JP2008043069A - 電気車制御装置 - Google Patents

電気車制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008043069A
JP2008043069A JP2006214816A JP2006214816A JP2008043069A JP 2008043069 A JP2008043069 A JP 2008043069A JP 2006214816 A JP2006214816 A JP 2006214816A JP 2006214816 A JP2006214816 A JP 2006214816A JP 2008043069 A JP2008043069 A JP 2008043069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
voltage
frequency
electric vehicle
failure determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006214816A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4921883B2 (ja
Inventor
Shoji Onda
昇治 恩田
Yosuke Nakazawa
洋介 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006214816A priority Critical patent/JP4921883B2/ja
Publication of JP2008043069A publication Critical patent/JP2008043069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4921883B2 publication Critical patent/JP4921883B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 電動機の故障ならびに制御装置自体の故障を確実に判定し、装置の信頼性を上げるために有利な電気車制御装置を提供する。
【解決手段】インバータ10は電力を直流から交流に変換する。永久磁石同期電動機12はインバータ10から供給される交流電力により駆動される。電圧センサ36は永久磁石同期電動機12の電動機電圧Vuを検出する。故障判定手段23は電動機電圧Vuを元に電動機12に関する故障判定を行う。例えば故障判定手段は、電圧センサ36にて検出された電動機電圧Vuから電気車速度Vmotを演算し、制御装置外部から得られた電気車速度V_MONと前記演算した電気車速度Vmotとの差が、基準速度差より大きい場合、故障判定信号を出力する。
【選択図】 図1A

Description

本発明は、永久磁石同期電動機をセンサレスでインバータにより駆動する装置に関し、特に装置内部で発生した故障を判定する技術に関する。
永久磁石同期電動機の出力トルクを制御する場合、電動機回転子位置に基づいて電流を流し込むために回転子位置センサを取り付ける必要があった。しかしながら、回転子位置センサは比較的体積が大きいために配置上の制約があること、センサ出力を制御装置まで伝送するための制御伝送線の引き回しの煩わしさがあること、更に断線などの故障要因の増加があること、などの問題点がある。
これに対して、永久磁石同期電動機では、永久磁石磁束に起因して回転中に発生する電動機逆起電圧を検出することで間接的に回転子位置を知ることができ、それに基づいて高速高精度なトルク制御を行う、いわゆるセンサレスベクトル制御が既に実用に供され始めている。
センサレスベクトル制御においては、電動機に印加したインバータ電圧指令と、電動機に流れた電流検出値とから電動機逆起電圧を推定演算するのが一般的である。しかしながら、インバータ動作開始前には、電動機の回転子位置を知ることが出来ず、特に電動機が高速に回転して逆起電圧振幅が高いときには、インバータ再起動時に、電流制御不安定による、望まざるトルク発生や、最悪の場合には過電流保護動作により、再起動できなくなる場合もあった。
このため特許文献1では、インバータが非動作時に電動機逆起電圧を検出することが出来る電圧センサを取付け、電圧センサの検出値をもとに回転子位置、回転周波数を推定した結果に基づいてインバータを再起動することで、スムーズな再起動を行う方法について記載している。
特開2005−65410号公報
上記特許文献1では、電圧センサの故障が何ら想定されていない。電圧センサが故障すると、スムーズなインバータの再起動が困難となる。また、電車(以下電気車と記載する)に使用されている電動機を制御する従来の電気車制御装置では、電動機の故障ならびに制御装置自体の故障を確実に判定することが困難である。
