JP2008062665A - 車両用対積載物警告装置 - Google Patents

車両用対積載物警告装置 Download PDF

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健 松村
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Abstract

【課題】車両の積載物に関する適切な警告を行なうことが可能な車両用対積載物警告装置を提供すること。
【解決手段】車両に積載された物体を識別する積載物識別手段と、積載物識別手段による識別結果を記憶する記憶手段と、を備え、記憶手段に記憶された積載物識別手段による識別結果の履歴に基づき、同一物体が所定時間以上積載されていると判定された場合に、積載物に関する警告を行なうことを特徴とする、車両用対積載物警告装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両において不要な積載物に関する警告を行なう車両用対積載物警告装置に関する。
近年、地球環境等に配慮し、エネルギー消費を抑制するための種々の技術が研究されている。自動車産業においては、自動車自体のエネルギー効率を向上させるのはもとより、ユーザーがエネルギー消費を抑制した運転をすることができるように支援する装置等についての研究もなされている。
その一例として、燃費を悪化させる運転が行なわれた場合に、過剰に消費された燃料の量を表示する装置についての発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、シフトチェンジのタイミングや空ぶかしの有無、車速と空気抵抗の関係等に基づいて、燃費を悪化させる運転が行なわれたか否かを判断している。
特開2002−362185号公報
しかしながら、ユーザーがエネルギー消費を抑制するために配慮すべき点は、運転操作を適切なものすることに限られない。例えば、乗員の数や積載物(荷物)の重量等が考えられる。従って、これらの点に配慮しなければ、エネルギー消費を更に抑制する機会を失う場合が生じる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、車両の積載物に関する適切な警告を行なうことが可能な車両用対積載物警告装置を提供することを、主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、車両に積載された物体を識別する積載物識別手段と、積載物識別手段による識別結果を記憶する記憶手段と、を備え、記憶手段に記憶された積載物識別手段による識別結果の履歴に基づき、同一物体が所定時間以上積載されていると判定された場合に、積載物に関する警告を行なうことを特徴とする、車両用対積載物警告装置である。
この本発明の第1の態様によれば、車両に積載された物体を識別した結果、同一物体が所定時間以上積載されていると判定された場合に積載物に関する警告を行なうから、車両の積載物に関する適切な警告を行なうことができる。
本発明の第2の態様は、車両に積載された物体の重量を検出する重量検出手段と、車両に積載された物体を識別する積載物識別手段と、積載物識別手段による識別結果を記憶する記憶手段と、を備え、記憶手段に記憶された積載物識別手段による識別結果の履歴及び重量検出手段により検出された物体の重量に基づき、重量が所定重量以上である同一物体が所定時間以上積載されていると判定された場合に、積載物に関する警告を行なうことを特徴とする、車両用対積載物警告装置である。
また、本発明の第1又は第2の態様において、車両に積載された物体の重量を検出する重量検出手段を備え、所定時間は、物体の重量が増加するに従って短くなるように、各物体毎に定められるものとすると好適である。なお、請求項2に記載の重量検出手段と、請求項3に記載の重量検出手段とは、同一の手段であってよい。
また、本発明の第1又は第2の態様において、イグニッション信号を検出するイグニッション信号検出手段を備え、所定時間は、イグニッション頻度が高くなるに従って短くなるように定められるものとすると好適である。ここで、イグニッション頻度とは、所定の計測期間内においてイグニッションがオフの状態からオンの状態に変更された回数を当該計測期間で除した値(又は回数自体)である。
また、本発明の第1又は第2の態様において、積載物識別手段により警告が不要な所定物体であると識別された物体に関しては、警告を行なわないものとすると好適である。ここで、警告が不要な所定物体は、例えば、警告灯及びスペアタイヤの少なくとも一方を含む。また、警告が不要な所定物体は、例えば、記憶手段に記憶された積載物識別手段による識別結果の履歴を参照して決定される物体であって、今回積載されている時間が前回積載された時間内である物体である。
