JP2008062389A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッドに付着した液滴を簡単な構成で回収可能な記録ヘッド装置を得る。
【解決手段】隣接するインクジェット記録ヘッドユニット62間の隙間S内に毛管力を生じさせ、インクジェット記録ヘッドユニット62の下部から上部へ向かって余剰インクを流動させる。そして、インクジェット記録ヘッドユニット62の側面62Aに逆T字凸部130を設けることで、隙間Sに流れ込んだインクは、逆T字凸部130の表面を流動し、垂直部130Bの端面へ集められ、インクジェット記録ヘッドユニット62の上面に設けられた回収キャップ132を経て、回収用枝管チューブ134及び回収用主管チューブ138を通過して回収タンク142内へ回収される。このように、該隙間S内で余剰インクを流動させ、インクジェット記録ヘッドユニット62の上部で該インクを回収するようにすることで、インクジェット記録ヘッドユニット62の形状を簡素化することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、インクなどの液滴を吐出する液滴吐出装置に関する。
インクジェット記録ヘッドを往復走査する従来のPWA方式の液滴吐出装置において、高速印字のためにノズル数を増加すると、ヘッド質量も増加し、ヘッド走査機構への負荷が大きくなるため、多ノズル化には限界があった。また、往復走査の反転時に余分な走査距離(アイドルラン)が生じるため、高速化をはかる上で不利になる。
これらを解決する方法として、印刷方向に解像度と同ピッチで多数のノズルを配置したフルライン/印字媒体幅のラインヘッド(FWA方式)が既に知られている。多数のノズルを備えるラインヘッドは、一体/単一のヘッドとして製造すると、歩留りが低下したり、高額な製造設備を必要とする(ex. 大口径シリコンプロセス装置)等の問題がある。
そこで、比較的ノズル数の少ない記録ヘッドユニットをライン状に複数個接続し、長尺化する技術が開示されている。例えば、特許文献1では、金属等のベースプレート上に、圧力発生素子が設けられた複数の素子基板をライン状に並べて接着固定し、この素子基板上にノズル及びインク流路を備えた長尺部材を接合してラインヘッドを実現している。
また、特許文献2では、ベースプレートを用いずに記録ヘッドユニットを並べて接合していく方式を採っている。この他、特許文献3では、フレームに記録ヘッドユニットを千鳥状配列した構造が開示されている。
いずれの技術も、構成部品の中で最も低歩留まりな素子基板をユニット分割して製造する(一括一体製造しない)方式であり、隣接する記録ヘッドユニット同士を相互に高精度に位置決め固定することが必須となる。
このような記録ヘッドユニットを位置決めする方法としては、各記録ヘッドユニットの外形を基準とする方法、特別なアライメントマークを基準とする方法、実際に液滴を噴射するノズルを基準とする方法などを使用し、所定の位置にアライメントした後、接着剤等を使用してベースプレートに接合固定して長尺ヘッドを構成する。
これらの方法のうち、各記録ヘッドユニットの外形を基準とする場合には、記録ヘッドユニット外形に高精度加工が要求され非常にコストがかかるため、記録ヘッドユニット外形寸法には高精度を求めず低コストで作製し、その外形ばらつきを吸収できるように、記録ヘッドユニット間に隙間を設けて、噴射ノズルやアライメントマークを基準に位置決めする方法を採用した方が、安価な長尺ヘッドを提供することができる。
しかし、このような構成のプリンタで長時間プリントしていると、ノズル表面に付着したインクが、記録ヘッドユニット間の隙間に流れ込む場合がある。つまり、ノズル表面の付着インクは、ワイピング動作によって、定期的にメンテナンスされるが、ワイピングされた時にこの隙間の上をワイピングブレードが通過すると、該隙間内にインクが流れ込む。
このように、記録ヘッドユニット間の隙間にインクが流れ込むと、ベースプレートと記録ヘッドユニットの接合面にダメージを与えたり、フレキシブルプリント基板(FPC)にダメージを与えたりすることが考えられる。また、この隙間部に余剰インクが溜まりすぎると、記録媒体の上やプリント装置内部にインクが垂れてプリント画質を悪化させたり、プリント装置が故障することが考えられる。
このため、例えば、特許文献4では、ノズル近傍に、ワイピングによって掻き取られたインクを回収する開口部及びインク回収流路を備え、吸引手段によってインク回収流路内のインクを回収するようにしているが、記録ヘッドユニット内にインク回収流路を別途設ける必要があり、記録ヘッドユニットの形状が複雑になってしまうと共に、外形が大きくなってしまう。
また、特許文献5では、記録ヘッドユニット間の隙間を流動性硬化部材で埋めることで、インク浸入を防止するようにしているが、該流動性硬化部材がノズル面から出っ張らないおよび引っ込まないように微妙な調整をして塗布する必要があり、工程が複雑になる。また、ユニット単位で交換する構成には向かない。
特開平10−181004号公報 特開2003−266710号公報 特開2001−199074号公報 特開2003−127436号公報 特開平7−241991号公報
