JP2008066537A - 薄膜トランジスタ基板の製造方法、薄膜トランジスタ基板、並びにその薄膜トランジスタ基板を備えた液晶表示装置及び検出装置 - Google Patents

薄膜トランジスタ基板の製造方法、薄膜トランジスタ基板、並びにその薄膜トランジスタ基板を備えた液晶表示装置及び検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マスク数を可及的に減らし、製造歩留まり及びTFTの信頼性の低下が抑制されれた薄膜トランジスタ基板を提供する。
【解決手段】絶縁基板上に第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜を順に成膜した後にパターニングして、ゲート線1を構成する第1積層部、及びソース線2の一部を構成する第2積層部を形成する第1工程と、各第1積層部をパターニングして、第1半導体膜の一部を露出させて、TFT5を形成する第2工程と、各第1積層部及び各第2積層部を覆うように第2絶縁膜を成膜した後にパターニングして、コンタクトホール16a〜16eを形成する第3工程と、第2絶縁膜を覆うように第3導電膜を成膜した後にパターニングして、ソース線2の残りを構成する導電部17a、及び画素電極17bを形成する第4工程とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、薄膜トランジスタ基板の製造方法、薄膜トランジスタ基板、並びにその薄膜トランジスタ基板を備えた液晶表示装置及び検出装置に関し、特に、薄膜トランジスタ基板の製造における工程の短縮技術に関するものである。
アクティブマトリクス型の液晶表示装置は、画像の最小単位である各画素毎にスイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を備え、精細な動画表示が可能であるので、パソコンなどのOA機器、液晶テレビなどのAV機器や携帯電話などに広く利用されている。そして、アクティブマトリクス型の液晶表示装置では、利用分野が拡大していると共に、低価格化が望まれている。例えば、TFT基板の生産性を高めることにより製造コストを低減し、低価格化を図る検討が種々なされている。具体的には、TFT基板の製造工程における1つの工程であって、フォトリソグラフィ法を利用するフォトリソグラフィ工程の回数、すなわち、マスク数を削減させる方法について、広く研究されている(特許文献1〜4参照)。
ここで、フォトリソグラフィ工程は、例えば、第1の工程として薄膜が形成された基板上にレジストを塗布する工程、第2の工程としてフォトマスクを用いて光露光を行いレジストにマスクパターンの潜像を形成する工程、第3の工程として現像してレジストをパターン化し薄膜をエッチングする工程、第4の工程としてレジストを剥離する工程を含み、TFT基板の製造工程において必要不可欠な製造プロセスである。
米国特許第5346833号明細書 米国特許第5793460号明細書 米国特許第5867233号明細書 米国特許第5990998号明細書
しかしながら、従来のTFT基板の製造工程では、例えば、表示用配線及び画素電極が同一平面上に配設されることによりリーク不良を起こしやすい構造となり製造歩留まりが低下しやすい、また、TFTのチャネル領域上の保護膜が省略されることによりTFTの信頼性が低下してしまうなど、マスク数の削減とTFT基板の製造歩留まり及びTFTの信頼性とがトレードオフの関係にあるので、マスク数の削減とTFT基板の製造歩留まり及びTFTの信頼性との両立が困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、マスク数を可及的に減らし、製造歩留まり及びTFTの信頼性の低下が抑制されれた薄膜トランジスタ基板を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、第1工程、第2工程、第3工程及び第4工程の各工程における計4枚のマスクの使用により、各薄膜トランジスタのチャネル領域上に第2絶縁膜を設けると共に、各ソース線が第2積層部及び導電部を備えるようにしたものである。
具体的に本発明に係る薄膜トランジスタ基板の製造方法は、複数のゲート線と、該各ゲート線に交差する複数のソース線と、上記各ゲート線及び各ソース線の交差部分にそれぞれ設けられ、各々、ソース領域、ドレイン領域及びチャネル領域を有する複数の薄膜トランジスタと、該各薄膜トランジスタのドレイン領域にそれぞれ電気的に接続された複数の画素電極とを備えた薄膜トランジスタ基板を製造する方法であって、基板上に第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜を順に成膜して積層膜を形成した後に、該積層膜をパターニングして、上記各ゲート線を構成する複数の第1積層部、及び該隣り合う各第1積層部の間に上記各ソース線の一部を構成する第2積層部を形成する第1工程と、上記各第1積層部を覆うレジスト膜を形成した後に、該レジスト膜に対し、上記ソース領域、ドレイン領域及びチャネル領域となる部分以外の上方位置に上記第2導電膜を露出させる第1開口部と、上記チャネル領域となる部分の上方位置に所定厚さの底部を有する第2開口部とをそれぞれ形成するレジストパターン形成工程、上記第1開口部から露出している上記第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜の積層膜をエッチングする第1エッチング工程、並びに上記第2開口部の底部を除去して露出させた上記第2半導体膜及び第2導電膜の積層膜をエッチングする第2エッチング工程を含み、上記ソース領域、ドレイン領域及びチャネル領域を形成する第2工程と、上記チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域が形成された各第1積層部、及び上記各第2積層部を覆うように第2絶縁膜を成膜した後に、上記第1絶縁膜、第1半導体膜及び第2絶縁膜をパターニングして、上記ソース領域に第1コンタクトホール、上記ドレイン領域に第2コンタクトホール、及び上記各第2積層部に第3コンタクトホールをそれぞれ形成する第3工程と、上記各コンタクトホールが形成された第2絶縁膜を覆うように第3導電膜を成膜した後に、該第3導電膜をパターニングして、上記第2コンタクトホールを介して上記ドレイン領域に接続された上記各画素電極、及び上記第1コンタクトホールを介して上記ソース領域に接続され、且つ上記第3コンタクトホールを介して上記各第2積層部に接続され、上記各ソース線の残りを構成する導電部を形成する第4工程とを備えることを特徴とする。
上記の方法によれば、まず、第1工程において、第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜を順に成膜して積層膜を形成した後に、その積層膜を例えば第1のフォトマスクを用いてパターニングすることにより、各ゲート線を構成する複数の第1積層部、及び各第1積層部の間に各ソース線の一部を構成する第2積層部が形成される。
続いて、第2工程において、各第1積層部を覆うレジスト膜を形成した後に、そのレジスト膜に対し、例えば第2のフォトマスクを用いて、ソース領域、ドレイン領域及びチャネル領域となる部分以外の上方位置に第2導電膜を露出させる第1開口部と、チャネル領域となる部分の上方位置に所定厚さの底部を有する第2開口部とをそれぞれ形成することにより、レジストパターンが形成される(レジストパターン形成工程)。さらに、第1開口部から露出している第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜の積層膜をエッチングした後に、第2開口部の底部を除去して第2導電膜を露出させ、第2半導体膜及び第2導電膜の積層膜をエッチングして、ソース領域、ドレイン領域及びチャネル領域を有する薄膜トランジスタが形成される(第1エッチング工程及び第2エッチング工程)。
そして、第3工程において、各第1積層部及び各第2積層部を覆うように第2絶縁膜を成膜した後に、第1絶縁膜、第1半導体膜及び第2絶縁膜を例えば第3のフォトマスクを用いてパターニングすることにより、ソース領域に第1コンタクトホール、ドレイン領域に第2コンタクトホール、及び各第2積層部に第3コンタクトホールがそれぞれ形成される。
最後に、第4工程において、第2絶縁膜を覆うように第3導電膜を成膜した後に、その第3導電膜を例えば第4のフォトマスクを用いてパターニングすることにより、第2コンタクトホールを介してドレイン領域に接続された各画素電極、及び第1コンタクトホールを介してソース領域に接続され、且つ第3コンタクトホールを介して各第2積層部に接続された各ソース線の残りを構成する導電部が形成される。
以上のようにして、第1工程、第2工程、第3工程及び第4工程の計4枚のフォトマスクによって、薄膜トランジスタ基板が製造される。そして、製造された薄膜トランジスタ基板では、各薄膜トランジスタのチャネル領域上に第2絶縁膜が設けられているので、第2絶縁膜がチャネル領域の保護膜として機能し、薄膜トランジスタの信頼性の低下が抑制される。また、各ソース線が、第1積層部と同一の層に形成された第2積層部、及び画素電極と同一の層に形成された導電部を備えているので、ソース線及び画素電極が同一平面上に形成された場合よりも、各画素において画素電極とソース線とが短絡することが少なくなり、各画素電極と表示用配線(ソース線)との間の短絡が抑制され、薄膜トランジスタの製造歩留まりの低下が抑制される。これにより、マスク数を可及的に減らし、製造歩留まり及びTFTの信頼性の低下が抑制された薄膜トランジスタ基板を提供することが可能になる。
上記第1導電膜は、アルミニウム膜、又は、アルミニウム合金膜を含んでいてもよい。
上記の方法によれば、アルミニウム膜(アルミニウム合金膜)は、低抵抗であるので、第1導電膜の低抵抗化が可能になる。また、アルミニウム膜(アルミニウム合金膜)は、酸化されやすい材料であるので、例えば、アルミニウム膜(アルミニウム合金膜)を第1導電膜の中間層にするなどして、アルミニウム膜(アルミニウム合金膜)が露出しないように第1導電膜を構成することにより、第1導電膜の酸化を抑制して、第1導電膜の低抵抗化が可能になる。
