JP2008079625A - カイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙およびこれを用いてなるカイロ用粘着シート、カイロ - Google Patents

カイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙およびこれを用いてなるカイロ用粘着シート、カイロ Download PDF

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Abstract

【課題】苛酷なシール条件で加工を施しても良好な剥離性を示し、さらに製造後に剥離紙が吸湿膨張することによって、剥離紙とカイロ本体の端部に一定量のズレ(寸法差)が生じ、使用時にそのズレを利用して剥離紙を容易に剥離できるカイロ用粘着シート及びそれに用いる剥離紙を提供することにある。
【解決手段】本発明のカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙は、熱機械分析(TMA)による針入度が23〜200℃の温度領域で10μm以下であることを特徴としている。または、23℃50%RHから40℃90%RHの環境変化に対する、少なくとも1方向の寸法変化率が、0.8%以上であることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、貼り付け型の使い捨てカイロや該カイロ用粘着シートの粘着層を保護するために用いられる剥離紙に関する。より詳細には、使用時にカイロ本体から容易に剥がすことが可能な剥離紙に関する。また、該剥離紙を用いたカイロ用粘着シートおよびカイロに関する。
現在、貼るタイプの使い捨てカイロ(貼付型発熱体)は、冬場における簡易採暖手段、夏場の冷房環境下における冷え性防止などの目的で季節を問わずに広く利用されるようになっている(例えば、特許文献1、2参照)。このような貼るタイプの使い捨てカイロは、例えば、靴下や下着等の衣類;靴等の履物;皮膚などに貼付して使用されている。
上記使い捨てカイロとしては、例えば、図1に示されるような構成のものが挙げられる。具体的には、ポリエチレン等の多孔質フィルム2(不織布との積層基材とされる場合が多い)と、フィルム層12の片面にヒートシール層11を有するプラスチックシート基材1とをヒートシール手段を利用して袋体とし、この袋体の内部に鉄粉等を主成分とする発熱体成分3が封入された構成である。また、プラスチックシート基材1のフィルム層12側の面には粘着剤層4が形成されている。さらに、粘着剤層4は、剥離紙(セパレータ)5により保護された状態(すなわち、粘着剤層の表面に剥離紙が貼り合わせられた状態)で販売されており、使用時にはこの剥離紙を剥がして用いる。
なお、上記使い捨てカイロ製造工程においては、通常、上記プラスチックシート基材1に粘着剤層4を介して剥離紙5を貼り合わせ、カイロ用粘着シート6を形成した後に、ヒートシール加工が行われる。
従来、上記剥離紙の基材としては、品質、コストなどの観点から、原紙の片面にポリエチレン樹脂をラミネートしたものが一般的に使用されてきた。一方、近年、使い捨てカイロの生産速度の高速化に伴い、短時間で上記ヒートシール加工を行うために、シール条件が高温化や高圧力化する傾向にある。この様な過酷な加工条件下において、上記ポリエチレンラミネートタイプの剥離紙はシール加工に対する耐久性が不十分となってきており、剥離紙を剥がす際にヒートシール部分で剥離紙が重剥離化したり破れたりする剥離不良の問題が生じてきている。なお、この問題はゴム系粘着剤を用いる場合において特に顕著に現れている。
特開平11−19113号公報 特開2002−36471号公報
本発明の目的は、過酷なヒートシール加工条件下においても、良好な剥離性を示すカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、剥離紙の特定温度域における針入度を制御することによって、苛酷なシール条件で加工された場合にも良好な剥離性を有し、さらに剥離紙の吸湿による寸法変化を一定量以上に制御することによって、製造後に剥離紙とカイロ本体の端部に一定量のズレ(寸法差)が生じ、使用時にそのズレを利用して剥離紙を容易に剥離できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、熱機械分析(TMA)による針入度が23〜200℃の温度領域で10μm以下であることを特徴とするカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙を提供する。
