JP2008083320A - 電気光学装置、その駆動方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、その駆動方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を削減する。
【解決手段】電気光学装置は、走査線20とデータ線10との交差に対応して複数の画素回路P11〜Pnmを備える。データ線10は第1データ線10aと第2データ線10bを1組とする。スイッチSWはデータ信号X1を1水平走査期間ごとに第1データ線10aと第2データ線10bとに分配する。第1データ信号X1aの極性と第2データ信号X1bの極性は相違する。データ線の方向に隣接する画素回路P11,P21において、一方の画素回路P11は第1データ線10aと電気的に接続され、他方の画素回路P21は第2データ線10bと電気的に接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶などの電気光学物質を備えた電気光学装置その駆動方法および電子機器に関する。
液晶の透過率の変化により表示を行う電気光学装置は、情報処理機器やテレビジョンなどの表示装置して広く用いられている。この表示装置では、、行方向に延在する走査線と、列方向に延在するデータ線との交差に対応して画素電極が形成される。また、当該交差部分にあって画素電極とデータ線との間に、走査線に供給される走査信号にしたがってオンオフする薄膜トランジスタなどの画素スイッチが介挿される。さらに、液晶を介して画素電極と対向するように対向電極が設けられる。
このような構成において、走査線にオン電圧の走査信号が印加されると、当該走査線に接続された画素スイッチがオン状態となる。このオン状態の際に、データ線に、階調(濃度)に応じたデータ信号を供給すると、当該データ信号は画素スイッチを介して画素電極に印加されるので、当該画素電極および対向電極の間に挟持された電気光学物質には、当該データ信号に応じた電圧が印加されることになる。これによって該電気光学物質は電気光学的に変化する結果、画素における透過光量、反射光量または発光量(いずれにせよ、観察者側に視認される光量)が、画素電極に印加されたデータ信号の電圧に応じたものとなる。したがって、このような制御を画素毎に実行することによって、所定の表示が可能になる。
液晶には、直流電圧を印加するとその組成が変化し、焼きつきなどの品質劣化を生じるといった問題がある。そこで、所定の周期で、対向電極の電位を基準として正極性の電圧と負極性の電圧とを印加する交流駆動が行われる。交流駆動の方式としては、1水平走査期間ごとに印加電圧の極性を反転するライン反転の他に、上下左右隣り合う画素全てに逆の極性が印加されるドット反転が知られている(例えば、特許文献1)。ドット反転の駆動方法では、液晶の劣化を抑制しつつフリッカを低減することができる。
特開平2003−150080号公報
しかしながら、ライン反転やドット反転の駆動方法では1水平走査期間ごとに液晶に印加する電圧の極性を反転する必要があるため、データ信号の極性を1水平走査期間ごとに反転する必要があった。データ信号はデータ線を介して画素回路に供給されるが、データ線には寄生容量が付随するため、データ信号を供給するには容量性の負荷を駆動する必要がある。このため、1水平走査期間ごとにデータ信号の極性を反転すると、消費電力が増大するといった問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ライン反転やドット反転の駆動方法において、消費電力を削減することが可能な電気光学装置、およびその駆動方法を提供することを解決課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の保持容量線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた画素回路とを備えるものであって、前記画素回路は、前記走査線を介して供給される走査信号に従ってオン・オフが制御され、第1の端子が前記データ線と電気的に接続され、第2の端子が第1電極(例えば、図1の61、図10の63)と電気的に接続されるスイッチング素子(例えば、図1の50)と、一方の端子(例えば、図1の71)が前記スイッチング素子の第2の端子と電気的に接続され、他方の端子(例えば、図1の72)が前記保持容量線と電気的に接続される保持容量と、前記第1電極と第2電極(例えば、図1の62、図10の64)との間に設けられた電気光学物質とを備え、前記複数のデータ線は、各列の画素回路に対して第1データ線および第2データ線の組として設けられており、前記データ線の方向に隣接する画素回路において、一方の画素回路は前記第1データ線と電気的に接続され、他方の画素回路は前記第2データ線と電気的に接続されることを特徴とする。
この発明によれば、1列の画素回路に対して第1データ線と第2データ線とを備えるので、各データ線に極性が同一のデータ信号を供給することが可能となる。より具体的には、一列の画素回路の各々が表示すべき階調を示し、且つ、基準電位を中心として1水平走査期間ごとに極性が反転したデータ信号を、前記走査信号による前記走査線の選択と同期して、前記第1データ線と前記第2データ線とに交互に供給するデータ線駆動回路を備えることが好ましい。この場合には、各データ線に供給されるデータ信号の極性を揃えることができるので、行ごとに電気光学物質に印加する電圧を反転しつつ、データ線の電位の変化を低減することが可能となる。データ線には寄生容量が付随するためデータ線は容量性負荷であるが、データ線の電位変化が小さくなるので、その駆動で消費される電力を大幅に削減することができる。なお、交流駆動の方式はドット反転駆動あるいはライン反転駆動のいずれであってもよい。
また、上述した電気光学装置は、基準電位を中心として高電位の正極性電位と低電位の負極性電位とを生成し、各行の画素回路を順次選択し、最初の行から最後の行までを選択する期間を1フィールドとしたとき、1フィールドごとに前記保持容量線に供給する電位を前記正極性電位と前記負極性電位との間で遷移させる保持容量線駆動手段を備えることが好ましい。この場合には、保持容量線に供給する電位の極性を反転することによって、データ信号の振幅を小さくすることが可能となる。
また、保持容量線の好ましい態様としては、前記保持容量線は前記データ線の方向に隣接する画素回路の間に設けられており、前記走査線の方向に配置された画素回路は、上側の保持容量線と下側の保持容量線とに交互に電気的に接続され、前記保持容量線駆動手段は、前記複数の保持容量線に前記正極性電位と前記負極性電位とを交互に供給し、各行の画素回路に対して前記データ信号を書き込む期間の前後で前記保持容量線に供給する電位を前記正極性電位と前記負極性電位との間で遷移させることが望ましい。この場合には、行方向と列方向に配列される複数の画素回路において、千鳥状に正極性電位および負極性電位を供給することが可能となるので、本数の少ない保持容量線を用いて、ドット反転駆動を行うことができる。
また、保持容量線の他の態様としては、前記複数の保持容量線は、各行の画素回路に対して第1保持容量線および第2保持容量線の組として設けられており、前記走査線の方向に配置された画素回路は、前記第1保持容量線と前記第2保持容量線とに交互に電気的に接続され、前記保持容量線駆動手段は、前記第1保持容量線に前記正極性電位と前記負極性電位とのうちいずれか一方を供給し、前記第2保持容量線にいずれか他方を供給することが好ましい。この場合には、1行当たり2本の保持容量線を用いて正極性電位と負極性電位とを各画素回路に供給することができる。
また、上述した電気光学装置において、前記第2電極は複数の画素回路に共通な共通電極であり、前記基準電位は前記共通電極に供給される電位であることが好ましい。この場合は、いわゆる縦電界を電気光学物資に印加することができる。
また、上述した電気光学装置において、前記第2電極は前記第1電極と同一の層で形成され、前記基準電位は前記データ信号の最大電位と最小電位との平均電位であることが好ましい。この場合は、いわゆる横電界を電気光学物質に印加することができる。
次に、本発明に係る本発明に係る電子機器は、上述した電気光学装置を備えることを特徴とする。このような電子機器としては、例えば、携帯情報端末、携帯電話機、ノート型コンピュータ、ビデオカメラ、およびプロジェクタなどが該当する。
さらに、本発明に係る電気光学装置の駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の保持容量線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた画素回路とを備え、前記画素回路は、前記走査線を介して供給される走査信号に従ってオン・オフが制御され、第1の端子が前記データ線と電気的に接続され、第2の端子が第1電極と電気的に接続されるスイッチング素子と、一方の端子が前記スイッチング素子の第2の端子と電気的に接続され、他方の端子が前記保持容量線と電気的に接続される保持容量と、前記第1電極と第2電極との間に設けられた電気光学物質とを備え、前記複数のデータ線は、各列の画素回路に対して第1データ線および第2データ線の組として設けられており、前記データ線の方向に隣接する画素回路において、一方の画素回路は前記第1データ線と電気的に接続され、他方の画素回路は前記第2データ線と電気的に接続される電気光学装置を駆動する方法であって、前記複数の走査線の各々に前記走査信号を順次供給し、一列の画素回路の各々が表示すべき階調を示し、基準電位を中心として1水平走査期間ごとに極性が反転したデータ信号を生成し、前記データ信号を、前記走査信号による前記走査線の選択と同期して、前記第1データ線と前記第2データ線とに交互に供給することを特徴とする。
この発明によれば、各データ線に供給されるデータ信号の極性を揃えることができるので、行ごとに電気光学物質に印加する電圧を反転しつつ、データ線の電位の変化を低減することが可能となる。データ線には寄生容量が付随するためデータ線は容量性負荷であるが、データ線の電位変化が小さくなるので、その駆動で消費される電力を大幅に削減することができる。
なお、上述した発明において電気光学物質とは、電気的なエネルギーによって光学特性が変化する物質の意味であり、例えば、印加電圧に応じて透過率が変化する液晶が該当する。
<1.第1実施形態>
図1に第1実施形態に係る電気光学装置のブロック図を示す。この電気光学装置500は電気光学材料として液晶を用いる。電気光学装置500は、主要部として液晶パネルAAを備える。液晶パネルAAは、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、「TFT」と称する)を形成した素子基板と対向基板とを互いに電極形成面を対向させて、かつ、一定の間隙を保って貼付し、この間隙に液晶が挟持されている。
また、電気光学装置500は、液晶パネルAA、タイミング発生回路300および画像処理回路400を備える。液晶パネルAAの素子基板上には、画像表示領域A、走査線駆動回路100およびデータ線駆動回路200が形成されている。この電気光学装置500に供給される入力画像データDinは、例えば、3ビットパラレルの形式である。タイミング発生回路300は、画像処理回路400から供給される水平走査信号や垂直走査信号などの制御信号に同期して、Yクロック信号YCK、Xクロック信号XCK、Y転送開始パルスDY、およびX転送開始パルスDXを生成して、走査線駆動回路100およびデータ線駆動回路200に供給する。また、タイミング発生回路300は、画像処理回路400を制御する各種のタイミング信号を生成し、これを出力する。
ここで、Yクロック信号YCKは、走査線20を選択する期間を特定し、Xクロック信号XCKは、データ線10を選択する期間を特定する。また、Y転送開始パルスDYは走査線20の選択開始を指示するパルスであり、一方、X転送開始パルスDXはデータ線10の選択開始を指示するパルスである。
次に、画像処理回路400は、入力画像データDinに、液晶パネルの光透過特性を考慮したガンマ補正等を施した後、RGB各色の画像データをD/A変換して、画像信号VIDを生成して液晶パネルAAに供給する。
画像表示領域Aには、Xm(mは2以上の自然数)本の走査線20が、X方向に沿って平行に配列して形成される一方、n(nは2以上の自然数)本のデータ線10が、Y方向に沿って平行に配列して形成されている。そして、データ線10と走査線20との交差に対応してm×n個の画素回路P(P11〜Pmn)が配列される。
図2に画像表示領域Aおよびデータ線駆動回路200の一部の詳細な構成を示す。図1では簡略化して説明したが、各列の画素回路Pに対してデータ線10は第1データ線10aと第2データ線10bの組から構成される。また、データ線10および走査線20の他に保持容量線30が設けられている。この例の保持容量線30はn+1本あり、データ線10に沿って配置される画素回路Pの間、および画素回路Pの両端に配置される。
そして、走査線20とデータ線10との交差に対応して画素回路Pが形成される。画素回路Pは、TFT50、液晶素子60および保持容量70を備える。液晶素子60は画素電極(第1電極)61と対向電極62(第2電極)との間に液晶を挟持して構成される。対向電極62には共通電位Vcomが供給される(図示略)。TFT50のゲートは走査線20と接続され、そのソースは第1データ線10aまたは第2データ線10bと接続され、そのドレインは画素電極61と接続される。保持容量70は第1端子71がTFT50のドレインと接続され第2端子72が保持容量線30と接続される。
ここで、データ線10の方向(列方向)に配列された画素回路は、交互に第1データ線10aと第2データ線10bに接続される。この例では、奇数行の画素回路Pが第1データ線10aと接続される一方、偶数行の画素回路Pが第2データ線10bに接続される。換言すれば、データ線10の方向に隣接する画素回路において、一方の画素回路は第1データ線10aと電気的に接続され、他方の画素回路は第2データ線10bと電気的に接続される。例えば、第1列に着目すると、第1行、第3行、…には第1データ線10aを介してデータ信号X1aが供給され、第2行、第4行、…には第2データ線10bを介してデータ信号X1bが供給される。データ線駆動回路200の出力段には、スイッチSWが設けられており、各列のデータ信号X1、X2、…Xmを1水平走査期間ごとに第1データ線10aと第2データ10bとに振り分ける。すなわち、データ線駆動回路200は、一列の画素回路Pの各々が表示すべき階調を示すデータ信号Xを、走査信号による走査線20の選択と同期して、第1データ線10aと第2データ線10bとに交互に供給する手段として機能する。
また、保持容量線30はデータ線10の方向(列方向)に隣接する画素回路Pの間に設けられているが、走査線20の方向(行方向)に配置された画素回路Pは、上側の保持容量線30と下側の保持容量線30とに交互に接続される。
また、TFT50のゲートが接続される各走査線20には、走査線駆動回路100から、走査信号GL1、GL2、…、GLmが、パルス的に線順次で印加されるようになっている。このため、ある走査線20に走査信号が供給されると、当該走査線に接続されるTFT50がオンするので、データ線10から所定のタイミングで供給されるデータ信号X1、X2、…、Xnは、対応する画素に順番に書き込まれた後、所定の期間保持されることとなる。
各画素に印加される電圧レベルに応じて液晶分子の配向や秩序が変化するので、光変調による階調表示が可能となる。例えば、液晶を通過する光量は、ノーマリーホワイトモードであれば、印加電圧が高くなるにつれて制限される一方、ノーマリーブラックモードであれば、印加電圧が高くなるにつれて緩和されるので、電気光学装置500全体では、画像信号に応じたコントラストを持つ光が各画素毎に出射される。このため、所定の表示が可能となる。また、保持された画像信号がリークするのを防ぐために、保持容量70が、画素電極61と対向電極62との間に形成される液晶容量と並列に付加される。これにより保持特性が改善される結果、高コントラスト比が実現されることとなる。
さらに、走査線駆動回路100は保持容量線30を駆動する保持容量線駆動手段として機能する。この例の走査線駆動回路100は、保持電位HL1、HL2、…HLm+1を各保持容量線30に供給する。
次に、図3を参照して、電気光学装置の動作を説明する。まず、第1データ線10a、10bに供給されるデータ信号X1b,X2a,X3b…は、第1フィールドF1において負極性となる一方、第2フィールドF2において正極性になる。一方、データ信号X1a,X2b,X3a…は、第1フィールドF1において正極性となる一方、第2フィールドF2において負極性になる。ここで、信号の極性は、対向電極62の共通電位Vcomを基準として高電位を正極性、低電位を負極性と定める。
また、保持電位HL1、HL2、…HLmは、走査信号GL1〜GLmがハイレベルとなるデータ信号の書き込み期間が終了した後、電位が変化する。保持電位HL1〜HLmのハイレベルを正極性電位、ローレベルを負極性電位と称する。例えば、時刻t0から時刻t1の期間において走査信号GL1がハイレベルになり、データ信号X1a[1]が画素回路P11に書き込まれた後、保持電位HL1は負極性電位から正極性電位に遷移する。換言すれば、保持電位HL1〜HLmは各行の画素回路Pに対してデータ信号を書き込む期間の前後で正極性電位と負極性電位との間で遷移する。
ここで、図4および図5を参照して、画素回路Pにおける各種のノードの電位を説明する。図4は第1フィールドF1でのノード電位を、図5は第2フィールドF2でのノード電位を示している。これらの図において、「V+max」は表示時における画素電極61の電位のうち正極性の上限値であり、「V+min」は表示時における画素電極61の電位のうち正極性の下限値である。また、「V-max」は表示時における画素電極61の電位のうち負極性の上限値であり、「V-min」は表示時における画素電極61の電位のうち負極性の下限値である。また、「PX11」は画素回路P11におけるTFT50のドレイン電位(画素電極61の電位)、「PX12」は画素回路P12におけるTFT50のドレイン電位、「PX21」は画素回路P21におけるTFT50のドレイン電位である。
第1フィールドF1において、例えば、画素回路P11に着目すると、走査信号GL1がハイレベルとなる書き込み期間において、保持電位HL1は負極性電位となっている。この状態でデータ信号X1aが画素電極61に供給されると、画素電極電位PX11がデータ信号X1aの電位に漸近する。そして、走査信号GL1がハイレベルからローレベルに遷移すると、TFT50がオフ状態となり画素電極61はフローティング状態となる。このとき、保持電位HL1が負極性電位から正極性電位に遷移する。すると、保持容量70の第2端子72の電位が正極性電位に変化し、これに伴って保持容量70の第1端子71の電位が上昇する。これによって、液晶素子60には共通電位Vcomを基準として正極性の電圧ΔV11が印加される。
次に、画素回路P21に着目すると、走査信号GL2がハイレベルとなる書き込み期間において、保持電位HL2は正極性電位となっている。この状態でデータ信号X1bが画素電極61に供給されると、画素電極電位PX21がデータ信号X1bの電位に漸近する。そして、走査信号GL2がハイレベルからローレベルに遷移すると、TFT50がオフ状態となり画素電極61はフローティング状態となる。このとき、保持電位HL2が正極性電位から負極性電位に遷移する。すると、保持容量70の第2端子72の電位が負極性電位に変化し、これに伴って保持容量70の第1端子71の電位が下降する。これによって、液晶素子60には共通電位Vcomを基準として負極性の電圧ΔV21が印加される。
次に、画素回路P12に着目する。画素回路P12は、図2に示すように下側の保持容量線30に接続されるので、保持電位HL2が供給される。この例では、走査信号GL1がハイレベルになると、正極性のデータ信号X2aが画素電極61に供給され、画素電極電位PX12がデータ信号X2aの電位に漸近する。そして、走査信号GL1がハイレベルからローレベルに遷移して書き込み期間が終了しても、保持電位HL2は正極性電位を維持した後、次の書き込み期間で走査信号GL2がローレベルに遷移した後で負極性電位に変化する。このため、画素回路P12の液晶素子60には共通電位Vcomを基準として負極性の電圧ΔV12が印加される。
第2フィールド期間F2では、画素回路P11に着目すると、走査信号GL1がハイレベルとなる書き込み期間において、保持電位HL1は正極性電位となっている。この状態でデータ信号X1aが画素電極61に供給されると、画素電極電位PX11がデータ信号X1aの電位に漸近する。そして、走査信号GL1がハイレベルからローレベルに遷移すると、TFT50がオフ状態となり画素電極61はフローティング状態となる。このとき、保持電位HL1が正極性電位から負極性電位に遷移する。すると、保持容量70の第2端子72の電位が負極性電位に変化し、これに伴って保持容量70の第1端子71の電位が下降する。これによって、液晶素子60には共通電位Vcomを基準として、第1フィールドF1での極性とは逆の負極性の電圧ΔV11が印加される。
画素回路P21,P12などにおいても、ノードの電位は第2フィールド期間F2では第1フィールド期間F1と逆の極性で変化する。
このように液晶素子60に印加する電圧の極性を制御することによって、第1フィールドF1では、図6(A)に示す極性の電圧が液晶素子60に印加される一方、第2フィールドでは図6(B)に示す電圧が液晶素子60に印加される。これにより、ドット反転方式の駆動が行われる。
本実施形態では、各列の画素回路Pに第1データ線10aと第2データ線10bとを用いてデータ信号を伝送した。このように2本で1組のデータ線10を用いたのは以下の理由による。ドット反転やライン反転の駆動方法では、1列ごとにデータ信号の極性を反転する必要がある。データ線10は容量性負荷であるから、1水平走査期間ごとにデータ信号の極性を反転させると、消費電力が増大する。そこで、第1データ線10aを奇数行の画素回路Pに接続する一方、第2データ線10bを偶数行に接続することによって、1本のデータ線10に供給されるデータ信号Xの極性を揃えることができる。画像信号には垂直方向に相関性が高いといった性質があるので、データ信号の極性を揃えることによって、データ線10の電位の変動を抑圧することができる。この結果、消費電力を大幅に削減することが可能となる。
図7に画像表示領域Aのレイアウトの一部を示す。図7では、半導体層、ゲート配線層およびソース配線層のみを図示しているが、これらの層は例えばガラス等の基板上に形成されており、各層間には絶縁層等の層が介在しているが、図示の便宜上省略している。また、配線層の上には、絶縁層が形成されており、この絶縁層の上には透明な画素電極61が形成されている。上述した第1データ線10aおよび第2データ線10bは、ソース配線層によって形成される。また、走査線20および保持容量線30はゲート配線層によって形成される。さらに、保持容量70はTFT50のドレインと一体に形成された半導体層とゲート絶縁膜とゲート配線層とによって構成される。
<2.第2実施形態>
第2実施形態の電気光学装置500は、1行当たり1本の保持容量線30の替わりに1行当たり2本の第1保持容量線30aおよび第2保持容量線30bを備える点、走査線駆動回路100が第1保持容量線30aおよび第2保持容量線30bに第1保持電位と第2保持電位を各々供給する点を除いて、第1実施形態の電気光学装置500と同様に構成されている。
図8に画像表示領域Aおよびデータ線駆動回路200の一部の詳細な構成を示す。この図に示すように奇数列の奇数行の画素回路および偶数列の偶数行の画素回路Pは第1保持容量線30aに接続され、偶数列の奇数行の画素回路Pおよび奇数列の偶数行の画素回路Pは第2保持容量線30bに接続される。すなわち、第1保持容量線30aに接続される画素回路は千鳥状に配列され、第2保持容量線30bに接続される画素回路も千鳥状に配列される。各行の第1保持容量線30aには第1保持電位HL1a〜HLnaが供給され、各行の第2保持容量線30bには第2保持電位HL1b〜HLnbが供給される。
図9は第2実施形態の電気光学装置の動作を示すタイミングチャートである。この図に示すように第1保持電位HL1a〜HLnaの各々は、第1フィールドF1において、走査信号GL1〜GLmがハイレベルからローレベルに遷移すると、負極性電位から正極性電位に遷移する。一方、第2保持電位HL1b〜HLnbは第1保持電位HL1a〜HLnaを反転したものである。例えば、第1行の第1保持容量線30aに供給される第1保持電位HL1aは、走査信号GL1が時刻t1においてハイレベルからローレベルに遷移すると、負極性電位から正極性電位に遷移する。一方、第1行の第2保持容量線30bに供給される第2保持電位HL1bは、時刻t1において正極性電位から負極性電位に遷移する。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、第1データ線10aを奇数行の画素回路Pに接続する一方、第2データ線10bを偶数行に接続することによって、1本のデータ線10に供給されるデータ信号Xの極性を揃えることができ、データ線10の電位の変動を抑圧することができる。この結果、消費電力を大幅に削減することが可能となる。
図10に第2実施形態における画像表示領域Aのレイアウトの一部を示す。第1データ線10aおよび第2データ線10bは、ソース配線層によって形成される。また、走査線20、第1保持容量線30aおよび第2保持容量線30bはゲート配線層によって形成される。さらに、保持容量70はTFT50のドレインと一体に形成された半導体層とゲート絶縁膜とゲート配線層とによって構成される。保持容量70は第1保持容量線30aと第2保持容量線30bとの間に形成され、ゲート配線層で構成される第2端子72が第1保持容量線30aまたは第2保持容量線30bと接続される。
なお、本実施形態において、上述した第1保持電位HL1a〜HLnaおよび第2保持電位HL1b〜HLnbは、負極正電位と正極性電位との間で電位を遷移させるタイミングを1水平走査期間ごとにずらしたが、1フィールドごとに負極正電位と正極性電位との間で電位を遷移させるのであれば、全部を同一のタイミングで実行してもよい。
<3.第3実施形態>
第1実施形態および第2実施形態の電気光学装置は、液晶に光の射出方向の縦電界を印加するものであった。これに対して、第3実施形態の電気光学装置は、液晶に光の射出方向と直交する方向の横電界を印加するものである。このため、液晶に電圧を印加する第1電極63と第2電極64とが同一の層で構成される。
図11に画像表示領域Aおよびデータ線駆動回路200の一部の詳細な構成を示す。この図に示すように液晶素子60は保持容量70と並列に接続される。より具体的には、液晶素子60の第1電極63と保持容量70の第1端子71とが接続され、液晶素子60の第2電極64と保持容量70の第2端子72とが接続される。
データ線10の方向(列方向)に配列された画素回路は、交互に第1データ線10aと第2データ線10bに接続される。この例では、奇数行の画素回路Pが第1データ線10aと接続される一方、偶数行の画素回路Pが第2データ線10bに接続される。換言すれば、データ線10の方向に隣接する画素回路において、一方の画素回路は第1データ線10aと電気的に接続され、他方の画素回路は第2データ線10bと電気的に接続される。また、保持容量線30はデータ線10の方向(列方向)に隣接する画素回路Pの間に設けられているが、走査線20の方向(行方向)に配置された画素回路Pは、上側の保持容量線30と下側の保持容量線30とに交互に接続される。
次に、図12を参照して、電気光学装置の動作を説明する。まず、第1データ線10a,10bに供給されるデータ信号X1b,X2a,X3b…は、第1フィールドF1において負極性となる一方、第2フィールドF2において正極性になる。一方、第2でーた信号X1a,X2b,X3b…は、第1フィールドF1において正極性となる一方、第2フィールドF2において負極性になる。本実施形態における電位の極性は、液晶素子60の第1電極63および第2電極64に印加される最大電位と最小電位との平均電位を基準電位としたとき、基準電位より高電位を正極性、基準電位より低電位を負極性と定める。
また、保持電位CL1、CL2、…CLmは、走査信号GL1〜GLmがハイレベルとなるデータ信号の書き込み期間が終了した後、正極性電位から負極性電位へ、あるいは負極性電位から正極性電位へ変化する。すなわち、保持電位CL1〜CLmは各行の画素回路Pに対してデータ信号を書き込む期間の前後で正極性電位と負極性電位との間で遷移する。
図13および図14を参照して、画素回路Pにおける各種のノードの電位を説明する。図13は第1フィールドF1でのノード電位の変化を示し、図14は第2フィールドF2でのノード電位の変化を示す。画素回路P11に着目すると、走査信号GL1がハイレベルとなる書き込み期間において、保持電位CL1は電位V-max(負極性電位)となっている。この状態でデータ信号X1aが画素電極61に供給されると、画素電極電位PX11がデータ信号X1aの電位に漸近する。このとき、液晶素子60の容量および保持容量70に電圧ΔV11が印加される。そして、走査信号GL1がハイレベルからローレベルに遷移すると、TFT50がオフ状態となり画素電極61はフローティング状態となる。このとき、保持電位CL1が負極性電位から正極性電位に遷移する。すると、保持容量70の第2端子72および液晶素子60の第2電極64の電位が正極性電位に変化し、これに伴って保持容量70の第1端子71の電位および液晶素子60の第2電極64の電位が上昇するが、液晶素子60に印加された電圧ΔV11は維持される。
次に、画素回路P21では、走査信号GL2がハイレベルとなる書き込み期間において、保持電位CL2は正極性電位となっている。この状態でデータ信号X1bが画素電極61に供給されると、画素電極電位PX21がデータ信号X1bの電位に漸近する。このとき、液晶素子60の容量および保持容量70に電圧ΔV21が印加される。そして、走査信号GL2がハイレベルからローレベルに遷移すると、TFT50がオフ状態となり画素電極61はフローティング状態となる。このとき、保持電位CL2が正極性電位から負極性電位に遷移する。すると、保持容量70の第2端子72および液晶素子60の第2電極64の電位が負極性電位に変化し、これに伴って保持容量70の第1端子71の電位が下降するが、液晶素子60に印加された電圧ΔV21は維持される。
次に、画素回路P12では、図11に示すように下側の保持容量線30に接続されるので、保持電位CL2が供給される。この例では、走査信号GL1がハイレベルになると、正極性のデータ信号X2aが画素電極61に供給され、画素電極電位PX12がデータ信号X2aの電位に漸近する。そして、走査信号GL1がハイレベルからローレベルに遷移して書き込み期間が終了しても、保持電位CL2は正極性電位を維持するが次の書き込み期間で走査信号GL2がハイレベルからローレベルに遷移すると保持電位GL2の極性は反転し負極性電位になる。このため、液晶素子60には電圧ΔV12が印加される。
第3実施形態では、第1および第2実施形態と同様に、第1データ線10aを奇数行の画素回路Pに接続する一方、第2データ線10bを偶数行に接続することによって、1本のデータ線10に供給されるデータ信号Xの極性を揃えることができ、データ線10の電位の変動を抑圧することができる。この結果、消費電力を大幅に削減することが可能となる。
なお、横電界方式の第3実施形態においても、第2実施形態と同様に1行あたり2本の保持容量線30を用いて、液晶素子60に印加される電圧を制御してもよい。
また、上述した各実施形態の電気光学装置500は、電気光学物質に液晶を用いた液晶表示装置であり、この液晶表示装置は、透過型、反射型または半透過半反射型のいずれにも適用可能である。
<4.電子機器>
次に、本発明に係る電気光学装置500を利用した電子機器について説明する。図15は、以上に説明した何れかの形態に係る電気光学装置500を表示装置として採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示装置としての電気光学装置500と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。この電気光学装置500は消費電力を低減することができるので、バッテリーの駆動においても連続使用時間を伸ばすことが可能となる。
図16に、実施形態に係る電気光学装置500を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに表示装置としての電気光学装置500を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置500に表示される画面がスクロールされる。
図17に、実施形態に係る電気光学装置500を適用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、ならびに表示装置としての電気光学装置500を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置500に表示される。
なお、本発明に係る電気光学装置が適用される電子機器としては、図15から図17に示したもののほか、プロジェクタ、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
本発明の第1実施形態に係る電気光学装置のブロック図である。 同装置の画像表示領域およびデータ線駆動回路の一部の詳細な構成を示す回路図である。 同装置の動作を示すタイミングチャートである。 同装置の画素回路の第1フィールドにおける各種のノードの電位を示す説明図である。 同装置の画素回路の第2フィールドにおける各種のノードの電位を示す説明図である。 同装置のドット反転方式を説明するための概念図である。 同装置の画像表示領域のレイアウトの一部を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る電気光学装置に用いる画像表示領域およびデータ線駆動回路の一部の詳細な構成を示す回路図である。 同装置の動作を示すタイミングチャートである。 同装置の画像表示領域のレイアウトの一部を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る電気光学装置に用いる画像表示領域およびデータ線駆動回路の一部の詳細な構成を示す回路図である。 同装置の動作を示すタイミングチャートである。 同装置の画素回路の第1フィールドにおける各種のノードの電位を示す説明図である。 同装置の画素回路の第2フィールドにおける各種のノードの電位を示す説明図である。 電子機器の一例たるパーソナルコンピュータの斜視図である。 電子機器の一例たる携帯電話機の斜視図である。 電子機器の一例たる携帯情報端末の斜視図である。
符号の説明
10……データ線、10a……第1データ線、10b……第2データ線、20……走査線、30……保持容量線、30a……第1保持容量線、30b……第2保持容量線、50……TFT(スイッチング素子)、60……液晶素子、61……画素電極、62……対向電極(共通電極)、70……保持容量、71……第1端子、72……第2端子、100……走査線駆動回路(保持容量線駆動回路)、200……データ線駆動回路、500……電気光学装置、X1a〜Xma……第1データ信号、X1b〜Xmb……第2データ信号、
GL1〜GLm……走査信号、P11〜Pnm……画素回路。

Claims (9)

  1. 複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の保持容量線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた画素回路とを備える電気光学装置であって、
    前記画素回路は、
    前記走査線を介して供給される走査信号に従ってオン・オフが制御され、第1の端子が前記データ線と電気的に接続され、第2の端子が第1電極と電気的に接続されるスイッチング素子と、
    一方の端子が前記スイッチング素子の第2の端子と電気的に接続され、他方の端子が前記保持容量線と電気的に接続される保持容量と、
    前記第1電極と第2電極との間に設けられた電気光学物質とを備え、
    前記複数のデータ線は、各列の画素回路に対して第1データ線および第2データ線の組として設けられており、
    前記データ線の方向に隣接する画素回路において、一方の画素回路は前記第1データ線と電気的に接続され、他方の画素回路は前記第2データ線と電気的に接続される、
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 一列の画素回路の各々が表示すべき階調を示し、且つ、基準電位を中心として1水平走査期間ごとに極性が反転したデータ信号を、前記走査信号による前記走査線の選択と同期して、前記第1データ線と前記第2データ線とに交互に供給するデータ線駆動回路を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 基準電位を中心として高電位の正極性電位と低電位の負極性電位とを生成し、各行の画素回路を順次選択し、最初の行から最後の行までを選択する期間を1フィールドとしたとき、1フィールドごとに前記保持容量線に供給する電位を前記正極性電位と前記負極性電位との間で遷移させる保持容量線駆動手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記保持容量線は前記データ線の方向に隣接する画素回路の間に設けられており、
    前記走査線の方向に配置された画素回路は、上側の保持容量線と下側の保持容量線とに交互に電気的に接続され、
    前記保持容量線駆動手段は、
    前記複数の保持容量線に前記正極性電位と前記負極性電位とを交互に供給し、
    各行の画素回路に対して前記データ信号を書き込む期間の前後で前記保持容量線に供給する電位を前記正極性電位と前記負極性電位との間で遷移させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記複数の保持容量線は、各行の画素回路に対して第1保持容量線および第2保持容量線の組として設けられており、
    前記走査線の方向に配置された画素回路は、前記第1保持容量線と前記第2保持容量線とに交互に電気的に接続され、
    前記保持容量線駆動手段は、
    前記第1保持容量線に前記正極性電位と前記負極性電位とのうちいずれか一方を供給し、前記第2保持容量線にいずれか他方を供給する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  6. 前記第2電極は複数の画素回路に共通な共通電極であり、
    前記基準電位は前記共通電極に供給される電位である、
    ことを特徴とする請求項3乃至5のうちいずれか1項に記載の電気光学装置。
  7. 前記第2電極は前記第1電極と同一の層で形成され、前記基準電位は前記データ信号の最大電位と最小電位との平均電位であることを特徴とする3乃至5のうちいずれか1項に記載の電気光学装置。
  8. 請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
  9. 複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の保持容量線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた画素回路とを備え、前記画素回路は、前記走査線を介して供給される走査信号に従ってオン・オフが制御され、第1の端子が前記データ線と電気的に接続され、第2の端子が第1電極と電気的に接続されるスイッチング素子と、一方の端子が前記スイッチング素子の第2の端子と電気的に接続され、他方の端子が前記保持容量線と電気的に接続される保持容量と、前記第1電極と第2電極との間に設けられた電気光学物質とを備え、前記複数のデータ線は、各列の画素回路に対して第1データ線および第2データ線の組として設けられており、前記データ線の方向に隣接する画素回路において、一方の画素回路は前記第1データ線と電気的に接続され、他方の画素回路は前記第2データ線と電気的に接続される電気光学装置の駆動方法であって、
    前記複数の走査線の各々に前記走査信号を順次供給し、
    一列の画素回路の各々が表示すべき階調を示し、基準電位を中心として1水平走査期間ごとに極性が反転したデータ信号を生成し、
    前記データ信号を、前記走査信号による前記走査線の選択と同期して、前記第1データ線と前記第2データ線とに交互に供給する、
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
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