本発明は、本発明は上記事実を考慮し、記録ヘッドに付着した液滴を簡単な構成で回収可能な記録ヘッド装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、液滴吐出装置において、ノズルから液滴を吐出する複数の液滴吐出ヘッドユニットを備え、隣接する前記液滴吐出ヘッドユニット間に、液滴吐出ヘッドユニットの下部から上部へ向かって毛管力が作用する隙間を設け、該隙間内の液体を回収する回収手段を液滴吐出ヘッドユニットの上に設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の液滴吐出装置では、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間で隙間を設け、該隙間を狭くして隙間内に毛管力を生じさせ、液滴吐出ヘッドユニットの下部から上部へ向かって液体を流動させる。そして、該隙間内の液体を回収する回収手段を設けることで、液滴吐出ヘッドユニット内に流路を設ける必要がなく、液滴吐出ヘッドユニットの形状を簡素化することができると共に、液滴吐出ヘッドユニットを小型化することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液滴吐出装置において、隣接する前記液滴吐出ヘッドユニットの対向面に下部から上部へ行くに従い幅が狭くなる突部を設けて前記隙間を形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、隣接する液滴吐出ヘッドユニットの対向面に突部を設けることで、液滴吐出ヘッドユニット間の隙間を狭くして、該突部の表面を液体が流動することとなる。つまり、液滴吐出ヘッドユニット間の対向面を、液滴が流動する流動領域と、液滴を流動させない非流動領域とに分けることができる。そして、突部を液滴吐出ヘッドユニットの下部から上部へ行くに従って幅を狭くすることで、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間の隙間を流動する液体を効果的に集めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の液滴吐出装置において、前記突部が親液性であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、突部を親液性にすることで、突部の表面では、接触角が小さくなり、撥液性が低く液滴を弾きにくくなる。つまり、突部の表面に液体が集まりやすくなる。この状態で毛管力により、突部表面の液体を回収する。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の液滴吐出装置において、前記対向面内の前記突部以外が撥液性であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、対向面内の突部以外を撥液性にすることで、突部以外では、接触角を大きくして撥液性が高く液滴を弾きやすくする。これにより、対向面の液体を突部の表面へ集めることができる。
なお、撥液性とは、吐出する液滴(液体)の弾き易さを表し、例えば、接触角によって定量的に測定することができる。すなわち、接触角が大きいと撥液性が高く液滴を弾きやすい。逆に、接触角が小さいと撥液性が低く液滴を弾きにくい。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の液滴吐出装置において、前記回収手段は、前記隙間の上部を覆うキャップを有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、隙間の上部を覆うキャップを設け、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間の隙間内の液体を回収する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の液滴吐出装置において、前記回収手段は、前記キャップ内の液体を吸引する吸引手段を有していることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の液滴吐出装置において、前記回収手段は、前記隙間の上部に設けられた液滴吸収部材であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、隙間の上部に液滴吸収部材を設けることで、隙間内の液体を吸引することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の液滴吐出装置において、前記吸引手段が、前記キャップと接続された連通管と、前記連通管と接続された真空ポンプと、を含んで構成されたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、キャップと接続する連通管を設け、該連通管に真空ポンプを接続することで、キャップを通じて液体を吸引することができる。
以上説明したように本発明によれば、記録ヘッドに付着した液滴を簡単な構成で回収することができる。
まず、本発明に係る第1の実施形態のインクジェット記録装置12について説明する。
