JP2008066030A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性の向上を図る。
【解決手段】雄ハウジング10には、ロック部17が設けられているのに対し、雌ハウジング20には、両ハウジング10,20の嵌合方向に沿って延出し、前端側を自由端とした片持ち状に形成されるとともに、両ハウジング10,20を嵌合する過程では一旦弾性変形し、正規嵌合すると弾性復帰してロック部17に対して係止されることで、両ハウジング10,20を嵌合状態に保持可能なロックアーム31が設けられている。雌ハウジング20には、ロックアーム31の自由端部31b側を覆う第1ロック保護部36と、この第1ロック保護部36との間にロックアーム31における中間部分31cを外部に露出させる解除用空間38を空けた位置に配されるとともに、ロックアーム31の基端部31a側を覆う第2ロック保護部37とが設けられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、一対のコネクタハウジングを嵌合状態に保持するにあたり、ロックアームを用いたロック構造が知られており、その一例が下記特許文献1に記載されている。このものでは、雄ハウジングの上面側にロック部が設けられているのに対し、雌ハウジングに前方へ向かって延出する片持ち状のロックアームが設けられるとともに、このロックアームに上記ロック部が進入可能なロック孔が設けられている。両ハウジングを嵌合する途中では、ロック部によりロックアームが押し下げられて一旦弾性変形し、正規嵌合に達すると、ロックアームが弾性復帰し、ロック孔内にロック部が進入してその孔縁に係止することで、両ハウジングが嵌合状態に保持されるようになっている。そして、この雌ハウジングには、ロックアームの前端部である自由端部を覆うロック保護部が設けられており、これにより嵌合前の段階においてロックアームの自由端部側から電線などが引っ掛かってロックアームが反転させられるような事態が防止されるようになっている。
特開2002−203635公報
しかしながら、上記したコネクタでは、ロックアームのうち後端の基端部側については外部に露出しているため、嵌合作業を行う際に雌ハウジングを把持する作業者の指がロックアームに対してが意図せず接触してしまう可能性がある。ロックアームの可動部分に指が接触した状態で嵌合作業を行うと、嵌合完了時にロックアームの復帰動作が鈍くなり、嵌合作業の節度感が低下するおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、作業性の向上を図ることを目的とする。
本発明は、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウジングには、ロック部が設けられているのに対し、他方のコネクタハウジングには、両コネクタハウジングの嵌合方向に沿って延出し、前端側を自由端とした片持ち状に形成されるとともに、前記両コネクタハウジングを嵌合する過程では一旦弾性変形し、前記両コネクタハウジングが正規嵌合すると、弾性復帰して前記ロック部に対して係止されることで、前記両コネクタハウジングを嵌合状態に保持可能なロックアームが設けられており、前記他方のコネクタハウジングには、前記ロックアームの自由端部側を覆う第1ロック保護部と、この第1ロック保護部との間に前記ロックアームにおける中間部分を外部に露出させる解除用空間を空けた位置に配されるとともに、前記ロックアームの基端部側を覆う第2ロック保護部とが設けられている構成とされる。
このようにすると、両コネクタハウジングを嵌合する過程では、ロックアームが一旦弾性変形し、正規嵌合に達すると、ロックアームが弾性復帰するとともにロック部に対して係止することで、両コネクタハウジングが嵌合状態に保持される。ここで、ロックアームの自由端部側が第1ロック保護部により、基端部側が第2ロック保護部によりそれぞれ覆われ、且つ解除用空間が両ロック保護部間に配されているから、嵌合作業を行う際に、他方のコネクタハウジングを把持する作業者の指などが誤ってロックアームに接触するのを防ぐことができる。これにより、嵌合作業を行うにあたって良好な節度感を得ることができる。一方、両コネクタハウジングを離脱させる際は、両ロック保護部間の解除用空間を通してロックアームの中間部分を操作することで、ロック状態を解除することができる。
本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記ロックアームにおけるロック解除に伴う変位方向は、前記解除用空間の開口方向とは逆向きに設定されている構成とする。このようにすれば、両コネクタハウジングを離脱させる際、解除用空間を通してロックアームの中間部分を押圧することで、容易にロック状態を解除することができる。
(2)前記ロックアームは、前記解除用空間に連通する隙間を空けて対向する一対のアーム部と、両アーム部の自由端部を連結する連結部とによって二股状に形成されている構成とする。このようにすれば、ロック解除にあたり、解除用空間に連通する両アーム部間の隙間に指などを進入させることができるので、幅方向についてロックアームに対する操作位置が定まる。これにより、ロックアームをロック解除方向へ弾性変形させ易くなり、作業性に優れる。
