JP2008064779A - 情報表示用パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】ネジ等の固定具を用いて情報表示用パネルを固定したり、ステプラーや紐などを用いて情報表示用パネルを綴じたりすることができる情報表示用パネルを提供する。
【解決手段】少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に表示媒体を封入し、基板内に発生させた電界により、表示媒体を移動させて画像などの情報を表示する情報表示用パネルにおいて、表示領域の周囲の非表示領域部分に貫通穴11を設けた。
【選択図】図8

Description

本発明は、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に表示媒体を封入し、基板内に発生させた電界により、表示媒体を移動させて画像などの情報を表示する情報表示用パネルに関するものである。
従来、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に表示媒体を封入し、基板に設けた電極間に電圧を印加することにより基板内に発生させた電界により、表示媒体を移動させて画像などの情報を表示する情報表示用パネルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開WO2003/050606号パンフレット
図21(a)〜(c)はそれぞれ従来の情報表示用パネルの構成を説明するための図である。図21(a)に示す例はライン電極を利用した例を示し、背面側基板101上に背面側ライン電極102を設け、表示面側基板(透明であるため図示せず)上に、背面側ライン電極102と直交するように表示面側ライン電極103(透明だが位置関係がわかるように図示する)を設け、背面側基板と表示面側基板とを貼り合わせて情報表示用パネルを構成している。図21(b)に示す例は個別電極を利用した例を示し、背面側基板(表示面側の個別電極に隠れている)上に個別電極(表示面側の個別電極に隠れている)を設け、表示面側基板(透明であるため図示せず)上に個別電極105を設け、背面側基板と表示面側基板とを貼り合わせて情報表示用パネルを構成している。図21(b)に示す例において、104は隔壁であるが、隔壁104のない構成の可能である。
図21(a)に示したライン電極を利用した情報表示用パネルおよび図21(b)に示した個別電極を利用した情報表示用パネルとも、図21(c)に示すように、互いに直交するライン電極の重なり部分(ライン電極の場合)、または、対向する個別電極が形成する部分(個別電極の場合)、が画素となって構成する表示領域111と、表示領域111の周囲のライン電極および個別電極が存在しなかったり、表示媒体が存在しなかったりして構成される非表示領域112と、から情報表示用パネル113が構成される。
上述した構成の従来の情報表示用パネルは、貫通穴を有する情報表示用パネルではないので、ネジ等の固定具を用いて情報表示用パネルを固定したり、ステプラーや紐などを用いて情報表示用パネルを綴じたりすることができないという問題があった。
本発明の目的は上述した問題点を解消して、ネジ等の固定具を用いて情報表示用パネルを固定したり、ステプラーや紐などを用いて情報表示用パネルを綴じたりすることができる情報表示用パネルを提供しようとするものである。
本発明の情報表示用パネルは、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に表示媒体を封入し、基板内に発生させた電界により、表示媒体を移動させて画像などの情報を表示する情報表示用パネルにおいて、表示領域の周囲の非表示領域部分に貫通穴を設けたことを特徴とするものである。
なお、本発明の情報表示用パネルの好適例としては、貫通穴は基板間ギャップ保持用リブで形成され、2枚の基板を貼り合わせるときに、基板間ギャップ保持用リブの頂上に接着剤を配置して、基板の貼り合わせとともに形成するよう構成したこと、貫通穴を形成する基板間ギャップ保持用リブの内側周囲に、外部から水分(湿分)が進入するのを防止するためのシール剤を配置したこと、貫通穴を設けるべき箇所に予め基板間ギャップ保持用リブを配置した状態で2枚の基板を貼り合わせ、その後、基板間ギャップ保持用リブの内部を加工することで貫通穴を形成するよう構成したこと、がある。
本発明によれば、表示領域の周囲の非表示領域部分に貫通穴を設けたことで、ネジ等の固定具を用いて情報表示用パネルを固定したり、ステプラーや紐などを用いて情報表示用パネルを綴じたりすることができる情報表示用パネルを得ることができる。
まず、本発明の対象となる情報表示用パネルの基本的な構成について説明する。本発明の対象となる情報表示用パネルでは、対向する2枚の基板間に封入した表示媒体に電界が付与される。付与された電界方向にそって、帯電した表示媒体が電界による力やクーロン力などによって引き寄せられ、表示媒体が電界方向の変化によって移動することにより、画像等の情報表示がなされる。従って、表示媒体が、均一に移動し、かつ、繰り返し表示を書き換える時あるいは表示情報を継続して表示する時の安定性を維持できるように、情報表示用パネルを設計する必要がある。ここで、表示媒体を構成する粒子にかかる力は、粒子同士のクーロン力により引き付けあう力の他に、電極や基板との電気鏡像力、分子間力、液架橋力、重力などが考えられる。