また、本発明は、23℃50%RHから40℃90%RHの環境変化に対する、少なくとも1方向の寸法変化率が、0.8%以上であることを特徴とするカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙を提供する。
さらに、本発明は、グラシン紙、アクリル樹脂をコーティングした紙、ポリビニルアルコール樹脂をコーティングした紙から選ばれたいずれかの基材からなる上記のカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙を提供する。
さらに、本発明は、上記のカイロ用粘着シート用剥離紙を用いてなるカイロ用粘着シートを提供する。
さらに、本発明は、カイロ本体端部と剥離紙に0.3〜1.0mmの寸法差が生じることにより容易に剥離することができる上記のカイロ用粘着シートを提供する。
さらに、本発明は、剥離紙と粘着層の間の剥離力が0.2〜4.0(N/50mm)である上記のカイロ用粘着シートを提供する。
または、本発明は、(1)オレフィン系樹脂からなる厚み3〜15μmのヒートシール層及びオレフィン系樹脂からなる厚み30〜80μmのフィルム層からなるプラスチックシート基材;
(2)ゴム系粘着剤からなる厚み15〜100μmの粘着剤層;
(3)グラシン紙、アクリル樹脂をコーティングした紙、ポリビニルアルコール樹脂をコーティングした紙から選ばれたいずれかの基材とシリコーン系離型剤層からなる厚み30〜80μmの剥離紙を有するカイロ用粘着シートを提供する。
さらに、本発明は、上記のカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙またはカイロ用粘着シートを用いてなるカイロを提供する。
本発明のカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙は、過酷なヒートシール条件で加工した場合であっても、使用時に容易に剥離できる。これにより、生産速度を向上できるため、産業上有益である。
[カイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙]
以下、本発明の本発明のカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙(以下、単に「(本発明の)剥離紙」と称する)の形態について図面を参照しつつ説明する。図2は本発明の剥離紙の態様を示す概略断面図である。本発明の剥離紙の1つ目の態様(グラシン剥離紙5a)は、グラシン紙52からなる基材の片方の表面に、シリコーン樹脂などの離型剤層51が積層された構造である。また、本発明の剥離紙の2つ目の態様(樹脂コーティングタイプの剥離紙5b)は、原紙54の片方の表面にアクリル樹脂またはポリビニルアルコール樹脂からなるコーティング層53が積層された基材の、コーティング層53の表面に前述の離型剤層51が積層された構造である。
本発明の剥離紙はグラシン紙などの基材の少なくとも一方の面にシリコーン樹脂などの離型剤層が積層された構造である。上記基材としては、グラシン紙、または、原紙の表面に樹脂をコーティングした紙(以下、「樹脂コーティング紙」という)を用いることができる。
上記樹脂コーティング紙に用いられる樹脂としては、ヒートシール加工に対する耐久性の観点から、耐熱性樹脂である、アクリル樹脂又はポリビニルアルコール樹脂が用いられる。また、上記樹脂コーティング紙に用いられる原紙としては、特に限定されないが、上質紙、純白紙、片艶紙などが好ましく用いられる。
剥離紙の基材としてポリエチレンラミネート紙を用いる場合には、該剥離紙からなる粘着シートを、例えば150℃以上の過酷な条件でヒートシール加工(凹凸状の加工機面により加熱圧縮)する場合に、耐熱性の低いポリエチレン層は加工機面の凹凸に沿って大きく変形を起こす。このため、これに伴い後述の離型剤層が破壊された状態となり、その結果、粘着層とポリエチレン層が強固に接着してしまい、剥離紙の易剥離性が悪化する、剥離時に剥離紙が破れるなどの問題が生じる。これに対して、剥離紙として、グラシン紙に直接離型剤層を設けた剥離紙(グラシン剥離紙)又は上述の特定の耐熱性の高い樹脂層をコートした剥離紙(樹脂コーティングタイプの剥離紙)を用いる場合には、基材の変形が小さく、離型剤層は破壊されないため、易剥離性が保たれる。
上記離型処理層において用いられる離型剤としては、特に限定されないが、シリコーン系離型剤、フッ素系離型剤、長鎖アルキル系離型剤等が好ましく例示される。中でも特に好ましくは、シリコーン系離型剤である。
