以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置1の構成を示すものである。この表示装置1は、屋内で行われる各種スポーツ競技において、スポーツ競技に関する情報を、競技者や観客、審判、その他の競技関係者に知らせるためのものであり、操作コンピュータ2と、第1及び第2表示器3、4と、操作コンピュータ2に無線接続された第1及び第2表示器側コンピュータ5、6と、操作コンピュータ2に接続されたスピーカー装置7と、信号変換ユニット8と、タイマーリモコンスイッチ9とを備えている。第1及び第2表示器3、4と、第1及び第2表示器側コンピュータ5、6とはそれぞれ接続され、表示器側コンピュータ5、6により表示器3、4が制御されるようになっている。上記操作コンピュータ2と、第1及び第2表示器側コンピュータ5、6とが本発明の制御装置である。
上記操作コンピュータ2は、審判席や競技関係者席等に置かれるものである。この操作コンピュータ2に、スポーツ競技に関する情報が入力されるようになっている。この情報が操作コンピュータ2内で処理されてデータ化された後、無線によって第1及び第2表示器側コンピュータ5、6に送信され、第1及び第2表示器3、4に表示されるようになっている。尚、タイマーリモコンスイッチ9は、後述の試合時間等のタイマーのスタート/ストップを遠隔操作するためのものである。
上記表示装置1が対象とするスポーツ競技とは、例えば、バスケットボール、バレーボール、テニス、バドミントン、卓球、ハンドボール等の球技や、柔道、空手、剣道、レスリング、ボクシング等の格技である。また、スポーツ競技に関する情報とは、例えば、得点、試合開始からの経過時間、試合終了までの時間、ファール数、サーブ権、タイムアウト、退場時間、得セット、得ゲーム、チーム名、選手名、選手番号等であり、スポーツ競技によって異なっている。
上記第1及び第2表示器3、4は同じものである。各表示器3、4は、いわゆるプラズマディスプレイパネルを表示画面3a、4aとして有するモニター装置で構成されている。上記プラズマディスプレイパネルは、高輝度で、かつ、数十インチ〜百インチ超の大画面を実現することができるとともに、視野角が広いことから、競技者、観客、審判及びその他競技関係者が表示内容を確認し易いという利点がある。第1及び第2表示器3、4の表示画面3a、4aは、プラズマディスプレイ以外にも、液晶ディスプレイ、CRT、EL表示パネル、プロジェクションタイプのディスプレイ、前方からの投影型プロジェクション装置、SED(Surface-Conduction Electron-emitter Display)等で構成してもよい。これらで表示画面3a、4aを構成することにより、LED等を用いたドット表示器では不可能であった細かな文字や、チームロゴ等の画像の表示が可能である他、それらのレイアウトも自在に変更することができ、将来、競技のルールが変更された場合にも容易に対応することが可能である。尚、図1における符号10は、競技用のコートである。
上記各表示器3、4は、スタンド11に固定されている。このスタンド11には、表示側コンピュータ5、6を載置するための載置台(図示せず)が設けられている。また、各表示器3、4の表示画面3a、4a側には、防球スタンド12が設置されている。この防球スタンド12は、耐衝撃性を有する透明な板材を備えており、競技中のボール等が表示画面3a、4aに当たるのを防止するように構成されている。
上記操作コンピュータ2は、スポーツ競技に関する情報を入力する入力者の近傍に設置されるものであり、本実施形態では容易に移動できるようにノート型パソコンで構成されている。この操作コンピュータ2は、図2に示すように、CPU等で構成された制御部20と、ハードディスクドライブで構成された記憶部21(記憶手段)と、CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体のデータを読み取るデータ読み取り部22と、キーボード23及びマウス24と、画面25とを備えている。この操作コンピュータ2の制御部20には、USB端子(図示せず)を介して上記マウス24及び信号変換ユニット8が接続され、音声出力端子(図示せず)を介して上記スピーカー装置7が接続されている。また、操作コンピュータ2への電流は、無停電電源装置(図示せず)から供給されるようになっている。この無停電電源装置は、コンセントに接続され、所定量の蓄電が可能な蓄電池を内蔵しており、停電時にはこの蓄電池から操作コンピュータ2に電流が供給されるようになっている。また、操作コンピュータ2には、無線機(図示せず)が接続されている。尚、上記キーボード23及びマウス24は、本発明の入力操作手段を構成するものであり、画面25は、本発明の入力表示部を構成するものである。
各表示器側コンピュータ5、6は、デスクトップ型のパソコンで構成されている。表示器側コンピュータ5、6には、上記操作コンピュータ2の無線機と無線接続される無線機(図示せず)が接続されている。この無線機を介して操作コンピュータ2から送信されたデータは、表示器側コンピュータ5、6の内部で表示器3、4への出力信号に変換されてから、表示器3、4に出力されて表示されるようなっている。表示器側コンピュータ5、6への電流は、無停電電源装置(図示せず)から供給されるようになっている。各表示器側コンピュータ5、6は、ノート型パソコンで構成してもよい。
上記操作コンピュータ2の制御部20は、記憶部21に記憶されたプログラムに従って動作するように構成されており、図2に示すように、第1及び第2表示器3、4に表示させる表示器用データ及び画面25に表示させる入力表示部用データを生成するデータ生成部27と、データ生成部27で生成されたデータを第1及び第2表示器3、4及び画面25に出力するデータ出力部26とを備えている。このデータ出力部26が本発明の出力手段である。
上記制御部20には、上記記憶部21、データ読み込み部22、キーボード23、マウス24、画面25が接続されている。また、制御部20は、データ生成部27及びデータ出力部26の他に、スピーカー装置制御部28、スクリーンセーバー部29、印刷出力部30を備えている。スピーカー装置制御部28は、上記スピーカー装置7に対し音信号を出力するように構成されている。
上記データ生成部27は、本発明の入力表示部用データとしてのメニュー画面データを生成するように構成されている。このメニュー画面データは、本表示装置1のプログラムを立ち上げた後に、操作コンピュータ2の画面25に表示されるメニュー画面40(図3に示す)を構成するものである。このメニュー画面40は、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、テニス、卓球、バドミントン、柔道、空手、レスリング、剣道の各々を示すアイコンを有している。つまり、本表示装置1は、これら10種類のスポーツ競技に用いることができるようになっている。これらアイコンの数は、任意に設定することができる。また、メニュー画面40は、その他機能を選択するためのその他機能アイコンと、本プログラムを終了させるための終了ボタンとを有している。
上記記憶部21には、上記10種類のスポーツ競技毎に設定された表示フォーマット、入力フォーマット及び初期設定フォーマットが記憶されている。表示フォーマットは、各表示器3、4に表示させるものであり、入力フォーマットは、操作コンピュータ2の画面25に表示させるものである。これらフォーマットは、スポーツ競技のルールに従った形態となっている。
バスケットボール用の入力フォーマット41は、図4に示すようになっており、これが操作コンピュータ2の画面25に表示されるようになっている。入力フォーマット41の上部(画面の上部)には大会名及び種目を表示する大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、左右の中心部において、対戦する第1チーム(本実施形態ではAチーム)の領域と第2チーム(本実施形態ではBチーム)の領域とに区画されている。
第1チームの領域の上部には、チーム名を表示するチーム名表示部が設けられている。チーム名表示部の下方には、第1チームのロゴを表示するチームロゴ表示部が設けられている。チームロゴ表示部の下方には、第1チームの得点を入力する得点入力ボックス(40と表示されているボックス)が設けられている。得点入力ボックスの下方には、第1チーム用のファール操作部が設けられている。このファール操作部は、信号変換ユニット8に別途接続されるファール表示盤を操作するためのものである。第2チームの領域にも、第1チームの領域と同様に、チーム名表示部、チームロゴ表示部、得点入力ボックス、ファール操作部が設けられている。ファール表示部は、赤色表示部と、チームファール数入力ボックスと、個人ファール数入力ボックスと、個人ファール消灯ボタンと、個人ファール表示ボタンとで構成されている。
入力フォーマット41の左右方向(画面の左右方向)の中央部には、大会名表示部よりも下方に、タイマー調整部が設けられている。このタイマー調整部は、分、秒、1/10秒用の3つの欄を有している。タイマー調整部の下方には、ピリオド入力ボックスが設けられている。ピリオド入力ボックスの下方には、ポゼションを点灯または消灯させるポゼション表示部が設けられている。ポゼション表示部の下方には、第1チームのタイムアウト数と第2チームのタイムアウト数とを入力するタイムアウト入力ボックスが設けられている。タイムアウト入力ボックスの下方には、第1チームのチームファール数と第2チームのチームファール数とを入力するチームファール入力ボックスが設けられている。
チームファール入力ボックスの下方には、タイマー操作用のスタートボタン及びリセットボタンが設けられている。スタートボタン及びリセットボタンの下方には、ショットクロック入力ボックスが設けられている。ショットクロック入力ボックスは、赤色表示部と、ショットクロックタイマー表示部(24と表示されているボックス)と、スタート/ストップボタンと、リセットスタートボタンと、消灯ボタンとで構成されている。
入力フォーマット41の下部には、左から右へ順に、コールブザーボタン、コートチェンジボタン、ピリオド終了ボタン、試合終了ボタン、印刷ボタン、試合結果保存ボタン、その他機能ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンが設けられている。
また、バスケットボール用の表示フォーマットは、図5(a)に示す第1表示フォーマット60と図5(b)に示す第2表示フォーマット61と図5(c)に示す第3表示フォーマット62があり、これらのうち1つが第1及び第2表示器3、4の表示画面3a、4aに表示されるようになっている。第1表示フォーマット60の上部(画面の上部)には、大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、左右の中心部において、第1チームの領域と第2チームの領域とに区画されている。第1チームの領域の上部には、第1チーム名を表示するチーム名表示部が設けられ、第2チームの領域の上部には、第2チーム名を表示するチーム名表示部が設けられている。チーム名表示部の下方には、得点表示部が設けられている。
