JP2008059334A - 買物支援プログラム、ショッピングカート、および買物支援方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】行動分析手段4により、センサ1a,1b,1cで検知された情報が取得され、行動パターン判定ルール記憶手段2から、取得した情報が満たしているセンサ条件を有する行動パターン判定ルールが検出される。そして、サービス提供手段5により、サービス処理記憶手段3から、行動分析手段4で判定された行動パターン判定ルールに対応する情報提供サービスの処理内容が取得され、取得した処理内容に従って表示装置1dを介した情報提供が実行される。
【選択図】図1
Description
たとえば、特許文献1の技術では、売り場名などの目的地情報をあらかじめ入力する必要がある(特許文献1の段落[0015]参照)。そのため、購入すべき商品が決まっている場合にしか利用できない。ところが、スーパーマーケットで買い物をする顧客は、棚に陳列された商品を物色しながら、気に入ったものを探すことが多い。このような場合、顧客が知りたいのは売り場までの経路ではなく、現在物色している棚に陳列されている商品の詳細な情報である。また、顧客がゆっくりと移動しているときと、素早く移動しているときとでは、顧客が必要とする情報も異なってくる。たとえば、ゆっくり移動しているときは陳列された商品の情報を必要としていても、素早く移動しているときには、棚に陳列された商品種別のような概略的な情報が必要であるものと想定できる。
図1は、発明の概要を示す図である。ショッピングカート1には、複数のセンサ1a,1b,1cが取り付けられている。たとえば、加速度センサ、位置検出センサ、タッチセンサなどである。また、ショッピングカート1には、表示装置1dが設けられている。センサ1a,1b,1cや表示装置1ではコンピュータに接続されており、コンピュータは行動パターン判定ルール記憶手段2、サービス処理記憶手段3、行動分析手段4、およびサービス提供手段5として機能する。
[位置と速度]ショッピングカート1に位置検出センサと速度検出センサを取り付ける。これにより、売り場間をすばやく移動する行動パターン、売り場間をゆっくり移動する行動パターンを検出する。売り場間をすばやく移動する行動パターンの場合は、移動途中の売り場に関する大まかな情報(たとえばチラシやセール広告など)を、目に留まるような表示(たとえば動画やフラッシュ、一商品表示、大きな文字など)で情報端末に提示し、売り場間をゆっくり移動する行動パターンの場合は、売り場に関する細かい情報(たとえばランキングや口コミ、レシピ、使い方、生産者・産地など)を提示する。
図2は、本実施の形態のショッピングカートの外観図である。ショッピングカート10には、ショッピングカート10のフレーム11には、タイヤ12〜15やかご16が設けられている。フレーム11のハンドル部18には、情報端末装置21、2つのタッチセンサ22,23、ICカードリーダ24、およびバーコードリーダ28が取り付けられている。タイヤ14,15には、ブレーキ機構部25,26が設けられている。ブレーキ機構部25,26は、電気信号の制御によってタイヤ14,15にブレーキをかける。
図4は、制御装置の処理機能を示すブロック図である。制御装置100は、行動パターン判定ルール記憶部110、サービス処理記憶部120、位置検出部131、ハンドル接触検出部132、方向検出部133、速度検出部134、認証部135、ログDB(データベース)136、行動パターン判定部140、サービス構築部150、表示制御部161、ブレーキ制御部162、メッセージ制御部163および売り場データ記憶部を有している。
ブレーキ制御部162は、サービス構築部150からの指示に応じてブレーキ機構部25,26を制御し、ショッピングカート10のブレーキ操作を行う。
売り場データ記憶部170は、売り場内の棚や商品に関する情報を記憶する記憶装置である。たとえば、HDD103の記憶領域の一部が売り場データ記憶部170として使用される。
[ステップS11]速度検出部134は、加速度センサ108から加速度データを取得する。
[ステップS13]速度検出部134は、一定時間(たとえば、前回の速度測定からの経過時間)の間の平均加速度を計算する。
[ステップS16]速度検出部134は、速度データを行動パターン判定部140に対して送信する。
次に、顧客の高度パターンに応じたサービスの提供方法を具体的に説明する。
図6は、行動パターン判定ルール記憶部のデータ構造例を示す図である。行動パターン判定ルール記憶部110には、行動パターン名、優先順位、行動パターンID、センサ条件、センサ状態最低継続時間、およびサービス維持時間の欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた情報が互いに関連付けられ、行動パターン判定ルールを構成している。
優先順位の欄には、判定の優先順位が設定されている。すなわち、同時に複数の行動パターン判定ルールのセンサ条件を満たした場合、優先順位の高い(値が小さい)方が適用される。なお、優先順位が設定されていない行動パターン判定ルールは、他の行動パターン判定ルールが満たされているかどうかに関係なく適用される。