図1に示すように、インクジェット記録装置12の筐体14内の下部には給紙トレイ16が備えられており、給紙トレイ16内に積層された記録用紙Pをピックアップロール18で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された記録用紙Pは、所定の搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。
給紙トレイ16の上方には、駆動ロール24及び従動ロール26に張架された無端状の搬送ベルト28が配置されている。搬送ベルト28の上方には記録ヘッド装置部30が配置されており、搬送ベルト28の平坦部分28Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッド装置部30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。
搬送経路22を搬送された記録用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッド装置部30に対向した状態で、記録ヘッド装置部30から画像情報に応じたインク滴が付着する。
記録ヘッド装置部30は、有効な記録領域が記録用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上の長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッドアレイ32が搬送方向に並んで配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。
各インクジェット記録ヘッドアレイ32は、図示しない記録ヘッド制御手段によって制御される。記録ヘッド制御手段は、例えば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するノズル74(図7参照)を決め、駆動信号をインクジェット記録ヘッドアレイ32に送る構成である。
また、各インクジェット記録ヘッドアレイ32にインクを供給するインクタンク54がインクジェット記録装置12の筐体14内の上部に設けられている。
記録ヘッド装置部30は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよいが、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、インクジェット記録ヘッドアレイ32の不具合を記録結果に反映させないようにできる。
また、記録ヘッド装置部30の両側には、それぞれのインクジェット記録ヘッドアレイ32に対応した4つのメンテナンスユニット34が配置されている。インクジェット記録ヘッドアレイ32に対してメンテナンスを行う場合には、図2に示すように、記録ヘッド装置部30が上方へ移動し、搬送ベルト28との間に構成された間隙にメンテナンスユニット34が移動して入り込む。そして、ノズル面72A(図7参照)に対向した状態で、所定のタイミングで、バキューム、ダミージェット、キャッピング、及び弾性ブレードからなるワイパー(図示省略)によるノズル面72Aのワイピング等のメンテナンス動作を行う。
図3に示すように、記録ヘッド装置部30の上流側には、電源38が接続された帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び記録用紙Pを挟みつつ従動し、記録用紙Pを搬送ベルト28に押圧する押圧位置と、搬送ベルト28から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール26との間に所定の電位差が生じるため、記録用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト28に静電吸着させることができる。
記録ヘッド装置部30の下流側には、剥離プレート40が配置されており、記録用紙Pを搬送ベルト28から剥離させる。剥離された記録用紙Pは、剥離プレート40の下流側で排出経路44を構成する複数の排出ローラ対42で搬送され、筐体14の上部に設けられた排紙トレイ46に排出される。
つぎに、インクジェット記録ヘッドアレイ32について説明する。
図4に示すように、インクジェット記録ヘッドアレイ32は、記録用紙Pの最大幅に対応する長さに設定された支持基板60、複数のインクジェット記録ヘッドユニット62、及び、複数のスペーサ部材64を含んで構成されている。なお、このスペーサ部材64は支持基板60と一体に設けても良い。
図5及び図6に示すように、支持基板60の下面には、支持基板60の両側壁側に一対の長板状のスペーサ部材64が取り付けられるようになっており、長手方向に沿った2箇所でねじ66により支持基板60にねじ止めされ、スペーサ部材64が支持基板60から取り外し可能とされている。
このスペーサ部材64の下面には、インクジェット記録ヘッドユニット62が接着剤68などにより固着されており、本形態では、インクジェット記録ヘッドユニット62間には、約0.5mmの隙間Sを設けている。これにより、該隙間S内に毛管力を作用させるようにしている(後述する)。なお、この隙間Sはインクの粘度等によっても異なる。
