JP2008058633A - 導電性ローラ、帯電ローラおよび導電性ローラの評価方法 - Google Patents

導電性ローラ、帯電ローラおよび導電性ローラの評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008058633A
JP2008058633A JP2006235741A JP2006235741A JP2008058633A JP 2008058633 A JP2008058633 A JP 2008058633A JP 2006235741 A JP2006235741 A JP 2006235741A JP 2006235741 A JP2006235741 A JP 2006235741A JP 2008058633 A JP2008058633 A JP 2008058633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
conductive
theta
value
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006235741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008058633A5 (ja
JP4887103B2 (ja
Inventor
Akihisa Yamada
晃久 山田
Atsushi Ikeda
敦 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Chemicals Inc
Original Assignee
Canon Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Chemicals Inc filed Critical Canon Chemicals Inc
Priority to JP2006235741A priority Critical patent/JP4887103B2/ja
Publication of JP2008058633A publication Critical patent/JP2008058633A/ja
Publication of JP2008058633A5 publication Critical patent/JP2008058633A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4887103B2 publication Critical patent/JP4887103B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

【課題】導電性軸体の外周面上に少なくとも1層の被覆層からなる導電性ローラにおいて、感光体等に押し当てて使用する場合にローラの回転時に軸方向やローラ周方向でニップ幅にバラツキが生じることなく、長期間使用しても紙粉等の汚れがローラ外周面上で偏。
【解決手段】導電性軸体の外周面上に1層以上の被覆層が設けられた導電性ローラであって、回転させたときの外周面の振れが、軸線方向で50μm以下であり、ローラとほぼ並行においた測定基準棒とローラの被覆層表面との離間距離Eを両端側(P1、P3)と中央部(P2)でローラ一周分測定し、ローラ回転角θでの測定値をそれぞれE1θ、E3θ、E2θとし、そのローラ回転角θでの離間距離差ΔE{=E1θ(またはE3θ)−E2θ}を求めたとき、これらのローラ一周中の最大値と最小値の差(ω値)が30μm以下であること。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等に代表される電子写真装置、静電記録装置などの画像形成装置に使用される導電性ローラ、特に帯電ローラ、および導電性ローラの評価方法に関する。
従来の電子写真装置において、感光体表面を均一に帯電するための接触帯電装置では、帯電ローラに直流電圧を印加する方式、交流電源と直流電源を同時に印加する方式等により、被帯電体である感光体との間で放電電界を形成し、感光体表面を均一に帯電させている。
感光体を均一に帯電させるための、帯電ローラの構成としては、鉄やステンレス等の導電性軸体上にゴムや樹脂からなる導電性弾性層を設けることが一般的である。該弾性層には、導電性カーボンブラックや金属粉等の導電性材料が添加されて導電性が付与されると共に、感光体との当接(ニップ幅)を適正にするために適度な弾性が保持させている。弾性の調整には、オイル、可塑剤等の軟化剤が添加されているが、これらの軟化剤は一般に移行性があり、感光体を汚染する場合があるので、必要に応じて表面層が設けられる。
このような構成からなる帯電ローラは、接触帯電装置内で、適宜の押し圧力で感光体に押し当てられており、これに電圧が印加されることにより感光体表面を帯電させる。押し当てる機構としては、帯電ローラの両端部にばね等の押し当て手段を設けるのが一般的であり、これによる感光体と帯電ローラとの接触がニップ幅として形成される。
感光体表面の均一な帯電のためには、帯電ローラが感光体に対して軸方向での変形によりニップ幅を形成し、均一な放電状態を形成することが望ましいが、押し当て力が帯電ローラの両端部から加わるため、帯電ローラに撓みが生じ、そのたわみに伴って帯電ローラの端部ほど変形が大きく、感光体との当接面で形成されるニップ幅は帯電ローラの中央から端部に向かうほど大きく広がり、さらに前記たわみが著しい場合には軸方向中央部において帯電ローラと感光体との接触が損なわれる場合があった。
帯電ローラと感光体との軸方向におけるニップ幅を均一に得る方法として、帯電ローラの外形を中心部から両端部に向かって漸次減少する、いわゆるクラウン形状に整形する方法がとられる。
