JP2008060701A - 画像読み取り装置、画像処理装置、複写装置、およびプログラム - Google Patents
画像読み取り装置、画像処理装置、複写装置、およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008060701A JP2008060701A JP2006232408A JP2006232408A JP2008060701A JP 2008060701 A JP2008060701 A JP 2008060701A JP 2006232408 A JP2006232408 A JP 2006232408A JP 2006232408 A JP2006232408 A JP 2006232408A JP 2008060701 A JP2008060701 A JP 2008060701A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- document
- image data
- image
- unit
- card
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 19
- 238000012795 verification Methods 0.000 claims description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 239000011521 glass Substances 0.000 abstract description 21
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 26
- 230000006870 function Effects 0.000 description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 description 18
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
- 230000008569 process Effects 0.000 description 10
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 7
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 238000012015 optical character recognition Methods 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 2
- 238000003705 background correction Methods 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
Abstract
【課題】操作を煩雑化することなく、書類(原稿)を介した機密情報の漏洩を抑制する。
【解決手段】読み取り装置50の第1のプラテンガラス52A上に原稿300およびIDカード400がセットされ、これら原稿300およびIDカード400の画像を1回のスキャンで読み取る。次いで、原稿300の読み取り結果から文書IDを、IDカード400の読み取り結果からカードIDを、それぞれ抽出する。得られた文書IDおよびカードIDを対応付けて問い合わせを行い、原稿300を読み取って得られた文書画像データの出力が許可されているか否かを判断する。カードIDに対してこの文書IDに対応する文書画像データの出力が許可されている場合は文書画像データをプリンタに出力してから消去し、許可されていない場合は文書画像をプリンタに出力することなくそのまま消去する。
【選択図】図7
【解決手段】読み取り装置50の第1のプラテンガラス52A上に原稿300およびIDカード400がセットされ、これら原稿300およびIDカード400の画像を1回のスキャンで読み取る。次いで、原稿300の読み取り結果から文書IDを、IDカード400の読み取り結果からカードIDを、それぞれ抽出する。得られた文書IDおよびカードIDを対応付けて問い合わせを行い、原稿300を読み取って得られた文書画像データの出力が許可されているか否かを判断する。カードIDに対してこの文書IDに対応する文書画像データの出力が許可されている場合は文書画像データをプリンタに出力してから消去し、許可されていない場合は文書画像をプリンタに出力することなくそのまま消去する。
【選択図】図7
Description
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置、読み取られた画像データに処理を施す画像処理装置、複写装置、およびプログラムに関する。
近年、書類を介した情報漏洩を防止するために、種々の技術が提案されてきている。例えば、機密書類に予め特定情報を付加しておくとともにこの特定情報とユーザが設定したパスワードとを対応付けて記憶しておき、この機密書類に対する複写要求があった際、この機密書類の読み取り結果から特定情報を取得した後、ユーザに対してパスワードの入力を要求し、入力されたパスワードがこの機密書類の特定情報に対応付けて記憶されるパスワードと一致した場合に、この機密書類の複製物(コピー)を出力する技術が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
しかしながら、ユーザがパスワードを忘れてしまった場合には、機密書類の複写が実質的に不可能となってしまう。また、ユーザがパスワードを忘れないためにメモしていた場合には、このメモを介してパスワードが漏れ、結果として機密書類の不正複写を禁止できなくなってしまうおそれがある。
本発明は、以上の技術を背景としてなされたものであり、その目的とするところは、操作を煩雑化することなく、書類(原稿)を介した機密情報の漏洩を抑制することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される画像読み取り装置は、原稿台に置かれた、識別情報が表示された原稿および利用者情報が表示された媒体の画像を読み取る読み取り手段と、読み取り手段にて読み取られた原稿の画像データから識別情報を取得する第1の取得手段と、読み取り手段にて読み取られた媒体の画像データから利用者情報を取得する第2の取得手段と、利用者情報が識別情報に対応する原稿の複製権を有しない場合に原稿の画像データの出力を禁止する禁止手段とを含んでいる。
このような原稿読み取り装置において、利用者情報が識別情報に対応する原稿の複製権を有する場合に原稿の画像データの出力を許可する許可手段をさらに含むことができる。また、禁止手段は、第1の取得手段が識別情報を取得できない場合および第2の取得手段が利用者情報を取得できない場合に原稿の画像データの出力を禁止することができる。さらに、第2の取得手段は、媒体の画像データから複数の利用者情報を取得した後に複数の利用者情報の照合を行い、禁止手段は、第2の取得手段による照合結果が一致しない場合に原稿の画像データの出力を禁止することができる。さらにまた、第2の取得手段は、媒体に内蔵されたICチップから他の利用者情報を取得した後に利用者情報と他の利用者情報との照合を行い、禁止手段は、第2の取得手段による照合結果が一致しない場合に原稿の画像データの出力を禁止することができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用される画像処理装置は、識別情報が表示された原稿および利用者情報が表示された媒体を1回のスキャンで読み取って得られた画像データを、原稿の画像データと媒体の画像データとに分離する分離手段と、分離手段にて分離された原稿の画像データを記憶する記憶手段と、分離手段にて分離された原稿の画像データから識別情報を取得する第1の取得手段と、分離手段にて分離された媒体の画像データから利用者情報を取得する第2の取得手段と、取得された識別情報および利用者情報に基づいて原稿に対する複製権の有無を判定する判定手段と、判定手段にて複製権があると判定された場合に記憶手段から原稿の画像データを出力させる出力制御手段とを含んでいる。
