JP2008073407A - 除湿加温装置およびそれを用いた衣類乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】風回路の抵抗となる仕切り板を用いることなく飛散した結露水が凝縮器に付着するのを防止し、風量の低下を防ぎ、除湿性能、加温性能の低下を防止する。
【解決手段】圧縮機1、凝縮器20、膨張機構3及び蒸発器21を有するヒートポンプ装置23と空気流入口6、蒸発器21、凝縮器20、空気流出口7の順に流れる風回路23とを備え、蒸発器21の重力方向端21aを凝縮器20の重力方向端20aよりも重力方向の下側に配置したことにより、蒸発器21に結露した結露水が下端で飛散しても、風回路に抵抗となる仕切り板を設けることなく、結露水の凝縮器20への付着を防止でき、除湿性能、加温性能の低下を防止した除湿加温装置を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は空気を除湿し、かつ加温する除湿加温装置に関するもので、特に衣類の乾燥を行う衣類乾燥機に適した除湿加温装置に関するものである。また、このような除湿加温装置を用いた衣類乾燥機に関するものである。
従来の除湿加温装置を図5、図6を用いて説明する。図5は従来の除湿加温装置の側面図であり、図6は図5のA−A線による断面図である。
除湿加温装置は、圧縮機1、凝縮器2、膨張機構3及び蒸発器4を備えたヒートポンプ装置5と空気流入口6、蒸発器4、凝縮器2、空気流出口7の順に空気が流れる風回路8とから構成されている(例えば、特許文献1参照)。
蒸発器4は、風上側に位置して略垂直方向に配置され、凝縮器2は、風下側に位置して蒸発器4と略平行に取付けられている。また、蒸発器4と凝縮器2間には仕切り板9が蒸発器4と略平行に設けられている。
以上のように構成された除湿加温装置について、以下その動作を説明する。
まず、ヒートポンプの動作として、圧縮機1が駆動するとガス冷媒は圧縮されて高温高圧のガス冷媒となり、凝縮器2に流入する。凝縮器2に流入したガス冷媒は空気と熱交換し、空気は加温され、冷媒は冷却されて凝縮し、高圧の液冷媒に相変化する。
次に、膨張機構3で高圧の液冷媒は減圧され、低温低圧の液冷媒もしくは気液2相冷媒となる。この冷媒が蒸発器4に流入し、空気と熱交換して空気は冷却され、冷媒は加熱されて低圧のガス冷媒となり、圧縮機1に吸い込まれる。
一方、空気流入口6から流入した高湿の空気は、まず蒸発器4に流入し、冷却される。このとき、空気が露天温度以下に冷却されると蒸発器4表面に結露し、空気が除湿される。次に、凝縮器2に流入し、加温され、高温低湿の空気となって、空気流出口7から除湿加温装置外へと出ていく。このときの加熱量は、蒸発器4での熱交換量と圧縮機1の入力の和であるため、空気流出口7から出ていく空気温度は、空気流入口から流入する空気温度よりも高くなる。
この際、蒸発器4で結露した結露水は、重力により該蒸発器4の重力方向端に集められ、排水されるが、一部が風回路8内を流れる気流により飛散する。この飛散した結露水が凝縮器2に付着すると、該凝縮器2で加熱されて再蒸発してしまう。これを防止するため、従来は仕切り板9を設置している。
近年、このような除湿加温装置が衣類乾燥機に用いられるようになった(例えば、特許文献2参照)。
次に、上記構成からなる除湿加温装置を衣類乾燥機に用いた場合について説明する。
図7は従来の衣類乾燥機の側断面図である。
筐体10の内部に設置された外槽30の内部には、衣類40を収容する円筒状で横軸型の回転槽50が回転可能に設けられており、駆動モータ60により回転駆動される。筐体10の前面には、衣類40を出し入れする開口部10aと、これを開閉する扉70が設けられている。
外槽30および回転槽50の前面側にもそれぞれ同様の開口部30a、50aを有し、この外槽30の開口部30aは、ベローズ80によって筐体10の開口部10aと水密に連結されている。
送風手段を構成する送風機120は、筐体10の上面10dと外槽30により形成される隅部空間(筐体10の上部)に位置するように、外槽30の外周面に設けられている。筐体10の背面10b下部には、前述したヒートポンプ装置5が設けられている。