従って本発明は、電動機の故障ならびに制御装置自体の故障を確実に判定し、装置の信頼性を上げるために有利な電気車制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、永久磁石同期電動機を駆動制御する装置において、電動機の端子電圧を検出する電圧センサから得た情報を元に電動機に関する故障判定を行う。
すなわち本発明による電気車制御装置は、電力を直流から交流に変換するインバータと、前記インバータから供給される交流電力により駆動される永久磁石同期電動機と、前記永久磁石同期電動機の電動機電圧を検出する電圧センサと、前記電動機電圧を元に前記電動機の故障判定を行う故障判定手段を備える。
電動機の故障ならびに制御装置自体の故障を確実に判定し、装置の信頼性を上げるために有利な電気車制御装置を提供することでき、よって電動機過温度といった故障が発生する前に、早期に保護停止させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[第1実施例]
本発明による電気車制御装置100の第1実施例の構成を図1Aの制御ブロック図を用いて説明する。
図1Aにおいて、点線部20が制御ブロック全体を示す。制御ブロック20において、21はトルクパターン生成部、23は故障判定手段、24はAND論理ゲート、26はベクトル制御部、28はゲートスタート・ストップ制御部、29はPWMゲートパルス生成ゲートロジック部、37は電動機速度演算部である。また、9はフィルタコンデンサ、10はインバータ、30は電流センサ、11は開放接触器、36は電圧センサ、12は永久磁石同期電動機である。次に、本実施例による作用について説明する。
(作用)
トルクパターン生成部21は、運転指令、応荷重指令、ブレーキ力指令を入力として、トルク指令TrqRefを出力する。運転指令はハイまたはローの信号で、操縦レバーがニュートラルポジションのときロー、他のポジションのときハイの信号である。応荷重指令は乗客の総重量の増加に応じて大きくなる値であって、電気車制御装置外部のセンサにより算出された値である。
ベクトル制御部26は、トルク指令TrqRef、電流センサ30により検出した電動機電流Iu、Iw、およびフィルタコンデンサ電圧EFCを入力としてインバータ10の3相電圧指令VuRef、VvRef、VwRefを出力する。PWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29は、ベクトル制御部26から出力される3相電圧指令VuRef、VvRef、VwRef、およびゲートスタート・ストップ制御部28から出力されるゲートスタート・ストップ信号GSTを入力とし、ゲートスタート・ストップ信号GSTの有無によりGST=“H(ハイレベル信号)”の時は3相電圧指令をパルス幅変調(Pulse Width Modulation)により変調し、インバータ10へ3相ゲート信号VuINV、VvINV、VwINVを出力する。また、GST=“L(ローレベル信号)”の時はゲートストップとして3相ゲート信号VuINV、VvINV、VwINVを出力せず、インバータ10をオフする。
インバータ10は、入力された直流電力を、3相電圧指令VuRef、VvRef、VwRefに基づいて、パルス幅制御された可変電圧・可変周波数の3相の交流電圧Vu、Vv、Vwに変換する。この交流電圧は、通常は閉じている開放用接触器11を通して、永久磁石同期電動機12の固定子巻線に印加されて回転磁界を発生させる。
電動機速度演算部37は、開放用接触器11と永久磁石同期電動機12とに接続された電圧センサ36からのUV間電圧信号Vuvを入力として電動機速度Vmotを出力する。電動機速度演算部37は、図1Bに示すような電圧センサ36からのUV間電圧信号Vuvのゼロクロスタイミングt1、t2、t3…を検出してUV間電圧信号Vuvの半周期T/2を求め、該半周期から信号Vuvの周波数ωmotを電動機回転周波数として次式のように演算する。
ωmot=1/T
電動機速度演算部37は、周波数ωmotから次式のように電動機速度Vmotを求める。
Vmot=ωmot×α
ここでαは、車輪径、駆動系のギヤ比等から決まる一定値である。
故障判定手段23は、モニタ装置やATC装置、ATO装置(図示しない)などの電気車制御装置の外部にある装置から伝送線42により伝送される車輌速度V_MONおよび電動機速度演算部の出力である電動機速度Vmotから故障を判定する。車輌速度V_MONは、実際の車輌速度を示し、例えば運転室の速度計に表示される速度である。
故障判定手段23は、車輌速度V_MONと電動機速度Vmotを比較し、
|V_MON−Vmot|>基準速度差
である場合、故障と判定し、AND論理ゲート24へ“L”を出力する。
|V_MON−Vmot|≦基準速度差
である場合、正常と判定し、AND論理ゲート24へ“H”を出力する。