本発明の第3の態様は、車両に積載された物体の重量を検出する重量検出手段と、重量検出手段による検出結果を記憶する記憶手段と、を備え、記憶手段に記憶された重量検出手段による検出結果の履歴に基づき、所定重量以上の物体が所定時間以上積載されていると判定された場合に、積載物に関する警告を行なうことを特徴とする、車両用対積載物警告装置である。
本発明によれば、車両の積載物に関する適切な警告を行なうことが可能な車両用対積載物警告装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
[実施例1]
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。図1は、本発明の第1実施例に係る車両用対積載物警告装置1の全体構成の一例を示す図である。車両用対積載物警告装置1は、主要な構成として、積載物識別用装置10と、出力装置20と、警告装置用ECU(Electronic Control Unit)30と、を備える。積載物識別用装置10は、例えば、荷重センサー12A〜12I、温度センサー14A〜14C、レーダー装置16、及び通信装置18を備える。
図2は、荷重センサー12A〜12I、及び温度センサー14A〜14Cの車両におけるは配設例を示す図である。各荷重センサーは、例えばストレインゲージを利用したロードセルが用いられる。そして、車両の運転席以外の各座席における着座部に荷重センサー12A〜12Cが配設され、トランクルーム40の底部を適宜分割した各領域40D〜40Iのそれぞれの中心部に荷重センサー12D〜12Iが配設される。また、運転席以外の各座席には温度センサー14A〜14Cが配設されており、乗員の体温に起因する温度上昇を検出する。これにより、座席に加えられた荷重が、人間が着座したことによるものなのか、或いは荷物が置かれたことによるものなのか、を判別可能にしている。
レーダー装置16は、例えば、ミリ波レーダーやレーザーレーダー、赤外線レーダー、音波レーダー(ソナー)等が用いられる。レーダー装置16は、トランクルーム内の物体を検出可能な任意の位置に配設され、トランクルーム内の物体の三次元形状を検出する。
通信装置18は、例えば、Bluetooth等の短距離無線伝送プロトコルを用いて、車両の積載物に取り付けられた通信タグとの通信を行なう。具体的には、例えば、所定の電波信号を受信すると当該物体のIDを含む応答信号を送信可能な上記通信タグに対して、検知信号を定期的に送信し、応答信号を受信する。
出力装置20は、スピーカーや液晶表示画面、ブザー、LED(Light Emitting Diode)等が用いられる。スピーカーや液晶表示画面については、車載ナビゲーション装置用に用いられるものが共用されてよい。
警告装置用ECU30は、例えば、CPUを中心としてROMやRAM等がバスを介して相互に接続されたコンピューターユニットであり、その他、ハードディスクやDVD(Digital Versatile Disk)等のメモリ30A、I/Oポート、タイマー、カウンター等を備える。なお、ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。また、警告装置用ECU30は、イグニッション信号や車速信号等の車両信号の送受信が行なわれる多重通信線50に接続されており、これらの車両信号を参照可能となっている。警告装置用ECU30は、こうしたハードウエアを用いて実現される主要な機能ブロックとして、荷重特定部32、形状解析部34、通信制御部36、警告判定部38を備える。
荷重特定部32は、荷重センサー12A〜12I、及び温度センサー14A〜14Cの検出データを参照して、いずれかの座席又はトランクルーム40の各領域40D〜40Iに積載された物体の重量を特定する。前述の如く、運転席を除くいずれかの座席において荷重が検出された場合であっても、その座席に配設された温度センサーが温度上昇を検出した場合は(具体的には、検出温度が室温から所定温度以上乖離したこと等をもって温度上昇とする)、その座席には人間が着座しているものと判断し、積載物の重量としては取り扱わない。
形状解析部34は、レーダー装置16の作動を制御すると共にその検出データを参照して、トランクルーム40内の物体の三次元形状を把握する。具体的には、例えば、あらゆる方位に向けて物体の検出を行なう(物体を走査する)ようにレーダー装置16に指示し、各方位及び当該方位における物体との距離r、を極座標上の座標としてプロットし、これを直交座標に座標変換してトランクルーム40の底部平面を含む三次元形状モデルを作成する。図3は、レーダー装置16が物体を走査する様子を示す図である。レーダー装置16が物体を走査する方位は、例えば、レーダー装置16を含む鉛直方向の直線周りの角度θ、及び当該鉛直方向の直線とレーダー装置16から物体に引いた直線との角度φの組み合わせとして表現される。また、レーダー装置16が物体を走査する範囲は、例えばレーダー装置16がトランクルーム40の天井部に配設されている場合は角度φを値0〜90°に限定する等、適切に限定されてよい。なお、死角を無くすため、レーダー装置を複数備え、異なる方向から物体を走査するようにすると、より好適である。