センサ条件の欄には、該当する行動パターンと判定するためのセンサの条件が設定されている。「素早く移動」と判定するためのセンサ条件は、ショッピングカート10の速度が、あらかじめ設定された速度閾値よりも速いことである。「ゆっくり移動」と判定するためのセンサ条件は、ショッピングカート10の速度が、あらかじめ設定された速度閾値より遅いことである。「停止中」と判定するためのセンサ条件は、タッチセンサがOFFである時間が、あらかじめ設定されたタッチセンサOFF時間閾値より長いことである。「物色終了」と判定するためのセンサ条件は、パターン#4またはパターン#5の行動パターンに応じたサービス実施後にタッチセンサがONになること、あるいは顧客認証に成功することである。「売り場を探している」と判定するためのセンサ条件は、ショッピングカート10の速度が速度閾値より遅く、所定時間内の回転角度の絶対値があらかじめ設定された回転角度閾値より大きいことである。「無人で移動」と判定するためのセンサ条件は、ショッピングカート10の速度が0であり、かつタッチセンサがOFFの場合である。「横の棚物色中」と判定するためのセンサ条件は、一方のタッチセンサのみONの場合である。
図7は、サービス処理記憶部のデータ構造例を示す図である。サービス処理記憶部120には、行動パターン名、行動パターンID、およびサービスの欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた情報が互いに関連付けられ、サービス情報を構成している。
「迷走中」と判定された場合、商品や売り場を探していると考えられる。そこで、商品探しに役立つ情報(たとえば売り場地図や商品売り場検索)が表示される。
次に、売り場データ記憶部170にあらかじめ記憶された情報について説明する。
売り場IDの欄には、フロアを複数の売り場に区切ったときの各売り場の識別情報が設定される。タグIDの欄には、対応する売り場にショッピングカート10が存在するときに検出される1以上のRFIDタグの識別番号(タグID)が設定される。
売り場IDの欄には、棚が配置された売り場の識別番号(売り場ID)が設定される。棚IDの欄には、対応する売り場に配置された棚の識別番号(棚ID)が設定される。商品種別IDの欄には、対応する棚に陳列された商品種別を示す識別番号(商品種別ID)が設定される。
図11は、商品情報テーブルのデータ構造例を示す図である。商品情報テーブル173には、商品ID、商品種別ID、値段、および詳細情報の欄が設けられている。
移動前の売り場の欄には、隣接する売り場間を移動する際の移動前の売り場の売り場IDが設定される。移動後の売り場の欄には、隣接する売り場間を移動する際の移動後の売り場の売り場IDが設定される。左側の棚の欄には、移動前の売り場から移動後の売り場で移動した場合に、移動後の売り場内で左側に配置された棚の棚IDが設定される。右側の棚の欄には、移動前の売り場から移動後の売り場で移動した場合に、移動後の売り場内で右側に配置された棚の棚IDが設定される。
以上のような情報に基づいて、行動パターンの判定および行動パターンに応じたサービスの提供が行われる。ここで、行動パターン情報のうち優先順位が示されているものについては、優先順に沿った順番で行動パターン判定ルールに合致するか否かの判定が行われる。
[ステップS21]行動パターン判定部140は、ショッピングカート10の速度が0以外であり、かつタッチセンサ22,23への接触が検出されたか否かを判断する。この条件が満たされた場合、処理がステップS22に進められる。条件が満たされていなければ、処理がステップS23に進められる。
なお、図13の処理は、優先順位に応じた行動パターン選択手順を概略的に示したものであり、詳細には、センサ状態切替時間やサービス維持時間を考慮した上で、行動パターンに応じたサービス実行の適否が判断される。そこで、以下に、提供するサービスを決定するための詳細な手順を説明する。なお、以下の処理は、所定の時間間隔(たとえば1秒間隔)で定期的に実行される。
[ステップS41]行動パターン判定部140は、各種センサデータを取得する。
[ステップS48]行動パターン判定部140は、判定結果変更時刻を現在の時刻で初期化する。その後、処理が終了する。
[ステップS61]行動パターン判定部140は、ショッピングカート10の速度が0であり、かつタッチセンサ22,23からの接触状況を示す信号がONであるという条件が満たされるか否かを判断する。この条件が満たされれば、処理がステップS62に進められる。この条件が満たされなければ、処理がステップS71(図16参照)に進められる。
[ステップS63]行動パターン判定部140は、判定パターンIDがパターン#3か否かを判断する。判定パターンIDがパターン#3であれば、処理がステップS66に進められる。判定パターンIDがパターン#3以外であれば、処理がステップS64に進められる。
[ステップS65]行動パターン判定部140は、判定結果変更時刻を現在の時刻で初期化する。その後、処理が終了する。
[ステップS71]行動パターン判定部140は、パターン#4またはパターン#5の処理後であり、かつタッチセンサ22,23からの接触状況を示す信号がONであるという条件が満たされるか否かを判断する。この条件が満たされれば、処理がステップS72に進められる。この条件が満たされなければ、処理がステップS81(図17参照)に進められる。
[ステップS73]行動パターン判定部140は、判定パターンIDがパターン#4か否かを判断する。判定パターンIDがパターン#4であれば、処理がステップS74に進められる。判定パターンIDがパターン#4以外であれば、処理がステップS76に進められる。
[ステップS76]行動パターン判定部140は、判定パターンIDがパターン#5か否かを判断する。判定パターンIDがパターン#5であれば、処理がステップS77に進められる。判定パターンIDがパターン#5以外であれば、処理が終了する。
[ステップS79]行動パターン判定部140は、判定結果変更時刻を現在の時刻で初期化する。その後、処理が終了する。