第1表示フォーマット60の両チーム名表示部の間には、タイマー表示部が設けられている。このタイマー表示部は、分、秒を表示する2つの欄を有している。タイマー表示部の下方には、ピリオド表示部、ポゼション表示部、タイムアウト表示部、チームファール表示部が上下に並んで設けられている。チーム名表示部、得点表示部、タイマー表示部は、上記各表示器3、4の表示画面3a、4a上で見やすいように、ピリオド表示部、ポゼション表示部、タイムアウト表示部、チームファール表示部よりも大きく設定されている。
第2表示フォーマット61は、チーム名の代わりにチームロゴが表示されるようになっている。また、第3表示フォーマット62は、個人のファールと得点が表示されるようになっている。第1表示フォーマット60と第2表示フォーマット61とでは、タイマー表示部、ピリオド表示部、ポゼション表示部、タイムアウト表示部及びチームファール表示部の位置が異なっている。
上記のように入力フォーマット40と第1〜第3表示フォーマット60〜62とは異なっており、入力フォーマット40は、入力者が得点やその他の項目を入力し易いようなフォーマットとされ、第1〜第3表示フォーマット60〜62は、競技者や観客が必要な情報を素早くかつ容易に確認できるようなフォーマットとされている。尚、図面上では、入力フォーマット40の入力内容と、第1〜第3表示フォーマット60〜62の表示内容とを対応させていないが、実際の使用時には、入力フォーマット40に入力した得点等が、そのまま第1〜第3表示フォーマット60〜62の所定位置に表示されるようになっている。
バスケットボール用の初期設定フォーマット80は、図6に示すようになっており、これが操作コンピュータ2の画面25に表示されるようになっている。初期設定フォーマット80の上部には、大会名・種目等欄が設けられており、この欄内には、大会名及び種目等を入力するための大会名入力ボックスが設けられている。大会名・種目等欄の下方には、左側及び右側にチーム名欄がそれぞれ設けられている。左側のチーム名欄が第1チーム用の欄とされ、右側のチーム名欄が第2チーム用の欄とされている。これら各欄の略上半部には、ロゴ選択ボタン、ロゴクリアボタン、チーム名ファイル選択ボタン、チーム名ファイル保存ボタン、チーム名入力ボックス、文字色ボタン、背景色ボタンが設けられている。さらに、各チーム名欄の略下半部には、No入力ボックス及び選手名入力ボックスが18名分設けられている。
初期設定フォーマット80のチーム名欄の下方には、左から右へ順に、タイマー設定欄、ブザー欄、画面選択欄が設けられている。タイマー設定欄には、試合時間入力ボックスと、上下に並ぶ2つのチェックボックスとが設けられている。ブザー欄には、コールブザー選択部、エンドブザー選択部、ショットブザー選択部及びテストボタンが設けられている。画面選択欄には、詳細は後述するが、複数のボタンが設けられている。
初期設定フォーマット80のブザー欄の下方には、試合方式欄が設けられている。また、試合方式欄の下方には、その他欄が設けられている。これら試合方式欄及びその他欄にも、詳細は後述するが、入力ボックスやチェックボックス等が設けられている。また、初期設定フォーマット80の下部には、設定データを開くボタン、設定データを保存ボタン、キャンセルボタン、OKボタンが設けられている。
また、バレーボール用の入力フォーマット42は、図7に示すようになっている。入力フォーマット42の上部には大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、左右の中心部において、第1チームの領域と第2チームの領域とに区画されている。第1チームの領域の上部には、チーム名表示部が設けられている。チーム名表示部の下方には、チームロゴ表示部が設けられている。チームロゴ表示部の下方には、得点入力ボックスが設けられている。得点入力ボックスの下方には、サーブ権入力ボックス(矢印が表示されるようになっている)が設けられ、このサーブ権入力ボックスの下方には、タイムアウト入力ボックスが設けられている。第1チームの領域には、得たセットに対応して点灯する得セット入力ボックスと、セット毎の得点を入力するセット得点結果入力ボックスとが設けられている。第1チームの領域と第2チームの領域との間には、現在のセット数を入力するためのセット入力ボックスが設けられている。第2チームの領域にも、チーム名表示部、チームロゴ表示部、得点入力ボックス、サーブ権入力ボックス、タイムアウト入力ボックス、得セット入力ボックス、セット得点結果入力ボックスが設けられている。
入力フォーマット42の下部には、コールブザーボタン、コートチェンジボタン、セット終了ボタン、試合終了ボタン、印刷ボタン、その他機能ボタン、試合結果保存ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンが設けられている。
また、バレーボール用の表示フォーマットは、図8(a)に示す第1表示フォーマット63と図8(b)に示す第2表示フォーマット64とがあり、これらのうち一方が第1及び第2表示器3、4の表示画面3a、4aに表示されるようになっている。
第1表示フォーマット63の上部には、大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、左右の中心部において、第1チームの領域と第2チームの領域とに区画されている。第1チームの領域の上部には、第1チーム名を表示するチーム名表示部が設けられ、第2チームの領域の上部には、第2チーム名を表示するチーム名表示部が設けられている。チーム名表示部の下方には、得点表示部が設けられている。得点表示部の下方には、サーブ権表示部が設けられ、このサーブ権表示部の下方には、タイムアウト表示部が設けられている。第1チームの領域には、得セット表示部と、セット得点結果表示部とが設けられている。第1チームの領域と第2チームの領域との間には、セット表示部が設けられている。第2チームの領域にも、チーム名表示部、チームロゴ表示部、得点表示部、サーブ権表示部、タイムアウト表示部、得セット表示部、セット得点結果表示部が設けられている。また、第2表示フォーマット64は、チーム名の代わりにチームロゴが表示されるようになっている。
バレーボール用の初期設定フォーマット81は、図9に示すようになっている。初期設定フォーマット81の上部には、大会名・種目等欄が設けられており、この欄内には、大会名及び種目等を入力するための大会名入力ボックスが設けられている。大会名・種目等欄の下方には、左側及び右側ににチーム名欄がそれぞれ設けられている。左側のチーム名欄が第1チーム用の欄とされ、右側のチーム名欄が第2チーム用の欄とされている。これら各欄には、ロゴ選択ボタン、ロゴクリアボタン、チーム名の文字色を選択する文字色ボタン、背景色を選択する背景色ボタンが設けられている。
初期設定フォーマット81のチーム名欄の下方には、ブザー欄、画面選択欄が設けられている。ブザー欄には、コールブザー選択部及びテストボタンが設けられている。画面選択欄には、詳細は後述するが、複数のボタンが設けられている。ブザー欄の下方には、その他欄が設けられている。その他欄には、セット得点結果表示のチェックボックスが設けられている。初期設定フォーマット81の下部には、設定データを開くボタン、設定データを保存ボタン、キャンセルボタン、OKボタンが設けられている。
ハンドボール用の入力フォーマット43は、図10に示すようになっている。入力フォーマット43の上部には大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、左右の中心部において、第1チームの領域と第2チームの領域とに区画されている。第1チームの領域の上部には、チーム名表示部が設けられている。チーム名表示部の下方には、チーム名選択部が設けられている。チーム名選択部の下方には、得点入力ボックスが設けられている。得点入力ボックスの右側には、タイマー調整部が設けられている。このタイマー調整部は、分、秒用の2つの欄を有している。タイマー調整部の下方には、ピリオド選択部が設けられ、ピリオド選択部の下方には、タイムアウト入力ボックスが設けられている。第2チームの領域にも、第1チームの領域と同様に、チーム名選択部、得点入力ボックスが設けられている。また、第2チームの領域の右側には、タイマーのスタット/ストップボタンと、リセットボタンとが設けられている。
入力フォーマット43の下部には、コールブザーボタン、コートチェンジボタン、試合終了ボタン、印刷ボタン、その他機能ボタン、試合結果保存ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンが設けられている。
また、ハンドボール用の表示フォーマット65は、図11に示すようになっている。表示フォーマット65の上部には、大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、左右の中心部において、第1チームの領域と第2チームの領域とに区画されている。第1チームの領域の上部には、第1チーム名を表示するチーム名表示部が設けられ、第2チームの領域の上部には、第2チーム名を表示するチーム名表示部が設けられている。チーム名表示部の下方には、得点表示部が設けられている。両チーム名表示部の間には、タイマー表示部が設けられている。タイマー表示部の下方には、ピリオド表示部、タイムアウト表示部が上下に並んで設けられている。
ハンドボール用の初期設定フォーマット82は、図12に示すようになっている。初期設定フォーマット82の上部には、大会名・種目等欄が設けられており、この欄内に大会名入力ボックスが設けられている。大会名・種目等欄の下方には、チーム名欄及びチーム名配色欄が設けられている。チーム名欄には、ファイルを開くボタン、ファイル保存ボタン、新規ファイル作成ボタン、チーム名入力ボックス、登録ボタン、削除ボタンが設けられている。チーム名配色欄には、第1チーム(左)の文字色ボタン及び背景色ボタンと、第2チーム(右)の文字色ボタン及び背景色ボタンとが設けられている。チーム名欄の下方には、ブザー欄が設けられ、チーム名配色欄の下方には、その他欄が設けられている。ブザー欄には、コールブザー選択部、エンドブザー選択部及びテストボタンが設けられている。その他欄には、試合時間入力ボックスが設けられている。ブザー欄の下方には、画面選択欄が設けられている。また、初期設定フォーマット82の下部には、設定データを開くボタン、設定データを保存ボタン、キャンセルボタン、OKボタンが設けられている。
