JP2008086413A - 補助寝具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、寝返り時に顔や頭を支えてベッドや布団から体がはみ出ることを防ぎ、かつ寝返り時の首にかかる異常な負担を著しく軽減するとともに、日常あるいは緊急時に必要な寝具まわりの必需品を収納して快適で安心な就寝前後の時間を過ごせる補助寝具を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の補助寝具は、右端部と左端部と後端部とを有するベースと、外側面と内側面を有し、前記ベースの前記右端部と左端部の少なくともいずれか一方に設けた側部バンクと、を備える。少なくとも1つの前記バンクに収納部、スピーカー、照明器具のいずれか1以上を有することが好ましい。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の補助寝具は、右端部と左端部と後端部とを有するベースと、外側面と内側面を有し、前記ベースの前記右端部と左端部の少なくともいずれか一方に設けた側部バンクと、を備える。少なくとも1つの前記バンクに収納部、スピーカー、照明器具のいずれか1以上を有することが好ましい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、枕と一体となった、あるいは枕を収容し得る寝具に関し、特に小物を収納し得る補助寝具に関するものである。
就寝前に、寝具に入って本を読んだり、水分やアルコールを取りながらテレビを見たり音楽を聴いたりしてリラックスする人は多いが、例えば眼鏡を使用する人は就寝の際に眼鏡をテーブルの上などに置きに行くのは億劫である。かといって枕元に置いて寝てしまうと、破損する恐れがある。また、水分補給用のボトルやコップ等を布団の脇などに置いたまま寝てしまうと、寝返りをうつなどして中身をこぼしてしまう恐れがある。
また、テレビ、エアコン、ビデオ、照明器具等のリモコンや、携帯電話、携帯型音楽プレーヤーなどが普及し、寝具まわりの必需品が近年ますます増えている。これらの小物は就寝前のリラックス時によく使われるものであるが、布団の中に紛れるなどして、非常に探し難いものである。特に暗闇の中では、見つかりそうでなかなか探し出せないものである。そのため、布団をひっくり返してこれらの小物を探しまくり、せっかくのリラックス状態を台無しにしてしまうことも多い。
更に、地震などの災害時に備えて防災用懐中電灯を家庭に用意する人は多いが、いざという時にどこにしまったか分からないものである。特に就寝時に停電等で真っ暗の中、防災用品を探し出すのは非常に困難である。
あるいはまた、病人や身体の不自由な人にあっては、常備薬やペットボトルなども、寝ていても手の届くように寝具の近くに置いておきたいものである。
特許文献1に、ベッドで寝ている人が眼鏡やリモコン、体温計などを収納し、ベッドの手すりなどにかけて使うことのできる小物入れが開示されている。しかし、手すりのないベッドや、マット、畳上に直に敷かれた布団には使用できない。
一方、我々が毎日用いる枕は、寝返りをして頭部が横を向いた時、頭部を横から支えることが出来ない。ボーリングの球程度の重量がある人間の頭部を横向きに枕の端に置いて寝た場合、従来の枕具では首の筋肉へ非常に負担をかけることは避けられなかった。
本発明は、日常の就寝時における寝具まわりの必需品を寝ながらにして届く位置に収納して快適な就寝前の時間を過ごすことができるとともに、緊急時に必要な防災用品をも探すことなく容易に取り出すことのできる枕一体型の、あるいは枕元の補助寝具を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、寝返り時に顔や頭を支えてベッドや布団から体がはみ出ることを防ぐとともに、頭部を横向きに枕の端に置いて寝た場合であっても首にかかる異常な負担を著しく軽減し、リラックスした寝心地を与えることができる補助寝具を提供することにある。
本発明の補助寝具は、右端部と左端部と後端部とを有し、就寝者の頭部の下方に設置されるベースと、外側面と内側面を有し、前記ベースの前記右端部と左端部の少なくともいずれか一方に設けた側部バンクと、を備える。
あるいは、本発明の補助寝具は、右端部と左端部と後端部とを有し、就寝者の頭部の下方に設置されるベースと、前記ベースの前記後端部に設けた頭部バンクと、を備えたものであってもよい。