このような画像処理装置において、出力制御手段は、原稿の画像データを出力させた後に記憶手段に記憶される原稿の画像データを消去することができる。また、出力制御手段は、判定手段にて複製権がないと判定された場合に記憶手段に記憶される原稿の画像データを出力させないことができる。さらに、出力制御手段は、原稿の画像データを出力させない場合に記憶手段に記憶される原稿の画像データを消去することができる。また、分離手段にて分離された原稿の画像データにスキュー補正を施して第1の取得手段に出力する第1のスキュー補正手段と、分離手段にて分離された媒体の画像データにスキュー補正を施して第2の取得手段に出力する第2のスキュー補正手段とをさらに含むことができる。
さらに、他の観点から捉えると、本発明が適用される複写装置は、原稿台に置かれた、識別情報が表示された原稿および利用者情報が表示された媒体の画像を読み取るスキャナと、スキャナによる原稿および媒体の読み取り結果から得られた識別情報および利用者情報に基づき、原稿の複製の出力可否を判断する判断部と、判断部にて原稿の複製の出力が許可される場合にスキャナによる原稿の読み取り結果に基づいて記録材に画像を形成するプリンタとを含んでいる。
このような複写装置では、プリンタは、判断部にて原稿の複製の出力が許可されない場合に記録材に画像を形成しないことを特徴とすることができる。
このような複写装置では、プリンタは、判断部にて原稿の複製の出力が許可されない場合に記録材に画像を形成しないことを特徴とすることができる。
また、本発明は、コンピュータに、識別情報が表示された原稿および利用者情報が表示された媒体を1回のスキャンで読み取って得られた画像データを、原稿の画像データと媒体の画像データとに分離する機能と、分離された原稿の画像データから識別情報を取得する機能と、分離された媒体の画像データから利用者情報を取得する機能と、取得された識別情報および利用者情報に基づいて原稿に対する複製権の有無を判定する機能と、複製権があると判定された場合に原稿の画像データを出力させる機能とを実現させるプログラムとして把握することができる。
そして、コンピュータに、複製権がないと判定された場合に原稿の画像データを出力させない機能をさらに実現させることを特徴とすることができる。
そして、コンピュータに、複製権がないと判定された場合に原稿の画像データを出力させない機能をさらに実現させることを特徴とすることができる。
請求項1記載の発明によれば、操作を煩雑化することなく、原稿(書類)を介した機密情報の漏洩を抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、必要に応じて原稿の複写物の出力を行うことが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、原稿の識別情報や媒体の利用者情報が取得できない場合にも、原稿を介した機密情報の漏洩をより確実に抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、媒体から得た複数の利用者情報の照合結果が一致しない場合にも、原稿を介した機密情報の漏洩をより確実に抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、媒体から得た利用者情報および他の利用者情報が一致しない場合にも、原稿を介した機密情報の漏洩をより確実に抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、操作を煩雑化することなく、原稿(書類)を介した機密情報の漏洩を抑制することができる。
請求項7記載の発明によれば、原稿の画像データが後で利用されるのを防止することが可能になる。
請求項8記載の発明によれば、必要に応じて原稿の複写物の出力を禁止することが可能になる。
請求項9記載の発明によれば、原稿の画像データが後で利用されるのを防止することが可能になる。
請求項10記載の発明によれば、1回のスキャンで得られた原稿の画像データおよび媒体の画像データに対し個別にスキュー補正を施すことが可能になる。
請求項11記載の発明によれば、操作を煩雑化することなく、原稿(書類)を介した機密情報の漏洩を抑制することができる。
請求項12記載の発明によれば、必要に応じて原稿の複写物の出力を禁止することが可能になる。
請求項13記載の発明によれば、操作を煩雑化することなく、原稿(書類)を介した機密情報の漏洩を抑制することができる。
請求項14記載の発明によれば、必要に応じて原稿の複写物の出力を禁止することが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、必要に応じて原稿の複写物の出力を行うことが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、原稿の識別情報や媒体の利用者情報が取得できない場合にも、原稿を介した機密情報の漏洩をより確実に抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、媒体から得た複数の利用者情報の照合結果が一致しない場合にも、原稿を介した機密情報の漏洩をより確実に抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、媒体から得た利用者情報および他の利用者情報が一致しない場合にも、原稿を介した機密情報の漏洩をより確実に抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、操作を煩雑化することなく、原稿(書類)を介した機密情報の漏洩を抑制することができる。
請求項7記載の発明によれば、原稿の画像データが後で利用されるのを防止することが可能になる。
請求項8記載の発明によれば、必要に応じて原稿の複写物の出力を禁止することが可能になる。
請求項9記載の発明によれば、原稿の画像データが後で利用されるのを防止することが可能になる。
請求項10記載の発明によれば、1回のスキャンで得られた原稿の画像データおよび媒体の画像データに対し個別にスキュー補正を施すことが可能になる。
請求項11記載の発明によれば、操作を煩雑化することなく、原稿(書類)を介した機密情報の漏洩を抑制することができる。
請求項12記載の発明によれば、必要に応じて原稿の複写物の出力を禁止することが可能になる。
請求項13記載の発明によれば、操作を煩雑化することなく、原稿(書類)を介した機密情報の漏洩を抑制することができる。
請求項14記載の発明によれば、必要に応じて原稿の複写物の出力を禁止することが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は本実施の形態が適用される複写機1を示している。複写装置としての複写機1は、原稿の画像を読み取るスキャナ2と、スキャナ2にて読み取られた画像を用紙上に形成するプリンタ3とを備えている。ここで、画像読み取り装置として機能するスキャナ2はプリンタ3の上部に配設されており、スキャナ2の手前側には、ユーザから複写動作等の指示を受け付け、且つ、ユーザにメッセージの表示等を行うユーザインタフェース(User Interface:UI)4が設けられている。なお、この複写機1では、スキャナ2を単体のスキャナ装置として動作させることが可能であり、プリンタ3を単体のプリンタ装置として動作させることも可能である。また、必要に応じて、スキャナ2およびプリンタ3を利用したファクシミリ装置として動作させることも可能となっている。
<実施の形態1>
図1は本実施の形態が適用される複写機1を示している。複写装置としての複写機1は、原稿の画像を読み取るスキャナ2と、スキャナ2にて読み取られた画像を用紙上に形成するプリンタ3とを備えている。ここで、画像読み取り装置として機能するスキャナ2はプリンタ3の上部に配設されており、スキャナ2の手前側には、ユーザから複写動作等の指示を受け付け、且つ、ユーザにメッセージの表示等を行うユーザインタフェース(User Interface:UI)4が設けられている。なお、この複写機1では、スキャナ2を単体のスキャナ装置として動作させることが可能であり、プリンタ3を単体のプリンタ装置として動作させることも可能である。また、必要に応じて、スキャナ2およびプリンタ3を利用したファクシミリ装置として動作させることも可能となっている。
図2は、上述したスキャナ2の構成例を示す図である。この画像読み取り装置では、固定された原稿の画像を読み取ることが可能であるとともに、搬送される原稿の画像を読み取ることも可能である。そして、このスキャナ2は、積載された原稿束から原稿を順次搬送する原稿送り装置10と、スキャンによって原稿の画像を読み込む読み取り装置50とを備えている。ここで、原稿送り装置10は、図中奥側で読み取り装置50に対してヒンジ等を用いて取り付けられている。したがって原稿送り装置10は、読み取り装置50に対し図中奥側を支点として開閉自在に装着される。