バドミントン用の入力フォーマット44は、図13に示すようになっている。入力フォーマット44の上部には大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、左右の中心部において、第1選手の領域と第2選手の領域とに区画されている。第1選手の領域の上部には、選手名表示部が設けられている。選手名表示部の下方には、選手名選択部が設けられている。選手名選択部の下方には、得点入力ボックスが設けられている。得点入力ボックスの右側には、セッティング入力ボックスが設けられ、セッティング入力ボックスの下方には、ゲーム数を入力するゲーム入力ボックスが設けられている。得点入力ボックスの下方には、サーブ権入力ボックスが設けられている。また、第1選手の領域には、バレーボールの入力フォーマット42と同様な得セット入力ボックスと、セット得点結果入力ボックスとが設けられている。第2選手の領域にも、選手名表示部、選手名選択部、得点入力ボックス、サーブ権入力ボックス、得セット入力ボックス、セット得点結果入力ボックスが設けられている。
入力フォーマット44の下部には、コールブザーボタン、コートチェンジボタン、試合終了ボタン、印刷ボタン、その他機能ボタン、試合結果保存ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンが設けられている。
また、バドミントン用の表示フォーマット66は、図14に示すようになっている。表示フォーマットの上部には、大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、左右の中心部において、第1選手の領域と第2選手の領域とに区画されている。第1選手の領域の上部には、第1選手名を表示する選手名表示部が設けられ、第2選手の領域の上部には、第2選手名を表示する選手名表示部が設けられている。選手名表示部の下方には、得点表示部が設けられている。両選手名表示部の間には、セッティング表示部とゲーム表示部とが設けられている。得点表示部の下方には、サーブ権表示部が設けられている。第1選手の領域には、得セット表示部と、セット得点結果表示部とが設けられている。第2選手の領域にも、選手名表示部、得点表示部、サーブ権表示部、得セット表示部、セット得点結果表示部が設けられている。
バドミントン用の初期設定フォーマット83は、図15に示すようになっている。初期設定フォーマット83の上部には、大会名・種目等欄が設けられており、この欄内に大会名入力ボックスが設けられている。大会名・種目等欄の下方には、選手名欄及び選手名配色欄が設けられている。選手名欄には、ファイルを開くボタン、ファイル保存ボタン、新規ファイル作成ボタン、選手名選択部、登録ボタン、削除ボタンが設けられている。選手名配色欄には、第1選手(左)の文字色ボタン及び背景色ボタンと、第2選手(右)の文字色ボタン及び背景色ボタンとが設けられている。選手名欄の下方には、ブザー欄が設けられ、選手名配色欄の下方には、その他欄が設けられている。ブザー欄には、コールブザー選択部及びテストボタンが設けられている。その他欄には、チェックボックスが設けられている。ブザー欄の下方には、画面選択欄が設けられている。また、初期設定フォーマット83の下部には、設定データを開くボタン、設定データを保存ボタン、キャンセルボタン、OKボタンが設けられている。
卓球用の入力フォーマット45(図16に示す)及び表示フォーマット67(図17に示す)は、バドミントン用の入力フォーマット44及び表示フォーマット66と基本的に同じである。卓球用の入力フォーマット45にはセッティング入力ボックスが無く、表示フォーマット67にはセッティング表示部が無い。また、卓球用の初期設定フォーマット84(図18に示す)とバドミントン用の初期設定フォーマット83とは同じである。
テニス用の入力フォーマット46は、図19に示すようになっている。入力フォーマット46の上部には大会名表示部が設けられている。この入力フォーマット46は、ダブルス用のものであり、大会名表示部の下方には、左側に、4つ選手名表示部が上下方向に並んで設けられている。各選手名表示部には、サーブ権入力ボックスが設けられている。サーブ権入力ボックスの右側には、ゲーム数を入力するゲーム数入力ボックスが設けられ、ゲーム数入力ボックスの右側には、ポイント入力ボックス、得セット入力ボックスが設けられている。入力フォーマット46の下部には、コールブザーボタン、コートチェンジボタン、ゲーム終了ボタン、セット終了ボタン、タイブレーク設定ボタン、印刷ボタン、その他機能ボタン、試合結果保存ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンが設けられている。
テニス用の表示フォーマット68は、図20に示すようになっている。表示フォーマット68の上部には大会名表示部が設けられている。大会名表示部の下方には、入力フォーマット46と同様に、4つ選手名表示部、サーブ権表示部、ゲーム数表示部、ポイント表示部、得セット表示部が設けられている。
テニス用の初期設定フォーマット85は、図21に示すようになっている。初期設定フォーマット85の上部には、大会名・種目等欄が設けられており、この欄内に大会名入力ボックスが設けられている。大会名・種目等欄の下方には、選手名欄が設けられている。選手名欄には、4つの選手名入力ボックスと、背景色ボタンとが設けられている。選手名欄の下方には、ブザー欄が設けられている。ブザー欄には、コールブザー選択部及びテストボタンが設けられている。また、初期設定フォーマット85の下部には、設定データを開くボタン、設定データを保存ボタン、キャンセルボタン、OKボタンが設けられている。
柔道用の入力フォーマット47は、図22に示すようになっている。入力フォーマット47の上部には大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、第1選手の領域と第2選手の領域とに上下方向に区画されている。第1選手の領域には、選手名表示部及び選手選択部と、得点入力ボックス及び反則入力ボックスと、負傷入力ボックス(+印が入力されたボックス)が設けられている。第2選手の領域にも、同様に、選手名表示部及び選手選択部と、得点入力ボックス及び反則入力ボックスと、負傷入力ボックスが設けられている。第1選手及び第2選手の領域の右側には、タイマー調整部が設けられている。タイマー調整部の上方には、第1選手の抑え込み時間入力ボックスが設けられ、タイマー調整部の下方には、第2選手の抑え込み時間調整部が設けられている。タイマー調整部の右側には、スタート/ストップボタン及びリセットボタンが設けられ、第1選手の抑え込み時間調整部の右側、第2選手の抑え込み時間調整部の右側にも、スタート/ストップボタン及びリセットボタンがそれぞれ設けられている。
入力フォーマットの下部には、コールブザーボタン、試合終了ボタン、団体戦画面操作ボタン、団体戦画面切替ボタン、その他機能ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンが設けられている。
また、柔道用の表示フォーマット69は、図23に示すようになっている。表示フォーマット69の上部には、大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、第1選手の領域と第2選手の領域とに上下方向に区画されている。第1選手の領域には、選手名表示部と、得点表示部及び反則表示部と、負傷表示部が設けられている。第2選手の領域にも、同様に、選手名表示部、得点表示部、反則表示部及び負傷表示部が設けられている。第1選手及び第2選手の領域の右側には、タイマー表示部、第1選手の抑え込み時間表示部、第2選手の抑え込み時間表示部が設けられている。
柔道用の初期設定フォーマット86は、図24に示すようになっている。初期設定フォーマット86の上部には、大会名・種目等欄と対戦選択欄とが設けられている。大会名・種目等欄内に大会名入力ボックスが設けられている。対戦選択欄には、個人戦、団体戦勝敗戦、団体戦勝ち抜き戦の選択ボタンが設けられている。大会名・種目等欄の下方には、第1選手用の選手名欄と第2選手用の選手名欄とが設けられている。各選手名欄には、ファイルを開くボタン、ファイル保存ボタン、新規ファイル作成ボタン、選手名選択部、登録ボタン、削除ボタンが設けられている。さらに、各選手名欄には、団体戦用の団体名入力ボックス、先鋒入力ボックス、次鋒入力ボックス、中堅入力ボックス、副将入力ボックス、大将入力ボックスが設けられている。選手名欄の下方には、表示色欄、ルール欄、表示言語欄、ブザー欄、その他欄、団体戦画面選択欄が設けられている。表示色欄、ルール欄、表示言語欄には、選択ボタンが設けられ、ブザー欄には、コールブザー選択部、エンドブザー選択部及びテストボタンが設けられている。その他欄には、試合時間入力ボックス、抑込一本時間入力ボックス、抑込一本時間(技有後)入力ボックスが設けられている。また、初期設定フォーマット86の下部には、設定データを開くボタン、設定データを保存ボタン、キャンセルボタン、OKボタンが設けられている。
剣道用の入力フォーマット48は、図25に示すようになっている。入力フォーマット48の上部には大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、第1選手の領域と第2選手の領域とに上下方向に区画されている。第1選手の領域には、選手名表示部及び選手選択部と、勝数入力ボックス及び本数入力ボックスと、得点及び反則入力ボックスとが設けられている。第2選手の領域にも、同様に、選手名表示部及び選手選択部と、勝数入力ボックス及び本数入力ボックスと、得点及び反則入力ボックスとが設けられている。第1選手の領域と第2選手の領域との間には、タイマー調整部が設けられている。得点及び反則入力ボックスの右側には、タイマーのスタート/ストップボタンと、リセットボタンとが設けられている。
入力フォーマット48の下部には、コールブザーボタン、試合終了ボタン、団体戦画面操作ボタン、団体戦画面切替ボタン、その他機能ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンが設けられている。
また、剣道用の表示フォーマット70は、図26に示すようになっている。表示フォーマット70の上部には、大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、第1選手の領域と第2選手の領域とに上下方向に区画されている。第1選手の領域には、選手名表示部と、得点及び反則表示部とが設けられている。第2選手の領域にも、選手名表示部と、得点及び反則表示部とが設けられている。
剣道用の初期設定フォーマット87は、図27に示すようになっている。初期設定フォーマット87の上部には、大会名・種目等欄が設けられ、大会名・種目等欄内に大会名入力ボックスが設けられている。大会名・種目等欄の下方には、柔道用と同様な、第1選手用の選手名欄と第2選手用の選手名欄とが設けられている。選手名欄の下方には、競技選択欄、対戦選択欄、表示色欄、ブザー欄、その他欄、団体戦画面選択欄が設けられている。競技選択欄、対戦選択欄、表示色欄には、選択ボタンが設けられ、ブザー欄には、コールブザー選択部、エンドブザー選択部及びテストボタンが設けられている。その他欄には、試合時間入力ボックスが設けられている。また、初期設定フォーマットの下部には、設定データを開くボタン、設定データを保存ボタン、キャンセルボタン、OKボタンが設けられている。
