JP2008078258A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色に応じた感度設定を容易に行うことができる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】緑色の光が入射されるフォトダイオード部を有する緑色画素1Gと、赤色の光が入射されるフォトダイオード部を有する赤色画素1Rと、青色の光が入射されるフォトダイオード部を有する青色画素1Bとを少なくとも備え、緑色画素1Gのセルサイズが赤色画素1Rのセルサイズ及び青色画素1Bのセルサイズと異なることを特徴とする固体撮像装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置に関する。
従来の固体撮像装置として、ここでは一般的なCCD型固体撮像装置を例に挙げて説明する。一般的なCCD型固体撮像装置の上面図を図9に示す。なお、図9においては、簡略化して、一般的なCCD型固体撮像装置が有する多数の画素のうち一部(水平垂直2×2)の画素のみを示している。また、図9のA−A’切断面での断面図を図10に示す。
図9において、101G、101R、101Bはそれぞれ緑色のカラーフィルタを有する緑色画素、赤色のカラーフィルタを有する赤色画素、青色のカラーフィルタを有する青色画素であり、102G、102R、102Bはそれぞれ緑色画素の遮光膜開口、赤色画素の遮光膜開口、青色画素の遮光膜開口であり、103G、103R、103Bはそれぞれ緑色画素のフォトダイオード部、赤色画素のフォトダイオード部、青色画素のフォトダイオード部である。
図10を参照して、赤色画素の概略構造について説明する。N型半導体基板216にP型ウェル層215が形成され、P型ウェル層215内にフォトダイオード部表面P+注入層208、フォトダイオード部N型注入層209、素子分離部P+注入層210、読み出しゲート部P+注入層211、読み出しゲート部N型注入層212、垂直転送部N型注入層213、及び垂直転送部P+注入層214がそれぞれ形成されている。また、N型半導体基板216の表面側には、読み出しゲート部及び垂直転送部に対向して設けられるゲート電極205と、遮光膜開口以外の画素領域を覆う遮光金属膜204と、ゲート電極205−遮光金属膜204間及びゲート電極205−N型半導体基板216間に介在するゲート絶縁膜207と、マイクロレンズ201と、赤色のカラーフィルタ203と、マイクロレンズ201−カラーフィルタ203間に介在する平坦化膜202と、カラーフィルタ203−遮光金属膜204及びゲート絶縁膜207間に介在する平坦化膜202’とが設けられる。緑色画素及び青色画素はカラーフィルタの色が異なる点を除いては上述した赤色画素と同一の構造である。
続いて、上記構成の一般的なCCD型固体撮像装置の概略動作について説明する。まず、フォトダイオード部に光が入射すると光電変換により電荷が発生し、その発生した電荷がフォトダイオード部N型注入層209に蓄積される。その後、ゲート電極205にHighレベルの電圧が印加されて、読み出しゲート部の電位がフォトダイオード部の電位よりも高くなると、フォトダイオード部N型注入層209に蓄積されていた電荷が垂直転送部に読み出し転送される。垂直転送部に読み出された電荷は列方向に転送され、垂直転送部の一端部に配設された水平転送部に転送される。電荷は水平転送部により出力部に転送される。出力部では、電荷を電圧信号に変換し、その電圧信号をアンプにより増幅して出力する。
特開2005−19958号公報
上述した一般的なCCD型固体撮像装置では、図9から明らかなように、赤色画素101R、緑色画素101G、青色画素101Bのセルサイズ(画素の外形サイズ)が全て同じであり、赤色画素の遮光膜開口102R、緑色画素の遮光膜開口102G、青色画素の遮光膜開口102Bが全て同じサイズであり、赤色画素のフォトダイオード部の受光領域、緑色画素のフォトダイオード部の受光領域、青色画素のフォトダイオード部の受光領域が全て同じサイズであった。このため、上述した一般的なCCD型固体撮像装置では、色に応じた感度設定を行うことに大きな制約があった。
一般的なCCD型固体撮像装置が抱えている問題として以下のものがある。人間の目の感受特性を表す視感度は波長555nmの光(緑色)で最大になり、それより短い波長の光(青色側)ほど、またはそれより長い波長の光(赤色側)ほど小さくなる。上述した一般的なCCD型固体撮像装置では、カラーフィルタを通過する特定色の光のカラーフィルタでの減衰率及びフォトダイオード部に入射する特定色の光のフォトダイオード部での光電効率が各色画素で一定である場合、各色画素の感度が一定になるため、人間の目の感受特性に比べて緑色画素の感度が低くなってしまっていた。このような問題に対して、従来は図10に示すベイヤー配列のように緑色画素の数を赤色画素の数や青色画素の数より多くするしか対策がなかった。