原稿送り装置10は、複数枚の原稿からなる原稿束を積載する原稿トレイ11、この原稿トレイ11の下方に設けられ、読み取りが終了した原稿を積載する排紙トレイ12を備える。また、原稿送り装置10は原稿トレイ11の原稿を取り出して搬送する取り出しロール13を備える。さらに、取り出しロール13の原稿搬送方向下流側には、一対のロール部材を用いて用紙を一枚ずつに捌く捌き機構14が設けられる。最初に原稿が搬送される第1搬送路31には、原稿搬送方向上流側から順に、プレレジロール15、レジロール16、裏当てロール17、およびアウトロール18が設けられる。プレレジロール15は、一枚ずつに捌かれた原稿を下流側のロールに向けて搬送すると共に原稿のループ形成を行う。レジロール16は、回転し一旦停止した後にタイミングを合わせて回転を再開し、後述する原稿読み取り部に対してレジストレーション調整を施しながら原稿を供給する。裏当てロール17は、読み取り装置50にて読み込み中の原稿搬送をアシストし、且つ、原稿を第2プラテンガラス52B(後述)に押し付けることにより、読み取り位置における原稿の高さをほぼ一定に維持させる。アウトロール18は、読み取り装置50にて読み込まれた原稿をさらに下流に搬送する。
また、アウトロール18よりも原稿搬送方向下流側には、原稿を排紙トレイ12に導くための第2搬送路32が設けられる。この第2搬送路32には、排出ロール19が配設される。
そして、排紙トレイ12の下面には裏当て部材20が取り付けられている。この裏当て部材20は、後述する固定読み取りモードにおいて、読み取り装置50に設けられた第1プラテンガラス52A(後述)に原稿を押し付けるために用いられる。
また、アウトロール18よりも原稿搬送方向下流側には、原稿を排紙トレイ12に導くための第2搬送路32が設けられる。この第2搬送路32には、排出ロール19が配設される。
そして、排紙トレイ12の下面には裏当て部材20が取り付けられている。この裏当て部材20は、後述する固定読み取りモードにおいて、読み取り装置50に設けられた第1プラテンガラス52A(後述)に原稿を押し付けるために用いられる。
さらに、このスキャナ2では、原稿の両面に形成された画像を1プロセスで読み取ることができるよう、アウトロール18の出口側とプレレジロール15の入口側との間に第3搬送路33が設けられている。なお、上述した排出ロール19は、第2搬送路32に搬入された原稿を第3搬送路33に反転搬送する機能も有している。
さらにまた、このスキャナ2には、原稿の両面読み取りを行った際に、その排出時に原稿を再度反転させて排紙トレイ12に排出するための第4搬送路34が設けられている。この第4搬送路34は、第2搬送路32の上部側に設けられている。そして、上述した排出ロール19は、第2搬送路32に搬入された原稿を第4搬送路34に反転搬送する機能も有している。
さらにまた、このスキャナ2には、原稿の両面読み取りを行った際に、その排出時に原稿を再度反転させて排紙トレイ12に排出するための第4搬送路34が設けられている。この第4搬送路34は、第2搬送路32の上部側に設けられている。そして、上述した排出ロール19は、第2搬送路32に搬入された原稿を第4搬送路34に反転搬送する機能も有している。
一方、読み取り手段としての読み取り装置50は、上述した原稿送り装置10を開閉可能に支持すると共に、この原稿送り装置10を装置フレーム51によって支え、また、原稿送り装置10によって搬送される原稿の画像読み取りを行っている。この読み取り装置50は、筐体を形成する装置フレーム51、画像を読み込むべき原稿を静止させた状態で置くことが可能な原稿台としての第1プラテンガラス52A、原稿送り装置10によって搬送される原稿を読み取るための光の開口部を有する第2プラテンガラス52Bを備えている。
また、読み取り装置50は、フルレートキャリッジ53およびハーフレートキャリッジ54を備えている。フルレートキャリッジ53は、第2プラテンガラス52Bの下に静止し、あるいは第1プラテンガラス52Aの全体にわたってスキャンして画像を読み込む。ハーフレートキャリッジ54は、フルレートキャリッジ53が静止する場合には静止し、フルレートキャリッジ53が移動する場合には連動して移動することで、フルレートキャリッジ53にて得られた光を結像部へ供給する。フルレートキャリッジ53には、光源55および光源55にて光照射がなされた原稿からの反射光を受光する第1ミラー57Aが設けられている。さらに、ハーフレートキャリッジ54には、第1ミラー57Aから得られた光を結像部へ提供する第2ミラー57Bおよび第3ミラー57Cが設けられている。さらにまた、読み取り装置50は、結像用レンズ58およびCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ59を備えている。これらのうち、結像用レンズ58は、第3ミラー57Cから得られた光学像を光学的に縮小する。また、CCDイメージセンサ59は、結像用レンズ58によって結像された光学像を光電変換する。つまり、読み取り装置50では、所謂縮小光学系を用いてCCDイメージセンサ59に像を結像させている。
また、第1プラテンガラス52Aと第2プラテンガラス52Bとの間に設けられる部材の下部には、主走査方向に沿って伸びる白基準板56が装着されている。
また、第1プラテンガラス52Aと第2プラテンガラス52Bとの間に設けられる部材の下部には、主走査方向に沿って伸びる白基準板56が装着されている。
そして、読み取り装置50は、制御・画像処理ユニット60をさらに備える。この制御・画像処理ユニット60は、CCDイメージセンサ59から入力される原稿の画像データに所定の処理を施す。また、制御・画像処理ユニット60は、スキャナ2(原稿送り装置10および読み取り装置50)の読み取り動作における各部の動作を制御する。
一方、図1に示すプリンタ3は、例えば電子写真方式によって記録材としての用紙に画像形成を行う。なお、プリンタ3は用紙上に画像を形成する機能を有していればよく、電子写真方式以外にも、例えばインクジェット方式や静電記録方式などを採用することもできる。
ところで、本実施の形態に係る複写機1では、原稿の複写を実行しようとした場合に、この原稿を複写しようとするユーザが、この原稿に対する複写の権利(以下の説明では複製権という)を有しているか否かについての判断を行っている。そして、この複写機1では、ユーザが複製権を有している場合に、スキャナ2にて読み取った画像データの出力を許可する。画像データの出力が許可された場合、プリンタ3にてプリントアウトすなわち原稿の複写物の出力が行われる。一方、この複写機1では、ユーザが複製権を有してない場合に、スキャナ2にて読み取った画像データに基づく原稿の複製物の出力を禁止する。画像データの出力が禁止された場合、当然のことながら、プリンタ3におけるプリントアウト(原稿の複写物の出力)は行われない。
そして、本実施の形態では、このような機能を実現するために、スキャナ2にて原稿の画像を読み取る際に、各ユーザに付与されたIDカードの画像を一緒に読み取るようにしている。ここで、各原稿には各原稿固有の識別情報(文書IDという)が付与されており、各IDカードには各ユーザ固有の識別情報(カードIDという)が付与されている。そして、複写機1(スキャナ2)では、読み取って得られた文書IDおよびカードIDから、複写を行おうとしているユーザがこの原稿の複製権を有しているか否かを判断し、プリンタ3に対する画像データの出力の可否を判断している。
図3(a)は、スキャナ2による読み取り対象となる原稿300の一例を示している。原稿300には、画像すなわち文書画像301が記録されている。そして、原稿300には、MIG(Micro Gradation)技術を用いた文書コード画像302が記録されている。この文書コード画像302は、例えば文書画像301中に埋め込むことも可能である。この文書コード画像302には、符号化された識別情報としての文書IDが含まれている。
一方、図3(b)は原稿300とともにスキャナ2にて読み取りが行われるIDカード400の一例を示している。媒体としてのIDカード400には、ユーザの顔写真画像401、ユーザの所属や名前等からなる第1のテキスト画像402、例えばユーザの社員番号からなる第2のテキスト画像403が記録されている。そして、IDカード400には、上述した文書コード画像302と同様にMIG技術を用いたカードコード画像404が記録されている。このカードコード画像404は、例えば顔写真画像401、第1のテキスト画像402や第2のテキスト画像403中に埋め込むことも可能である。このカードコード画像404には、符号化された利用者情報としてのカードIDが含まれている。
