JP2008074501A - 駆動力伝達装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体に、Dカット部の平坦部に対応する位置に前記止め輪の切欠部と係合する突起部を形成することにより、止め輪が回転体に対して所定角度以上に回転することがなく、止め輪が溝部から外れて脱落してしまうことがなく、Dカット部と回転体との係合を確実に維持することができ、駆動力を安定して伝達することができるようにする。
【解決手段】円柱の一部に平坦部が形成され、横断面が略D字状であるDカット部、及び、Dカット部の円弧状の周面に形成された溝部を備える軸と、略D字状の中心孔を備え、Dカット部と係合して軸とともに回転する回転体と、切欠部を備え、軸の溝部に係合して回転体の軸方向の移動を防止する止め輪とを有する駆動力伝達装置であって、回転体は、Dカット部の平坦部に対応する位置に形成された止め輪の切欠部と係合する突起部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動力伝達装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ等の画像形成装置においては、給紙カセットに収容された記録紙を繰り出して、画像形成部に給送するために搬送ローラが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、駆動モータからの駆動力を前記搬送ローラに伝達するための駆動力伝達装置においては、一般に、横断面がD字状となるように形成されたDカット部を一端に備えるシャフトが使用されている。この場合、ギヤ、プーリ等の回転部材が備える断面がD字状の中心孔(あな)を前記Dカット部に係合させることによって、前記シャフトと回転部材とを回転不能に接続し、駆動モータからの駆動力を回転部材からシャフトに伝達することができる。また、前記回転部材がシャフトの軸方向に移動するとシャフトから抜け落ちてしまうので、Eリング等の止め輪をシャフトに形成された溝部に係合して、回転部材がシャフトの軸方向に移動することを防止するようになっている。
実開平5−61147号公報
しかしながら、前記従来の駆動力伝達装置においては、止め輪がシャフトに形成された溝部から脱落してしまうことがあった。例えば、Eリングは、シャフトの溝と係合する係合部を3箇所に有するが、Eリングが回転すると、係合部の1つがDカット部に形成された溝から外れてしまう。すると、Eリングの座りが悪くなり、Eリングが溝部から脱落してしまうことがあった。
本発明は、前記従来の駆動力伝達装置の問題点を解決して、円柱の一部に平坦(たん)部が形成され、横断面が略D字状であるDカット部を備える軸と、略D字状の中心孔を備え、前記Dカット部と係合して軸とともに回転する回転体と、前記Dカット部の円弧状の周面に形成された溝部に係合して前記回転体の軸方向の移動を防止する止め輪とを有する駆動力伝達装置において、前記回転体に、前記Dカット部の平坦部に対応する位置に前記止め輪の切欠部と係合する突起部を形成することによって、止め輪が回転体に対して所定角度以上に回転することがなく、止め輪が溝部から外れて脱落してしまうことがなく、Dカット部と回転体との係合を確実に維持することができ、駆動力を安定して伝達することができる駆動力伝達装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の駆動力伝達装置においては、円柱の一部に平坦部が形成され、横断面が略D字状であるDカット部、及び、該Dカット部の円弧状の周面に形成された溝部を備える軸と、略D字状の中心孔を備え、前記Dカット部と係合して前記軸とともに回転する回転体と、切欠部を備え、前記軸の溝部に係合して前記回転体の軸方向の移動を防止する止め輪とを有する駆動力伝達装置であって、前記回転体は、前記Dカット部の平坦部に対応する位置に形成された前記止め輪の切欠部と係合する突起部を備える。
本発明によれば、駆動力伝達装置は、円柱の一部に平坦部が形成され、横断面が略D字状であるDカット部を備える軸と、略D字状の中心孔を備え、前記Dカット部と係合して軸とともに回転する回転体と、前記Dカット部の円弧状の周面に形成された溝部に係合して前記回転体の軸方向の移動を防止する止め輪とを有し、前記回転体に、前記Dカット部の平坦部に対応する位置に前記回転体の切欠部と係合する突起部が形成されている。これにより、止め輪が回転体に対して所定角度以上に回転することがなく、止め輪が溝部から外れて脱落してしまうことがなく、Dカット部と回転体との係合を確実に維持することができ、駆動力を安定して伝達することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の概略図である。
図において、10は本実施の形態における画像形成装置であり、例えば、電子写真方式によって記録紙P上に画像を形成するプリンタ、複写機、ファクシミリ機、複合機機等であるが、いかなる種類の画像形成装置であってもよい。また、記録媒体としての記録紙Pは、例えば、普通紙であるが、普通紙のほかにも、封筒、OHP(Over Head Projector)シート、カード、葉書、厚紙、封筒、コート紙等の特殊紙であってもよい。なお、前記画像形成装置10は、モノクロ画像を形成するものであってもよく、カラー画像を形成するものであってもよいが、ここでは、前記画像形成装置10がタンデム方式によってカラー画像を形成するものである場合について説明する。
そして、画像形成装置10は記録紙Pの搬送方向(矢印Aで示される方向)に順次配列され、記録紙P上にブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの4色のトナー像を形成する画像形成部12K、12Y、12M及び12Cを有する。なお、ここでは、図における左側(記録紙Pの搬送方向における下流側)をF方向(前方)とし、図における右側(記録紙Pの搬送方向における上流側)をR方向(後方)とする。また、前記画像形成部12K、12Y、12M及び12Cは、互いに同様の構造を有するので、ここでは、画像形成部12Kを例に取り上げて、その構造を説明する。
画像形成部12Kは、表面にトナー像を担持する像担持体としての感光体ドラム30を有する。該感光体ドラム30は、図示されないドラムモータによって回転駆動される。前記感光体ドラム30の周囲には、帯電装置としての帯電ローラ31、露光装置としてのLED(Light Emitting Diode)ヘッド32、及び、現像装置としての現像ユニット33が配設される。該現像ユニット33は、トナーを収容するトナー収容容器33cを有し、該トナー収容容器33c内には現像ローラ33a及びトナー供給ローラ33bが配設される。なお、画像形成部12K、12Y、12M及び12Cの各現像ユニット33は、それぞれ、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンのトナーを収容する。また、前記感光体ドラム30の下側には、該感光体ドラム30との間で記録紙Pを挟み込むように、例えば、ローラ状の部材である転写手段としての転写ローラ34が配設される。
そして、前記帯電ローラ31は感光体ドラム30の表面を一様に帯電させる。また、前記LEDヘッド32は一様に帯電した感光体ドラム30の感光層を画像情報に応じて選択的に露光する。すると、前記感光体ドラム30の感光層のうち、露光された部分は帯電電荷が除去され、露光されなかった部分は帯電電荷が残って静電潜像となる。そして、前記現像ユニット33は、トナーを感光体ドラム30の静電潜像に付着させてトナー像を形成する。また、前記転写ローラ34は、記録紙Pの背面からトナーと逆極性の電荷を与えることによって、感光体ドラム30の表面に形成されたトナー像を記録紙Pに転写する。
該記録紙Pを搬送するトナー担持体としてのベルト11は、無端ベルトであり、一対のローラ35及び36に掛け渡される。該ローラ35及び36は、画像形成部12K、12Y、12M及び12Cの転写ローラ34をその間に挟むように、それぞれ、配設される。また、前記ローラ35及び36は、その軸方向がベルト11の幅方向と一致するように配設される。そして、前記ローラ35は図示されないベルト駆動ローラによって回転駆動され、ローラ35の回転によってベルト11は矢印Aで示される方向に移動する。
図において、前記ローラ35の左側には、記録紙Pを加圧及び加熱してトナー像を定着させる定着装置26が配設される。該定着装置26は、図示されないヒータを内蔵する定着ローラ26aと、該定着ローラ26aとの間で記録紙Pを挟み込むプレスローラ26bと、前記定着ローラ26aを回転させる駆動力を供給する図示されない定着モータと、該定着モータの駆動力を定着ローラ26aに伝達する機構(例えば、歯車列)とを有する。また、定着装置26の左側には、画像形成装置10の上部に配設された排出部29に記録紙Pを案内する2組の排出ローラ対27及び28が配設される。
そして、画像形成装置10の下部には、記録紙Pを収容する収容部20が配設されている。該収容部20の右側には、記録紙Pを収容部20の外に送り出す小径の補助ローラ22と大径の給紙ローラ23とが並んで配設されている。前記補助ローラ22及び給紙ローラ23は、図示されない給紙モータによって回転駆動される。また、前記収容部20の補助ローラ22側には、記録紙Pの先端を補助ローラ22及び給紙ローラ23に押し当てるための傾斜板21が配設されている。
さらに、前記収容部20から画像形成部12Kに至る記録紙Pの搬送路には、前記記録紙Pを搬送する2組の搬送ローラ対としてのレジストローラ対24及び25が配設される。該レジストローラ対24及び25は、収容部20から給紙された記録紙Pをベルト11まで搬送する。また、収容部20から給紙された記録紙Pが斜行して繰り出された場合、レジストローラ対24によって記録紙Pの斜行を矯正(レジスト)してレジストローラ対25まで搬送するようになっている。
次に、前記レジストローラ対24に駆動力を伝達する駆動力伝達装置の構成について詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるレジストローラ対の斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態におけるレジストローラ対の分解斜視図である。
図に示されるように、レジストローラ対24は、レジストローラ41及びプレッシャローラ43から成る。そして、前記レジストローラ41は、軸としての金属シャフト41bを備え、該金属シャフト41bがゴムローラ41aに圧入されている。
また、44L及び44Rは、前記レジストローラ41の軸受として使用されるレジストローラホルダである。前記レジストローラ41の金属シャフト41bは、レジストローラホルダ44L及び44Rによって、回転可能に、かつ、軸方向に移動不能に支持される。
そして、図3に示されるように、前記金属シャフト41bのレジストローラホルダ44Rから突出した端部には、Dカット部41dが形成されている。該Dカット部41dは、横断面が略D字状の部分であり、円柱である金属シャフト41bの一部に平坦部を形成することによって得られる。なお、図に示される例において、前記平坦部は下方を向いている。さらに、前記Dカット部41dには、図3に示されるように、その円周面に沿って円弧状の溝部41eが形成されている。
また、図において、40は、図示されないモータ等の駆動源からの駆動力を前記レジストローラ41に伝達する駆動力伝達装置における回転体としての駆動ギヤである。なお、該駆動ギヤ40は、図3に示されるように、一体的に結合された大径駆動ギヤ40aと小径駆動ギヤ40bとから成る二段ギヤであり、その中心部には回転軸に沿って貫通する中心孔40dが形成されている。該中心孔40dの断面形状は前記Dカット部41dの外形に対応した略D字状の形状を備え、前記Dカット部41dは中心孔40dに挿入されて係合する。このように、Dカット部41dと中心孔40dとが係合することによって、金属シャフト41bと駆動ギヤ40とは、相互に回転不能に結合され、一体的に回転する。
さらに、Dカット部41dを中心孔40dに挿入した後に、止め輪としてのEリング42を溝部41eに嵌(かん)入して係合させる。前記Eリング42は、E形止め輪と称される金属製の略環状の部材であるが、完全な環状ではなく、環の一部が欠落した切欠部を備える形状となっている。これにより、駆動ギヤ40は、金属シャフト41bの先端方向への移動がEリング42によって防止され、金属シャフト41bから外れることがない。なお、前記駆動ギヤ40の、金属シャフト41bの先端と反対方向への移動は、レジストローラホルダ44Rによって防止される。すなわち、前記駆動ギヤ40は、Eリング42とレジストローラホルダ44Rとによって両側から挟まれた状態となり、軸方向への移動が防止される。
なお、前記駆動ギヤ40のレジストローラホルダ44Rと反対側の面には、突起部40cが形成されている。該突起部40cは、前記Dカット部41dの平坦部と対応する位置に形成され、溝部41eに係合するEリング42の切欠部と係合する。これにより、Eリング42の金属シャフト41b及び駆動ギヤ40に対する回転が防止される。なお、前記突起部40cとEリング42の切欠部とは、ある程度のがたつきがある状態で係合する。また、前記突起部40cの突出高さは、Eリング42の厚さと同等以上であることが望ましい。
一方、前記プレッシャローラ43は、軸方向の両端から突出する回転シャフト43bを備え、該回転シャフト43bが軸受部45によって回転可能に支持される。なお、一方の回転シャフト43bには、前記金属シャフト41bのDカット部41dと同様の形状を備えるDカット部43dが形成されている。また、47は従動ギヤであり、該従動ギヤ47には、前記駆動ギヤ40の中心孔40dと同様の形状を備える中心孔47dが形成されている。そして、軸受部45から突出するDカット部43dが前記中心孔47dに挿入されて係合することにより、回転シャフト43bと従動ギヤ47とは、相互に回転不能に結合され、一体的に回転する。
また、前記軸受部45の周囲にはスプリング46が掛け回され、該スプリング46の両端に接続されたフック部46aが、レジストローラホルダ44Lのフック部44La及びレジストローラホルダ44Rのフック部44Raに引っ掛けられる。これにより、軸受部45がスプリング46の付勢力によってレジストローラ41の方向に付勢され、プレッシャローラ43は、レジストローラ41のゴムローラ41aに所定の押圧力で当接する。また、前記従動ギヤ47が小径駆動ギヤ40bと噛(か)み合うことによって、駆動源からの駆動力が駆動ギヤ40及び従動ギヤ47を介して、プレッシャローラ43に伝達される。この場合、駆動ギヤ40が矢印Bで示される方向に回転すると、従動ギヤ47は矢印Cで示される方向に回転する。
次に、前記構成の駆動力伝達装置の動作について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態におけるレジストローラ対の側面図、図5は本発明の第1の実施の形態における突起部の変形例を示す図である。
前述のように、駆動ギヤ40は、大径駆動ギヤ40aと小径駆動ギヤ40bとから成る二段ギヤとなっており、図示されないギヤ列を介して、駆動源からの駆動力が大径駆動ギヤ40aに伝達されると、矢印Bで示される方向に回転する。そして、小径駆動ギヤ40bが従動ギヤ47と噛み合っているので、該従動ギヤ47は図3における矢印Cで示される方向に回転する。このとき、小径駆動ギヤ40bと従動ギヤ47とのギヤ比は、レジストローラ41のゴムローラ41aの表面周速度とプレッシャローラ43の表面周速度とがほぼ等しくなるように、設定されている。
そして、駆動ギヤ40が矢印Bで示される方向に回転すると、レジストローラ41も駆動ギヤ40と一体的に矢印Bで示される方向に回転する。
このとき、従来の駆動力伝達装置においては、Eリングとシャフトの溝との間にがたがあると、「発明が解決しようとする課題」の項において説明したように、Eリングがシャフトに対して回転するので、Eリングが備える係合部のうちの1つがシャフトの溝から外れ、Eリングが脱落してしまうがことあった。
これに対し、本実施の形態においては、駆動ギヤ40に形成された突起部40cがEリング42の切欠部とある程度のがたつきがある状態で係合しているので、Eリング42は、駆動ギヤ40及び金属シャフト41bに対して所定角度以上回転することがない。そのため、Eリング42が金属シャフト41bの溝部41eから外れて脱落してしまうことがない。
なお、本実施の形態においては、止め輪としてEリング42を使用する場合について説明したが、Eリング42以外の止め輪であっても、環の一部が欠落した切欠部を備える形状のものであれば、本実施の形態と同様に使用することによって、同じ効果を得ることができる。
また、前記突起部40cは、必ずしも図1、3及び4に示されるような直線状の単一の部材である必要はなく、例えば、図5(a)に示されるように、2本の棒状の部材であってもよいし、図5(b)に示されるように、湾曲した単一の部材であってもよい。なお、突起部40c自体の強度を考慮すると、図5(a)に示されるような2本の棒状の部材であるよりは、図1、3及び4に示されるような直線状の単一の部材又は図5(b)に示されるような湾曲した単一の部材であることが望ましい。
このように、本実施の形態においては、Eリング42の切欠部と係合する突起部40cが駆動ギヤ40に形成されている。これにより、Eリング42は、駆動ギヤ40及び金属シャフト41bに対して所定角度以上回転することがなく、金属シャフト41bの溝部41eから外れて脱落してしまうことがない。そのため、駆動ギヤ40は、金属シャフト41bに対して軸方向に移動することがなく、金属シャフト41bから抜けてしまうことがない。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び効果についても、その説明を省略する。
図6は本発明の第2の実施の形態における金属シャフトに結合されたギヤの状態を示す斜視図である。
本実施の形態において、駆動ギヤ40は、図6に示されるように、Eリング42を金属シャフト41bの溝部41eに嵌入して係合させる際に、Eリング42を案内する案内面部40e、及び、該案内面部40eの周囲を囲むように形成された案内リブ40fを有する。なお、該案内リブ40fの突出高さは、Eリング42の厚さと同等以上であることが望ましい。
また、前記駆動ギヤ40において、金属シャフト41bのDカット部41dの平坦部と対応する位置には、前記第1の実施の形態と同様に、突起部40cが形成されている。そして、該突起部40cは、Eリング42の切欠部と、ある程度のがたつきがある状態で係合している。
なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態における駆動力伝達装置の動作について説明する。
通常、画像形成装置10において使用される駆動ギヤ40等の回転体は、ポリアセタール(POM:Poly Oxide Matter)のような樹脂を材料として成形されたものである。そして、前記樹脂の色は、自然色、すなわち、白色が指定されるケースがほとんどである。これは、材料コストの問題とともに、回転体の摺(しゅう)動部に一般的に使用される白色のグリスを用いた場合にもグリスを目立ちにくくするためである。
ところが、樹脂の色が白色であると、駆動ギヤ40に形成された突起部40cが目立ちにくくなってしまう。さらに、レジストローラ41の金属シャフト41bの径が小さいと、Eリング42を金属シャフト41bの溝部41eに嵌入して係合させる際に、オペレータが、金属シャフト41bのDカット部41dがどこにあるのか一目で判別することができないことがある。
そこで、本実施の形態においては、案内面部40eにEリング42をあてがい、案内リブ40fに沿ってEリング42を金属シャフト41bに向かってスライドさせることによって、Eリング42を金属シャフト41bの溝部41eに適切な向きで容易に嵌入することができる。
このように、本実施の形態においては、Eリング42の切欠部と係合する突起部40cが、駆動ギヤ40における金属シャフト41bのDカット部41dの平坦部と対応する位置に形成されている。そのため、Eリング42は、駆動ギヤ40及び金属シャフト41bに対して所定角度以上回転することがなく、金属シャフト41bの溝部41eから外れて脱落してしまうことがなく、安定して駆動ギヤ40の抜け止め機能を維持することができる。
また、Eリング42を案内する案内面部40e、及び、該案内面部40eの周囲を囲むように形成された案内リブ40fが駆動ギヤ40に形成されている。そのため、金属シャフト41bのDカット部41dに対してEリング42の取付方向を間違えることなく、簡単に組み込むことができるので、組立作業を向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び効果についても、その説明を省略する。
図7は本発明の第3の実施の形態における金属シャフトに結合されたギヤの状態を示す斜視図、図8は本発明の第3の実施の形態における金属シャフトに結合されたギヤの状態を示す断面図である。
本実施の形態において、駆動ギヤ40は、図7及び8に示されるように、Eリング42を金属シャフト41bの溝部41eに嵌入して係合させる際に、Eリング42を案内する案内面部40e、該案内面部40eの周囲を囲むように形成された案内リブ40f、及び、突起部40c周囲を覆うように形成された円筒壁部としての円筒リブ40gを有する。なお、該案円筒リブ40gの突出高さLは、Eリング42の外径と同等以上となるように設定される。
なお、その他の点の構成については、前記第1及び第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態における駆動力伝達装置の動作について説明する。
通常、画像形成装置10の保守及び分解を行う際、精密ドライバを使用してEリング42をこじ開けるように外すと、Eリング42が予期しない方向に飛んでいって紛失したり、画像形成装置10内部にまで入り込んでしまい、探し出すために時間がかかり、分解作業性が著しく損なわれてしまうことがある。
そのために、Eリング42を紛失しないように、オペレータが、あらかじめEリング42を金属シャフト41bに対して所定の向きになるように回転させ、Eリング42が飛び跳ねる方向を調整し、飛び跳ねたEリング42を手で受け止めることが考えられる。しかし、前記第1及び第2の実施の形態においては、駆動ギヤ40に突起部40cが形成されているので、Eリング42を金属シャフト41bに対してに回転させることができず、Eリング42が飛び跳ねる方向を調整することができない。
そこで、本実施の形態においては、駆動ギヤ40に円筒リブ40gを形成するようになっている。これにより、Eリング42を外す際に、Eリング42が飛び跳ねても、円筒リブ40gの内壁で跳ね返るので、Eリング42が予期しない方向に飛んでいってしまうことがない。また、円筒リブ40gの高さLがEリング42の外径と同等以上となっているので、円筒リブ40gの内壁で跳ね返ったEリング42をキャッチして保持するのに十分な受け皿となり、Eリング42が脱落して画像形成装置10内部にまで入り込んでしまうのを確実に防止することができる。
このように、本実施の形態においては、駆動ギヤ40にEリング42の飛散及び脱落を防止する円筒リブ40gが形成されている。これにより、画像形成装置10の保守及び分解を行う際に、誤ってEリング42を飛ばして紛失したり、画像形成装置10内部にEリング42が入り込んでしまうことを防止することができる。そのため、画像形成装置10の保守及び分解の作業性を向上させることができる。
なお、前記第1〜第3の実施の形態において、突起部40cとEリング42との係合面はほぼ円弧形状であるが、これに限定することなく、Eリング42の対応する部分の形状に適合させればよい。そして、前記突起部40cが駆動ギヤ40と一体的に形成された例について説明したが、突起部40cをピンとし、駆動ギヤ40に前記ピンと係合する部分(例えば、孔)を配設してもよい。ただし、部品の点数を減らすためには、突起部40cと駆動ギヤ40とを一体的に形成することが望ましい。なお、前記突起部40cの材料は、駆動ギヤ40の材料と同様に、POMである。
また、本発明においては、電子写真方式プリンタにおけるDカット部を有する搬送ローラの金属シャフトに係合して用いる駆動ギヤに適用した例について説明したが、カムやレバーのようなギヤ以外の回転体にも適用することができる。また、電子写真方式プリンタ以外の、各種印刷方式を使用して記録紙に画像を形成する複写機、ファクシミリ機、プリンタ等の画像形成装置内で用いられる回転体にも適用することができる。
さらに、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるレジストローラ対の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の概略図である。 本発明の第1の実施の形態におけるレジストローラ対の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるレジストローラ対の側面図である。 本発明の第1の実施の形態における突起部の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における金属シャフトに結合されたギヤの状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における金属シャフトに結合されたギヤの状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における金属シャフトに結合されたギヤの状態を示す断面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
40 駆動ギヤ
40c 突起部
40d 中心孔
40e 案内面部
40g 円筒リブ
41b 金属シャフト
41d Dカット部
41e 溝部
42 Eリング

Claims (4)

  1. (a)円柱の一部に平坦部が形成され、横断面が略D字状であるDカット部、及び、該Dカット部の円弧状の周面に形成された溝部を備える軸と、
    (b)略D字状の中心孔を備え、前記Dカット部と係合して前記軸とともに回転する回転体と、
    (c)切欠部を備え、前記軸の溝部に係合して前記回転体の軸方向の移動を防止する止め輪とを有する駆動力伝達装置であって、
    (d)前記回転体は、前記Dカット部の平坦部に対応する位置に形成された前記止め輪の切欠部と係合する突起部を備えることを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 前記回転体は、前記中心孔を挟んで突起部と反対側に形成され、前記止め輪を案内する案内面部を備える請求項1に記載の駆動力伝達装置。
  3. 前記回転体は、前記突起部と同じ方向に突出し、前記突起部の周囲を覆い、前記止め輪の外径と同等以上の高さである円筒壁部を備える請求項1に記載の駆動力伝達装置。
  4. 所定の画像形成プロセスによって記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、請求項1に記載の駆動力伝達装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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CN113728135A (zh) * 2019-06-26 2021-11-30 纽摩泰科有限公司 用于传递烘干机驱动力的皮带轮组件

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