また、一般的なCCD型固体撮像装置が抱えている他の問題として以下のものがある。可視光の波長は青色、緑色、赤色の順で長くなるのに対し、一般的なCCD型固体撮像装置では赤色画素の遮光膜開口102R、緑色画素の遮光膜開口102G、青色画素の遮光膜開口102Bが全て同じサイズであった。近年、CCD型固体撮像装置の画素セルサイズの縮小が図られており、遮光膜開口が小さくなってきている。このため、波長が長い色の画素ほど、光の回折のため、フォトダイオード部に入射する光の量が少なくなり感度が低下していた。
一般的なCMOS型固体撮像装置も一般的なCCD型固体撮像装置と同様の問題を有していた。
なお、特許文献1では、遮光膜開口をハイパスフィルタとして機能させて入射光の分光を行うために、青色画素、緑色画素、赤色画素の順で遮光膜開口のサイズを大きくしたCCD型固体撮像装置が開示されている。このようなCCD型固体撮像装置の上面図を図11に示す。なお、図11において、図9と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図11に示すCCD型固体撮像装置では、遮光膜開口によって入射光の分光を行うので、青色画素101B、緑色画素101G、赤色画素101Rの順で遮光膜開口のサイズを大きくする必要があり、遮光膜開口が各色に応じたハイパスフィルタとして機能するような値に各色毎の遮光膜開口の寸法を設定する必要があった。このため、色に応じた感度設定を行うことに大きな制約があった。
さらには、色画素101B、緑色画素101G、赤色画素101Rの順で遮光膜開口のサイズを大きくするのに対して、画素のセルサイズとフォトダイオード部の受光領域のサイズが全ての画素で同一であるため、レイアウト上の無駄が多い構造であった。また、赤色画素では遮光膜開口のサイズが大きくなっているため、フォトダイオード部と遮光金属膜との被り幅104Rが小さくなっており、スミア抑圧比が悪化するという問題もあった。
本発明は、上記の事情に鑑み、色に応じた感度設定を容易に行うことができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る固体撮像装置は、第1の色の光が入射される受光素子を有する第1の色画素と、第2の色の光が入射される受光素子を有する第2の色画素と、第3の色の光が入射される受光素子を有する第3の色画素とを少なくとも備え、前記第1の色、前記第2の色、及び前記第3の色はそれぞれ異なる色であって、前記第1の色画素のセルサイズが前記第2の色画素のセルサイズ及び前記第3の色画素のセルサイズと異なるようにしている。
このような構成によると、色に応じた感度設定を行うために、前記第1の色画素の遮光膜開口サイズを前記第2の色画素の遮光膜開口サイズ及び前記第3の色画素の遮光膜開口サイズと異なるようにした場合、その遮光膜開口サイズに対応して前記第1の色画素のセルサイズを前記第2の色画素のセルサイズ及び前記第3の色画素のセルサイズと異なるようにすることができるので、遮光膜開口サイズがセルサイズによって大きな制約を受けることがなくなり、色に応じた感度設定を容易に行うことができる。
また、前記第1の色が緑色であり、前記第2の色が赤色であり、前記第3の色が青色であり、前記第1の色画素のセルサイズを前記第2の色画素のセルサイズ及び前記第3の色画素のセルサイズよりも大きくしてもよい。これにより、緑色画素の感度を赤色画素の感度及び青色画素の感度に比べて高くして人間の目の感受特性に合致するような感度設定を容易に行うことができる。
また、前記第1の色が赤色であり、前記第2の色が緑色であり、前記第3の色が青色であり、前記第1の色画素のセルサイズを前記第2の色画素のセルサイズ及び前記第3の色画素のセルサイズよりも大きくしてもよい。これにより、光の回折による感度低下が最も大きい赤色画素の感度低下を補償する感度設定を容易に行うことができる。さらに、前記第2の色画素のセルサイズを前記第3の色画素のセルサイズよりも大きくしてもよい。これにより、光の回折による感度低下を各色画素のフォトダイオード部に入射する光の波長に応じて補償し、各色画素の感度を同一に設定することが容易になる。
また、上記目的を達成するために本発明に係る固体撮像装置は、第1の色の光が入射される受光素子を有する第1の色画素と、第2の色の光が入射される受光素子を有する第2の色画素と、第3の色の光が入射される受光素子を有する第3の色画素とを少なくとも備え、前記第1の色、前記第2の色、及び前記第3の色はそれぞれ異なる色であって、前記第1の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズが前記第2の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズ及び前記第3の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズと異なるようにする。