図4は、図2に示す制御・画像処理ユニット60のブロック図である。この制御・画像処理ユニット60は、信号処理部70および制御部90を備えている。信号処理部70は、CCDイメージセンサ59から入力されてくる読み取りデータに処理を施す。一方、制御部90は原稿送り装置10および読み取り装置50の動作を制御する。
制御部90は、読み取りコントローラ91、CCDドライバ92、光源ドライバ93、スキャンドライバ94、および搬送機構ドライバ95を備える。
読み取りコントローラ91は、各種原稿読み取りの制御等を含め、図2に示す原稿送り装置10および読み取り装置50の全体を制御する。
CCDドライバ92はCCDイメージセンサ59による画像データの取り込み動作を制御する。
光源ドライバ93は、点灯信号を出力し、原稿の読み取りタイミングに合わせて光源55の点灯・消灯を制御する。
スキャンドライバ94は、読み取り装置50におけるモータのオン/オフなどを行いフルレートキャリッジ53およびハーフレートキャリッジ54によるスキャン動作を制御する。
搬送機構ドライバ95は、原稿送り装置10におけるモータの制御、各種ロール、クラッチ、およびゲートの切り替え動作等を制御する。
読み取りコントローラ91は、各種原稿読み取りの制御等を含め、図2に示す原稿送り装置10および読み取り装置50の全体を制御する。
CCDドライバ92はCCDイメージセンサ59による画像データの取り込み動作を制御する。
光源ドライバ93は、点灯信号を出力し、原稿の読み取りタイミングに合わせて光源55の点灯・消灯を制御する。
スキャンドライバ94は、読み取り装置50におけるモータのオン/オフなどを行いフルレートキャリッジ53およびハーフレートキャリッジ54によるスキャン動作を制御する。
搬送機構ドライバ95は、原稿送り装置10におけるモータの制御、各種ロール、クラッチ、およびゲートの切り替え動作等を制御する。
これらの各種ドライバからは、原稿送り装置10および読み取り装置50に対して制御信号が出力され、かかる制御信号に基づいて、これらの動作制御が可能となる。読み取りコントローラ91は、ホストシステムからの制御信号や、例えば自動選択読み取り機能に際して検出されるセンサ出力、ユーザからの選択等に基づいて、読み取りモードを設定し、原稿送り装置10および読み取り装置50を制御している。この読み取りモードとしては、第1プラテンガラス52A上に置かれた原稿を読み取る固定読み取りモード、第2プラテンガラス52B上を搬送される原稿を読み取る搬送読み取りモード等が挙げられる。また、搬送読み取りモードにおいては、原稿の片面の画像を読み取る片面モード、原稿の両面の画像を読み取る両面モード等も挙げられる。
なお、搬送読み取りモードでは、スキャナ2が原稿300の読み取りを行った場合、その読み取りデータから文書コード画像302の有無を判断している。そして、原稿300の読み取りデータ中に文書コード画像302が存在すると判断された場合は、その読み取りデータの出力を禁止している。このため、本実施の形態では、スキャナ2で文書コード画像302が記録された原稿300を読み取る場合は、原稿300と一緒にIDカード400を読み取ることが可能な固定読み取りモードでの読み取りが要求される。
図5は、図4に示す信号処理部70のブロック図である。画像処理装置として機能する信号処理部70は、スキャンデータ分離部71、文書スキュー補正部72、文書画像処理部73、文書画像記憶部74、文書マーク検出部75、および文書ID抽出部76を備える。また、信号処理部70は、カードスキュー補正部77、カードマーク検出部78、カードID抽出部79、文字認識部80、および照合部81をさらに備える。そして、信号処理部70は、許可判定部82、複製権情報格納部83、およびデータ出力制御部84をさらに備える。
分離手段として機能するスキャンデータ分離部71は、CCDイメージセンサ59が原稿300およびIDカード400を読み取ることによって得られたスキャンデータ(画像データに対応)を、原稿300のスキャンデータである文書画像データ(原稿の画像データに対応)とIDカード400のスキャンデータであるカード画像データ(媒体の画像データに対応)とに分離して出力する。そして、スキャンデータを分離して得られた文書画像データは文書スキュー補正部72に、また、カード画像データはカードスキュー補正部77に、それぞれ出力される。
第1のスキュー補正手段として機能する文書スキュー補正部72は、スキャンデータ分離部71から入力されてくる文書画像データにスキュー補正を施す。スキュー補正が施された文書画像データは、文書画像処理部73および文書マーク検出部75に、それぞれ出力される。
文書画像処理部73は、文書スキュー補正部72から入力されてくるスキュー補正済みの文書画像データに、各種画像処理を施す。この文書画像処理部73で実行される画像処理としては、例えばシェーディング補正、γ/グレイバランス補正、色空間変換、拡大縮小、フィルタリング処理、コントラスト調整、さらには地肌除去等が挙げられる。
そして、記憶手段として機能する文書画像記憶部74は、文書画像処理部73にて各種画像処理が施された文書画像データを記憶する。
そして、記憶手段として機能する文書画像記憶部74は、文書画像処理部73にて各種画像処理が施された文書画像データを記憶する。
他方、文書マーク検出部75は、文書スキュー補正部72から入力されてくるスキュー補正済みの文書画像データからマークすなわち文書コード画像302(図3(a)参照)を検出する。
文書ID抽出部76は、文書マーク検出部75にて検出された文書コード画像302の内容を解析し、文書コード画像302に含まれる文書IDを抽出する。そして、文書ID抽出部76は、文書IDを抽出できた場合には文書ID情報を、文書IDを抽出できなかった場合には文書ID抽出不能情報を、許可判定部82に出力する。
なお、本実施の形態では、これら文書マーク検出部75や文書ID抽出部76が第1の取得手段として機能している。
文書ID抽出部76は、文書マーク検出部75にて検出された文書コード画像302の内容を解析し、文書コード画像302に含まれる文書IDを抽出する。そして、文書ID抽出部76は、文書IDを抽出できた場合には文書ID情報を、文書IDを抽出できなかった場合には文書ID抽出不能情報を、許可判定部82に出力する。
なお、本実施の形態では、これら文書マーク検出部75や文書ID抽出部76が第1の取得手段として機能している。
一方、第2のスキュー補正手段として機能するカードスキュー補正部77は、スキャンデータ分離部71から入力されてくるカード画像データにスキュー補正を施す。スキュー補正が施されたカード画像データは、カードマーク検出部78および文字認識部80に、それぞれ出力される。
カードマーク検出部78は、カードスキュー補正部77から入力されてくるスキュー補正済みのカード画像データからマークすなわちカードコード画像404(図3(b)参照)を検出する。
カードID抽出部79は、カードマーク検出部78にて検出されたカードコード画像404の内容を解析し、カードコード画像404に含まれるカードIDを抽出する。そして、カードID抽出部79は、カードIDを抽出できた場合にはカードID情報を照合部81に出力し、カードIDを抽出できなかった場合にはカードID抽出不能情報を許可判定部82に出力する。
カードID抽出部79は、カードマーク検出部78にて検出されたカードコード画像404の内容を解析し、カードコード画像404に含まれるカードIDを抽出する。そして、カードID抽出部79は、カードIDを抽出できた場合にはカードID情報を照合部81に出力し、カードIDを抽出できなかった場合にはカードID抽出不能情報を許可判定部82に出力する。
他方、文字認識部80は、カードスキュー補正部77から入力されてくるスキュー補正済みのカード画像データにおけるテキスト画像(例えば図3(b)に示す第1のテキスト画像402や第2のテキスト画像403)のデータにOCR(Optical Character Reader)処理を施し、得られた文字データを出力する。
照合部81は、カードID抽出部79から入力されてくる利用者情報の一つとしてのカードID情報と文字認識部80から入力されてくる文字情報(文字データ)に基づいて得られた利用者情報の一つとしてのユーザデータとを照合する。そして、照合部81は、照合結果が一致した場合にはカードID情報を、照合結果が一致しなかった場合には照合不一致情報を許可判定部82に出力する。
なお、本実施の形態では、これらカードマーク検出部78、カードID抽出部79、文字認識部80、および照合部81が第2の取得手段として機能している。