運転指令信号は、運転指令ありの場合に例えば“H”、なしの場合に“L”としてAND論理ゲート24へ入力される。AND論理ゲート24は、運転指令信号と故障判定手段の判定出力を入力し、運転指令あり(“H”)、かつ故障判定手段の出力が正常(“H”)の時のみ、例えば“H”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力し、運転指令あり(“H”)でも故障判定手段の出力が故障(“L”)の時は、“L”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力する。
ゲートスタート・ストップ制御部28には、AND論理ゲート24の出力信号及び電動機過電流検知信号などの他の警告信号が入力されている。ゲートスタート・ストップ制御部28は、AND論理ゲート24の出力信号が“H”及び他の警告信号が“H”(正常)の場合にゲートスタート・ストップ信号GST=“H”をPWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29へ出力する。ゲートスタート・ストップ制御部28は、AND論理ゲート24の出力信号または他の警告信号が“L”の場合にGST=“L”をPWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29へ出力する。
このように、運転指令があっても、車輌速度V_MONと電動機速度Vmotの差が、基準速度差より大きい場合は故障と判定され、PWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29は、3相ゲート信号VuINV、VvINV、VwINVの出力を停止し、インバータ10をオフする。
尚、電動機速度演算部37は、電圧センサ36より得られた電動機電圧Vuv(UV間電圧)により計算した電動機速度Vmotを求めているが、電圧センサ36で得られる電動機電圧として、Vvw(VW間電圧)もしくはVwu(WU間電圧)を用いても良い。
また、基準速度差は、車輌速度V_MONの増加に応じて大きくなる値を用いてもよい。図1Cは、このように基準速度差として車輌速度V_MONの増加に応じて大きくなる値を採用し、更に故障と判断された状態が所定時間継続した場合に故障を判定する故障判定手段23の実施例の構成を示すブロック図である。減算器101は、車輌速度V_MONと電動機速度Vmotの差分Vdを演算する。絶対値回路102は差分Vdから差分絶対値Vadを求める。
Vad=|V_MON−Vmot|
基準速度差生成部104は、車輌速度V_MONに応じて変化する基準速度差ΔVrefを出力する。図1Dは、車輌速度V_MONと基準速度差ΔVrefの関係を示すグラフである。基準速度差ΔVrefは、例えば車輌速度V_MONの5%の値である。
比較器103は、差分絶対値Vadと基準速度差ΔVrefとを比較し、比較結果Vcdを出力する。比較器103は、差分絶対値Vadが基準速度差ΔVrefより大きい場合(Vad>ΔVref)、比較結果Vcdとして例えば“L”を出力する。また比較器103は、差分絶対値Vadが基準速度差ΔVref以下の場合(Vad≦ΔVref)、比較結果Vcdとして“H”を出力する。
遅延回路105は比較結果Vcdの”L”が所定時間継続したとき故障と判定し、判定結果として例えば“L”を出力する。それ以外の場合、すなわち比較結果Vcdが”H”のとき、あるいは比較結果Vcdとして所定時間より短い“L”が入力されているとき、遅延回路105は正常と判定して“H”を出力する。これ以降の動作は上記実施例と同様である。
(効果)
本実施形態では、制御装置の外部から得られた電気車速度と電動機電圧より演算した電動機速度Vmotを比較し、その差が過大となった場合、故障判定を出力するため、電圧センサ30の故障を確実に判定することが可能となり、早期に保護停止させることができる。すなわち、装置の信頼性を上げることができる。また、電圧センサを開放用接触器と永久磁石同期電動機との間に取り付けることにより、故障・保護動作により開放用接触器を開放した状態においても、制御装置の外部から得られた電気車速度と電動機電圧より演算した電動機速度を常に比較し、その差が過大となった場合、電圧センサの故障を検知できるため、信頼性の向上といった利点も得られる。
また、本実施形態では、制御装置の外部から得られた電気車速度を正しい電気車速度(基準とする電気車速度)とし、電動機電圧より演算した電動機速度との差が過大となった場合、電圧センサの故障としたが、電動機電圧より演算した電動機速度を正しい電気車速度(基準とする電気車速度)とし、制御装置の外部から得られた電気車速度との差が過大となった場合、制御装置外部の電気車速度の異常として、故障を判定するようにしてもよい。
[第2実施例]
本発明による電気車制御装置100の第2実施例の構成を図2の制御ブロック図を用いて説明する。
図1と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。すなわち、本実施の形態の制御ブロックは、図2に示すように、図1Aの電動機速度演算部37と伝送線42に代えて、電動機周波数演算部38と推定周波数演算部39を付加し、電動機周波数演算部38の出力である電動機周波数ωmotと推定周波数演算部39の出力である推定周波数ωestを、故障判定手段23に入力する構成としている。次に、本実施例による作用について説明する。