クラウン形状を有する帯電ローラとして、導電性軸体上に成型した弾性抵抗層をクラウン形状に研磨した後、被覆抵抗層を被覆したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、クラウン量が適切であっても、ローラ軸方向に対して全体的に振れや弾性層の偏肉が大きいと感光体との回転運動の際、帯電ローラが1回転する間に感光体とのニップ幅のバラツキが生じ、帯電不良起因による異常画像が発生する。
さらに、ローラ軸方向に対する振れや弾性層の偏肉が全体的に小さいものであっても、ローラ軸方向に対してバラツキが大きいと感光体に押し当てたときにニップ幅の左右差を生じ、感光体との回転運動による振動でも左右差を生じるといった問題があった。
このバラツキによる影響は、接触帯電装置を長期に使用した場合に顕著で初期では正常な画像が得られる場合でも、長期間使用している間に帯電ローラ外周面に付着する紙粉等が帯電ローラ外周面上に不均一に付着することで、帯電不良に起因する異常画像が発生し易くなっていた。
特開平10−161390号公報
したがって、本発明は、導電性軸体の外周面上に少なくとも1層の被覆層からなる導電性ローラにおいて、感光体等に押し当てて使用する場合にローラの回転時に軸方向やローラ周方向でニップ幅にバラツキが生じることなく、長期間使用しても紙粉等の汚れがローラ外周面上で偏って付着することなく、安定して良質の画像を得ることができる導電性ローラ、帯電ローラおよび導電性ローラの評価方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討し、導電性ローラの振れ、ローラとほぼ平行に置いた真直な棒とのローラ表面との離間距離の中央部と被覆層端部との差が所定の範囲内にあるとき、良好なローラ性状が得られることを見出した。本発明者らは、さらに検討して、本発明にいたった。
すなわち、本発明は、導電性軸体の外周面上に1層以上の被覆層が設けられた導電性ローラであって、回転させたときの外周面の振れが、軸線方向で50μm以下であり、ローラとほぼ並行においた測定基準棒とローラの被覆層表面との離間距離Eを両端側(P1、P3)と中央部(P2)でローラ一周分測定し、ローラ回転角θでの測定値をそれぞれE1θ、E3θ、E2θとし、そのローラ回転角θでの離間距離差ΔE{=E1θ(またはE3θ)−E2θ}を求めたとき、これらのローラ一周中の最大値と最小値の差(ω値)が30μm以下であることを特徴とする導電性ローラである。
なお、該導電性ローラは、ローラ形状がクラウン形状であり、上記P1、P2およびP3で測定した外径D1、D2及びD3から求めたクラウン量{D2−(D1+D3)/2}が30μm以上500μm以下であることが好ましい。
また、該導電性ローラは、ローラ表面で測定したマイクロ硬さが30°から85°の範囲にあることが好ましい。
さらに、該導電性ローラは、被覆層の少なくとも一つが導電性弾性層であり、かつ該導電性弾性層は軸体の両端をコレットチャックまたはダイヤフラムチャックで把持され、プランジ方式で外周面を研削する工程にて整形されていることが好ましい。
また、導電性ローラは、被覆層が、軸体上に設けられた導電性弾性層表面に被覆層塗料の塗工により、あるいはシームレスチューブの被覆により設けられた1層あるいはそれ以上の表層を有することが好ましい。
また、本発明は、上記の導電性ローラであることを特徴とする帯電ローラである。
さらに、本発明は、真直の測定基準棒に対しほぼ並行に導電性ローラを置き、その測定基準棒とローラの被覆層表面との離間距離Eを両端側(P1、P3)と中央部(P2)でローラ一周分測定し、ローラ回転角θでの測定値をそれぞれE1θ、E3θ、E2θとしたとき、離間距離E1θ、E2θ、E3θそれぞれでローラ一周での最大値、最小値を算出し、その差の最大値を求め、ローラの外周面の振れとし、また、ローラ回転角θでの離間距離差ΔE{=E1θ(またはE3θ)−E2θ}を求め、これらのローラ一周中の最大値と最小値の差を求め、ω値とし、これら振れ及びω値よりローラ性状を評価することを特徴とする導電性ローラの評価方法である。
本発明によれば、感光体等に押し当てて使用される際にローラ回転時に軸方向やローラ周方向でニップ幅にバラツキが生じることなく、長期間使用しても安定して良質の画像を得ることが可能である導電性ローラが提供される。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明による導電性ローラは、導電性軸体の外周面上に1層以上の導電性被覆層が設けられ、回転させたときの外周面の振れが、軸線方向で50μm以下である。
導電性ローラの振れが50μmを超える場合、感光体等に押し当てて回転運動させたときのニップ幅が軸方向全面にわたってばらつくために、電子写真装置に組みつけても良好な画像を得ることができない。
そして、ローラとほぼ並行においた測定基準棒とローラの被覆層表面との離間距離Eを両端側(P1、P3)と中央部(P2)でローラ一周分測定し、ローラ回転角θでの測定値をそれぞれE1θ、E3θ、E2θとするとき、そのローラ回転角θでの離間距離差ΔE{=E1θ(またはE3θ)−E2θ}のローラ一周中の最大値と最小値の差(ω値)が30μm以下であることを特徴とする。
まず、本発明で重要なE1θ、E3θ、E2θの測定方法を図1により説明する。
本発明の導電性ローラは、導電性軸体1の周りに、導電性被覆層2が形成されたものであり、その外径はクラウン形状を有していることが好ましい。導電性ローラが導電性軸体1の支点A及びBで支えられている。この導電性ローラにほぼ並行して測定基準棒3が置かれている。導電性ローラの導電性被覆層2の両端からの所定の距離(L)の位置P1およびP3と、中央部P2の位置で、被覆層表面と測定基準棒3の離間距離Eを測定する。次いでローラを所定角回転させて再び離間距離Eを測定する。そのようにして、ローラ一回転分を順次測定する。このときのP1〜P3で測定した離間距離EがそれぞれE1θ、E2θ及びE3θである(なお、θはローラを回転させた角度を意味する)。ここで、回転させる所定角としては、測定回数が多くなることをいとわなければ1°毎とすることも可能であるが、通常10回から15回の測定で済むように設定することが好ましい。