照合部81は、カードID抽出部79から入力されてくる利用者情報の一つとしてのカードID情報と文字認識部80から入力されてくる文字情報(文字データ)に基づいて得られた利用者情報の一つとしてのユーザデータとを照合する。そして、照合部81は、照合結果が一致した場合にはカードID情報を、照合結果が一致しなかった場合には照合不一致情報を許可判定部82に出力する。
なお、本実施の形態では、これらカードマーク検出部78、カードID抽出部79、文字認識部80、および照合部81が第2の取得手段として機能している。
判定手段あるいは判断部として機能する許可判定部82は、文書ID抽出部76から入力されてくる文書ID情報と照合部81から入力されてくるカードID情報とを対応付けて複製権情報格納部83に問い合わせを行う。また、許可判定部82は、複製権情報格納部83から送られてくる複製権の問い合わせ結果および照合部81から入力される照合結果に基づき、文書画像記憶部74に記憶される画像処理済みの文書画像データの出力を許可するか否かを判定する。なお、複製権情報格納部83に格納されるデータベースの内容については後述する。
また、許可判定部82は、文書ID抽出部76から文書ID抽出不能情報が入力された場合、カードID抽出部79からカードID抽出不能情報が入力された場合、および、照合部81から照合不一致情報が入力された場合に、文書画像記憶部74に記憶される画像処理済みの文書画像データの出力を許可しないと判定する。
また、許可判定部82は、文書ID抽出部76から文書ID抽出不能情報が入力された場合、カードID抽出部79からカードID抽出不能情報が入力された場合、および、照合部81から照合不一致情報が入力された場合に、文書画像記憶部74に記憶される画像処理済みの文書画像データの出力を許可しないと判定する。
禁止手段、許可手段、および出力制御手段として機能するデータ出力制御部84は、許可判定部82による判定結果に基づき、文書画像記憶部74に格納される文書画像データの出力を制御する。例えば、許可判定部82にて許可の判定があった場合には、文書画像記憶部74に記憶される文書画像データをプリンタ3に出力させた後、文書画像記憶部74の記憶内容を消去する。一方、許可判定部82にて許可の判定がなかった場合(不許可の判定があった場合)には、文書画像データをプリンタ3に出力させることなく、そのまま文書画像記憶部74の記憶内容を消去する。
なお、信号処理部70を構成する各部の機能は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。すなわち、信号処理部70に設けられた図示しないCPU(Central Processing Unit)が、スキャンデータ分離部71、文書スキュー補正部72、文書画像処理部73、文書画像記憶部74、文書マーク検出部75、文書ID抽出部76、カードスキュー補正部77、カードマーク検出部78、カードID抽出部79、文字認識部80、照合部81、許可判定部82、複製権情報格納部83、およびデータ出力制御部84の各機能を実現するプログラムを、例えばハードディスク等の外部記憶装置からメインメモリに読み込んで、これらの各機能を実現する。
図6は、図5に示す複製権情報格納部83に登録されるデータベースの構成例を示す図である。図6に示すデータ構造では、文書IDおよびカードIDといった項目分けがなされ、複製権に対するこれらの対応関係が管理されている。より具体的に説明すると、例えば「00000001」という文書IDを持つ原稿300の場合、カードIDがA、B、C、D、Eであるユーザは複製権を有するものの、カードIDがFであるユーザは複製権を有していない。また、例えば「00000002」という文書IDを持つ原稿300の場合、カードIDがA、Bであるユーザは複製権を有するものの、カードIDがC、D、E、Fであるユーザは複製権を有していない。
また、逆に見れば、例えばカードIDがAであるユーザは、文書ID「00000001」〜「00000005」の原稿300に対して複製権を有していると見なすこともできる。他方、例えばカードIDがBであるユーザは、文書ID「00000001」、「00000002」、「00000004」、「00000005」の原稿300に対しては複製権を有するものの、文書ID「00000003」の原稿300に対しては複製権を有していないことになる。
また、逆に見れば、例えばカードIDがAであるユーザは、文書ID「00000001」〜「00000005」の原稿300に対して複製権を有していると見なすこともできる。他方、例えばカードIDがBであるユーザは、文書ID「00000001」、「00000002」、「00000004」、「00000005」の原稿300に対しては複製権を有するものの、文書ID「00000003」の原稿300に対しては複製権を有していないことになる。
このような複製権情報は、原稿300を出力した後、この原稿300に対して付与された文書IDに対応付けて登録することができる。また、必要に応じて、後で複製権の有無を変更することも可能である。
なお、本実施の形態では、スキャナ2の信号処理部70に複製権情報格納部83を内蔵させているが、これに限られるものではない。例えばプリンタ3に複製権情報格納部83を内蔵させてもよいし、複写機1(スキャナ2やプリンタ3)とは別のサーバに複製権情報格納部83としての機能を担わせるようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、スキャナ2の信号処理部70に複製権情報格納部83を内蔵させているが、これに限られるものではない。例えばプリンタ3に複製権情報格納部83を内蔵させてもよいし、複写機1(スキャナ2やプリンタ3)とは別のサーバに複製権情報格納部83としての機能を担わせるようにしてもよい。
では次に、より具体的な複写動作(読み取り動作およびプリント動作)について説明する。
図7はスキャナ2に原稿300およびIDカード400をセットした状態を示している。このとき、スキャナ2では原稿送り装置10が読み取り装置50の奥側を支点として上方に引き上げられ、露出した第1プラテンガラス52A上に、原稿300およびIDカード400が並べて配置される。なお、この例では、原稿300が第2プラテンガラス52Bに近い側に、IDカード400が第2プラテンガラス52Bから遠い側に、それぞれ配置される。その後、原稿送り装置10が引き下げられて読み取り装置50上に置かれ、原稿300およびIDカード400は、原稿送り装置10に設けられた裏当て部材20により第1プラテンガラス52Aに押し付けられる。
図7はスキャナ2に原稿300およびIDカード400をセットした状態を示している。このとき、スキャナ2では原稿送り装置10が読み取り装置50の奥側を支点として上方に引き上げられ、露出した第1プラテンガラス52A上に、原稿300およびIDカード400が並べて配置される。なお、この例では、原稿300が第2プラテンガラス52Bに近い側に、IDカード400が第2プラテンガラス52Bから遠い側に、それぞれ配置される。その後、原稿送り装置10が引き下げられて読み取り装置50上に置かれ、原稿300およびIDカード400は、原稿送り装置10に設けられた裏当て部材20により第1プラテンガラス52Aに押し付けられる。
次に、UI4等を介して複写動作開始の指示が受け付けられると、図2に示すフルレートキャリッジ53とハーフレートキャリッジ54とが、2:1の割合でスキャン方向(矢印方向)に移動する。このとき、フルレートキャリッジ53の光源55が点灯し、これらからの光が第1プラテンガラス52Aを介して原稿300の被読み取り面に照射される。そして、原稿300からの反射光が第1ミラー57A、第2ミラー57B、および第3ミラー57Cの順に反射されて結像用レンズ58に導かれる。結像用レンズ58に導かれた光は、CCDイメージセンサ59の受光面に結像される。CCDイメージセンサ59は1次元のセンサで構成されており、1ライン分を同時に処理している。このライン方向(スキャンの副走査方向)にフルレートキャリッジ53およびハーフレートキャリッジ54を移動させ、原稿300の次のラインを読み取る。これを原稿300全体に亘って実行することで、原稿300の読み取りが完了する。
また、原稿300の読み取りが完了した後、一連の動作にてIDカード400の読み取りが開始される。そして、これをIDカード400全体に亘って実行することで、IDカード400の読み取りが完了する。
このとき、CCDイメージセンサ59による原稿300の読み取り結果およびIDカード400の読み取り結果は、1つのスキャンデータとして出力されていくことになる。