空手用の入力フォーマット49は、図28に示すようになっている。入力フォーマット49の上部には大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、第1選手の領域と第2選手の領域とに左右方向に区画されている。第1選手の領域の上部には、選手名表示部が設けられ、この選手名表示部の下方には、得点入力ボックスが設けられている。第2選手の領域にも、選手名表示部及び得点入力ボックスが設けられている。第1選手の領域と第2選手の領域との境界部分には、タイマー調整部と、団体戦用の入力ボックスとが設けられている。第2選手の領域の右側には、タイマーのスタート/ストップボタンと、リセットボタンとが設けられている。
入力フォーマット49の下部には、コールブザーボタン、試合終了ボタン、試合更新ボタン、団体戦画面切替ボタン、その他機能ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンが設けられている。
また、空手用の表示フォーマット71は、図29に示すようになっている。表示フォーマット71の上部には、大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、第1選手の領域と第2選手の領域とに左右方向に区画されている。第1選手の領域には、選手名表示部と、得点表示部と、合計得点表示部とが設けられている。第2選手の領域にも、同様に、選手名表示部と、得点表示部と、合計得点表示部とが設けられている。
空手用の初期設定フォーマット88は、図30に示すようになっている。初期設定フォーマット88の上部には、大会名・種目等欄が設けられ、大会名・種目等欄内に大会名入力ボックスが設けられている。大会名・種目等欄の下方には、柔道用と同様な、第1選手用の選手名欄と第2選手用の選手名欄とが設けられている。選手名欄の下方には、対戦選択欄、団体戦設定欄、ブザー欄、画面選択欄、その他欄が設けられている。対戦選択欄、団体戦設定欄、画面選択欄には、選択ボタンが設けられ、ブザー欄には、コールブザー選択部、エンドブザー選択部、30秒前ブザー選択部及びテストボタンが設けられている。その他欄には、試合時間入力ボックスが設けられている。また、初期設定フォーマット88の下部には、設定データを開くボタン、設定データを保存ボタン、キャンセルボタン、OKボタンが設けられている。
レスリング用の入力フォーマット50は、図31に示すようになっている。入力フォーマット50の上部には大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、第1選手の領域と第2選手の領域とに左右方向に区画されている。第1選手の領域の上部には、選手名表示部及び選手選択部が設けられ、この選手名選択部の下方には、左端から右側へ向けて順に、コーション入力ボックス、得点入力ボックス、得ピリオド入力ボックスが設けられ、それらの下方に、「Weight Kg」選択部、ウエイトクラス入力ボックスが設けられている。第1選手の領域と第2選手の領域との境界部分には、ピリオド入力ボックスと、タイマー調整部とが設けられている。第2選手の領域には、選手名表示部、選手選択部が設けられている。第2選手用の選手選択部の下方には、右端から左側へ向けて順に、コーション入力ボックス、得点入力ボックス、得ピリオド入力ボックスが設けられ、それらの下方に、「Match No.」選択部、マッチナンバー入力ボックスが設けられている。また、入力フォーマット50の下部には、スタート/ストップボタン、リセットボタン、コールブザーボタン、ピリオド終了ボタン、試合終了ボタン、その他機能ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンが設けられている。
また、レスリング用の表示フォーマット72は、図32に示すようになっている。表示フォーマット72の上部には、大会名表示部が設けられている。大会名表示部よりも下側は、第1選手の領域と第2選手の領域とに左右方向に区画されている。第1選手の領域には、選手名表示部が設けられ、その下方に左端から右側へ向けて順に、コーション表示部、得点表示部、得ピリオド表示部が設けられている。コーション表示部の下方には、ウエイトクラス表示部が設けられている。第2選手の領域には、上記と同様に、選手名表示部、コーション表示部、得点表示部、得ピリオド表示部及びマッチナンバー表示部が設けられている。
レスリング用の初期設定フォーマット89は、図33に示すようになっている。初期設定フォーマット89の上部には、大会名・種目等欄が設けられ、大会名・種目等欄内に大会名入力ボックスが設けられている。大会名・種目等欄の下方には、選手名欄と選手名配色欄とが設けられている。これら選手名欄及び選手名配色欄は、バドミントン用の初期設定フォーマット83のものと同様である。選手名欄の下方には、ブザー欄、画面選択欄、その他欄が設けられている。画面選択欄には、選択ボタンが設けられ、ブザー欄には、コールブザー選択部、エンドブザー選択部及びテストボタンが設けられている。その他欄には、試合時間入力ボックスが設けられている。また、初期設定フォーマットの下部には、設定データを開くボタン、設定データを保存ボタン、キャンセルボタン、OKボタンが設けられている。
また、記憶部21には、トーナメント表の入力フォーマット100(図34に示す)、表示フォーマット101(図35に示す)及び初期設定フォーマット102(図36)が記憶されている。入力フォーマット100及び表示フォーマット101は、一般的なトーナメント表をそのまま表した形態とされている。初期設定フォーマット102の上部には、大会名・種目等欄が設けられ、大会名・種目等欄内に大会名入力ボックスが設けられている。また、初期設定フォーマット102には、ドロー数設定欄、選手・チーム名を入力する複数の入力ボックスが設けられている。これら入力ボックスは、Aブロック〜Dブロックの4つに分かれている。また、入力ボックスの下方には、設定初期化ボタン、文字色ボタン、背景色ボタン、ライン色ボタン、ファイルを開くボタン、ファイル保存ボタン、キャンセルボタン、OKボタンが設けられている。
入力フォーマット100には、対戦者が表示される部分の近傍に、勝敗入力用のチェックボックスが設けられている。各チェックボックスの近傍には、得点入力ボックスが設けられている。入力フォーマット100には、画面表示選択欄が設けられている。
また、記憶部21には、リーグ戦対戦表の入力フォーマット103(図37に示す)、表示フォーマット104(図38に示す)及び初期設定フォーマット105(図39に示す)が記憶されている。入力フォーマット103及び表示フォーマット104は、一般のリーグ戦対戦表をそのまま表した形態とされている。初期設定フォーマット105の上部には、大会名・種目等欄が設けられ、大会名・種目等欄内に大会名入力ボックスが設けられている。また、初期設定フォーマット105には、リーグ戦参加数設定欄、選手・チーム名を入力する複数の入力ボックスが設けられている。また、入力ボックスの下方には、設定初期化ボタン、文字色ボタン、背景色ボタン、表枠色ボタン、ファイルを開くボタン、ファイル保存ボタン、キャンセルボタン、OKボタンが設けられている。
上記制御部20には、キーボード23、マウス24及びタイマーリモコンスイッチ9の操作信号が入力されるようになっている。制御部20は、これらの操作信号により、以下に説明するように動作するよう構成されている。
表示装置1をバスケットボールに用いる場合について説明すると、まず、図40に示すように、チーム毎のファール表示盤110、110、ショットクロック操作盤111、オンボードタイマー112、112を用意する。これらファール表示盤110、110、ショットクロック操作盤111及びオンボードタイマー112、112は、バスケットボールに特有のものである。ファール表示盤110、110は、コート10の周囲に配置され、オンボードタイマー112、112は、ゴール113の上部に設置されるようになっている。ファール表示盤110、110は、信号変換ユニット8に信号線を介して接続されている。この信号変換ユニット8には、オンボードタイマー112、112に信号を送信する無線送信ユニット114が接続されている。つまり、オンボードタイマー112、112と操作コンピュータ2とは、無線接続されている。ショットクロック操作盤111は、信号変換ユニット8に信号線を介して接続されている。尚、ファール表示盤110、110、ショットクロック操作盤111及びオンボードタイマー112、112のうち、1つ又は2つを用意してもよい。
操作コンピュータ2の制御部20は、メニュー画面40のバスケットボールのアイコンがマウス24により選択されてクリックされたことを検出すると、記憶部21からバスケットボール用の入力フォーマット41及び表示フォーマット60〜62を呼び出す。上記メニュー画面40のアイコンが、本発明の選択手段を構成しており、アイコンにより、入力フォーマット41及び表示フォーマット60〜62を関連付けて選択可能となっている。
上記呼び出されたフォーマット41、60〜62をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成する。入力表示部用データは、データ出力部26から操作コンピュータ2の画面25に出力されて表示される一方、表示器用データは、データ出力部26から出力された後、無線機を介して表示器側コンピュータ5、6に送信されて第1及び第2表示器3、4にそれぞれ表示される。
入力者が操作コンピュータ2の画面25に表示された入力フォーマット41(図4に示す)の初期設定ボタンをクリックすると、図6に示す初期設定フォーマット80が読み込まれて該画面25に表示される。初期設定フォーマット80の大会名入力ボックスには、キーボード23により文字や記号等のテキストが入力可能となっている。ロゴ選択ボタンをクリックすると、記憶部21に予め記憶されたロゴが複数表示される。そして、これらロゴの中から所望のロゴを選択可能となっている。ロゴクリアボタンをクリックすると、現在選択しているロゴがクリアされる。チーム名入力ボックスには、テキストが入力可能となっている。チーム名ファイル選択ボタンをクリックすると、記憶部21に予め記憶された複数のチームの選手番号リストが表示される。そして、これらチームの中から所望のチームを選択可能となっている。チーム名ファイル保存ボタンをクリックすると、チーム名入力ボックスに入力されているチームの選手番号リストが記憶部21に保存される。文字色ボタンをクリックすると、カラーパレットが表示され、任意の色を選択し、それをチーム名の文字の色とすることが可能となっている。背景色ボタンをクリックすると、同様にチーム名の文字が表示されている背景の色を変更可能となっている。これにより、チーム名の文字や背景色をチームのイメージカラーや好みの色に設定可能となるとともに、第1チームと第2チームとで色を変えることが可能である。また、No入力ボックス及び選手名入力ボックスには、テキストが入力可能となっており、No入力ボックスには選手のゼッケン番号が入力されるようになっている。
