JP2008074671A - 自立窒化物基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】反りや残留歪の少ない自立窒化物基板の作製方法を提供する。
【解決手段】ZnMgOバッファー層120上に、GaN等の窒化物バッファー層130を成長させる(a)。HVPE法により、窒化物バッファー層130上に、低い基板温度(700〜900℃)でGaN等の窒化物層140を成長させる(b)。ZnO膜は窒化物層140成長中にin−situによりリフトオフする(b)〜(c)。 高い基板温度(900〜1500℃)でのHVPE法窒化物成長により、窒化物厚膜(100ミクロン以上)150を作製する(d)。
【選択図】図1

Description

本発明は ZnO層を利用した自立窒化物基板の製造方法に関する。
III族窒化物半導体基板の作製法は
(1)HVPE法
(2)MOCVD法
(3)Na溶媒などを用いた溶液成長法
(4)ソルボサーマル法
などがある。大口径化が困難、成長速度が遅い等の理由で、溶液成長法およびソルボサーマル法は研究段階に止まっている。また、MOCVD法は成長速度が遅い。現在のところIII族窒化物半導体基板の商用化に成功しているのは、HVPE法(Hydride Vapor Phase Epitaxy:ハイドライド気相成長法)のみである。
HVPE法による窒化物基板作製は大略以下のようなプロセスによる。
(1)基板としては、サファイヤ基板あるいはGaAs基板、SiC基板、Si基板など単結晶基板を用いる。
(2)基板上にバッファー層を形成する。バッファー層としては、低温GaNバッファー層、AlN層、金属バッファー層(Tiなど)を用いる。これらのバッファー層はHVPE法、MOCVD法(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)、MBE法(Molecular Beam Epitaxy:分子線成長法)、などにより作製する。
(3)高温窒化物厚膜(400ミクロン厚程度)をHVPE法で成長する。
(4)窒化物厚膜を基板から分離して自立窒化物基板を得る。
分離させる方法としては、レーザ・リフトオフ(LLO)法、化学溶液で基板を溶解させる方法、研磨によって基板を削り取ってしまう方法などがある。
しかし、基板とその上に成長する窒化物エピタキシ層の格子不整や、熱膨張係数の違いに起因する残留応力が、窒化物層ならびに基板中に生じる。このため窒化物基板中に高密度の転位の発生、残留歪の存在、基板の反り、クラック発生などが、エピタキシ膜成長過程あるいは成長後の降温過程で起きる。また、基板を分離する過程すなわち研磨やLLO過程も残留歪の存在によってクラック発生の要因となる。
上述の問題、すなわち、残留応力の低減や基板の損傷を誘起しない分離のために、ZnO層をバッファーとして用いる方法が提案されている。
ZnOバッファー層の利点は
(1)GaNとの格子不整が小さい(2%)
(2)化学溶液によって容易に溶解するために、化学リフトオフ(CLO)法による基板からの分離過程が容易
等がある。これらの技術を記載したものとして、下記の非特許文献1〜4や特許文献1〜6がある。
非特許文献2や非特許文献4は、サファイヤ基板上にZnOバッファーを形成して、その上にGaN層をHVPE法により形成したものを記載してあるが、サファイヤ基板をリフトオフすることは開示していない。
非特許文献3では、サファイヤ基板上にZnOバッファーを形成して、その上にGaN層をHVPE成長することが記載されている。ここでは、次いで、降温後に化学溶液(aqua regia)を用いてGaN自立基板を得ている。時に、成長後の降温時にGaN基板が自然剥離することがある。しかし、クラックの発生のために試料サイズは2mmx4mmに制限されている。クラックが発生することは、残留応力の存在を示唆している。