離間距離E1θ〜E3θを用い、離間距離差ΔE(=E1θ(又はE3θ)−E2θ)をローラ回転角毎に算出し、ローラ1周分のうちの最大値と最小値をそれぞれ求める。そして、この最大値と最小値の差をω値とし、ローラの評価における回転に対する指標とする。なお、このω値が30μm以下であることが重要である。
ω値が30μmを超えた場合、ローラが回転する際に、形状に起因して、図2〜4に示すように軸方向に対して有る特定の位置において偏芯して回転するため、局在的にニップ幅のばらつきが発生する。この場合、上記した振れが50μm以下を満たすものであれば電子写真形成装置に組付けても画出し初期では良好な画像が得られるが、長期間使用するに従って、紙粉等によりローラ表面上に局部的な汚れが発生しやすく、良質な画像が得られなくなる。
なお、導電性ローラの被覆層の両端面からP1およびP3までの距離Lはローラ被覆層面長を100としたとき5〜20に相当する任意の距離であることが好ましい。5未満では電子写真形成装置に組付けて使用する際、ローラ軸方向において、画像形成に寄与しない非画像領域に相当する場合があり、本発明では適さない。また、20を超える場合ではP1およびP3の位置が中央部に近すぎるために、ローラ形状の異常が(E1θ−E2θ)および(E3θ−E2θ)で表されるω値に十分反映されず、実画像との相関に乏しいためやはり不適である。
本発明における導電性ローラは、感光体等に押し当てられたときに均一なニップ幅を維持するために、該ローラの外径が中央部から両端部に近づくにしたがって漸次減少するようなクラウン形状を有していることが好ましい。その場合、P1、P2及びP3でのローラ外径をそれぞれD1、D2、D3としたとき、ローラのクラウン量{D2−(D1+D3)/2}が30μm以上500μm以下であることが、所望のニップ幅が得られるので好ましい。
また、本発明における導電性ローラは、ローラ表面のマイクロ硬さが30°以上85°以下であることが、感光体等に押し当てられたときに均一なニップ幅が得やすく、また回転運動の際に感光体等の被当接体表面を損傷することなく長期にわたって使用することが可能となるので好ましい。
導電性ローラのマイクロ硬さは、高分子計器株式会社製の硬さ測定器「マイクロ硬度計MD−1型」(商品名)を用いて、23.5℃/60%RH環境において測定したものである。測定方法としては、導電性ローラを金属製の板の上に置き、金属製のブロックにてローラが転がらないように簡単に固定し、測定端子が金属板に対して垂直方向から導電性ローラの中心に正確に当たるようにし、ピークホールドモードで示された値を読み取ることによった。なお、ローラの被覆層端部から30mmの位置(2箇所)及び中央部をそれぞれ周方向に3箇所ずつ、計9箇所を測定し、得られた測定値の平均値を当該ローラのマイクロ硬さとする。
本発明における導電性ローラは、導電性被覆層を有するものであるが、該被覆層が導電性弾性層そのものであったり、導電性弾性層を含む多層であったりすることができる。
導電性ローラが、導電性弾性層がクラウン形状に形成されたものにあっては、クラウン形状の金型内で形成したものも使用できるが、導電性弾性層を研磨してクラウン形状とすることが好ましい。そのため、軸体両端部をコレットチャックあるいはダイヤフラムチャックで把持固定し、プランジ方式で該ローラの弾性層の外周面を研削する工程を経て形成されることが好ましい。この方法によれば、振れ精度等の形状の調整がしやすく、また長期にわたって精度の維持が可能であるため適している。ローラの形状や精度を調整する方法として、予め所望の形状に加工されたキャビティを有する金型を用いて成型する方法がある。しかし、原料にもよるが成型時の収縮や変形が生じるために形状がばらつく要因となったり、クラウン形状を有するために成型後に型内から取り出すことが困難となったりする。
本発明の導電性ローラに使用される導電性軸体としては特に限定されないが、軸体としての強度があり、導電性を有するものが好適である。例えば、鋼鉄製、アルミニウム製、導電性プラスチック製等が挙げられ、中空状、中実状のいずれでも差し支えない。
また、被覆層を構成する導電性弾性層の材料としては、従来公知のゴムを使用することができる。例えば、ポリブタジエン、天然ゴム、ポリイソプレン、SBR(スチレンブタジエンゴム)、CR(クロロプレンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、IIR(ブチルゴム)、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エピクロロヒドリンゴム等のゴムや、RB(ブタジエン樹脂)、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレンエラストマー)等のポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン、PVC(ポリ塩化ビニル)、アクリル系樹脂、スチレン・酢酸ビニル共重合体、ブタジエン・アクリロニトリル共重合体等の高分子材料に弾性を付与したものを用いることができる。これらの材料は1種で用いても、2種以上を併用しても差し支えない。
また、必要に応じて加硫剤を使用しても良い。加硫剤としては使用するゴムの種類により、硫黄系加硫剤、有機過酸化物、キノイド系加硫剤、樹脂架橋剤、金属酸化物架橋剤、アミン架橋剤、トリアジン系架橋剤、マレイミド系架橋剤等の公知の架橋剤適宜選択できる。なお、加硫剤の配合量は適宜決めても差し支えない。なお、この他、加硫促進剤、老化防止剤、可塑剤等を添加してもよい。
導電性弾性層の製造方法は、金型を用いる方法、チューブ状に成形した材料を硬化した後に軸体を圧入する方法、および硬化前の材料を軸体に被覆硬化する方法があり、いずれの方法であっても差し支えない。本発明の導電性ローラは研磨で形成することが望ましいので、所望の外径よりも大きく成形する。なお、外径は所望の外径よりも大きければ特に限定されないが、材料効率やコスト面を考慮すると、所望の外径に対して101%から110%の範囲とすることが望ましい。