あるいは、本発明の補助寝具は、右端部と左端部と後端部とを有し、就寝者の頭部の下方に設置されるベースと、外側面と内側面を有し、前記ベースの前記右端部と左端部の少なくともいずれか一方に設けた側部バンクと、前記ベースの前記後端部に設けた頭部バンクと、を備えていてもよい。
なお、本明細書において、就寝者が頭を補助寝具に置いて仰向けに寝たときの右手側を右側、左手側を左側、足側を前側、頭側を後ろ側とし、側部バンクから上記就寝者の方向を内方向、就寝者から側部バンクの方向を外方向と定義する。また、側部バンクは右側部バンクと左側部バンクの総称とし、側部バンクと頭部バンクとを総称して、単に「バンク」とよぶこととする。更に、本明細書において、ベースの端部の上面にバンクを立設する場合と、ベースの端部の側面にバンクを隣設する場合とがあるが、これらの「立設」及び「隣設」する場合をまとめて、ベースの端部にバンクを「設ける」という。
さらに、本発明の補助寝具は、側部バンク及び/又は頭部バンクが収納部、スピーカー、照明器具のいずれか1以上を有し得る。
本発明の補助寝具において、前記側部バンクの内側面の少なくとも一部が、上方に向かって外側面方向に傾斜していることが好ましい。
本発明の補助寝具は、前記側部バンクと前記頭部バンク及び前記ベースとが一体成形されてもよい。あるいは、前記ベースの上面に枕が一体成形されてもよい。
本発明の補助寝具は、ベースの上面に枕を載置または着脱し得てもよい。
本発明の補助寝具は、前記収納部は、ポケット又は引出しであり得る。
本発明の補助寝具は、前記頭部バンクに背もたれ部を形成してもよい。
本発明の補助寝具は、着脱自在な脚を、前記側部バンク及び/又は頭部バンクに形成した孔に嵌合させて前記ベースの上方に天井を構成するルーフを形成し得る。前記天井に、薄型テレビを取りつけてもよい。前記脚は、伸縮可能としてもよい。
本発明の補助寝具は、ベースの右端部と左端部の少なくともいずれか一方に設けた側部バンクを備える。このため、寝返りをした時側部バンクがストッパーとなって、ベッドやマット、布団から体がはみ出すのを防ぎ、風邪を予防することができる。ベースの両端部に側部バンクを設ければ、枕がずれるのを防止できるため、更に予防効果を高めることができる。
また、側部バンクにおいて、内側面が上方に向かって外側面方向に傾斜させることによって、寝返りをして頭部が横を向いた時頭部を横から支えることが出来、首の筋肉に異常な緊張を強いることなく、就寝者はリラックスして睡眠をとることができる。又、横に寝た場合、側部バンクにもたれ掛かることができるため、心理的にも大きな満足感が得られる。
また、上記補助寝具は、少なくとも1つの側部バンクに収納部、例えばポケットを有するため、テレビやエアコン、ビデオ、照明器具等のリモコンや、携帯電話、眼鏡等を収納することができる。枕の脇に収納機能を有する側部バンクを設けたので、従来デッド・スペースだった枕元を有効利用することができる。
日常において、手を伸ばせば届く定位置に形成されたポケットに上記小物を収納できるので、暗闇の中布団を反して探すことなくこれらの寝具周りの小物を容易に手にすることができ、就寝前後の時間をリラックスして快適に過ごすことができる。又、眼鏡を着用している人は、目覚めた時、取り出し易くて手が届き、眼鏡が破損しないポケットから眼鏡を容易に取り出すことができ、非常に便利で安心である。
さらに、例えば、地震などの災害時に備えて、枕元のポケットに防災用品を収納することができるため、夜中の緊急時でも防災用品を容易に見つけ出すことができる。
あるいは、病人や身体の不自由な人にあっては、常備薬も、ポケットから直ぐに取り出すことができ、ペットボトルをポケットに収納しておくこともできる。
さらに、側部バンクに収納部として引出しを形成してもよい。引出しに本や雑誌等を収納しておけば、就寝前の読書を楽しむことができ、熟睡に供することができる。
また、側部バンクにスピーカーを内蔵してもよい。スピーカーを側部バンクの内側面に埋設すれば、枕元で就寝者が聞くことができ、音が側部バンクによって遮られるので、周囲の人に迷惑をかけることもない。
さらに、側部バンクに照明器具を内蔵してもよい。側部バンクの内側面を上記のように傾斜面にし、その傾斜面に照明器具を埋設すれば、就寝時に本などを読む場合、本を下方から直接照らすことができる。