本発明の剥離紙の、23〜200℃における針入度は、10μm以下であり、好ましくは0〜7μmである。上述の針入度は、剥離処理面(離型剤層側の表面)を熱機械分析(TMA)の針入法により、荷重49.0mN、プローブ径1.0mmφで測定することによって得られる。針入度が10μmを超える場合には、ヒートシール時に離型剤層が大きく変形して破壊が生じ、上述のとおり、易剥離性が悪化する。本発明の剥離紙の針入度は、剥離紙の基材として上述のグラシン剥離紙や樹脂コーティングタイプの剥離紙を用いることによって得られる。
本発明の剥離紙の、23℃50%RHから40℃90%RHの環境変化に対する、少なくとも1方向の寸法変化率は、0.8%以上であり、好ましくは1.0%以上、さらに好ましくは1.2%以上である。ここでいう、「少なくとも1方向」とは、最も寸法変化の大きい方向であり、一般的に幅(CD)方向をいう。上記寸法変化率が0.8%未満の場合には、製造時から使用時までの間に剥離紙が十分に膨張せず、剥離紙とカイロ本体(具体的には、プラスチックフィルムシート基材)に十分な寸法差が生じないため、寸法差を利用した剥離を行うことができない。一方、本発明の剥離紙の寸法変化率の上限は、特に限定されないが、1.5%程度であることが好ましい。
本発明の剥離紙としては、グラシン紙に直接離型剤層を設けた剥離紙(グラシン剥離紙)又は上述の通り、特定の耐熱性のある樹脂層をコートした樹脂コーティング紙からなる剥離紙であるため、上記の比較的大きな寸法変化率を達成できる。ポリエチレンラミネート剥離紙のように、比較的硬質なポリエチレン層を有する剥離紙では、ポリエチレン層の固定効果によって、原紙の寸法変化が抑えられ、上記の寸法変化率を達成することはできない。
本発明の剥離紙の厚みは、10〜200μmが好ましく、より好ましくは30〜80μmである。剥離紙がグラシン剥離紙である場合には、グラシン紙の厚みは30〜80μm、離型剤層の厚みは0.1〜2.0μmが好ましい。また、剥離紙が樹脂コーティング紙基材を用いた剥離紙である場合には、原紙の厚みは30〜80μm、樹脂コーティング層の厚みは1〜10μm、離型剤層厚みは0.1〜2.0μmが好ましい。また、本発明の剥離紙の坪量は、コスト、風合いの観点から、30〜80g/m2が好ましく、より好ましくは40〜60g/m2である。
上記特性を満たす剥離紙としては、例えば、王子特殊紙(株)製「64GS、55GS、70GS、40ES」(以上、グラシン剥離紙);王子特殊紙(株)製「44EVS」(ポリビニルアルコール樹脂コーティング紙からなる剥離紙)等が挙げられる。
[カイロ用粘着シート]
本発明の剥離紙は、プラスチックシート基材および粘着剤層と積層され、カイロ用粘着シート(以下、単に「(本発明の)粘着シート」と称する)として、後のカイロ製造工程で用いられる。以下、本発明の粘着シートの形態について図面を参照しつつ説明する。図3は本発明の粘着シートの一例を示す概略断面図である。図3に示されるカイロ用粘着シート6は、フィルム層12の片面にヒートシール層11を有するプラスチックシート基材1のフィルム層12側の面に粘着剤層4が設けられ、さらに粘着剤層4上に上記剥離紙5が、粘着剤層4に離型剤が塗布された側の表面が接するように仮固着されてなる。
本発明の粘着シートに用いられるプラスチックシート基材は、少なくともフィルム層とヒートシール層の2層構成からなる。
上記フィルム層を形成する樹脂としては、例えば、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂等を用いることができる。中でも、価格、柔軟性の観点から、オレフィン系樹脂を好適に用いることができる。オレフィン系樹脂としては、少なくともオレフィン成分(エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘプテン−1、オクテン−1等のα−オレフィンなど)をモノマー成分とする樹脂であれば特に制限されず、例えば、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体(例えば、エチレン−プロピレン共重合体など)等のエチレン系樹脂の他、プロピレン系樹脂(ポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィン共重合体など)や、ポリブテン系樹脂(ポリブテン−1など)、ポリ−4−メチルペンテン−1などが挙げられる。なお、エチレン−α−オレフィン共重合体における、α−オレフィンとしては、エチレン以外のα−オレフィンであれば特に制限されないが、例えば、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘプテン−1、オクテン−1等の炭素数が3〜10のα−オレフィン等が挙げられる。