また、原稿300の読み取りが完了した後、一連の動作にてIDカード400の読み取りが開始される。そして、これをIDカード400全体に亘って実行することで、IDカード400の読み取りが完了する。
このとき、CCDイメージセンサ59による原稿300の読み取り結果およびIDカード400の読み取り結果は、1つのスキャンデータとして出力されていくことになる。
では、このようにして得られた原稿300およびIDカード400のスキャンデータに対し、信号処理部70にて実行される処理について、図5に示すブロック図および図8に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、スキャンデータ分離部71は、CCDイメージセンサ59から入力されてくる原稿300およびIDカード400のスキャンデータを、原稿300のスキャンデータである文書画像データとIDカード400のスキャンデータであるカード画像データとに分離する(ステップ101)。次に、文書スキュー補正部72は、入力されてくる文書画像データにスキュー補正を施す(ステップ102)。そして、文書画像処理部73は、スキュー補正がなされた文書画像データに各種画像処理(文書画像処理)を施し(ステップ103)、画像処理後の文書画像データを文書画像記憶部74に記憶させる(ステップ104)。
また、文書マーク検出部75は、スキュー補正がなされた文書画像データから文書コード画像を検出する(ステップ105)。そして、文書ID抽出部76は、検出された文書コード画像から文書IDの抽出を試み、文書IDの抽出が行えたか否かを判断する(ステップ106)。ここで、文書IDが抽出できなかったと判断した場合は、後述するステップ115に進む。
一方、文書IDが抽出できた場合は、次に、カードスキュー補正部77が、入力されてくるカード画像データにスキュー補正を施す(ステップ107)。次いで、カードマーク検出部78は、スキュー補正がなされたカード画像データからカードコード画像404を検出する(ステップ108)。そして、カードID抽出部79は、検出されたカードコード画像404からカードIDの抽出を試み、カードIDの抽出が行えたか否かを判断する(ステップ109)。ここで、カードIDが抽出できなかったと判断した場合は、後述するステップ115に進む。
また、カードIDが抽出できた場合は、文字認識部80が、スキュー補正がなされたカード画像データに対して文字認識処理を施し、文字情報を取得する(ステップ110)。そして、照合部81は、文字情報を解析して得られたユーザデータ(例えば社員番号や名前)と抽出されたカードID情報とを照合し、照合結果が一致しているか否かを判断する(ステップ111)。ここで、照合結果が一致していない(偽造されたIDカード400が使用されている)と判断した場合は、後述するステップ115に進む。
他方、照合結果が一致していた場合、許可判定部82は、文書ID抽出部76から入力されてくる文書ID情報と照合部81から入力されてくるカードID情報とを対応付けて複製権情報格納部83に出力し、複製権の有無の問い合わせを行う(ステップ112)。複製権情報格納部83では、入力されてくる文書ID情報およびカードID情報を用いて図6に示すデータベースを参照し、複製権の有無に関する複製権情報を許可判定部82に出力する。そして、許可判定部82は、複製権情報格納部83から入力されてくる複製権情報に基づき、複製権の有無を判断する(ステップ113)。ここで、複製権がないと判断した場合は、後述するステップ115に進む。
また、複製権があると判断した場合、許可判定部82は、データ出力制御部84に制御信号を出力し、データ出力制御部84は、文書画像記憶部74に記憶されている画像処理済みの文書画像データをプリンタ3に向けて出力させる(ステップ114)。その後、許可判定部82は、データ出力制御部84にさらに制御信号を出力し、データ出力制御部84は、文書画像記憶部74の記憶内容すなわち文書画像データを消去させ(ステップ115)、一連の処理を完了する。
なお、上記ステップ106で文書IDが抽出できなかった場合、上記ステップ109でカードIDが抽出できなかった場合、上記ステップ111でユーザデータとカードID情報との照合結果が一致していなかった場合、および、上記ステップ113で複製権がないと判断した場合は、そのままこのステップ115の処理が行われる。すなわち、許可判定部82は、データ出力制御部84に制御信号を出力し、データ出力制御部84は、文書画像記憶部74の記憶内容すなわち文書画像データを消去させる。つまり、文書画像記憶部74に記憶される文書画像データをプリンタ3に出力することなく、そのまま消去されることになる。
そして、上記ステップ114においてプリンタ3に文書画像データが出力された場合は、プリンタ3がこの文書画像データに基づく画像形成動作を行う。その結果、用紙上に原稿300と同様の画像を記録した複写物が出力される。一方、プリンタ3に文書画像データが出力されない場合は、プリンタ3において画像形成動作が行われることはなく、この文書画像データに基づく複写物がプリントアウトされることもない。
ここで、本実施の形態では、スキャンデータ分離部71にて分離された文書画像データおよびカード画像データに、それぞれ、独立したスキュー補正がなされる。これは次の理由による。
図9は、第1プラテンガラス52Aに置かれた原稿300およびIDカード400の一例を示す図である。本実施の形態では、読み取りに際して原稿300およびIDカード400それぞれが第1プラテンガラス52Aに置かれることになるため、図に示すように第1プラテンガラス52A上での原稿300およびIDカード400の傾きが異なることが生じ得る。このため、これら原稿300およびIDカード400の読み取り結果であるスキャンデータを一律にスキュー補正を施した場合には、一方(例えば原稿300)のスキューを補正できたとしても、他方(この場合にはIDカード400)のスキューは補正できないことになってしまう。そこで、本実施の形態では、スキャンデータを文書画像データとコード画像データとに分離した後、これら文書画像データおよびコード画像データのそれぞれに対してスキュー補正を施すことで、原稿300のスキューおよびIDカード400のスキューを、ともに補正できるようにしている。
図9は、第1プラテンガラス52Aに置かれた原稿300およびIDカード400の一例を示す図である。本実施の形態では、読み取りに際して原稿300およびIDカード400それぞれが第1プラテンガラス52Aに置かれることになるため、図に示すように第1プラテンガラス52A上での原稿300およびIDカード400の傾きが異なることが生じ得る。このため、これら原稿300およびIDカード400の読み取り結果であるスキャンデータを一律にスキュー補正を施した場合には、一方(例えば原稿300)のスキューを補正できたとしても、他方(この場合にはIDカード400)のスキューは補正できないことになってしまう。そこで、本実施の形態では、スキャンデータを文書画像データとコード画像データとに分離した後、これら文書画像データおよびコード画像データのそれぞれに対してスキュー補正を施すことで、原稿300のスキューおよびIDカード400のスキューを、ともに補正できるようにしている。
また、図5に示す文書スキュー補正部72では、例えば、文書画像データのスキュー角度を計算し、得られたスキュー角度が予め決められた閾値よりも大きかった場合すなわち傾きが大きかった場合に、文書画像データに対するスキュー補正を行うことができる。一方、カードスキュー補正部77でも、カード画像データのスキュー角度を計算し、得られたスキュー角度が予め決められた閾値よりも大きかった場合に、カード画像データに対するスキュー補正を行うことができる。
<実施の形態2>
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、カードIDを暗号化して得られたカードコード画像404(図3(b)参照)を備えたIDカード400を使用するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様にものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。また、本実施の形態において、カードIDの暗号化は、例えばユーザ毎に設定されたパスワードあるいはPIN(Personal Identification Number)を用いて行われる。
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、カードIDを暗号化して得られたカードコード画像404(図3(b)参照)を備えたIDカード400を使用するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様にものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。また、本実施の形態において、カードIDの暗号化は、例えばユーザ毎に設定されたパスワードあるいはPIN(Personal Identification Number)を用いて行われる。
図10は、本実施の形態における信号処理部70のブロック図である。この信号処理部70の基本構成は実施の形態1と同様であるが、カードID抽出部79では、UI4を介して入力が受け付けられたパスワードあるいはPINを用いて、カードマーク検出部78にて検出されたカードコード画像404を復号化し、カードIDの抽出を行っている。なお、パスワードあるいはPIN以外に、例えば指紋認証や顔認証などを利用することもできる。
本実施の形態では、UI4を介して入力されたパスワードあるいはPINを用いてカードIDを復号化(抽出)できた場合に、許可判定部82が文書画像データの出力を許可することになる。そして、例えば盗難にあったIDカード400を悪用して複写を行おうとした場合であっても、パスワードあるいはPINの内容がわからない限り、許可判定部82において文書画像データの出力が許可されるという事態は生じ得ない。このため、原稿300の複写が行われることはなく、より安全性が高まる。
<実施の形態3>
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、IDカード400として小型集積回路(IC)を内蔵した所謂ICカードを利用するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、IDカード400として小型集積回路(IC)を内蔵した所謂ICカードを利用するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図11は、本実施の形態で用いられるスキャナ2の構成例を示している。このスキャナ2の構成は、実施の形態1で説明したものと基本的に同じであるが、読み取り装置50内にカードリーダ100を内蔵している点が異なる。
また、図12は、本実施の形態で用いられるIDカード400を示している。このIDカード400の構成は実施の形態1と基本的に同じであるが、ICチップ405を内蔵している点が異なる。
特に、本実施の形態では、IDカード400が所謂非接触型のICカードにて構成されており、カードリーダ100は、IDカード400が第1プラテンガラス52Aに置かれた状態で、IDカード400(ICチップ405)に接触することなくICチップ405に格納される各種情報(例えばカードIDなど)を読み取ることができる。
また、図12は、本実施の形態で用いられるIDカード400を示している。このIDカード400の構成は実施の形態1と基本的に同じであるが、ICチップ405を内蔵している点が異なる。
特に、本実施の形態では、IDカード400が所謂非接触型のICカードにて構成されており、カードリーダ100は、IDカード400が第1プラテンガラス52Aに置かれた状態で、IDカード400(ICチップ405)に接触することなくICチップ405に格納される各種情報(例えばカードIDなど)を読み取ることができる。
図13は、本実施の形態における信号処理部70のブロック図である。この信号処理部70の基本構成は実施の形態1と同様であるが、カードリーダ100にてICチップ405を読み取ることによって得られた各種情報を解析する解析部85をさらに備えている点が異なる。また、照合部81が、カードID抽出部79から入力されるカードID情報、文字認識部80から入力される文字情報、および上記解析部85にて得られた他の利用者情報としての解析結果を用いて照合を行っている点も異なる。
本実施の形態では、IDカード400として所謂ICカードを利用することにより、IDカード400に装着されたICチップ405に各種情報を格納しておくことが可能になる。また、このICチップ405に格納される各種情報を用いた照合を行うことで、複製権の有無についての判定精度がより高まる。
なお、実施の形態1〜3では、原稿300とともにIDカード400の画像を読み取る例について説明を行ったが、これに限られるものではない。すなわち、利用者情報を表示可能な媒体であればよく、例えば、表示画面を備えた携帯電話や、小型のディスプレイを備えた携帯デバイス(例えばゲーム機)等を利用することも考えられる。
また、実施の形態1〜3では、複写動作について説明を行ったが、例えばスキャナ2による読み取り画像データをパーソナルコンピュータ等に転送するスキャンイン動作においても、同様に適用し得る。
1…複写機、2…スキャナ、3…プリンタ、4…ユーザインタフェース(UI)、10…原稿送り装置、50…読み取り装置、59…CCDイメージセンサ、60…制御・画像処理ユニット、70…信号処理部、71…スキャンデータ分離部、72…文書スキュー補正部、73…文書画像処理部、74…文書画像記憶部、75…文書マーク検出部、76…文書ID抽出部、77…カードスキュー補正部、78…カードマーク検出部、79…カードID抽出部、80…文字認識部、81…照合部、82…許可判定部、83…複製権情報格納部、84…データ出力制御部、85…解析部、90…制御部、100…カードリーダ、300…原稿、302…文書コード画像、400…IDカード、404…カードコード画像、405…ICチップ
Claims (14)
- 原稿台に置かれた、識別情報が表示された原稿および利用者情報が表示された媒体の画像を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段にて読み取られた前記原稿の画像データから前記識別情報を取得する第1の取得手段と、
前記読み取り手段にて読み取られた前記媒体の画像データから前記利用者情報を取得する第2の取得手段と、
前記利用者情報が前記識別情報に対応する前記原稿の複製権を有しない場合に前記原稿の画像データの出力を禁止する禁止手段と
を含む画像読み取り装置。 - 前記利用者情報が前記識別情報に対応する前記原稿の複製権を有する場合に前記原稿の画像データの出力を許可する許可手段と
をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。 - 前記禁止手段は、前記第1の取得手段が前記識別情報を取得できない場合および前記第2の取得手段が前記利用者情報を取得できない場合に前記原稿の画像データの出力を禁止することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 前記第2の取得手段は、前記媒体の画像データから複数の利用者情報を取得した後に当該複数の利用者情報の照合を行い、
前記禁止手段は、前記第2の取得手段による照合結果が一致しない場合に前記原稿の画像データの出力を禁止することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。 - 前記第2の取得手段は、前記媒体に内蔵されたICチップから他の利用者情報を取得した後に前記利用者情報と当該他の利用者情報との照合を行い、
前記禁止手段は、前記第2の取得手段による照合結果が一致しない場合に前記原稿の画像データの出力を禁止することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。 - 識別情報が表示された原稿および利用者情報が表示された媒体を1回のスキャンで読み取って得られた画像データを、原稿の画像データと媒体の画像データとに分離する分離手段と、
前記分離手段にて分離された前記原稿の画像データを記憶する記憶手段と、
前記分離手段にて分離された前記原稿の画像データから前記識別情報を取得する第1の取得手段と、
前記分離手段にて分離された前記媒体の画像データから前記利用者情報を取得する第2の取得手段と、
取得された前記識別情報および前記利用者情報に基づいて前記原稿に対する複製権の有無を判定する判定手段と、
前記判定手段にて前記複製権があると判定された場合に前記記憶手段から前記原稿の画像データを出力させる出力制御手段と
を含む画像処理装置。 - 前記出力制御手段は、前記原稿の画像データを出力させた後に前記記憶手段に記憶される当該原稿の画像データを消去することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