本発明の対象となる情報表示用パネルの例を、図1(a)、(b)〜図6に基づき説明する。
図1(a)、(b)に示す例では、少なくとも1種以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電特性の異なる少なくとも2種以上の表示媒体3(ここでは白色表示媒体用粒子3Waの粒子群からなる白色表示媒体3Wと黒色表示媒体用粒子3Baの粒子群からなる黒色表示媒体3Bを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1に設けた電極5(個別電極)と基板2に設けた電極6(個別電極)との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させる。そして、図1(a)に示すように白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行うか、あるいは、図1(b)に示すように黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示を行っている。なお、図1(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図2(a)、(b)に示す例では、少なくとも1種以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電特性の異なる少なくとも2種以上の表示媒体3(ここでは白色表示媒体用粒子3Waの粒子群からなる白色表示媒体3Wと黒色表示媒体用粒子3Baの粒子群からなる黒色表示媒体3Bを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1に設けた電極5(ライン電極)と基板2に設けた電極6(ライン電極)との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させる。そして、図2(a)に示すように白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行うか、あるいは、図2(b)に示すように黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示を行っている。なお、図2(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図3(a)、(b)に示す例では、少なくとも1種以上の粒子から構成される少なくとも光学的反射率と帯電性を有する表示媒体3(ここでは白色表示媒体用粒子3Waの粒子群からなる白色表示媒体3Wを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1に設けた電極5と電極6(透明電極)との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と平行方向に移動させる。そして、図3(a)に示すように、白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行うか、あるいは、図3(b)に示すように、黒色板7の色を観察者に視認させて黒色の表示を行っている。なお、図3(a)、(b)に示す例では、手前にある隔壁は省略している。また、電極は基板の内側に設けても基板の外側に設けてもよく、また、基板内部に埋め込むように設けてもよい。
図4(a)〜(d)に示す例では、まず、図4(a)、(c)に示すように、少なくとも1種以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電特性の異なる少なくとも2種以上の表示媒体3(ここでは白色表示媒体用粒子3Waの粒子群からなる白色表示媒体3Wと黒色表示媒体用粒子3Baの粒子群からなる黒色表示媒体3Bを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1の外側に設けた外部電界形成手段61と基板2の外側に設けた外部電界形成手段62との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させる。そして、図4(b)に示すように白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行うか、あるいは、図2(d)に示すように黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示を行っている。なお、図4(a)〜(d)において、手前にある隔壁は省略している。また、基板1の内側には導電部材63を設けるとともに、基板2の内側には導電部材64を設けている。
以上の説明は、粒子群からなる白色表示媒体3Wを粉流体からなる白色表示媒体に、粒子群からなる黒色表示媒体3Bを粉流体からなる黒色表示媒体に、それぞれ置き換えた場合も同様に適用することが出来る。粉流体については後述する。