特許文献2、特許文献3は、サファイヤ基板上にZnOバッファー層と低温GaInNバッファー層を積層することが記載されており、構造的に類似である。記載されている技術は以下のようである。
(1)ZnOをスパッタ法で積層する。
(2)バッファー層成長工程で、HClガスを用いてZnOをエッチングする工程を有している。
(3)ZnO層の保護層としてはGaInN層を用いており、成長温度は1000Cである(特許文献2)。また、成長直前に水素雰囲気中1050Cでベーキングする(特許文献3)。
しかし、スパッタ法により作製されたZnO膜は一般に結晶性が良くない、極性が制御できておらず極性が異なるドメインが混在している。そのため、ZnO/GaInN界面を通してZnのGaInN層中への拡散、Ga、InのZnO中への拡散が大きく、良質な結晶を得る歩留まりは良くない。
また、ZnO膜はGaInN層の成長温度(1000C)や水素雰囲気中の高温下(1050C)ではGaNを成膜する前にエッチングされてしまうおそれがある。
特許文献1、4,5は、GaN成膜後にエッチングでZnOバッファー層を除去する技術を記載しており、成長過程でのリフトオフは含んでいない。化学リフトオフ中のクラック発生が起きるために大面積サイズを得ることが困難である。
なお、基板と窒化物エピタキシ層の間にZnOバッファー層を用いる代わりにZnO基板を用いる方法も提案されている(特許文献1、8、9参照)。しかし、(1)ZnO基板が高価、(2)大口径ZnO基板が商用でない(現状では10mmx10mm)などのために、実用化されていない。
特に、特許文献1はZnO基板上にGaN厚膜を成長する技術に関するもので、GaNバッファー層形成後にGaN高温層を形成するときにZnO基板を除去するものである。しかし、上述のようにZnO基板を用いることはコスト的に高くなる。またGaNバッファー層形成後にZnOを除去する場合は残留応力の低減が充分でないため最終的に残留歪が存在するため、反りやクラック発生などの問題が生じる。
特許文献6,7は、サファイヤ基板上に極性を制御された単結晶ZnOバッファー層を形成する点での技術関連がある。
Shulin Gu, Rong Zhang, Jingxi Sun, Ling Zhang, and T. F. Kuech : "Role of interfacial compound formation associated with the use of ZnO buffers layers in the hydride vapor phase epitaxy of GaN" Appl. Phys. Lett. 76, 3454 (2000) X. W. Sun, R. F. Xiao, H. S. Kwoka: "Epitaxial growth of GaN thin film on sapphire with a thin ZnO buffer layer by liquid target pulsed laser deposition" J. Appl. Phys. 84, 5776 (1998). T. Detchprohm, K. Hiramatsu, H. Amano and 1. Akasaki: "Hydride vapor phase epitaxial growth of a high quality GaM film using a ZnO buffer layer" Appl. Phys. Lett. 2688 Appl. Phys. Lett. 61 (22), 30 November 1992 T. Ueda, T.F. Huang, S. Spruytte, H. Lee, M. Yuri, K. Itoh, T. Baba, J.S. Harris Jr., "Vapor phase epitaxy growth of GaN on pulsed laser deposited ZnO buffer layer" J. Cryst Growth 187, 340 (1998).