上記第2導電膜は、チタン膜、又は、チタン合金膜を含んでいてもよい。
上記の方法によれば、第3工程における第1絶縁膜、第1半導体膜及び第2半導体膜の例えばエッチングによるパターニングにおいて、第2導電膜がエッチングされないよう選択性を持たすことが可能になる。
上記第3導電膜は、酸化インジウムと酸化スズとの非晶質の化合物であってもよい。
上記の方法によれば、パターニングする際のエッチャントに弱酸を選択することが可能になり、下層膜へのダメージが抑制される。
上記第2絶縁膜は、感光性樹脂膜、又は、下層の無機絶縁膜及び上層の感光性樹脂膜の積層膜であってもよい。
上記の方法によれば、第2絶縁膜が感光性を有するので、第2絶縁膜の一部を露光及び現像などすることにより、第2絶縁膜が具体的にパターニングされる。
また、本発明に係る薄膜トランジスタ基板は、本発明の薄膜トランジスタ基板の製造方法により製造されたことを特徴とする。
上記の構成によれば、本発明の作用効果が具体的に奏される。
上記第2絶縁膜の下層の構造は、上記第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜が順に積層した第1の構造と、上記第1導電膜、第1絶縁膜及び第1半導体膜が順に積層した第2の構造と、上記第1導電膜のみである第3の構造と、上記第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜の何れも存在しない第4の構造とにより構成されていてもよい。
上記の構成によれば、第3工程において第2絶縁膜がパターニングされ、第4工程において第3導電膜がパターニングされ、第1工程及び第2工程において、第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜からなる積層膜がパターニングされることになるので、薄膜トランジスタ基板として機能させるための第2絶縁膜の下層の構造は、必然的に第1、第2、第3及び第4の構造となり、本発明の作用効果が具体的に奏される。
上記各ソース線では、上記第3導電膜が上記第1導電膜に接続されていてもよい。
上記の構成によれば、各ソース線において、第2積層部及び導電部が第1導電膜及び第3導電膜を介して接続される。
上記各ソース線では、上記第3導電膜が上記第1導電膜及び第2導電膜にそれぞれ接続されていてもよい。
上記の構成によれば、各ソース線において、第2積層部及び導電部が第1導電膜、第2導電膜及び第3導電膜を介して接続される。そして、第3導電膜が第1導電膜及び第2導電膜の双方に接続されているので、ソース線の冗長回路が形成され、ソース線の断線が抑制される。
上記各画素において、上記第1積層部及び第2積層部の間では、上記基板と上記各導電部との層間に上記第2絶縁膜のみが設けられていてもよい。
上記の構成によれば、本発明の作用効果が具体的に奏される。
また、本発明の薄膜トランジスタ基板の製造方法により製造された薄膜トランジスタ基板は、液晶表示装置及び検出装置において特に有効である。
本発明によれば、第1工程、第2工程、第3工程及び第4工程の各工程における計4枚のマスクの使用により、各薄膜トランジスタのチャネル領域上に第2絶縁膜を設けると共に、各ソース線が第2積層部及び導電部を備えるので、マスク数を可及的に減らし、製造歩留まり及びTFTの信頼性の低下が抑制された薄膜トランジスタ基板を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態のTFT基板20の平面図である。そして、図2、図3及び図4は、図1中の各断面線(II−II、III−III及びIV−IV)に沿ったTFT基板20の各断面図である。なお、図2は、TFTが配設された部分の断面を示し、図3は、ソース線が配設された部分の断面を示し、図4は、容量線が配設された部分の断面図を示している。
TFT基板20は、絶縁基板10上に、図1に示すように、互いに平行に延びる複数のゲート線1と、各ゲート線1に直交する方向で互いに平行に延びる複数のソース線2と、各ゲート線1の間で互いに平行に延びる容量線3とを備えている。そして、TFT基板20では、ゲート線1とソース線2との各交差部分に、TFT5が設けられている。また、TFT基板20では、隣り合う一対のゲート線1及びソース線2で囲われる各領域に画素を構成する画素電極17bが設けられている。
ゲート線1は、図1に示すように、後述する各第1積層部GLにより形成されたゲート絶縁膜12aを備えている。
容量線3は、図1に示すように、後述する各第3積層部CLにより形成されたゲート絶縁膜12cを備えている。
ソース線2は、図1に示すように、後述する各第2積層部SLにより形成された第2導電層15bと、ゲート線1及び容量線3をそれぞれ跨ぐように設けられた導電部17aとを備えている。そして、各ソース線2では、図3に示すように、導電部17aが第3コンタクトホール16cを介して第1導電層11b及び第2導電層15bに接続されている。なお、第1積層部GLを構成する第2導電層15aaと第2積層部SLを構成する第1導電層11bとの間では、図3に示すように、絶縁基板10と導電部17aとの層間に後述する保護絶縁膜16のみが設けられている。