通信制御部36は、前述した定期的な検知信号の送信を行なうように通信装置18に対して指示信号を送信する。
警告判定部38は、荷重特定部32、形状解析部34、及び通信制御部36の処理結果に基づいて車両に積載された物体(以下、単に「積載物」と称する)及びその重量を識別してメモリ30Aに記憶し、記憶した識別結果の履歴に基づき後述する判定を行なって、積載物に関する警告を行なうか否かを決定する。積載物に関する警告は、積載物の重量が車両のエネルギー消費に悪影響を与えることに基づき、運転者がその積載物をうっかり積んだまま忘れてしまうことを防止することを目的とする。従って、ある程度の時間(所定時間)積載されていないもの、及び警告が不要な特定の積載物については警告を行なわないように適切に制御ロジックが決定されている。
積載物の識別には、種々の手法が考えられる。以下にその具体例を挙げる。まず、形状解析部34の処理結果である三次元形状モデルを用いる場合について説明する。当該モデルにおいて、積載物は、トランクルーム40の底部平面(以下、単に「基準平面」と称する)から上方に***した部分として表現される。従って、基準平面を上から見て、基準平面から上方への変位が値0でない部分の外延を連ねた線が、積載物の輪郭線である(図4(A)参照)。なお、図4(B)の断面図に示す如く積載物が基準平面からオーバーハング状に立ち上がる場合も当然に想定されるが、図示する如く、最も外側に張り出した部分から基準平面に下ろした垂線と基準平面との交点を輪郭とすればよい。
こうして輪郭線が定まると、その内側領域(輪郭線を上方に平行移動させて形成される筒状の領域をいう)に存在する三次元形状を1個の積載物と認識する。ここで、隣接して置かれた2以上の積載物を1積載物として認識してしまう場合が生じるが、当該2以上の積載物が同時に置かれて同時に運び出される場合は、1個の積載物として扱っても差し支えない。前述した警告の目的を考慮すると、分離可能な2以上の物であるか、単一物であるかは大した意味を持たないからである。
但し、当該2以上の積載物のうち一部が運び出された場合は、残された積載物を、継続的に積載されたものとして取り扱うことが好ましい。この場合の具体的手法は、図5(断面図の推移)に示す如く、他の積載物と接していなかった部分の形状を、過去に認識された形状と比較してマッチング処理を行ない、所定以上のマッチ率が計測された場合には、当該積載物は引き続き積載されたものとすればよい。
座席に積まれた積載物に関しては、温度上昇を検出せずに重量を検知した場合に、その座席に1個の積載物が存在するものと判断する。また、通信タグが取り付けられた積載物に関しては、通信により得られたIDを用いて当該積載物を認識する。
以上例示した手法により積載物を識別すると、各積載物に対してその重量を紐付けしてメモリ30Aに記憶する。座席に積まれた積載物に関しては、各座席に配設された荷重センサー12A〜12Cの検出データをそのまま紐付けすればよい。トランクルーム40に積まれた積載物に関しては、当該積載物が前述した領域40D〜40Iに収まっている場合は、対応する荷重センサー12D〜12Iの検出データを紐付けし、複数の領域に跨って積まれている場合は、各領域に対応する荷重センサー12D〜12Iの検出データを加算する等の手法により適切に重量を紐付けする。また、積載物に取り付けられた通信タグからの応答信号に当該積載物の重量が含まれる場合は、これを参照する。更に、過去に認識された形状と重量との関連を学習して、これを用いるようにすると、より適切に積載物と重量との紐付けを行なうことができる。
図6は、本実施例の車両用対積載物警告装置1が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。本フローは、例えば、定期的(数分毎〜数時間毎など)に実行される。また、車両のイグニッションの状態に拘らず実行される。従って、イグニッションオフの状態では、いわゆる+B電源を用いて実行されることとなる。これは、イグニッションオフの状態となってから運び出し、イグニッションオンの状態となってから再積載された積載物に対して、継続的に積載されたものと誤判断させないためである。なお、本フローの説明は、前述した手法により積載物が適切に識別され、各積載物の重量が判明する(或いは推定される)ことを前提とする。