[ステップS81]行動パターン判定部140は、タッチセンサ22,23からの接触状況を示す信号がOFFであるという条件が満たされるか否かを判断する。この条件が満たされれば、処理がステップS82に進められる。この条件が満たされなければ、処理がステップS101(図18参照)に進められる。
[ステップS84]行動パターン判定部140は、判定パターンIDを、ステップS83で実行した処理のパターンID(パターン#4または#5)とする。その後、処理がステップS88に進められる。
[ステップS86]行動パターン判定部140は、判定パターンIDがパターン#3か否かを判断する。判定パターンIDがパターン#3であれば、処理がステップS89に進められる。判定パターンIDがパターン#3以外であれば、処理がステップS87に進められる。
[ステップS88]行動パターン判定部140は、判定結果変更時刻を現在の時刻で初期化する。その後、処理が終了する。
[ステップS101]行動パターン判定部140は、ショッピングカート10の速度が速度閾値より速いという条件が満たされるか否かを判断する。この条件が満たされれば、処理がステップS102に進められる。この条件が満たされなければ、処理がステップS111(図19参照)に進められる。
[ステップS103]行動パターン判定部140は、判定パターンIDがパターン#1か否かを判断する。判定パターンIDがパターン#1であれば、処理がステップS106に進められる。判定パターンIDがパターン#1以外であれば、処理がステップS104に進められる。
[ステップS105]行動パターン判定部140は、判定結果変更時刻を現在の時刻で初期化する。その後、処理が終了する。
[ステップS111]行動パターン判定部140は、ショッピングカート10の速度が速度閾値より遅く、かつ回転角度の絶対値が回転角度閾値より大きいという条件が満たされるか否かを判断する。この条件が満たされれば、処理がステップS112に進められる。この条件が満たされなければ、処理がステップS121(図20参照)に進められる。
[ステップS113]行動パターン判定部140は、判定パターンIDがパターン#9か否かを判断する。判定パターンIDがパターン#9であれば、処理がステップS116に進められる。判定パターンIDがパターン#9以外であれば、処理がステップS114に進められる。
[ステップS115]行動パターン判定部140は、判定結果変更時刻を現在の時刻で初期化する。その後、処理が終了する。
[ステップS121]行動パターン判定部140は、ショッピングカート10の速度が速度閾値より遅いという条件が満たされるか否かを判断する。この条件が満たされれば、処理がステップS122に進められる。この条件が満たされなければ、処理が終了する。
[ステップS123]行動パターン判定部140は、判定パターンIDがパターン#2か否かを判断する。判定パターンIDがパターン#2であれば、処理がステップS126に進められる。判定パターンIDがパターン#2以外であれば、処理がステップS124に進められる。
[ステップS125]行動パターン判定部140は、判定結果変更時刻を現在の時刻で初期化する。その後、処理が終了する。
[ステップS131]行動パターン判定部140は、各種センサデータを取得する。
[ステップS138]行動パターン判定部140は、判定結果変更時刻を現在の時刻で初期化する。その後、処理が終了する。
以上説明した実施の形態の主な技術的特徴は、以下の付記の通りである。
前記コンピュータを、
顧客が所定の挙動を取ったときに前記センサから検出される情報に関するセンサ条件が設定された行動パターン判定ルールを記憶する行動パターン判定ルール記憶手段、
前記行動パターン判定ルールに対応付けて、行動パターンに応じた情報提供サービスの処理内容が定義されたサービス処理記憶手段、
前記センサで検知された情報を取得し、前記行動パターン判定ルール記憶手段から、取得した情報が満たしている前記センサ条件を有する前記行動パターン判定ルールを検出する行動分析手段、
前記サービス処理記憶手段から、前記行動分析手段で判定された前記行動パターン判定ルールに対応する前記情報提供サービスの処理内容を取得し、取得した処理内容に従って前記表示装置を介した情報提供を実行するサービス提供手段、
として機能させることを特徴とする買物支援プログラム。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、速度が所定の速度閾値より速いことがセンサ条件で示された第1の行動パターン判定ルールと、速度が前記速度閾値より遅いことがセンサ条件で示された第2の行動パターン判定ルールとが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記第1の行動パターン判定ルールに対応付けて、移動途中の売り場に関する概略情報を表示することを示す第1の情報提供サービスが登録されており、前記第2の行動パターン判定ルールに対応付けて、現在の売り場に関する詳細情報を表示することを示す第2の情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記加速度センサが出力する加速度の値に基づいて速度を算出し、算出された速度が前記速度閾値より速いか遅いかを比較することで、速度に対応する前記第1の行動パターン判定ルールまたは前記第2の行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記第1の行動パターン判定ルールが検出されると、前記位置検出センサからの情報に基づいて現在の売り場を判断し、現在の売り場に関する概略情報を表示し、前記第2の行動パターン判定ルールが検出されると、前記位置検出センサからの情報に基づいて現在の売り場を判断し、現在の売り場に関する詳細情報を表示することを特徴とする付記1記載の買物支援プログラム。