このような構成によると、色に応じた感度設定を行うために、前記第1の色画素の遮光膜開口サイズを前記第2の色画素の遮光膜開口サイズ及び前記第3の色画素の遮光膜開口サイズと異なるようにした場合、その遮光膜開口サイズに対応して前記第1の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズを前記第2の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズ及び前記第3の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズと異なるようにすることができるので、遮光膜開口サイズが受光素子の受光領域サイズによって大きな制約を受けることがなくなり、色に応じた感度設定を容易に行うことができる。
また、前記第1の色が緑色であり、前記第2の色が赤色であり、前記第3の色が青色であり、前記第1の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズを前記第2の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズ及び前記第3の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズよりも大きくしてもよい。これにより、緑色画素の感度を赤色画素の感度及び青色画素の感度に比べて高くして人間の目の感受特性に合致するような感度設定を容易に行うことができる。
また、前記第1の色が赤色であり、前記第2の色が緑色であり、前記第3の色が青色であり、前記第1の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズを前記第2の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズ及び前記第3の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズよりも大きくしてもよい。これにより、光の回折による感度低下が最も大きい赤色画素の感度低下を補償する感度設定を容易に行うことができる。さらに、前記第2の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズを前記第3の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズよりも大きくしてもよい。これにより、光の回折による感度低下を各色画素のフォトダイオード部に入射する光の波長に応じて補償し、各色画素の感度を同一に設定することが容易になる。
本発明に係る固体撮像装置によると、色に応じた感度設定を容易に行うことができる。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。本発明に係る固体撮像装置として、ここではCCD型固体撮像装置を例に挙げて説明する。
本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置の上面図を図1に示す。なお、図1においては、簡略化して、本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置が有する多数の画素のうち一部(水平垂直2×2)の画素のみを示している。また、図1のA−A’切断面での断面図を図2に示す。
図1において1G、1R、1Bはそれぞれ緑色のカラーフィルタを有する緑色画素、赤色のカラーフィルタを有する赤色画素、青色のカラーフィルタを有する青色画素であり、2G、2R、2Bはそれぞれ緑色画素の遮光膜開口、赤色画素の遮光膜開口、青色画素の遮光膜開口であり、3G、3R、3Bはそれぞれ緑色画素のフォトダイオード部、赤色画素のフォトダイオード部、青色画素のフォトダイオード部である。
図2を参照して、赤色画素の概略構造について説明する。N型半導体基板26にP型ウェル層25が形成され、P型ウェル層25内にフォトダイオード部表面P+注入層18、フォトダイオード部N型注入層19、素子分離部P+注入層20、読み出しゲート部P+注入層21、読み出しゲート部N型注入層22、垂直転送部N型注入層23、及び垂直転送部P+注入層24がそれぞれ形成されている。また、N型半導体基板26の表面側には、読み出しゲート部及び垂直転送部に対向して設けられるゲート電極15と、遮光膜開口以外の画素領域を覆う遮光金属膜14と、ゲート電極15−遮光金属膜14間及びゲート電極15−N型半導体基板26間に介在するゲート絶縁膜17と、マイクロレンズ11と、赤色のカラーフィルタ13と、マイクロレンズ11−カラーフィルタ13間に介在する平坦化膜12と、カラーフィルタ13−遮光金属膜14及びゲート絶縁膜17間に介在する平坦化膜12’とが設けられる。緑色画素はカラーフィルタの色が異なる点と、セル、遮光膜開口、及びフォトダイオード部の水平方向サイズが赤色画素に比べて大きく且つそれに伴って各部の寸法が異なる点とを除いては上述した赤色画素と同一の構造である。青色画素はカラーフィルタの色が異なる点を除いては上述した赤色画素と同一の構造である。
