JP2008074788A - エラスチン産生促進剤 - Google Patents

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Shuichi Tsunetsugu
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Abstract

【課題】 顕著なエラスチン産生促進能を有する有用な新規エラスチン産生促進剤を提供すること。
【解決手段】 本発明は、Leu−Glu−His−Ala(式I)で表されるペプチド、その誘導体及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも一種を含有する、エラスチン産生促進剤を提供する。本発明はさらに、Leu−Glu−His−Ala(式I)のアミノ酸配列において1個以上のアミノ酸の保存的置換、欠失および/または付加を有し且つ細胞におけるエラスチン産生促進能を有するペプチド、その誘導体及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも一種を含有する、エラスチン産生促進剤を提供する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、新規のエラスチン産生促進剤ならびにそれに関連する発明に関する。
従来より、動物の結合組織には、その主要成分として、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、コンドロイチン硫酸、ヘパラン硫酸、デルマタン硫酸、ラミニンなどが含まれていることが分かっている。そしてエラスチンは、結合組織において後述のような重要な役割を果たしている。
エラスチンは、黄色いランダムコイル型の線維状タンパク質から構成され、2倍近く引き伸ばしても緩めると元に戻るという、ゴムのような強力な弾力性を有することで知られている。このエラスチンは、結合組織においてコラーゲン同士を架橋してバネのように支え、伸び縮みの原動力となり、皮膚の弾力やハリなどを保つのに大きな働きをしている。生体内においてエラスチンは、皮膚の真皮、靭帯、腱、血管壁など伸縮性の必要な器官に広く分布しており、これらの器官で弾力性を与えるのに非常に重要な役割を担っている。
しかしエラスチンは、加齢や紫外線、活性酸素、ストレスなどにより徐々にその量が減少してしまうことが知られている。そしてこの減少は、本来あるべき弾力性を徐々に失わせ、皮膚などにおいてシワやたるみを生じさせ、老化の大きな一因となることが分かっている。
また、正常エラスチンの欠乏は動脈硬化などの血管系疾患の一因となり得ることもこれまでに知られている。
これまでにも、エラスチン減少による状態を改善するために、いくつかのエラスチン産生促進剤が提案されている。例えば、ナルコユリ属(Polygonatum)植物の抽出物(特許文献1)や、グミ科ヒッポファエ(Hippophae)属植物の抽出物(特許文献2)などがこれまでにエラスチン産生促進剤として提案されている。
特表2001−513509号公報 特開2005−22993号公報
上述のような生体におけるエラスチンの果たす役割の重要度に鑑み、顕著なエラスチン産生促進能を有する更なる有用な新規エラスチン産生促進剤の開発が望まれている。本発明はかかる従来の問題に鑑み、顕著なエラスチン産生促進能を有する有用な新規エラスチン産生促進剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、特定のアミノ酸配列を有するペプチド類が、顕著に高いエラスチン産生促進能を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
従って、本発明は以下を提供する。
(1)Leu−Glu−His−Ala(式I)で表されるペプチド、その誘導体及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも一種を含有する、エラスチン産生促進剤。
(2)Leu−Glu−His−Ala(式I)のアミノ酸配列において1個以上のアミノ酸の保存的置換、欠失および/または付加を有し且つ細胞におけるエラスチン産生促進能を有するペプチド、その誘導体及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも一種を含有する、エラスチン産生促進剤。
(3)前記ペプチドが3〜10残基のアミノ酸長を有する、項目(2)に記載のエラスチン産生促進剤。
(4)さらにエラスターゼ阻害剤を含有する、項目(1)〜(3)のいずれか一項に記載のエラスチン産生促進剤。
本発明により、顕著に高いエラスチン産生促進能を有する有用な新規エラスチン産生促進剤が提供される。本発明のエラスチン産生促進剤は、細胞におけるエラスチン産生を促進させて生体におけるエラスチン量を高めるために有益に使用することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書中において使用される用語は、特に他に言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味で用いられていることが理解されるべきである。
本発明は、Leu−Glu−His−Ala(式I)で表されるペプチド、その誘導体及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも一種を含有する、エラスチン産生促進剤である。
本発明はまた、Leu−Glu−His−Ala(式I)のアミノ酸配列において1個以上のアミノ酸の保存的置換、欠失および/または付加を有し且つ細胞におけるエラスチン産生促進能を有するペプチド、その誘導体及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも一種を含有する、エラスチン産生促進剤である。
以下、本発明に用いられるLeu−Glu−His−Ala(式I)で表されるペプチド、その誘導体及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも一種、及びLeu−Glu−His−Ala(式I)のアミノ酸配列において1個以上のアミノ酸の保存的置換、欠失および/または付加を有し且つ細胞におけるエラスチン産生促進能を有するペプチド、その誘導体及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも一種〔以下、本明細書においてこれらを総称して「LEHAペプチド類」ということがある〕について詳述する。
本明細書中において、「ペプチドの誘導体」とは、例えば、ペプチドをアセチル化、パルミトイル化、ミリスチル化、アミド化、アクリル化、ダンシル化、ビオチン化、リン酸化、サクシニル化、アニリド化、ベンジルオキシカルボニル化、ホルミル化、ニトロ化、スルフォン化、アルデヒド化、環状化、グリコシル化、モノメチル化、ジメチル化、トリメチル化、グアニジル化、アミジン化、マレイル化、トリフルオロアセチル化、カルバミル化、トリニトロフェニル化、ニトロトロポニル化、またはアセトアセチル化したもの等をいう。この中でもパルミトイル化は、細胞への浸透性が高くなることが期待されるので好ましく、またN末端のアセチル化、C末端のアミド化、C末端のメチル化は、末端からペプチドを分解するエキソペプチダーゼに対する抵抗性が付与され、生体中における安定性が高くなることが期待されるので好ましい。
本明細書において、ペプチドまたはその誘導体の塩とは、ペプチドまたはその誘導体の薬理学的に許容される任意の塩(無機塩および有機塩を含む)をいい、例えば、ペプチドまたはその誘導体のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、有機酸塩(酢酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、シュウ酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、プロピオン酸塩、蟻酸塩、安息香酸塩、ピクリン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩等)等が挙げられ、好ましくは、アンモニウム塩、塩酸塩、硫酸塩および酢酸塩であり、より好ましくはアンモニウム塩および酢酸塩である。
本明細書において用語「アミノ酸の保存的置換」とは、以下の表1の各群内におけるアミノ酸間の置換をいう。
Figure 2008074788
この中で、好ましいアミノ酸の保存的置換としては、アスパラギン酸(D)とグルタミン酸(E)との間での置換、アルギニン(R)とリジン(K)とヒスチジン(H)との間での置換、トリプトファン(W)とフェニルアラニン(F)との間での置換、フェニルアラニン(F)とバリン(V)との間での置換、ロイシン(L)とイソロイシン(I)とアラニン(A)との間での置換、グリシン(G)とアラニン(A)との間での置換等が挙げられる。
1個以上のアミノ酸の保存的置換とは、好ましくは1個または数個のアミノ酸の保存的置換をいい、より好ましくは1〜3個、さらに好ましくは1〜2個、さらにより好ましくは1個のアミノ酸の保存的置換をいう。
1個以上のアミノ酸の欠失とは、好ましくは1個のアミノ酸の欠失である。
1個以上のアミノ酸の付加とは、好ましくは1〜6個、より好ましくは1〜4個、さらに好ましくは1〜3個、さらにより好ましくは1〜2個、さらに好ましくは1個のアミノ酸の付加をいう。
Leu−Glu−His−Ala(本明細書では、ペプチド配列をアミノ酸の一文字略号により表記する場合があり、例えば本ペプチドをLEHAという場合がある)において1個以上のアミノ酸の保存的置換、欠失および/または付加を有するペプチドとしては、例えば、LEHA配列に1個以上のアミノ酸の保存的置換を含むもの(例えば、IEHA、LDHA、LDKA、LEKA、LEHW、LEHF、LEHV、LEHL、LEHI、LEHM、LEHG、LEHS、LEHT等)、LEHA配列に1個以上のアミノ酸の欠失を含むもの(例えば、LEH、EHA、LHA、LEA等)、およびLEHA配列に1個以上のアミノ酸を付加したもの(例えば、LEHAW、LEHAF、LEHAV、LEHAL、LEHAI、LEHAM、LEHAG、LEHAS、LEHAT、ALEHA、GLEHA、SLEHA、MLEHA、TLEHA、FLEHA、SLEHAT、GLEHAL、DLEHAL、QLEHAK、SLEHAD、QLEHAR、EFLEHA、LEHAVV、DPELEHA、HLEHAAS、LEHASVD等)等が挙げられるが、これらに限定されない。この中で好ましいペプチドとしては、IEHA、LDHA、LDKA、LEKA、LEH、LEHAF、FLEHA、SLEHAT、GLEHAL、DLEHAL、QLEHAK、SLEHAD、QLEHAR、EFLEHA、LEHAVV、DPELEHA、HLEHAAS、LEHASVD等が挙げられ、より好ましくはLEKA、LDHA、LEH、LEHAFである。
さらに例えば、LEHAペプチドにおいてアミノ酸の保存的置換および欠失を有するペプチドとしては、特に限定されないが、IEH、LDH、LDK、LEK等が挙げられる。また例えば、LEHAペプチドにおいてアミノ酸の欠失および付加を有するペプチドとしては、特に限定されないが、ALEH、GLEH、SLEH、MLEH、TLEH等が挙げられる。さらに例えば、LEHAペプチドにおいてアミノ酸の保存的置換および付加を有するペプチドとしては、特に限定されないが、IEHAF、LDHAF、LDKAF、LEKAF等が好適な例として挙げられる。
本明細書において用語「細胞におけるエラスチン産生促進能を有する」とは、被験物を細胞に作用させた場合に、当該被験物を細胞に作用させない場合と比較して、細胞におけるエラスチン産生量が増加することを意味する。特定の態様では、当該用語における細胞とは線維芽細胞を意味し、さらに特定の態様では皮膚線維芽細胞を意味する。
本発明に用いられるペプチドは、当該分野で公知の方法により作製され得る。例えば、本発明のペプチドは、化学合成方法(例えば、固相法(例えば、Fmoc法)、液相法等)により合成されてもよく、また遺伝子組換え発現等の方法により作製されてもよい。なお本発明のペプチドを構成するアミノ酸は、L体であってもD体であってもよいが、好ましくはL体である。
さらに本発明のペプチドは、目的のアミノ酸配列を含むタンパク質から、目的のアミノ酸配列からなるペプチドをプロテアーゼ処理等の公知の手段によって切り出すことによっても調製され得る。例えば、LEHA配列を含むタンパク質としては、以下の表2に示すようなタンパク質が挙げられる。
Figure 2008074788
当業者は、プロテアーゼの配列特異性等を考慮して、目的のアミノ酸配列を含むタンパク質から、目的のアミノ酸配列からなるペプチドを切り出すために適切なプロテアーゼを適宜選択し得る。例えば、上記ニンジン由来のタンパク質からLEHA配列を切り出すためには、サーモリシン(Bacillus thermoproteolyticus由来)とキモトリプシン(ウシ膵臓由来)とを併用することなどが挙げられる。また、例えば、上記ジャガイモ由来のタンパク質からLEHA配列を切り出すためには、プロテアーゼM「アマノ」G(Aspergillus oryzae 由来:天野エンザイム(株)製)と前記サーモリシンとを併用することなどが挙げられる。また、例えば、上記イネ由来のタンパク質からLEHA配列を切り出すためには、前記プロテアーゼM「アマノ」Gと前記サーモリシンとを併用することなどが挙げられる。また、例えば、上記ダイズ由来のタンパク質からLEHA配列を切り出すためには、前記サーモリシンを使用することなどが挙げられる。また、例えば、上記インゲンマメ由来のタンパク質からLEHA配列を切り出すためには、前記キモトリプシンと前記サーモリシンとを併用することなどが挙げられる。また、例えば、上記キャッサバ由来のタンパク質からLEHA配列を切り出すためには、前記キモトリプシンと前記サーモリシンとを併用することなどが挙げられる。また、例えば、上記カワヤツメ由来のタンパク質からLEHA配列を切り出すためには、トリプシン(ブタ膵臓由来)と前記サーモリシンとを併用することなどが挙げられる。目的のアミノ酸配列を含むタンパク質とプロテアーゼの組合せは、上記の組合せに限定されないが、好ましい組合せとしては、ダイズタンパク質とサーモリシンの組合せが挙げられる。
タンパク質をプロテアーゼで加水分解する場合に用いられる反応条件は、特に制限されず、技術常識に従って当業者により適宜選択され得る。例えば、市販のプロテアーゼを使用する場合には、その使用説明書に従って反応条件を選択することができる。一般的には、30〜80℃、好ましくは40〜70℃、より好ましくは50〜60℃の反応温度が使用され得る。また一般的には、2〜30時間、好ましくは3〜24時間、より好ましくは10〜20時間、特に好ましくは12〜18時間の反応時間が使用され得る。反応pHとしては、使用するプロテアーゼの至適pH付近であることが好ましい。反応の停止手段についても、特に制限はなく、公知の手段を用いることができる。かかる手段としては、例えば、85℃で15分間加熱や100℃で5分間加熱等の加熱処理等が挙げられる。
プロテアーゼによる加水分解処理後には、当該分野で公知の手段によって精製することにより、目的のペプチドを得ることができる。かかる公知の手段としては、例えば、強酸性イオン交換樹脂やオクタデシルシリカ(ODS)樹脂などが利用され得る。例えば、プロテアーゼ処理後のペプチド水溶液をODS樹脂に吸着させて任意の濃度の有機溶媒(例えば、アセトニトリル等)で溶出することにより、目的のペプチドを精製することができる。あるいは、例えば、プロテアーゼ処理後のペプチド水溶液を強酸性イオン交換樹脂に吸着させて、約0.18M〜0.25M塩濃度の溶出液(例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム等)、より好ましくは約0.20M〜0.23M塩濃度の溶出液で溶出することにより、目的のペプチドを精製することができる。
このように、天然のタンパク質をプロテアーゼで加水分解して得られるペプチドは、化学合成方法で製造する場合よりもコスト面から有利となる。さらに、天然のタンパク質をプロテアーゼで加水分解して得られるペプチドは、生体に対してより安全であると考えられる。従って、このようにして得られたペプチドは、生体への適用に対しより高い安全性が求められる内服剤や食品、敏感肌用化粧料、飼料などに好適に使用され得る。
本発明のペプチドの誘導体は、Fmoc法による固相合成法(L.A.Carpino, G.Y.Han, J.Am.Chem.Soc., 92, 5748 (1970))等に従って、当該分野で公知の方法により作製され得る。
本発明のペプチドの塩もまた、当該分野で公知の任意の方法により、当業者によって作製され得る。
本発明において、上述のLEHAペプチド類は、1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本発明のエラスチン産生促進剤におけるLEHAペプチド類の含有量は、本願効果を奏し得る限り特に制限されないが、通常はエラスチン産生促進剤全体に対して0.00001〜100重量%程度、好ましくは0.0001〜70重量%程度とするのがよい。特に本発明のエラスチン産生促進剤が外用剤の形態をとる場合には、皮膚に対してより直接的に作用できるので上記含有量は少なくてもよく、例えば0.00001〜5重量%、より好ましくは0.0001〜1重量%、さらに好ましくは0.0001〜0.1重量%としても十分な本願効果が得られる。
本発明のエラスチン産生促進剤には、前述したLEHAペプチド類に加えて、当該LEHAペプチド類の作用を増強または補足する目的で、あるいは本発明のエラスチン産生促進剤に他の有用な作用を付加するため、美白成分、抗炎症成分、抗菌成分、細胞賦活化成分、収斂成分、抗酸化成分、ニキビ改善成分、ヒアルロン酸等の生体成分合成促進成分、血行促進成分、保湿成分、老化防止成分等の各種成分を1種または2種以上組み合わせて配合してもよい。好ましくは美白成分、抗炎症成分、抗菌成分、細胞賦活化成分、収斂成分、抗酸化成分、老化防止成分または保湿成分の1種または2種以上の成分が用いられる。これらの各成分としては、医薬品、医薬部外品、食品または化粧品分野などにおいて使用され得るものであれば特に制限されず、任意のものを適宜選択し使用することができる。
例えば、美白成分としては、プラセンタ;アルブチン;コウジ酸;エラグ酸;フィチン酸;ルシノール;カモミラET;ビタミンA又はその誘導体、パントテン酸又はその誘導体等のビタミン類等が挙げられる。このうち、好ましいものとしては、パントテン酸又はその誘導体、エラグ酸、フィチン酸、ビタミンA又はその誘導体を挙げることができる。これらの美白成分は1種または2種以上を用いてもよい。
美白作用を有する植物成分を美白成分として用いてもよく、かかる植物成分としては、イリス(アイリス)、アーモンド、アロエ、イチョウ、ウーロン茶、エイジツ、オウゴン、オウレン、オトギリソウ、オドリコソウ、海藻、カッコン、クチナシ、クジン、クロレラ、ゴバイシ、コムギ、コメ、コメハイガ、オリザノール、コメヌカ、サイシン、サンショウ、シソ、シャクヤク、センキュウ、ソウハクヒ、ダイズ、納豆、茶、トウキ、トウキンセンカ、ニンニク、ハマメリス、ベニバナ、ボタンピ、ヨクイニン、トウキ、アメジスト、アセンヤク、アセビワラビ、イヌマキ、エノキ、カキ(Diospyros kaki)、キササゲ、クロマメ、ゲンチアナ、ゲンジン、サルサ、サヤインゲン、ショクマ、ジュウロウ、セージ、ゼンコ、ダイコン、ツツジ、ツクシハギ、トシン、ニガキ、パセリ、ヒイラギ、ホップ、マルバハギ、チョウジ、カンゾウ等の植物に由来する成分が挙げられる。好ましくは、イリス(アイリス)、アロエ、イチョウ、ウーロン茶、エイジツ、オウゴン、オウレン、オトギリソウ、オドリコソウ、海藻、カッコン、クチナシ、クジン、ゴバイシ、コムギ、コメ、コメヌカ、サイシン、サンショウ、シソ、シャクヤク、センキュウ、ソウハクヒ、茶、トウキ、トウキンセンカ、ハマメリス、ベニバナ、ボタンピ、ヨクイニン、アメジスト、アセンヤク、エノキ、カキ(Diospyros kaki)、キササゲ、クロマメ、ゲンチアナ、サルサ、サヤインゲン、ジュウロウ、セージ、ゼンコ、ダイコン、ツツジ、ツクシハギ、トシン、ニガキ、パセリ、ヒイラギ、ホップ、チョウジ、カンゾウ及びトウキの植物由来成分であり、より好ましくは、イリス(アイリス)、アロエ、イチョウ、エイジツ、オウゴン、オウレン、オトギリソウ、クチナシ、クジン、コメ、コメヌカ、サイシン、シャクヤク、センキュウ、ソウハクヒ、茶、トウキ、トウキンセンカ、ハマメリス、ベニバナ、ボタンピ、アメジスト、アセンヤク、エノキ、カキ(Diospyros kaki)、セージ、ダイコン、ツツジ、パセリ、ホップ、カンゾウ及びヨクイニンの植物由来成分が挙げられる。これらの植物成分を本発明のエラスチン産生促進剤に用いる場合、植物成分の形態は特に制限されないが、通常は植物エキス(植物抽出物)や精油などの態様で使用することができる。なお、上記植物成分中に記載の( )内は、その植物の学名、別名または生薬名である。
上記美白成分を用いる場合、本願エラスチン産生促進剤に配合する割合は、好ましくは0.0003〜10重量%であり、より好ましくは0.01〜5重量%である。
美白成分として美白作用のある植物成分を用いる場合は、目的に応じて1種もしくは2種以上を任意に組み合わせて使用することができる。上記植物成分を美白成分として用いる場合、本願エラスチン産生促進剤への配合割合は、エキスや精油などの抽出物換算で、通常0.00001〜20重量%、好ましくは0.0001〜15重量%、より好ましくは0.001〜10重量%である。
抗炎症成分としては、アラントイン、カラミン、グリチルリチン酸又はその誘導体、グリチルレチン酸又はその誘導体、酸化亜鉛、グアイアズレン、酢酸トコフェロール、塩酸ピリドキシン、メントール、カンフル、テレピン油、インドメタシン、サリチル酸又はその誘導体等が挙げられる。好ましくはアラントイン、グリチルリチン酸又はその誘導体、グリチルレチン酸又はその誘導体、グアイアズレン、メントールである。
上記抗炎症成分を用いる場合、本願エラスチン産生促進剤に配合する割合は、好ましくは0.0003〜10重量%であり、より好ましくは0.01〜5重量%である。
抗菌成分としては、クロルヘキシジン、サリチル酸、塩化ベンザルコニウム、アクリノール、エタノール、塩化ベンゼトニウム、クレゾール、グルコン酸及びその誘導体、ポピドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素、イソプロピルメチルフェノール、トリクロカルバン、トリクロサン、感光素101号、感光素201号、パラベン、フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、塩酸アルキルジアミノグリシン等が挙げられる。好ましくは、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、グルコン酸及びその誘導体、イソプロピルメチルフェノール、トリクロカルバン、トリクロサン、感光素101号、感光素201号、パラベン、フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、塩酸アルキルジアミノグリシン等が挙げられる。さらに好ましくは、塩化ベンザルコニウム、グルコン酸及びその誘導体、塩化ベンゼトニウム、イソプロピルメチルフェノールである。
上記抗菌成分を用いる場合、本願エラスチン産生促進剤に配合する割合は、好ましくは0.0003〜10重量%であり、より好ましくは0.01〜5重量%である。
細胞賦活化成分としては、γ-アミノ酪酸、ε-アミノカプロン酸などのアミノ酸類:レチノール、チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、パントテン酸類などのビタミン類:グリコール酸、乳酸などのα-ヒドロキシ酸類:タンニン、フラボノイド、サポニン、アラントイン、感光素301号などが挙げられる。好ましくは、γ-アミノ酪酸、ε-アミノカプロン酸などのアミノ酸類:レチノール、チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、パントテン酸類などのビタミン類である。
上記細胞賦活化成分を用いる場合、本願エラスチン産生促進剤に配合する割合は、好ましくは0.0003〜10重量%であり、より好ましくは0.01〜5重量%である。
収斂成分としては、ミョウバン、クロロヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、アラントインアルミニウム塩、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム等の金属塩;タンニン酸、クエン酸、乳酸、コハク酸などの有機酸を挙げることができる。好ましくは、ミョウバン、クロロヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、アラントインアルミニウム塩、硫酸アルミニウムカリウム、タンニン酸である。
収斂成分を用いる場合、本願エラスチン産生促進剤に配合する割合は、通常0.0003〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%、より好ましくは0.01〜5重量%である。
抗酸化成分としては、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、亜硫酸水素ナトリウム、エリソルビン酸及びその塩、フラボノイド、グルタチオン、グルタチオンペルオキシダーゼ、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ、カタラーゼ、スーパーオキサイドジスムターゼ、チオレドキシン、タウリン、チオタウリン、ヒポタウリンなどが挙げられる。好ましくは、チオタウリン、ヒポタウリン、チオレドキシン、フラボノイドである。
抗酸化成分を用いる場合、本願エラスチン産生促進剤に配合する割合は、通常0.00001〜10重量%、好ましくは0.0001〜5重量%、より好ましくは0.001〜5重量%である。
老化防止成分としては、レチノイド(レチノール、レチノイン酸、レチナール等)、パンガミン酸、ウルソール酸、ウコンエキス、スフィンゴシン誘導体、ケイ素、ケイ酸、N−メチル−L−セリン、メバロノラクトン等が挙げられる。好ましくは、レチノイド(レチノール、レチノイン酸、レチナール等)である。
上記老化防止成分を用いる場合、本願エラスチン産生促進剤に配合する割合は、好ましくは0.0003〜10重量%であり、より好ましくは0.01〜5重量%である。
保湿成分としては、アラニン、セリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルコサミン、テアニンなどのアミノ酸及びその誘導体;グリセリン、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどの多価アルコール;ソルビトールなどの糖アルコール;レシチン、水素添加レシチン等のリン脂質;プロピレングリコール、ヘパリン、コンドロイチン、ヒアルロン酸又はその塩(例えば、ヒアルロン酸ナトリウム等)、アセチル化ヒアルロン酸又はその塩(例えば、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム等)等のムコ多糖;乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素などのNMF由来成分等が挙げられる。好ましいものは、アラニン、セリン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルコサミン、テアニン、コラーゲン、コラーゲンペプチド、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、水素添加レシチン、プロピレングリコール、ヘパリン、コンドロイチン、ヒアルロン酸又はその塩(例えば、ヒアルロン酸ナトリウム等)、アセチル化ヒアルロン酸又はその塩(例えば、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム等)、乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウムである。
保湿成分を用いる場合、本願エラスチン産生促進剤に配合する割合としては、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%、より好ましくは0.5〜5重量%を挙げることができる。
またとりわけ本発明のエラスチン産生促進剤に、エラスターゼ阻害剤を組合せて配合することが特に好ましい。本発明のエラスチン産生促進剤に、エラスターゼ阻害剤を組合せて配合することにより、LEHAペプチド類によるエラスチン産生促進効果と共に、エラスターゼにより引き起こされるエラスチン分解を抑制する効果も得られるので、両者の効果が相まって、生体におけるエラスチン量を飛躍的に高める製剤とすることができる。
エラスターゼ阻害剤としては、例えば、オトギリソウ抽出物(オトギリソウ科に属するオトギリソウ(Hypericum erectum Thumb)又はセイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum L.)の抽出物)、クロレラ抽出物、ビルベリー葉抽出物、アルゲエキス又は褐藻抽出物、緑藻抽出物、イリス根抽出物、加水分解ペポカボチャ種子油粕、加水分解バレイショタンパク、アセンヤク抽出物、エンドウ抽出物、ヒバマタ抽出物、コンフリー抽出物、トルメンチラ抽出物、フユボダイジュ抽出物などが挙げられるが、これらに限定されない。上記植物の抽出物は、任意の抽出溶媒(例えば、水、エタノール、メタノール、アセトン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、又はこれらの混合物など)を用いて、当該分野で一般的な方法により得ることができる。好ましくは、エラスターゼ阻害剤としては、オトギリソウ抽出物が用いられる。
エラスターゼ阻害剤を用いる場合、本願エラスチン産生促進剤に配合する割合としては、特に制限されないが、通常0.0001〜20重量%、好ましくは0.001〜10重量%、より好ましくは0.01〜5重量%を挙げることができる。
本発明のエラスチン産生促進剤は、上記各成分に加えてエラスチン産生促進剤の用途あるいは剤形に応じて、医薬品、医薬部外品、化粧品または食品などの分野に通常使用される成分を適宜配合しても良い。配合できる成分としては、特に制限されないが、例えば、アミノ酸類、アルコール類、多価アルコール類、糖類、ガム質、多糖類などの高分子化合物、界面活性剤、可溶化成分、油脂類、経皮吸収促進成分、防腐・抗菌・殺菌剤、pH調整剤、キレート剤、抗酸化剤、酵素成分、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、流動化剤、清涼化剤の他、ミネラル類、細胞賦活剤、滋養強壮剤、賦形剤、増粘剤、安定化剤、保存剤、等張化剤、分散剤、吸着剤、崩壊補助剤、湿潤剤または湿潤調節剤、防湿剤、着色料、着香剤または香料、芳香剤、還元剤、可溶化剤、溶解補助剤、発泡剤、粘稠剤または粘稠化剤、溶剤、基剤、乳化剤、可塑剤、緩衝剤、光沢化剤などをあげることができる。特に本発明のエラスチン産生促進剤が外用剤の形態をとる場合には、界面活性剤、可溶化成分または油脂類を配合することによって当該エラスチン産生促進剤の使用感をより向上させることができる。また外用剤の形態をとる場合には、更に経皮吸収促進成分を配合するのがより高い効果を得る観点から好ましい。
ここで用いられる界面活性剤としては、ポリオキシエチレン(以下、POEという)−オクチルドデシルアルコールやPOE−2−デシルテトラデシルアルコール等のPOE−分岐アルキルエーテル;POE −オレイルアルコールエーテルやPOE−セチルアルコールエーテル等のPOE−アルキルエーテル;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート及びソルビタンモノラウレート等のソルビタンエステル;POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノイソステアレート、及びPOE−ソルビタンモノラウレート等のPOE−ソルビタンエステル;グリセリンモノオレエート、グリセリンモノステアレート、及びグリセリンモノミリステート等のグリセリン脂肪酸エステル;POE−グリセリンモノオレエート、POE−グリセリンモノステアレート、及びPOE−グリセリンモノミリステート等のPOE−グリセリン脂肪酸エステル;POE−ジヒドロコレステロールエステル、POE−硬化ヒマシ油、及びPOE−硬化ヒマシ油イソステアレート等のPOE−硬化ヒマシ油脂肪酸エステル;POE−オクチルフェニルエーテル等のPOE−アルキルアリールエーテル;モノイソステアリルグリセリルエーテルやモノミリスチルグリセリルエーテル等のグリセリンアルキルエーテル;POE−モノステアリルグリセリルエーテル、POE−モノミリスチルグリセリルエーテル等のPOE−グリセリンアルキルエーテル;ジグリセリルモノステアレート、デカグリセリルデカステアレート、デカグリセリルデカイソステアレート、及びジグリセリルジイソステアレート等のポリグリセリン脂肪酸エステル、等の各種非イオン界面活性剤:あるいはレシチン、水素添加レシチン、サポニン、サーファクチンナトリウム、コレステロール、胆汁酸などの天然由来の界面活性剤等を例示することができる。これらの界面活性剤は、1種単独で使用してもまた2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
界面活性剤を使用する場合、本願エラスチン産生促進剤への配合割合としては、本発明の効果を妨げないことを限度として特に制限されず、通常はエラスチン産生促進剤中に0.01〜30重量%の割合で含まれるような範囲で適宜選択して使用することができる。エラスチン産生促進剤中における有効成分の安定性等の観点からは、好ましくは0.1〜20重量%、より好ましくは0.5〜10重量%の範囲を挙げることができる。
可溶化成分としては、例えば、エタノール等の低級アルコール、グリセリン,エチレングリコール等の多価アルコール、水素添加大豆リン脂質、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンステロール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等を挙げることができる。好ましくは、エタノール、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、水素添加大豆リン脂質、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテルであり、より好ましくは、エタノール、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、水素添加大豆リン脂質である。これらの可溶化成分は、1種単独で使用しても、または2種以上を任意に組み合わせて用いてもよい。
これらの可溶化成分を使用する場合、本願エラスチン産生促進剤への配合割合としては、本発明の効果を妨げないことを限度として特に制限されず、通常はエラスチン産生促進剤中に0.01〜70重量%の割合で含まれるような範囲で適宜選択して使用することができる。エラスチン産生促進剤中における有効成分の安定性等の観点からは、好ましくは0.1〜50重量%、より好ましくは0.1〜30重量%の範囲を挙げることができる。
油脂類としては、例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド等の合成油脂;大豆油、米油、菜種油、綿実油、ゴマ油、サフラワー油、ヒマシ油、オリーブ油、カカオ油、椿油、ヒマワリ油、パーム油、アマ油、シソ油、シア油、サル油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、グレープシード油、及びアボガド油等の植物油脂;ミンク油、卵黄油、牛脂、乳脂、及び豚脂等の動物油脂;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流動パラフィン、スクワレン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の天然及び合成脂肪酸;セタノール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルデカノール、ラウリルアルコール等の天然及び合成高級アルコール;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、コレステロールオレート等のエステルやエーテル類;シリコーン油等が挙げられる。これらの油脂類は、1種単独で使用しても、または2種以上を任意に組み合わせて用いてもよい。
これらの油脂類を使用する場合、本願エラスチン産生促進剤への配合割合としては、本発明の効果を妨げないことを限度として特に制限されず、通常はエラスチン産生促進剤中に0.01〜70重量%の割合で含まれるような範囲で適宜選択して使用することができる。エラスチン産生促進剤中における有効成分の安定性等の観点からは、好ましくは0.1〜60重量%、より好ましくは0.1〜50重量%の範囲を挙げることができる。
本発明のエラスチン産生促進剤は、その用途に応じて、医薬品、医薬部外品、化粧品又は食品などに通常使用される剤形をとることができ、通常、固形剤、半固形剤または液剤である。具体的には、錠剤(口腔内側崩壊錠、咀嚼可能錠、発泡錠、トローチ剤、ゼリー状ドロップ剤などを含む)、丸剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、ドライシロップ剤、液剤(ドリンク剤、懸濁剤、シロップ剤を含む)、ゲル剤、リポソーム剤、エキス剤、チンキ剤、レモネード剤、軟膏剤、ゼリー剤などの公知の形態をとることができる。また、必要に応じてその他の溶媒や通常使用される基剤等を配合することによって、ペースト状、ムース状、ジェル状、液状、乳液状、クリーム状、シート状(基材担持)、エアゾール状、スプレー状などの各種所望の形態に調製することができる。
これらの剤形は当該分野の通常の方法にて製造することができる。例えば、半固形剤であれば、上述のLEHAペプチド類に加えて必要に応じて上記各任意成分を配合混合し、さらに必要に応じてその他の溶媒や通常使用される基剤等を配合することによって、ペースト状、ムース状、ジェル状、液状、乳液状、クリーム状、シート状(基材担持)、エアゾール状、スプレー状などの各種所望の形態に調製することができる。
本発明のエラスチン産生促進剤は、本発明の効果を奏すれば特に限定されないが、例えば医薬品、医薬部外品、食品[菓子、健康食品、栄養補助食品(バランス栄養食、サプリメントなど)を含む)、栄養機能食品、特定保健用食品を含む]などとすることができ、また化粧品ではファンデーション、口紅、マスカラ、アイシャドウ、アイライナー、眉墨及び美爪料等のメーキャップ化粧料;ローション(化粧水や乳液など)、クリーム、オイル、パック、ゲル剤(ジェル状美容液やジェルクリームなど)などの基礎化粧料;洗顔料やクレンジング、ボディ洗浄料などの洗浄料、入浴剤などとすることができる。
本発明のエラスチン産生促進剤は、任意の用途に用いることができ、内服剤としても外用剤としても用いることができるが、皮膚においてより直接的に高い効果を得るためには、外用剤として使用されることが好ましい。
また、本発明のエラスチン産生促進剤は研究試薬(例えば、in vitroで用いる研究試薬)などとしても好適に用いられ得る。
本発明のエラスチン産生促進剤は、顕著に高いエラスチン産生促進能を有することから、細胞におけるエラスチン産生を促進して生体におけるエラスチン量を高めるために使用され得る。従って本発明のエラスチン産生促進剤は、生体におけるエラスチン量を高めて真皮、靭帯、腱、血管壁、骨、軟骨などの強度や弾力性を高めるために用いることができ、例えば、エラスチン減少に伴う各種障害の治療又は予防のために(例えば、正常エラスチンの欠乏により引き起こされる動脈硬化等の血管系疾患の治療又は予防等のために)、美容上の問題を予防又は治療するために(例えば、加齢や紫外線、活性酸素、ストレス等に因るエラスチン減少により引き起こされる、皮膚のシワもしくはタルミの予防および/または改善のため、或いは皮膚の弾力性もしくはハリの低下に対する予防および/または改善のために)好適に用いられ得る。また本発明のエラスチン産生促進剤は、エラスチン産生に関連する状態を解明するための実験用研究試薬などとしても好適に使用され得る。
以下に、実施例に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施例1
LEHAペプチドの調製
ペプチドを、ペプチド自動合成装置(島津製作所社製:PSSM8)を用いて、Fmoc法による固相合成法により合成した。次いで、分取HPLCで未反応物を除去して精製することにより、LEHAペプチドを得た。
得られた精製物を分析用逆相高速液体クロマトグラフィー[カラム:μBondasphere 5μ C18−100Å (内径: 3.9mm、長さ: 150mm) 、Waters社製、;移動相:溶媒A(0.1%トリフルオロ酢酸)および溶媒B(0.1%トリフルオロ酢酸、90%アセトニトリル)のグラジエント(0分(溶媒B=12%)〜20分(溶媒B=17%));流速:1 ml/分;検出法:波長 220nmにおける吸光度]に付したところ、12.8分に単一の鋭いピークが示され、純度は99%であった。
実施例2
皮膚線維芽細胞におけるエラスチン産生促進検定
ヒト正常皮膚由来線維芽細胞(CRL−1836;ATCC)を、60φシャーレ中で培養した。より詳細には、2500細胞/1cmの密度でシャーレに播種し、37℃で、5%炭酸ガスおよび95%空気の環境下で、サブコンフルエントになるまで6日間培養を行った。培養液は、Dulbecco’s Modified Eagle Medium(DMEM)に牛胎仔血清(FBS)を10重量%の濃度で含有した培地を3ml使用した。次いで、FBSを添加しない上記培養液(すなわち無血清培地)に交換し、さらに1日間培養した。その後、実施例1で調製したLEHAペプチドを1000μg/ml濃度添加した無血清培地3mlに交換して72時間培養した。一方、LEHAペプチドを添加しない無血清培地3mlに交換したものをコントロールとした。
72時間培養後に、顕微鏡下で、LEHAペプチドを添加したシャーレおよびコントロールシャーレ内の細胞の観察を行った。その結果、両シャーレ内の細胞数に際立った差異は認められず、また細胞形の異常なども特に認められなかった。
顕微鏡観察後、それぞれの培養細胞から、市販のRNA抽出キット(QIAGEN製、商品名:Rneasy Mini)を用いてトータルRNAを抽出した。得られたトータルRNAから、常法に従ってcDNAを合成した。
エラスチンをコードする遺伝子の発現量の定量は、エラスチンの遺伝子配列に対するプライマーセットを含むキット(Applied Biosystems社製、商品名:TaqMan(登録商標)Gene Expression Assays、Assay ID:Hs00355783_m1)を用いて行った。このキットを添付のプロトコールに従って用い、上記で調製した各cDNAと共にABIリアルタイムPCRシステム(機器名:ABI PRISM(登録商標)7000 Sequence Decetion System(Applied Biosystems社製))にかけ、エラスチンの発現量を定量した。
定量結果をもとに、コントロールにおける発現量を100%として、LEHAペプチドを添加して培養した細胞におけるエラスチン遺伝子の発現量を算出した。その結果、LEHAペプチドを添加した培養液で培養することにより、ヒト正常皮膚由来線維芽細胞のエラスチン遺伝子の発現量は467%にまで飛躍的に高まることが見出された。従ってこの実験結果から、LEHAペプチドが、細胞内におけるエラスチン産生を著しく増強し得るものであることが確認された。
以下に製剤実施例を挙げるが、本発明はこれらの実施例に限られるものではない。
製剤実施例1:乳液
〔成分〕 〔比率〕
LEHAペプチド 0.01
スクワラン 2.0
流動パラフィン 5.0
セタノール 0.5
モノステアリン酸グリセリル 2.0
POE(25)セチルエーテル 2.0
グリセリン 4.0
1,3-ブチレングリコール 6.0
pH調整剤 適量
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 適量
100.0重量%
製剤実施例2:クリーム
〔成分〕 〔比率〕
LEHAペプチド 0.01
ダイズタンパク質のサーモリシン分解物 0.5
ワセリン 1.0
スクワラン 5.0
流動パラフィン 10.0
ステアリン酸 1.5
ステアリルアルコール 2.0
モノステアリン酸グリセリル 2.0
POE(20)セチルエーテル 3.0
グリセリン 6.0
1,3-ブチレングリコール 8.0
pH調整剤 適量
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 適量
100.0重量%
ダイズタンパク質をサーモリシン(EC3.4.24.4)で分解した後に得られる多種多様なペプチドを実質的に全て含んだ状態のもの:平均分子量1500(ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法による測定)。
製剤実施例3:化粧水
〔成分〕 〔比率〕
LEHAペプチド 0.005
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
POE(20)ソルビタンモノイソステアリン酸エステル 0.3
コハク酸 0.2
コハク酸ナトリウム 0.5
エデト酸三ナトリウム 0.05
1,3-ブチレングリコール 6.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 適量
100.0重量%
製剤実施例4:乳液
〔成分〕 〔比率〕
LEHAペプチド 0.01
オトギリソウ抽出物(エラスターゼ阻害剤) 1.0
スクワラン 2.0
流動パラフィン 5.0
セタノール 0.5
モノステアリン酸グリセリル 2.0
POE(25)セチルエーテル 2.0
グリセリン 4.0
1,3−ブチレングリコール 6.0
pH調整剤 適量
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 適量
100.0重量%
製剤実施例5:飲料
〔成分〕 〔比率〕
LEHAペプチド 0.01
フィッシュコラーゲンペプチド 0.5
ビタミンB2 0.005
エリスリトール 10.0
酸味料 1.0
甘味料 1.0
香料 0.01
精製水 残量
100.0重量%
配列番号1は、本発明に使用され得るペプチドである。

Claims (4)

  1. Leu−Glu−His−Ala(式I)で表されるペプチド、その誘導体及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも一種を含有する、エラスチン産生促進剤。
  2. Leu−Glu−His−Ala(式I)のアミノ酸配列において1個以上のアミノ酸の保存的置換、欠失および/または付加を有し且つ細胞におけるエラスチン産生促進能を有するペプチド、その誘導体及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも一種を含有する、エラスチン産生促進剤。
  3. 前記ペプチドが3〜10残基のアミノ酸長を有する、請求項2に記載のエラスチン産生促進剤。
  4. さらにエラスターゼ阻害剤を含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエラスチン産生促進剤。
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