(作用)
電動機周波数演算部38は、開放用接触器11と永久磁石同期電動機12とに接続された電圧センサ36からのUV間電圧信号Vuvを入力として電動機周波数ωmotを出力する。電動機周波数ωmotの生成方法は図1Bを参照して説明した通りである。推定周波数演算部39は、ベクトル制御部26の出力信号VuRef、VvRef、VwRefおよび電流センサ30の出力信号Iu、Iwを入力として、電動機推定周波数ωestを出力する。推定周波数演算部39では、電動機の回転子位置を検出するセンサを用いずに回転子位置を推定し、推定された回転子位置から回転周波数を演算する。これを「センサレス制御」 と称する。現在までに公知となっているセンサレス制御の主要例として、誘起電圧利用方法と高周波電圧重畳方法がある。前者は同期電動機の回転によって誘起される誘起電圧が、同期電動機の制御回転軸のq軸方向に観測されることを利用して回転子位置を推定する手法であり、後者は同期電動機を制御するための電圧指令もしくは電流指令に高周波成分を能動的に重畳し、それに対応する周波数の応答を検出することにより同期電動機のインピーダンスを推定もしくは評価関数を演算することにより回転子位置を推定する手法である。尚、本発明は永久磁石同期電動機のセンサレス制御手法を述べるものではないので詳細な説明は割愛する。
故障判定手段23は、電動機周波数演算部の出力ωmotおよび推定周波数演算部39の出力信号ωestを入力し、電動機周波数ωmotと推定周波数ωestを比較し、
|ωmot−ωest|>基準周波数差
である場合、故障と判定し、AND論理ゲート24へ“L”を出力する。
|ωmot−ωest|≦基準周波数差
である場合、正常と判定し、AND論理ゲート24へ“H”を出力する。
運転指令信号は、運転指令ありの場合に例えば“H”、なしの場合“L”をAND論理ゲート24へ出力する。AND論理ゲート24では、運転指令信号と故障判定手段の出力信号を入力とし、運転指令あり(“H”)、かつ故障判定手段の出力信号が正常(“H”)の時のみ、“H”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力し、運転指令あり(“H”)でも故障判定手段の出力が故障(“L”)の時は、“L”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力する。
ゲートスタート・ストップ制御部28は、AND論理ゲート24の出力信号が“H”及び他の警告信号が“H”(正常)の場合にゲートスタート・ストップ信号GST=“H”をPWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29へ出力する。ゲートスタート・ストップ制御部28は、AND論理ゲート24の出力信号または他の警告信号が“L”の場合にGST=“L”をPWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29へ出力する。
このように、運転指令があっても、電動機周波数ωmotと推定周波数ωestの差が基準周波数差より大きい場合は故障と判定され、PWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29は、3相ゲート信号VuINV、VvINV、VwINVの出力を停止し、インバータ10をオフする。
尚、電動機周波数演算部38は、電圧センサ36より得られた電動機電圧Vuv(UV間電圧)により計算した電動機周波数ωmotを求めているが、電圧センサ36で得られる電動機電圧として、Vvw(VW間電圧)もしくはVwu(WU間電圧)を用いても良い。
(効果)
本実施形態では、電動機電圧より演算した電動機周波数と推定周波数演算部により演算した電動機推定周波数を比較し、その差が過大となった場合、故障判定を出力するため、推定周波数演算の異常を判定することが可能となり、早期に保護停止させることができる。すなわち、装置の信頼性を上げることができる。また、速度センサや回転子位置センサを用いず、推定周波数異常を検知することができるため、部品点数の削減や信頼性の向上といった利点も得られる。
また、本実施形態では、電動機電圧より演算した電動機周波数を正しい周波数(基準とする周波数)とし、推定周波数演算部により演算した電動機推定周波数との差が過大となった場合、推定周波数演算の異常としたが、推定周波数演算部により演算した電動機推定周波数を正しい周波数(基準とする周波数)とし、電動機電圧より演算した電動機周波数との差が過大となった場合、電圧センサの故障として、故障を判定するようにしてもよい。
[第3実施例]
本発明による電気車制御装置100の第3実施例を図3Aの制御ブロック図を用いて説明する。