従って、エチレン−α−オレフィン共重合体としては、例えば、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−(ブテン−1)共重合体などが挙げられる。また、プロピレン−α−オレフィン共重合体におけるα−オレフィンとしては、例えば、炭素数が4〜10のα−オレフィンの中から適宜選択することができる。また、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等のエチレン−不飽和カルボン酸共重合体;アイオノマー;エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体等のエチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体;エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体なども用いることができる。これらの樹脂は単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記の中でも、フィルム層を形成する樹脂としては、基材としての強度、ヒートシール加工の熱に対する耐熱性及びヒートシール層との密着性などの観点から、上述のプロピレン系樹脂とエチレン系樹脂のブレンド物が好ましい。ブレンド比は、特に限定されないが、例えば、エチレン系樹脂が5〜50%が好ましい。
上記フィルム層は単層フィルムであっても、2層以上の積層フィルムであってもよい。また、無配向フィルムであってもよいし、1軸または2軸方向に延伸配向したフィルムであってもよいが、好ましくは無配向フィルムである。
上記ヒートシール層としては、ヒートシール性を有する樹脂(ヒートシール性樹脂)を含むヒートシール性樹脂組成物により形成することができる。このようなヒートシール性樹脂としては、特に制限されないが、オレフィン系樹脂を好適に用いることができる。オレフィン系樹脂としては、フィルム層で用いられるものとして例示されたオレフィン系樹脂の中から選択することができる。中でも、ヒートシール性のオレフィン系樹脂としては、多孔質フィルム面とのヒートシール加工の容易性の観点から、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMA)やα−オレフィン及びこれらのブレンド物が好ましく用いられる。特に好ましくは、メタロセン系触媒により製造された線状低密度ポリエチレン(メタロセン系LLDPE)である。
低温ヒートシールを可能とし、高速加工を容易に行うためには、比較的低融点のヒートシール性樹脂を用いることが有効であり、そのためには、例えば、メタロセン系触媒を用いて調製された低密度ポリエチレンなどが最も有効である。ヒートシール層に用いられる樹脂の融点は、80〜105℃が好ましく、より好ましくは90〜100℃である。一方、フィルム層に用いられる樹脂の融点は、100〜160℃が好ましく、より好ましくは115〜160℃である。
なお、ヒートシール層は単層、複層のいずれの形態を有していてもよい。ヒートシール層としては、通気性や、発熱体成分への酸素供給性などの観点から、多孔性を有するヒートシール層(例えば、多孔質フィルムによるヒートシール層)であってもよく、例えば、ポリオレフィン系多孔質フィルム(特に、ポリエチレン系多孔質フィルム)によるヒートシール層であってもよい。
本発明のプラスチックシート基材の厚みは10〜500μmが好ましく、より好ましくは12〜200μm、さらに好ましくは15〜100μmである。また、フィルム層厚みは30〜80μmが好ましく、より好ましくは50〜80μm、ヒートシール層の厚みは3〜15μmが好ましく、より好ましくは5〜10μmである。
本発明のプラスチックシート基材の23℃50%RHから40℃90%RHの環境変化に対する寸法変化率は、1.0%以下(例えば、0〜1.0%)が好ましく、より好ましくは0.5%以下(例えば、0〜0.5%)である。上記寸法変化率が1.0%を超える場合には、剥離紙との間に十分な寸法差が生じないため、寸法差を利用した剥離を行うことができない場合がある。