図5および図6に示す例では、図2(a)、(b)に示す例と同様に、ライン電極5、6を用いて白黒表示を行う他の例を説明している。図5に示す例では、図2(a)、(b)で示す白色表示媒体3Wと黒色表示媒体3Bとを充填した隔壁4で形成されたセルの代わりに、白色表示媒体3Wと黒色表示媒体3Bとを絶縁液体8とともに内部に充填したマイクロカプセル9を用いている。また、図6に示す例では、図2(a)、(b)で示す白色表示媒体3Wと黒色表示媒体3Bとを充填する代わりに、白色と黒色とを半々に塗り分けた回転ボール10を表示媒体として絶縁液体8とともに内部に充填したマイクロカプセル9を用いている。図5および図6に示すいずれの例も、図2(b)に示す例と同様に、白黒表示を行うことができる。
本発明の情報表示用パネルの特徴は、ライン電極あるいは個別電極を用いて構成される表示領域の周囲の、ライン電極あるいは個別電極の存在しない非表示領域に、貫通穴を設けた点である。以下、種々具体例について説明する。
図7(a)、(b)、図8(a)、(b)および図9はそれぞれ本発明の情報表示用パネルの一例の構成を説明するための図である。ここで、図7(a)は一方のパネル基板(例えば表示面側の基板2)の平面を示し、図7(b)は図7(a)におけるA−A線に沿った断面を示す。また、図8(a)はもう一方のパネル基板(例えば背面側の基板1)の平面を示し、図8(b)は図8(a)におけるA−A線に沿った断面を示す。さらに、図9は基板1と2とを貼り合わせた時の図5(b)および図6(b)で示されたA−A線に沿った断面を示す。
本例では、まず、図7(a)、(b)に示すように、表示面側の基板2上の電極の存在しない非表示領域に、貫通穴11と貫通穴11の周囲の基板間ギャップ保持用リブ12とを設け、基板間ギャップ保持用リブ12の先端に接着剤14を配置する。同時に、図8(a)、(b)に示すように、背面側の基板1上の電極の存在しない非表示領域において、基板1と2とを貼り合わせてパネルを形成した際に、表示面側の貫通穴11と対応する位置に貫通穴13を設けるとともに、表示面側の基板間ギャップ保持用リブ12と対応する位置に基板間ギャップ保持用リブ接着部15を設ける。そして、図7(a)、(b)に示す表示面側の基板2と図8(a)、(b)に示す背面側の基板1とを貼り合わせることで(表示領域を形成する際の基板1と2との貼り合わせと同時に)、図9に示すように、貫通穴11(13)を有する情報表示用パネル16を形成する。
図10(a)、(b)、図11(a)、(b)および図12はそれぞれ本発明の情報表示用パネルの他の例の構成を説明するための図である。ここで、図10(a)は一方のパネル基板(例えば表示面側の基板2)の平面を示し、図10(b)は図10(a)におけるA−A線に沿った断面を示す。また、図11(a)はもう一方のパネル基板(例えば背面側の基板1)の平面を示し、図11(b)は図11(a)におけるA−A線に沿った断面を示す。さらに、図12は基板1と2とを貼り合わせた時の図10(b)および図11(b)で示されたA−A線に沿った断面を示す。
図10(a)、(b)、図11(a)、(b)および図12に示す本例において、図7(a)、(b)、図8(a)、(b)および図9に示す例と同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。本例では、図7(a)、(b)、図8(a)、(b)および図9に示す例の構成に加えて、貫通穴11を形成する基板間ギャップ保持用リブ12の内側周囲に、外部から水分(湿分)が進入するのを防止するためのシール剤17を配置した点である。
図13(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルのさらに他の例の構成を説明するための図である。本例では、まず、図13(a)に示すように、貫通穴を設けるべき箇所に予め基板間ギャップ保持用リブ12を配置した状態で、2枚の基板1と2とを貼り合わせて、貫通穴の加工前のパネルを準備する。その後、13(b)に示すように、準備したパネルに対し基板間ギャップ保持用リブ12の内部を加工することで、貫通穴11(13)を設けている。ここで、加工方法は貫通穴を形成することができればどのような方法をも利用することができるが、レーザー加工や打ち抜き加工を利用することが好ましい。なお、図13(a)、(b)に示す例では、パネルの表示領域をシール剤21で囲んで形成し、隔壁4で形成したセル内に白色表示媒体3Wと黒色表示媒体3Bとを充填し、ライン電極を利用した構成を示しているが、その他の構成をとることができることはいうまでもない。
上述した本発明の情報表示用パネルの構成において、貫通穴はパネル基板双方の所定位置に予め設けておくことが好ましいが(図7(a)、(b)〜図12で説明した例)、樹脂製パネル基板を用いた情報表示用パネルでは、パネル組み立て後(パネル基板を貼り合わせた後)に、レーザー加工や打ち抜き加工によって貫通穴を設けることもできる。後から加工して貫通穴を設ける場合も所定位置に基板ギャップ保持用部材を予め設置しておき、この基板ギャップ保持用部材に貫通穴を形成する方法をとることが好ましい(図13(a)、(b)で説明した例)。この場合には貫通穴の周囲にシール剤を配置しなくても十分な水分(湿分)進入防止を図ることができる。