図2Aと同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。すなわち本実施の形態の制御ブロックは、図3Aに示すように、図2Aの故障判定手段23に外部から伝送線42を介して車輌速度V_MONを入力する構成としている。
図3Bは本実施例に係る故障判定手段23の構成を示すブロック図である。201は車速/周波数変換部、202は基準周波数差生成部、203、209は減算器、204、210は絶対値回路、205、211は比較器、206、212は遅延回路、207、213はインバータ、208、214はセット・リセットフリップフロップ、215はAND論理ゲートである。次に、本実施例の作用について説明する。
(作用)
本実施例に係る故障判定手段23は、電動機周波数ωmotおよび推定周波数ωestをモニタして故障を検出した場合、その故障が電動機周波数ωmot側(電圧センサ側回路)で発生しているか、推定周波数ωest側(電流センサ側回路)で発生しているかを、車輌速度V_MONを基準にして判定する。
図3Bにおいて、車速/周波数変換部201は、車輌速度V_MONを該車速に対応する周波数ω_MONに変換する。
ω_MON=V_MON/α
ここでαは、前述したように車輪径、駆動系のギヤ比等から決まる一定値である。
基準周波数差生成部207は図3Cのように、周波数ω_MONの増加に伴って増加する基準周波数差Δωefを生成する。減算器203は、電動機周波数ωmotと周波数ω_MONとの差分ωd1を演算する。絶対値回路204は差分ωd1から差分絶対値aωd1を求める。
aωd1=|ω_MON−ωmot|
比較器205は、差分絶対値aωd1と基準速度差Δωrefとを比較し、比較結果cωを出力する。比較器103は、差分絶対値aωd1が基準速度差Δωrefより大きい場合(aωd1>Δωref)、比較結果cωとして例えば“L”を出力する。また比較器205は、差分絶対値aωd1が基準速度差Δωref以下の場合(aωd1≦Δωref)、比較結果Vcdとして“H”を出力する。
遅延回路206は比較結果cωの”L”が所定時間継続したとき故障と判定し、判定結果信号mdとして例えば“L”を出力する。それ以外の場合、すなわち比較結果cωが”H”のとき、あるいは比較結果cωとして所定時間より短い“L”が入力されているとき、遅延回路206は正常と判定して“H”を出力する。
減算器209は、推定周波数ωestと周波数ω_MONとの差分ωd2を演算する。絶対値回路210、比較器211、遅延回路212の動作は、上記した絶対値回路204、比較器205、遅延回路206とそれぞれ同様であるから詳細な説明は割愛する。
遅延回路206の判定結果信号md1の”L”は、インバータ207を介してセットリセットフリップフロップ208のセット端子に入力され、フリップフロップ208をセットする。遅延回路212の判定結果信号md2の”L”は、インバータ213を介してセットリセットフリップフロップ214のセット端子に入力され、フリップフロップ214をセットする。この結果、セットリセットフリップフロップ208、214は、故障箇所を示す信号を出力する。セットリセットフリップフロップ208、214のセット状態は、制御装置20の外部から入力されるリセット信号によりリセットされる。
AND論理ゲート215は、遅延回路206、212の判定結果信号md1、md2のAND論理演算を行い、最終的な故障判定信号を出力する。つまりAND論理ゲート215は遅延回路206、212の少なくとも一方が”L”(故障)を出力するとき、”L”(故障)を出力する。これ以降の動作は上記第2実施例と同様である。
(効果)
このように本実施例では、信頼性の高い車輌速度V_MONを基準として、電動機周波数ωmotおよび推定周波数ωestをモニタしている。従って、周波数情報に異常が発生した場合、どちらに異常が発生しているか確実に検出することができ、該検出結果は、セットリセットフリップフロップ208、214のQ出力端子から故障個所信号として出力される。すなわち、故障を検出した場合、その故障が電動機周波数ωmot側(電圧センサ側回路)で発生しているか、推定周波数ωest側(電流センサ側回路)で発生しているかを、故障個所信号によって容易に判断することができる。
[第4実施例]
本発明による電気車制御装置100の第4実施例の構成を図4Aの制御ブロック図を用いて説明する。
図1Aと同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。すなわち、本実施の形態の制御ブロックは、図4Aに示すように、図1Aの電動機速度演算部37と伝送線42に代えて、電動機周波数演算部38と無負荷誘起電圧特性演算部40が付加し、電動機周波数演算部38の出力である電動機周波数ωmotを無負荷誘起電圧特性演算部40に入力し、無負荷誘起電圧特性演算部40の出力である無負荷誘起電圧Vnoloadと、電圧センサの出力である電動機電圧Vuvと、ゲートスタート・ストップ制御部の出力であるゲートスタート・ストップ信号GSTを、故障判定手段23に入力する構成としている。次に、本実施例による作用について説明する。