次に、上記衣類乾燥機の動作について説明する。
ヒートポンプ装置5を作動し、これと平行して送風機120を運転する。その結果、凝縮器2の放熱により加熱された温風が風回路8を構成するダクト121aを通って給気口140から回転槽50内に送風される。回転槽50は駆動モータ60により回転駆動され、衣類40は上下に撹拌される。
回転槽50内に供給された温風は、衣類40の隙間を通るときに水分を奪い、湿った状態で外槽30の排気口150を経て循環ダクト160から送風機120を通り、ダクト121bから蒸発器4に至る。この湿った温風は、蒸発器4を通過する際に顕熱と潜熱が奪われて除湿され、乾いた空気と結露水に分離される。
乾いた空気は、続いて凝縮器2を通過する際にこの凝縮器2で再び加熱され温風となり、前述と同様に再び外槽30、回転槽50内へ供給され、以下、前述の循環を繰り返す。結露水は蒸発器4の下部に設けられたドレンパン170に流れ排水口(図示せず)から機外へ排出される。
この際、仕切り板9により、蒸発器4から飛散した結露水が凝縮器2に付着するのを防止し、乾燥時間の低減を図っている。
特開昭61−2896号公報 特開2005−304985号公報
しかしながら上記従来の構成では、結露水飛散防止のために設けた仕切り板9が抵抗となり、その結果、風量が低下し、除湿性能、加温性能が低下するという課題を有していた。また、それに起因して衣類乾燥機の乾燥時間が長くなるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、風路の抵抗を低減し、除湿性能、加温性能の低下を防止する除湿加温装置を提供することを目的とするものである。
また、本発明は乾燥時間が短い衣類乾燥機を提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の除湿加温装置は、圧縮機、凝縮器、膨張機構及び蒸発器を有するヒートポンプ装置と空気流入口、前記蒸発器、前記凝縮器、空気流出口の順に流れる風回路とを備え、前記蒸発器の重力方向端が前記凝縮器の重力方向端よりも重力方向において下側となるように配置したことを特徴とするものである。
これにより、蒸発器に結露した結露水が飛散しても、蒸発器の重力方向端が凝縮器の重力方向端よりも下側に配置しているため、風回路に抵抗となる仕切り板を設けることなく、前記蒸発器の特に下端から飛散する結露水の凝縮器への付着が防止でき、除湿性能、加温性能の低下を抑止した除湿加温装置を提供することができる。
また、本発明の除湿加温装置は、前記凝縮器表面に撥水性処理を施したものである。
これにより、前述の如く飛散した結露水が凝縮器に付着した場合でも、付着した結露水は液滴となるため、結露水と凝縮器表面との接触面積を小さくすることができ、再蒸発を抑制するとともに、重力により凝縮器の重力方向端から排出され易くなり、風回路に抵抗となる仕切り板を設けることなく、凝縮器に飛散した結露水が付着して定着することをさらに防止することができ、除湿性能、加温性能の低下を抑止した除湿加温装置を提供することができる。
また、本発明の除湿加温装置は、前記撥水性処理に用いる材料を、フッ素系もしくはシリコン系の樹脂としたものである。
これにより、結露水の接触角を大幅に大きくすることができ、結露水の再蒸発の抑制と凝縮器からの排出性の向上を効果的に行うことができるため、風回路に抵抗となる仕切り板を設けることなく、凝縮器に飛散した結露水が付着して定着することをさらに防止することができる。
また、本発明の除湿加温装置は、前記撥水性処理に用いる材料を、アクリル系もしくはエポキシ系の樹脂としたものである。
これにより、アクリル系やエポキシ系の樹脂は耐食効果があるため、前述の効果に加え、耐久性がある除湿加熱装置を提供することができる。
また、本発明の除湿加温装置は、前記蒸発器表面に親水性処理を施したものである。
これにより、蒸発器に結露した結露水を液膜としてスムーズに重力方向端に流すことができ、風回路に抵抗となる仕切り板を設けることなく、凝縮器に飛散した結露水が付着したままとなることをさらに防止することができる。