タイマー設定欄の試合時間入力ボックスには、任意の時間を入力できるようになっている。また、「試合時間タイマースタート/ストップボタン表示」のチェックボックスのチェックを外すと、操作コンピュータ2の画面25にスタート/ストップボタンが表示されず、チェックを入れると、スタート/ストップボタンが表示される。「試合時間タイマー1分以下で1/10秒表示」のチェックボックスにチェックを入れると、試合時間が、1分以下になったときに、操作コンピュータ2の画面25と、第1及び第2表示器3、4とに1/10秒単位で時間を表示する。
ブザー欄のコールブザー選択部は、コールブザーの音色を選択できるようになっている。コールブザーとは、入力フォーマット41に設けられているコールブザーボタンを押したときに、スピーカー装置7から出力される音のことである。コールブザーの音色としては、例えば、ブザー高音、ホーン和音、ホーン高音等の様々な音色が選択可能であり、これら音源は記憶部21に記憶されている。このコールブザー選択部で選択した音色の音信号は、テストボタンをクリックすることで、スピーカー装置制御部28からスピーカー装置7に送られ、スピーカー装置7を通して実際に聞くことが可能になっている。ブザー欄のエンドブザー選択部及びショットブザー選択部も、コールブザー選択部と同様に音色を選択できるようになっており、各々で選択した音色をテストボタンによって聞くことが可能である。エンドブザーとは、試合時間タイマーのカウントが0になったときに出力され、また、ショットブザーとは、ショットクロックのカウントが0になったときに出力される。
初期設定フォーマット80の画面選択欄の複数のボタンのうち、画面1のボタンをクリックすると、チームロゴを表示しない第1表示フォーマット60(図5(a)に示す)となり、画面2のボタンをクリックすると、チームロゴを表示する第2表示フォーマット61(図5(b)に示す)となる。画面2のボタンをクリックした場合には、ピリオド毎の得点、個人ファール及び大会名は表示されない。また、画面1のボタンをクリックした場合には、「ピリオド得点結果・個人ファール表示なし」、「ピリオド得点結果表示」、「個人ファール表示」の3つの中から1つを選択できるようになっている。「個人ファール表示」を選択すると、第3表示フォーマット62(図5(c)に示す)に変更される。
初期設定フォーマット80の「対面表示なし」のボタンをクリックすると、第1及び第2表示器3、4には、同じ形態の表示フォーマット60〜62で表示される。「対面表示1」のボタンをクリックすると、図41に示すように、第1表示器3には、画面3aに向かって、第1領域(Aチームの領域)を左側とし第2領域(Bチームの領域)を右側とした表示フォーマットで表示され、第2表示器4には、第1領域を右側とし第2領域を左側とした表示フォーマットで表示される。一方、「対面表示2」のボタンをクリックすると、図示しないが、上記対面表示1のボタンをクリックした場合とは反対に、第1表示器3には、第1領域を右側とし第2領域を左側とした表示フォーマットで表示され、第2表示器4には、第1領域を左側とし第2領域を右側とした表示フォーマットで表示される。すなわち、第1及び第2表示器3、4を、各々の画面3a、4aが向かい合うように競技コート10の周りに配置した場合に、第1チームと第2チームとの競技位置に対応するように、表示器3、4の画面3a、4a上で第1領域と第2領域とを位置付けることが可能になる。
初期設定フォーマット80の試合方式欄のボタンをクリックすることで、クォーター制と前後半制との一方を選択可能となっている。クォーター制を選択すると、ピリオドの内容が、1、2、3、4、5、INT、EXTに切り替わり、また、前後半制を選択すると、ピリオドの内容が、前半、後半、休憩、延長、前延長、後延長に切り替わるようになっている。
その他欄の「指定回数でチームファールを赤色にする」の入力ボックスに例えば4を入力すると、チームファイル回数が4になったときにチームファールを自動的に赤色にする。「ファール表示装置1を使用する」のチェックボックスをチェックすると、ファール表示盤110に各種内容を表示させることができるようになる。「ショットクロックを使用する」のチェックボックスをチェックすると、ショットクロックを使用することができ、「ショットクロックタイマースタート/ストップボタンを表示する」のチェックボックスをチェックすると、入力フォーマットに、ショットクロックタイマースタート/ストップボタンが表示される。このショットクロックの秒数も、任意の値を入力ボックスに入力しておくことができる。「タイマー国際ルール設定」のチェックボックスをチェックすると、試合時間タイマーをストップすると、ショットクロックタイマーもストップするようになる。
また、設定データを保存のボタンをクリックすると、現在の設定内容が記憶部21に記憶され、設定データを開くのボタンをクリックすると、記憶部21に記憶された設定内容を開いて表示する。キャンセルボタンをクリックすると、設定した内容を破棄して入力フォーマット41に戻り、OKボタンをクリックすると、設定した内容で入力フォーマット41に戻る。
入力フォーマット41では、マウス24のポインタを得点入力ボックスに移動させると、ポインタの形状が変わり、得点入力が可能な状態となる。この得点入力が可能な状態で、マウス24を1回左クリックすると、得点入力ボックスに得点が1点加算されて表示され、1回右クリックすると、得点入力ボックスの得点が1点減算されて表示される。つまり、マウス24のクリックボタンにより、得点の加算及び減算が可能となっている。
ファール操作部の赤色表示部をクリックすると赤色となって、ファール表示装置1の赤色灯が点灯し、この点灯状態でもう1回クリックすると、赤色灯が消灯する。ファール操作部のチームファール数入力ボックスと個人ファール数入力ボックスとには、上記得点入力ボックスと同様にしてファール数の入力が可能になっている。個人ファール消灯ボタンをクリックすると、個人ファールが消灯し、個人ファール表示ボタンをクリックすると、個人ファール数が表示される。
タイマー調整部は、現在表示されている時間を増減させて調整するためのものであり、得点入力ボックスと同様にマウス24のクリックボタンで操作可能となっている。ピリオド入力ボックスではピリオドを入力でき、また、ポゼション表示部の三角部分をクリックすると、赤色となる。タイムアウト入力ボックス及びチームファール入力ボックスには、それぞれタイムアウト及びチームファールが得点入力ボックスと同様にマウス24のクリックボタンで入力可能となっている。タイマー操作用のスタートボタン及びリセットボタン、ショットクロック入力ボックスのスタート/ストップボタン及びリセットスタートボタンは、マウスのクリックボタンで操作可能である。ショットクロック入力ボックスのスタート/ストップボタン及びリセットスタートボタンにより、オンボードタイマーが操作されるようになっている。尚、上記ファール数、ポゼション、タイムアウト数等もスポーツ競技に関する情報である。
また、コールブザーボタンをクリックすると、コールブザーの音色信号がスピーカー装置制御部28からスピーカー装置7に送られ、スピーカー装置7から出力される。
コートチェンジボタンをクリックすると、入力フォーマット41の第1領域と第2領域とが左右に入れ替わるとともに、表示フォーマット60〜62の第1領域と第2領域とが左右に入れ替わる。これにより、コートチェンジの際に第1チームと第2チームとの競技位置が入れ替わるのに対応して、第1領域及び第2領域を入れ替え、入れ替えた後の第1領域に第1チームのチーム名や得点等を表示させ、第2領域に第2チームのチーム名や得点等を表示させることができる。また、コートチェンジボタンをクリックすると、ファール表示盤110、110の表示内容もコートチェンジに対応して入れ替わる。
ピリオド終了ボタンをクリックすると、タイムアウト数及びチームファール数がクリアされるとともに、ピリオドが次のピリオドとされる。試合終了ボタンをクリックすると、大会名、チーム名以外の表示内容を全てクリアされる。印刷ボタンをクリックすると、試合結果のデータが印刷出力部30から印刷機(図示せず)へ出力される。試合結果保存ボタンをクリックすると、試合結果をテキスト形式で記憶部21に保存する。記憶部21が本発明の保存手段である。
また、その他機能ボタンをクリックすると、その他機能メニュー画面を表示する。スクリーンセーバー開始ボタンをクリックすると、スクリーンセーバー部29がスクリーンセーバー用の画面を生成して第1及び第2表示器3、4に出力する。終了ボタンをクリックすると、バスケットボールのプログラムを終了して、メニュー画面40に戻る。以上が本表示装置1をバスケットボールに用いる場合である。
次いで、本表示装置1をバレーボールに用いる場合について説明する。この場合、ファール表示盤110、ショットクロック操作盤111及びオンボードタイマー112は不要であるため、外しておく。
操作コンピュータ2の制御部20は、メニュー画面40のバレーボールのアイコンがマウス24によりクリックされたことを検出すると、記憶部21からバレーボール用の入力フォーマット42及び表示フォーマット63を呼び出す。これらフォーマット42、63をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成し、これらが第1及び第2表示器3、4及び操作コンピュータ2の画面25にそれぞれ表示される。
入力者が操作コンピュータ2の画面25に表示された入力フォーマット42の初期設定ボタンをクリックすると、初期設定フォーマット81が読み込まれて該画面25に表示される。初期設定フォーマット81の大会名入力ボックス、ロゴ選択ボタン、ロゴクリアボタン、チーム名入力ボックス、文字色ボタン及び背景色ボタンは、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同じである。
また、ブザー欄のコールブザー選択部及びテストボタンと、画面選択欄の複数のボタンも、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同じである。その他欄のセット得点結果表示のチェックボックスをチェックすると、セット毎の得点結果が表示されるようになる。また、設定データを保存のボタン、設定データを開くのボタン、キャンセルボタン及びOKボタンは、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同じである。
入力フォーマット42では、得点入力ボックスに、バスケットボールと同様にマウス24のクリックボタンを用いて得点の入力が可能となっている。タイムアウト入力ボックス、セット得点結果入力ボックス及びセット入力ボックスにも同様にマウス24のクリックボタンにより値が入力されるようになっている。サーブ権入力ボックスは、サーブ権を有するチームに対応する側の矩形枠をクリックすることで矢印が点灯するようになっている。得セット入力ボックスは、セットを得たチームに対応する側の丸枠をクリックすることで点灯するようになっている。上記得セット、サーブ権もスポーツ競技に関する情報である。