続いて、上記構成のCCD型固体撮像装置の概略動作について説明する。まず、フォトダイオード部に光が入射すると光電変換により電荷が発生し、その発生した電荷がフォトダイオード部N型注入層19に蓄積される。その後、ゲート電極15にHighレベルの電圧が印加されて、読み出しゲート部の電位がフォトダイオード部の電位よりも高くなると、フォトダイオード部N型注入層19に蓄積されていた電荷が垂直転送部に読み出し転送される。垂直転送部に読み出された電荷は列方向に転送され、垂直転送部の一端部に配設された水平転送部に転送される。電荷は水平転送部により出力部に転送される。出力部では、電荷を電圧信号に変換し、その電圧信号をアンプにより増幅して出力する。
本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置では、緑色画素1Gのセルサイズが赤色画素1Rのセルサイズ及び青色画素1Bのセルサイズに比べて大きいため、緑色画素1Gの感度を赤色画素1Rの感度及び青色画素1Bの感度に比べて高く設定することが容易である。また、レイアウト上の無駄が少ない構造にすることも容易である。
本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置では、緑色画素1Gのフォトダイオード部の受光領域サイズが赤色画素1Rのフォトダイオード部の受光領域サイズ及び青色画素1Bのフォトダイオード部の受光領域サイズに比べて大きいため、緑色画素1Gの感度を赤色画素1Rの感度及び青色画素1Bの感度に比べて高く設定することが容易である。また、レイアウト上の無駄が少ない構造にすることも容易である。
本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置では、緑色画素1Gの遮光膜開口サイズを赤色画素1Rの遮光膜開口サイズ及び青色画素1Bの遮光膜開口サイズに比べて大きくしているので、緑色画素1Gの感度を赤色画素1Rの感度及び青色画素1Bの感度に比べて高くすることができる。緑色画素1Gの遮光膜開口サイズを赤色画素1Rの遮光膜開口サイズ及び青色画素1Bの遮光膜開口サイズに比べて大きくしても、フォトダイオード部と遮光金属膜の被り幅が全画素で一定になるように、緑色画素1Gのフォトダイオード部の受光領域サイズを赤色画素1Rのフォトダイオード部の受光領域サイズ及び青色画素1Gのフォトダイオード部の受光領域サイズに比べて大きくしているので、緑色画素1Gにおいてフォトダイオード部と遮光膜の被り幅が小さくなってスミア抑圧比が悪化することを防止することができる。
上述した本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置は、緑色画素1Gを垂直方向に並べた画素配置であったが、例えば図3に示すように緑色画素1Gを水平方向に並べた画素配置にしても、上述した本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置と同様の効果が得られる。また、例えば図4及び図5に示すようにベイヤー配列にしても、上述した本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置と同様の効果が得られる。図3又は図5に示す画素配置を採用した場合、緑色画素のセル、遮光膜開口、及びフォトダイオード部の垂直方向サイズが赤色画素及び青色画素に比べて大きくなる。一方、図4に示す画素配置を採用した場合、緑色画素のセル、遮光膜開口、及びフォトダイオード部の水平方向サイズが赤色画素及び青色画素に比べて大きくなる。なお、図3〜図5において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第二実施形態に係るCCD型固体撮像装置の上面図を図6に示す。なお、図6においては、簡略化して、本発明の第二実施形態に係るCCD型固体撮像装置が有する多数の画素のうち一部(水平垂直2×2)の画素のみを示している。また、図6において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
各色画素の構造については、セル、遮光膜開口、及びフォトダイオード部のサイズ及びそれに伴う各部の寸法が異なる点を除いて上述した本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置の各色画素の構造と同一であるため、説明を省略する。また、概略動作についても、上述した本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置の概略動作と同一であるため、説明を省略する。
赤色画素1Rと青色画素1Bはともに正方画素であり、赤色画素1Rの方が青色画素1Bよりもセルサイズが大きくなっている。このため、青色画素1Bの横に位置する緑色画素1Gは横長の長方画素になり、赤色画素1Rの横に位置する緑色画素1Gは縦長の長方画素になる。そして、二つの緑色画素1Gのセル面積が同一になるようにしている。