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、前記タッチセンサが非接触を検知していることがセンサ条件で示された物色時行動パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記物色時行動パターン判定ルールに対応付けて、商品を物色中の顧客向けの情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記タッチセンサが非接触を検出した場合に前記物色時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記物色時行動パターン判定ルールが検出されると、物色中の顧客向けの情報を表示することを特徴とする付記1記載の買物支援プログラム。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、速度が所定の速度閾値より遅く、かつ所定時間内の回転角度の絶対値が所定の回転角度閾値より大きいことがセンサ条件で示された探索時パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記探索時行動パターン判定ルールに対応付けて、売り場を探している顧客向けの情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記加速度センサが出力する加速度の値に基づいて速度を算出し、算出された速度が前記速度閾値より遅く、かつ前記回転角度検出センサで検出される所定時間内の回転角度の絶対値が前記回転角度閾値より大きいことを検出した場合に、前記探索時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記探索時行動パターン判定ルールが検出されると、売り場を探している顧客向けの情報を表示することを特徴とする付記1記載の買物支援プログラム。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、速度が0ではなく、かつ前記タッチセンサが非接触を検知していることがセンサ条件で示された無人移動時パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記無人移動時行動パターン判定ルールに対応付けて、警告を促す情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記加速度センサが出力する加速度の値に基づいて速度を算出し、算出された速度が0ではなく、かつ前記タッチセンサが非接触を検知していることを検出した場合に、前記無人移動時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記無人移動時行動パターン判定ルールが検出されると、警告を促す情報を表示することを特徴とする付記1記載の買物支援プログラム。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、前記タッチセンサの一方が接触を検知し、他方が非接触を検知していることがセンサ条件で示された棚物色時パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記棚物色時行動パターン判定ルールに対応付けて、現在地の横の棚に陳列された商品の情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記タッチセンサの一方が接触を検知し、他方が非接触を検知していることを検出した場合に、前記棚物色時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記無人移動時行動パターン判定ルールが検出されると、前記位置検出センサからの情報に基づいて移動方向と現在の売り場とを判断し、現在の売り場で移動方向を向いて前記タッチセンサ側に配置された棚に陳列された商品を表示することを特徴とする付記1記載の買物支援プログラム。
複数のセンサと、
表示装置と、
顧客が所定の挙動を取ったときに前記センサから検出される情報に関するセンサ条件が設定された行動パターン判定ルールを記憶する行動パターン判定ルール記憶手段と、
前記行動パターン判定ルールに対応付けて、行動パターンに応じた情報提供サービスの処理内容が定義されたサービス処理記憶手段と、
前記センサで検知された情報を取得し、前記行動パターン判定ルール記憶手段から、取得した情報が満たしている前記センサ条件を有する前記行動パターン判定ルールを検出する行動分析手段と、
前記サービス処理記憶手段から、前記行動分析手段で判定された前記行動パターン判定ルールに対応する前記情報提供サービスの処理内容を取得し、取得した処理内容に従って前記表示装置を介した情報提供を実行するサービス提供手段と、