さらに、被覆層を構成する表面層は塗工あるいはシームレスチューブを被覆することによって設けられる。塗工にて該表面層を設ける場合にはポリオールをポリイソシアネート架橋して得られるポリウレタン層を設けることが好ましい。弾性層に可塑剤等を配合した場合、少量染み出した場合でも弾性層の外周上でポリオールとポリイソシアネートを架橋する際にポリイソシアネートにより架橋されて形成したウレタン層から染み出すことを防止できるためである。また、シームレスチューブを設ける場合でも、上記のような染み出しを防止するために架橋性の樹脂であることが好ましい。利用可能な材料としては、例えば、RB(ブタジエン樹脂)、SBS(スチレンーブタジエンースチレンエラストマー)等のポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン、PVC(ポリ塩化ビニル)、アクリル系樹脂、スチレン・酢酸ビニル共重合体、ブタジエン・アクリロニトリル共重合体等の高分子材料がある。これらは、1種または2種以上を併用して使用される。
弾性層及び表面層には、所望の導電性を得るために導電剤を配合しても良く、イオン導電系の導電剤や電子導電系の導電剤が適宜選択できる。例えば、ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセチレン等の導電性ポリマー、トリメチルオクタデシルアンモニウムパークロレート、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩、過塩素酸リチウム、過塩素酸カリウム等の過塩素酸塩、リン酸エステル、脂肪族アルコールサルフェート塩、脂肪族多価アルコール、イオン系界面活性剤等、グラファイト、スズ、ルテニウム、チタン、ニッケル、銅、銀、ゲルマニウム等の金属及びそれらの酸化物、ケッチェンブラック(商品名)、HAF、SAF、ISAF、SRF、FT等のカーボンブラックなどが使用できる。弾性層及び表面層に使用される高分子材料に分散させる方法としてはロールニーダー、バンバリーミキサー、ボールミル、サンドグラインダー、ペイントシェイカー等を適宜使用すればよい。
本発明の導電性ローラは、電子写真装置等の感光体を帯電するのに使用する帯電ローラとして有用である。
また、上記したE1θ〜E3θを測定し、ω値を求める方法は、ローラの性能評価に有用な評価方法である。
次に、本発明について実施例より詳細に説明する。本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
まず、以下の実施例にて導電性ローラを評価する方法について説明する。
・形状測定
E1θ、E2θ及びE3θの測定は、図1に示すようにして行った。すなわち、導電性ローラ両端部に露出した軸体1の支点A及びBでローラが回転しないように支持して、この軸体1の軸方向に対する中心線とほぼ平行にある測定基準棒3と40mm離間して配置した。この状態で、測定基準棒3ローラ外周面との距離をP1、P2及びP3で測定し、それぞれE10、E20及びE30とした。そして、(E10−E20)及び(E30−E20)を算出した。次にローラを30°回転させて上記と同様に測定し、(E130−E230)及び(E330−E230)を算出した。この作業を順次30°回転させて1周分測定し、(E1θ−E2θ)及び(E3θ−E2θ)に相当する値をそれぞれ12個ずつ、計24個を算出した。そしてこの中から最大値と最小値を選び出し、その差(ω値)を算出し、このω値を元に効果を評価した。なお、実施例1での測定結果を、図6(E1θ〜E3θ)及び図7((E1θ−E2θ)及び(E3θ−E2θ))に示す。
・振れ測定
上記形状測定でE1θ〜E3θを測定したときのE1θ〜E3θのそれぞれついて最大値、最小値を選定し、その差を振れとした。
・マイクロ硬さ
マイクロ硬さは、高分子計器株式会社製の硬さ計「マイクロ硬度計MD−1型」(商品名)にて、23.5℃/60%RH環境において測定した。測定方法としては、導電性ローラを金属製の板の上に置き、金属製のブロックでローラが転がらないように簡単に固定し、測定端子が金属板に対して垂直方向から該ローラの中心に正確に当たるようにし、ピークホールドモードで測定した時の値を読み取った。これを当該ローラの被覆層端部から30mmの位置(2箇所)及び中央部のそれぞれ周方向に3箇所ずつ、計9箇所を測定し、得られた値を平均値してローラのマイクロ硬さとした。
・画像評価
帯電ローラを、ヒューレット・パッカード製の電子写真装置「Color LaserJet 3700」(商品名)の帯電ローラとして組み込み、連続12000枚の耐久を行った。耐久にかける前(初期)、耐久6000枚直後(耐久1)及び耐久12000枚終了後(耐久2)にハーフトーン画像を出力した。得られたハーフトーン画像に表れる帯電不良による異常画像の発生を、下記基準で評価した。なお、帯電ローラには−1500Vの直流電圧を印加し、感光体の周速を100mm/sec.とした。さらに、ここで用いた電子写真装置は図5に示すような構造を有しているものである。
◎:ハーフトーン画像において、帯電不良に起因される黒帯状のムラがない。
○:ハーフトーン画像において、帯電不良に起因される黒帯状のムラがわずかに認められるが、実用上問題ない。
×:ハーフトーン画像において、帯電不良に起因される黒帯状のムラがある。
実施例1
・ゴムローラの製造
エピクロロヒドリンゴム「エピクロマーCG102」(商品名、ダイソー株式会社製)100質量部、酸化亜鉛(2種、ハクスイテック株式会社製)5質量部、ステアリン酸「ステアリン酸S」(商品名、花王株式会社製)1質量部、カーボンブラック「旭#15」(商品名、旭カーボン株式会社製)5質量部、炭酸カルシウム「シルバーW」(商品名、白石工業株式会社製)40質量部、可塑剤「ポリサイザーP−202」(商品名、セバシン酸系ポリエステル、大日本インキ株式会社製)5質量部、イオン導電剤「KS−555」(商品名、第4級アンモニウム塩、花王株式会社製)2質量部、ジベンゾチアジルジサルファイド「ノクセラーDM」(商品名、大内新興化学株式会社製)1質量部、テトラメチルチウラムモノスルフィド「ノクセラーTS」(商品名、大内新興化学株式会社製)1質量部及び硫黄「サルファックス200S」(商品名、鶴見化学株式会社製)1質量部を、密閉型混練機及びオープンロール機を用いて混練を行なうことにより未加硫のゴム組成物を得た。