TFT5は、図2に示すように、ゲート線1を構成すると共にゲート電極として機能する第1導電層11aと、第1導電層11a上に第1絶縁膜として設けられたゲート絶縁膜12aと、ゲート絶縁膜12a上に設けられチャネル領域Cを有する真性半導体層13aと、真性半導体層13a上でチャネル領域Cを露出させるように設けられた不純物半導体層14aa及び14abと、不純物半導体層14aa上に設けられてソース領域Sを構成する第2導電層15aaと、不純物半導体層14ab上に設けられてドレイン領域Dを構成する第2導電層15abとを備えている。そして、ソース領域Sを構成する第2導電層15aa(及び不純物半導体層14aa)は、第1コンタクトホール16aを介して導電部17aに接続されている。また、ドレイン領域Dを構成する第2導電層15ab(及び不純物半導体層14ab)は、第2コンタクトホール16bを介して画素電極17bに接続されている。
画素電極17bには、図4に示すように、第5コンタクトホール16eを介して第2導電層15cが接続されている。そして、第2導電層15cは、各容量線3を構成する第1導電層11cとの間で補助容量を構成している。
次に、上記構成のTFT基板20を備えた装置について説明する。
図5は、TFT基板20を備えた液晶表示装置50の断面図である。
液晶表示装置50は、図5に示すように、上記構成のTFT基板20と、TFT基板20に対向して配置された対向基板30と、TFT基板20及び対向基板30の間に設けられた液晶層25と、TFT基板20及び対向基板30を互いに接着すると共に液晶層25を包囲するように枠状に設けられたシール部26とを備えている。対向基板30には、TFT基板20上に設けられた複数の画素電極17bの群に対向して配置される共通電極(不図示)が設けられている。
液晶表示装置50では、各画素において、ゲート線1からゲート信号がTFT5のゲート電極に送られて、TFT5がオン状態になったときに、ソース線2からソース信号がTFT5のソース領域Sに送られて、真性半導体層13a及びドレイン領域Dを介して、画素電極17bに所定の電荷が書き込まれる。このとき、TFT基板20の各画素電極17bと対向基板30の共通電極との間において電位差が生じ、液晶層25に所定の電圧が印加される。そして、液晶表示装置50では、液晶層25に印加された電圧の大きさによって液晶層25の配向状態を変えることにより、液晶層25の光透過率を調整して画像が表示される。
また、図6は、TFT基板20を備えた検出装置60の斜視図である。
検出装置60は、図6に示すように、上記構成のTFT基板20と、各TFT5を覆うように形成され、電磁波の照射により電荷を発生させる電荷変換層40と、TFT基板20の端部に取り付けられた信号読み出し回路45とを備えている。
電荷変換層40は、電磁波導電性を有し、表面に入射したX線などの電磁波による電磁波画像情報を電荷画像情報に変換する半導体膜である。
検出装置60では、TFT基板20を構成する各画素電極17bが電荷収集電極として機能し、電荷変換層40に電磁波画像情報が入力されると、その電荷変換層40によって電荷画像情報に変換され、その電荷画像情報が各画素電極17bに接続された補助容量に蓄積される。そして、検出装置60では、TFT5を順次走査することにより、2次元の電荷画像情報が信号読み出し回路45を介して外部のモニターなどに読み出される。
次に、上記構成のTFT基板20の製造方法について、図7〜図10を用いて説明する。ここで、図7〜図10は、図1のTFT基板20の平面図に対応する各工程における基板の表面を示す平面図である。本実施形態の製造方法は、第1工程、第2工程、第3工程及び第4工程を備えている。
〜第1工程〜
まず、ガラス基板などの絶縁基板10上の基板全体に、スパッタリング法により、第1導電膜として、チタン膜(厚さ100Å〜1000Å程度)、アルミニウム膜(厚さ1000Å〜5000Å程度)及びチタン膜(厚さ300Å〜3000Å程度)を順に成膜する。
続いて、チタン膜、アルミニウム膜及びチタン膜が順に成膜された基板全体に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、第1絶縁膜として窒化シリコン膜からなるゲート絶縁膜(厚さ2000Å〜8000Å程度)、第1半導体膜として真性アモルファスシリコン膜(厚さ500Å〜3000Å程度)、及び第2半導体膜としてリンなどの不純物ドープされたnアモルファスシリコン膜(厚さ200Å〜1000Å程度)を順に成膜する。
さらに、チタン膜、アルミニウム膜、チタン膜、ゲート絶縁膜、真性アモルファスシリコン膜及びnアモルファスシリコン膜が順に成膜された基板全体に、スパッタリング法により、第2導電膜として、チタン膜(厚さ200Å〜1000Å程度)を成膜する。