を有することを特徴とするショッピングカート。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、速度が所定の速度閾値より速いことがセンサ条件で示された第1の行動パターン判定ルールと、速度が前記速度閾値より遅いことがセンサ条件で示された第2の行動パターン判定ルールとが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記第1の行動パターン判定ルールに対応付けて、移動途中の売り場に関する概略情報を表示することを示す第1の情報提供サービスが登録されており、前記第2の行動パターン判定ルールに対応付けて、現在の売り場に関する詳細情報を表示することを示す第2の情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記加速度センサが出力する加速度の値に基づいて速度を算出し、算出された速度が前記速度閾値より速いか遅いかを比較することで、速度に対応する前記第1の行動パターン判定ルールまたは前記第2の行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記第1の行動パターン判定ルールが検出されると、前記位置検出センサからの情報に基づいて現在の売り場を判断し、現在の売り場に関する概略情報を表示し、前記第2の行動パターン判定ルールが検出されると、前記位置検出センサからの情報に基づいて現在の売り場を判断し、現在の売り場に関する詳細情報を表示することを特徴とする付記7記載のショッピングカート。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、前記タッチセンサが非接触を検知していることがセンサ条件で示された物色時行動パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記物色時行動パターン判定ルールに対応付けて、商品を物色中の顧客向けの情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記タッチセンサが非接触を検出した場合に前記物色時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記物色時行動パターン判定ルールが検出されると、物色中の顧客向けの情報を表示することを特徴とする付記7記載のショッピングカート。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、速度が所定の速度閾値より遅く、かつ所定時間内の回転角度の絶対値が所定の回転角度閾値より大きいことがセンサ条件で示された探索時パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記探索時行動パターン判定ルールに対応付けて、売り場を探している顧客向けの情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記加速度センサが出力する加速度の値に基づいて速度を算出し、算出された速度が前記速度閾値より遅く、かつ前記回転角度検出センサで検出される所定時間内の回転角度の絶対値が前記回転角度閾値より大きいことを検出した場合に、前記探索時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記探索時行動パターン判定ルールが検出されると、売り場を探している顧客向けの情報を表示することを特徴とする付記7記載のショッピングカート。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、速度が0ではなく、かつ前記タッチセンサが非接触を検知していることがセンサ条件で示された無人移動時パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記無人移動時行動パターン判定ルールに対応付けて、警告を促す情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記加速度センサが出力する加速度の値に基づいて速度を算出し、算出された速度が0ではなく、かつ前記タッチセンサが非接触を検知していることを検出した場合に、前記無人移動時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記無人移動時行動パターン判定ルールが検出されると、警告を促す情報を表示することを特徴とする付記7記載のショッピングカート。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、前記タッチセンサの一方が接触を検知し、他方が非接触を検知していることがセンサ条件で示された棚物色時パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記棚物色時行動パターン判定ルールに対応付けて、現在地の横の棚に陳列された商品の情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記タッチセンサの一方が接触を検知し、他方が非接触を検知していることを検出した場合に、前記棚物色時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記無人移動時行動パターン判定ルールが検出されると、前記位置検出センサからの情報に基づいて移動方向と現在の売り場とを判断し、現在の売り場で移動方向を向いて前記タッチセンサ側に配置された棚に陳列された商品を表示することを特徴とする付記7記載のショッピングカート。
サービス処理記憶手段が、
行動分析手段が、前記センサで検知された情報を取得し、顧客が所定の挙動を取ったときに前記センサから検出される情報に関するセンサ条件が設定された行動パターン判定ルールを記憶した行動パターン判定ルール記憶手段から、取得した情報が満たしている前記センサ条件を有する前記行動パターン判定ルールを検出し、
サービス提供手段が、前記行動パターン判定ルールに対応付けて行動パターンに応じた情報提供サービスの処理内容が定義されたサービス処理記憶手段から、前記行動分析手段で判定された前記行動パターン判定ルールに対応する前記情報提供サービスの処理内容を取得し、取得した処理内容に従って前記表示装置を介した情報提供を実行する、