次いで、クロスヘッドダイを備えた70mm押出し機を用い、未加硫ゴム組成物を円柱状に鋼鉄製軸体と共に押出し該鋼鉄製軸体の周上に未加硫ゴムを被覆した。なお、鋼鉄製軸体は、予め接着剤「メタロックU−20」(商品名、東洋化学研究所株式会社製)を塗布された、直径6mm、長さ250mmの、無電解ニッケルメッキを施したものである。この軸体の両端に被覆された未加硫ゴム層をカッター刃にて両端部各10mm相当部分を除去し、軸体を露出させ、ローラ軸受け部分を作成した。その後、熱風炉にて180℃×1h加熱して、導電性弾性層を有するゴムローラを作成した。
・導電性弾性層の調整
次いで、ローラの両端部に露出した軸体を双方からコレットチャックで把持固定して回転できる機構を備えたNC研削機を使用して、軸方向において中央部から両端に近づくにつれて外径が減少するようなクラウン形状を有するゴムローラを調整した。具体的には、NC研削機の取り付けられている砥石(φ220mm、幅240mm)を逆クラウン状にドレッシングし、ローラ研磨時に砥石の形状を転写することによりローラをクラウン形状とした。クラウン量の調整は砥石をドレッシングする際の逆クラウン量にて調整し、研磨後100μmとなるようにした。また、導電性弾性層の長さが230mmで、軸方向中央部においてφ9.0mmとなるように研磨した。
・表面層の作成
ε−カプロラクトン変性アクリルポリオール溶液(希釈溶剤:MEK(メチルエチルケトン)、固形分20質量%、水酸基価50)100質量部及び導電性酸化スズ20質量部の混合液を、分散メディアがジルコニアビーズ(平均粒径0.5mm)である横型サンドミルを3回通して、分散した。この分散液からビーズを瀘過分離し、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)をOH/NCO=1.0になるように添加して、表層用塗料を調製した。
次いで、上記にて表面研磨したゴムローラの導電性弾性層の表面上に表層用塗料を浸漬コートした後、熱風循環乾燥機中、150℃で1時間乾燥して、導電性ローラを得た。なお、乾燥後の表面層(ウレタン層)の厚みは30μmであった。このようにして得られた導電性ローラから、上記の測定したω値が6μmであるものを選択し、帯電ローラAとした。
得られた帯電ローラAについて、上記した形状、振れ、マイクロ硬さ及び画像評価を行った。これらの結果を表1に示した。なお、形状測定の結果は図6及び図7に示した。
画像評価の結果、初期から非常に良好な画像が得られ、6000枚および12000枚と連続で通紙しても帯電不良起因による画像不良は発生しなかった。この帯電ローラでは表1、図6および図7に示すようにローラ外周面の振れが軸方向全体にわたって小さいために、ローラを回転運動させても常に安定した形状で感光体に押し当てることができるので、均一なニップ幅が安定して得られたと考えられる。
実施例2
実施例1と同様に作成した導電性ローラからω値が15μmで、振れが50μmより小さいが実施例1におけるより大きいものを選択し、帯電ローラBとした。以下、実施例1と同様に形状、振れ、マイクロ硬さ及び画像評価を行った。これらの結果を表1に示した。なお、形状測定の結果は図8及び図9に示した。
画像評価の結果、初期および6000枚通紙後では良好な画像が得られたが、12000枚通紙後では、実用上問題ない程度であるが、わずかに黒帯状のムラが認められた。この帯電ローラBは、振れは軸方向全体にわたってあまり良好でないが、ローラ回転方向に対する各位相で比較すると、ローラ軸方向全体にわたって同じ位相に偏芯していることが分かる。従って、ローラを感光体に押し当てて回転運動させても比較的均一なニップ幅が得られたものであると判断される。
実施例3
実施例1と同様に作成した導電性ローラからω値が29μmで、振れが50μmより小さいが実施例1におけるより大きく、振れ精度のあまりよくないものを選択し、帯電ローラCとした。以下、実施例1と同様に形状、振れ、マイクロ硬さ及び画像評価を行った。これらの結果を表1に示した。なお、形状測定の結果は図10及び図11に示した。
画像評価の結果、初期では良好な画像が得られたが、6000枚通紙後および12000枚通紙後では、実用上問題ない程度であるが、わずかに黒帯状のムラが認められた。この帯電ローラCは、振れは中央部で特に大きく、ローラ軸方向にわたってばらつきが見られるが、ローラ回転方向に対する各位相で比較すると、ローラ軸方向全体にわたって同じ位相に偏芯していることが分かる。従って、ローラを感光体に押し当てて回転運動させても比較的均一なニップ幅が得られているが、実施例2と比べ、軸方向において中央部のみで偏芯が大きいため、若干性能が劣っている。
実施例4
実施例1と同様に作成した導電性ローラから、比較的振れ精度は良いが、ω値が29μmと大きかったものを選択し、帯電ローラDとした。以下、実施例1と同様に形状、振れ、マイクロ硬さ及び画像評価を行った。これらの結果を表1に示した。なお、形状測定の結果は図12及び図13に示した。
画像評価の結果、初期では良好な画像が得られたが、6000枚通紙後および12000枚通紙後では、実用上問題ない程度であるが、わずかに黒帯状のムラが認められた。この帯電ローラDは、振れは軸方向全体にわたって比較的良好であるが、ローラ回転方向に対する各位相で比較すると、ローラ軸方向全体にわたって僅かであるが位相が偏芯していることが分かる。従って、ローラを感光体に押し当てて回転運動させるとニップ幅が軸方向に対してばらつきが僅かに現れていると思われるが、実用上は問題なく使用できる程度であった。