その後、チタン膜、アルミニウム膜、チタン膜、ゲート絶縁膜、真性アモルファスシリコン膜、nアモルファスシリコン膜及びチタン膜が順に成膜された積層膜を、第1のフォトマスクを用いてフォトリソグラフィによりパターニングして、図7に示すように、互いに平行に延びる複数の第1積層部GL、隣り合う各第1積層部GLの間に延びる第3積層部CL、及び第1積層部GLと第3積層部CLの間で、各第1積層部GLと直交する方向に互いに平行に延びる複数の第2積層部SLを形成する。
〜第2工程〜
<レジストパターン形成工程>
まず、第1積層部GL、第2積層部SL及び第3積層部CLが形成された基板全体に、感光性樹脂からなるレジストを塗布して、レジスト膜を形成する。
続いて、スリットなどが部分的に形成されてハーフトーンの露光が可能な第2のフォトマスクを用いて、基板全体に形成されたレジスト膜に対し露光を行い、図8及び図11に示すような2種類の膜厚を有するレジストパターンR1を形成する。ここで、図11は、図8中のXI−XIに沿った断面図である。具体的にレジストパターンR1は、図8及び図11に示すように、TFT5のソース領域S、ドレイン領域D及びチャネル領域Cとなる部分以外の上方位置に第2導電層15a、15b及び15cを露出させる第1開口部H1と、チャネル領域Cとなる部分の上方位置に所定厚さの底部を有する第2開口部H2とを備えている。例えば、レジストパターンR1は、第2開口部H2以外の膜厚が5000Å〜30000Å程度であり、第2開口部H2の膜厚が2000Å〜10000Å程度である。
<第1エッチング工程>
図8に示すように、レジストパターンR1をマスクとして、第2導電層15a、15b及び15c、不純物半導体層14a、14b及び14c、並びに真性半導体層13a、13b及び13cをエッチングして、ゲート絶縁膜12a、12b及び12cを露出させる。
<第2エッチング工程>
まず、レジストパターンR1全体をアッシングする。これにより、レジストパターンR1が全体に薄肉化し、第2開口部H2の底部が除去されて、図9及び図12に示すようなレジストパターンR2が形成される。ここで、図12は、図9中のXII−XIIに沿った断面図である。このレジストパターンR2では、レジストパターンR1の第2開口部H2に覆われていた第2導電層15aが露出する。
続いて、レジストパターンR2をマスクとして、第2導電層15a及び不純物半導体層14aをエッチングして、真性半導体層13aを露出させる。これにより、ソース領域S(第2導電層15aa)、ドレイン領域D(第2導電層15ab)及びチャネル領域C(真性半導体層13a)が形成され、TFT5が形成される。
〜第3工程〜
まず、TFT5が形成された基板上のレジストパターンR2を除去した後に、その基板全体に、保護絶縁膜(第2絶縁膜)の下層として、CVD法により、窒化シリコン膜(厚さ500Å〜5000Å程度)などを成膜する。
続いて、窒化シリコン膜が成膜された基板全体に、保護絶縁膜(第2絶縁膜)の上層として、スピンコート法などにより、感光性アクリル樹脂などの感光性樹脂膜(厚さ0.3μm〜5.0μm程度)を成膜する。
その後、感光性樹脂膜に、第3のフォトマスクを用いて露光、現像、及びベーキングを行い、各コンタクトホール16a〜16eに対応して開口した樹脂層を形成する。
さらに、形成された樹脂層をマスクとして、下層の窒化シリコン膜、及びゲート絶縁膜12bの一部をエッチングして、図10に示すように、各コンタクトホール16a〜16eを有する保護絶縁膜16を形成する。ここで、保護絶縁膜16では、第1コンタクトホール16aによって第2導電層15aaが、第2コンタクトホール16bによって第2導電層15abが、第3コンタクトホール16cによって第2導電層15b及び第1導電層11bが、第4コンタクトホール16d及び第5コンタクトホール16eによって第2導電層15cが、それぞれ部分的に露出することになる。
〜第4工程〜
保護絶縁膜16が形成された基板全体に、第3導電膜として、例えば、酸化インジウムと酸化スズとの非晶質の化合物であるITO(Indium Tin Oxide)膜からなる透明導電膜(厚さ200Å〜3000Å程度)を、スパッタリング法により成膜した後に、その透明導電膜を第4のフォトマスクを用いてフォトリソグラフィによりパターニングして、導電部17a及び画素電極17bを形成する。
以上のようにして、TFT基板20を製造することができる。
以上説明したように、本実施形態のTFT基板20の製造方法によれば、まず、第1工程において、チタン膜/アルミニウム膜/チタン膜の金属積層膜(第1導電膜)、ゲート絶縁膜(第1絶縁膜)、真性アモルファスシリコン膜(第1半導体膜)、nアモルファスシリコン膜(第2半導体膜)、及びチタン膜(第2導電膜)を順に成膜して積層膜を形成した後に、その積層膜を第1のフォトマスクを用いて、フォトリソグラフィによりパターニングして、各ゲート線1を構成する複数の第1積層部GL、及び各第1積層部GLの間に各ソース線2の一部を構成する複数の第2積層部SLが形成される。