図14(a)〜(d)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルにおける貫通穴形成例の一例を説明するための図である。図14(a)に示す例では、表示パネル上部の非表示領域の端部二箇所に円形の貫通穴11を設けた例を示す。図14(b)に示す例では、表示パネルの非表示領域の四隅に円形の貫通穴11を設けた例を示す。図14(c)に示す例では、表示パネル上部の非表示領域に長方形の貫通穴11を設けた例を示す。図14(d)に示す例では、表示パネル左端の非表示領域に円形三連の貫通穴を設けた例を示す。また、図15(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルにおける貫通穴形成例の他の例を説明するための図である。図15(a)に示す例では、2枚の表示パネルで表示領域1と表示領域2とを構成した情報表示用パネルにおいて、非表示領域5箇所に円形の貫通穴11を設けた例を示す。図15(b)に示す例では、2枚の表示パネルで表示領域1と表示領域2とを構成した情報表示用パネルにおいて、非表示領域3箇所に長方形の貫通穴11を設けた例を示す。
図16(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルを時計に応用した例を説明するための図である。図16(a)、(b)に示す例では、表示領域1と表示領域2とを構成する2枚の表示パネルからなる情報表示用パネル31とその周囲の円形の文字盤32とから時計を構成している。そして、情報表示用パネル31の表示領域1と表示領域2との間の非表示領域に設けた貫通穴を利用して、時計の裏面の駆動機構(図示せず)から回転軸33を表示面側まで延在させ、回転軸33に長針34と短針35とからなる時針を接続して、時計として長針34および短針35を駆動できるよう構成している。本例では、本発明の情報表示用パネル31を利用して、図16(a)に示す花の絵の表示を、図16(b)に示す別の花の絵に変える等、情報表示用パネル31で表示させる画像を希望に応じて任意に変えることが可能となる。
図17(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルをスピードメーターの背景表示に応用した例を説明するための図である。図17(a)、(b)に示す例では、自動車のスピードメーターにおいて、非表示領域に長方形の貫通穴11と設け、裏面に設けたリニア駆動機構(図示せず)と軸41とを接続し、軸41に指針42を設け、スピードに応じて指針42を移動させることで、予め形成したスピード表示を読み取ることでスピードを知らせることができる。本例では、本発明の情報表示用パネル43を利用して、図17(a)、(b)に示すように、情報表示用パネル43の表示画像を希望に応じて任意に変えることが可能となる。ここでは、スピードを示す数値は、情報表示用パネルの非表示領域にプリントされている。
図18(a)、(b)および図19(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルの具体的な構成の一例を説明するための図である。図18(a)、(b)および図19(a)、(b)に示す例において、図1(a)、(b)〜図3(a)、(b)に示す例と同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図18(a)、(b)に示す例では、3個のセルで単位画素を構成するカラー表示の例を示している。図18(a)、(b)に示す例では、いずれも、表示媒体3として、赤色表示媒体3Rと白色表示媒体3Wとを第1のセル51−1に充填し、青色表示媒体3BLと白色表示媒体3Wとを第2のセル51−2に充填し、緑色表示媒体3Gと白色表示媒体3Wとを第3のセル51−3に充填し、第1のセル51−1、第2のセル51−2および第3のセル51−3の三個のセルで単位画素を構成している。図18(a)、(b)に示す例では、いずれも、観察者側に、第1のセル51−1では赤色表示媒体3Rを、第2のセル51−2および第3のセル51−3では白色表示媒体3Wを配置することで、観察者に対し赤色表示を行っている。なお、図18(a)ではライン電極の例を示し、図18(b)では個別電極の例を示す。
図19(a)、(b)に示す例でも、図18(a)、(b)に示す例と同様に、3個のセルで単位画素を構成するカラー表示の例を示している。図19(a)、(b)に示す例では、図18(a)、(b)に示す例と異なり、表示媒体としてはすべてのセル51−1〜51−3に白色表示媒体3Wと黒色表示媒体3Bとを充填し、第1のセル51−1の観察者側に赤色カラーフィルター52Rを設け、第2のセル51−2の観察者側に緑色カラーフィルター52Gを設け、第3のセル51−3の観察者側に青色カラーフィルター52BLを設け、第1のセル51−1、第2のセル51−2および第3のセル51−3の三個のセルで単位画素を構成している。図19(a)、(b)に示す例では、いずれも、観察者側に、第1セル51−1および第2のセル51−2では黒色表示媒体3Bを、第3のセル51−3では白色表示媒体3Wを配置することで、観察者に対し青色表示を行っている。なお、図19(a)ではライン電極の例を示し、図19(b)では個別電極の例を示す。