まず、積載物識別用装置10が作動し、荷重特定部32及び形状解析部34が上記の処理を実行する(S100)。そして、警告判定部38は、積載物識別用装置10の出力及びこれに基づく荷重特定部32、形状解析部34の処理結果を参照して、積載物が存在するか否かを判定する(S110)。ここで、「積載物が存在しない」とは、荷重特定部32が温度上昇を伴わない荷重を検知せず、形状解析部34が作成した三次元形状モデルが上記基準平面のみからなり、且つ、通信装置18が何ら応答信号を受信しないことをいう。積載物が存在しない場合は、何も処理を行なわず、本フローの1ルーチンを終了する。なお、当該判定は、例えば、荷重特定部32が温度上昇を伴わない荷重を検知し、形状解析部34が作成した三次元形状モデルが上記基準平面のみからなり、且つ、通信装置18が何ら応答信号を受信しない場合や、荷重特定部32が温度上昇を伴わない荷重を検知せず、形状解析部34が作成した三次元形状モデルが上記基準平面以外の要素を含み、且つ、通信装置18が何ら応答信号を受信しない場合にも、「積載物が存在しない」と判定してよい。こうすれば、積載物識別用装置10の誤検出等の可能性が排除できない場合に、過剰な警告を防止することができる。
積載物が存在すると判定された場合は、上記の如く積載物を識別し、識別した各積載物に重量を紐付けする処理を行なう(S120)。当該処理の結果は、例えば積載物と重量の対応関係を記述した積載物リストとして、メモリ30A等に記憶される。
そして、上記積載物リストから所定重量未満の積載物を除外し(S130)、当該除外後の積載物リストに記述された各物体について警告対象となるか否かの判定を行なう(S140)。ここで、所定重量未満の積載物を除外するのは、エネルギー消費に悪影響を与えない程度の軽い積載物に関してまで警告を行なうと、過剰な警告により運転者が煩わしさを感じる場合があるからである。
警告対象となるか否かの判定は、当該積載物が所定時間以上積載されており、且つ警告が不要な特定の積載物でない場合に、警告対象であると判定する。ここで、所定時間は、各積載物の重量及び車両のイグニッション頻度に基づいて決定される。図7は、積載物の重量及び車両のイグニッション頻度と所定時間の関係の一例を示す図である。ここで、イグニッション頻度とは、所定の計測期間内においてイグニッションがオフの状態からオンの状態に変更された回数を当該計測期間で除した値(又は回数自体)である。図示する如く、積載物の重量が大きくなるに従って、所定時間が短くなるように設定される。これは、積載物の重量が大きければエネルギー消費に与える悪影響も大きくなるため、より積極的な警告が必要となることに基づく。また、イグニッション頻度が高くなるに従って、所定時間が短くなるように設定される。これは、イグニッション頻度が低い、すなわち余り頻繁に車両を運転しない運転者の場合、積載物を積んだまま長時間駐車するような場面が想定され、イグニッション頻度を考慮しない所定時間を適用すると、車両を駐車させてから発進させる度に警告が行なわれる結果、運転者が煩わしさを感じることにもなりかねないからである。また、駐車時に重量の大きい積載物をいくら車両に積んでも、エネルギー消費には何ら影響がないからである。このように積載物の重量及び車両のイグニッション頻度を考慮することにより、所定時間が適切に決定される。
警告が不要な特定の積載物とは、車両における必需品(スペアタイヤ、工具箱、三角板、警告灯等)、及び、今回積載された時(実際には、識別された時)からの経過時間が、前回積載された時間内であるものをいう。また、これらのもの以外にも、何らかの入力デバイスを用いて、所定の積載物を除外することを入力可能にすることが望ましい。
車両における必需品については、予め形状パターンを登録しておき、マッチング処理におけるマッチ率に基づいて判別することが可能である。
また、今回積載された時からの経過時間が、前回積載された時間内であるものであるか否かは、前述した積載物リストの履歴を参照して判定することができる。このような積載物を除外するのは、過去の経験則から当該積載物は一定期間車両に搭載されるという運転者の行動パターンを読み取り、制御に反映させたものである。これにより、過剰な警告が行なわれ、運転者が煩わしさを感じるのを抑制することができる。なお、こうした制御手法は、ドライバーズモデルという概念に包含される。ドライバーズモデルとは、間接的な操作から意思を読み取り制御に反映させる制御思想であり、こうした制御思想を適用することで、運転者が特段の操作をすることなく適切な車両制御のカスタマイズを行なうことができる。