また、本発明の補助寝具は、ベースの後端部に頭部バンクを設けてもよい。頭部バンクは単独でベースの後端部に設けられてもよいが、側部バンクとともに設置されてもよい。頭部バンクを設けてポケットや引出しを形成すれば、より補助寝具の収納能力を高めることができる。又、スピーカーを内蔵させて、耳元で音楽を聴いてリラックスして就寝することができる。更に、頭部バンクに照明器具を埋設することにより、胸の上に手で立てた本の中身を直接照らすことができる。
また、頭部バンク40の中央部に、傾斜のなだらかな背もたれ部を形成すれば、くつろいだ姿勢で入眠に至る時間を過ごすことが可能となる。あるいは、頭部バンクをドーム型にして頭部の周囲を囲って保護すれば、補助寝具内への音や光などの侵入を防いで不安要素を取り除くことができ、更に、天上部に薄型テレビを組み込めば、テレビやビデオを楽しむこともできる。
本発明の補助寝具は、ベースと側部バンク、頭部バンクなどを部材として形成し、凹凸、面ファスナー、ホック、テープ、ボタンとボタンホール、紐とハトメ等で着脱自在に組み立てるようにして、押入れ等に収容しやすくすることができる。
あるいは、本発明の補助寝具は、ベースと側部バンク、頭部バンクなどを一体成形して強度を高めることもできる。更に、ベースの上面に枕も一体成形して構造を簡素化することもできる。
さらには、バンクに着脱自在なルーフを設置して天井部に薄型テレビを取りつければ、映画等を鑑賞してリラックスすることができる。ルーフの脚を伸縮させてテーブルとして用いることもできる。
図1は、本発明の補助寝具の一実施形態を表す斜視図である。図2(a)〜(c)のように、本実施形態の補助寝具1は、右端部14Ruと左端部14Luと後端部16と上面12を有し、就寝者の頭部の下方に設置されるベース10と、上面32と外側面34と内側面36を有し、ベース10の右端部14Ru及び左端部14Lu上に右側部バンク30R及び左側部バンク30Lがそれぞれ立設されている。ここで、図2(a)は補助寝具1の正面図、図2(b)と図2(c)は、それぞれ右側部バンク30R及び左側部バンク30Lと、ベース10の平面図である。
また、図2(b)のように、右側部バンク30R及び左側部バンク30Lの上面32には、複数のポケット50が形成されている。
なお、本明細書において、就寝者100が頭を補助寝具1に置いて仰向けに寝たとき(図3を参照)の右手側を右側、左手側を左側、足側を前側、頭側を後ろ側とし、左右側部バンク30L,30Rから就寝者100の方向を内方向、就寝者100から左右側部バンク30L,30Rの方向を外方向と定義するものとし、同一の要素には全図を通して同一の符合を用いるものとする。また、左側部バンク30L,右側部バンク30Rをまとめて側部バンク30とも表記する。さらに、ベース10において、右端部14Rの上面側を右端部14Ruと、側面側を右端部14Rsとし、また、左端部14Lの上面側を左端部14Luと、側面側を左端部14Lsとする。
図1は、補助寝具1に枕20を載置した場合の斜視図である。本実施形態においては、枕20は補助寝具1の構成要素ではなく、ベース10の上面12に載置することができるが、ベース10の上面12と面ファスナー、ホック、ボタンとボタンホール等で着脱可能であってもよく、あるいは、枕20はベース10の上面12に一体成形されていてもよい。いずれの場合であっても、寝返りを打った場合(図5参照)等に顔や頭が接触する可能性がある左右側部バンク30L,30Rやベース10の上面12等は、例えばウレタンフォームなどの柔軟性のある材料により形成することが好ましい。
ベース10と左側部バンク30L及び右側部バンク30Rは、一体成形されていても良いし、それぞれ部材として形成されて凹凸、面ファスナー、ホック、テープ、ボタンとボタンホール、紐とハトメ等で着脱自在に組み立てられたり、あるいは接着剤等で結合されていてもよい。
前出の図3に示されるように、補助寝具1は、就寝時に枕20を載置等する収容具として布団上に設置されて用いられる。あるいは一体成形の場合は枕20として用いられる。
布団幅あるいは布団を敷くベッドの寸法は、通常、横100cm×縦200cmというように規格が定まっており、従って補助寝具1の寸法は、横70〜100cm×縦25〜45cmが好ましいが、特に限定されるわけではない。例えばダブルサイズ、クイーンサイズ、キングサイズなどの規格に従って、あるいは使用する人の好みによって、補助寝具1の縦横の寸法を選択してよい。