ことを特徴とする買物支援方法。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、速度が所定の速度閾値より速いことがセンサ条件で示された第1の行動パターン判定ルールと、速度が前記速度閾値より遅いことがセンサ条件で示された第2の行動パターン判定ルールとが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記第1の行動パターン判定ルールに対応付けて、移動途中の売り場に関する概略情報を表示することを示す第1の情報提供サービスが登録されており、前記第2の行動パターン判定ルールに対応付けて、現在の売り場に関する詳細情報を表示することを示す第2の情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記加速度センサが出力する加速度の値に基づいて速度を算出し、算出された速度が前記速度閾値より速いか遅いかを比較することで、速度に対応する前記第1の行動パターン判定ルールまたは前記第2の行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記第1の行動パターン判定ルールが検出されると、前記位置検出センサからの情報に基づいて現在の売り場を判断し、現在の売り場に関する概略情報を表示し、前記第2の行動パターン判定ルールが検出されると、前記位置検出センサからの情報に基づいて現在の売り場を判断し、現在の売り場に関する詳細情報を表示することを特徴とする付記13記載の買物支援方法。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、前記タッチセンサが非接触を検知していることがセンサ条件で示された物色時行動パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記物色時行動パターン判定ルールに対応付けて、商品を物色中の顧客向けの情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記タッチセンサが非接触を検出した場合に前記物色時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記物色時行動パターン判定ルールが検出されると、物色中の顧客向けの情報を表示することを特徴とする付記13記載の買物支援方法。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、速度が所定の速度閾値より遅く、かつ所定時間内の回転角度の絶対値が所定の回転角度閾値より大きいことがセンサ条件で示された探索時パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記探索時行動パターン判定ルールに対応付けて、売り場を探している顧客向けの情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記加速度センサが出力する加速度の値に基づいて速度を算出し、算出された速度が前記速度閾値より遅く、かつ前記回転角度検出センサで検出される所定時間内の回転角度の絶対値が前記回転角度閾値より大きいことを検出した場合に、前記探索時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記探索時行動パターン判定ルールが検出されると、売り場を探している顧客向けの情報を表示することを特徴とする付記13記載の買物支援方法。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、速度が0ではなく、かつ前記タッチセンサが非接触を検知していることがセンサ条件で示された無人移動時パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記無人移動時行動パターン判定ルールに対応付けて、警告を促す情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記加速度センサが出力する加速度の値に基づいて速度を算出し、算出された速度が0ではなく、かつ前記タッチセンサが非接触を検知していることを検出した場合に、前記無人移動時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記無人移動時行動パターン判定ルールが検出されると、警告を促す情報を表示することを特徴とする付記13記載の買物支援方法。
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、前記タッチセンサの一方が接触を検知し、他方が非接触を検知していることがセンサ条件で示された棚物色時パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記棚物色時行動パターン判定ルールに対応付けて、現在地の横の棚に陳列された商品の情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記タッチセンサの一方が接触を検知し、他方が非接触を検知していることを検出した場合に、前記棚物色時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記無人移動時行動パターン判定ルールが検出されると、前記位置検出センサからの情報に基づいて移動方向と現在の売り場とを判断し、現在の売り場で移動方向を向いて前記タッチセンサ側に配置された棚に陳列された商品を表示することを特徴とする付記13記載の買物支援方法。
1a、1b、1c センサ
