。
上記のようにして得たかぼちゃ酵素抽出液の5%水溶液を使用し、19〜43歳の男女合計12名に、ダンシルクロリド法(ダンシルクロライド濃度:ワセリン中5%)により細胞再生試験を行い、細胞再生の有効性を確認した。
AHA'sのような従来の大部分の蛋白質分解酵素及びパパイン若しくはブロメラインのような従来の酵素は、多くはその攻撃過剰な性質により、皮膚を刺激する傾向がある。
本発明のかぼちゃ酵素抽出液の10%水溶液を使用し、19〜43歳の男女合計20名に、ヒト反復損傷パッチ試験(HRIPT)を行った結果、非刺激性、非感応性であり、マイルドな刺激特性であることを確認した。
また本発明のかぼちゃ酵素抽出液の10%水溶液を使用し、試験モデル:Epiocular(Matter
Corp)、試験サンプル3xの条件で試験を行い、in vitroモデルで眼組織に非刺激性であることを確認した。
Corp)、試験サンプル3xの条件で試験を行い、in vitroモデルで眼組織に非刺激性であることを確認した。
次に、本発明の実施例を示すが、本発明はこれら実施例に限定されない。例中数量を表す「%」は「重量%」である。実施例は配合割合のみ示すが、製造はこの配合割合で常法に従って行った。
実施例 1(クリーム)
ペポカボチャ発酵物の抽出液(圧搾液) 5.0%
ミツロウ 6.0%
セタノール 5.0%
スクワラン 20.0%
脂肪酸グリセリンエステル 4.0%
乳化剤 4.0%
1,3ブチレングリコール 3.0%
アルファービサボロール(エイコー101) 0.5%
精製水 52.5%
香料・防腐剤 適量
実施例 2(ヘアートニック)
ペポカボチャ発酵物の抽出液(圧搾液) 10.0%
エタノール 45.0%
メントール 0.4%
アロエベラ液汁−1 10.0%
アルファービサボロール 0.3%
精製水 34・3%
香料・防腐剤 適量
実施例 3
皮膚の状態が外観上明らかに肌荒れで悩んでいる16−40歳の女性10人を被験者とし、実施例1で得られたクリームを1日朝夕2回通常の使用量で塗布し経過を肉眼観察した、結果を次表1に示す。
実施例 1(クリーム)
ペポカボチャ発酵物の抽出液(圧搾液) 5.0%
ミツロウ 6.0%
セタノール 5.0%
スクワラン 20.0%
脂肪酸グリセリンエステル 4.0%
乳化剤 4.0%
1,3ブチレングリコール 3.0%
アルファービサボロール(エイコー101) 0.5%
精製水 52.5%
香料・防腐剤 適量
実施例 2(ヘアートニック)
ペポカボチャ発酵物の抽出液(圧搾液) 10.0%
エタノール 45.0%
メントール 0.4%
アロエベラ液汁−1 10.0%
アルファービサボロール 0.3%
精製水 34・3%
香料・防腐剤 適量
実施例 3
皮膚の状態が外観上明らかに肌荒れで悩んでいる16−40歳の女性10人を被験者とし、実施例1で得られたクリームを1日朝夕2回通常の使用量で塗布し経過を肉眼観察した、結果を次表1に示す。
Claims (4)
- 皮膚若しくは毛髪用化粧料基材に、かぼちゃの果実又は/及び種子を、乳酸菌で発酵させることにより得られる発酵物を配合した、ことを特徴とする皮膚若しくは毛髪用化粧料。
- 前記かぼちゃが、ペポカボチャ(ウリ科 Cucurbita PePo L.)である請求項1記載の化粧料。
- 前記乳酸菌が、乳酸桿菌(Lactobacillus属)である請求項1又は2記載の化粧料。
- 前記発酵物は、発酵物からの抽出物若しくは圧搾液である請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006270312A JP2008088105A (ja) | 2006-10-02 | 2006-10-02 | 皮膚若しくは毛髪用化粧料 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006270312A JP2008088105A (ja) | 2006-10-02 | 2006-10-02 | 皮膚若しくは毛髪用化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008088105A true JP2008088105A (ja) | 2008-04-17 |
Family
ID=39372619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006270312A Pending JP2008088105A (ja) | 2006-10-02 | 2006-10-02 | 皮膚若しくは毛髪用化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008088105A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013033087A3 (en) * | 2011-09-02 | 2014-04-24 | Burt's Farm, LLC | Personal care compositions comprising squash or pumpkin extract |
KR101744796B1 (ko) * | 2015-12-29 | 2017-06-09 | (주) 컨템포 | 호박발효물이 함유된 펌제 조성물 및 그 제조방법 |
KR101792747B1 (ko) * | 2016-03-15 | 2017-11-07 | (주) 컨템포 | 소금이 함유된 헤어 스프레이용 조성물 |
CN113144176A (zh) * | 2021-04-15 | 2021-07-23 | 西安交通大学医学院第一附属医院 | 一种含植物提取物的皮肤创面修复组合物及其制备方法 |
-
2006
- 2006-10-02 JP JP2006270312A patent/JP2008088105A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013033087A3 (en) * | 2011-09-02 | 2014-04-24 | Burt's Farm, LLC | Personal care compositions comprising squash or pumpkin extract |
US9198852B2 (en) | 2011-09-02 | 2015-12-01 | Burt's Farm, LLC | Personal care compositions comprising squash or pumpkin extract |
KR101744796B1 (ko) * | 2015-12-29 | 2017-06-09 | (주) 컨템포 | 호박발효물이 함유된 펌제 조성물 및 그 제조방법 |
KR101792747B1 (ko) * | 2016-03-15 | 2017-11-07 | (주) 컨템포 | 소금이 함유된 헤어 스프레이용 조성물 |
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