JP2008066350A - Led色調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】RGBの各色を発光するLEDの発光色を混合し所定の色を得るとき、各LEDの発光バラツキを容易に調節して所望の色を得る「LED色調整装置」とする。
【解決手段】三角形の頂点部分に、R、G、Bの三色のLEDに対応する3個の固定電極を備えた面抵抗体2を備え、この面抵抗体2上の任意の位置に接触しながら移動可能な可動接点Sを有するスライダー3を設け、可動接点Sから各電極RGBに通電したときの可動接点Sと各電極との距離に応じた抵抗値であるR−S間抵抗、G−S間抵抗、B−S間抵抗の比率により、各電極から各LEDに対して色調整用出力を行う。その色調整に際しては、各LEDの電流を面抵抗体の各抵抗によって直接制御し、或いは各LEDの電流制御用半導体の通電制御を行い、或いは各LEDの電流制御用半導体の通電パルスの制御を行い、或いはその通電パルスの制御値の記憶データを用いて色調整を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光する半導体素子であるLEDを複数個用いて、所望の色に発光するように調整を行うためのLED色調整装置に関する。
電流を流すと所定の色に発光する半導体素子であるLED(Light Emitting Diode)は、白熱灯や蛍光灯に比べて長寿命であり、視認性が良好で屋内外を問わずに幅広く使うことができ、小型化が容易で照明器具として自由な設計が可能になるとともに、小電力でも点灯可能であり、熱線や紫外線をほとんど含まず、調光・点滅が自在など、多くの長所がある。そのため、各種電気製品の意匠効果を高めるため、ノブ照明等に多色LEDの組み合わせでバリエーションのある照明が商品企画されており、また所定の色で発光する交通信号としても用いられるようになっている。
また、このようなLEDはLCD(Liquid Crystal Display)のバックライト光源にも採用されるようになってきた。即ち、LCDは2枚のガラス板の間に特定の液体を封入し、電圧をかけることによって液晶分子の向きを変え、光の透過率を増減させることで像を表示する構造になっており、液晶自体は発光しないので、明るいところでは自然光の反射光を用いることができるが、暗いところでは背後に照明用の光源としてのバックライトを設ける必要がある。このようなLCDのバックライトとして従来は冷陰極管(CCFL)が用いられてきたが、より色再現性の良い光源としてLEDが注目され、次第に使用されるようになった。
LCDのバックライトに用いるLEDとしては光源の「白色度」が重要であり、この白色はRGBの3種のLEDの光を混合することにより得られる。各色を発光するLEDはLEDの製造時に生じる特性の相違、更にそのLEDに供給する電流によって、同じような色でも微妙に異なってくる。そのため、RとGとBの各半導体で発光した3種の色を混合して白色を得るとき、各半導体の製造過程で生じた特性のバラツキにより、製造ロット毎や部品毎に輝度バラツキが大きい傾向がある。また、例え特性が極めて近似したLEDを選択して用いたとしても、各LEDに対する供給電流のバランスによっても所望の白色を得ることができなくなる。
なお、LEDバックライトシステムの色ムラ性能を改善するため、それぞれR、G、BのLED が配列されたLED モジュールを、LCDパネルの画面中心点に対して点対称に配置し、LEDドライバによりそれぞれに供給される電力を個別に制御するようにし、画面中心に輝度・色 度を検出カラーセンサを取り付け、その検出値に基づいてLEDモジュール毎にそれぞれ画面中心より見て同じ輝度・色 度に調整するようにした技術は特許文献1に開示されている。
特開2006−119268号公報
前記のように近年のLEDは広範な分野の光源として用いられており、特にLCDのバックライトとして注目されているが、LCDのバックライトとしてRGBの3色の各LEDの光を混合して白色を出すため、例えLCDの特性がほぼ等しくても各LEDに供給する電流バランスが異なると白色度が異なってきて、LCDの色再現性が悪くなる。特にLCDの特性が大きく異なるときには、その特性の相違に合わせて、各LEDに供給する電流を異ならせて調整を行い、電流バランスをとる必要がある。
このような各LEDに供給する電流の調整に際しては例えば図10のようにして行っている。即ち図10(a)には、赤用LED(R)、緑用LED(G)、青用LED(B)が並んでそれぞれが発光することにより混合した色の照明を行う発光部分に対して、共通電源から電流供給可能とし、この発光部分から延びる各LEDのアース回路部分に電流制御素子を配置し、外部の信号により電流量を制御することによって各LEDに所望の色調に発光させ、全体として白色、或いは所望の色になるようにしている。また、例えばLCDバックライトのように光量を多く必要とする場合には各R、G、B毎に複数のLEDを直列に接続してそれぞれR群、G群、B群を構成し、これらの各群毎に前記と同様の電流制御素子を配置し、外部の信号により各群毎に電流量を制御することによって、各群のLEDを所望の色調に発光させ、全体として白色等の所望の色になるようにする。
上記のようなR、G、Bの電流の調節は、図11に示すような略三角形状をなす国際色空間RGB規格において、使用するLEDの赤、緑、青は各LEDの特性のずれに応じて各純色頂点からそれぞれずれ、また色飽和度が最も高い外縁部から内側にずれた位置に存在し、各LEDの発光の強さ、即ち各LEDの発光の強さの比率を調節することによって三角形内の所望の色を得ることとなる。このような調節により、各LEDの性能にバラツキがあっても、それらの電流量調節によって例えば三角形中心部に位置する白色も得ることができ、また三角形の所定の位置にある所望の色も得ることができる。
この色調整に際して例えば前記図11の国際色空間RGB規格に対応する図12に示すように、赤のLEDのみが発光効率が良かったり赤LEDの電流が多すぎて色バランスが崩れた場合には赤みがかった白となり、ホワイトバランスが悪い画面になる。そのための修正としては「赤LED」の光量を減じる必要がある。この場合は単純に赤だけを調整すれば良いが、青も緑も所望な値になっているとは限らないので、3個のLEDについて各々の電流を制御して「白」を作る必要がある。このとき、個別に調整するのは高度の技術が必要であり、且つ極めて多くの作業時間を要するという問題がある。
このようなRGBの各LEDに供給する電流のバランス調整は、LEDを前記のようなLCDのバックライトにおける白色を得るために調整を行うときに問題となるばかりでなく、他の白色を必要とする照明装置の光源としてLEDを用いるときも同様の問題を生じ、更にRGBの各LEDの光を混合して白色を得る以外にも、これらの色を混合して所定の色の光を得て、例えばムード照明等に用いるときにも同様の問題を生じる。
したがって本発明は、RGBの各色を発光するLEDを用い、各LEDの発光色を混合して所定の色を得るに際して、各LEDの発光色特性のバラツキや、各LEDの発光強度のバラツキを調節して所望の色を得るとき、簡単な装置により簡単な操作によって正確な色調整を行うことができるようにしたLED色調整装置を提供することを主たる目的とする。
本発明に係るLED色調整装置は、前記課題を解決するため、三角形の頂点部分に、R、G、Bの三色のLEDに対応する3個の電極を備えた面抵抗体と、前記面抵抗体に接触し任意の位置に移動可能な可動接点を有するスライダーとを備え、前記可動接点から各電極に通電したときの可動接点と各電極との距離に応じた抵抗値により、各電極から前記各LEDに対して色調整用出力を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る他のLED色調整装置は、前記LED色調整装置において、前記色調整用出力が面抵抗体の抵抗値であり、各LEDの電流を該抵抗値により直接制御し、色調整を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る他のLED色調整装置は、前記LED色調整装置において、前記色調整用出力により各LEDの電流制御用半導体の通電制御を行い、色調整を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る他のLED色調整装置は、前記LED色調整装置において、前記色調整用出力により各LEDの電流制御用半導体の通電パルスの制御を行い、色調整を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る他のLED色調整装置は、前記LED色調整装置において、前記色調整用出力値を各LED毎に記憶する記憶手段を備え、予め色調整したときの各色調整用出力値を記憶しておき、該記憶した出力値を用いて色調整を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る他のLED色調整装置は、前記LED色調整装置において、前記面抵抗体上に可動電極の可動範囲を規制する内面を備えた枠を設け、前記枠の内面に、少なくとも前記3個の電極の位置に対応して前記可動電極またはスライダーの一部が入る窪みを設けたことを特徴とする。
また、本発明に係る他のLED色調整装置は、前記LED色調整装置において、前記面抵抗体は、中心から遠ざかる程厚く形成したことを特徴とする。
また、本発明に係る他のLED色調整装置は、前記LED色調整装置において、前記面抵抗体を表面に設けた基板と、前記基板を覆い、中心部に開口を形成したケースと、前記開口に挿入し下端部に可動電極を備えた操作軸と、前記操作軸に固定したストッパーと前記ケースの裏面との間に配置した可動カバーと、前記可動接点を面抵抗側に押圧し、ストッパーを介して前記可動カバーをケース裏面に押圧するスプリングとを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る他のLED色調整装置は、前記LED色調整装置において、端部に可動電極を備え、支点を中心に前後左右に揺動する操作軸と、前記可動電極の軌跡に対応して球状に形成した面抵抗体とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るLED色調整装置は前記のように構成したので、RGBの各色を発光するLEDを用い、各LEDの発光色を混合して所定の色を得るに際して、各LEDの発光色特性のバラツキや、各LEDの発光強度のバラツキを調節して所望の色を得るとき、簡単な装置により簡単な操作によって正確な色調整を行うことができる。
RGBの各色を発光するLEDの発光色を混合して所定の色を得るに際して、各LEDの発光バラツキを容易に調節して所望の色を得るという課題を、三角形の頂点部分に、R、G、Bの三色のLEDに対応する3個の電極を備えた面抵抗体と、前記面抵抗体に接触し任意の位置に移動可能な可動接点を有するスライダーとを備え、前記可動接点から各電極に通電したときの可動接点と各電極との距離に応じた抵抗値により、各電極から前記各LEDに対して色調整用出力を行うことにより実現した。
本発明の実施例を図面に沿って説明する。図1は本発明によるLED色調整装置の基本構造を示しており、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3個のLEDに対して制御電流を供給する2次元面抵抗型ポテンショメーター1の構造例を示している。図1(a)の例においては図中正三角形で示す面抵抗体2の3個の頂点に、赤固定電極(R)、緑固定電極(G)、青固定電極(B)を設け、各電極には各色のLEDに対する電流を制御するための出力線が接続されている。この面抵抗体2上における任意の位置に利用者が移動させることができる可動電極3を設け、この可動電極3に対して電流を供給する電源を接続し、この可動電極3の面抵抗との接触点である可動接点Sの位置に応じて、例えば図1(b)に示すように、この可動接点Sと各電極との間で面抵抗体2によるR−S間抵抗、G−S間抵抗、B−S間抵抗を得ることができる。
このような面抵抗体2における三角形の頂点にRGBの各電極を配置し、面抵抗上の任意の位置に電流を供給する可動電極としての可動接点Sを移動することにより、その位置に応じた各電極間での抵抗が得られ、且つその抵抗値は可動接点の位置が例えばR側に移動して抵抗値を小さくしてRの制御電流を多くすると、その分だけG、Bの少なくとも片方、或いは両方の抵抗を大きくして各制御電流を少なくすることができ、全体としての制御電流の比率の制御を行い、全体のバランスをとりながら、各電極への制御電流の調整を行うことができる。この制御電流は、後述するように、種々の態様で利用することができる。
その一つの態様を図2に示す。図2に示す例においては前記図10(a)の従来例と同様に、赤用LED(R)、緑用LED(G)、青用LED(B)が並んでそれぞれが発光することにより混合した色の照明を行う発光部分5に対して、共通電源から電流供給可能としている。また、RGBの発光部分5から延びる各LEDのアース回路部分を、前記図1(a)と同様の2次元面抵抗型ポテンショメーター1の面抵抗上におけるRGBの固定電極にそれぞれ接続し、その面抵抗上の任意の点に接触している可動電極Sから共通のアース線で設置している。