布団幅あるいは布団を敷くベッドの寸法は、通常、横100cm×縦200cmというように規格が定まっており、従って補助寝具1の寸法は、横70〜100cm×縦25〜45cmが好ましいが、特に限定されるわけではない。例えばダブルサイズ、クイーンサイズ、キングサイズなどの規格に従って、あるいは使用する人の好みによって、補助寝具1の縦横の寸法を選択してよい。
本発明の補助寝具1において、収納部は、少なくとも左側部バンク30Lと右側部バンク30Rの一方に1以上形成される。例えば、収納部であるポケット50の開口径、深さ、形状等は用途に応じて適宜選択することができる。例えばテレビやエアコン用のリモコンを収納するのであれば、径が5〜10cm程度、深さ10〜15cm程度の円筒型または直方体型が好適であり、眼鏡を収納するのであれば、眼鏡サイズの細長い溝型で内部がより柔軟な素材で形成されたポケット50が好適である。
図5のように、従前のベッドや寝床では全くのデッド・スペースに設けた左右側部バンク30L,30Rに形成されたポケット50は、緊急時の場合でも平常時の場合でも極めて有用である。
例えば、地震などの災害時に備えて、枕元のポケット50に防災用懐中電灯を収納することができる。あるいは、病人や身体の不自由な人にあっては、常備薬も、ポケット50から直ぐに取り出すことができるし、ペットボトルをポケット50に収納することもできる。
また、日常時であっても、手を伸ばせば届く定位置に形成されたポケット50に携帯電話やリモコンを収納しておけば、暗闇の中、布団を反して探すことなくこれらの寝具周りの必需品を容易に手にすることができる。更に、眼鏡を着用している人にとって、目覚めた時、上記のように眼鏡が破損しないように形成されたポケット50から容易に眼鏡を取り出すことができる。
さらに、側部バンク30は、図1のように外側面34や前部または後部などに収納部として引出し52を形成してもよい。引出し52に本や雑誌等を収納しておけば、就寝時に容易に読書することができる。
このように、ポケット50や引出し52の収納部には、懐中電灯、薬、体温計、ペットボトル、携帯電話、携帯型音楽プレーヤー、リモコン、メガネ、ノート、メモ帳、筆記具その他の必需品や小物を収納でき、非常に便利である。
次に、補助寝具1は、例えば図5のように就寝時に寝返りをうった場合、頭部や顔に圧迫を与えず、かつ、頭や体全体が布団の外に逃げていかないように、側部バンク30の内側面36が上方に向かって外側面34方向に傾斜させることが好ましい。すなわち、図2(a)の正面図に見るように、側部バンク30の内側面36は上方に向かって断面が滑らかに小さくなるように傾斜するのが好適である。
また、側部バンク30は、内側面36側にスピーカー60や照明器具62が内蔵されてもよい。スピーカー60や照明器具62は市販品でよく、公知の方法で側部バンク30に埋設されるが、就寝時等に顔面や頭髪などに接触しないように、内側面36の表面から数cm奥まるように埋設されるのが好ましい。スピーカー60はCDプレーヤー、MDプレーヤー、ラジオ等と接続されるが、これらの機器本体は、例えば引き出しに設置してもよいし、補助寝具1の外部にあってもよい。側部バンク30内部に配線用の管を設けて接続する。これらの電源は、商用電源でもよく、コードが邪魔であれば電池を用いてもよい。
上記のように、スピーカー60は側部バンク30の内側面36側に埋設されるので、枕元で就寝者が聞くことができ、音が側部バンク30によって遮られるので、周囲の人の邪魔にならない。また、側部バンク30の内側面36は上記のように傾斜させるので、この傾斜した内側面36側に照明器具62を埋設すれば、就寝時に本などを読む場合、本を直接照らすことができ、枕元でスタンドランプを灯すより遥かに明るい環境で本を読むことができる。
その他、補助寝具1を構成するベース10の寸法については、ベース10の上面12に側部バンク30を立設するのであれば、上記の通り横70〜100cm×縦25〜45cmで、厚さ3cm以上が好適である。
ベース10の形状は略長方形で上面12は平面であることが好ましいが、これに限定されるものではない。前部が略直線であれば、上面12は平面視でかまぼこ型、多角形その他の形状であってよく、また、上面12は正面視で凹型であってもよいし、表面に細かい凹凸が形成されてもよく、これも特に限定されない。あるいは、公知の骨伝導スピーカーがベース10内又はベース10と一体成型された枕20内に内蔵されてもよい。