そして、一対のスペーサ部材64の間には、図示しないインクタンクから該インクジェット記録ヘッドユニット62へインクを供給するインク供給ユニット70が配置されている。
ここで、図7に示すように、インクジェット記録ヘッドユニット62には、ノズルプレート72が備えられており、該ノズルプレート72にはインク滴を吐出するノズル74が形成されている。なお、このノズル74が形成されているノズルプレート72の表面がノズル面72Aであり、ノズル面72Aには撥液化処理がなされている。また、ノズル面72Aは、インクジェット記録ヘッドユニット62の下面であり、ノズル74はマトリックス状に配置されている。
ノズルプレート72の上面には、下から順に、連通孔プレート76、ダンパ部材78、プールプレート80,82,84、連通孔プレート86、流路プレート88、90、圧力室プレート92、振動板94が積層されており、連通孔プレート76には、ノズル74と通じる連通孔96が形成され、ダンパ部材78には連通孔98が形成されている。
また、プールプレート80,82,84には、連通孔100,102,104がそれぞれ形成され、連通孔プレート86には連通孔106が形成されている。更に、流路プレート88には連通孔108が形成され、流路プレート90には連通孔110が形成されている。これらのノズル74、連通孔96,98,100,102,104,106,108,110はそれぞれ連通し、圧力室プレート92に形成された圧力室112に繋がっている。
一方、連通孔プレート76には、ダンパ部材78の下部に空洞部114が形成されている。プールプレート80,82,84には、それぞれインクプール116,118,120が形成され、インク供給ユニット70からインク供給孔(図示省略)を経て供給されたインクが貯留されている。また、連通孔プレート86には供給孔122が形成され、流路プレート88にはインク流路124、流路プレート90には供給孔126がそれぞれ形成されている。
そして、これらのインクプール116,118,120と、供給孔122と、インク流路124と、供給孔126及び圧力室112は互いに連通しており、インクプール116,118,120から圧力室112内へインクが供給される。
また、振動板94の上部には、圧電素子128が取り付けられており、圧電素子128の上部に接合されたフレキシブル配線基板(図示省略)から駆動電圧が印加されるように構成されている。
これらの圧電素子128は、個々のノズル74と連通する各圧力室112の上方にそれぞれ設けられており、圧電素子128に駆動電圧が印加されると、圧電素子128の撓み変形によって振動板94が上下方向に変形し、圧力室112内に充填されたインクが加圧されて、ノズル74からインク滴が吐出する。そして、記録用紙を搬送しながら、複数のノズル74から選択的にインク滴を吐出することにより、記録用紙に、画像データに基づく画像の一部を記録する。
記録用紙Pは図4の矢印A方向に所定のピッチで搬送され、支持基板60に配設されたインクジェット記録ヘッドユニット62によって印字されるように構成されている。このため、記録用紙Pが支持基板60の下方を一回通過することで、インクジェット記録ヘッドアレイ32を走査させることなく記録用紙Pの全幅を印字することが可能となっている。(紙幅対応の1パス印字、いわゆるFull Width Array(FWA))。
次に、本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドユニット62の製造方法を説明する。
まず、必要な厚さに加工した板状の圧電体(厚さ約30μm)の両面に電極層を成膜する。つぎに、成膜した電極層及び圧電体の断面が露出し、各ノズル74(圧力室112)に対応するように、ブラスト法やダイシング法等の手段により圧電体を個別化し、圧電素子128(図7参照)を形成する。
そして、接着等の手段により、図7に示すノズルプレート72,連通孔プレート76,ダンパ部材78、プールプレート80,82,84、連通孔プレート86,流路プレート88,90、圧力室プレート92及び振動板94を接合し、該振動板94に圧電素子128を接合する。さらに、圧電素子128の高電位印加面側電極上(図7では上面)に半田接合等の電気接点を介してフレキシブル配線基板(図示略)を接続する。以上によりインクジェット記録ヘッド621(図5参照)が完成する。
そして、インクタンクから供給されるインクをインクプール116,118,120に供給する為のインク供給中継部材622(図5参照)及びインク供給ユニット70(図5参照)を取り付ける。以上により、インクジェット記録ヘッドユニット62が完成する。
(第1実施形態)
次に、本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録ヘッドユニット62について説明する。
図5及び図8(A)、(B)に示すように、隣接するインクジェット記録ヘッドユニット62同士で対面する側面62Aには、インクジェット記録ヘッドユニット62の逆T字状に突設する逆T字凸部130がそれぞれ突設し、逆T字凸部130の表面は該側面62Aと略平行となるようにしている。つまり、逆T字凸部130間では、隙間SAが狭くなっている。