本発明の第二実施形態に係るCCD型固体撮像装置では、赤色画素1Rのセルサイズが緑色画素1Gのセルサイズ及び青色画素1Bのセルサイズに比べて大きいため、光の回折による感度低下が最も大きい赤色画素の感度低下を補償することが容易である。さらに、青色画素、緑色画素、赤色画素の順でフォトダイオード部の受光領域サイズを大きくしている、すなわち青色画素のフォトダイオード部の受光領域サイズを最も小さくし赤色画素のフォトダイオード部の受光領域サイズを最も大きくしているため、光の回折による感度低下を各色画素のフォトダイオード部に入射する光の波長に応じて補償し、各色画素の感度を同一に設定することが容易である。また、レイアウト上の無駄が少ない構造にすることも容易である。
本発明の第二実施形態に係るCCD型固体撮像装置では、赤色画素1Rのフォトダイオード部の受光領域サイズが緑色画素1Gのフォトダイオード部の受光領域サイズ及び青色画素1Bのフォトダイオード部の受光領域サイズに比べて大きいため、光の回折による感度低下が最も大きい赤色画素の感度低下を補償することが容易である。さらに、青色画素、緑色画素、赤色画素の順でフォトダイオード部の受光領域サイズを大きくしている、すなわち青色画素のフォトダイオード部の受光領域サイズを最も小さくし赤色画素のフォトダイオード部の受光領域サイズを最も大きくしているため、光の回折による感度低下を各色画素のフォトダイオード部に入射する光の波長に応じて補償し、各色画素の感度を同一に設定することが容易である。また、レイアウト上の無駄が少ない構造にすることも容易である。
本発明の第二実施形態に係るCCD型固体撮像装置では、赤色画素1Rの遮光膜開口サイズが緑色画素1Gの遮光膜開口サイズ及び青色画素1Bの遮光膜開口サイズに比べて大きいため、光の回折による感度低下が最も大きい赤色画素の感度低下を補償することが容易である。さらに、青色画素、緑色画素、赤色画素の順で遮光膜開口サイズを大きくしている、すなわち可視光の中で最も波長の短い青色の光がフォトダイオード部に入射する青色画素の遮光膜開口サイズを最も小さくし可視光の中で最も波長の長い赤色の光がフォトダイオード部に入射する赤色画素の遮光膜開口サイズを最も大きくしているので、光の回折による感度低下を各色画素のフォトダイオード部に入射する光の波長に応じて補償し、各色画素の感度を同一に設定することができる。青色画素、緑色画素、赤色画素の順で遮光膜開口サイズを大きくしてもフォトダイオード部と遮光金属膜の被り幅が全画素で一定になるように、青色画素、緑色画素、赤色画素の順でフォトダイオード部の受光領域サイズを大きくしているので、赤色画素1Gにおいてフォトダイオード部と遮光膜の被り幅が小さくなってスミア抑圧比が悪化することを防止することができる。
上述した本発明の第二実施形態に係るCCD型固体撮像装置は、ベイヤー配列の画素配置であったが、緑色画素1Gを垂直方向に並べた画素配置であったが、例えば図7に示すように緑色画素1Gを水平方向に並べた画素配置にしても、上述した本発明の第二実施形態に係るCCD型固体撮像装置と同様の効果が得られる。また、例えば図8に示すように緑色画素1Gを垂直方向に並べた画素配置にしても、上述した本発明の第二実施形態に係るCCD型固体撮像装置と同様の効果が得られる。図7示す画素配置を採用した場合、緑色画素が正方画素になり、赤色画素が横長の長方画素になり、青色画素が縦長の長方画素になる。一方、図8に示す画素配置を採用した場合、緑色画素が正方画素になり、赤色画素が縦長の長方画素になり、青色画素が横長の長方画素になる。なお、図7〜図8において図6と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
上述した第一実施形態及び第二実施形態ではCCD型固体撮像装置を例に挙げて説明したが、本発明はCMOS型固体撮像装置にも適用が可能である。スミアはCCD型固体撮像装置に特有のものであるから、スミア抑圧比の悪化防止を除いた本発明に係るCCD型固体撮像装置が奏する効果は、本発明をCMOS型固体撮像装置に適用した場合でも得られる。また、上述した第一実施形態及び第二実施形態では各色画素が原色系で構成されていたが、各色画素を補色系で構成しても構わない。
は、本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置の上面図である。 は、図1に示すCCD型固体撮像装置が有する赤色画素の断面図である。 は、本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置の画素配置変更例を示す図である。 は、本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置の他の画素配置変更例を示す図である。 は、本発明の第一実施形態に係るCCD型固体撮像装置の更に他の画素配置変更例を示す図である。 は、本発明の第二実施形態に係るCCD型固体撮像装置の上面図である。 は、本発明の第二実施形態に係るCCD型固体撮像装置の画素配置変更例を示す図である。 は、本発明の第二実施形態に係るCCD型固体撮像装置の他の画素配置変更例を示す図である。 は、従来の一般的なCCD型固体撮像装置の上面図である。 は、図9に示すCCD型固体撮像装置が有する赤色画素の断面図である。 は、遮光膜開口がハイパスフィルタとして機能する従来のCCD型固体撮像装置の上面図である。
符号の説明
1G 緑色画素
1R 赤色画素
1B 青色画素
2G 緑色画素の遮光膜開口
2R 赤色画素の遮光膜開口
2B 青色画素の遮光膜開口
3G 緑色画素のフォトダイオード部
3R 赤色画素のフォトダイオード部
3B 青色画素のフォトダイオード部
11 マイクロレンズ
12、12’ 平坦化膜
13 カラーフィルタ
14 遮光金属膜
15 ゲート電極
17 ゲート絶縁膜
18 フォトダイオード部表面P+注入層
19 フォトダイオード部N型注入層
20 素子分離部P+注入層
21 読み出しゲート部P+注入層
22 読み出しゲート部N型注入層
23 垂直転送部N型注入層
24 垂直転送部P+注入層
25 P型ウェル層
26 N型半導体基板

Claims (8)

  1. 第1の色の光が入射される受光素子を有する第1の色画素と、第2の色の光が入射される受光素子を有する第2の色画素と、第3の色の光が入射される受光素子を有する第3の色画素とを少なくとも備え、
    前記第1の色、前記第2の色、及び前記第3の色はそれぞれ異なる色であって、前記第1の色画素のセルサイズが前記第2の色画素のセルサイズ及び前記第3の色画素のセルサイズと異なることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記第1の色が緑色であり、前記第2の色が赤色であり、前記第3の色が青色であり、前記第1の色画素のセルサイズが前記第2の色画素のセルサイズ及び前記第3の色画素のセルサイズよりも大きい請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記第1の色が赤色であり、前記第2の色が緑色であり、前記第3の色が青色であり、前記第1の色画素のセルサイズが前記第2の色画素のセルサイズ及び前記第3の色画素のセルサイズよりも大きい請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第2の色画素のセルサイズが前記第3の色画素のセルサイズよりも大きい請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 第1の色の光が入射される受光素子を有する第1の色画素と、第2の色の光が入射される受光素子を有する第2の色画素と、第3の色の光が入射される受光素子を有する第3の色画素とを少なくとも備え、
    前記第1の色、前記第2の色、及び前記第3の色はそれぞれ異なる色であって、前記第1の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズが前記第2の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズ及び前記第3の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズと異なることを特徴とする固体撮像装置。
  6. 前記第1の色が緑色であり、前記第2の色が赤色であり、前記第3の色が青色であり、前記第1の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズが前記第2の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズ及び前記第3の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズよりも大きい請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記第1の色が赤色であり、前記第2の色が緑色であり、前記第3の色が青色であり、前記第1の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズが前記第2の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズ及び前記第3の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズよりも大きい請求項5に記載の固体撮像装置。
  8. 前記第2の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズが前記第3の色画素に設けられている受光素子の受光領域サイズよりも大きい請求項7に記載の固体撮像装置。
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