そして、いずれかの積載物が警告対象である場合には、警告を行なう(S150、160)。当該警告のタイミングは、必ずしも判定の直後である必要は無く、判定を行なった時点においてイグニッションがオフの状態である場合には、次にイグニッションがオンの状態とされた時やエンジン始動時等、適切なタイミングで警告が行なわれてよい。また、警告内容は、「無駄な荷物が搭載されています」等の包括的なものであってもよいし、座席に積載されている場合は「後部座席左側に無駄な荷物が搭載されています」等と積載位置を特定してもよい。また、通信タグ等により積載物自体が特定されている場合は、「積載物A(固有名詞)が長時間積載されています」等の特定をしてもよい。これらの内容は、音声出力であってもよいし、画面に表示されてもよい。更に、積載位置を示すランプ点滅等が行なわれてもよい。また、警告時に、何らかの入力デバイスを用いて、「次回この状態では警告を行なわない」旨を選択可能にすることが好ましい。
このように、本実施例の車両用対積載物警告装置1では、所定時間を超えて積載された所定重量以上の積載物について警告が行なわれる。これにより、エネルギー消費に悪影響を与える可能性の高い積載物について適切に警告を行なうことができる。また、所定重量以上のものに限定することで、運転者は積載物の重量とエネルギー消費との関係を意識するようになり、重量の大きい積載物をうっかり積んだままにするような行動が抑制されると考えられる。そして、判定基準となる所定時間は、当該積載物の重量及びイグニッション頻度に基づいて決定されるため、より適切に警告を行なうことができる。
また、車両における必需品や、今回の積載時間が前回の積載された時間内であるものを除外するから、不要な警告を抑制し、ユーザーの受容性を向上させることができる。
これらより、車両の積載物に関する適切な警告を行なうことができる。
[実施例2]
図8は、本発明の第2実施例に係る車両用対積載物警告装置2の全体構成の一例を示す図である。車両用対積載物警告装置2は、主要な構成として、総荷重センサー60と、運転席を含む各座席に配設される荷重センサー70A〜70D、及び温度センサー80A〜80Dと、出力装置90と、警告装置用ECU100と、を備える。総荷重センサー60は、例えば車高を検出するハイトセンサーを含み、その出力から導出される車両総重量から車両単体の重量を差し引いた値を出力する。出力装置90及び警告装置用ECU100については、第1実施例における出力装置20及び警告装置用ECU30とそれぞれ同様のハードウエア構成であってよい。各荷重センサーについても同様である。
本実施例の車両用対積載物警告装置2は、第1実施例の車両用対積載物警告装置1の如き積載物の識別は行なわず、総荷重センサー60により検出される乗員を含めた車両の総荷重から、荷重センサー70A〜70D及び温度センサー80A〜80Dの検出データに基づき計算される乗員の体重の合計を差し引いた、推定積載物重量に基づいて警告を行なう。なお、各座席にかかる荷重が人間が着座したことによるものであるか、積載物が積まれたことによるものであるかの判断については、第1実施例と同様である。
そして、警告装置用ECU100は、上記推定積載物重量が所定重量以上である状態が、所定時間以上継続している場合に、積載物に関する警告を行なう。従って、積載物の存在がエネルギー消費に悪影響を与える可能性の高い場合に、適切に警告を行なうことができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、第1実施例において、積載物の識別は、積載物の重量、形状、及び積載物との通信に基づいて行なうものとしたが、これらのうち少なくとも一つに基づいて行なうものとしても構わない。全ての荷物に重量に関する情報を記憶した通信タグが取り付けられているものと仮定すれば、積載物識別用装置10は通信装置18だけでも十分である。
また、第1実施例において、トランクルーム40内の物体の三次元形状モデルを作成するために、レーダー装置16ではなく、2台以上のカメラによりトランクルーム40内を撮像するステレオカメラ装置が用いられてもよい。この場合、積載物の色を考慮に入れることができる反面、日射による影響を調整する必要が生じる。具体的には、積載物が移らない天井付近等の画像に対して基準となる輝度を予め計測しておき、これとの比較に基づいて全体の輝度調整を行なうことが考えられる。
また、第1実施例において、所定時間の決定は、重量を考慮せずに決定するものとしてもよいし、イグニッション頻度を考慮せずに決定するものとしてもよい。更に、いずれをも考慮せずに決定するものとしても構わない。
また、第1実施例及び第2実施例において、各座席にかかる荷重が人間が着座したことによるものであるか、積載物が積まれたことによるものであるかの判断は、温度センサーではなくシートベルトセンサーを用いてもよい。
本発明は、自動車製造業や自動車部品製造業等に利用可能である。