続いて、第2工程において、第1積層部GLを覆うレジスト膜を形成した後に、そのレジスト膜に対し、第2のフォトマスクを用いて、ソース領域S、ドレイン領域D及びチャネル領域Cとなる部分以外の上方位置にチタン膜を露出させる第1開口部H1と、チャネル領域Cとなる部分の上方位置に所定厚さの底部を有する第2開口部H2とをそれぞれ形成することにより、レジストパターンR1が形成される(レジストパターン形成工程)。さらに、第1開口部H1から露出している真性アモルファスシリコン膜、nアモルファスシリコン膜、及びチタン膜の積層膜をエッチングした後に、第2開口部H2の底部を除去してチタン膜を露出させ、nアモルファスシリコン膜及びチタン膜の積層膜をエッチングして、ソース領域S、ドレイン領域D及びチャネル領域Cを有するTFT5が形成される(第1エッチング工程及び第2エッチング工程)。
そして、第3工程において、各第1積層部GL及び各第2積層部SLを覆うように保護絶縁膜(第2絶縁膜)16を構成する窒化シリコン膜及び感光性樹脂膜を成膜した後に、ゲート絶縁膜、真性アモルファスシリコン膜、窒化シリコン膜及び感光性樹脂膜を第3のフォトマスクを用いてフォトリソグラフィによりパターニングして、すなわち、感光性樹脂膜により形成された樹脂層をマスクとして、ゲート絶縁膜、真性アモルファスシリコン膜及び窒化シリコン膜をエッチングして、ソース領域Sに第1コンタクトホール16a、ドレイン領域Dに第2コンタクトホール16b、及び各第2積層部SLの両端部分に一対の第3コンタクトホール16cがそれぞれ形成される。
最後に、第4工程において、保護絶縁膜16を覆うように透明導電膜(第3導電膜)を成膜した後に、その透明導電膜を第4のフォトマスクを用いてフォトリソグラフィによりパターニングして、第2コンタクトホール16bを介してドレイン領域Dに接続された各画素電極17b、及び第1コンタクトホール16aを介してソース領域Sに接続され、且つ各第3コンタクトホール16cを介して各第2積層部SL(第2導電層15b及び第1導電層11b)に接続され、各ソース線1の残りを構成する複数の導電部17aが形成される。
以上のようにして、第1工程、第2工程、第3工程及び第4工程の各工程における計4枚のフォトマスクの使用によって、TFT基板20を製造することができる。そして、製造されたTFT基板20では、各TFT5のチャネル領域C上に保護絶縁膜16が設けられているので、保護絶縁膜16がチャネル領域Cの保護膜として機能し、薄膜トランジスタの信頼性の低下を抑制することができる。また、各ソース線2が、第1積層部GLと同一の層に形成された第2積層部SL、及び画素電極17bと同一の層に形成された導電部17aを備えているので、ソース線及び画素電極が同一平面上に形成された場合よりも各画素において画素電極17bとソース線2とが短絡することが少なくなり、各画素電極17bとソース線2との間の短絡が抑制され、TFT基板20aの製造歩留まりの低下を抑制することができる。これにより、マスク数を可及的に減らし、製造歩留まり及びTFTの信頼性の低下が抑制された薄膜トランジスタ基板を提供することができる。
また、本実施形態では、第1導電層11a〜11cの中間層がアルミニウム膜であるので、第1導電層11a〜11cの酸化を抑制して、第1導電層11a〜11cの低抵抗にすることができる。なお、本実施形態では、第1導電層11a〜11cの中間層として、アルミニウム膜を例示したが、アルミニウム合金膜であってもよい。
さらに、本実施形態では、第2導電膜としてチタン膜を例示したが、チタン合金膜であってもよい。
また、本実施形態では、第2絶縁膜として、下層の無機絶縁膜及び上層の感光性樹脂膜の積層膜を例示したが、感光性樹脂膜のみであってもよい。
ここで、本実施形態の製造方法によれば、4枚のフォトマスクを用いて計4回のフォトリソグラフィによってTFT基板を製造するので、必然的にTFT基板を構成する積層膜の構造が限定される。すなわち、第2絶縁膜の下層の構造は、第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜が順に積層した第1の構造と、上記第1導電膜、第1絶縁膜及び第1半導体膜が順に積層した第2の構造と、上記第1導電膜のみである第3の構造と、上記第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜の何れも存在しない第4の構造とにより構成される。
具体的には、下記の表1及び表2を用いて説明する。
Figure 2008066537
Figure 2008066537