また、コールブザーボタン、コートチェンジボタン、試合終了ボタン、印刷ボタン、試合結果保存ボタン、その他機能ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、終了ボタンは、バスケットボールの入力フォーマット41のものと同じである。セット終了ボタンをクリックすると、タイムアウト数及びチームファール数がクリアされるとともに、セットが次のセットとされる。以上が本表示装置1をバレーボールに用いる場合である。
次いで、本表示装置1をハンドボールに用いる場合について説明する。ハンドボールの場合には、図42に示すように、スタート/ストップスイッチ120、退場タイマー操作盤121及びチーム毎の退場タイマー表示盤122を用意する。これらスタート/ストップスイッチ120、退場タイマー操作盤121、チーム毎の退場タイマー表示盤122は、ハンドボールに特有のものである。退場タイマー表示盤122はコート10の周囲に配置されている。スタート/ストップスイッチ120は、信号変換ユニット8に接続され、退場タイマー操作盤121は、スタート/ストップスイッチ120を介して信号変換ユニット8に接続されている。退場タイマー表示盤122は、退場タイマー操作盤121に信号線を介して接続されている。尚、スタート/ストップスイッチ120、退場タイマー操作盤121及びチーム毎の退場タイマー表示盤122のうち、1つ又は2つを用意してもよい。
操作コンピュータ2の制御部20は、メニュー画面40のハンドボールのアイコンがマウス24によりクリックされたことを検出すると、記憶部21からハンドボール用の入力フォーマット43及び表示フォーマット65を呼び出す。これらフォーマット43、65をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成し、これらが第1及び第2表示器3、4及び操作コンピュータ2の画面25にそれぞれ表示される。
入力者が操作コンピュータ2の画面25に表示された入力フォーマット43の初期設定ボタンをクリックすると、初期設定フォーマット82が読み込まれて該画面25に表示される。初期設定フォーマット82の大会名入力ボックス、文字色ボタン及び背景色ボタンは、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同じである。
チーム名欄のチーム名入力ボックスには、チーム名を入力可能になっている。ファイルを保存ボタンをクリックすると、チーム名入力ボックスに入力されたチーム名が記憶部21に保存される。ファイルを開くボタンをクリックすると、記憶部21に保存されているチーム名が表示される。新規ファイル作成ボタンをクリックすると、チーム名を保存しておくためのファイルが新規に作成される。登録ボタンをクリックすると、チーム名入力ボックスに入力されたチーム名が選択された状態となり、削除ボタンをクリックすると、チーム名入力ボックスに入力されたチーム名が削除される。
また、ブザー欄のコールブザー選択部、エンドブザー選択部及びテストボタンと、画面選択欄の複数のボタンも、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同じである。
その他欄の試合時間入力ボックスには、任意の時間を入力でき、試合時間タイマースタート/ストップボタン表示のチェックボックスのチェックを外すと、操作コンピュータ2の画面25にスタート/ストップボタンが表示されず、チェックを入れると、スタート/ストップボタンが表示される。また、設定データを保存のボタン、設定データを開くのボタン、キャンセルボタン及びOKボタンは、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同じである。
入力フォーマット43では、チーム名選択部によってチーム名を選択することが可能になっている。得点入力ボックス及びタイムアウト入力ボックスへの入力や、タイマー調整部及びピリオド入力ボックスの操作も、バスケットボールの入力フォーマット41と同様にマウス24のクリックボタンを用いて行うようになっている。コールブザーボタン、コートチェンジボタン、試合終了ボタン、印刷ボタン、その他機能ボタン、試合結果保存ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンの機能もバスケットボールの入力フォーマット41のものと同じである。以上が本表示装置1をハンドボールに用いる場合である。
次いで、本表示装置1をバドミントンに用いる場合について説明する。
操作コンピュータ2の制御部20は、メニュー画面40のバドミントンのアイコンがマウス24によりクリックされたことを検出すると、記憶部21からバドミントン用の入力フォーマット44及び表示フォーマット66を呼び出す。これらフォーマット44、66をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成し、これらが第1及び第2表示器3、4及び操作コンピュータ2の画面25にそれぞれ表示される。
入力者が操作コンピュータ2の画面25に表示された入力フォーマット44の初期設定ボタンをクリックすると、初期設定フォーマット83が読み込まれて該画面25に表示される。初期設定フォーマット83の大会名入力ボックスは、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同じである。また、選手名欄及び選手名配色欄の各ボタンや入力ボックスは、ハンドボールの初期設定フォーマット82のチーム名欄及びチーム名配色欄の各ボタンや入力ボックスと同様である。
また、ブザー欄のコールブザー選択部及びテストボタンと、画面選択欄の複数のボタンも、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同じである。その他欄のゲーム得点結果表示のチェックボックスのチェックを入れると、ゲーム毎の得点結果を表示する。また、設定データを保存のボタン、設定データを開くのボタン、キャンセルボタン及びOKボタンは、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同じである。
入力フォーマット44では、選手名選択部によって選手名を選択することが可能になっている。得点入力ボックス及びゲーム入力ボックスへの入力や、サーブ権入力ボックス、得セット入力ボックス、セット得点結果入力ボックスへの入力は、バレーボールの入力フォーマット42のものと同じである。セッティング入力ボックスをクリックすると、セッティングが点灯し、この点灯状態でもう1回クリックすると消灯する。コールブザーボタン、コートチェンジボタン、試合終了ボタン、印刷ボタン、その他機能ボタン、試合結果保存ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンの機能もバスケットボールの入力フォーマット41のものと同じである。ゲーム終了ボタンをクリックすると、サーブ権をクリアしてゲームが次のゲームになるとともに、得点結果を表示して、得点の多いチームの得ゲーム入力ボックスが点灯する。以上が本表示装置1をバドミントンに用いる場合である。
次いで、本表示装置1を卓球に用いる場合について説明する。
操作コンピュータ2の制御部20は、メニュー画面40の卓球のアイコンがマウス24によりクリックされたことを検出すると、記憶部21から卓球用の入力フォーマット45及び表示フォーマット67を呼び出す。これらフォーマット45、67をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成し、これらが第1及び第2表示器3、4及び操作コンピュータ2の画面25にそれぞれ表示される。
入力者が操作コンピュータ2の画面25に表示された入力フォーマット45の初期設定ボタンをクリックすると、初期設定フォーマット84が読み込まれて該画面25に表示される。初期設定フォーマット84の各入力ボックスやボタン等はバドミントンの初期設定フォーマット83と同様である。
入力フォーマットにおいても、卓球にセッティング入力ボックスが無いだけで、この点を除いて、バレーボールの入力フォーマット42と同様である。以上が本表示装置1を卓球に用いる場合である。
次いで、本表示装置1をテニスに用いる場合について説明する。
操作コンピュータ2の制御部20は、メニュー画面40のテニスのアイコンがマウス24によりクリックされたことを検出すると、記憶部21からテニス用の入力フォーマット46及び表示フォーマット68を呼び出す。これらフォーマット46、68をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成し、これらが第1及び第2表示器3、4及び操作コンピュータ2の画面25にそれぞれ表示される。
入力者が操作コンピュータ2の画面25に表示された入力フォーマット46の初期設定ボタンをクリックすると、初期設定フォーマット85が読み込まれて該画面25に表示される。初期設定フォーマット85の大会名入力ボックス及び背景色ボタンは、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同様である。選手名入力ボックスには、選手名が入力されるようになっている。ブザー欄のコールブザー選択部、テストボタン、設定データを保存のボタン、設定データを開くのボタン、キャンセルボタン及びOKボタンは、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同様である。
入力フォーマット46では、サーブ権入力ボックス、ゲーム数入力ボックス、ポイント入力ボックス、得セット入力ボックスには、バスケットボールやバレーボールの入力フォーマット41、42のものと同様に、マウス24のクリックボタンにより入力可能となっている。コールブザーボタン、試合終了ボタン、セット終了ボタン、印刷ボタン、その他機能ボタン、試合結果保存ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンは、上述した各競技用のものと同様である。タイブレーク設定ボタンをクリックすると、ポイントをタイブレーク用の設定にする。以上が本表示装置1をテニスに用いる場合である。
次いで、本表示装置1を柔道に用いる場合について説明する。
操作コンピュータ2の制御部21は、メニュー画面40の柔道のアイコンがマウス24によりクリックされたことを検出すると、記憶部21から柔道用の入力フォーマット47及び表示フォーマット69を呼び出す。これらフォーマット47、69をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成し、これらが第1及び第2表示器3、4及び操作コンピュータ2の画面25にそれぞれ表示される。