また、逆T字凸部130の水平部130Aの端面は、ノズル面72Aと面一となっており、逆T字凸部130の垂直部130Bの端面は、インクジェット記録ヘッドユニット62の奥行き方向の中央部に位置し、インクジェット記録ヘッドユニット62の上面と面一となっている。
このため、該側面62Aでは、毛管力によって隙間SA内を矢印に沿ってインクが流動することとなり、逆T字凸部130の水平部130Aから垂直部130Bの端面へ向かってインクが集められることとなる。
ここで、インクジェット記録ヘッドユニット62の上面には、逆T字凸部130の垂直部130Bの端面を囲む直方体状の回収キャップ132が設けられている。この回収キャップ132の中央部には貫通孔132Aが設けられており、逆T字凸部130の垂直部130Bの端面へ集められたインクが該貫通孔132A内を通過可能としている。
また、貫通孔132Aには回収用枝管チューブ134の一端部が接続されている。この回収用枝管チューブ134は支持基板60の長手方向に沿って複数形成された貫通孔136の一つを貫通して、回収用枝管チューブ134の他端部が支持基板60の上面に露出している。
そして、この回収用枝管チューブ134の他端部が、支持基板60の上面に配設された回収用主管チューブ138に連結されており、各回収用枝管チューブ134で回収されたインクが回収用主管チューブ138へ案内される。この回収用主管チューブ138には、回収ポンプ140が接続されており、該回収ポンプ140によって回収用主管チューブ138内の圧力を負圧にし、インクジェット記録ヘッドユニット62の側面62Aの、毛管力によって矢印方向へ導かれたインクを吸引すると共に、回収キャップ132、回収用枝管チューブ134及び回収用主管チューブ138内のインクを吸引して、該回収用主管チューブ138に接続された回収タンク142内へ回収する。
このように、ノズル面72Aの余剰インクを回収タンク142内へ回収するようにすることで、スペーサ部材64とインクジェット記録ヘッドユニット62の接着部にインクが流れ込むことはなく、また、インクジェット記録ヘッドユニット62間の隙間Sにインクが溜まることもない。
次に、本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録ヘッドユニット62の作用について説明する。
図5に示すように、隣接するインクジェット記録ヘッドユニット62間の隙間Sを約0.5mmとし、隙間S内に毛管力を生じさせ、インクジェット記録ヘッドユニット62の下部から上部へ向かって余剰インク(単にインクという場合もある)を流動させる。そして、インクジェット記録ヘッドユニット62間の側面62Aを、インクを流動させる流動領域と、インクを流動させない非流動領域とに分け、流動領域におけるインクジェット記録ヘッドユニット62間の隙間を非流動領域における該隙間よりも狭くする。
つまり、図8(A)に示すように、側面62Aにおいて、逆T字凸部130を設けることで、対向する逆T字凸部130の表面は隙間が狭くなるため流動領域となり、インクジェット記録ヘッドユニット62間の隙間Sに流れ込んだインクは、逆T字凸部130の表面を矢印に沿って流動することとなる。
そして、逆T字凸部130の垂直部130Bの端面へ集められたインクは、インクジェット記録ヘッドユニット62の上面に設けられた回収キャップ132を経て、回収ポンプ140によって回収用枝管チューブ134及び回収用主管チューブ138を通過して回収タンク142内へ回収される。
このように、該隙間S内で余剰インクを流動させ、インクジェット記録ヘッドユニット62の上部で該インクを回収するようにすることで、インクジェット記録ヘッドユニット62内にインクの流路を設ける必要がなく、インクジェット記録ヘッドユニット62の形状を簡素化することができると共に、インクジェット記録ヘッドユニット62を小型化することができる。
特に、本実施形態のような、有効な記録領域が記録用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上の長尺状とされた、紙幅対応の1パス印字、いわゆるFull Width Array(FWA)の場合、ノズル面72Aの面積が大きい(複数のインクジェット記録ヘッドユニット62個分ある)。このため、ノズル面72Aに付着するインクも多くなる。よって、ノズル面72Aに付着したインクが溜まって垂れ、装置内を汚しやすい。このため、このような構成のインクジェット記録装置12に、本発明を適用することは好適である。
なお、ここでは、隣接するインクジェット記録ヘッドユニット62同士で対面する側面62Aには、逆T字状に突設する逆T字凸部130をそれぞれ突設させたが、一方の側面62Aのみに逆T字凸部130を設けても良い。
また、逆T字凸部130の表面は、インクジェット記録ヘッドユニット62の側面62Aと略平行となるようにしたが、インクジェット記録ヘッドユニット62の上部へ行くにしたがって徐々に逆T字凸部130間の隙間SAが狭くなるようにしても良く、また、逆T字凸部130の表面に、表面が親液処理された親液性テープを貼着しても良い。これにより、さらに効果的に逆T字凸部130の表面をインクが流動することとなる。