ここで、表1及び表2中の上段における○印は、対応するマスク(1st〜4th)を使用することを示し、×印は、対応するマスクを使用しないことを示し、△印は、2ndマスクをハーフ露光で使用することを示している。そして、表1及び表2中の下段は、使用する各マスクの組み合わせにより形成される膜構造を示している。また、前提条件として、第3工程に使用する3rdマスクによって、第2絶縁膜をパターニングすることにより、保護絶縁膜(表中の「Pas」)が形成され、第4工程に使用する4thマスクによって、第3導電膜をパターニングすることによって、画素電極など(表中の「ITO」)が形成されるので、第1工程に使用する1stマスク、及び第2工程に使用する2ndマスクによって、第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜からなる積層膜が種々のケースにパターニングされることになる。なお、表1及び表2に示すように、第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜によって、「G(ゲート層)」、「GI(ゲート絶縁膜)」、「i(真性半導体層)」、「n+(不純物半導体層)」及び「S(ソース層)」がそれぞれ形成される。
4枚のマスクを用いた場合には、単純にI〜XXIVの24個のケースが考えられる。ここで、XIII〜XXのケースは、1stマスクによって積層膜が存在していないので、実際に考えられるケースは、16個になる。そして、第2絶縁膜の下層の構造に限定すると、I及びIIIのケースの第1導電膜(G)、第1絶縁膜(GI)、第1半導体膜(i)、第2半導体膜(n+)及び第2導電膜(S)が積層した第1の構造aと、II及びIVのケースの第1導電膜(G)、第1絶縁膜(GI)及び第1半導体膜(i)が積層した第2の構造bと、IX及びXのケースの第1導電膜(G)のみである第3の構造cと、XXI及びXXIIのケースの第1導電膜(G)、第1絶縁膜(GI)、第1半導体膜(i)、第2半導体膜(n+)及び第2導電膜(S)の何れも存在しない第4の構造とになる。したがって、第2絶縁膜の下層の構造が、上記第1の構造a、第2の構造b、第3の構造c及び第4の構造dだけである場合には、本発明の製造方法を用いたことが推測される。
以上説明したように、本発明は、信頼性の高いTFTを有するTFT基板を効率的に製造することができるので、TFT基板を備えた液晶表示装置及び検出装置などについて有用である。
本発明の一実施形態に係るTFT基板20の平面図である。 図1中のII−II線に沿ったTFT基板20の断面図である。 図1中のIII−III線に沿ったTFT基板20の断面図である。 図1中のIV−IV線に沿ったTFT基板20の断面図である。 TFT基板20を備えた液晶表示装置50の断面図である。 TFT基板20を備えた検出装置60の斜視図である。 TFT基板20を製造するための第1工程後の基板の平面図である。 TFT基板20を製造するための第2工程における第1エッチング工程後の基板の平面図である。 TFT基板20を製造するための第2工程における第2エッチング工程後の基板の平面図である。 TFT基板20を製造するための第3工程後の基板の平面図である。 図8中のXI−XI線に沿った基板の断面図である。 図9中のXII−XII線に沿った基板の断面図である。
符号の説明
C チャネル領域
D ドレイン領域
GL 第1積層部
H1 第1開口部
H2 第2開口部
R1,R2 レジストパターン(レジスト膜)
S ソース領域
SL 第2積層部
1 ゲート線
2 ソース線
5 TFT(薄膜トランジスタ)
10 絶縁基板
11a〜11c 第1導電層(第1導電膜)
12a ゲート絶縁膜(第1絶縁膜)
13a〜13c 真性半導体層(第1半導体膜)
14a〜14c 不純物半導体層(第2半導体膜)
15a〜15c 第2導電層(第2導電膜)
16 保護絶縁膜(第2絶縁膜)
16a 第1コンタクトホール
16b 第2コンタクトホール
16c 第3コンタクトホール
17a ソース上層部(ソース線の上層部、第3導電膜)
17b 画素電極(第3導電膜)
20 TFT基板(薄膜トランジスタ基板)
25 液晶層
30 対向基板
40 電荷変換層
50 液晶表示装置
60 検出装置

Claims (12)

  1. 複数のゲート線と、該各ゲート線に交差する複数のソース線と、上記各ゲート線及び各ソース線の交差部分にそれぞれ設けられ、各々、ソース領域、ドレイン領域及びチャネル領域を有する複数の薄膜トランジスタと、該各薄膜トランジスタのドレイン領域にそれぞれ電気的に接続された複数の画素電極とを備えた薄膜トランジスタ基板を製造する方法であって、
    基板上に第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜を順に成膜して積層膜を形成した後に、該積層膜をパターニングして、上記各ゲート線を構成する複数の第1積層部、及び該隣り合う各第1積層部の間に上記各ソース線の一部を構成する第2積層部を形成する第1工程と、
    上記各第1積層部を覆うレジスト膜を形成した後に、該レジスト膜に対し、上記ソース領域、ドレイン領域及びチャネル領域となる部分以外の上方位置に上記第2導電膜を露出させる第1開口部と、上記チャネル領域となる部分の上方位置に所定厚さの底部を有する第2開口部とをそれぞれ形成するレジストパターン形成工程、上記第1開口部から露出している上記第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜の積層膜をエッチングする第1エッチング工程、並びに上記第2開口部の底部を除去して露出させた上記第2半導体膜及び第2導電膜の積層膜をエッチングする第2エッチング工程を含み、上記ソース領域、ドレイン領域及びチャネル領域を形成する第2工程と、
    上記チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域が形成された各第1積層部、及び上記各第2積層部を覆うように第2絶縁膜を成膜した後に、上記第1絶縁膜、第1半導体膜及び第2絶縁膜をパターニングして、上記ソース領域に第1コンタクトホール、上記ドレイン領域に第2コンタクトホール、及び上記各第2積層部に第3コンタクトホールをそれぞれ形成する第3工程と、
    上記各コンタクトホールが形成された第2絶縁膜を覆うように第3導電膜を成膜した後に、該第3導電膜をパターニングして、上記第2コンタクトホールを介して上記ドレイン領域に接続された上記各画素電極、及び上記第1コンタクトホールを介して上記ソース領域に接続され、且つ上記第3コンタクトホールを介して上記各第2積層部に接続され、上記各ソース線の残りを構成する導電部を形成する第4工程とを備えることを特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  2. 請求項1に記載された薄膜トランジスタ基板の製造方法において、
    上記第1導電膜は、アルミニウム膜、又は、アルミニウム合金膜を含んでいることを特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  3. 請求項1に記載された薄膜トランジスタ基板の製造方法において、
    上記第2導電膜は、チタン膜、又は、チタン合金膜を含んでいることを特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  4. 請求項1に記載された薄膜トランジスタ基板の製造方法において、
    上記第3導電膜は、酸化インジウムと酸化スズとの非晶質の化合物であることを特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  5. 請求項1に記載された薄膜トランジスタ基板の製造方法において、
    上記第2絶縁膜は、感光性樹脂膜、又は、下層の無機絶縁膜及び上層の感光性樹脂膜の積層膜であることを特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  6. 請求項1に記載された薄膜トランジスタ基板の製造方法により製造されたことを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
  7. 請求項6に記載された薄膜トランジスタ基板において、
    上記第2絶縁膜の下層の構造は、上記第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜が順に積層した第1の構造と、上記第1導電膜、第1絶縁膜及び第1半導体膜が順に積層した第2の構造と、上記第1導電膜のみである第3の構造と、上記第1導電膜、第1絶縁膜、第1半導体膜、第2半導体膜及び第2導電膜の何れも存在しない第4の構造とにより構成されていることを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
  8. 請求項6に記載された薄膜トランジスタ基板において、
    上記各ソース線では、上記第3導電膜が上記第1導電膜に接続されていることを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
  9. 請求項6に記載された薄膜トランジスタ基板において、
    上記各ソース線では、上記第3導電膜が上記第1導電膜及び第2導電膜にそれぞれ接続されていることを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
  10. 請求項6に記載された薄膜トランジスタ基板において、
    上記各画素において、上記第1積層部及び第2積層部の間では、上記基板と上記各導電部との層間に上記第2絶縁膜のみが設けられていることを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
  11. 請求項1に記載された薄膜トランジスタ基板の製造方法により製造された薄膜トランジスタ基板と、該薄膜トランジスタ基板に対向して配置された対向基板と、上記薄膜トランジスタ基板及び対向基板の間に設けられた液晶層とを備えていることを特徴とする液晶表示装置。
  12. 請求項1に記載された薄膜トランジスタ基板の製造方法により製造された薄膜トランジスタ基板と、該薄膜トランジスタ基板上に設けられ、電磁波の照射により電荷を発生させる電荷変換層とを備えていることを特徴とする検出装置。
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