また、本発明は、上述に記載の除湿加温装置を衣類乾燥機に搭載したものである。
これにより、除湿性能、加温性能を低下させることが無く、乾燥時間の短縮が図れる衣類乾燥機を提供することができる。
本発明は、風回路の抵抗となる仕切り板を用いることなく蒸発器より飛散した結露水が、凝縮器に付着したままとなることを抑止するもので、前記仕切り板による風量の低下を防ぎ、除湿性能、加温性能の低下を防止した除湿加温装置を提供することができ、またかかる除湿加温装置を衣類乾燥機に搭載することにより、乾燥効率のよい衣類乾燥機を提供することができるものである。
請求項1に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、膨張機構および蒸発器を有するヒートポンプ装置と空気流入口、前記蒸発器、前記凝縮器、空気流出口の順に流れる風回路とを備え、前記蒸発器の重力方向端が前記凝縮器の重力方向端よりも重力方向において下側に配置したものである。
かかる構成とすることにより、蒸発器に結露した結露水に風圧が作用しても、蒸発器の重力方向端が凝縮器の重力方向端よりも下側に位置しているため、風回路に抵抗となる仕切り板等の別部材を設けることなく、蒸発器の下部から飛散する結露水の凝縮器への付着が抑止でき、除湿性能、加温性能の低下を防止した除湿加温装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、凝縮器表面に撥水性処理を施したものであり、飛散した結露水が凝縮器に付着した場合でも、付着した結露水は速やかに液滴となるため、結露水と凝縮器表面との接触面積を小さくして再蒸発を抑制するとともに、重力により凝縮器の表面に沿って流下し、重力方向端から排出され易くなり、凝縮器に飛散した結露水が付着したままとなることをさらに抑止することができ、一層除湿性能、加温性能の低下の防止効果が期待できるものである。
請求項3に記載の発明は、撥水性処理を、フッ素系もしくはシリコン系の樹脂で施したもので、結露水の接触角を大幅に大きくすることができ、凝縮器からの流下を円滑にし、付着した結露水の排出性の向上をはかることができる。その結果、結露水の再蒸発の抑制がはかれるものである。
請求項4に記載の発明は、撥水性処理を、アクリル系もしくはエポキシ系の樹脂で施したもので、アクリル系樹脂やエポキシ系樹脂の耐食効果を前記凝縮器にもたらすことができ、その結果、耐久性がある除湿加熱装置を提供することができる。
請求項5に記載の発明は、蒸発器表面に親水性処理を施したもので、蒸発器に結露した結露水を速やかに液膜として、風圧による飛散を抑止し、また重力方向端への流下を円滑にすることができる。その結果、前記凝縮器への飛散が抑制され、また、蒸発器と空気との熱交換作用に前記結露水が阻害することも抑制でき、より一層の除湿性能、加温性能の低下を防止することができる。
請求項6に記載の発明は、上記請求項1から5のいずれか一項に記載の除湿加温装置を衣類乾燥機に搭載したもので、除湿性能、加温性能を低下させることがなく、乾燥時間の短縮化がはかれる衣類乾燥機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ここで、従来例と同一の構成要件については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における除湿加温装置の側面図である。図2は、図1のB−B線による断面図である。図3は、図1のC−C線による断面図である。
同図において、除湿加温装置は、圧縮機1、凝縮器20、膨張機構3及び蒸発器21を備えたヒートポンプ装置22と、空気流入口6から蒸発器21、凝縮器20を順次通過し、空気流出口7から排出されるように空気が流れる風回路23を具備している。
同図から明らかなように、風回路23は、ヒートポンプ装置22の外殻ケースの一部も形成している。
蒸発器21は、周知の如くフィンチューブ型の熱交換器で構成され、風回路23内において風上側に位置し、略垂直方向に配置されている。また、凝縮器20は、同様にフィンチューブ型の熱交換器で構成され、風路23内において風下側に位置しており、蒸発器21と略平行に10〜20mm程度離して取付けられている。蒸発器21と凝縮器20は、具体的には両側に設けられた端板24によって一体化された構成であり、端板24によって間隔が維持されている。