側部バンク30は、側部バンク30を除いたベース10の上面12に枕20を載置し、着脱し、あるいは成形する空間があれば、その大きさ、高さ、形状等は特に限定されない。上述のように、ポケット50や引出し52等を形成し得る範囲で好適に形状等を選択することができる。例えば側部バンク30は、20cm×20cm×30cmの直方体であってよいが、上述のように内側面36が傾斜部を有するのが好ましい。
なお、上記説明した補助寝具1は、右側部バンク30R及び左側部バンク30Lがそれぞれベース10の右端部14Ru及び左端部14Lu上に立設されたが、ベース10と側部バンク30を一体成形しない場合は、図6(a)に示すように、左右側部バンク30L、30Rをベース10の左端部14Lsと右端部14Rsに隣設してもよい。
または、図6(b)のように、右側部バンク30R(又は左側部バンク30L)をベース10の右端部14Rs(又は左端部14Ls)に隣設し、左側部バンク30L(又は右側部バンク30R)を左端部14Lu(又は右端部14Ru)に立設してもよい。あるいは、図6(c)のように、左右側部バンク30L、30Rを、ベース10の左端部14L、右端部14Rの角にそれぞれ係合して補助寝具1を形成してもよい。
このように、側部バンク30をベース10の左端部14Ls及び/又は右端部14Rsに隣設するのであれば、ベース10の幅は短くてよく、ベース10の寸法は横30〜70cm×縦25〜45cmで、厚さ5cm以上としても好適である。
以上説明した本発明の補助寝具1は、公知の方法で容易に製造することができる。例えば、発泡剤とウレタンモノマーを混ぜ合わせたウレタンフォーム前駆体を型に入れ、適当な温度で膨張させ、その後冷却してもよいし、予め形成したウレタンフォームを所定の形状に成形してもよい。
次に、本発明の別の実施形態の補助寝具について説明する。
図4(a)に示すように、本発明の別の実施形態の補助寝具2は、上記補助寝具1と同様に、右端部14Rと左端部14Lと後端部16とを有し、就寝者の頭部の下方に設置されるベース10と、上面32と外側面34と内側面36を有し、ベース10の右端部14R及び左端部14Lに右側部バンク30R及び左側部バンク30Lがそれぞれ設けられている。
これに加えて補助寝具2は、ベース10の後端部16に、上面42と前面44を有する頭部バンク40が設置されており、頭部バンク40の前面44や側部に、収納部としてポケット50や引出し52を有している。収納部の位置は、上面42でもよく、その他の位置であってもよい。
以下、頭部バンク40以外の部分については上記補助寝具1と同様であるので説明を省略し、頭部バンク40に関連する事項のみ説明する。
ベース10と左側部バンク30L及び右側部バンク30R及び頭部バンク40は、上記のように、一体成形されていても良いし、それぞれ部材として形成されて凹凸、面ファスナー、ホック、テープ、ボタンとボタンホール、紐とハトメ等で着脱自在に組み立てられてもよく、あるいは接着剤等で結合されていてもよい。
ただし、ベース10及び左右側部バンク30L、30Rは、ベッドやマット、布団上に設置して使用するのが好適であるが、布団等は上記のように寸法が規格化されているため、体を休める空間を少しでも確保するように、頭部バンク40はマットや布団の外側で床や畳上に直接設置するのが好ましい。また、夏と冬では敷布団の厚さが異なるし、布団を直に畳上に敷く場合もあればマット上に敷く場合もあるため、頭部バンク40は、凹凸、面ファスナー、テープ、ホック、ボタンとボタンホール、紐とハトメ等などでベース10及び左右側部バンク30L、30R等に着脱自在に取付けるのがより好ましい。これにより、図7(a)、(b)に模式的に表すように、マットや敷布団の厚みに応じて、補助寝具2のベース10の高さを調節することが可能となる。
枕20は、左側部バンク30L及び右側部バンク30R及び頭部バンク40に囲まれた、ベース10の上面12に載置することができるが、上記のように、ベース10の上面12等と着脱可能であってもよく、あるいは、枕20を含めて補助寝具全体が一体成形されていてもよい。
頭部バンク40には、図4(b)のように、前面44にスピーカー60や照明器具62が内蔵または設置されていてもよい。スピーカー60を内蔵させることにより、側部バンク30のスピーカー60との相乗効果により多元的な音楽を聴いてリラックスすることができる。更に、頭部バンクに照明器具を埋設または設置することにより、胸の上に立てた本の中身を直接照らすことができる。
また、頭部バンク40の中央部に、傾斜のなだらかな背もたれ部48を形成して、図4(c)のようにリラックスした姿勢で睡眠前後の時間を楽しむこともできる。この場合、側部バンク30は肘掛として用いることもできる。
なお、頭部バンク40の寸法、形状等は、特に限定されない。例えば、頭部バンク40の寸法は、幅70〜100cm×高さ40〜60cmで、厚さ20〜40cmの図4(a)のような直方体が好適である。
または、図9のように頭部バンク40をドーム型にして頭部の周囲を囲ってもよい。頭部を囲って保護することにより、人間が本能的に反応する、外敵、外部からの風、光、音などの侵入を防いで、不安の要素を取り除くことができる。また、ドーム型の頭部バンク40の天上部に、有機EL等の軽量・小型の薄型テレビを組み込んで、テレビやビデオを楽しむこともできる。
あるいは図10(a)、(b)のように、バンク30R、30Lまたは40に、着脱自在なルーフ45を設置してもよい。ルーフ45は着脱自在な脚451をバンク30等に設けた孔に嵌合させて容易に設置することができる。ルーフ45及び脚451は、例えば軽量なプラスチックや金属などで形成することができる。
ルーフ45は、上記頭部バンク40と同様に、天井部に軽量な有機EL等の薄型テレビを取りつけて、映画等を鑑賞してリラックスすることができる。あるいは、脚451を伸縮可能に、又はアーム式にして、背もたれ部48に寄りかかった時のテーブルとして用いてもよい。ルーフ45は、図10(b)のように頭部バンク40がない場合でも設置可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の補助寝具は上記実施形態に限定されるものではない。補助寝具が、右端部14Rと左端部14Lと後端部16とを有するベース10と、ベース10の右端部14R、左端部14L、後端部16のいずれか1以上の端部に設けたバンク30Rまたは30Lまたは40と、を備え、少なくとも1つの前記バンクに1以上のポケットまたは引出しが形成され、あるいはスピーカーまたは照明器具が内蔵されていれば本発明の補助寝具に含まれ得る。
例えば、上記別の実施形態の補助寝具2を模式的に図8(a)のように表すと、図8(b)、図8(c)のように、右側部バンク30R(または左側部バンク30L)とベース10だけで形成されたものや、右側部バンク30R(または左側部バンク30L)と頭部バンク40とベース10で形成された補助寝具も、本発明の範囲に含まれる。あるいは本発明の補助寝具は、頭部バンク40とベース10だけで形成されてもよく、又は図4(b)のように頭部バンク40の底部につけた布を敷布団の下に挟んで頭部バンク40を固定する構成としてもよい。ただし、いずれか1つ以上のバンクには、1以上のポケットまたは引出しが形成され、あるいはスピーカーまたは照明器具が内蔵されるものとする。また、頭部バンク40や側部バンク30にチェストを取りつけて、収納部の収容能力を高めてもよい。
または、本発明の補助寝具は、ベース10と、ベース10の右端部14Rまたは左端部14Lの少なくともいずれか一方に側部バンク30が設けられているだけでもよい。寝返りをした時側部バンクがストッパーとなって、ベッドや布団等から体がはみ出すのを防ぎ、風邪を予防することができる。特に、側部バンク30の内側面36を上方に向かって外側面34方向に傾斜させておけば、寝返りをして頭部が横を向いた時頭部を横から支えることが出来、首の筋肉に異常な緊張を強いることなく、リラックスして睡眠をとることができる。
また、上述のベースとバンク、または、バンク同士は、一体成形されていても良いし、それぞれ部材として形成されて組み立てられたり、相互に着脱自在に形成されたり、あるいは接着剤等で結合されていてもよい。
本発明の補助寝具を形成する材料は、上述のウレタンフォームに限定されない。頭部に違和感のない柔軟性のある材料であれば、材料は特に限定されない。
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
1:補助寝具
10:ベース
12:上面
14R:右端部
14L:左端部
16:後端部
20:枕
30R:右側部バンク
30L:左側部バンク
32:上面
34:外側面
36:内側面
40:頭部バンク
42:上面
44:前面
45:ルーフ
46:側部
48:背もたれ部
50:ポケット
52:引出し
60:スピーカー
62:照明器具
100:就寝者
10:ベース
12:上面
14R:右端部
14L:左端部
16:後端部
20:枕
30R:右側部バンク
30L:左側部バンク
32:上面
34:外側面
36:内側面
40:頭部バンク