本発明の第1実施例に係る車両用対積載物警告装置1の全体構成の一例を示す図である。 荷重センサー12A〜12I、及び温度センサー14A〜14Cの車両におけるは配設例を示す図である。 レーダー装置16が物体を走査する様子を示す図である。 積載物の輪郭線を示す図及び断面図である。 他の積載物と接していなかった部分の形状を過去に認識された形状と比較してマッチング処理を行なう様子を示す図である。 本実施例の車両用対積載物警告装置1が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。 積載物の重量及び車両のイグニッション頻度と所定時間の関係の一例を示す図である。 本発明の第2実施例に係る車両用対積載物警告装置2の全体構成の一例を示す図である。
符号の説明
1 車両用対積載物警告装置
10 積載物識別用装置
12A〜12I、70A〜70D 荷重センサー
14A〜14C、80A〜80D 温度センサー
16 レーダー装置
18 通信装置
20、90 出力装置
30、100 警告装置用ECU
30A メモリ
32 荷重特定部
34 形状解析部
36 通信制御部
38 警告判定部
40 トランクルーム
50 多重通信線
60 総荷重センサー

Claims (8)

  1. 車両に積載された物体を識別する積載物識別手段と、
    該積載物識別手段による識別結果を記憶する記憶手段と、を備え、
    該記憶手段に記憶された前記積載物識別手段による識別結果の履歴に基づき、同一物体が所定時間以上積載されていると判定された場合に、積載物に関する警告を行なうことを特徴とする、車両用対積載物警告装置。
  2. 車両に積載された物体の重量を検出する重量検出手段と、
    車両に積載された物体を識別する積載物識別手段と、
    該積載物識別手段による識別結果を記憶する記憶手段と、を備え、
    該記憶手段に記憶された前記積載物識別手段による識別結果の履歴及び前記重量検出手段により検出された物体の重量に基づき、重量が所定重量以上である同一物体が所定時間以上積載されていると判定された場合に、積載物に関する警告を行なうことを特徴とする、車両用対積載物警告装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用対積載物警告装置であって、
    車両に積載された物体の重量を検出する重量検出手段を備え、
    前記所定時間は、物体の重量が増加するに従って短くなるように、各物体毎に定められることを特徴とする、
    車両用対積載物警告装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用対積載物警告装置であって、
    イグニッション信号を検出するイグニッション信号検出手段を備え、
    前記所定時間は、イグニッション頻度が高くなるに従って短くなるように定められることを特徴とする、
    車両用対積載物警告装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用対積載物警告装置であって、
    前記積載物識別手段により警告が不要な所定物体であると識別された物体に関しては、警告を行なわないことを特徴とする、
    車両用対積載物警告装置。
  6. 請求項5に記載の車両用対積載物警告装置であって、
    前記警告が不要な所定物体は、警告灯及びスペアタイヤの少なくとも一方を含む、
    車両用対積載物警告装置。
  7. 請求項5又は6に記載の車両用対積載物警告装置であって、
    前記警告が不要な所定物体は、前記記憶手段に記憶された前記積載物識別手段による識別結果の履歴を参照して決定される物体であって、今回積載されている時間が前回積載された時間内である物体である、
    車両用対積載物警告装置。
  8. 車両に積載された物体の重量を検出する重量検出手段と、
    該重量検出手段による検出結果を記憶する記憶手段と、を備え、
    該記憶手段に記憶された前記重量検出手段による検出結果の履歴に基づき、所定重量以上の物体が所定時間以上積載されていると判定された場合に、積載物に関する警告を行なうことを特徴とする、車両用対積載物警告装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101322329B1 (ko) 2011-05-23 2013-11-04 전자부품연구원 차량의 실시간 연료 소모량 산출 장치 및 방법
JP2015020578A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 矢崎総業株式会社 シートベルト警報装置
JP2017510737A (ja) * 2014-03-03 2017-04-13 アセンコ ナムローゼ フェンノートシャップAsenco Nv バッチ方式の土改良

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