1d 表示装置
2 行動パターン判定ルール記憶手段
3 サービス処理記憶手段
4 行動分析手段
5 サービス提供手段
Claims (5)
- 複数のセンサと表示装置とが接続されたコンピュータを備えるショッピングカートにおいて顧客への情報提供を行うための買物支援プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
顧客が所定の挙動を取ったときに前記センサから検出される情報に関するセンサ条件が設定された行動パターン判定ルールを記憶する行動パターン判定ルール記憶手段、
前記行動パターン判定ルールに対応付けて、行動パターンに応じた情報提供サービスの処理内容が定義されたサービス処理記憶手段、
前記センサで検知された情報を取得し、前記行動パターン判定ルール記憶手段から、取得した情報が満たしている前記センサ条件を有する前記行動パターン判定ルールを検出する行動分析手段、
前記サービス処理記憶手段から、前記行動分析手段で判定された前記行動パターン判定ルールに対応する前記情報提供サービスの処理内容を取得し、取得した処理内容に従って前記表示装置を介した情報提供を実行するサービス提供手段、
として機能させることを特徴とする買物支援プログラム。 - 複数の前記センサには、位置に応じた情報を出力する位置検出センサと、加速度を検出する加速度センサとが含まれており、
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、速度が所定の速度閾値より速いことがセンサ条件で示された第1の行動パターン判定ルールと、速度が前記速度閾値より遅いことがセンサ条件で示された第2の行動パターン判定ルールとが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記第1の行動パターン判定ルールに対応付けて、移動途中の売り場に関する概略情報を表示することを示す第1の情報提供サービスが登録されており、前記第2の行動パターン判定ルールに対応付けて、現在の売り場に関する詳細情報を表示することを示す第2の情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記加速度センサが出力する加速度の値に基づいて速度を算出し、算出された速度が前記速度閾値より速いか遅いかを比較することで、速度に対応する前記第1の行動パターン判定ルールまたは前記第2の行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記第1の行動パターン判定ルールが検出されると、前記位置検出センサからの情報に基づいて現在の売り場を判断し、現在の売り場に関する概略情報を表示し、前記第2の行動パターン判定ルールが検出されると、前記位置検出センサからの情報に基づいて現在の売り場を判断し、現在の売り場に関する詳細情報を表示することを特徴とする請求項1記載の買物支援プログラム。 - 複数の前記センサには、ハンドル部に取り付けられ人の接触の有無を検知するタッチセンサが含まれており、
前記行動パターン判定ルール記憶手段には、前記タッチセンサが非接触を検知していることがセンサ条件で示された物色時行動パターン判定ルールが格納されており、
前記サービス処理記憶手段には、前記物色時行動パターン判定ルールに対応付けて、商品を物色中の顧客向けの情報を表示することを示す前記情報提供サービスが登録されており、
前記行動分析手段は、前記タッチセンサが非接触を検出した場合に前記物色時行動パターン判定ルールを検出し、
前記サービス提供手段は、前記物色時行動パターン判定ルールが検出されると、物色中の顧客向けの情報を表示することを特徴とする請求項1記載の買物支援プログラム。 - 情報提供機能を備えたショッピングカートにおいて、
複数のセンサと、
表示装置と、
顧客が所定の挙動を取ったときに前記センサから検出される情報に関するセンサ条件が設定された行動パターン判定ルールを記憶する行動パターン判定ルール記憶手段と、
前記行動パターン判定ルールに対応付けて、行動パターンに応じた情報提供サービスの処理内容が定義されたサービス処理記憶手段と、
前記センサで検知された情報を取得し、前記行動パターン判定ルール記憶手段から、取得した情報が満たしている前記センサ条件を有する前記行動パターン判定ルールを検出する行動分析手段と、
前記サービス処理記憶手段から、前記行動分析手段で判定された前記行動パターン判定ルールに対応する前記情報提供サービスの処理内容を取得し、取得した処理内容に従って前記表示装置を介した情報提供を実行するサービス提供手段と、
を有することを特徴とするショッピングカート。 - 複数のセンサと表示装置とが接続されたコンピュータを備えるショッピングカートにおいて顧客への情報提供を行うための買物支援方法において、
サービス処理記憶手段が、
行動分析手段が、前記センサで検知された情報を取得し、顧客が所定の挙動を取ったときに前記センサから検出される情報に関するセンサ条件が設定された行動パターン判定ルールを記憶した行動パターン判定ルール記憶手段から、取得した情報が満たしている前記センサ条件を有する前記行動パターン判定ルールを検出し、
サービス提供手段が、前記行動パターン判定ルールに対応付けて行動パターンに応じた情報提供サービスの処理内容が定義されたサービス処理記憶手段から、前記行動分析手段で判定された前記行動パターン判定ルールに対応する前記情報提供サービスの処理内容を取得し、取得した処理内容に従って前記表示装置を介した情報提供を実行する、
ことを特徴とする買物支援方法。
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