- 前記出力制御手段は、前記判定手段にて前記複製権がないと判定された場合に前記記憶手段に記憶される前記原稿の画像データを出力させないことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
- 前記出力制御手段は、前記原稿の画像データを出力させない場合に前記記憶手段に記憶される前記原稿の画像データを消去することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
- 前記分離手段にて分離された前記原稿の画像データにスキュー補正を施して前記第1の取得手段に出力する第1のスキュー補正手段と、
前記分離手段にて分離された前記媒体の画像データにスキュー補正を施して前記第2の取得手段に出力する第2のスキュー補正手段と
をさらに含むことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。 - 原稿台に置かれた、識別情報が表示された原稿および利用者情報が表示された媒体の画像を読み取るスキャナと、
前記スキャナによる前記原稿および前記媒体の読み取り結果から得られた前記識別情報および前記利用者情報に基づき、当該原稿の複製の出力可否を判断する判断部と、
前記判断部にて前記原稿の複製の出力が許可される場合に前記スキャナによる当該原稿の読み取り結果に基づいて記録材に画像を形成するプリンタと
を含む複写装置。 - 前記プリンタは、前記判断部にて前記原稿の複製の出力が許可されない場合に前記記録材に画像を形成しないことを特徴とする請求項11記載の複写装置。
- コンピュータに、
識別情報が表示された原稿および利用者情報が表示された媒体を1回のスキャンで読み取って得られた画像データを、原稿の画像データと媒体の画像データとに分離する機能と、
分離された前記原稿の画像データから前記識別情報を取得する機能と、
分離された前記媒体の画像データから前記利用者情報を取得する機能と、
取得された前記識別情報および前記利用者情報に基づいて前記原稿に対する複製権の有無を判定する機能と、
前記複製権があると判定された場合に前記原稿の画像データを出力させる機能と
を実現させるプログラム。 - コンピュータに、
前記複製権がないと判定された場合に前記原稿の画像データを出力させない機能と
をさらに実現させることを特徴とする請求項13記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006232408A JP2008060701A (ja) | 2006-08-29 | 2006-08-29 | 画像読み取り装置、画像処理装置、複写装置、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006232408A JP2008060701A (ja) | 2006-08-29 | 2006-08-29 | 画像読み取り装置、画像処理装置、複写装置、およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008060701A true JP2008060701A (ja) | 2008-03-13 |
Family
ID=39242989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006232408A Pending JP2008060701A (ja) | 2006-08-29 | 2006-08-29 | 画像読み取り装置、画像処理装置、複写装置、およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008060701A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016190469A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム |
JP2017098690A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 株式会社リコー | 情報出力装置、情報出力システム、情報処理装置およびプログラム |
-
2006
- 2006-08-29 JP JP2006232408A patent/JP2008060701A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016190469A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム |
JP2017098690A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 株式会社リコー | 情報出力装置、情報出力システム、情報処理装置およびプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4529828B2 (ja) | 文書改ざん防止装置 | |
US7282687B2 (en) | Image forming apparatus having a processing deciding section and image formation controlling method | |
US8437015B2 (en) | Image reading apparatus, image forming apparatus, image processing system and image reading method | |
JP2007168382A (ja) | 印刷装置、印刷システム、印刷方法、及びそのプログラム、記憶媒体 | |
JP4327836B2 (ja) | 画像処理装置 | |
US8576420B2 (en) | Image processing apparatus that can maintain security | |
JP5795353B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法 | |
JPH0283571A (ja) | 画像記録装置 | |
US8830490B2 (en) | Use of scanner unit for paper tray preprocessing | |
JP2008076851A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2007019924A (ja) | 画像処理装置、プログラム、及び記録媒体 | |
JP2008060701A (ja) | 画像読み取り装置、画像処理装置、複写装置、およびプログラム | |
JP4158827B2 (ja) | 画像処理装置及び同処理方法並びに画像処理プログラム | |
JP2010010787A (ja) | 画像処理装置、その制御方法、プログラムおよび記憶媒体 | |
JP2009010758A (ja) | 原稿読取装置、画像形成装置、ファクシミリ装置、及び電子メール装置 | |
JP4287465B2 (ja) | 画像処理装置 | |
US20130182278A1 (en) | Image forming apparatus and job control method | |
US20060104682A1 (en) | Image recording apparatus and image reading apparatus | |
JP2009171418A (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
JP6760496B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2008113356A (ja) | 原稿読取装置、画像処理装置、及びユーザ認証システム | |
JP5460136B2 (ja) | 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム | |
JP4212545B2 (ja) | 画像処理装置,画像処理方法,画像処理プログラム及びそれが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2008181183A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2008017271A (ja) | 画像形成装置及びその方法 |