実施例5
未加硫ゴム組成物として、エピクロロヒドリンゴム「エピクロマーCG102」(商品名)100質量部、酸化亜鉛(2種)5質量部、ステアリン酸「ステアリン酸S」(商品名)1質量部、カーボンブラック「旭#70」(商品名、旭カーボン株式会社製)40質量部、炭酸カルシウム「シルバーW」(商品名)40質量部、イオン導電剤「KS−555」(商品名)2質量部、ジベンゾチアジルジサルファイド「ノクセラーDM」(商品名)1質量部、テトラメチルチウラムモノスルフィド「ノクセラーTS」(商品名)1質量部及び硫黄「サルファックス200S」(商品名)1質量部を実施例1と同様に混練して得たものを使用した。また、クラウン量が48μmとなるように研磨した以外は、実施例1と同様にして導電性ローラを作成した。得られた導電性ローラから、比較的振れ精度は良いが、ω値が23μmであるものを選択して、帯電ローラEとした。以下、実施例1と同様に形状、振れ、マイクロ硬さ及び画像評価を行った。これらの結果を表1に示した。
画像評価の結果、初期から非常に良好な画像が得られ、6000枚及び12000枚と連続で通紙しても帯電不良起因による画像不良は発生しなかった。従って、高硬度で、かつ、均一なニップ幅を得るためにクラウン量を小さくしても、本発明の評価方法で導電性ローラを判定することが可能である。
実施例6
未加硫ゴム組成物として、エピクロロヒドリンゴム「エピクロマーCG102」(商品名)100質量部、酸化亜鉛(2種)5質量部、ステアリン酸「ステアリン酸S」(商品名)1質量部、カーボンブラック「サーマックスMT N990」(商品名、Can Carb製)5質量部、炭酸カルシウム「シルバーW」(商品名)30質量部、可塑剤「ポリサイザーP−202」(商品名、セバシン酸系ポリエステル)15質量部、イオン導電剤「KS−555」(商品名、第4級アンモニウム塩)2質量部、ジベンゾチアジルジサルファイド「ノクセラーDM」(商品名)1質量部、テトラメチルチウラムモノスルフィド「ノクセラーTS」(商品名)1質量部及び硫黄「サルファックス200S」(商品名)1質量部を実施例1と同様に混練して得たものを使用した。また、クラウン量が220μmとなるように研磨した以外は、実施例1と同様にして導電性ローラを作成した。得られた導電性ローラから、比較的振れ精度は良いが、ω値が27μmであるものを選択して、帯電ローラFとした。以下、実施例1と同様に形状、振れ、マイクロ硬さ及び画像評価を行った。これらの結果を表1に示した。
画像評価の結果、初期から非常に良好な画像が得られ、6000枚及び12000枚と連続で通紙しても帯電不良起因による画像不良は発生しなかった。従って、低硬度でかつ、均一なニップ幅を得るためにクラウン量を大きくしても、本発明の評価方法で導電性ローラを判定することが可能である。
比較例1〜3
導電性弾性層を研磨する際にコレットチャックの軸体把持部にわざとゴミケバ(市販のティッシュペーパー)を付着させた以外は実施例1と同様に導電性ローラを作成した。作成した導電性ローラから、振れが比較的良好なものの中から作成したから、ω値が30μmを超えたものを抜き出して、帯電ローラG(ω値33μm、比較例1)、帯電ローラH(ω値37μm、比較例2)及び帯電ローラI(ω値42μm、比較例3)とした。以下、実施例1と同様に形状、振れ、マイクロ硬さ及び画像評価を行った。これらの結果を表1に示した。なお、形状測定の結果はそれぞれ図14と図15、図16と図17及び図18と図19に示した。
画像評価の結果、各ローラとも初期では実用上問題ない画像が得られたが、6000枚通紙後および12000枚通紙後では、黒帯状のムラが認められた。これらの帯電ローラは振れが比較的小さいにも関わらず、いずれの場合もローラ軸方向全体においてばらばらの位相に偏芯していることが分かる。従って、初期では振れが小さいために比較的良好な画像が得られたが、偏芯が大きいためにニップ幅のばらつきが生じ、長時間回転させるとローラ表面に紙粉等の汚れが局部的に溜まり、画像上欠陥が生じたものである。
比較例4
実施例1と同様に作成した導電性ローラからω値が22μmと良好であるが、振れが50μmを超えるものを選択し、帯電ローラJとした。以下、実施例1と同様に形状、振れ、マイクロ硬さ及び画像評価を行った。これらの結果を表1に示した。なお、形状測定の結果は図20及び図21に示した。
画像評価の結果、初期から帯電不良に起因される画像欠陥が認められた。この場合、ローラ軸方向全体において同じ位相に偏芯しているために軸方向に対してのニップ幅のばらつきは比較的小さいと思われるが、全体的に振れが大きいため、正常な画像が得られなかった。
Figure 2008058633
E1θ、E2θ及びE3θの測定方法を説明するための図である。 ローラが回転運動するとき、被覆層の偏芯により正常に回転しない状態の例を示す概念図である。 ローラが回転運動するとき、被覆層の偏芯により正常に回転しない状態の他の例を示す概念図である。 ローラが回転運動するとき、被覆層の偏芯により正常に回転しない状態のその他の例を示す概念図である。 画像評価に用いた電子写真装置の概略構成図である。 E1θ、E2θ及びE3θを位相ごとにプロットした図である(実施例1)。 (E1θ−E2θ)および(E3θ−E2θ)を位相ごとにプロットした図である(実施例1)。 E1θ、E2θ及びE3θを位相ごとにプロットした図である(実施例2)。 (E1θ−E2θ)および(E3θ−E2θ)を位相ごとにプロットした図である(実施例2)。 E1θ、E2θ及びE3θを位相ごとにプロットした図である(実施例3)。 (E1θ−E2θ)および(E3θ−E2θ)を位相ごとにプロットした図である(実施例3)。 E1θ、E2θ及びE3θを位相ごとにプロットした図である(実施例4)。 (E1θ−E2θ)および(E3θ−E2θ)を位相ごとにプロットした図である(実施例4)。 E1θ、E2θ及びE3θを位相ごとにプロットした図である(比較例1)。 (E1θ−E2θ)および(E3θ−E2θ)を位相ごとにプロットした図である(比較例1)。 E1θ、E2θ及びE3θを位相ごとにプロットした図である(比較例2)。 (E1θ−E2θ)および(E3θ−E2θ)を位相ごとにプロットした図である(比較例2)。 E1θ、E2θ及びE3θを位相ごとにプロットした図である(比較例3)。 (E1θ−E2θ)および(E3θ−E2θ)を位相ごとにプロットした図である(比較例3)。 E1θ、E2θ及びE3θを位相ごとにプロットした図である(比較例4)。 (E1θ−E2θ)および(E3θ−E2θ)を位相ごとにプロットした図である(比較例4)。