さらに、インクジェット記録ヘッドユニット62間の隙間S内に毛管力を作用させるようにして、余剰インクを回収キャップ132側へ集めることができれば良いため、インクジェット記録ヘッドユニット62の下部から上部へ行くにしたがって幅が狭くなる突部が形成されていれば良く、逆T字凸部130に限るものではない。
例えば、図9(A)、(B)に示すように、側面62Aの下角部から回収キャップ132までの間を傾斜面144で結ぶ台形状の台形凸部146を形成しても良い。
また、図10(A)、(B)に示すように、側面62A側に、圧電素子128(図7参照)に駆動電圧を印加するためのフレキシブル配線基板148を確保する場合、凸部150内に、該フレキシブル配線基板148を配設する。
ここで、凸部150は、側面62Aの一方の下角部から回収キャップ132までの間を傾斜面152で結び、他方の下角部からはノズル面72Aと平行な水平部154を設け、回収キャップ132の下方に到達すると、回収キャップ132と結ぶ垂直部156を設ける。そして、水平部154に孔部154Aを設け、フレキシブル配線基板148を該孔部154Aへ挿通させた後、側面62Aの表面に沿って這わせ、インクジェット記録ヘッドユニット62の上部へ案内してインクジェット記録装置12本体の外部回路へ接続させる。
側面62Aに凸部150を設けることで、余剰インクは凸部150表面を移動することとなるため、凸部150が設けられていない領域(側面62A)にインクが流れ込むことなくフレキシブル配線基板148に影響を及ぼすことはない。また、凸部150の突出量の範囲内でフレキシブル配線基板148の配設ができるため、フレキシブル配線基板148を配設するためのスペースを別途確保する必要ない。
また、隣接するインクジェット記録ヘッドユニット62の対向する側面62Aにおいて、図11(A)〜(C)に示すように、インクジェット記録ヘッドユニット62の奥行き方向で、逆T字凸部158の垂直部158Bの位置を変え、互い違いになるようにしても良い。また、垂直部158Bは水平部158Aよりも突出させ、側面62Aとの間に、水平部158A同士の隙間SAよりもさらに狭い隙間SBを形成する。
この場合、図11(B)に示すように、逆T字凸部158の水平部158Aから流入した余剰インクは、各垂直部158Aの下面を経て、垂直部158Bの表面と対向する側面62Aの表面、及び対向する垂直部158Bの間を流動することとなる。
つまり、隣接するインクジェット記録ヘッドユニット62の対向する側面62Aにおいて、互いに凸設させる位置を変え、互いに違いにすることで、毛管力が作用する領域が広くなり、インクを回収する効率が上がる。
このように、隣接するインクジェット記録ヘッドユニット62の対向する側面62Aにおいて、互いに凸設させる位置を変え、毛管力が作用する領域を増やすことができれば良いため、これ以外にも、例えば図12(A)、(B)に示すように、逆T字凸部160の垂直部162を断続的にして(垂直部162A、162C)、対向する側面62Aから凸設させる(垂直部162B)ことで垂直部162を連続させるようにする。
この場合、逆T字凸部160の水平部160Aから流入したインクは、垂直部162Aの下面を経て、垂直部162Aの表面と対向する側面62Aの表面を流動した後、垂直部162Bの下面を経て、垂直部162Bの表面と対向する側面62Aの表面を流動し、垂直部162Bの上面を経て、垂直部162Cの表面と対向する側面62Aの表面を流動する。つまり、図11と比較すると、毛管力によってインクを流動させる経路が長くなり、毛管力が作用する領域を広くすることができる。
以上、ここでは、インクジェット記録ヘッドユニット62の側面62Aに逆T字凸部130(図8参照)を凸設させるようにしたが、例えば、図13(A)、(B)に示すように、側面62Aに嵌合凸部164を取付けるようにしても良い。この場合、側面62Aには該嵌合凸部164を取付けるための凹部166を凹設し、該凹部166内に嵌合凸部164を嵌め込み、接着剤などで固定する。
隣接するインクジェット記録ヘッドユニット62間の位置を高精度にアライメント・位置決めした後に適切なサイズの嵌合凸部164を取り付ける構成とすることで、所望の隙間を確実に得ることができる。
また、ここでは、インクジェット記録ヘッドユニット62の側面62Aに逆T字凸部130(図8参照)を設け、毛管力の作用でインクが流動する領域を特定し、逆T字凸部130以外の部分にはインクが流れないようにしているが、図14(A)、(B)に示すように、さらに、逆T字凸部130のエッジ部にゴム部材168を貼着して逆T字凸部130を区画し、逆T字凸部130以外の部分にインクが漏れたりすることがないようにしても良い。
さらに、図5に示すように、回収用主管チューブ138を支持基板60の上面に配設したが、支持基板60の内部に該回収用主管チューブ138を配設するようにしても良い。また、回収ポンプ140はメンテナンスユニット34に設けられるポンプと兼用させるようにしても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るインクジェット記録ヘッドユニット62について説明する。なお、第1実施例と略同一の部分においては、説明を省略する。
