JP2008078961A - 映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】映像表示装置と複数の録画再生装置とが接続されている場合に、映像表示装置を利用中のユーザが、複数の録画再生装置それぞれにおける録画番組をまとめて把握し、その録画番組の一部又は全部を選択して所定の処理を録画再生装置に指示するための操作を容易に行うことができること。
【解決手段】テレビジョン受像機Xは、複数の録画再生装置Yそれぞれに録画された録画番組に関する録画番組情報を、HDMIインターフェースWを通じて複数の録画再生装置Yから取得し、その録画番組情報に基づいて、複数の録画再生装置Yについての録画番組の内容情報を編成して映像表示部5に表示させ、リモコン8の操作部を通じた操作入力に従って録画番組を選択し、選択された録画番組について再生処理又は削除処理を実行することを、CECライン42を通じて録画再生装置Yに指示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に準拠した信号伝送手段を通じて複数の録画再生装置と通信可能に構成された映像表示装置(テレビジョン受像機等)に関するものである。
一般に、昨今の録画再生装置は、テレビジョン放送やインターネットを通じて電子番組ガイド(EPG)情報を取得し、放送番組(映像及び音声)をハードディスクドライブ等の記憶部にデジタル録画する際に、その録画番組に関するEPG情報も併せて記憶部に記憶させる機能を備えている。このようにして記憶された録画番組に関するEPG情報は、再生する録画番組の選択メニュー映像に含められ、その選択メニュー映像が録画再生装置に接続されたテレビジョン受像機の映像表示部に表示される。
一方、特許文献1には、コンピュータにより、ネットワークを通じて録画再生装置を制御するシステムが示されている。これにより、録画再生装置の遠隔操作等が可能となる。
また、録画再生装置は、映像表示部(液晶表示部など)を備えたテレビジョン受像機(映像表示装置の一例)と信号伝送用ケーブルにより接続され、テレビジョン受像機の映像表示部に、EPG情報や番組予約情報の入力インターフェース映像(画面)を表示させるものが多い。これにより、テレビジョン受像機の映像表示部は、録画済み番組の映像の出力先として機能するのに加え、録画再生装置のマンマシンインターフェースとしても機能する。
一方、特許文献2に示されるように、テレビジョン受像機と録画再生装置やセットトップボックス(STB)との間で信号伝送を行う手段の1つとして、HDMI規格に準拠した信号伝送手段(以下、HDMIインターフェースという)がある。このHDMIインターフェースは、外観上1本にまとめられたケーブルによってデジタルの映像信号及び音声信号を同時に伝送でき、シンプルな配線と劣化のない信号伝送とを実現できる。ここで、HDMIインターフェースは、符号化されていない(非圧縮の)映像信号及び音声信号を伝送(ベースバンド方式で伝送)するため、機器間における信号の符号化方式の違いに影響されず、拡張性及び永続性(将来、新たな符号化方式を採用する機器とも接続できる可能性)に優れている。
なお、HDMIインターフェースにおいて、映像信号及び音声信号を含む信号は、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)信号伝送ライン(以下、TMDSラインという)を通じて高速伝送される。
また、HDMI規格は、さらにその中でCEC(Consumer Electronics Control)規格が規定されており、HDMIインターフェースは、そのCTC規格に準拠した信号伝送ライン(以下、CTCラインという)を内包した信号伝送手段として構成される。このCTCラインを内包するHDMIインターフェースは、TMDSラインを通じた映像信号及び音声信号の伝送に加え、CTCラインを通じてその他の情報(制御情報など)を伝送することが可能である。なお、HDMIインターフェースは、TMDSラインを通じた映像信号及び音声信号の伝送は一方向にのみ可能であるがが、CTCラインを通じた情報伝送は双方向で可能である。
特開2000−101965号公報 特開2004−208290号公報
ところで、テレビジョン受像機と複数の録画再生装置とが存在する場合に、テレビジョン受像機の映像表示部及び操作部(リモコンなど)をマンマシンインターフェースとすることにより、複数の録画装置が存在することをユーザが特に意識することなく、複数の録画再生装置それぞれに録画された録画番組をまとめて把握し、その録画番組の一部又は全部についての所定の処理(再生処理や削除処理など)を録画再生装置に指示するための操作を行うことができれば、ユーザにとって非常に便利である。
また、昨今の録画再生装置は、価格が低廉化して一家に複数台所有されることが多く、また、その録画容量(ハードディスクドライブなどの記憶部の容量)も大きい。このため、複数の録画再生装置に録画された多数の録画番組の内容を、映像表示装置の表示映像によってまとめて把握できるメリットは非常に大きい。
これに対し、従来の一般的なテレビジョン受像機と録画再生装置との組合せでは、テレビジョン受像機において、いわゆる入力切り替えによって映像の入力元が録画再生装置となるように切り替えた上で、録画再生装置において選択メニュー映像の出力状態となるように操作する必要があり、その操作が手間であるという問題点があった。
また、特許文献1には、コンピュータと複数の録画再生装置とがネットワークで接続されている場合に、ユーザが複数の録画再生装置の存在を意識することなくそれらの録画番組をまとめて把握できるようにする構成について何ら開示も示唆もなされていない。