なお、上述した構成の本発明の情報表示用パネルにおいては、表示面側基板には透明電極を設ける必要があり、酸化インジウム錫(ITO)等の透明導電材により電極を形成するが、背面側基板に設ける電極は透明でなくてもよいので、アルミニウム、銅等の良導電性の金属材料を用いることができる。また、ライン電極を配置した表示パネルにおいて、貫通穴を設ける非表示領域には電極も表示媒体も配置しないことが好ましいが、電極が配置されていても電圧印加に供しなければ、電極は配置されていても構わない。さらに、貫通穴の周囲には、基板間ギャップを保持するための部材を設け、双方のパネル基板と隙間無く接着固定される。さらにまた、貫通穴の周囲の基板間ギャップ保持材の周囲には、外部からの水分(湿分)進入を防止するためにシール剤を配置することが好ましい。また、貫通穴を設ける位置は、表示パネルの非表示領域であればよく、貫通穴の形状、大きさ、個数については制限されない。さらに、本発明は、複数の表示領域を有する表示パネルについても適用できる。すなわち、複数の表示パネルで構成される1枚の表示パネルにおいても、各表示パネル(各表示領域)の配置されていない(非表示領域)に貫通穴を設けることができる。
以下、本発明の情報表示用パネルを構成する各部材について説明する。
基板については、少なくとも一方の基板は情報表示用パネル外側から表示媒体の色が確認できる透明な基板2であり、可視光の透過率が高くかつ耐熱性の良い材料が好適である。基板1は透明でも不透明でもかまわない。基板材料を例示すると、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリイミド、アクリルなどのポリマーシートや、金属シートのように可とう性のあるもの、および、ガラス、石英などの可とう性のない無機シートが挙げられる。基板の厚みは、2〜5000μmが好ましく、さらに5〜2000μmが好適であり、薄すぎると、強度、基板間の間隔均一性を保ちにくくなり、5000μmより厚いと、薄型情報表示用パネルとする場合に不都合がある。
電極を設ける場合の電極形成材料としては、アルミニウム、銀、ニッケル、銅、金等の金属類や酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム、アンチモン錫酸化物(ATO)、導電性酸化錫、導電性酸化亜鉛等の導電金属酸化物類、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェンなどの導電性高分子類が例示され適宜選択して用いられる。電極の形成方法としては、上記例示の材料をスパッタリング法、真空蒸着法、CVD(化学蒸着)法、塗布法等で薄膜状に形成する方法や、導電剤を溶媒や合成樹脂バインダーに混合して塗布したりする方法が用いられる。視認側であり透明である必要のある表示面側基板2に設ける電極は透明である必要があるが、背面側基板1に設ける電極は透明である必要はない。いずれの場合もパターン形成可能で導電性である上記材料を好適に用いることができる。なお、電極厚みは、導電性が確保でき光透過性に支障がなければ良く、3〜1000nm、好ましくは5〜400nmが好適である。背面側基板1に設ける電極の材質や厚みなどは上述した表示面側基板に設ける電極と同様であるが、透明である必要はない。なお、この場合の外部電圧入力は、直流あるいは交流を重畳しても良い。
必要に応じて基板に設ける隔壁4については、その形状は表示にかかわる表示媒体の種類や、配置する電極の形状、配置により適宜最適設定され、一概には限定されないが、隔壁の幅は2〜100μm、好ましくは3〜50μmに、隔壁の高さは10〜100μm、好ましくは10〜50μmに調整される。
また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板1、2の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。この発明では、いずれの方法も好適に用いられる。
これらのリブからなる隔壁により形成されるセルは、図20に示すごとく、基板平面方向からみて四角状、三角状、ライン状、円形状、六角状が例示され、配置としては格子状やハニカム状や網目状が例示される。表示面側から見える隔壁断面部分に相当する部分(セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、表示の鮮明さが増す。
ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。いずれの方法もこの発明の情報表示用パネルに好適に用いることができるが、これらのうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
次に、本発明に係る情報表示用パネルに用いる表示媒体として例えば用いる粉流体について説明する。なお、本発明の情報表示用パネルで用いる粉流体の名称については、本出願人が「電子粉流体(登録商標):登録番号4636931」の権利を得ている。
本発明における「粉流体」は、気体の力も液体の力も借りずに、自ら流動性を示す、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質である。例えば、液晶は液体と固体の中間的な相と定義され、液体の特徴である流動性と固体の特徴である異方性(光学的性質)を有するものである(平凡社:大百科事典)。一方、粒子の定義は、無視できるほどの大きさであっても有限の質量をもった物体であり、重力の影響を受けるとされている(丸善:物理学事典)。ここで、粒子でも、気固流動層体、液固流動体という特殊状態があり、粒子に底板から気体を流すと、粒子には気体の速度に対応して上向きの力が作用し、この力が重力とつりあう際に、流体のように容易に流動できる状態になるものを気固流動層体と呼び、同じく、流体により流動化させた状態を液固流動体と呼ぶとされている(平凡社:大百科事典)。このように気固流動層体や液固流動体は、気体や液体の流れを利用した状態である。本発明では、このような気体の力も、液体の力も借りずに、自ら流動性を示す状態の物質を、特異的に作り出せることが判明し、これを粉流体と定義した。
すなわち、本発明における粉流体は、液晶(液体と固体の中間相)の定義と同様に、粒子と液体の両特性を兼ね備えた中間的な状態で、先に述べた粒子の特徴である重力の影響を極めて受け難く、高流動性を示す特異な状態を示す物質である。このような物質はエアロゾル状態、すなわち気体中に固体状もしくは液体状の物質が分散質として安定に浮遊する分散系で得ることができ、本発明の情報表示用パネルで固体状物質を分散質とするものである。
本発明の対象となる情報表示用パネルは、少なくとも一方が透明な、対向する基板間に、例えば気体中に固体粒子が分散質として安定に浮遊するエアロゾル状態で高流動性を示す粉流体を封入するものであり、このような粉流体は、粉体の流動性を示す指数である安息角を測定できないほど流動性に富んでおり、小さな電界の力でクーロン力などにより容易に安定して移動させることができる。
本発明に表示媒体として例えば用いる粉流体とは、先に述べたように、気体の力も液体の力も借りずに、自ら流動性を示す、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質である。この粉流体は、特にエアロゾル状態とすることができ、本発明の情報表示用パネルでは、気体中に固体状の物質が分散質として比較的安定に浮遊する状態で表示媒体として用いられる。
次に、本発明の情報表示用パネルにおいて表示媒体を構成する表示媒体用粒子(以下、粒子ともいう)について説明する。表示媒体用粒子は、そのまま該表示媒体用粒子だけで構成して表示媒体としたり、その他の粒子と合わせて構成して表示媒体としたり、粉流体となるように調整、構成して表示媒体としたりして用いられる。
粒子は、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、従来と同様に、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことができる。以下に、樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
樹脂の例としては、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、アクリルフッ素樹脂、シリコーン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられ、2種以上混合することもできる。特に、基板との付着力を制御する観点から、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、アクリルフッ素樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂が好適である。
荷電制御剤としては、特に制限はないが、負荷電制御剤としては例えば、サリチル酸金属錯体、含金属アゾ染料、含金属(金属イオンや金属原子を含む)の油溶性染料、4級アンモニウム塩系化合物、カリックスアレン化合物、含ホウ素化合物(ベンジル酸ホウ素錯体)、ニトロイミダゾール誘導体等が挙げられる。正荷電制御剤としては例えば、ニグロシン染料、トリフェニルメタン系化合物、4級アンモニウム塩系化合物、ポリアミン樹脂、イミダゾール誘導体等が挙げられる。その他、超微粒子シリカ、超微粒子酸化チタン、超微粒子アルミナ等の金属酸化物、ピリジン等の含窒素環状化合物及びその誘導体や塩、各種有機顔料、フッ素、塩素、窒素等を含んだ樹脂等も荷電制御剤として用いることもできる。
着色剤としては、以下に例示するような、有機または無機の各種、各色の顔料、染料が使用可能である。
黒色着色剤としては、カーボンブラック、酸化銅、二酸化マンガン、アニリンブラック、活性炭等がある。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
黄色着色剤としては、黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファーストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ、C.I.ピグメントイエロー12等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
体質顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト等がある。また、塩基性、酸性、分散、直接染料等の各種染料として、ニグロシン、メチレンブルー、ローズベンガル、キノリンイエロー、ウルトラマリンブルー等がある。
無機系添加剤の例としては、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、酸化アンチモン、炭酸カルシウム、鉛白、タルク、シリカ、ケイ酸カルシウム、アルミナホワイト、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、カドミウムオレンジ、チタンイエロー、紺青、群青、コバルトブルー、コバルトグリーン、コバルトバイオレット、酸化鉄、カーボンブラック、マンガンフェライトブラック、コバルトフェライトブラック、銅粉、アルミニウム粉などが挙げられる。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。
上記着色剤を配合して、所望の色の表示媒体用粒子を作製できる。
また、本発明で用いるの表示媒体用粒子(以下、粒子ともいう)は平均粒子径d(0.5)が、1〜20μmの範囲であり、均一で揃っていることが好ましい。平均粒子径d(0.5)がこの範囲より大きいと表示上の鮮明さに欠け、この範囲より小さいと粒子同士の凝集力が大きくなりすぎるために表示媒体としての移動に支障をきたすようになる。
更に本発明では、各粒子の粒子径分布に関して、下記式に示される粒子径分布Spanを5未満、好ましくは3未満とする。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、均一な表示媒体としての移動が可能となる。
さらにまた、各粒子の相関について、使用した粒子の内、最大径を有する粒子のd(0.5)に対する最小径を有する粒子のd(0.5)の比を50以下、好ましくは10以下とすることが肝要である。たとえ粒子径分布Spanを小さくしたとしても、互いに帯電特性の異なる粒子が互いに反対方向に動くので、互いの粒子サイズが近く、互いの粒子が当量ずつ反対方向に容易に移動できるようにするのが好適であり、それがこの範囲となる。
なお、上記の粒子径分布および粒子径は、レーザー回折/散乱法などから求めることができる。測定対象となる粒子にレーザー光を照射すると空間的に回折/散乱光の光強度分布パターンが生じ、この光強度パターンは粒子径と対応関係があることから、粒子径および粒子径分布が測定できる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
表示媒体用粒子の帯電量は当然その測定条件に依存するが、情報表示用パネルにおける表示媒体用粒子の帯電量はほぼ、初期帯電量、隔壁との接触、基板との接触、経過時間に伴う電荷減衰に依存し、特に表示媒体用粒子の帯電挙動の飽和値が支配因子となっているということが分かった。
本発明者らは鋭意検討の結果、ブローオフ法において同一のキャリア粒子を用いて、表示媒体に用いる粒子の帯電量測定を行うことにより、表示媒体用粒子の適正な帯電特性値の範囲を評価できることを見出した。
更に、表示媒体用粒子で構成する粒子群や粉流体等の表示媒体を気中空間が駆動させる情報表示用パネルに適用する場合には、基板間の表示媒体を取り巻く空隙部分の気体の管理が重要であり、表示安定性向上に寄与する。具体的には、空隙部分の気体の湿度について、25℃における相対湿度を60%RH以下、好ましくは50%RH以下とすることが重要である。
この空隙部分とは、例えば図1(a)、(b)〜図3(a)、(b)において、対向する基板1、基板2に挟まれる部分から、電極5、6(電極を基板の内側に設けた場合)、表示媒体3の占有部分、隔壁4の占有部分(隔壁を設けた場合)、情報表示用パネルのシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるように情報表示用パネルに封入することが必要であり、例えば、表示媒体の充填、情報表示用パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの水分(湿分)侵入を防ぐシール材、シール方法を施すことが肝要である。
本発明の対象となる情報表示用パネルにおける基板と基板との間隔は、表示媒体が移動できて、コントラストを維持できればよいが、通常10〜500μm、好ましくは10〜200μmに調整される。
対向する基板間の空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体の移動に支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
本発明の対象となる一般的な情報表示用パネルは、ノートパソコン、電子手帳、PDA(Personal Digital Assistants)と呼ばれる携帯型情報機器、携帯電話、ハンディターミナル等のモバイル機器の表示部、電子ブック、電子新聞等の電子ペーパー、看板、ポスター、黒板(ホワイトボード)等の掲示板、電子卓上計算機、家電製品、自動車用品等の表示部、ポイントカード、ICカード等のカード表示部、電子広告、情報ボード、電子POP(Point Of Presence, Point Of Purchase advertising)、電子値札、電子棚札、電子楽譜、RF−ID機器の表示部のほか、POS端末、カーナビゲーション装置、時計など様々な電子機器の表示部に好適に用いられる。他に、リライタブルペーパー(外部電界形成手段を用いて書換えできる)としても好適に用いられる。
また、本発明の貫通穴を備える情報表示用パネルは、特に、アナログ式時計のディスプレイ型文字盤(背景板)、指針式温度計/湿度計等のディスプレイ型背景板、自動車フロントパネルに搭載するスピードメーターやタコメーターの表示部やディスプレイ型背景板、自動車フロントパネルのディスプレイ型装飾等として好適に用いられる。