本形態では、隣接するインクジェット記録ヘッドユニット62間の隙間Sを約0.5mmとし、隙間S内に毛管力を生じさせ、インクジェット記録ヘッドユニット62の下部から上部へ向かってインクを流動させるようにし、また、インクジェット記録ヘッドユニット62の側面62Aを、インクを流動させる流動領域と、インクを流動させない非流動領域とに分け、非流動領域の撥液性を流動領域の撥液性よりも高くする(流動領域の親液性を非流動領域の親液性よりも高くする)。
つまり、図15(A)、(B)に示すように、側面62Aにおいて、流動領域には表面が親液処理された台形状の親液性テープ170を貼着する。これにより、流動領域の親液性を非流動領域の親液性をよりも高くし、インクジェット記録ヘッドユニット62間の隙間Sに流れ込んだインクを、親液性テープ170の表面を流動させる。対向する流動領域間は、親液性テープ170の厚さ分、非流動領域(側面62A)間よりも隙間が狭くなるため、毛管力の効果も十分に得られる。
ここで、撥液性とは、吐出する液滴(液体)の弾き易さを表し、例えば、接触角によって定量的に測定することができる。すなわち、接触角が大きいと撥液性が高く液滴を弾きやすい。逆に、接触角が小さいと撥液性が低く液滴を弾きにくい。
なお、ここでは、台形状の親液性テープ170を用いたが、親液性テープ170は逆T字状でも良い。また、流動領域に親液性テープ170を貼着したが、図16(A)、(B)に示すように、非流動領域に、表面が撥液処理された撥液性テープ172を貼着しても良い。これにより、非流動領域以外の領域にインクを流動させるようにする。
但し、この場合、対向する非流動領域間の隙間の方が、流動領域(側面62A)間の隙間よりも大きくなってしまうため、非流動領域に予め落とし込み部174を凹設し、該落とし込み部174に撥液性テープ172を貼着しても良い。
また、撥液性テープ172、親液性テープ170などのテープ部材に限らず、表面処理により撥液性を変えても良い。例えば、撥液化処理の方法としては、フッ素系表面処理剤の塗布があり、親液化処理の方法としては、プラズマ照射、O2アッシング、紫外線照射、レーザー照射、カップリング剤塗布、強酸・強アルカリ処理、グラフト重合などがある。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、回収用枝管チューブ134、回収用主管チューブ138、回収ポンプ140などを用いて、余剰インクを回収タンク142へ回収するようにしたが、必ずしも回収ポンプ140等は必要ではない。
例えば、図17(A)、(B)に示すように、インクジェット記録ヘッドユニット62の上面に、フェルトなどで形成されたインク吸収部材176を用いて、インクジェット記録ヘッドユニット62の側面62Aを下から上へ向かって移動したインクを吸収するようにしても良い。
インク吸収部材176は略T字状を成し、インクジェット記録ヘッドユニット62の側面62Aとの間に距離を設け、奥行き方向へ延びる水平部176Aと、水平部176Aの中央から側面62Aの上部中央へ延びる垂直部176Bと、で構成されている。
このため、インクジェット記録ヘッドユニット62の側面62Aを移動したインクがインクジェット記録ヘッドユニット62の上部へ到達すると、インク吸収部材176の垂直部176Bによって吸収される。
このインク吸収部材176は、インクジェット記録ヘッドユニット62と一体に設けられていても良い。この場合、インクジェット記録ヘッドユニット62の交換と一緒にインク吸収部材176が交換されることとなる。また、インク吸収部材176をインクジェット記録ヘッドユニット62に対して着脱可能とし、必要時にインク吸収部材176のみを交換できるようにしても良く、インクジェット記録ヘッドユニット62の必要交換頻度とインク吸収部材176の必要交換頻度から適した方を選択する。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、紙幅対応のFWAの例について説明したが、これに限定されず、Partial Width Array(PWA)の装置にも適用することができる。
また、例えば、インクジェット記録ヘッドユニット62のノズル74はマトリックス状に配置されていたが、これに限定されない。例えば、ノズル74が一列に並んだ構成であっても良い。
また、例えば、上記の実施形態のインクジェット記録装置12は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のインク滴を吐出して、フルカラーの画像を記録用紙Pに記録したが、本発明におけるインクジェット記録は、記録用紙P上への文字や画像の記録に限定されるものではない。
すなわち、記録媒体は記録用紙Pに限定されるものでなく、また、吐出する液滴もインクに限定されるものではない。例えば、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成するなど、液滴吐出ヘッド全般、及び液滴吐出装置全般に対して、本発明を適用することができる。