符号の説明
1 導電性軸体
2 導電性被覆層
3 測定基準棒
4 帯電ローラ
5 感光体
6 基体
7 現像機
8 転写ローラ
9 クリーニングブレード
10 プロセスカートリッジ
11 定着機
12 レーザビーム(情報の書き込み)
13 転写部材(紙)

Claims (7)

  1. 導電性軸体の外周面上に1層以上の被覆層が設けられた導電性ローラであって、
    回転させたときの外周面の振れが、軸線方向で50μm以下であり、
    ローラとほぼ並行においた測定基準棒とローラの被覆層表面との離間距離Eを両端側(P1、P3)と中央部(P2)でローラ一周分測定し、ローラ回転角θでの測定値をそれぞれE1θ、E3θ、E2θとするとき、そのローラ回転角θでの離間距離差ΔE{=E1θ(またはE3θ)−E2θ}のローラ一周中の最大値と最小値の差(ω値)が30μm以下であることを特徴とする導電性ローラ。
  2. ローラ形状がクラウン形状であり、離間距離Eを求めたP1、P2及びP3でのローラ外径をそれぞれD1、D2、D3としたとき、ローラのクラウン量{D2−(D1+D3)/2}が30μm以上500μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の導電性ローラ。
  3. ローラ表面で測定したマイクロ硬さが30°から85°の範囲にあることを特徴とする請求項1または2に記載の導電性ローラ。
  4. 被覆層の少なくとも一つが導電性弾性層であり、かつ該導電性弾性層は軸体の両端をコレットチャックまたはダイヤフラムチャックで把持され、プランジ方式で外周面を研削する工程にて整形されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の導電性ローラ。
  5. 被覆層が、軸体上に設けられた導電性弾性層表面に被覆層塗料の塗工により、あるいはシームレスチューブの被覆により設けられた1層あるいはそれ以上の表層を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の導電性ローラ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の導電性ローラであることを特徴とする帯電ローラ。
  7. 真直の測定基準棒に対しほぼ並行に導電性ローラを置き、その測定基準棒とローラの被覆層表面との離間距離Eを両端側(P1、P3)と中央部(P2)でローラ一周分測定し、ローラ回転角θでの測定値をそれぞれE1θ、E3θ、E2θとしたとき、
    離間距離E1θ、E2θ、E3θそれぞれでローラ一周での最大値、最小値を算出し、その差の最大値を求め、ローラの外周面の振れとし、また、
    ローラ回転角θでの離間距離差ΔE{=E1θ(またはE3θ)−E2θ}を求め、これらのローラ一周中の最大値と最小値の差を求め、ω値とし、
    これら振れ及びω値よりローラ性状を評価する
    ことを特徴とする導電性ローラの評価方法。

JP2006235741A 2006-08-31 2006-08-31 導電性ローラの評価方法 Expired - Fee Related JP4887103B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235741A JP4887103B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 導電性ローラの評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235741A JP4887103B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 導電性ローラの評価方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008058633A true JP2008058633A (ja) 2008-03-13
JP2008058633A5 JP2008058633A5 (ja) 2009-10-15
JP4887103B2 JP4887103B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=39241435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006235741A Expired - Fee Related JP4887103B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 導電性ローラの評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4887103B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015121769A (ja) * 2013-11-21 2015-07-02 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 帯電部材
US10996581B2 (en) 2011-03-29 2021-05-04 Canon Kabushiki Kaisha Conductive member