(3)前記両アーム部のうち、互いに対向し且つ前記解除用空間に臨む角部には、面取り部が設けられている構成とする。このようにすれば、面取り部によって作業者が指で両アーム部を押圧する際に、作業者が感じる痛みを緩和することができ、作業性の向上に寄与できる。
(4)前記両コネクタハウジングを正規嵌合したとき、前記両アーム部間に前記ロック部が進入するようになっており、前記面取り部は、正規嵌合状態において前記ロック部よりも後側に配されるとともに、前記両アーム部における前記ロック部との対向面には、ロック部側の対向面とほぼ平行な面が形成されている構成とする。このようにすれば、両アーム部におけるロック部との対向面に、面取り部が設けられておらず、ロック部側の対向面とほぼ平行な面となっているから、嵌合状態で両コネクタハウジングがクリアランスの範囲内で幅方向にがたついたときでも、ロックアームがロック解除方向へ変位させられる事態が防がれる。
(5)前記一方のコネクタハウジングには、前記両コネクタハウジングが正規嵌合した状態で前記解除用空間に臨んで配されるとともに、前記ロックアームよりも前記解除用空間の開口方向へ向けて突出する解除操作ガイド部が設けられている構成とする。このようにすれば、ロックアームよりも解除用空間の開口側へ突出した解除操作ガイド部と第2ロック保護部とによって、解除用空間に挿入する指などをガイドすることができ、作業性の一層の向上を図ることができる。
(6)前記一方のコネクタハウジングには、正規嵌合時における前記ロックアームの弾性復帰経路上に配されるとともに、前記ロックアームが衝合するのに伴って打圧音を発生させる打圧音発生部が設けられている構成とする。このようにすれば、両コネクタハウジングが正規嵌合すると、弾性復帰したロックアームが自然状態に戻る前に打圧音発生部に対して衝合する。この衝合に伴って打圧音が発生するので、正規嵌合に至ったことを作業者に確実に知らせることができ、節度感を一層良好なものとすることができる。
本発明によれば、作業性の向上を図ることができる。
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図13によって説明する。本実施形態では、互いに嵌合可能な雄コネクタハウジング10(以下、単に雄ハウジング10という)と、雌コネクタハウジング20(以下、単に雌ハウジング20という)とからなる防水機能を備えたコネクタについて例示する。なお、以下では、両ハウジング10,20における嵌合面側を前方、その逆側を後方とし、また上下方向については図1,図2及び図6などを基準とする。
雄ハウジング10は、合成樹脂製とされ、機器に直結されている。雄ハウジング10は、図1,図4及び図6に示すように、雄端子金具13が保持される端子保持壁11と、端子保持壁11の外周端に連結されたフード部12とから構成される。端子保持壁11には、雄端子金具13を挿入可能な端子挿入孔11aが前後に貫通して形成されている。端子挿入孔11aは、幅方向に3つ並んで設置されている。雄端子金具13は、金属製でタブ状に形成され、前端側が相手の雌端子金具23に導通接触可能とされるのに対し、後端側が機器内の回路に接続されている。
フード部12は、全体が略角筒状に形成されるとともに、端子保持壁11から後方へ突出した部分が機器の筐体に対して連結されている。このフード部12の上面における後部には、雌ハウジング20側のロックアーム31を受けるロック受け部14が設けられている。ロック受け部14は、フード部12の上面から立ち上がる一対の側壁14aと、両側壁14aの上端同士を繋ぐ架橋壁14bとから構成されている。このロック受け部14とフード部12の上面との間に確保されたロック進入空間15は、前方に開口するとともに同方向から雌ハウジング20のロックアーム31が進入可能される。
ロック受け部14のうち架橋壁14bの幅方向中央部には、前端部を残して後方へ開放する形態の溝部16が形成されており、その残された前端部からは、下方へ突出する爪状のロック部17が設けられている。なお、この溝部16は、ロック部17の後面形状を成形する金型を後方へ型抜きする都合上形成されるものであるが、ロック部17の全高さ範囲に加えて、架橋壁14bの全高さ範囲に及ぶ範囲にわたって形成されていることで、金型の厚み、つまり強度を十分に確保できる。
ロック部17は、溝部16とほぼ同じ幅寸法を有する略ブロック状をなし、その前面には、後方に向かって下り勾配の傾斜を有する、テーパ状の誘い込み面17aが形成されており、これによりロックアーム31を下方へ誘い込むことが可能とされる。この誘い込み面17aは、架橋壁14bの前面にまで至る範囲に形成されている。これに対し、ロック部17の後面は、ロックアーム31が係止される被係止面17bとされる。この被係止面17bは、前方に向かって急峻な上り勾配の傾斜を有する、逆テーパ状に形成されている。
ロック受け部14のうち架橋壁14bは、その下面(内面)位置が自然状態とされたロックアーム31の上面位置よりも低く設定されている。言い換えると、架橋壁14bは、正規嵌合時におけるロックアーム31の弾性復帰経路上に配されているので、架橋壁14bに対して復帰するロックアーム31が自然状態に至る手前の段階で衝合されるようになっており、この衝合に伴って打圧音が発生されるようになっている。つまり、架橋壁14bは、ロックアーム31を受けて打圧音を発生させる打圧音発生部を兼用していると言える。
フード部12の上面のうち、ロック受け部14の前側には、一対のリブ18が立てられている。両リブ18は、ロック受け部14の両側壁14aと幅方向について同じ位置に配されるとともに、両側壁14aの前端に連結されている。また、フード部12の下面と両側面には、両ハウジング10,20の嵌合動作をガイドしたり、両ハウジング10,20が上下逆向きの姿勢だった場合の嵌合を規制するためのリブ19がそれぞれ設けられている。
次に、雌ハウジング20について説明する。雌ハウジング20は、合成樹脂製とされており、大まかには、図2〜図6に示すように、電線Wの端末に接続された雌端子金具23が収容される端子収容部21と、端子収容部21の前部の周りを取り囲む外筒部22とから構成される。これら端子収容部21と外筒部22との間に確保された空間は、前方へ開口しており、ここが雄ハウジング10のフード部12が嵌合可能とされる嵌合空間となっている。
端子収容部21は、横長な略ブロック状をなすとともに、その内部には雌端子金具23を後方から挿入可能なキャビティ24が設けられている。キャビティ24は、端子収容部21において幅方向に沿って3室並んで配置されている。キャビティ24の内周面のうち下面からは、挿入される雌端子金具23を抜け止め状態に保持するためのランス25が設けられている。ランス25は、前端側が自由端となった片持ち状をなすとともに上下に弾性変形可能とされる。
雌端子金具23は、金属板をプレス成形することで所定形状に形成されており、雄端子金具13と導通接触可能とされる略角筒状の端子接続部23aと、電線Wに対して接続される電線接続部23bとを前後に繋げた構成とされる。端子接続部23aの後端段部に対してランス25が係止可能とされる。電線接続部23bは、電線Wの端部に嵌着されたゴム栓26ごとかしめ付けられている。このゴム栓26によりキャビティ24内がシール可能とされる。
外筒部22は、その後端部が端子収容部21の外周面から径方向外側に張り出す張出部27に連結されている。外筒部22は、前方に開口する略角筒状に形成されており、その内周面のうち両側面と下面とには、雄ハウジング10側の各リブ19を受け入れる凹部28がそれぞれ形成されている。また端子収容部21の外周面のうち、張出部27の直前位置には、シールリング29が嵌着されており、このシールリング29が雄ハウジング10のフード部12の内周面と端子収容部21の外周面との間で弾縮されることで、両ハウジング10,20間のシールがとられるようになっている。
外筒部22の上部は、他の部分と比べて上方に膨らんだような形状の膨出部30となっており、その内側にロックアーム31が配されている。ロックアーム31は、端子収容部21の上面から立ち上がるとともに、そこから前方へ延びる片持ち状に形成され、その後端部の立ち上がり部分が基端部31aとされ、前端部が自由端部31bとなっている。ロックアーム31は、基端部31aを支点とし、基端部31aから前方へ延びる延出部分(基端部31aを除いた可動部分)が上下方向に沿って弾性変形可能とされ、このとき自由端部31bの変位量が最も大きくなる。本実施形態では、ロックアーム31におけるロック解除に伴う変位方向は、下方に設定されるとともに、ロックアーム31の下側に弾性変形時のロックアーム31の変位を許容する撓み許容空間が確保されている。ロックアーム31の自由端部31b(両アーム部32の自由端部と連結部33)は、先端側ほど厚みが減少する先細り状に形成され、その前面には、前方に向かって下り勾配(ロック部17の誘い込み面17aに沿うような勾配)をなす被誘い込み面17aが形成されている。また、ロックアーム31の基端部31aは、既述した張出部27と前後方向についてほぼ同じ位置とされる。
詳しくは、ロックアーム31は、全体として二股状をなしており、互いに平行な一対の片持ち状のアーム部32と、両アーム部32の自由端部を連結する連結部33とから構成される。両アーム部32間には、上下方向及び後方へ開放する形態の隙間34が確保されており、この隙間34内には嵌合時には雄ハウジング10のロック部17が進入されるようになっている。この隙間34の幅寸法は、ロック部17の幅寸法とほぼ同じかそれよりも大きく、且つアーム部32の幅寸法よりも大きくなるよう設定されている。
両アーム部32は、その基端部が端子収容部21からほぼ垂直に立ち上がってから、前方へ向けて(前後方向に沿って)ほぼ水平な姿勢で延出する形態とされる。両アーム部32の上面は、全体としてはほぼ水平面とされるが、基端部の直前位置に後方に向かって上り勾配となる傾斜面32aが僅かに形成され、その部分についてはアーム部32の厚みが増している。両アーム部32の下面は、全体が後方に向かってごく緩やかな上り勾配となる傾斜面とされている。従って、両アーム部32は、全体として自由端側ほど厚みが徐々に減少する、先細り状に形成されている。
連結部33は、両アーム部32の自由端部同士を繋ぐ略ブロック状をなしており、その後面が両アーム部32間の隙間34に臨んで配される。この連結部33の後面は、嵌合時に隙間34内に進入するロック部17の被係止面17bに対して係止可能な係止面35とされる。係止面35は、被係止面17bに沿うよう後方に向かって急峻な上り勾配をなす、逆テーパ状に形成されることで、十分な係止力(保持力)が得られるようになっている。
さて、外筒部22の上部を構成する膨出部30は、一対の側壁30aと、両側壁30aの上端部同士を架け渡す架橋壁とから構成され、このうち架橋壁が前後に分割されている。前後に分割された架橋壁のうち、前部がロックアーム31の自由端部31b側を覆う第1ロック保護部36とされるのに対し、後部がロックアーム31の基端部31a側を覆う第2ロック保護部37とされている。そして、前後に離間した第1ロック保護部36と第2ロック保護部37との間には、上方外部に開口する所定長さの空間が確保されており、ここがロック解除操作を行うための解除用空間38となっている。
第1ロック保護部36は、雌ハウジング20の前端位置(ロックアーム31の自由端部31bよりも前方に突出した位置)からロックアーム31と並行して後方へ延びる平板状をなし、ロックアーム31の自由端部31b側を全幅にわたって上方から覆っている。これにより、嵌合前の段階(雌ハウジング20が単体の状態)においてロックアーム31の自由端部31b側から電線Wなどが引っ掛かってロックアーム31が反転させられるような事態が防止されるようになっている。第1ロック保護部36は、ロックアーム31との間に、正規嵌合時に雄ハウジング10のロック受け部14が進入するのを許容するだけの空間を空けた高さ位置に設置されている。第1ロック保護部36は、ロックアーム31における自由端部31bの全域とその後側部分とにわたる範囲を覆う長さを有しており、その後端位置が正規嵌合時における雄ハウジング10のロック受け部14の途中位置に設定されている。つまり、正規嵌合時にロック受け部14は、その前端部が第1ロック保護部36から後方、すなわち解除用空間38側に突出することになる。
第1ロック保護部36は、その前端面が幅方向に沿って真っ直ぐに形成されているのに対し、後端面36aが幅方向について湾曲した形状に形成されている(図4)。詳しくは、第1ロック保護部36の後端面36aは、幅方向両端部から中央側に行くに従って緩やかに凹む(前側に引っ込む)ような略弓形状に形成されている。従って、第1ロック保護部36の後側の解除用空間38における前後方向の長さ寸法は、第1ロック保護部36の後端面36aが前方へ退避した分だけ広くなっており、幅方向中央部が最も広くなっている。
第2ロック保護部37は、外筒部22の後端位置(ロックアーム31の基端部31aの後端位置)からロックアーム31と並行して前方へ延びる平板状をなし、ロックアーム31の基端部31a側を全幅にわたって上方から覆っている。第2ロック保護部37は、ロックアーム31における基端部31aの全域とその前側部分とにわたる範囲を覆う長さを有しており、その長さ寸法は第1ロック保護部36の同寸法よりも長く設定されている。従って、ロックアーム31を覆う長さ範囲は、第2ロック保護部37の方が第1ロック保護部36よりも広くなっている。これにより、解除用空間38によるロックアーム31の露出部分、つまりロックアーム31のうちロック解除時に解除操作される部分が自由端寄りに偏倚している。
第2ロック保護部37は、第1ロック保護部36よりも低い位置に設置されている。言い換えると、第2ロック保護部37とロックアーム31との間の隙間は、第1ロック保護部36とロックアーム31との間の隙間よりも小さく、且つ作業者の指Fよりも十分に小さく設定されている。これにより、第2ロック保護部37とロックアーム31との間に、雌ハウジング20の後方から作業者の指Fや異物などが入り込んで、ロックアーム31に接触・干渉する事態が防止されるようになっている。
また、両ロック保護部36,37における前後両端の上側の角部には、それぞれR面39が形成されている。これにより、嵌合作業や離脱作業を行う際に、雌ハウジング20を把持する作業者の指Fが第1ロック保護部36や第2ロック保護部37に宛われた場合でも、作業者の指Fに作用する圧力を低減でき、作業者が感じる痛みを緩和することができる。言い換えると、R面39を設けることで両ロック保護部36,37を、嵌合・離脱作業時の操作部として積極的に利用することができる。
解除用空間38は、ロックアーム31のうち自由端部31bと基端部31aとの間の中間部分31cを上方(両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向である前後方向と直交する方向)に露出させており、これによりロックアーム31の中間部分31cを上方外部から操作できるようになっている。この解除用空間38の開口方向である上方は、ロックアーム31におけるロック解除に伴う変位方向である下方とは逆向きとなっている。この解除用空間38は、ロックアーム31における両アーム部32間の隙間34に連通しており、これにより作業者は解除用空間38を通して挿入した指Fを両アーム部32間の隙間34に進入させつつロックアーム31をロック解除操作することができ、そのときのロックアーム31に対する押圧位置が幅方向中央に定められる。
ロックアーム31の両アーム部32のうち、互いに対向し且つ解除用空間38に臨む内側の角部には、それぞれ面取り部40が設けられている。面取り部40は、概ね全体として斜め上方を向いたC面(傾斜面、テーパ面)として形成され、その上下両端部については緩やかなR面とされている。面取り部40は、アーム部32の厚み(高さ)寸法及び幅寸法のそれぞれ約半分程度範囲にわたって形成されている。
この面取り部40は、アーム部32の内側の角部を後方へ開放する形態とされ、その前端位置については自由端部31bよりも後方位置に設定されている。詳しくは、面取り部40の前端位置は、ロックアーム31における係止面35からロック部17の長さ寸法分程度後方に離間した位置に設定されている。アーム部32の内面のうち面取り部40の前側には、ロック部17の側面17cと対向するとともにその側面17cとほぼ平行な対向面41が残されている。ロック部17の側面17c及びアーム部32におけるロック部17との対向面41は、上下方向(前後方向と直交する方向)に沿って真っ直ぐな面とされている(図11)。
両ハウジング10,20が正規嵌合した状態では、図8に示すように、ロック受け部14の架橋壁14bがロックアーム31と第1ロック保護部36との間、つまりロックアーム31よりも上方(解除用空間38の開口方向)に向けて突出して配される。このとき、ロック受け部14の架橋壁14bは、解除用空間38を挟んで後方に配される第2ロック保護部37よりも低い配置とされるものの、一部が第2ロック保護部37と前後に対向している。ロック解除時には、これらロック受け部14の架橋壁14bと第2ロック保護部37とによって解除用空間38内に挿入する作業者の指Fなどをガイドすることができるようになっており、この架橋壁14bが解除操作ガイド部を兼用していると言える。
また、膨出部30を構成する両側壁30aは、ロックアーム31を全長・全高にわたって側方から覆っており、正規嵌合状態では雄ハウジング10のロック受け部14についても側方から覆うことができる大きさとされる。また、膨出部30の両側壁30aにおける内面からは、雄ハウジング10側のリブ18を受けるリブ受け部42がそれぞれ内方へ突出して設けられている。リブ受け部42は、側壁30aの後半部分に配置されるとともにその前端部が解除用空間38に臨んで配されている。またリブ受け部42の前端面は、テーパ状に形成されている(図4)。
上記リブ受け部42の後端部からは、さらに内方へ突出するとともにロックアーム31の基端部31aにおける側面の上部に対して連結される補助支持部43が設けられている(図2及び図5)。従って、ロックアーム31の基端部31aは、下面側が端子収容部21に対して連結支持されるとともに、側面側が補助支持部43及びリブ受け部42を介して膨出部30の両側壁30aに対して連結支持されており、これによりロックアーム31の強度が十分に確保されている。
また、端子収容部21の後端部下面には、下方へ突出する突部44が設けられている(図6)。また、端子収容部21のうち外筒部22よりも後側部分における両外側面には、階段状をなす段部45が設けられている(図3及び図4)。これら突部44及び段部45は、両ハウジング10,20の嵌合作業や離脱作業を行う際に、両ロック保護部36,37と同様に作業者が把持するなどして操作することができる。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。前後の両ロック保護部36,37はロックアーム31を設けた雌ハウジング20に一体に設けられているので、両ハウジング10,20を嵌合する前の段階、例えば雌ハウジング20に雌端子金具23などを組み付ける現場から両ハウジング10,20の嵌合作業を行う現場まで雌ハウジング20を搬送する過程などでも、常にロックアーム31の保護(ロックアーム31に対する他の部材や異物などの干渉防止・電線Wなどによるロックアーム31の反転防止)を図ることができる。
続いて、両ハウジング10,20を嵌合する作業について説明する。図4〜図6に示す状態から雄ハウジング10のフード部12を雌ハウジング20の端子収容部21と外筒部22との間に嵌合させると、図7に示すように、ロック部17の誘い込み面17aによってロックアーム31の自由端部31bが下方へ誘い込まれて、ロックアーム31が基端部31aを支点として同方向へ弾性変形される。このとき、ロックアーム31の基端部31a側が第2ロック保護部37によって覆われ、自由端部31b側が第1ロック保護部36によって覆われ、且つ解除用空間38が上方に開口しているので、嵌合作業を行うにあたって雌ハウジング20を後方から押し込んでいる作業者の指Fがロックアーム31の可動部分に直接接触するような事態が防がれている。なお、ロックアーム31の基端部31aの後面が後方外部に露出しているものの、基端部31aはロックアーム31の弾性変形に伴って変位しない不動部分なので、仮にここに指Fが接触していてもロックアーム31の変位動作に悪影響を及ぼすことはない。
従って、作業者は、図7に示す通り、第2ロック保護部37を押し込み操作しても、ロックアーム31の可動部分に接触することなく嵌合作業を行うことが可能とされる。このように雌ハウジング20の下面の突部44や両側面の段部45に加えて、雌ハウジング20の上面側の第2ロック保護部37を嵌合作業の操作部として利用できるので、雌ハウジング20における把持可能な部分の面積範囲や把持姿勢の自由度が高く、嵌合作業性の向上に寄与できる。
両ハウジング10,20が正規深さまで嵌合されると、ロックアーム31の自由端部31bがロック部17を潜り抜けるとともにロックアーム31が弾性復帰し、図8〜図10に示すように、ロック部17の被係止面17bに対してロックアーム31の係止面35が係止される。これにより、両ハウジング10,20が嵌合状態から抜け止め不能に保持される。このとき、ロックアーム31の弾性復帰経路上には、ロック受け部14の架橋壁14bが配されているので、弾性復帰したロックアーム31が自然状態にまで戻る前に、ロックアーム31の上面が架橋壁14bの内面に対して衝合する。この衝合に伴って発生する打圧音により、両ハウジング10,20が正規嵌合に至ったことを作業者に確実に知らせることができる。なお、嵌合状態ではロックアーム31は、自然状態から僅かに撓んだ状態に保たれる。
このように嵌合作業時には、一旦弾性変形した後に弾性復帰するロックアーム31に作業者が接触する事態が防がれているから、ロックアーム31の弾性変形動作や弾性復帰動作が鈍くなることが防止される。これにより、正規嵌合に伴って確実に打圧音が発生し、もって良好な節度感を得ることができ、半嵌合などの嵌合不良が防止される。
この正規嵌合状態では、図11に示すように、ロック部17の両側面17cと、この側面17cと対向する両アーム部32の対向面41とが互いに平行で且つ上下方向に沿って真っ直ぐな面となっている。仮に、面取り部40をアーム部32の対向面41にまで形成した場合には、両ハウジング10,20がクリアランスの範囲内で幅方向にがたついたとき、面取り部40によって案内されてロックアーム31がロック解除方向へ変位させられる可能性があるが、上記した構成によりそのような事態が防止されている。
次に、メンテナンスなどの事情により両ハウジング10,20を離脱させる際の作業について説明する。嵌合した両ハウジング10,20を離脱させるには、ロックアーム31によるロック状態を解除する必要があり、そのため雌ハウジング20において上方に開口した解除用空間38に対して上方から作業者の指Fなどを挿入する。このとき、共にロックアーム31の上側(挿入方向手前側)に突出して配されたロック受け部14の架橋壁14bと第2ロック保護部37とによって挿入される指Fがロックアーム31の中間部分31cへ向けてガイドされる。そして、挿入された指Fは、ロックアーム31の中間部分31cに当接されるとともに解除用空間38に連通した両アーム部32間の隙間34内に進入される。この状態からさらに指Fを下方へ押し込むことで、図12に示すように、ロックアーム31を下方へ弾性変形させることができる。
このとき、ロックアーム31は、図13に示すように、両アーム部32の内縁部が均等に押圧されるので、幅方向について操作力がバランスよく付与される。しかも、両アーム部32における被押圧部分には、面取り部40が形成されており、作業者の指Fが面取り部40に対して面接触するようになっているので、ロック解除操作に伴って作業者の指Fに作用する圧力が低減され、作業者が感じる痛みが緩和されている。これにより、繰り返し離脱作業を行う場合でも作業効率を良好にすることができる。
図12に示すように、自由端部31bがロック部17の下方にずれて互いの係止状態が完全に解除される位置までロックアーム31を弾性変形させたら、その状態に保ちつつ雌ハウジング20を引き抜く作業を行う。このとき、ロックアーム31を押圧した指Fをそのまま第2ロック保護部37の前端部に引っ掛けることで、ロックアーム31のロック解除作業に引き続いて雌ハウジング20の引き抜き作業を連続的に行うことができ、作業性に優れる。なお、ロック解除作業を行うにあたり、工具や治具を解除用空間38に挿入して行うようにしても構わない。
以上説明したように本実施形態によれば、雌ハウジング20には、ロックアーム31の自由端部31b側を覆う第1ロック保護部36と、この第1ロック保護部36との間にロックアーム31における中間部分31cを外部に露出させる解除用空間38を空けた位置に配されるとともに、ロックアーム31の基端部31a側を覆う第2ロック保護部37とが設けられているから、嵌合作業を行う際に雌ハウジング20を把持する作業者の指Fなどが誤ってロックアーム31の可動部分に接触するのを防ぐことができる。これにより、嵌合作業を行うにあたって良好な節度感を得ることができ、もって作業性の向上を図ることができる。
また、ロックアーム31におけるロック解除に伴う変位方向は、解除用空間38の開口方向とは逆向きに設定されているから、両ハウジング10,20を離脱させる際、解除用空間38を通してロックアーム31の中間部分31cを押圧することで、容易にロック状態を解除することができる。
また、ロックアーム31は、解除用空間38に連通する隙間34を空けて対向する一対のアーム部32と、両アーム部32の自由端部を連結する連結部33とによって二股状に形成されているから、ロック解除にあたり、解除用空間38に連通する両アーム部32間の隙間34に指Fなどを進入させることができるので、幅方向についてロックアーム31に対する操作位置が定まる。これにより、ロックアーム31をロック解除方向へ弾性変形させ易くなり、作業性に優れる。
また、ロックアーム31の両アーム部32のうち、互いに対向し且つ解除用空間38に臨む角部には、面取り部40が設けられているから、作業者が指Fで両アーム部32を押圧する際に、作業者が感じる痛みを緩和することができ、作業性の向上に寄与できる。
また、両ハウジング10,20が正規嵌合したとき、両アーム部32間にロック部17が進入するようになっており、面取り部40は、正規嵌合状態においてロック部17よりも後側に配されるとともに、両アーム部32におけるロック部17との対向面41には、面取り部40が設けられておらず、ロック部17側の対向面である側面17cとほぼ平行な面が形成されているから、嵌合状態で両ハウジング10,20がクリアランスの範囲内で幅方向にがたついたときでも、ロックアーム31がロック解除方向へ変位させられる事態が防がれる。
また、雄ハウジング10のロック受け部14の架橋壁14bは、両ハウジング10,20が正規嵌合した状態で解除用空間38に臨んで配されるとともに、ロックアーム31よりも解除用空間38の開口方向へ向けて突出する解除操作ガイド部を兼用しているから、解除用空間38に挿入する指Fなどを架橋壁14bと第2ロック保護部37とによってガイドすることができ、作業性の一層の向上を図ることができる。
また、雄ハウジング10のロック受け部14の架橋壁14bは、正規嵌合時におけるロックアーム31の弾性復帰経路上に配されるとともに、ロックアーム31が衝合するのに伴って打圧音を発生させる打圧音発生部を兼用しているから、打圧音によって正規嵌合に至ったことを作業者に確実に知らせることができ、節度感を一層良好なものとすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した実施形態では、作業者が指でロックアームを解除操作する場合を示したが、治具や工具を用いてロックアームを解除操作するようにしてもよい。
(2)上記した実施形態では、第2ロック保護部が第1ロック保護部よりも低い位置に設置される場合を示したが、両ロック保護部が概ね同じ高さ位置にあってもよく、また逆に第2ロック保護部が第1ロック保護部よりも高い位置に設置されるものも本発明に含まれる。要は、作業者の指や異物などがロックアームと各ロック保護部との間に入り込んでロックアームに接触・干渉する事態が防止される配慮がなされていれば、各ロック保護部の高さ位置については適宜に変更可能である。また、各ロック保護部の形状や前後方向の長さ寸法などについても適宜に変更可能である。
(3)上記した実施形態では、ロックアームが一対のアーム部を備えた二股状に形成された場合を例示したが、ロックアームが二股状に分岐せず、一本のアーム部からなる構造のものも本発明に含まれる。その場合、ロックアームに上下に貫通するものの後方へは開放しない形態の孔を設けて、そこにロック部が進入・係止する構造としてもよい。
(4)上記した実施形態では、ロック部がロック受け部の架橋壁から突出する凸形状とされ、ロックアームがロック部が進入可能な隙間を有する凹形状とされる場合を示したが、凹凸の関係を逆にしてもよい。具体的には、ロックアームの上面に上方へ突出する突部を設け、ロック受け部の架橋壁に突部が進入・係止可能な溝部を設けてここをロック部としたものも本発明に含まれる。
(5)上記した実施形態では、C面形状の面取り部をロックアームに設けた場合を示したが、例えば全域がR面形状の面取り部を設けるようにしてもよく、それ以外にも波形など面取り部の形状は適宜に変更可能である。また、ロックアームにおける面取り部の前後方向の形成範囲については適宜に変更可能である。また、面取り部を省略したものも本発明に含まれる。
(6)上記した実施形態では、正規嵌合時にロックアームが自然状態まで弾性復帰しない場合を示したが、ロックアームが自然状態にまで弾性復帰するような設定としたものも本発明に含まれる。
(7)上記した実施形態では、ロック受け部において架橋壁にまで溝部を形成した場合を例示したが、要は雄ハウジングを樹脂成形するにあたって架橋壁から突出するロック部の被係止面を形成する金型を型抜きできればよいので、溝部の形成範囲が架橋壁にまで及ばない構造のものも本発明に含まれる。
(8)上記した実施形態では、ロックアームのロック解除に伴う変位方向と解除用空間の開口方向とが逆向きの場合を示したが、両方向が同じ向きとしたものも本発明に含まれる。その場合は、解除用空間に挿入した指や治具によってロックアームを引っ張り操作するようにすればよい。
(9)上記した実施形態では、雄ハウジングが機器に直結される場合を示したが、雄ハウジングが電線の端末に接続した雄端子金具を収容する構造であってもよく、そのようなものも本発明に含まれる。
(10)上記した実施形態では、雌ハウジング側にロックアーム、両ロック保護部、及び解除用空間を設け、雄ハウジング側にロック部を設けた場合を示したが、逆に雄ハウジング側にロックアーム、両ロック保護部、及び解除用空間を設け、雌ハウジング側にロック部を設けるようにしたものも本発明に含まれる。
(11)上記した実施形態では、防水機能を備えたコネクタを例示したが、非防水タイプのコネクタにも本発明は適用可能である。
本発明の一実施形態に係る雄ハウジングの正面図 雌ハウジングの正面図 雌ハウジングの背面図 両ハウジングを嵌合する前の状態を示す平面図 両ハウジングを嵌合する前の状態を示す図6のX−X線断面図 両ハウジングを嵌合する前の状態を示す側断面図 両ハウジングを嵌合する途中の状態を示す側断面図 両ハウジングが正規嵌合した状態を示す側断面図 両ハウジングが正規嵌合した状態を示す平面図 両ハウジングが正規嵌合した状態を示す図6のX−X線断面図 図8のY−Y線断面図 ロックアームをロック解除方向へ弾性変形させた状態を示す側断面図 図12のZ−Z線断面図
符号の説明
10…雄ハウジング(一方のコネクタハウジング)
14b…架橋壁(解除操作ガイド部、打圧音発生部)
17…ロック部
17c…側面(対向面)
20…雌ハウジング(他方のコネクタハウジング)
31…ロックアーム
31a…基端部
31b…自由端部
31c…中間部分
32…アーム部
33…連結部
34…隙間
36…第1ロック保護部
37…第2ロック保護部
38…解除用空間
40…面取り部
41…対向面

Claims (7)

  1. 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウジングには、ロック部が設けられているのに対し、他方のコネクタハウジングには、両コネクタハウジングの嵌合方向に沿って延出し、前端側を自由端とした片持ち状に形成されるとともに、前記両コネクタハウジングを嵌合する過程では一旦弾性変形し、前記両コネクタハウジングが正規嵌合すると、弾性復帰して前記ロック部に対して係止されることで、前記両コネクタハウジングを嵌合状態に保持可能なロックアームが設けられており、
    前記他方のコネクタハウジングには、前記ロックアームの自由端部側を覆う第1ロック保護部と、この第1ロック保護部との間に前記ロックアームにおける中間部分を外部に露出させる解除用空間を空けた位置に配されるとともに、前記ロックアームの基端部側を覆う第2ロック保護部とが設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロックアームにおけるロック解除に伴う変位方向は、前記解除用空間の開口方向とは逆向きに設定されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ロックアームは、前記解除用空間に連通する隙間を空けて対向する一対のアーム部と、両アーム部の自由端部を連結する連結部とによって二股状に形成されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記両アーム部のうち、互いに対向し且つ前記解除用空間に臨む角部には、面取り部が設けられていることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記両コネクタハウジングを正規嵌合したとき、前記両アーム部間に前記ロック部が進入するようになっており、
    前記面取り部は、正規嵌合状態において前記ロック部よりも後側に配されるとともに、前記両アーム部における前記ロック部との対向面には、ロック部側の対向面とほぼ平行な面が形成されていることを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  6. 前記一方のコネクタハウジングには、前記両コネクタハウジングが正規嵌合した状態で前記解除用空間に臨んで配されるとともに、前記ロックアームよりも前記解除用空間の開口方向へ向けて突出する解除操作ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載のコネクタ。
  7. 前記一方のコネクタハウジングには、正規嵌合時における前記ロックアームの弾性復帰経路上に配されるとともに、前記ロックアームが衝合するのに伴って打圧音を発生させる打圧音発生部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のコネクタ。
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