その結果、RGBの各色を発光するLEDに対する電流は、面抵抗における可動接点Sの位置に応じて、R−S間抵抗、G−S間抵抗、B−S間抵抗によって電流制御され、各LEDの発光特性を調整し、例えば所望の色が白色であるときには、各LEDの製造上の色特性差等による発光特性の差を吸収し、所定の白色に容易に調整することができる。この操作は3個のLEDの発光によって所望の色を得る場合も同様にして行うことができ、その際には所望の色を近くに置き、その色に合うように調整することにより、容易にその調整を行うことができる。この態様は本発明の基本原理をほぼそのまま用いた手法であり、LED全体として小電流の時に、最も簡単な手法として採用することができる。
更に他の制御態様を図3に示す。図3に示す態様においては前記と同様の2次元面抵抗型ポテンショメーター1を用い、可動電極Sに電源から電流供給可能とし、RGBの各電極から各抵抗を介してアースする線に対して、各々抵抗を介して各調整電圧を出力可能とし、これを電流制御用半導体としての電流制御トランジスタTr.B、Tr.R、Tr.Gの各ベースに接続する。それにより、2次元面抵抗型ポテンショメーター1の可動接点Sの位置に応じて電流制御トランジスタにより、RGBの各LEDの電流を制御することができる。
この制御態様においては、前記図2の態様のものより全LEDに供給する電流が多い中電流LEDの時に有効であり、前記図2に示す態様より2次元面抵抗型ポテンショメーター1に流す電流を少なくすることができ、小型化することができる。また、LEDの置かれている位置と離れた任意の位置でこの調整作業を行うことができるようになる。
更に他の制御態様を図4に示す。図4に示す態様においても前記と同様に2次元面抵抗型ポテンショメーター1を用い、また図3の調整電圧出力手法を用いて、そのアナログの調整電圧出力をデジタル化し、PWM(Pulse Width Modulation)制御を行うパルス制御回路6にそれぞれ入力して、各RGBの調整電圧に応じて通電幅の異なるパルスを出力する。図4に示す例においては前記図10(b)と同様に、LCDバックライトのような光量を多く必要とする際に、各R、G、B毎に複数のLEDを直列に接続してそれぞれR群、G群、B群を構成し、これらの各群の電流制御を行うトランジスタTr.R、Tr.G、Tr.B毎に、パルス制御回路6から所定幅のパルスを出力する。
なお、パルス制御回路6から出力する制御パルスは、一定周期で出力するパルスの通電幅を制御する以外に、所定幅のパルスを一定時間に出力する回数によって制御しても良い。このようなパルス制御により、RGBの各群毎に電流量を制御することによって、各群のLEDを所望の色調に発光させ、全体として白色等の所望の色になるようにする。この制御態様においては、前記図3の態様のものより全LEDに供給する電流が多い大電流LEDのときに特に有効である。
更に他の制御態様を図5に示す。図5に示す態様においては、前記図4の制御態様と同様のA/D変換とPWM制御を行うマイコン制御回路7を備えている。即ち、前記図4のパルス制御回路6と同様の機能を行う制御回路をマイコン化しており、更にこのPWM制御におけるLEDのR群、G群、B群の制御値を別途設けた調整値格納用EEPROM8に記憶させる機能も行う。このように調整値格納用EEPROM8に調整値を記憶することにより、その後は2次元面抵抗型ポテンショメーター1による調整は不要となるので、これを取り外しても良くなる。
そのため、このようにマイコン制御回路7とその制御回路での調整値を記憶する調整値格納用EEPROM8を、LEDを備えた機器側に設けたものにおいては、工場等で2次元面抵抗型ポテンショメーター1を用いて前記のように調整を行って調整値を記憶した後はこれを取り外して出荷しても、その後はマイコン制御回路7がこの調整値格納用EEPROMの値を読み込み、各LED群の電流制御を行うことができる。
前記のような種々の制御態様において、本発明のLED色調整装置で用いる2次元面抵抗型ポテンショメーター1は、例えば図6に示すような構造とすることができる。即ち図6に示す2次元面抵抗型ポテンショメーター1においては、底面に前記と同様の面抵抗体からなる面抵抗領域10を備え、その上方に可変位置電極としてのスライダーの可動範囲を規制する枠を設け、その枠内面11によって面抵抗領域10に対して直角に移動するスライダーの可動範囲を規制している。
この枠内面11には図中スライダーの移動位置として示しているR、G、Bの位置に窪みを設け、且つこの位置に対応して赤電極、緑電極、青電極を配置し、各窪みにスライダーが入ったときクリック感を与え、またスライダーが各所定の位置に置かれたとき、各電極に接触することができるようにしている。それにより、各電極に接触した位置でR、G、Bの各所定の色を出力することができるようにする。また、各電極間においても図示するように中間位置に枠内面11に窪みを設け、各位置が黄色、シアン、マゼンダに相当する位置とし、したがってスライダーを枠内面11に沿って移動し、この窪みに入ったことを利用者がクリック感により感知したとき、所定の前記の各色を出力することができるようになる。
上記のような2次元面抵抗型ポテンショメーター1を用いることにより、可動電極をセンター位置に移動して3個のLEDの発光により白色を得る以外に、例えば所定のシアンの色を得ることができ、この位置がずれることにより白みがかったシアンとなることを確実に防止することができる。
また、このような2次元面抵抗型ポテンショメーター1において、前記図4及び図5の大電流LEDのPWM制御の図から明らかなように、各固定電極R、G、Bに接続した抵抗R1.R、R1.G、R1.Bは可動電極の接点Sと各固定電極間の可変抵抗と各々直列接続となる。そのため例えばR−S間抵抗とR1.R抵抗との間からとる制御信号は両抵抗の分圧値となり、R1.Rは分圧抵抗として作用する。したがって面抵抗の可変抵抗とこの分圧抵抗の比率で出力電圧が変わるので、この分圧抵抗を面抵抗と比較して十分小さくすることにより、例えば図6のシアンの位置に可動電極を移動したとき、その対向位置にある赤色の混入を少なくすることができる。
前記の2次元面抵抗型ポテンショメーターは平面に対して均一厚みで面抵抗を作成した例を示したが、例えば図7に示すように周辺エリアの色純度の高い要求エリア部分が厚くなるように形成しても良い。このような面抵抗においては抵抗値「R=ρ・L/A」で表される。ここでρは抵抗体の固有抵抗、Lは2点間の距離、Aは抵抗断面積である。Aは幅×厚みとも表せる。そこで、蒸着あるいは塗布による抵抗体の厚みを部分的にコントロールする事により、抵抗特性を変えることができる。したがって図7に示すように面抵抗の厚みを凹レンズ状に厚みコントロールして作製すると周辺部の面抵抗率を低く、中心部に行くほど面抵抗率が大きくなる特性をもたす事も出来る。これにより、G+Bでシアン色を作るときにR成分の混入を比率的に減少させることが出来る。
本発明による2次元面抵抗型ポテンショメーターのより具体例を図8に基づいて説明する。図8に示す例においては、面抵抗膜21を表面に設けた基板22をケース23で覆っており、ケース23の中心部には開口24を形成しており、開口24の内周面は枠内面25としている。開口24から操作軸26をケース23内部に挿入し、操作軸26の下端にはこの操作軸26に対して上下動自在に可動接点27を嵌合し、可動接点27と操作軸26の下端面との間にスプリング28を縮設している。操作軸26の下端にはストッパ29を固定しており、このストッパー29の上面とケース23の裏面との間に、前記スプリング28の力により可動カバー30を挟んでいる。
面抵抗膜21には前記のようにRGBの3極を銀電極により形成しており、それぞれケース23外に突出する端子31に接続している。また、可動接点27もフレキシブル配線32によってケース外に突出する端子31に接続している。それによりケース外に突出する端子は、RGB用の各端子及び可動接点用端子の4個存在する。開口24の内周面を形成する枠内面25には、前記図6の例と同様に、各電極位置、及びそれらの中間位置の6箇所にクリック感を与える窪み33を形成し、この部分で操作軸26の側面を受けるようにしている。
上記のような構成をなす2次元面抵抗型ポテンショメーター1においては、利用者が操作軸26のつまみ34を摘んで任意の方向に移動すると、可動接点27がスプリング28により面抵抗膜21と接触しながら移動する。その時可動カバー30もスプリング28の反力によりカバー23の裏面に接触しつつ開口を覆いながら移動する。その際可動接点27はフレキシブル配線32により端子31との接続が維持される。このような簡単な構造により、前記のようなRGBの各LEDの通電量を調節し、光の混合により白色を含む所定の色を得ることができる。なお、端子31から得られる信号は、前記図2〜図5の各態様において、直接電流調整用として、或いは調整用電圧信号として用いることができる。
前記各実施例においては面抵抗体を平面状、或いは面抵抗率を変化させるために面抵抗の厚さを変化する例を示したが、その他例えば図9に示すように、操作ノブ35が回転中心部36を中心にジョイスティック状に回動するとき、その端部に設けた可動接点37が描く球面形状に対応して、内面を球面形状にした面抵抗体38としてもよい。
本発明は上記のように種々の態様で実施することができるものであるが、上記の趣旨にしたがい、更に各種の態様で実施することが可能である。
本発明によるLED色調整装置は、LCDのバックライトとしてRGBの各LEDの発光により白色を得るために有効に利用することができるが、そのほか任意の色に発光させる各種照明のために、種々の機器に対して用いることができる。
本発明の実施例の基本構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示す図である。 本発明の第4の実施形態を示す図である。 本発明による2次元面抵抗型ポテンショメーターの構造例を示す図である。 本発明による2次元面抵抗型ポテンショメーターにおいて外周程面抵抗体の膜圧を厚くする例を示す断面図である。 本発明による2次元面抵抗型ポテンショメーター1のより具体例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。 本発明の2次元面抵抗型ポテンショメーターの他の態様を示す図である。 従来例を示す図である。 国際色空間RGB規格による色調整の説明図である。 同色調整における純白への調整を説明する図である。
符号の説明
1 2次元面抵抗型ポテンショメーター
2 面抵抗体
3 スライダー電極

Claims (9)

  1. 三角形の頂点部分に、R、G、Bの三色のLEDに対応する3個の電極を備えた面抵抗体と、
    前記面抵抗体に接触し任意の位置に移動可能な可動接点を有するスライダーとを備え、
    前記可動接点から各電極に通電したときの可動接点と各電極との距離に応じた抵抗値により、各電極から前記各LEDに対して色調整用出力を行うことを特徴とするLED色調整装置。
  2. 前記色調整用出力は面抵抗体の抵抗値であり、
    各LEDの電流を該抵抗値により直接制御し、色調整を行うことを特徴とする請求項1記載のLED色調整装置。
  3. 前記色調整用出力により各LEDの電流制御用半導体の通電制御を行い、色調整を行うことを特徴とする請求項1記載のLED色調整装置。
  4. 前記色調整用出力により各LEDの電流制御用半導体の通電パルスの制御を行い、色調整を行うことを特徴とする請求項1記載のLED色調整装置。
  5. 前記色調整用出力値を各LED毎に記憶する記憶手段を備え、
    予め色調整したときの各色調整用出力値を記憶しておき、該記憶した出力値を用いて色調整を行うことを特徴とする請求項1記載のLED色調整装置。
  6. 前記面抵抗体上に可動電極の可動範囲を規制する内面を備えた枠を設け、
    前記枠の内面に、少なくとも前記3個の電極の位置に対応して前記可動電極またはスライダーの一部が入る窪みを設けたことを特徴とする請求項1記載のLED色調整装置。
  7. 前記面抵抗体は、中心から遠ざかる程厚く形成したことを特徴とする請求項1記載のLED色調整装置。
  8. 前記面抵抗体を表面に設けた基板と、
    前記基板を覆い、中心部に開口を形成したケースと、
    前記開口に挿入し下端部に可動電極を備えた操作軸と、
    前記操作軸に固定したストッパーと前記ケースの裏面との間に配置した可動カバーと、
    前記可動接点を面抵抗側に押圧し、ストッパーを介して前記可動カバーをケース裏面に押圧するスプリングとを備えたことを特徴とする請求項1記載のLED色調整装置。
  9. 端部に可動電極を備え、支点を中心に前後左右に揺動する操作軸と、
    前記可動電極の軌跡に対応して球状に形成した面抵抗体とを備えたことを特徴とする請求項1記載のLED色調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011040344A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Kyushu Electric Power Co Inc 調光システム
JP2015510238A (ja) * 2012-02-07 2015-04-02 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 照明システム

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