なお、本発明の対象となる情報表示用パネルの駆動方式については、パネル自体にスイッチング素子を用いない単純マトリックス駆動方式やスタティック駆動方式、また、外部電界を用いた外部電界駆動型方式など、種々のタイプの駆動方式が適用できる。
(a)、(b)はそれぞれ本発明の対象となる情報表示用パネルの一例を示す図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の対象となる情報表示用パネルの他の例を示す図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の対象となる情報表示用パネルのさらに他の例を示す図である。 (a)〜(d)はそれぞれ本発明の対象となる情報表示用パネルのさらに他の例を示す図である。 本発明の対象となる情報表示用パネルのさらに他の例を示す図である。 本発明の対象となる情報表示用パネルのさらに他の例を示す図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルの一例の構成を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルの一例の構成を説明するための図である。 本発明の情報表示用パネルの一例の構成を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルの他の例の構成を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルの他の例の構成を説明するための図である。 本発明の情報表示用パネルの一例の構成を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルのさらに他の例の構成を説明するための図である。 (a)〜(d)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルにおける貫通穴形成例の一例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルにおける貫通穴形成例の他の例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルを時計に応用した例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルをスピードメーターの背景表示に応用した例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルの具体的な構成の一例を説明するための図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルの具体的な構成の他の例を説明するための図である。 本発明の対象となる情報表示用パネルにおける隔壁の形状の一例を示す図である。 (a)〜(c)はそれぞれ従来の情報表示用パネルの構成を説明するための図である。
符号の説明
1、2 基板
3 表示媒体(粒子群、粉流体)
3W 白色表示媒体
3Wa 白色表示媒体用粒子
3B 黒色表示媒体
3Ba 黒色表示媒体用粒子
3R 赤色表示媒体
3BL 青色表示媒体
4 隔壁
5、6 電極
7 黒色板
8 絶縁液体
9 マイクロカプセル
10 回転ボール
11、13 貫通穴
12 基板間ギャップ保持用リブ
14 接着剤
15 基板間ギャップ保持用リブ接着部
16、31、43 情報表示用パネル
17、21 シール剤
32 文字盤
33 回転軸
34 長針
35 短針
41 軸
42 指針
51−1 第1のセル
51−2 第2のセル
51−3 第3のセル
52R 赤色カラーフィルター
52G 緑色カラーフィルター
52B 青色カラーフィルター
61、62 外部電界形成手段
63、64 導電部材

Claims (4)

  1. 少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に表示媒体を封入し、基板内に発生させた電界により、表示媒体を移動させて画像などの情報を表示する情報表示用パネルにおいて、表示領域の周囲の非表示領域部分に貫通穴を設けたことを特徴とする情報表示用パネル。
  2. 貫通穴は基板間ギャップ保持用リブで形成され、2枚の基板を貼り合わせるときに、基板間ギャップ保持用リブの頂上に接着剤を配置して、基板の貼り合わせとともに形成するよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の情報表示用パネル。
  3. 貫通穴を形成する基板間ギャップ保持用リブの内側周囲に、外部から水分(湿分)が進入するのを防止するためのシール剤を配置したことを特徴とする請求項2に記載の情報表示用パネル。
  4. 貫通穴を設けるべき箇所に予め基板間ギャップ保持用リブを配置した状態で2枚の基板を貼り合わせ、その後、基板間ギャップ保持用リブの内部を加工することで貫通穴を形成するよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の情報表示用パネル。
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