また、ヒートポンプ装置22の外殻底面22aは、蒸発器21側と凝縮器20側においてその肉厚が異なっており、この肉厚設定の結果、蒸発器21は、その重力方向端(下端)21aが凝縮器20の重力方向端(下端)20aよりも重力方向において下側に位置するように設置されている。
さらに、凝縮器20を構成するフィンおよび配管の表面には、撥水性表面処理が、また、蒸発器21を構成するフィンおよび配管の表面には、親水性表面処理がそれぞれ施されている。前記撥水性表面処理材としては、フッ素系、あるいはシリコン系の樹脂を用いているが、耐食性も向上させたい場合には、アクリル系、あるいはエポキシ系の樹脂を用いる。
これらの撥水性表面処理および親水性表面処理は、周知の如く熱交換器表面に、薄い樹脂塗膜を形成するもので、周知の方法によって塗膜が形成されている。
以上のように構成された除湿加温装置について、以下その動作を説明する。
まず、ヒートポンプの動作として、圧縮機1が駆動するとガス冷媒は圧縮されて高温高圧のガス冷媒となり、凝縮器20に流入する。凝縮器20に流入したガス冷媒は空気と熱交換し、その結果、空気は加温され、冷媒は冷却されて凝縮し、高圧の液冷媒に相変化する。
次に、膨張機構3で高圧の液冷媒は減圧され、低温低圧の液冷媒もしくは気液2相冷媒となる。この冷媒が蒸発器21に流入し、空気と熱交換して空気は冷却され、冷媒は加熱されて低圧のガス冷媒となり、再び圧縮機1へと循環する。
一方、風回路23において、空気流入口6から流入した高湿の空気は、まず蒸発器21を通過し、冷却される。このとき、空気が露天温度以下に冷却され、蒸発器21(フィン)の表面に結露し、これによって空気が除湿される。
次に、除湿された空気は凝縮器20を通過し、このときに加温され、高温低湿の空気となって、空気流出口7から除湿加温装置外へと出ていく。このときの加熱量は、蒸発器21での熱交換量と圧縮機1の入力の和であるため、空気流出口7から出ていく空気温度は、空気流入口から流入する空気温度よりも高い状態にある。
ここで、蒸発器21は、その表面に親水性処理を施しているため、結露水は速やかに液膜となり、スムーズに蒸発器21の重力方向端400aに集められ、排水される。
また、一部の結露水が気流の風圧により飛散するが、前述の如く液膜状態であるため、その飛散量は少なく、特に、蒸発器21の下部においては、その重力方向端21aが凝縮器20の重力方向端20aよりも重力方向において下側に位置しているため、蒸発器21の重力方向端21aから飛散する結露水は、凝縮器20に付着することがない。また、付着するとしてもその量は少なく、除湿乾燥作用に与える影響はほとんどない。
さらに、前述の結露水が蒸発器21の重力方向端21aに流れている最中に飛散し、凝縮器20に付着した場合でも、凝縮器20の表面に撥水性処理を施しているため、結露水は速やかに液滴となり、自重で重力方向端20aへと流下する。その結果、前記結露水は、凝縮器20(フィン)に長時間付着することが抑制され、加えて前述の液滴状態は、結露水と凝縮器20の接触面積が小さい状態にあるため、結露水が加熱されにくくなり、再蒸発作用が低減されるものである。
上述の如く、仕切り板等の部材なしに結露水の凝縮器20への付着による結露水の再蒸発を抑制し、これに起因する除湿性能、加温性能の低下を防止することができるため、風回路の抵抗が低減され、風量を増大して除湿性能、加温性能の損失が少ない除湿加温装置を提供することができる。
(実施の形態2)
図4は、先の実施の形態1における除湿加温装置を搭載した衣類乾燥機の側断面図である。
筐体10の内部に設置された外槽30の内部には、衣類40を収容する円筒状で横軸型の回転槽50(衣類収容部)が回転可能に設けられており、駆動モータ60により回転駆動される。筐体10の前面には、衣類40を出し入れする開口部10aと、これを開閉する扉70が設けられている。