本発明の粘着剤層は、上記プラスチックシート基材の一方の面(ヒートシール層と反対側の面)に設けられており、使用時にはカイロを被着体に貼付する役割を担う。粘着剤としては、特に制限されず、例えば、ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ポリアミド系粘着剤、エポキシ系粘着剤、ビニルアルキルエーテル系粘着剤、フッ素系粘着剤などの公知の粘着剤を用いることができる。また、上記粘着剤は単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。中でも、前述の通り、本発明の現象はゴム系粘着剤の場合に顕著であるため、特にゴム系粘着剤の場合に本発明の効果が顕著に発揮されるため好ましい。また、上記粘着剤の形態も特に限定されず、例えば、エマルジョン型粘着剤、溶剤型粘着剤、熱溶融型粘着剤(ホットメルト型粘着剤)などが使用できる。
上記ゴム系粘着剤としては、例えば、天然ゴムや各種の合成ゴム[例えば、ポリイソプレンゴム、スチレン・ブタジエン(SB)ゴム、スチレン・イソプレン(SI)ゴム、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SIS)ゴム、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体(SBS)ゴム、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体(SEBS)ゴム、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)ゴム、スチレン・エチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SIPS)ゴム、スチレン・エチレン・プロピレンブロック共重合体(SEP)ゴム、再生ゴム、ブチルゴム、ポリイソブチレンや、これらの変性体など]をベースポリマーとしたゴム系粘着剤が挙げられる。中でも、好ましくはSIS、SBSである。これらの1種又は2種以上の混合物を適宜選択して用いることができる。
上記粘着剤層をプラスチックシート基材上に塗布する際には、公知乃至慣用のコーティング方式、例えば、ロールコーティング方法、ダイコーティング方法、メルトブローやカーテンスプレー方法等の適宜の塗工方式を利用することができる。また、前記直接コーティングの他、剥離紙上に粘着剤層を形成したのち、プラスチックシート基材に転写させることによって粘着剤層を形成してもよい。
粘着剤層は、プラスチックシート基材の片面に、全面的に形成されていてもよく、部分的に形成されていてもよい。なお、粘着剤層は、基材の通気性を確保するためには、基材の片面に部分的に形成されていることが好ましい。粘着剤層は、例えば、ストライプ塗工を利用してストライプ状に、ドット塗工を利用してドット状に部分的に形成されていてもよい。
粘着剤層の厚み(乾燥乃至硬化後の厚み)は、粘着力やコスト等の観点から、10〜200μmが好ましく、より好ましくは15〜100μm程度である。
本発明の粘着シートにおける、粘着剤層と剥離紙の間の剥離力(180°ピール:JIS K 6854準拠)は、0.2〜4.0(N/50mm)が好ましく、より好ましくは0.2〜1.0(N/50mm)である。上記剥離力が0.2(N/50mm)未満の場合には、特にヒートシール部分で剥離紙の「浮き」が生じやすくなる(シール部分と非シール部分では、内容物の有無に起因して「段差」が生じており、ここで剥離紙の反発力よりも剥離力(密着力)が小さい場合には剥離が生じることとなる)。剥離力が4.0(N/50mm)を超える場合には、剥離紙の剥離が困難となり、剥離時に剥離紙の破れが生じる場合がある。上記剥離力は、接着剤と剥離紙の組成、離型剤の組成、量等によって制御することができる。
なお、従来の原紙/ポリエチレンラミネート層/離型剤層の構成の剥離紙の場合には、ヒートシールの熱及び圧力によって、ポリエチレン層がヒートシールロール表面の凹凸に追従して変形するため接着面積が増大し、さらには離型剤層が僅かに破壊されることによって密着力が高くなるため、「浮き」の問題は生じなかった。しかし、前述の通り、過酷なヒートシール条件の場合には、離型剤層が完全に破壊されて、粘着層とポリエチレン層が接着を起こし剥離力が大きくなりすぎて、剥離紙の剥離が困難となる問題が生じていた。
本発明の粘着シートを、23℃50%RHから40℃90%RHに環境変化させた際 )、プラスチックシート基材の端部と剥離紙の端部には、少なくとも1方向に0.3mm以上の寸法差(ズレ)が生じることが好ましく、より好ましくは0.5〜1.0mmである。プラスチックシート基材と剥離紙の間に0.3mm以上のズレが生じることにより、カイロ使用時には、この「ズレ」の部分を「きっかけ」として剥離紙を容易に剥離できるため好ましい。