42:上面
44:前面
45:ルーフ
46:側部
48:背もたれ部
50:ポケット
52:引出し
60:スピーカー
62:照明器具
100:就寝者
Claims (12)
- 右端部と左端部と後端部とを有し、就寝者の頭部の下方に設置されるベースと、
外側面と内側面を有し、前記ベースの前記右端部と左端部の少なくともいずれか一方に設けた側部バンクと、
を備えた補助寝具。 - 右端部と左端部と後端部とを有し、就寝者の頭部の下方に設置されるベースと、
前記ベースの前記後端部に設けた頭部バンクと、
を備えた補助寝具。 - 右端部と左端部と後端部とを有し、就寝者の頭部の下方に設置されるベースと、
外側面と内側面を有し、前記ベースの前記右端部と左端部の少なくともいずれか一方に設けた側部バンクと、
前記ベースの前記後端部に設けた頭部バンクと、
を備えた補助寝具。 - 前記側部バンクが収納部、スピーカー、照明器具のいずれか1以上を有する請求項1又は3に記載の補助寝具。
- 前記頭部バンクが収納部、スピーカー、照明器具のいずれか1以上を有する請求項2又は3に記載の補助寝具。
- 前記側部バンクの前記内側面の少なくとも一部が上方に向かって前記外側面方向に傾斜している請求項1、3、4のいずれかに記載の補助寝具。
- 前記ベースの上面に枕が一体成形された請求項1乃至6のいずれかに記載の補助寝具。
- 前記収納部は、ポケット又は引出しである請求項4乃至7のいずれかに記載の補助寝具。
- 前記頭部バンクに背もたれ部を形成した請求項1乃至8のいずれかに記載の補助寝具。
- 着脱自在な脚を、前記側部バンク及び/又は頭部バンクに形成した孔に嵌合させて前記ベースの上方に天井を構成するルーフを形成した請求項3乃至9のいずれかに記載の補助寝具。
- 前記天井に、薄型テレビを取りつけた請求項10に記載の補助寝具。
- 前記脚は、伸縮可能である請求項10または11に記載の補助寝具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006268382A JP2008086413A (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 補助寝具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006268382A JP2008086413A (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 補助寝具 |
Publications (1)
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JP2008086413A true JP2008086413A (ja) | 2008-04-17 |
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ID=39371207
Family Applications (1)
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JP2006268382A Withdrawn JP2008086413A (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 補助寝具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008086413A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200470672Y1 (ko) | 2012-10-23 | 2014-01-15 | 춘-라이 추 | 다기능 베개 |
KR200495116Y1 (ko) * | 2021-07-20 | 2022-03-07 | 전남대학교산학협력단 | 기도확보 및 경추신경 보호를 위한 환자용 베개 |
WO2024080105A1 (ja) * | 2022-10-11 | 2024-04-18 | 充 池田 | 睡眠時の姿勢補助寝具 |
-
2006
- 2006-09-29 JP JP2006268382A patent/JP2008086413A/ja not_active Withdrawn
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