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11143178A (ja) * 1997-11-05 1999-05-28 Canon Inc 帯電部材、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2000206762A (ja) * 1999-01-11 2000-07-28 Canon Inc 帯電ロ―ラ、プロセスカ―トリッジ、及び画像形成装置
JP2006029390A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Canon Inc 弾性体ローラの製造方法
JP2006163147A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Canon Inc 帯電ローラ、帯電方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11143178A (ja) * 1997-11-05 1999-05-28 Canon Inc 帯電部材、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2000206762A (ja) * 1999-01-11 2000-07-28 Canon Inc 帯電ロ―ラ、プロセスカ―トリッジ、及び画像形成装置
JP2006029390A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Canon Inc 弾性体ローラの製造方法
JP2006163147A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Canon Inc 帯電ローラ、帯電方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10996581B2 (en) 2011-03-29 2021-05-04 Canon Kabushiki Kaisha Conductive member
JP2015121769A (ja) * 2013-11-21 2015-07-02 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 帯電部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP4887103B2 (ja) 2012-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101453238B1 (ko) 대전 부재, 프로세스 카트리지 및 전자 사진 장치
KR101488865B1 (ko) 화상 형성 장치용 청소 부재, 대전 장치, 화상 형성 장치용 유닛, 프로세스 카트리지, 및 화상 형성 장치
JP5447223B2 (ja) 画像形成装置用の清掃部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2008209488A (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5159156B2 (ja) 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP4887103B2 (ja) 導電性ローラの評価方法
JP5173247B2 (ja) 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP4730058B2 (ja) 画像形成装置およびプロセスカートリッジ
US8565648B2 (en) Charge element, process cartridge, and image forming apparatus
JP2007163574A (ja) 導電性ゴムローラ
JP2003207966A (ja) 電子写真用部材及び画像形成装置
JP5365732B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2003207967A (ja) 電子写真用ローラ及び画像形成装置
CN115997175A (zh) 导电辊子、图像形成设备及用于导电辊子的检测方法
JP2005315979A (ja) 導電性部材、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5747466B2 (ja) 帯電部材、プロセスユニットカートリッジおよび画像形成装置
JP4533692B2 (ja) 導電性部材を有する現像装置及び画像形成装置
JP6477119B2 (ja) 清掃構造、帯電装置、組立体及び画像形成装置
JP5145846B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2005148488A (ja) 画像形成装置部品
JP5164326B2 (ja) ゴム組成物、これを用いた導電性部材、及び導電性ローラーの製造方法
JP2007163786A (ja) 導電ローラとその製造方法、電子写真プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2009080369A (ja) 帯電ロール
JP2008107622A (ja) 導電性ローラ及び導電性ローラの製造方法
CN115997174A (zh) 导电辊子、图像形成设备及用于导电辊子的检测方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090828

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4887103

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees