JP2008082524A - 樹脂パイプと補強用カラー - Google Patents

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Yoshihiro Sakata
好弘 坂田
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Abstract

【課題】樹脂パイプへの補強用カラー挿入に際してのパイプ内壁の損傷回避と生産性向上とを両立させる。
【解決手段】樹脂パイプ20に内嵌されるカラー10は、バネ用ステンレス鋼板を用いて成形され、樹脂パイプ20を補強する。カラー10は、スリット12の両端を面取り幅が約1mmの面取りコーナ13とすると共に、スリット12を挟んで対向する対向壁14とカラー前後端の端面壁15において、カラー外側のエッジ、即ち樹脂パイプ20にカラー10が装着された状態においてパイプ内壁に接する側のエッジを、鋼板打ち抜き加工時の打ち抜き円弧形状のままのR部16としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホースに接続される樹脂パイプとホース接続の際のパイプ補強用のカラーに関する。
樹脂パイプは、軽量であるという利点があるために多種多様の用途に用いられているが、パイプ単体では機械的強度に欠けるので、ホース挿入に際しての補強を図るため、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1)。
実開平7−12684号公報
この特許公報によれば、ホースの接続側に、スリットを有する筒状の金属製カラーを内嵌することで、ホース挿入時の強度確保がなされている。
ところで、上記の特許文献で提案されたカラーは、バネ作用によりパイプ内に留まるようにされているので、パイプへのカラー内嵌に際しては、カラーを一旦縮径させ、その状態でパイプに挿入される。こうしたカラー挿入の際、カラーの縮径の程度が足りないままカラー挿入が行われると、パイプ内壁にカラーのエッジで傷を付けてしまうことがあり得る。パイプ内壁の傷は、パイプをクランプした時の応力の起点となり、耐久性の低下を招きかねないので、カラー挿入に際しては慎重さが要求され、作業効率も悪く、熟練が必要であった。その反面、カラー挿入に伴う上記の傷は、カラーのエッジをサンドペーパー等により面取りすれば、比較的容易に回避できるものの、面取りに要する工程が増える分、生産効率の点で問題であった。
本発明は、樹脂パイプへの補強用カラー挿入に際しての上記の問題点を解決するためのものであり、パイプ内壁の損傷回避と生産性向上との両立を図ることを目的とする。
かかる課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の樹脂パイプでは、ホースに挿入される接続端に、前記ホースへの前記接続端の挿入の際の補強機能を発揮する筒状の金属製のカラーを内嵌するに当たり、このカラーを、パイプ軸心方向に沿ってスリットを備えるものとした上で、該スリットの対向壁とカラー前後端の端面壁における前記接続端の内壁に接する側のエッジが鋼板打ち抜き加工時の打ち抜き円弧形状のままとしたことに特徴がある。
上記した本発明の樹脂パイプによれば、カラー挿入の際にパイプ接続端の内壁に接するカラーのエッジが鋼板打ち抜き加工時の打ち抜き円弧形状のままであることから、接続端内壁に傷を付けてしまうことを回避若しくは抑制できる。しかも、この打ち抜き円弧形状は、カラー製造の際に行う鋼板打ち抜きにおいてエッジに残されるので、エッジの円弧形状の面取りも不要となるので、パイプ内壁の損傷回避若しくは損傷抑制に加え、生産性の向上も達成できる。
上記した本発明の樹脂パイプは、種々の態様を取ることができる。例えば、前記カラーを、バネ鋼板の打ち抜きプレートを前記打ち抜き円弧形状のエッジが外側になるように環状に湾曲されたカラーとできる。こうすれば、得られたカラー自体が、バネ鋼板によってバネ力を呈することから、カラー挿入の前にカラーを一旦拡張して挿入後の縮径の際にバネ力が発現するようにするといった作業が不要となり、生産性向上の上から好ましい。
また、前記接続端を、パイプ経路を形成する経路部に連続させ、接続端端面側に内径が縮径するよう傾斜した傾斜壁面を有するものとし、前記カラーを、前記経路部と前記接続端の連続箇所における前記経路側の内壁と前記傾斜壁面の内壁との間に位置させて、パイプ軸心方向におけるカラーの移動を制限している。こうすれば、パイプ軸方向に負荷が掛かった場合であっても、カラーの脱落を抑制でき、好ましい。
上記した樹脂パイプにその補強用として内嵌されるカラーを製造するに当たり、本発明では、バネ鋼板を打ち抜いてプレートを形成し、鋼板打ち抜き加工時の打ち抜き円弧形状が残るエッジが外側になるように、前記プレートを環状に湾曲するようにした。こうすれば、スリットを有した筒状のカラーをバネ鋼板から容易に製造でき、製造したカラーにおいては上記した効果を奏することができる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。図1は実施例の樹脂パイプ20にその補強用に用いるカラー10をエッジの拡大一部断面図を併記して示す説明図、図2は樹脂パイプ20にカラー10を装着(内嵌)した様子を示す概略断面図、図3は樹脂パイプ20にカラー10を装着する様子を示す説明図である。
図1に示すように、カラー10は、筒状とされ、その側面にスリット12を備える。図2に示すように、樹脂パイプ20は、ホース(図示略)に挿入される接続端22とパイプ経路を形成する経路部24とを環状突起25を介在させて連続して備える。そして、樹脂パイプ20は、接続端22の内側にカラー10を内嵌させ、パイプ軸方向においては、経路部24と接続端22の傾斜先端26とでカラー10の移動を制限している。
カラー10のスリット12は、図2に示す樹脂パイプ20への装着状態において、パイプ軸心方向に沿ったものとなる。この場合、スリット12は、パイプ軸心と平行である場合の他、パイプ軸心と交差するものであっても良い。また、スリット12は、バネ鋼板であるバネ用ステンレス鋼板を用いて成形され、樹脂パイプ20にカラー10が装着(内嵌)された状態で、樹脂パイプを補強する。カラー10は、スリット12の両端を図示するように面取り幅が約1mmのいわゆる面取りコーナ13としており、後述するようにプレス打ち抜きを経て製造される。この場合、面取りコーナ13はプレス打ち抜きの際に打ち抜きされる形状である。そして、カラー10は、スリット12を挟んで対向する対向壁14とカラー前後端の端面壁15において、カラー外側のエッジ、即ち樹脂パイプ20にカラー10が装着された状態においてパイプ内壁に接する側のエッジを、鋼板打ち抜き加工時の打ち抜き円弧形状のままのR部16としている。
上記したカラー10を樹脂パイプ20に装着するに当たり、図3(A)に示すように、カラー10は、フリーの状態において、カラーの初期外径dcsが接続端21における傾斜先端26の開口径d1より大きくなっている。このカラー10を、図3(B)に示すように、スリット12のスリット幅が狭くなるように縮径させ、接続端21に傾斜先端26の開口から挿入する。この場合、カラー10は、カラーの縮径外径dcmが傾斜先端26の開口径d1より小さく、経路部24の内径d2より大きくなっている。そして、図3(C)に示すように、カラー10が接続端21に装着(内嵌)された状態では、カラー10は、カラーの内嵌外径dceが傾斜先端26の開口径d1より大きく、経路部24の内径d2より大きくなっている。
カラー10は、経路部24や接続端21の傾斜先端26に対して上記した寸法関係にあることから、既述したように、経路部24とによりパイプ軸方向の移動が制限されている。なお、傾斜先端26の開口径d1は経路部24の内径d2より大きくされているので、カラー挿入に際してのカラー10の縮径は、作業者の視野に入る傾斜先端26の開口径d1に合わせて行えばよい。つまり、この開口径d1に合わせた程度のカラー縮径であれば、縮径後のカラー外径が経路部24の内径d2より小さくなることがないので、カラー10を経路部24のホース経路にまで挿入させてしまうようなことを防止できる。
次に、カラー10の製造方法について説明する。図4はカラー10の製造工程を説明するための説明図である。まず、図4(A)に示すように、バネ鋼板SPをプレス装置に設置し、プレス金型Pu、Pdによりプレス打ち抜きして、図4(B)に示すように、プレートSPPを得る。このプレートSPPは、既述したカラー10がスリット両端に備える面取りコーナ13を4隅に備える。面取りコーナ13は、プレス金型Pu、Pdが有する打ち抜き金型形状に依存して形成される。そして、プレートSPPは、プレート上下のいずれかの側にR面16を4隅に備える。このR面16は、プレス金型Pu、Pdによりバネ鋼板SPから打ち抜く際に必然的にプレートエッジに形成される円弧形状のR面である。
次に、打ち抜き後のプレートSPPを、図4(C)に示すように、円弧形状のR面16を有するプレートエッジが外側になるように環状に湾曲する。この湾曲の際には、湾曲後のプレートSPP(即ちカラー10)のカラー外径が既述した初期外径dcsとなるように、図示しないジグ等が用いられる。こうして、既述したカラー10が得られる。
以上説明したように、本実施例の樹脂パイプ20では、図示しないホースに挿入される接続端21に装着する補強用のカラー10を、パイプ軸心方向に沿ったスリット12を備え付けた上で、スリット12の対向壁14とカラー前後端の端面壁15のエッジをR面16とした。このR面16は、カラー10の製造過程におけるバネ鋼板SPのプレス打ち抜きに伴って必然的に残るR面であり、本実施例では、このR面を積極的に利用して、当該R面16を、接続端21の内壁に接する側のエッジに打ち抜き円弧形状のまま利用した。
このため、樹脂パイプ20の接続端21へのカラー挿入の際に、接続端21の内壁に接するカラー10のエッジが鋼板打ち抜き加工時の打ち抜き円弧形状のR面16であることから、接続端内壁の損傷回避若しくは損傷抑制の実効性を高めることができる。しかも、このR面16をカラー10のエッジに形成するに当たり、サンドペーパー等による面取り作業を要しないので、パイプ内壁の損傷回避若しくは損傷抑制に加え、生産性を高めることができる。加えて、本実施例では、スリット12の両端に面取りコーナ13をプレス打ち抜きにて形成し、この面取りコーナ13のエッジにあってもR面16とするので、上記した接続端内壁の損傷をより確実に回避若しくは抑制することができる。
また、本実施例では、カラー10をバネ鋼板SPを用いて形成したので、得られたカラー10自体でバネ力を呈することができる。よって、カラーのバネ力発現のために、接続端21へのカラー挿入の前にカラーを一旦拡張しておくような作業も不要となることから、工数低減によるコスト低減、生産性向上に資することができる。
加えて、カラー10の挿入前後の外形寸法と傾斜先端26の開口径、経路部24の内径との関係を既述したように規定することで、装着済みのカラー10の移動を制限した。よって、パイプ軸心方向に負荷が掛かった場合であっても、カラー10の脱落を抑制できる。
更に、カラー10の製造に際しては、プレス打ち抜きに伴う打ち抜き円弧形状のR面16を利用するので、スリット12を有した筒状のカラー10をバネ鋼板SPから容易に製造できる。
なお、この発明は前記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
実施例の樹脂パイプ20にその補強用に用いるカラー10をエッジの拡大一部断面図を併記して示す説明図である。 樹脂パイプ20にカラー10を装着(内嵌)した様子を示す概略断面図である。 樹脂パイプ20にカラー10を装着する様子を示す説明図である。 カラー10の製造工程を説明するための説明図である。
符号の説明
10…カラー
12…スリット
13…面取りコーナ
14…対向壁
15…端面壁
16…R面
20…樹脂パイプ
21…接続端
22…接続端
24…経路部
25…環状突起
26…傾斜先端
Pu、Pd…プレス金型
SP…バネ鋼板
SPP…プレート
d1…開口径
d2…内径
dce…内嵌外径
dcm…縮径外径
dcs…初期外径

Claims (4)

  1. ホースに接続される樹脂パイプであって、
    前記ホースに挿入される接続端に、前記ホースへの前記接続端の挿入の際の補強機能を発揮する筒状の金属製のカラーを内嵌し、
    前記カラーは、
    パイプ軸心方向に沿ってスリットを備え、
    該スリットの対向壁とカラー前後端の端面壁における前記接続端の内壁に接する側のエッジを、鋼板打ち抜き加工時の打ち抜き円弧形状としている
    樹脂パイプ。
  2. 請求項1に記載の樹脂パイプであって、
    前記カラーは、バネ鋼板の打ち抜きプレートを前記打ち抜き円弧形状のエッジが外側になるように環状に湾曲されてなる
    樹脂パイプ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の樹脂パイプであって、
    前記接続端は、パイプ経路を形成する経路部に連続し、接続端端面側を内径が縮径するよう傾斜した傾斜壁面とし、
    前記カラーは、前記経路部と前記接続端の連続箇所における前記経路側の内壁と、前記傾斜壁面の内壁との間に位置する
    樹脂パイプ。
  4. ホースに接続される樹脂パイプの端部に内嵌され、前記ホースへのパイプ挿入に際して前記端部を補強する筒状の金属製のカラーの製造方法であって、
    バネ鋼板を打ち抜いてプレートを形成し、
    鋼板打ち抜き加工時の打ち抜き円弧形状が残るエッジが外側になるように、前記プレートを環状に湾曲する
    金属製のカラーの製造方法。
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