従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、映像表示装置と複数の録画再生装置とが接続されている場合に、映像表示装置を利用中のユーザが、複数の録画再生装置それぞれにおける録画番組をまとめて把握し、その録画番組の一部又は全部を選択して所定の処理を録画再生装置に指示するための操作を容易に行うことができる映像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、映像表示部を備え、映像信号を含む信号を伝送するTMDS信号伝送ライン(前記TMDSラインに相当)とCEC規格に準拠したCEC信号伝送ライン(前記CECラインに相当)とを含みHDMI規格に準拠した信号伝送を行うHDMI信号伝送手段(前記HDMIインターフェースに相当)により、複数の録画再生装置と通信可能に構成され、以下の(1)〜(4)に示す各構成要素を備えた映像表示装置として構成されるものである。
(1)前記複数の録画再生装置それぞれの記憶部に録画された録画番組に関する録画番組情報を、前記HDMI信号伝送手段を通じて前記複数の録画再生装置から取得する録画番組情報取得手段。
(2)前記録画番組情報取得手段により取得された前記録画番組情報に基づいて、前記複数の録画再生装置についての前記録画番組の内容情報を編成して前記映像表示部に表示させる録画番組情報表示制御手段。
(3)前記録画番組の内容情報が前記映像表示部に表示された状態で、所定の操作部を通じた操作入力に従って前記録画番組を選択する録画番組選択手段。
(4)前記録画番組選択手段により選択された前記録画番組についての処理を実行することを、前記CEC信号伝送ラインを通じて前記録画再生装置に指示する処理指示手段。
ここで、前記録画番組情報取得手段は、例えば、前記録画番組情報の送信を前記CEC信号伝送ラインを通じて前記複数の録画再生装置に対して要求し、これに応じて返信される前記録画番組情報を取得するものである。なお、前記録画番組情報取得手段は、このように当該映像表示装置側から能動的に前記録画再生装置に対して情報の要求を行うものの他、前記録画再生装置側から能動的に送られてくる前記録画番組情報を受動的に取得(受信)するものも考えられる。
本発明に係る映像表示装置は、複数の録画再生装置それぞれの録画番組の内容情報を編成して映像表示部に表示させ、その表示状態において録画番組の選択及び処理の指示を実行する。このため、ユーザは、当該映像表示装置の映像表示部及び操作部(リモコンなど)をマンマシンインターフェースとして、複数の録画再生装置それぞれにおける録画番組をまとめて把握でき、また、その録画番組の一部を選択して所定の処理(再生処理や削除処理など)を録画再生装置に指示することができる。
また、前記録画番組情報表示制御手段が、放送日時、放送チャンネル、所定のキーワード(ジャンルや出演者など)、前記録画番組情報に含まれる所定の区分情報(録画番組のデータが保存されているフォルダの名称等)及び録画されている前記録画再生装置の識別情報のうちの1又は複数に基づいて前記録画番組の内容情報を編成することが考えられる。
これにより、ユーザは、断片的に把握している番組の情報(放送日時や放送チャンネル、キーワード、保存先のフォルダ名等)に基づいて、数多くの録画番組の中から目的とする録画番組を容易に探し出すことができる。
ここで、前記録画番組情報取得手段は、(a)前記録画番組情報を前記TMDS信号伝送ラインを通じて取得するものと、(b)前記CEC信号伝送ラインを通じて取得するものとが考えられる。
前者(a)の場合、前記録画番組情報取得手段は、前記録画番組情報表示制御手段によって前記映像表示部に表示される前記録画番組の内容情報を含む前記録画番組情報を、前記TMDS信号伝送ラインを通じて前記複数の録画再生装置から受信する。
これにより、前記録画番組の内容情報は、その容量が大きい場合であっても、前記TMDS信号伝送ラインを通じて高速に伝送される。なお、HDMI規格において、前記TMDS信号伝送ラインは、映像信号以外の情報をサブパケットととして伝送できるよう規定されており、前記録画番組情報はそのサブパケットに含めて伝送可能である。
但し、(a)の場合、当該映像表示装置の内部構成や複数の録画再生装置との接続形態によっては、前記TMDS信号伝送ラインによる信号取得先(録画再生装置)を順次切り替える必要が生じ、映像表示部に表示中の映像を継続表示できなくなる可能性がある。
一方、前記CEC信号伝送ラインを通じた信号伝送速度は比較的遅い(300bps程度)。このため、容量の大きな前記録画番組の内容情報を前記CEC信号伝送ラインを通じて伝送すると、その伝送に要する時間が長くなって実用的でなくなる。
そこで、後者(b)の場合、番組の識別情報と番組内容の情報とが関連付けられた電子番組情報(EPG情報)を記憶する電子番組情報記憶手段を具備し、前記録画番組情報取得手段は、前記録画番組の識別情報を含む前記録画番組情報を前記CEC信号伝送ラインを通じて前記複数の録画再生装置から受信する。そして、前記録画番組情報表示制御手段は、前記録画番組の識別情報に基づいて前記電子番組情報記憶手段に記憶された前記電子番組情報の中から前記映像表示部に表示させる前記録画番組の内容情報を検索する。
これにより、前記CEC信号伝送ラインを通じて伝送される前記録画番組情報(前記番組の識別情報)の容量が必要最小限となり、前記録画番組情報の伝送時間を短縮できる。また、映像表示部に表示中の映像を継続表示できなくなるという現象を回避できる。
本発明に係る映像表示装置は、これを利用中のユーザが、当該映像表示装置の映像表示部及び操作部をマンマシンインターフェースとして、複数の録画再生装置における多数の録画番組について、その内容をまとめて把握(確認)し、録画番組を選択して処理を指示する操作を容易に行うことができる。即ち、ユーザが、複数の録画再生装置それぞれを操作して録画番組の内容を確認する必要がない。
また、本発明に係る映像表示装置が、放送日時、放送チャンネル、所定のキーワード(ジャンルや出演者など)、前記録画番組情報に含まれる所定の区分情報(録画番組のデータが保存されているフォルダの名称等)及び録画されている前記録画再生装置の識別情報のうちの1又は複数に基づいて前記録画番組の内容情報を編成すれば、ユーザが、数多くの録画番組の中から目的とする録画番組を容易に探し出すことができ、操作性がより高まる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、図1は本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xを含む録画システムZの概略構成を表すブロック図、図2は録画システムZにおける録画番組操作処理の手順を表すフローチャート、図3は本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xにおける録画番組選択メニューの表示画面の一例を表す図、図4はテレビジョン受像機Xに記憶されるEPGログ情報のデータ構成の一例を表す図、図5はテレビジョン受像機Xが録画再生装置から取得する録画番組情報のデータ構成の一例を表す図である。
まず、図1に示すブロック図を用いて、本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xを含む録画システムZの構成について説明する。
録画システムZは、映像表示部5を備えるテレビジョン受像機X(映像表示装置の一例)と、録画・再生機能を備える複数(図1では2台)の録画再生装置Yとが、HDMI規格に準拠した信号伝送手段であるHDMIインターフェースWによって通信可能に構成されたシステムである。ここで、HDMIインターフェースWは、映像信号及び音声信号(いずれもデジタル信号)を伝送するTMDSライン41と、HDMI規格のオプション規格であるCEC規格に準拠したCECライン42(CEC信号伝送ラインに相当)を含んでいる。なお、TMDSライン41は、複数本の信号ラインにより構成され、TMDSライン41及びCECライン42は、見かけ上1本のHDMIケーブル40として構成されている。
録画システムZの特徴は、テレビジョン受像機Xが、複数の録画再生装置Yそれぞれに録画された番組(録画番組)の内容情報(番組タイトル等)をまとめて映像表示部5に表示させ、さらに、テレビジョン受像機Xに対する操作により、録画番組の選択と、選択された録画番組に対する処理(再生処理又は削除処理)の指示とを可能にする録画番組操作処理を実行することである。その詳細については後述する。
[テレビジョン受像機X]
本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xは、図1に示すように、チューナ1、2つのHDMI受信部2xa、2ya、CECインターフェース2xb、映像切替回路3、映像処理回路4、映像表示部5、制御回路6、リモコンインターフェース(I/F)回路7、リモコン8、サブMPU9、音声切替回路10、音声処理回路11、アンプ12及びスピーカ13等を具備して構成されている。
チューナ1は、地上波放送信号やBS衛星放送信号等の放送信号から、前記制御回路6により指示される放送チャンネルの信号を抽出(選局)するとともに、その抽出信号の検波によって映像信号及び音声信号を取り出し、その映像信号及び音声信号の各々を映像切替回路3及び音声切替回路10各々へ伝送するものである。
また、HDMI受信部2xa、2ya(図中、HDMI−RXと表記)は、HDMI規格に準拠した信号伝送インターフェースである。このHDMI受信部2xa、2yaは、TMDSライン41を通じて、外部装置(ここでは、録画再生装置Y)からベースバンド方式で映像信号及び音声信号を入力し、それらを映像切替回路3及び音声切替回路10各々へ伝送する。
CECインターフェース2xbは、HDMI規格におけるCEC規格に準拠した信号伝送インターフェースである。このCECインターフェース2xbは、CECライン42を通じて、外部装置(ここでは、録画再生装置Y)との間で情報の送受信を行う。CECインターフェース2xbの受信情報の直接の伝送先及び送信情報の直接の供給元は、サブMPU9である。
図1に示す例では、テレビジョン受像機Xは、2台の録画再生装置Y(外部装置)それぞれに対応する2つのHDMI受信部2xa、2yaを備えている。また、テレビジョン受像機Xは、2台の録画再生装置Yに対応するCECインターフェース2xbを1つだけ備えている。
映像切替回路3は、チューナ1及びHDMI受信部2xa、2yaからの映像信号を入力し、それらの映像信号のうちの任意の1つの映像信号を制御回路6からの指示に従って選択して出力するものである。
映像処理回路4は、映像切替回路3から出力された映像信号に対して各種信号処理を行うものである。例えば、映像処理回路4は、映像切替回路3からの映像信号に、制御回路6から指定された情報の映像をスーパーインポーズする(重ね合わせる)OSD機能を備えている。
さらに、映像処理回路4は、チューナ1により抽出された番組の放送信号から、そこに含まれるEPG情報(電子番組ガイド情報)を抽出して制御回路6に引き渡すEPG抽出機能も備えている。そして、制御回路6は、映像処理回路4から取得したEPG情報の一部を、常に最近の所定期間分(例えば、2ヶ月〜12ヶ月分程度の予め定められた期間)だけEPGログ情報D0としてEEPROM6cに記憶させる。
図4は、EEPROM6c(電子番組情報記憶手段の一例)に記憶されるEPGログ情報D0のデータ構成の一例を表すものである。
図4に示すように、EPGログ情報D0は、番組の識別情報である番組識別コードd1と、番組内容の情報である番組タイトルd2、放送チャンネルd3、放送日時d4及びジャンルd5等とが関連付けられた情報(電子番組情報)である。
映像表示部5は、液晶パネル及び液晶ドライバを備えた液晶表示部などにより構成され、映像処理回路4から出力される映像信号に基づく映像を表示するものである。
音声切替回路10は、チューナ1からの音声信号及びHDMI受信部2xa、2yaからの音声信号が入力され、それらの音声信号のうちの任意の1つの音声信号を、制御回路6からの指示に従って音声処理回路11に出力するものである。
音声処理回路11は、音声切替回路10から出力された信号に対し、イコライズ処理やD/A変換処理等を行うものである。
アンプ12は、音声処理回路11による処理後の音声信号を、制御回路6からの指示に従って増幅或いは減衰させる処理(ボリューム調節処理)を行い、スピーカ13に出力するものである。
制御回路6は、演算手段であるMPU6a、そのMPU6aによって実行される制御プログラムが予め格納される記憶手段であるROM6b(EPROM)、MPU6aが実行する処理において読み書きされる各種情報を記憶するEEPROM6c等を備え、当該テレビジョン受像機X全体を制御するものである。以下に示す制御回路6の処理や機能は、MPU6aがROM6bに記憶されたプログラムを実行することによって実現される。
リモコン8は、当該テレビジョン受像機Xの動作の制御用の無線信号(例えば、赤外線信号)を出力するリモート操作器であり、不図示の操作入力部や無線信号出力回路等を備えている。
前記操作入力部は、チャンネル選択キーや音量調節キーなど、情報入力のための操作部であり、その操作内容に応じた信号が前記無線信号出力回路に伝送される。また、前記無線信号出力回路は、前記操作入力部から伝送されてくる信号(即ち、テレビジョン受像機Xの動作の制御信号)を、無線信号(例えば、赤外線信号)に変換し、当該リモコン8からテレビ本体側へ無線伝送するものである。
一方、リモコンインターフェース回路7は、リモコン8から伝送される無線信号(赤外線信号等)を受信し、これを電気信号に変換することにより、リモコン8から伝送される各種情報を取得するとともに、その取得情報をサブMPU9に伝送するものである。
サブMPU9は、制御回路6と、リモコンインターフェース回路7及びCECインターフェース2xbとの間で情報伝送を中継する処理を実行するマイクロコンピュータである。
[録画再生装置Y]
本発明の実施形態に係る録画再生装置Yは、図1に示すように、チューナ21、録画・再生回路22、HDD23(ハードディスクドライブ)、HDMI送信部25a、CECインターフェース25b、制御回路24、リモコンインターフェース回路26、リモコン27及びサブMPU28等を具備して構成されている。
ここで、チューナ21、リモコンインターフェース回路26、リモコン27、サブMPU28は、それぞれテレビジョン受像機Xにおけるチューナ1、リモコンインターフェース回路7、リモコン8及びサブMPU9と同様のものである。
録画・再生回路22は、放送番組の録画処理及び録画番組の再生処理を実行するものである。即ち、録画・再生回路22は、チューナ21により抽出された番組の放送信号(映像信号及び音声信号)を圧縮符号化してHDD23に記録する録画処理を実行する。さらに、録画・再生回路22は、HDD23に録画(記録)された放送番組のデータを復号化しながらHDMI送信部25aを通じて外部出力する再生処理を実行する。
さらに、録画・再生回路22は、チューナ21により抽出された番組の放送信号から、そこに含まれるEPG情報(電子番組ガイド情報)を抽出してHDD23に記録するEPG取得機能も備えている。このEPG情報は、録画予約処理の際の予約番組の選択メニュー画面を生成する処理や、録画された番組(録画番組)の映像信号及び音声信号に関連付けてHDD23に記録される番組のタイトルや放送日時等を特定する処理を実行する際に用いられる。
HDMI送信部25a(図中、HDMI−TXと表記)は、HDMI規格に準拠した信号伝送インターフェースである。このHDMI送信部25aは、TMDSライン41を通じて、外部装置(ここでは、テレビジョン受像機X)に対し、ベースバンド方式で映像信号及び音声信号を出力する。
CECインターフェース25bは、テレビジョン受像機XにおけるCECインターフェース2xbと同様に、HDMI規格におけるCEC規格に準拠した信号伝送インターフェースである。このCECインターフェース25bは、CECライン42を通じて、外部装置(ここでは、テレビジョン受像機X)との間で情報の送受信を行う。CECインターフェース25bの受信情報の直接の伝送先及び送信情報の直接の供給元は、サブMPU28である。
また、録画再生装置Yにおいて、HDMIインターフェースWの一部を構成するHDMI送信部25a及びCECインターフェース25bと、サブMPU28と、リモコンインターフェース回路26とは、当該録画再生装置Yが商用電源に接続されている状態では、常時通電された状態となっている。一方、チューナ21や制御回路24、録画・再生回路22及びHDD23等は、当該録画再生装置Yが商用電源に接続されている状態において、それらへの通電がなされた稼動状態と、それらへの通電が遮断された待機状態との2状態に切り替えられる。その2状態の切り替えは、サブMPU28が不図示の通電スイッチの切り替え制御を行うことにより実現される。
即ち、サブMPU28は、当該録画再生装置Yが前記待機状態である場合に、リモコン27からリモコンインターフェース回路26を通じて電源キーの操作信号が受信されたこと、或いはテレビジョン受像機XからCECインターフェース25bを通じて自装置宛の何らかのコマンドが受信されたことを検知すると、前記通電スイッチをOFF状態からON状態へ切り替えることにより、当該録画再生装置Yを前記待機状態から前記稼動状態へ切り替える(即ち、起動する)。
また、サブMPU28は、当該録画再生装置Yが前記稼動状態である場合に、リモコン27からリモコンインターフェース回路26を通じて電源キーの操作信号が受信されたこと、或いはテレビジョン受像機XからCECインターフェース25bを通じて停止コマンドが受信されたことを検知すると、前記通電スイッチをON状態からOFF状態へ切り替えることにより、当該録画再生装置Yを前記稼動状態から前記待機状態へ切り替える。
これにより、録画再生装置Yは、リモコン27やテレビジョン受像機Xからのリモート制御によって、前記稼動状態と前記待機状態との切り替えが行われる。
制御回路24は、演算手段であるMPU24a、そのMPU24aによって実行される制御プログラムが予め格納される記憶手段であるROM24b(EPROM)、MPU24aが実行する処理において読み書きされる各種情報を記憶するEEPROM24c等を備え、当該録画再生装置Y全体を制御するものである。以下に示す制御回路24の処理や機能は、MPU24aがROM24bに記憶されたプログラムを実行することによって実現される。
また、録画再生装置Yの制御回路24は、録画・再生回路22によってHDD23に記録されたEPG情報と、同じく予めHDD23に記録される番組予約情報とに基づいて、放送番組(映像及び音声)の予約録画を行う予約録画機能も有している。なお、予約録画機能は周知の機能であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
また、制御回路24は、HDD23における録画データの記録先(保存先)である1つ又は複数のフォルダ(以下、保存フォルダという)を設定するフォルダ設定機能も有している。
これにより、制御回路24は、リモコン27に対する操作入力に従って、予め設定された複数のフォルダ(区分)を指定した上で、録画・再生回路22に対して録画処理や再生処理を実行させる。
また、制御回路24は、録画・再生回路22によって放送番組の録画が実行される際に、その録画データに関連付けて録画番組の識別情報である前記番組識別コードd1をHDD23に記録する。この番組識別コードd1は、録画・再生回路22によって抽出されたEPG情報に含まれる情報である。
なお、後述するように、録画再生装置Yは、テレビジョン受像機Xからの要求(指示)に応じて、録画番組に対応する番組識別コードd1を含む録画番組情報D1(図5参照)をテレビジョン受像機Xに引き渡す。
次に、図2に示すフローチャートを参照しつつ、録画システムZにおける録画番組操作処理の手順について説明する。
ここで、図2に示す処理は、ユーザによるリモコン8の特定のキー(以下、録画番組操作キーという)の操作等がなされた場合に開始されるものとする。また、以下に示すS101、S102、…は、処理手順(ステップ)の識別符号を表す。
前記録画番組操作処理は、テレビジョン受像機Xと録画再生装置Yとが、HDMIインターフェースWを通じて情報の授受を行いつつ実行する処理である。以下、先にテレビジョン受像機X側の処理について説明し、続けて録画再生装置Y側の処理について説明する。
まず、録画番組操作処理におけるテレビジョン受像機X側の処理について説明する。
[ステップS101、S102]
制御回路6は、前記録画番組操作キーが操作されたことを検知すると、前記録画番組情報D1(詳しくは、後述)の送信を要求するための要求コマンドを、CECライン42を通じて各録画再生装置Yに対して送信する(S101)。なお、テレビジョン受像機XにおけるCECライン42を通じた通信制御(情報の送信及び受信の制御)は、CECインターフェース2xbにより行われる。
次に、制御回路6は、前記録画番組情報D1の要求に応じて各録画再生装置Yから返信される前記録画番組情報D1を、前記CECライン42(CEC信号伝送ライン)を通じて受信する処理を実行する(S102)。後述するように、前記録画番組情報D1には、複数の録画再生装置YそれぞれのHDD23に録画された録画番組を識別する前記番組識別コードd1が含まれる。なお、ステップS101及びS102の処理を実行する制御回路6が、録画番組情報取得手段の一例である。
さらに、ステップS102において、制御回路6は、前記録画番組情報の要求コマンドの送信後の所定時間内に、各録画再生装置Yから前記録画番組情報D1が受信されたか否かを判別する。なお、制御回路6は、CECライン42を通じて、録画再生装置Yから後述する録画番組無し通知を受信した場合には、その録画再生装置Yからは前記録画番組情報D1は受信されなかったと判別する。
図5は、前記録画番組情報D1のデータ構成の一例を表すものである。
図5に示す前記録画番組情報D1は、録画再生装置Yに録画された録画番組それぞれを識別する前記番組識別コードd1と、当該録画番組情報D1の送信元の録画再生装置Yを識別する情報である装置名d6と、録画番組の保存先である前記保存フォルダの識別情報であるフォルダ名d7(区分情報の一例)とが対応付けられた情報である。
[ステップS103、S111、S112]
そして、制御回路6は、ステップS102において前記録画番組情報D1が1以上の録画再生装置Yから受信されなかったことを確認すると、処理をステップS112及びS113に移行させる。そして、制御回路6は、録画番組が存在しない旨のメッセージを映像表示部5にOSD表示させ(S112)、一定時間後に表示中のOSD表示を消去(S111)させた後、当該録画番組操作処理を終了させる。
一方、制御回路6は、ステップS102において前記録画番組情報D1が1以上の録画再生装置Yから受信されたことを確認すると、その録画番組情報D1に基づいて、複数の録画再生装置Yについての前記録画番組の内容情報を編成して表示する録画番組選択メニューの映像(画面)を生成し、そのメニュー映像を映像表示部5にOSD表示させる(S103、録画番組情報表示制御手段の一例)。
より具体的には、制御回路6は、ステップS103において、録画再生装置Yから取得した前記録画番組情報D1に含まれる前記番組識別コードd1を検索キーとして、EEPROM6cに予め記憶された前記EPGログ情報D0(電子番組情報)の中から映像表示部5に表示させる録画番組の番組タイトルd2(内容情報)及びその関連情報(放送チャンネルd3、放送日時d4、ジャンルd5)を検索する。
そして、制御回路6(録画番組情報表示制御手段の一例)は、検索により得られた放送チャンネルd3、放送日時4及びジャンルd5(キーワードの一例)と、前記録画番組情報D1に含まれる装置名d6(録画再生装置の識別情報の一例)及び保存フォルダ名d7(所定の区分情報の一例)とに基づいて、番組タイトルd2(録画番組の内容情報)を編成することにより、前記録画番組選択メニューv1を生成する。
図3は、前記録画番組選択メニューv1のOSD表示画面の一例である。
図3に示すように、制御回路6は、映像表示部5に、既に表示中の映像v0とともに、複数の録画再生装置Yについての録画番組の番組タイトルd2(内容情報の一例)及びその関連情報d3〜d7のリストをOSD表示により一覧表示させる。その他、制御回路6が、既に表示中の映像v0と、前記録画番組選択メニューv1の映像とをマルチ画面表示させることや、前記録画番組選択メニューv1の映像のみを表示させることも考えられる(不図示)。
ここで、制御回路6は、番組タイトルd2のリストを、前記関連情報d3〜d7のうち指定されたもの(以下、指定項目という)について降順或いは昇順に並ぶよう編成する。図3に示す例は、前記保存フォルダ名d7が前記指定項目である場合の例である。
制御回路6は、前記録画番組選択メニューv1の表示中に、リモコン8における1〜5のテンキーの操作がなされたことを検知すると、操作されたテンキーに対応した関連情報d3〜d7を前記指定項目として番組タイトルd2のリストを編成し直し、前記録画番組選択メニューv1のOSD表示を更新させる。
これにより、ユーザは、断片的に把握している番組の関連情報d3〜d7に基づいて、数多くの録画番組の中から目的とする録画番組を容易に探し出すことができる。
[ステップS104〜S107]
次に、制御回路6は、映像表示部5に図3に示す前記録画番組選択メニューv1(録画番組の内容を表す番組タイトルd2のリスト)が表示された状態で、リモコン8の操作部を通じた操作入力に従って、録画番組を選択する録画番組選択処理を実行し(S104、録画番組選択手段の一例)、その選択結果に従って次の処理の移行先を切り替える(S105)。ここで、制御回路6は、サブMPU9を通じて上下の方向キー(操作部のキー)のいずれが操作されたかを判別し、その判別結果によってリスト表示された録画番組の番組タイトルd2の中から1つを選択する。このとき、制御回路6は、サブMPU9を通じて決定キーが操作されたことを検知した場合に録画番組の選択を確定し、キャンセルキーが操作されたことを検知した場合には、いずれの録画番組も選択しないことを確定する。
そして、制御回路6は、いずれの録画番組も選択しないことを確定した場合、前記録画番組情報D1の送付元の録画再生装置Yそれぞれに対し、CECライン42を通じて、選択番組がない旨の通知(選択番組無し通知)を行い(S106)、その後、表示中のOSD表示を消去(S111)させた後、当該録画番組操作処理を終了させる。
一方、制御回路6は、いずれかの録画番組の選択を確定した場合、その選択した録画番組(以下、選択録画番組という)について、再生処理と削除処理のいずれを行うかの選択(処理選択)と、選択された処理を実行することを、CECライン42を通じて録画再生装置Yに指示するための処理指示コマンドの送信とを行う(S107、処理指示手段の一例)。
前記処理指示コマンドには、処理対象である録画番組の前記番組識別コードd1と、処理内容(再生か削除か)を表す情報とが含められる。
なお、前記処理指示コマンドが、前記選択録画番組が録画されている録画再生装置Yに送信されることはいうまでもない。また、それ以外の録画再生装置Yに対しては、制御回路6は、ステップS106の処理と同様に、CECライン42を通じて前記選択番組無し通知を行う。
[ステップS108]
次に、制御回路6は、前記処理指示コマンドの送信先の録画再生装置Yから、指示した処理が実行を受け付けた旨の通知(以下、処理実行通知という)が所定時間内に受信されたか否かを判別し(S108)、処理実行通知が受信された場合には、ステップS107で指示した処理に応じた処理を実行する(S109)。
具体的には、制御回路6は、録画番組の再生処理を指示した場合には、映像映像切替回路3及び音声切替回路10を制御することにより、再生処理の指示先の録画再生装置Yの再生番組の信号(映像信号及び音声信号)が映像表示部5及びスピーカ13を通じて出力されるよう入力切り替えを行う。
また、制御回路6は、録画番組の削除処理を指示した場合には、削除処理が実行された旨のメッセージを映像表示部5にOSD表示させる。
一方、制御回路6は、前記処理実行通知が所定時間内に受信されなかった場合には、所定のエラーメッセージを映像表示部5にOSD表示させる(S110)。
そして、制御回路6は、ステップS109又はS110の処理の実行後、一致時間後に映像表示部5に表示中のOSD表示を消去する処理を実行(S111)した後、当該録画番組操作処理を終了させる。
以上の処理が、前記録画番組操作処理におけるテレビジョン受像機X側の処理である。
次に、録画番組操作処理における録画再生装置Y側の処理について説明する。
[ステップS201、S202]
録画再生装置Y側では、まず、制御回路24が、CECライン42を通じてテレビジョン受像機XからステップS101の処理で送信される前記録画番組情報の要求コマンドを受信する処理を実行する(S201)。なお、当該録画再生装置Yが前記待機状態である場合には、まず、サブMPU28が、自装置宛のコマンドが受信された時点で、前記通電スイッチを制御することによって前記待機状態から前記稼動状態へ切り替え(即ち、起動し)、これによって起動した制御回路6が、受信されたコマンド内容の判別を行う。
そして、制御回路24は、前記要求コマンドの受信を検知すると(テレビジョン受像機Xからの要求に応じて)、HDD23に記憶されている録画番組の検索処理を実行する(S202)。ここで、録画番組の検索処理は、HDD23における前記保存フォルダ(区分の一例)それぞれについて、そこに録画されている番組(録画番組)の前記番組識別コードd1及びその保存フォルダ名d7を特定する処理である。
[ステップS203〜S205]
次に、録画再生装置Yの制御回路24は、ステップS202における録画番組の検索処理によって1つ以上の録画番組が特定されたか否かを判別する(S203)。ここで、制御回路24は、録画番組が1つも特定されなかったと判別した場合には、録画番組が存在しない旨を表す通知である前記録画候補無し通知を、CECライン42を通じてテレビジョン受像機Xに送信し(S205)、その後、処理を前述したステップS201へ戻す。その際、サブMPU28は、テレビジョン受像機Xから要求コマンドを受信する前の状態が前記待機状態であった場合には、前記通電スイッチを制御することにより、当該録画再生装置Yを前記稼動状態から前記待機状態へ切り替える(元の状態へ戻す)。
一方、制御回路24は、録画番組が1つ以上特定されたと判別した場合は、前記録画番組情報D1(図5参照)を編成し、それをCECライン42を通じてテレビジョン受像機Xに送信する(S204)。
なお、図5に示したように、録画番組情報D1は、録画番組の番組識別コードd1、当該録画再生装置Yの装置名d6及び前記保存フォルダ名d7が対応付けられた情報である。ここで、装置名d6及び保存フォルダ名d7は、ユーザがリモコン27の操作によって設定する情報であり、制御回路24によって予めHDD23或いはEEPROM24cに記憶される。また、番組識別コードd1は、EPG情報において番組それぞれを識別するコードである。
[ステップS206]
次に、録画再生装置Yの制御回路24は、テレビジョン受像機Xから、前記処理指示コマンド(ステップS107で送信されるコマンド)を、前記CECライン42を通じて受信する処理を実行する(S206)。このステップS206において、制御回路24は、前記録画番組情報D1の送信後の所定時間内に、テレビジョン受像機Xから前記処理指示コマンドが受信されたか否かを判別する。なお、制御回路24は、CECライン42を通じて、テレビジョン受像機Xから前記選択番組無し通知(ステップS106で送信される通知)を受信した場合には、テレビジョン受像機Xから前記処理指示コマンドは受信されなかったと判別する。
ここで、制御回路24は、前記処理指示コマンドが受信されなかったと判別した場合には、処理を前述したステップS201へ戻す。その際、サブMPU28は、テレビジョン受像機Xから要求コマンドを受信する前の状態が前記待機状態であった場合には、前記通電スイッチを制御することにより、当該録画再生装置Yを前記稼動状態から前記待機状態へ切り替える(元の状態へ戻す)。
[ステップS207、S208]
一方、録画再生装置Yの制御回路24は、CECライン42を通じて前記録画指示コマンドが受信されたと判別した場合は、指示された処理の実行を受け付けた旨を表す前記処理実行通知(ステップS108で受信される通知)を、CECライン42を通じてテレビジョン受像機Xに送信する(S207)。
さらに、制御回路24は、テレビジョン受像機X側のステップS104の処理において選択された前記選択録画番組について、指示された処理(再生処理又は削除処理)を実行し(S208)、その後、処理を前述したステップS201へ戻す。その際、サブMPU28は、テレビジョン受像機Xから要求コマンドを受信する前の状態が前記待機状態であった場合には、前記通電スイッチを制御することにより、当該録画再生装置Yを前記稼動状態から前記待機状態へ切り替える(元の状態へ戻す)。これにより、テレビジョン受像機Xにおいて再生又は削除するよう選択された録画番組が、録画・再生回路22によって再生、又は制御回路24によって削除される。
以上に示したテレビジョン受像機Xは、複数の録画再生装置Yそれぞれの録画番組の内容情報(番組タイトルd2)を編成して映像表示部5に表示させ(S103)、その表示状態において録画番組の選択及び処理の指示を実行する(S104、S107)。このため、ユーザは、当該テレビジョン受像機Xの映像表示部5及び操作部(リモコン8)をマンマシンインターフェースとして、複数の録画再生装置Yそれぞれにおける録画番組をまとめて把握でき、また、その録画番組の一部を選択して再生処理や削除処理を録画再生装置Yに指示することができる。その結果、ユーザは、複数の録画再生装置Yにおける多数の録画番組について、その内容をまとめて把握(確認)し、録画番組を選択して処理を指示する操作を容易に行うことができる。即ち、ユーザが、複数の録画再生装置Yそれぞれを操作して録画番組の内容を確認する必要がない。
特に、録画番組選択メニューv1は、保存フォルダ名d7や放送チャンネルd3、放送日時d4、ジャンルd5、録画再生装置Yの装置名d6などに基づいて番組タイトルd2のリストの並びが編成されるので、ユーザは、数多くの録画番組の中から目的とする録画番組を容易に探し出すことができる。
図1に示した録画システムZは、テレビジョン受像機Xと録画再生装置Yとが、HDMIインターフェースWにより直接的に接続された構成を示したが、本発明の実施形態はこれに限るものではない。
例えば、テレビジョン受像機XとSTB(セットトップボックス)又は録画再生装置YとがHDMIインターフェースWにより接続され、そのSTB又は録画再生装置Yと他の録画再生装置YとがさらにHDMIインターフェースWにより接続された構成(間接的に接続された構成)も考えられる。
また、前述の実施形態では、前記録画番組情報D1に録画再生装置Yの装置名d6が含まれる例を示したがこれに限るものではない。
CEC規格に従った信号伝送では、各装置は、CECライン42により接続された各装置それぞれを識別可能である。このため、テレビジョン受像機Xが、CECライン42により接続された各録画再生装置Yの識別コードに対応付けてその装置名d6を予め記憶しておくことも考えられる。
また、前述した録画システムZは、テレビジョン受像機X側から能動的に録画再生装置Yに対して情報の要求(S101)を行うものであるが、テレビジョン受像機Xが、録画再生装置Y側から能動的に送られてくる前記録画番組情報を受動的に取得(受信)する構成も考えられる。
例えば、録画再生装置Yが、番組の録画処理を終了するごとに最新の前記録画番組情報をテレビジョン受像機Xに送信し、テレビジョン受像機Xの制御回路6が、その最新の録画番組情報をEEPROM6c等に記憶させることが考えられる。この場合、テレビジョン受像機Xの制御回路6は、前記録画番組操作キーの操作を検知した場合、予め記憶された前記録画番組情報に基づいて、前述したステップS102以降の処理を実行すればよい。
また、前述したテレビジョン受像機Xの制御回路6(録画番組情報取得手段の一例)は、前記録画番組情報D1を前記CECライン42を通じて取得するものであるが、制御回路6が前記TMDSライン41を通じて前記録画番組情報D1を取得する例も考えられる。
この場合、録画再生装置Yは、図5に示した前記録画番組情報D1に、さらに番組タイトルd2(内容情報)や放送チャンネルd3、放送日時d4、ジャンルd5等、テレビジョン受像機Xの制御回路6(録画番組情報表示制御手段)によって映像表示部5に表示される録画番組の内容情報を含めて送信することができる。前記TMDSライン41を通じた信号伝送速度は高速であるため、前記録画番組情報の容量が大きくてもそれを短時間で送信できるからである。
一方、テレビジョン受像機Xの制御回路6は、前記ステップS102において、録画番組の内容情報(番組タイトルd2等)を含む前記録画番組情報D1を、前記TMDSライン41を通じて複数の録画再生装置Yそれぞれから受信する(録画番組情報取得手段の一例)。
さらに、制御回路6は、前記ステップS103において、前記録画番組情報D1に含まれる録画番組の内容情報を編成して映像表示部5に表示させる。
これにより、テレビジョン受像機Xは、前記EPGログ情報D0を記憶しておく必要がなくなる。
ところで、HDMI規格では、TMDSライン41は、映像信号以外の情報をサブパケットととして伝送できるよう規定されているため、録画再生装置Y及びテレビジョン受像機Xは、前記録画番組情報D1をサブパケットに含めて受け渡しする。その際、テレビジョン受像機Xにおいて、例えば2つのHDMI受信部2xa、2yaそれぞれが、前記サブパケットに含まれる前記録画番組情報D1を抽出して制御回路6へ引き渡せばよい。
一方、映像切替回路3で選択された信号に基づいて、例えば映像処理回路4が前記サブパケットに含まれる前記録画番組情報D1を抽出する場合、制御回路6が映像切替回路3を制御することにより、TMDSライン42による信号取得先(録画再生装置Y)を順次切り替えながら、前記サブパケットに含まれる前記録画番組情報D1を抽出する必要がある。
本発明は、テレビジョン受像機などの映像表示装置に利用可能である。
本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xを含む録画システムZの概略構成を表すブロック図。 録画システムZにおける録画番組操作処理の手順を表すフローチャート。 本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xにおける録画番組選択メニューの表示画面の一例を表す図。 テレビジョン受像機Xに記憶されるEPGログ情報のデータ構成の一例を表す図。 テレビジョン受像機Xが録画再生装置から取得する録画番組情報のデータ構成の一例を表す図。
符号の説明
X…テレビジョン受像機
Y…録画再生装置
Z…録画システム
1、21…チューナ
2xa、2ya…HDMI受信部
2xb、25b…CECインターフェース
3…映像切替回路
4…映像処理回路
5…映像表示部
6、24…制御回路
7、26…リモコンインターフェース回路
8、27…リモコン
9、28…サブMPU
10…音声切替回路
11…音声処理回路
12…アンプ
13…スピーカ
22…録画・再生回路
23…HDD
25a…HDMI送信部
40…HDMIケーブル
41…TMDSライン
42…CECライン
D0…EPGログ情報
D1…録画番組情報
d1…番組識別コード
d2…番組タイトル
d3…放送チャンネル
d4…放送日時
d5…ジャンル
d6…録画再生装置の装置名
d7…保存フォルダ名
S101、S102、〜…処理手順(ステップ)

Claims (6)

  1. 映像表示部を備え、映像信号を含む信号を伝送するTMDS信号伝送ラインとCEC規格に準拠したCEC信号伝送ラインとを含みHDMI規格に準拠した信号伝送を行うHDMI信号伝送手段により、複数の録画再生装置と通信可能に構成された映像表示装置であって、
    前記複数の録画再生装置それぞれの記憶部に録画された録画番組に関する録画番組情報を、前記HDMI信号伝送手段を通じて前記複数の録画再生装置から取得する録画番組情報取得手段と、
    前記録画番組情報取得手段により取得された前記録画番組情報に基づいて、前記複数の録画再生装置についての前記録画番組の内容情報を編成して前記映像表示部に表示させる録画番組情報表示制御手段と、
    前記録画番組の内容情報が前記映像表示部に表示された状態で、所定の操作部を通じた操作入力に従って前記録画番組を選択する録画番組選択手段と、
    前記録画番組選択手段により選択された前記録画番組についての処理を実行することを、前記CEC信号伝送ラインを通じて前記録画再生装置に指示する処理指示手段と、
    を具備してなることを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記処理指示手段が前記録画再生装置に対して実行を指示する処理が、前記録画番組の再生処理及び削除処理の一方又は両方を含んでなる請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記録画番組情報表示制御手段が、放送日時、放送チャンネル、所定のキーワード、前記録画番組情報に含まれる所定の区分情報及び録画されている前記録画再生装置の識別情報のうちの1又は複数に基づいて前記録画番組の内容情報を編成してなる請求項1又は2のいずれかに記載の映像表示装置。
  4. 前記録画番組情報取得手段が、前記録画番組情報の送信を前記CEC信号伝送ラインを通じて前記複数の録画再生装置に対して要求し、これに応じて返信される前記録画番組情報を取得してなる請求項1〜3のいずれかに記載の映像表示装置。
  5. 前記録画番組情報取得手段が、前記録画番組情報表示制御手段によって前記映像表示部に表示される前記録画番組の内容情報を含む前記録画番組情報を、前記TMDS信号伝送ラインを通じて前記複数の録画再生装置から受信するものである請求項1〜4のいずれかに記載の映像表示装置。
  6. 番組の識別情報と番組内容の情報とが関連付けられた電子番組情報を記憶する電子番組情報記憶手段を具備し、
    前記録画番組情報取得手段が、前記録画番組の識別情報を含む前記録画番組情報を前記CEC信号伝送ラインを通じて前記複数の録画再生装置から受信するものであり、
    前記録画番組情報表示制御手段が、前記録画番組の識別情報に基づいて前記電子番組情報記憶手段に記憶された前記電子番組情報の中から前記映像表示部に表示させる前記録画番組の内容情報を検索してなる請求項1〜4のいずれかに記載の映像表示装置。
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