入力者が操作コンピュータ2の画面25に表示された入力フォーマット47の初期設定ボタンをクリックすると、初期設定フォーマット86が読み込まれて該画面25に表示される。初期設定フォーマット86の大会名入力ボックス、選手名欄の各ボタン及び入力ボックスは、卓球の初期設定フォーマット84のものと同様である。対戦選択欄では、個人戦、団体戦勝敗戦、団体戦勝ち抜き戦のうちから、1つを選択できるようになっている。団体戦用の団体名入力ボックス、先鋒入力ボックス、次鋒入力ボックス、中堅入力ボックス、副将入力ボックス、大将入力ボックスには、選手名を入力することが可能になっている。表示色欄、ルール欄、表示言語欄の各選択ボタンにより、表示色、ルール、表示言語を選択できるようになっている。ブザー欄の各選択部及びボタンは、上記球技の初期設定フォーマット80〜85のものと同じである。ブザー欄のエンドブザー選択部で選択された音色の音信号は、試合時間のタイマーが0になったときと、抑え込み時間を計測するタイマーが0になったときに出力される。
その他欄では、試合時間、抑込一本時間、抑込一本時間技有後の各時間の設定が可能になっている。試合時間タイマースタート/ストップボタン表示のチェックボックスのチェックを入れると、スタート/ストップボタンが表示される。ポイントと反則ポイントの連動機能ありのチェックボックスにチェックを入れると、反則の入力により自動的に相手にポイントが入るように設定される。選手名拡大表示のチェックボックスにチェックを入れると、選手名の頭から3文字のみを拡大して表示させる。画面選択欄のボタン、設定データを保存のボタン、設定データを開くのボタン、キャンセルボタン及びOKボタンは、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同様である。
入力フォーマット47の選手選択部では、選手の選択が可能となっており、得点入力ボックスは、マウス24のクリックボタンの操作により得点の入力が可能になっている。反則入力ボックス及び負傷入力ボックスは、左クリックすると点灯し、右クリックすると消灯するようになっている。タイマー調整部及び抑え込み時間調整部は、上記した球技の入力フォーマット41〜46のものと同様である。各スタート/ストップボタン及び各リセットボタンを操作することで、試合時間タイマーと、抑え込みタイマーとを独立して操作することができるようになっている。コールブザーボタン、試合終了ボタン、その他機能ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンは、上述した各競技用のものと同様である。
団体戦画面操作ボタンをクリックすると、初期設定フォーマット86の入力結果に基づいて、入力フォーマット47が図43に示す団体戦の勝敗戦用入力フォーマット47aと、図44に示す団体戦の勝ち抜き用入力フォーマット47bとの一方に切り替わる。勝敗戦用入力フォーマット47aでは、引き分け、一本勝、技有勝等を選択して入力できるようになっている。勝ち抜き用入力フォーマット47bでは、対戦結果と、対戦する選手の選択とが可能になっている。これら勝敗用及び勝ち抜き用入力フォーマット47a、47bの対戦初期化ボタンをクリックすると、入力した勝敗がクリアされる。キャンセルボタンをクリックすると、勝敗結果を更新せずにフォーマット47a、47bが閉じられ、OKボタンをクリックすると、勝敗結果を更新してフォーマット47a、47bが閉じられる。これら勝敗結果は、図45、図46にそれぞれ示すような団体戦用の表示フォーマット69a、69bで両表示器3、4に表示される。以上が本表示装置1を柔道に用いる場合である。
次いで、本表示装置1を剣道に用いる場合について説明する。
操作コンピュータ2の制御部20は、メニュー画面40の剣道のアイコンがマウス24によりクリックされたことを検出すると、記憶部21から剣道用の入力フォーマット48及び表示フォーマット70を呼び出す。これらフォーマット48、70をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成し、これらが第1及び第2表示器3、4及び操作コンピュータ2の画面25にそれぞれ表示される。
入力者が操作コンピュータ2の画面25に表示された入力フォーマット48の初期設定ボタンをクリックすると、初期設定フォーマット87が読み込まれて該画面25に表示される。初期設定フォーマット87の大会名入力ボックス、選手名欄の各ボタン及び入力ボックス、対戦選択欄は、柔道の初期設定フォーマット86のものと同様である。表示色欄、競技選択欄の各選択ボタンにより、表示色、競技種別をそれぞれ選択できるようになっている。ブザー欄の各選択部及びボタンは、上記球技の初期設定フォーマット80〜85のものと同じである。
その他欄では、試合時間の設定が可能になっている。試合時間を表示のチェックボックスにチェックを入れると、表示フォーマット70に試合時間の表示部が組み込まれる。試合時間タイマースタート/ストップボタン表示のチェックボックスのチェックを入れると、スタート/ストップボタンが表示される。画面選択欄のボタン、設定データを保存のボタン、設定データを開くのボタン、キャンセルボタン及びOKボタンは、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同様である。
入力フォーマット48の選手選択部では、選手の選択が可能となっており、勝数入力ボックス及び本数入力ボックスは、マウス24のクリックボタンの操作により入力が可能になっている。得点及び反則入力ボックスは、左クリックすると点灯し、右クリックすると消灯するようになっている。タイマー調整部は、上記した球技の入力フォーマット41〜46のものと同様である。スタート/ストップボタン及びリセットボタンを操作することで、試合時間タイマーを操作することができるようになっている。コールブザーボタン、試合終了ボタン、その他機能ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンは、上述した各競技用のものと同様である。また、団体戦画面操作ボタン及び団体戦画面切替ボタンは、上記柔道の入力フォーマット47のものと同様であり、団体戦の勝敗戦用入力フォーマットと、団体戦の勝ち抜き用入力フォーマットと一方が表示されるようになっている。以上が本表示装置1を剣道に用いる場合である。
次いで、本表示装置1を空手に用いる場合について説明する。
操作コンピュータ2の制御部20は、メニュー画面40の空手のアイコンがマウス24によりクリックされたことを検出すると、記憶部21から空手用の入力フォーマット49及び表示フォーマット71を呼び出す。これらフォーマット49、71をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成し、これらが第1及び第2表示器3、4及び操作コンピュータ2の画面25にそれぞれ表示される。
入力者が操作コンピュータ2の画面25に表示された入力フォーマット49の初期設定ボタンをクリックすると、初期設定フォーマット88が読み込まれて該画面25に表示される。初期設定フォーマット88の大会名入力ボックス、選手名欄の各ボタン及び入力ボックスは、柔道の初期設定フォーマット86のものと同様である。対戦選択欄では、個人戦と団体戦の選択ができ、このうち団体戦を選択した場合には、団体戦設定欄で、人数の選択ができるようになっている。30秒前ブザー選択部で選択された音色の信号は、試合時間が試合終了の30秒前になったときにスピーカー装置7から出力されるようになっている。画面選択欄及びその他欄は、柔道の初期設定フォーマット86と同様である。設定データを保存のボタン、設定データを開くのボタン、キャンセルボタン及びOKボタンは、バスケットボールの初期設定フォーマット80のものと同様である。
入力フォーマット49の選手選択部では、選手の選択が可能となっており、得点入力ボックス及び反則入力ボックスは、マウス24のクリックボタンの操作により入力が可能になっている。団体戦用の入力ボックスでは、先鋒ボタン、次鋒ボタン、中堅ボタン、副将ボタン、大将ボタンがあり、対戦するボタンをクリックすると、初期設定フォーマット88で入力した選手名が選手名表示部に表示される。これらボタンの左右両側の勝敗表示ボタンのうち、勝者側のボタンをクリックすると点灯する。勝敗表示ボタンの側方の対戦結果表示部には、得点が自動表示されるようになっている。スタート/ストップボタン及びリセットボタンを操作することで、試合時間タイマーを操作することができるようになっている。コールブザーボタン、試合終了ボタン、その他機能ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンは、上述した各競技用のものと同様である。また、団体戦画面切替ボタンは、上記柔道の入力フォーマット47のものと同様である。団体戦が選択されている場合に試合更新ボタンをクリックすると、団体戦の結果が団体戦の入力ボックスに自動入力されて、次の対戦選手が表示されるようになっている。以上が本表示装置1を空手に用いる場合である。
次いで、本表示装置1をレスリングに用いる場合について説明する。
操作コンピュータ2の制御部20は、メニュー画面40のレスリングのアイコンがマウス24によりクリックされたことを検出すると、記憶部21からレスリング用の入力フォーマット50及び表示フォーマット72を呼び出す。これらフォーマット50、72をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成し、これらが第1及び第2表示器3、4及び操作コンピュータ2の画面25にそれぞれ表示される。
入力者が操作コンピュータ2の画面25に表示された入力フォーマット50の初期設定ボタンをクリックすると、初期設定フォーマット89が読み込まれて該画面25に表示される。このレスリングの初期設定フォーマット89は、卓球の初期設定フォーマット84のものと同様である。
入力フォーマット50の選手選択部では、選手の選択が可能となっており、得点入力ボックスにはマウス24のクリックボタンの操作により入力される。コーション入力ボックス及び得ピリオド入力ボックスは、クリックすることで点灯するようになっている。「Weight Kg」選択部をクリックすると、「Weight Kg」が表示されるとともに、ウエイトクラス入力ボックスに入力したウエイトクラスが表示される。「Match No.」選択部をクリックすると、「Match No.」が表示されるとともに、マッチナンバー入力ボックスに入力したマッチナンバーが表示される。タイマー調整部、スタート/ストップボタン及びリセットボタンは、上記柔道の入力フォーマット47のものと同様である。コールブザーボタン、ピリオド終了ボタン、試合終了ボタン、スクリーンセーバー開始ボタン、初期設定ボタン、終了ボタンは、上記各競技用のものと同様である。以上が本表示装置1をレスリングに用いる場合である。
次に、上記各入力フォーマット41〜50のその他機能ボタン及びメニュー画面40のその他機能ボタンをクリックした場合について説明する。
その他機能ボタンをクリックすると、その他機能メニュー画面125(図47に示す)が操作コンピュータ2の画面25にのみ表示されるようになっている。すなわち、その他機能メニュー画面125のトーナメント表ボタンをクリックすると、記憶部21からトーナメント表の入力フォーマット100及び表示フォーマット101が呼び出される。これらフォーマット100、101をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成し、これらが操作コンピュータ2の画面25にのみ表示される。
入力者が操作コンピュータ2の画面25に表示された入力フォーマット100の初期設定ボタンをクリックすると、トーナメント表の初期設定フォーマット102が読み込まれて該画面25に表示される。この初期設定フォーマット102の各入力ボックスにチーム名や選手名、ブロック名を入力できるようになっている。また、ドロー数設定欄では、ドロー数を選択できるようになっている。尚、ドロー数は、任意の数に設定できるようにしてもよい。
文字色ボタンをクリックすることでカラーパレットにより文字色を設定できる。また、背景色ボタンをクリックすると背景色を設定でき、ライン色ボタンをクリックするとトーナメントの勝ち上がりラインの色を設定できるようになっている。つまり、トーナメント表を構成する各部分の色を個別にかつ自由に設定できるようになっている。ファイルを開くボタンをクリックすると、過去に作成して記憶部21に記憶させておいたファイルから選手名やブロック名等を読み込んで表示する。ファイル保存ボタンをクリックすると、入力した選手名やブロック名等を記憶部21に記憶させる。設定初期化ボタンをクリックすると、入力した選手名やブロック名や記憶部21から読み込んだ選手名やブロック名がクリアされる。
入力フォーマット100は、対戦の勝敗をチェックボックスへのチェックにより入力可能になっている。チェックボックスをチェックした方に勝ち上がりラインが引かれるようになっている。また、得点入力ボックスには得点等を入力できるようになっており、勝敗とともにその得点結果も同時に表示可能となっている。画面表示選択欄の各ボタンによって、ブロックを選択し、その選択したブロックのトーナメント表を表示できるようになっている。尚、ブロックの数は、4つに限られるものではなく、任意に設定することができる。
その他機能メニュー画面125のリーグ対戦表ボタンをクリックすると、記憶部21からリーグ戦対戦表の入力フォーマット103及び表示フォーマット104が呼び出される。これらフォーマット103、104をデータ生成部27が読み込み、入力表示部用データと、表示器用データとを生成し、これらが第1及び第2表示器3、4及び操作コンピュータ2の画面25にそれぞれ表示される。初期設定フォーマット105及び入力フォーマット103には、上記トーナメント表のものと同様に選手名や得点等が入力可能となっている。
その他機能メニュー画面125のインフォメーションボタンをクリックすると、記憶部21に記憶されている動画ファイルや画像ファイルを読み出して再生し、表示器3、4に映し出すことができるようになっている。すなわち、記憶部21には、bmp形式やJPEG形式等で、動画ファイルや画像ファイルが記憶できるようになっている。これらファイルとしては、例えば、競技大会にスポンサーがある場合にはスポンサーの動画広告や静止画広告が挙げられる。また、上記ファイルは、例えば、競技のスケジュール、選手やチームのプロフィール、競技会場の紹介、過去の競技場面等であってもよい。また、記憶部21に記憶可能なファイル形式は、bmp形式やJPEG形式に限られるものではなく、その他様々な形式のファイルが登録可能となっており、これらファイルの再生ソフトも記憶部に21に予め記憶されている。
上記インフォメーションボタンをクリックすると、図48に示すようなインフォメーション制御用フォーマット130が、操作コンピュータ2の画面25にのみ表示される。インフォメーション制御用のフォーマット130のファイル選択欄で、記憶部21のドライブ、フォルダを階層的に指定していき、目的の動画ファイルや画像ファイルを選択できるようになっている。ここで選択したファイルは、「リストに登録」ボタンをクリックすることで、登録リストに登録される。また、「リストから削除」ボタンをクリックすると、登録リストからファイルが削除される。登録リストのファイルは、テスト再生ボタンをクリックすると、該テスト再生ボタンの上方に設けられたテスト再生画面でテスト再生される。再生終了ボタンをクリックすると再生が終了する。上記ファイルとしては、動画や静止画ファイル以外にも、テキストファイル等であってもよい。
インフォメーション制御用のフォーマット130のその他欄には、登録リストのファイルを連続再生するチェックボックスが設けられている。登録リストに複数のファイルが登録されている場合に、このチェックボックスをチェックすると、登録リストのファイルが順番に連続して再生される。また、その他欄では、登録リストに登録しているファイルの再生時間も入力できるようになっている。再生を開始してから再生時間が経過すると、再生を自動終了する。
インフォメーション制御用のフォーマット130の下部には、プラズマ再生ボタンが設けられている。このボタンをクリックすると、登録リストのファイルが再生されて表示器3、4に映し出される。上記動画ファイルや画像ファイルは、例えば、試合の休憩中や試合開始前後に、表示器3、4に映し出すことができる。再生終了ボタンをクリックすると再生が終了し、また、戻るボタンをクリックすると、その他機能メニュー画面125に戻るようになっている。その他機能メニュー画面125の終了ボタンをクリックすると、その他機能メニュー画面125が閉じられて、図3に示すメニュー画面40に戻る。
以上説明したように、この実施形態に係る表示装置1によれば、スポーツ競技に関する情報を入力する入力者用の操作コンピュータ2の画面25に表示するための入力表示部用データと、競技者や観客用の表示器3、4に表示するための表示器用データとを異なるフォーマット41〜50、60〜72で別々に生成するようにしている。これにより、操作コンピュータ2の画面25には入力者が確認し易くかつ入力し易いように情報をレイアウトでき、表示器3、4には競技者等が見やすく情報をレイアウトすることができるので、表示装置1の有用性をより一層高めることができる。
また、複数種のスポーツ競技毎に設定された複数の表示フォーマット60〜72の中から、実施するスポーツ競技に対応した表示フォーマット60〜72を選択し、この表示フォーマット60〜72に基づいて表示器3、4に情報を表示することができる。これにより、観客等からの情報の見やすさを良好にしながら表示装置1の汎用性を向上でき、表示装置1の有用性をより一層高めることができる。
また、複数種のスポーツ競技毎に設定された複数の入力フォーマット41〜50の中から、実施するスポーツ競技に対応した入力フォーマット41〜50を選択し、この入力フォーマット41〜50に基づいて操作コンピュータ2の画面25に情報を表示することができる。これにより、入力者による情報の入力し易さを確保しながら表示装置1の汎用性を向上でき、表示装置1の有用性をより一層高めることができる。
また、複数種のスポーツ競技毎に異なったアイコンを有するメニュー画面40を操作コンピュータ2の画面25に表示させることができる。そして、アイコンに対応するスポーツ競技の表示フォーマット60〜72と入力フォーマット41〜50とを関連づけたので、入力者は表示フォーマット60〜72及び入力フォーマット41〜50を簡単に選択することができ、操作性を良好にすることができる
また、表示装置1をバスケットボールに用いる場合には、ショットクロック操作盤111等の付加操作器を操作コンピュータ2にを接続することができる。また、ハンドボールに用いる場合には、連動スタート/ストップスイッチ120等の付加操作器を操作コンピュータ2にを接続することができる。このように、スポーツ競技に応じて付加操作器を接続することができるので、表示装置1の汎用性を向上できる。
また、表示装置1をバスケットボールに用いる場合には、ファール表示盤110等の付加表示器を操作コンピュータ2に接続することができる。また、ハンドボールに用いる場合には、退場タイマー表示盤121等の付加表示器を操作コンピュータ2にを接続することができる。このように、スポーツ競技に応じて付加表示器を接続することができる。
また、トーナメント表やリーグ戦対戦表を表示器3、4に表示できる。これにより、得点や試合の経過時間以外にも、競技者の対戦結果を観客等に分かり易く知らせることができる。
また、表示器3、4において、第1競技者(第1チームや第1選手)と第2競技者(第2チームや第2選手)との競技位置に対応して区画された第1領域と第2領域とに、第1競技者に関する情報と第2競技者に関する情報とをそれぞれ表示できる。これにより、第1競技者に関する情報と第2競技者に関する情報とを両競技者の競技位置に対応させることができ、入力者は情報を入力する側を直感的に把握できるので、操作性を良好にできる。
また、コートチェンジ等が行われて第1競技者と第2競技者との競技位置が入れ替わった場合に、これに対応するように、フォーマット41〜50、60〜72の第1領域と第2領域とを入れ替えて表示器3、4に情報を表示することができる。
また、競技中に、エンドブザーやコールブザーとしてスピーカー装置7を鳴らすことができるので、表示装置1の利便性を向上させることができる。
また、操作コンピュータ2及び表示器側コンピュータ5、6に無停電電源装置を接続したので、競技中に停電しても、それまでに入力された情報が消失することはなく、競技を続行することができる。尚、停電の際、表示器3、4の電源は切れることになるが、表示器3、4は、表示機能だけを持たせているため、停電復旧後に問題無く競技を続行することができる。
また、入力側機器としての操作コンピュータ2と、表示器側機器としての表示器側コンピュータ5、6とを無線接続するようにしたので、表示器3、4と、入力者との距離が離れている場合に、接続用のケーブルを設置することなく両コンピュータ2と5、6を接続することができ、設置時の手間を省くことができる。尚、操作コンピュータ2と、表示器側コンピュータ5、6とは、ケーブルによる有線接続としてもよく、この場合、構内通信網(LAN)に接続するようにしてもよい。
また、操作コンピュータ2にスクリーンセーバー部29を設けたので、表示器3、4の表示画面3a、4aの焼き付きを防止でき、長寿命化を図ることができる。
また、スポーツ競技の結果を保存したり、印刷することができるので、表示装置1の利便性をより一層向上させることができる。
また、操作コンピュータ2には、CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体のデータを読み取るデータ読み取り部22を設けているので、例えば、競技のルールが改正されて表示器3、4に表示する項目が増減した場合には、記憶媒体によって供給される修正プログラムを操作コンピュータ2に導入することができる。これにより、表示装置1のハード部分を更新することなく、ソフト部分のみの更新により、ルール改正等に容易にかつ安価に対応することができる。
尚、本実施形態では、表示器が2台である場合について説明したが、表示器の数は、1台であってもよいし、3台以上であってもよい。
また、操作コンピュータ2にテレビ放送を受信する受信機を設けてもよい。これにより、競技以外の時間に表示器3、4にテレビ放送を映し出すことができる。また、表示器3、4に同様の受信機を設けてもよい。
また、上記表示装置1は、上記したスポーツ競技以外で用いることもできる。