特開2005−112713号公報(出願人:三星電機(株)) 特開2003−37069号公報(出願人:豊田合成(株)) 特許3744155号公報(出願人:豊田合成(株)) 特開2003−31501号公報(出願人:富士写真フィルム(株)) 特開2003−277196号公報(出願人:日立電線) 特許3700786号公報(出願人:東北大) 特許3595829号公報(出願人:東北大) 特開2005−67988号公報(出願人:物材機構+東京電波(株)) 特開2005−174951号公報(出願人:東京電波(株))
III族窒化物系化合物半導体成長の問題点は、
(1)該半導体をその上に成長する基板と該半導体熱膨張率差に起因する残留歪の存在とそれにより誘起される反りとクラックの発生
(2)基板から該半導体を分離するプロセス(リフトオフ・プロセス)
である。前者は、該半導体を用いて半導体デバイスを作製するときに、リソグラフィーなどの微細加工プロセスの障害になる。また、後者については、現在の技術は(A)レーザリフトオフと(B)基板を研磨して消滅する、二つの方法があるが、ともにプロセスコストが高く、時間が掛かり、歩留まりがよくない。
本発明の目的は、上記の二つの問題点を一挙に解決する手法を提供することである。
本発明では、自立窒化物基板を以下のプロセスで作製する。
(1)基板上に極性制御されたZn1−xMgO層(0≦x≦0.3)を形成する。
(2)窒化物バッファー層をMBE法などの成長法で作成する。この窒化物バッファー層はZn1−xMgOの保護膜ならびにZn1−xMgO層/窒化物層界面の相互拡散抑制膜として働く。この窒化物バッファー層は、GaN、AlN,AlGa1−xN(0≦x≦1),AlGa1−x−yInN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)あるいはこれらの組み合わせとすることができる。この窒化物バッファー層は陽イオン極性(GaNの場合はGa極性)とするとよい。
(3)HVPE法(Hydride Vapor Phase Epitaxy:ハイドライド気相成長法)で窒化物層(例えば、GaN層)を成長させる。
成長開始前に、基板の温度をHVPE法で成長する所定の温度まで昇温する時に、窒素ガスあるいはアルゴンガス等の不活性ガス中で、所定の窒化物層成長温度まで昇温するとよい。
HClとNHを成長炉に導入することで、HVPE法により窒化物層が成長する。当該窒化物層の成長中に、HClやNHなどのガスとの反応でZnOバッファー層をエッチングして窒化物層をリフトオフさせる。当該窒化物層の温度は、GaNの場合は700〜900℃とするとよい。また、窒化物層の厚さは80ミクロン以上とするとよい。
(4)HVPE法で、前段の過程よりも高温で窒化物厚膜を成長する。(3)のステップで、窒化物層はすでに基板から分離されているために、比較的高温のHVPE法により成長した窒化物厚膜は、窒化物層上にホモエピタキシ成長することになり、残留歪が殆ど無い、従って反りの極めて小さい自立窒化物基板が作製できる。
作製できる自立窒化物基板は、GaN,AlGa1−xN(0≦x≦1),AlN、AlGa1−x−yInN(0≦x≦1、0≦y≦0.3、1≦x+y≦1)のいずれでも可能である。
上述した本発明の製造方法によって、
(1)残留歪のほとんど無い、
(2)反りの極めて小さい(例えば、曲率半径10m以上)、
(3)クラックの無い、
(4)基板作製工程(リフトオフプロセスと研磨)を大幅に減らした、
窒化物半導体基板の成長が可能になる。
本発明は、基板上に成膜したZn1−xMgO層(0≦x≦0.3)上にGaN等の窒化物膜をHVPE法(Hydride Vapor Phase Epitaxy:ハイドライド気相成長法)により成長する過程において、ZnO膜をin−situ(成長の場所)による化学エッチングで制御されたリフトオフ技術により、残留歪の無い窒化物厚膜を得る技術を提供する。
この技術によって、熱膨張歪に起因する反りならびにクラックの無い窒化物(例えば、GaN)基板を作製することができ、現在3インチどまりの窒化物基板を、4インチ以上で、反りの無い窒化物基板作製技術を提供する。
本発明の実施形態の方法を、図1で概略的に説明する。
(1)基板110上に、化学的に除去しやすいZnO層120を形成する(図1(a)参照)。ZnO層120の極性は、Zn極性(陽イオン極性)あるいはO極性(陰イオン極性)のいずれでも良い。極性を制御するためには、例えばMgOバッファー層を、まず、基板上に成長する。これにより、MgO層の厚さが3nm以下では、その上に成長したZnO膜はO極性、3nm以上ではZn極性となることは知られている。ZnO層の膜厚は100nm〜100μmで良い。
これらの層の形成には、極性の制御された高品質のZnO層成長が可能な成長法、例えば、MBE法(Molecular Beam Epitaxy:分子線成長法)を用いることができる。
また、基板110としては、極性制御技術が確立しているサファイヤ基板あるいは既に極性(即ちSi極性面、C極性面)を持ちかつZnOと同じヴルツ構造を持つSiC基板のいずれでもよい。
なお、ZnO層の代わりに、Zn1−xMgO層(0≦x≦0.3)を用いても良い。
ZnOはヴルツ鉱構造であり、MgOは岩塩構造である。結晶構造が異なるために、エピタキシ膜では、サファイヤ基板上にZnOバッファー層を成長させることで、その上のZn1−xMgO層の組成がx=0.5程度まではヴルツ鉱構造を形成することができる。しかし、極性制御した結晶性の良いZn1−xMgO層を作製するためにはx≦0.3に制限される。
(2)極性を制御したZnOバッファー層120上に、陽イオン極性となるようにGaN等の窒化物バッファー層130を、低温(例えば、1000℃以下)で成長させる(図1(a)参照)。このGaN等の窒化物バッファー層130は、ZnO層120の保護膜ならびにZnO/窒化物界面の相互拡散抑制膜として働くために作製する。
なお、例えば、GaNの場合には600C〜900Cであり、AlNの場合1000Cである。
陽イオン極性(GaNの場合はGa極性)とするには、たとえばZn極性ZnOバッファー層120に対しては、成長直前からZnを照射して、その後にGa分子線とNプラズマを同時に照射することで、陽イオン極性の窒化物(Ga極性GaN)が成長する。O極性ZnOバッファーの場合は、例えばNプラズマを照射することで反転対称中心を持つZn結晶層が形成され、その上に成長したGaNバッファー層130はGa極性となる。もちろん同様に反転対称中心を持つMgを結晶層を形成してもGa極性となる。つまり、反転対称中心を持つ結晶層をO極性ZnO層120上に成長することで、その上の例えばGaNバッファー層130はGa極性となる。窒化物バッファー層130の厚さは100nm〜10μmとするとよい。
上述では、窒化物バッファー層130として、GaNのバッファー層で例として説明したが、GaNと同様な結晶構造と近い格子定数を持つ窒化物半導体であるAlGa1−xN(0≦x≦1),AlN、AlGa1−x−yInN(0≦x≦1、0≦y≦1、0.7≦x+y≦1)単結晶薄膜あるいはこれらの組み合わせでバッファー層を形成してもよい。
これらの窒化物バッファー層の形成には、例えば、上述のZnO層120と同様に、MBE法(Molecular Beam Epitaxy:分子線気相成長法)を用いるとよい。
ここまでMBE法を用いるのは、ZnO/GaN界面拡散を最小限に抑え、極性の制御された窒化物バッファー層を最終的に得るためには、低温成長と極性制御が必要不可欠であるためである。また、後で説明しているように、窒化物バッファー層形成後にHVPE法を用いて、最初に比較的低い温度で窒化物層を形成しているので、その温度制御を容易に行うためである。
(3)HVPE法(Hydride Vapor Phase Epitaxy:ハイドライド気相成長法)の初期状態で、Nあるいはアルゴンガス等の不活性ガス雰囲気下で所定の温度まで昇温し、次いでNHとHClを導入して窒化物付バッファー層130上に、通常の結晶成長温度より比較的低い基板温度(例えば、700℃〜900℃)、GaN等の窒化物層140を成長させる(図1(b))。ここで、窒化物層がGaNの場合、900℃以上では、NHが少ない状況では窒化物は熱分解されるためであり、また、700℃以下では窒化物の成長速度は極端に減少するからである。
なお、AlNの場合には、基板表面での素反応過程としてAlClとNHの反応を用いているため、1000℃〜1100℃で窒化物層140を形成することが可能である。なお、GaNの成長での基板における素反応過程にはGaClとNHの反応を用いている。
窒化物層140の厚さは80ミクロン厚〜200ミクロン厚とするとよい。ZnO膜120は窒化物層140の成長中に、NHとHClにより化学エッチされ、その場で(in situ)リフトオフする(図1(b)〜(c))。
ここで、窒化物層140として、GaN以外には、GaNと同様にHClとNHを用いてHVPE法で成長させることができる、AlGa1−xN(0≦x≦1),AlN、AlGa1−x−yInN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)がある。
なお、当該窒化物層の厚さが80μm以上の厚さであれば、以下に述べる(4)のプロセスで、クラックの無い窒化物厚膜を成長することができる。
(4)次いで、前の段階より高い基板温度(例えば900℃〜1500℃)でのHVPE法による窒化物成長を行うことにより、自立した窒化物厚膜(100μm以上)150が作製できる。HVPE法で、前段より高温で窒化物厚膜を成長する。成長温度はGaNでは1000°〜1100℃、AlNでは1100°〜1500℃である。この窒化物厚膜150は、比較的高い温度で成長するために高品質であり、またin-situリフトオフのために残留歪が殆ど無い。また反りは極めて小さく、クラックは少ない(曲率半径10m以上)(図1(d)参照)。
従来技術では、熱膨張係数の差に起因する残留歪、さらには基板の反りを回避することができなかった。それに対して、本発明は、(A)ZnOバッファー層120をリフトオフさせつつ窒化物層140を形成する工程と、(B)リフトオフした後、窒化物層140上に窒化物厚膜層150を厚膜成長させる工程を有している。このため、高温成長した窒化物厚膜層150は、本質的にホモエピ成長となるために、残留歪の原因となる熱膨張係数の違いによる歪と反りは発生しない。クラック発生も無い。すなわち、高温窒化物バッファー層140を成長中に残留歪が生じるが、ZnOバッファー層がエッチングされてその上の窒化物厚膜150の成長はホモエピタキシとなるため、熱膨張係数差に起因するための残留歪は小さく、反りの小さい窒化物層がHVPE高温成長で可能になる。
上述のような反りとクラックが無いために、窒化物厚膜150作製後の工程が殆ど不要となり、基板作製工程の簡便化のために、基板作製の歩留まりが大幅に上昇し、また作製コストも減少するために、安価な窒化物半導体基板の供給が可能になる。
実施例の自立GaN基板の製造方法及び作製された自立GaN基板を、図2〜図9を用いて、詳しく説明する。図2は実施例のプロセスの図、図3はHVPE成長での温度と時間との関係を示すグラフである。図4は、図2の各ステップにおけるGaN膜の表面と断面のSEM写真である。図5は原子間力顕微鏡(AFM)による自立GaN基板の表面モフォロジーを示す写真である。図6はX線回析をした結果を示す。図7はフォトルミネッセンス(PL)スペクトルのグラフである。図8は、自立GaN基板の側面を顕微PLで評価した結果である。図9はin−situリフトオフした自立GaN基板の(002)逆格子空間マッピングを示す図である。
図2は自立GaN基板作製のためのプロセスを示す。図1と対応するものには同じ符号を付している。
まず、200nm厚の極性を制御したZnO薄膜120をサファイヤ基板110上に酸素プラズマ援用MBE法で成長した。成長温度は400〜1100Cであった。ここで、MgOバッファーを用いて成長した。MgOバッファー層の厚さを3nm以下にするとO極性ZnOが成長し、3nm以上にするとZn極性ZnOが成長する。
次いでZnO膜120上に1μm厚のGa極性GaNバッファー層130をプラズマ援用MBE法で積層した(図2(a)参照)。成長温度は600〜900Cであった。
次いで、このGaN/ZnO/サファイヤ・テンプレイト上にGaN層140をHVPE法により700〜900Cで成長させる。このときの温度と時間との関係を図3に示す。図3の例では900Cで成長している。HVPE成長では、HClガスを流して金属ガリウムと反応させてGaClを生成する。このGaClガスが基板まで輸送されてNHと反応してGaNを基板上に成長させる。ZnO層はNHあるいは未反応のHClガスによってエッチングされる(図2(b)参照)。
成長中の流量について、水素は1−10リットル/min、NHは0.3−5リットル/min、HClは10−200cc/minであった。成長速度は10−200μm/hrであった。
望ましくは、成長温度が850〜900Cで水素が2.5−4リットル/min,NHが0.5−2リットル/min,HClが20−100cc/minであった。
ここで、HVPE成長の初期温度は700°〜900℃である。900℃以上では、NHが少ない状況ではGaNは熱分解されるためである。また、700℃以下ではGaNの成長速度は極端に減少するからである。N雰囲気下で所定の温度(900℃)まで昇温した。
室温から900℃まで昇温するときの窒素の流量は1−15リットル/minであった。望ましくは2−10リットル/minである。
次いでNHとHClを導入してGaN層を成長させる。
図2(b)に示したin−situエッチング速度は、この第1段階での基板温度、NH流量、HClガス流用で決定される。
上述の望ましい条件では、ZnOのエッチング速度は大よそ1−10μm/秒である。
第1段階で成長したGaN高温バッファー層140は900℃で成長し、100ミクロン以上の厚さであった。この成長過程でサファイヤ基板とGaN層の間にあるZnO層は、図2(c)に模式的に示すように完全にエッチングされた。
In−situリフトオフでは、GaN層成長とZnOエッチングが同時に起きるために、第1段階での成長温度、NHとHClのガス流量が極めて重要である。ZnOバッファーのエッチングは試料の端面から始まるため、GaN層の厚さが充分厚いことが重要である。したがって、第1段階でのGaN高温バッファー層の成長膜厚は80μm以上必要であるが、望ましくは100μm以上あればよい。
第2段階のGaN厚膜成長は、上記のin−situリフトオフされたGaN層(900℃で成長した)上に1040℃で成長した(図2(d))。900℃から1040℃へ温度を増加する過程では、HClガスの供給は停止する。この1040℃での成長では高品質GaN厚膜の成長が可能である。
成長中のガスの流量について、水素は1−10リットル/min、NHは0.3−5リットル/min、HClは10−200cc/minであった。成長速度は10−200μm/hrであった。望ましくは水素が2.5−4リットル/min,NH3が0.5−2リットル/min,HClが20−100cc/minであった。
GaN/ZnOヘテロ構造(図2のGaN層130/ZnO120)は、c面サファイヤ基板110上にプラズマ援用MBE法で成長した。このZnO/GaNテンプレイト上にGaN層140,150をHVPE法で成長する。250ミクロン厚以上のGaNをこのテンプレイト上に2段階成長法で成長させる。
図4は成長の各ステップにおけるGaNのSEMの写真である。図4(a)、(b)、(c)はそれぞれ900℃で成長したGaN層140の表面と断面SEM写真である。図4(d)、(e)、(f)は900℃で成長したGaN層上に1040℃で成長した、自立GaN厚膜の表面、断面、裏面のSEM写真である。
図4(a)は数ミクロンのグレインが現れているが、図4(c)に示すように各グレインには原子層ステップとテラスが観察される。自立GaN基板はクラックを生じることなく成長できる。これは、900℃でGaN層140の成長中にZnOバッファー層120がエッチングされたために、残留歪が極めて減少したためである。
2段階成長による250ミクロン厚の自立GaN基板の表面は鏡面である(図4(d))。図4(e)では、900℃成長GaN層140と1040℃成長GaN厚膜150の界面が観察される。図4(f)に示すように、裏面はクラックが散見されるが、表面にはクラックが観察されていない。これは、900℃GaN層140の成長と同時に行なわれるZnO層120のエッチングの進行と共にZnO/GaN界面にクラックが発生するものの、GaN層140の成長と横方向成長によってクラックが埋められるために、裏面に発生したクラックはGaN層140の形成途中で消滅してしまうため、高温成長によるGaN層150の表面側ではクラックが観察されない。
ZnOバッファー層120のエッチングは試料の端面から始まる。その結果、裏面の端面付近のクラック密度は中心部分よりも多くなっている。クラックが第1段階の900℃成長で起きるものの、成長の進行と共にクラックが消滅することは上述の断面SEM観察で確認している。すなわち、図4(e)に示すように、自立GaN基板を貫通しているクラックは観察されていない。
図5(a)、(b)は、原子間力顕微鏡(AFM)で観察した自立GaN基板の表面モフォロジーである(a:5μm×5μm;b:0.5μm×0.5 μmサイズ)。表面は、原子レベルで平坦なモフォロジーを示し、rmsラフネスは、図5(a)で0.46nm、図5(b)で0.11nmである。図5(b)では、原子レベルでのステップとテラスが観察されている。900℃成長GaN層140は粗い表面であるが、1040℃成長のGaN厚膜150で表面平坦性が回復することが分かる。
X線回折を2θ−ωスキャンで測定して、自立GaN基板の格子定数を評価した結果を図6に示す。図6(a)に示している(10−10)回折からa軸格子定数を求め、図6(b)に示す(0002),(0004),(0006)回析からc軸格子定数を求めた。(0002)回折からは、表面近傍10μm程度の厚さの格子定数が求まり、(0004)回折では表面から20μm、(0006)回折では表面から30μmの格子定数が求まる。測定した格子定数は、図6(a)、(b)に示すように、a軸で3.189Å、c軸で5.185Åであった。これらの値は、これまでに報告されている自立GaN基板の値と同じであり、実施例における自立GaN基板が完全に歪緩和されていることを示している。
10Kでのフォトルミネッセンス(PL)スペクトルを図7(a)に示す。自立GaN基板の成長面(表面)を測定した。ドナー束縛励起子(DX)が3.472eVが支配的である。3.265eVにドナーアクセプター対(DAP)発光が観測されている。3.172eVの発光はDAP発光の1フォノンサイドバンドである。2.0eV〜3.0eVで深い準位からの発光は観測されていない。図7(b)は、図7(a)のバンド端近辺の発光スペクトルの詳細である。図7(b)に示すように、3.4715eVにDX発光が現われ、3.4791eVに自由励起子発光(FX)が観測される。半値幅はそれぞれ4.8meVと2.5meVと鋭く、残留歪が小さいことを示す。DX発光線の位置はバルクのGaNのDX発光のエネルギー(3.4712eV)、ホモエピタキシGaN層からのDX発光線の位置(3.4709eVと3.4718eV)や自立GaN基板からの発光線(3.4720eV,3.4710eV±2meV)と同位置である。X線回折ならびにPL測定結果は、GaN厚膜層中の残留歪がほとんど無いことを示している。
図8は、自立GaN基板の側面を77Kでの顕微PLで評価した結果を示す図である。顕微PLで観察している位置の定義をグラフ内の挿図に示す。その挿図に示すように、MBE成長GaN層130とZnO層120の界面(即ち自立GaN基板の裏面)を原点として、成長方向の厚さを示しており、最表面は250μmとなる。50μmの位置から10μm刻みで170μmまで顕微PL測定を行った。顕微PLの位置分解能は1μm径以下である。900℃GaN層140と1040℃成長GaN厚膜層150の間の界面付近は数ミクロン刻みで測定した。表面あるいは裏面から数十μmの領域は、試料を切断する時の損傷が顕著なために測定していない。1040℃成長GaN厚膜層150の上半分の層のPLスペクトルは、図8に示すように、A自由励起子(FX:3.4763eV)、B自由励起子(FX:3.4815eV)、ドナー束縛励起子(DX:3.4705eV)が支配的である。バルクGaNのA励起子の77Kでの発光エネルギーは3.475eVと報告されている。この値は、測定値とほぼ一致しており、1040℃成長GaN層150の上半分は、ほぼ格子歪が緩和していることがわかる。これに対して下半分は、Znアクセプターの束縛励起子(AX)と思われる3.453eV付近の幅広い発光が支配的である。ZnはZnOからの拡散によるものと考えられるが、このZnアクセプター励起子発光は界面から120ミクロンではほとんど観察されず、裏面(ZnOとの界面)から120ミクロンではZn拡散の影響は無いことがわかる。すなわち、結晶性の悪い900℃GaN層140ではZn拡散の影響が見られるが、結晶性の良い1040℃成長GaN厚膜層150ではZn拡散は抑制されていることを示している。
図9は、in−situリフトオフした自立GaN基板の(0002)逆格子空間マッピングである。図9では、オメガ・スキャンに対して重ピークが観察されるが、これは結晶中にc軸が微小角だけ傾いたドメインが含まれていることを示す。これは、成長初期段階で微小クラックが生じ、そのクラックが横方向成長で埋められる時に微小角だけ傾いたドメインが形成されるためであろう。X線回折半値幅はオメガ・スキャンでは300−450arcsecであり、表面付近での微傾斜ドメインの影響があるが、ω−2θスキャンでは50arcsecであり、格子歪の揺らぎの非常に小さい良質の結晶が成長していることがわかる。
なお、上述の実施例では、自立GaN基板の作製方法を説明したが、この分野の専門家であれば、この作製方法を他の窒化物(AlGa1−xN(0≦x≦1),AlN、AlGa1−x−yInN(0≦x≦1、0≦y≦0.3、0≦x+y≦1)に適用することは容易にできる。
また、上記の例では、極性を制御したZnO層を用いたが、より広くは、ZnO層の代わりに極性を制御したZn1−xMgO層(0≦x≦0.3)を用いても良い。
本発明の実施形態の自立GaN基板の製造方法の概略を示す図である。 実施例における自立GaN基板の製造方法を示す図である。 HVPE法によるGaN層の成長及びリフトオフ過程の温度と時間との関係を示す図である。 図2の各ステップにおけるGaN層の表面と断面のSEM写真である。 原子間力顕微鏡(AFM)による自立GaN基板の表面モフォロジーを示す写真である。 自立GaN基板のX線回析をした結果を示す図である。 自立GaN基板のフォトルミネッセンス(PL)スペクトルのグラフである。 自立GaN基板の側面を顕微PLで評価した結果を示す図である。 in−situリフトオフした自立GaN基板の(0002)逆格子空間マッピングを示す図である。

Claims (6)

  1. 基板上に極性を制御して、Zn1−xMgO層(0≦x≦0.3)を形成し、
    該Zn1−xMgO層(0≦x≦0.3)上に、陽イオン極性となるように窒化物バッファー層を形成し、
    次いで、HVPE法で窒化物層を成長するとともに、前記Zn1−xMgO層(0≦x≦0.3)層をガスによる化学反応でエッチングして窒化物層をリフトオフし、
    HVPE法成長の該窒化物層上に、HVPE成長該窒化物層の成長時より成長温度を上げて、HVPE法により窒化物厚膜を成長することを特徴とする自立窒化物基板の製造方法。
  2. 請求項1に記載の自立窒化物基板の製造方法において、
    HVPE法で前記窒化物層を形成する前に、基板温度を室温から所定温度まで昇温するとき、不活性ガス中で昇温することを特徴とする自立窒化物基板の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の自立窒化物基板の製造方法において、
    前記窒化物バッファー層の窒化物は、GaN,AlN,AlGa1−xN(0≦x≦1)あるいはAlGa1−x−yInN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)あるいはこれらの組み合わせであることを特徴とする自立窒化物基板の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の自立窒化物基板の製造方法において、
    前記窒化物層及び窒化物厚膜は、GaN,AlN、AlGa1−xN(0≦x≦1)、あるいはAlGa1−x−yInN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)であることを特徴とする自立窒化物基板の製造方法。
  5. 請求項1〜4記載の自立窒化物基板の製造方法において、前記窒化物層の厚さが80ミクロン以上であることを特徴とする自立窒化物基板の製造方法。
  6. 基板上に、MBE法で極性を制御して、ZnO層を形成し、
    該ZnO層上に、MBE法でGa極性となるようにGaNバッファー層を形成し、
    HVPE法で、該GaNバッファー層上に、700°から900℃で、GaN層を成長するとともに、前記ZnO層をガスによる化学反応でエッチングして、前記GaN層をリフトオフし、
    HVPE法で、前記GaN層上に、前記GaN層の成長時より成長温度を上げてGaN厚膜を成長することを特徴とする自立GaN基板の製造方法。
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