外槽30および回転槽50の前面側にもそれぞれ同様の開口部30a、50aが設けられており、外槽30の開口部30aは、ベローズ80によって筐体10の開口部10aと水密に連結されている。
送風手段を構成する送風機120は、筐体10の上面10dと外槽30により形成される隅部空間(筐体10の上部)に位置するように、外槽30の外周面に設けられている。筐体10の背面10b下部には、前述したヒートポンプ装置22が設けられている。
次に、上記衣類乾燥機の動作について説明する。
乾燥動作は、ヒートポンプ装置22を作動し、これと平行して送風機120と駆動モータ60を運転した状態にある。
かかる状態において、凝縮器20の放熱により加熱された温風は、風回路23からダクト121aを通り、給気口140から回転槽50内に送風される。
回転槽50は、駆動モータ60により回転駆動され、衣類40は上下に撹拌されている。
回転槽50内に供給された温風は、衣類40の隙間を通るときに水分を奪い、湿った状態で外槽30の排気口150を経て循環ダクト160から送風機120を通り、ダクト121bから風回路23内に配置された蒸発器21に至る。この湿った温風は、蒸発器21を通過する際に顕熱と潜熱が奪われて除湿され、乾いた空気と結露水に分離される。
乾いた空気は、続いて凝縮器20を通過する際にこの凝縮器20で再び加熱されて温風となり、前述と同様に再び外槽30、回転槽50内へ供給され、以下、前述の循環を繰り返す。
また、分離された結露水は、蒸発器21の下部に設けられたドレンパン170に流れ、排水口(図示せず)から機外へ排出される。
かかる動作において、蒸発器21に付着した結露水は、先の実施の形態1で説明した如く、円滑にドレンパン170へ流下し、また蒸発器21の重力方向端21aにおける結露水の凝縮器20への飛散は、凝縮器20の重力方向端20aとの位置関係によって抑止されるため、凝縮器20への付着に伴う再蒸発によって乾燥作用が阻害されることも抑制されるものである。
さらに、何らかの要因で凝縮器20へ付着した結露水は、その表面に施された撥水性処理によって液滴となり、自重で流下するため、長時間凝縮器20表面に付着していることが抑止され、凝縮器20による再蒸発が抑制されるものである。
したがって、損失の少ない乾燥作用が得られ、乾燥時間の短縮化が期待できるものである。
以上のように、本発明にかかる除湿加温装置は、風回路の抵抗になる仕切り板等の部材なしに結露水の飛散を抑制し、除湿性能、加温性能の低下を防止することができるため、除湿機、さらには乾燥室等への用途にも適用できるものである。
本発明の実施の形態1における除湿加温装置の側面図 図1のB−B線による断面図 図2のC−C線による断面図 本実施の形態2における除湿加温装置を搭載した衣類乾燥機の側断面図 従来の除湿加温装置の側面図 図5のA−A線による断面図 従来の衣類乾燥機の側断面図
符号の説明
1 圧縮機
3 膨張機構
6 空気流入口
7 空気流出口
20 凝縮器
20a 凝縮器の重力方向端
21 蒸発器
21a 蒸発器の重力方向端
22 ヒートポンプ装置
23 風回路
50 回転槽(衣類収容部)

Claims (6)

  1. 圧縮機、凝縮器、膨張機構および蒸発器を有するヒートポンプ装置と空気流入口、前記蒸発器、前記凝縮器、空気流出口の順に流れる風回路とを備え、前記蒸発器の重力方向端が前記凝縮器の重力方向端よりも重力方向において下側となるように配置したことを特徴とする除湿加温装置。
  2. 前記凝縮器表面に撥水性処理を施した請求項1に記載の除湿加温装置。
  3. 前記撥水性処理を、フッ素系もしくはシリコン系の樹脂で施した請求項2に記載の除湿加温装置。
  4. 前記撥水性処理を、アクリル系もしくはエポキシ系の樹脂で施した請求項2に記載の除湿加温装置。
  5. 前記蒸発器表面に親水性処理を施した請求項1から4のいずれか一項に記載の除湿加温装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の除湿加温装置を、衣類収容部に連通する風回路内に配置した衣類乾燥機。
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