本発明のインクジェット記録装置を画像記録状態で示す概略図である。 本発明のインクジェット記録装置をメンテナンス状態で示す概略図である。 本発明のインクジェット記録装置の搬送ベルト及びその近傍を示す概略図である。 インクジェット記録ヘッドアレイを示す概略斜視図である。 インクジェット記録ヘッドアレイの構成を示す正面図である。 インクジェット記録ヘッドアレイの構成を示す平面図である。 インクジェット記録ヘッドを示す部分断面図である。 本発明の第1の実施形態のインクジェットインクジェット記録ヘッドユニットの要部を示す、(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。 本発明の第1の実施形態のインクジェットインクジェット記録ヘッドユニットの要部を示す第1変形例であり、(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。 本発明の第1の実施形態のインクジェットインクジェット記録ヘッドユニットの要部を示す第2変形例であり、(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。 本発明の第1の実施形態のインクジェットインクジェット記録ヘッドユニットの要部を示す第3変形例であり、(A)、(B)は斜視図であり、(B)は平面図である。 本発明の第1の実施形態のインクジェットインクジェット記録ヘッドユニットの要部を示す第4変形例であり、(A)は斜視図であり、(B)は側面図である。 本発明の第1の実施形態のインクジェットインクジェット記録ヘッドユニットの要部を示す第5変形例であり、(A)は斜視図であり、(B)は分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態のインクジェットインクジェット記録ヘッドユニットの要部を示す第6変形例であり、(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。 本発明の第2の実施形態のインクジェットインクジェット記録ヘッドユニットの要部を示す、(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。 本発明の第2の実施形態のインクジェットインクジェット記録ヘッドユニットの要部を示す第1変形例であり、(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。 本発明の実施形態のインクジェットインクジェット記録ヘッドユニットの要部を示す変形例であり、(A)は側面図、(B)は平面図である。
符号の説明
12 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
32 インクジェット記録ヘッドアレイ
62 インクジェット記録ヘッドユニット(液滴吐出ヘッドユニット)
62A 側面(対向面)
130 逆T字凸部(突部)
132 回収キャップ(キャップ)
134 回収用枝管チューブ(連通管、吸引手段、回収手段)
138 回収用主管チューブ(連通管、吸引手段、回収手段)
140 回収ポンプ(真空ポンプ、吸引手段、回収手段)
150 凸部(突部、回収手段)
158 逆T字凸部(突部、回収手段)
160 逆T字凸部(突部、回収手段)
160A 水平部
164 嵌合凸部(突部、回収手段)
170 親液性テープ
172 撥液性テープ
176 インク吸収部材(液滴吸収部材、回収手段)

Claims (8)

  1. ノズルから液滴を吐出する複数の液滴吐出ヘッドユニットを備え、
    隣接する前記液滴吐出ヘッドユニット間に、液滴吐出ヘッドユニットの下部から上部へ向かって毛管力が作用する隙間を設け、該隙間内の液体を回収する回収手段を液滴吐出ヘッドユニットの上に設けたことを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 隣接する前記液滴吐出ヘッドユニットの対向面に下部から上部へ行くに従い幅が狭くなる突部を設けて前記隙間を形成したことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記対向面に設けられた前記突部は親液性であることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記対向面内の前記突部以外は撥液性であることを特徴とする請求項2又は3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記回収手段は、前記隙間の上部を覆うキャップを有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記回収手段は、前記キャップ内の液体を吸引する吸引手段を有していることを特徴とする請求項5に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記回収手段は、前記隙間の上部に設けられた液滴吸収部材であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記吸引手段が、前記キャップと接続された連通管と、前記連通管と接続された真空ポンプと、を含んで構成されたことを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置。
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