本発明の粘着シートは、吸湿による寸法変化(膨張)がある程度大きな剥離紙を用いている。一方、プラスチックシート基材に用いられるプラスチックフィルムは、剥離紙に対して、吸湿による寸法変化が非常に小さい。このため、剥離紙とプラスチックシート基材を貼付、特定の幅に裁断し加工したカイロ製造直後(図4の7a、b)においては、両者は同じ寸法を有しているが、ある程度の水分存在下に保存(図4の7c、d)しておくと、剥離紙はプラスチックシートよりも大きく膨張し、剥離紙とプラスチックシートに寸法差9が生じる(図4)。即ち、カイロ本体端部から剥離紙が少しはみ出した状態となるため、これを「きっかけ」として剥離紙を容易に剥離できるというメリットが生まれる。なお、一般的な使い捨てカイロ製品においては、その内容物に一定の水分を添加しているため、カイロ製品の袋内には、ある程度の水分が存在するため、この水分により上記の効果が生じうる。
[カイロ]
本発明の粘着シートは多孔質フィルムとヒートシールされて袋体(袋体の内部には発熱体が封入されている)を形成し、本発明のカイロが形成される。本発明のカイロの構成は、例えば、前記図1に示されたものと同様である。
本発明の多孔質フィルムとしては、従来の使い捨てカイロ等に用いられる通気性基材を使用することができ、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン系多孔質フィルムにナイロン製不織布(ナイロン不織布)をラミネートしたもの(例えば、日東ライフテック社製の商品名「ブレスロン」など)が好適に用いられる。
本発明における袋体の形成は、上記多孔質フィルム側の面と、粘着シートのヒートシール(ラミネート)層側の面(粘着剤層形成面と反対側の面)とが向かい合った状態で且つ袋体となるようにヒートシールすることにより行う。ヒートシールする方法(装置)は特に限定されないが、ヒートシーラーによる圧着が好ましい。その際のヒートシール温度は90〜250℃が好ましく、より好ましくは130〜200℃である。圧力は0.5〜30kg/cm2が好ましく、より好ましくは2.0〜10kg/cm2である。また、ヒートシール時間は、生産性の観点から0.02〜1.0秒が好ましく、より好ましくは0.05〜0.5秒である。
本発明の発熱体は、従来の使い捨てカイロ等に用いられる発熱体を使用することができ、特に限定されず、例えば、鉄粉などの金属粉、活性炭、水、保水剤(木粉、バーミキュライト、けい藻土、パーライト、シリカゲル、アルミナ、吸水性樹脂など)、食塩などを用いることができる。
さらに上記カイロは、外袋に収納されてカイロ製品として販売される。上記外袋を構成する基材としては、特に制限されず、例えば、プラスチック系基材、繊維系基材(各種繊維による不織布系基材や織布系基材など)、金属系基材(各種金属成分による金属箔系基材など)などを用いることができる。このような基材としては、プラスチック系基材を好適に用いることができる。プラスチック系基材としては、例えば、ポリオレフィン系基材(ポリプロピレン系基材、ポリエチレン系基材など)、ポリエステル系基材(ポリエチレンテレフタレート系基材など)、スチレン系基材(ポリスチレン系基材の他、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体系基材等のスチレン共重合体系基材など)、アミド樹脂系基材、アクリル樹脂系基材などが挙げられる。なお、外袋用の基材は単層であってもよく、積層体であってもよい。外袋の厚さは、特に制限されず、例えば、30〜300μmが好ましい。
また、上記外袋は、酸素ガスや、水蒸気などのガス成分の透過を阻止する特性(ガスバリア性)を有する層(ガスバリア性層)を有していることが好ましい。ガスバリア性層としては、特に限定されないが、例えば、酸素バリア性樹脂層(例えば、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール、ポリアミド系樹脂からなる)、水蒸気バリア性樹脂層(例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂からなる)、酸素バリア性や水蒸気バリア性無機化合物層(例えば、アルミニウム等の金属単体、酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の金属酸化物などの金属系化合物などからなる)などが挙げられる。ガスバリア性層は単層であってもよく(外袋用基材そのものでもよい)、積層体であってもよい。
上記外袋は、どのような形態又は構造の袋であってもよく、例えば、いわゆる「4方袋」、いわゆる「3方袋」、いわゆる「ピロー袋」、いわゆる自立性型袋(いわゆる「スタンディングパウチ」)、いわゆる「ガゼット袋」などの各種形態の袋が挙げられる。中でも、4方袋が特に好ましい。外袋は、接着剤を用いて作製されていてもよいが、4方ヒートシール袋等の如くヒートシール(熱融着)により作製されていることが好ましい。
本発明のカイロは、粘着剤層を有しているので、衣類または履物に貼付して用いられるカイロ(特に、使い捨てカイロ)として好ましく用いられる。
[物性の測定方法ならびに効果の評価方法]
以下に、本願で用いられる測定方法および効果の評価方法について例示する。
(1)針入度(TMA)
熱機械分析(TMA)により、下記の測定条件に従い、剥離紙の剥離処理面(離型剤層側の表面)の針入度を測定した。
(測定条件)
測定モード : 針入法
測定荷重 : 49.0mN
プローブ径 : 1.0mmφ
温度プログラム : 室温(23℃)→200℃
昇温速度 : 5℃/分
(2)寸法変化率
剥離紙より、長さ300mm、幅300mmのサンプル片を切り出し、測定に用いた。
恒温恒湿槽を用い、サンプルを23℃、50%RH雰囲気下で5時間放置した後、標線間隔200mm(L0)の標線を入れた。その後、サンプルを40℃、90%RH雰囲気下に移し、24時間放置した後に標線間隔(L1)を測定し、下記式に従い寸法変化率を算出した。
寸法変化率(%)=(L1−L0)/L0×100
なお、測定方向は最も寸法変化の大きい方向であり、一般的には長手(MD)方向(剥離紙製造工程の流れ方向)または幅(CD)方向である。このため、MDおよびCD方向について測定を行い、大きい方の寸法変化率を採用すればよい。MD及びCD方向が不明の場合には、例えば、任意の方向から10°刻みで9方向について寸法変化率を求めて、最も大きな寸法変化率となる方向を測定方向とする。
(3)剥離力
剥離フィルムを有する粘着シートは、剥離フィルムと粘着フィルムのそれぞれを両端として、下記の条件で、180°剥離試験(JIS Z 0237に準拠)を行い剥離力(粘着フィルムの粘着層面と剥離フィルムの離型層面の剥離力)を測定した。
装置 : 島津製作所(株)製「島津オートグラフ」
サンプル幅 : 50mm
引張速度 : 300mm/分
温湿度環境 : 23℃、50%RH
繰り返し数 : n=3
(4)ヒートシール加工状態及びシール部分の易剥離性
実施例、比較例で作製したカイロ用粘着シートと多孔質フィルム(日東ライフテック(株)製、「ブレスロン」)を用い、シール温度を140℃、150℃、160℃、170℃の4条件とし、シール圧力を4kg/cm2、シール時間を0.5秒として、テスター産業(株)製「ヒートシール試験機」を用いて、ヒートシールを行い、カイロを作製した。
ヒートシール後のカイロの状態を観察し、さらにカイロから剥離紙を剥離し、シール状態、易剥離性を以下の基準で評価した。
綺麗にヒートシールされており剥離紙を簡単に剥離できる。 … ○ (良好)
ヒートシール部分の剥離紙を剥がす際に引っ掛かりがある。 … △ (使用可能)
ヒートシール部分の剥離紙を剥がす際に剥離紙破れが発生した。… × (不良)
(5)カイロ本体端部と剥離紙端部の寸法変化(ズレ)量および易剥離性
実施例、比較例で作製したカイロ製品(外袋に入った状態)を、23℃50%RHの雰囲気下で1週間放置した後、カイロを取り出し、カイロ本体(プラスチックフィルム基材)端部と剥離紙端部のズレ量を測定した。
また、上記「ズレ」部分を「きっかけ」として、剥離紙の剥離を行い剥離性を評価した。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1
プラスチックシート基材として、ポリオレフィン(ポリプロピレン(PP)70%と線状低密度ポリエチレン(LLDPE)30%のブレンド物)からなるフィルム層(厚さ:70μm)とメタロセン系LLDPEからなるヒートシール層(厚さ:10μm)を有するポリオレフィン系フィルム(厚さ:80μm)を用いた。
グラシン剥離紙(王子特殊紙(株)製「64GS」、坪量64g/m2)の離型層側の表面に、スチレン・イソプレン・スチレン(SIS)系ホットメルト粘着剤を、粘着層厚みが35μmとなるようにホットメルト粘着塗工を行った。次いで、粘着剤層を設けた剥離紙を、前記プラスチックシート基材に、粘着剤層側とフィルム層側(ヒートシール層と反対側)が接するように貼り合わせ、カイロ用粘着シートを得、ヒートシール加工状態の試験に用いた。
さらに、得られた粘着シートと多孔質フィルム(日東ライフテック(株)製、「ブレスロン」)を、シール幅15mmでヒートシール(ヒートシール条件:140℃、4kg/cm2、0.5秒、表面に凹凸加工を施したヒートシールプレートを使用)してカイロを作製した。なお、発熱体には、市販品カイロの内容物(鉄粉を主成分とする混合物)を用いた。
さらに、該カイロを外袋(市販品カイロの外袋(PPを主成分とするガスバリアー性フィルム)を使用)に入れ、外袋もヒートシールにより密封して、カイロ製品を作製し、カイロ本体端部と剥離紙端部の寸法変化(ズレ)量および易剥離性の評価に用いた。
表1に示すとおり、上記で得られた粘着シートは、高温でヒートシールした場合であっても、優れた仕上がりであり、また良好な易剥離性を示した。さらに、使用時にはカイロ本体端部から剥離紙端部がはみ出した状態となっており、これを「きっかけ」として容易に剥離ができた。
実施例2
剥離紙として、ポリビニルアルコール樹脂コーティング紙(王子特殊紙(株)「44EVS」、坪量44g/m2)を用いた以外は、実施例1と同様にして、カイロ用粘着シート、カイロおよびカイロ製品を得た。
表1に示すとおり、上記で得られた粘着シートは、170℃でヒートシールした場合の易剥離性が僅かに劣るものの、優れたシール性と易剥離性を示した。さらに、使用時にはカイロ本体端部から剥離紙端部がはみ出した状態となっており、これを「きっかけ」として容易に剥離ができた。
比較例1
剥離紙として、ポリエチレンラミネートタイプの剥離紙(坪量52g/m2)を用いた以外は、実施例1と同様にして、カイロ用粘着シート、カイロおよびカイロ製品を得た。
表1に示すとおり、上記で得られた粘着シートは、150℃以上の高温でヒートシールした場合には、剥離が困難となり、破れが生じるなどして、使用できなかった。また、使用時にも、カイロ本体端部と剥離紙端部のズレがなく、剥離が困難であった。
Figure 2008079625
貼り付けタイプのカイロの一例を示す概略断面図である。 本発明の剥離紙の一例を示す概略断面図である。 本発明のカイロ用粘着シートの一例を示す概略断面図である。 本発明のカイロの製造直後と使用時における剥離紙の寸法変化によるズレの発生を示す概略図(断面図及び正面図)である。
符号の説明
1 プラスチックシート基材
11 ヒートシール層
12 フィルム層
2 多孔質フィルム
3 発熱体
4 粘着剤層
5 剥離紙
5a グラシン剥離紙
5b 樹脂コーティングタイプの剥離紙
51 離型剤層
52 グラシン紙
53 樹脂コーティング層
54 原紙
6 カイロ用粘着シート
7a カイロ(製造直後、断面図)
7b カイロ(製造直後、正面図)
7c カイロ(使用時、断面図)
7d カイロ(使用時、正面図)
8 シール部分
9 ズレ(剥離紙のはみ出し部分)

Claims (8)

  1. 熱機械分析(TMA)による針入度が23〜200℃の温度領域で10μm以下であることを特徴とするカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙。
  2. 23℃50%RHから40℃90%RHの環境変化に対する、少なくとも1方向の寸法変化率が、0.8%以上であることを特徴とするカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙。
  3. グラシン紙、アクリル樹脂をコーティングした紙、ポリビニルアルコール樹脂をコーティングした紙から選ばれたいずれかの基材からなる請求項1または2に記載のカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載のカイロ用粘着シート用剥離紙を用いてなるカイロ用粘着シート。
  5. カイロ本体端部と剥離紙に0.3〜1.0mmの寸法差が生じることにより容易に剥離することができる請求項4に記載のカイロ用粘着シート。
  6. 剥離紙と粘着層の間の剥離力が0.2〜4.0(N/50mm)である請求項4または5に記載のカイロ用粘着シート。
  7. (1)オレフィン系樹脂からなる厚み3〜15μmのヒートシール層及びオレフィン系樹脂からなる厚み30〜80μmのフィルム層からなるプラスチックシート基材;
    (2)ゴム系粘着剤からなる厚み15〜100μmの粘着剤層;
    (3)グラシン紙、アクリル樹脂をコーティングした紙、ポリビニルアルコール樹脂をコーティングした紙から選ばれたいずれかの基材とシリコーン系離型剤層からなる厚み30〜80μmの剥離紙を有するカイロ用粘着シート。
  8. 請求項1〜3のいずれかの項に記載のカイロ用又はカイロ用粘着シート用剥離紙または請求項4〜7のいずれかの項に記載のカイロ用粘着シートを用いてなるカイロ。
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