(作用)
電動機周波数演算部38は、開放用接触器11と永久磁石同期電動機12とに接続された電圧センサ36の出力Vuvを入力として電動機周波数ωmotを出力する。無負荷誘起電圧特性演算部40は、電動機周波数演算部38の出力ωmotを入力として、電動機周波数に対する電動機定格温度時の無負荷誘起電圧(実行値)を演算する。電動機周波数に対する無負荷誘起電圧特性は、インバータがオフの状態、すなわち電動機がフリーランしている時に、永久磁石の起電力により発生する電圧であり、図4Bのように電動機周波数とともに上昇する。しかし、永久磁石の磁束密度は電動機の温度上昇と共に減少し、その結果、電動機の誘起電圧も減少する。
故障判定手段23は、電圧センサ36の出力である電動機電圧Vuvの実行値を求め、該実行値と、無負荷誘起電圧特性演算部の出力である電動機無負荷誘起電圧Vnoloadと、ゲートスタート・ストップ制御部28の出力であるゲートスタート・ストップ信号GSTを入力する。故障判定手段23は、ゲートスタート・ストップ信号GST=“L”(ゲートストップ)すなわちインバータ10がオフの時、電動機無負荷誘起電圧Vnoloadと電動機電圧Vuvを比較し、
|Vnoload−Vuv|>基準電圧差
である場合、故障と判定し、AND論理ゲート24へ“L”を出力する。
|Vnoload−Vuv|≦基準電圧差
である場合、正常と判定し、AND論理ゲート24へ“H”を出力する。
運転指令信号は、運転指令ありの場合“H”、なしの場合“L”としてAND論理ゲート24へ入力される。
AND論理ゲート24は、運転指令と故障判定手段23の出力を入力とし、運転指令あり(“H”)、かつ故障判定手段の出力が正常(“H”)の時のみ、“H”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力し、運転指令あり(“H”)でも故障判定手段の出力が故障(“L”)の時は、“L”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力する。
ゲートスタート・ストップ制御部28は、AND論理ゲート24の出力信号が“H”及び他の警告信号が“H”(正常)の場合にゲートスタート・ストップ信号GST=“H”をPWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29へ出力する。ゲートスタート・ストップ制御部28は、AND論理ゲート24の出力信号または他の警告信号が“L”の場合にGST=“L”をPWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29へ出力する。
このように、故障判定手段23の出力により、無負荷誘起電圧Vnoloadと電動機電圧Vuvを比較し、基準電圧差より大きい場合は故障と判定する。故障と判定された場合は、運転指令がありに変わっても、ゲートストップとして3相ゲート信号VuINV、VvINV、VwINVを出力せず、インバータ10をオフしたままとする。
尚、基準電圧差は、第1実施例のように車両速度V_MONの増加に応じて増加する値、あるいは電動機周波数ωmotの増加に応じて増加する値を用いても良い。また、電動機周波数演算部38は、電圧センサ36より得られた電動機電圧Vuv(UV間電圧)により計算した電動機周波数ωmotを求めているが、電圧センサ36で得られる電動機電圧として、Vvw(VW間電圧)もしくはVwu(WU間電圧)を用いても良い。同様に、故障判定手段23に入力する電動機電圧についてもVvw(VW間電圧)もしくはVwu(WU間電圧)を用いても良い。
(効果)
本実施形態では、ゲートオフ中すなわちインバータオフ中に、電動機無負荷誘起電圧と電圧センサより得られた電動機電圧を比較し、その差が過大となった場合、故障と判定する。電圧センサより得られた電動機電圧Vuvが電動機定格温度時の無負荷誘起電圧Vnoloadより小さくなる場合は、
Vnoload(=ωΦ)> Vuv(=ωΦ’)
より、Φ> Φ’となる。
ここで、ω:電動機周波数、
Φ:電動機定格温度時の電動機磁束、
Φ’:電動機過温度時の電動機磁束
すなわち、電動機が過温度になることで、電動機磁束が定格温度時に比べ減少する。よって、VnoloadとVuvを検出することで電動機過温度を確実に判定することが可能となり、早期に保護停止させることができる。すなわち、装置の信頼性を上げることができる。また、電動機過温度を検出するための温度センサが不要なため、部品点数の削減や信頼性の向上といった利点も得られる。また、電圧センサを開放用接触器と永久磁石同期電動機との間に取り付けることにより、故障・保護動作により開放用接触器を開放した状態においても、電動機無負荷誘起電圧と電圧センサより得られた電動機電圧を常に比較し、その差が過大となった場合、電動機過温度を検知できるため、信頼性の向上といった利点も得られる。
[第5実施例]
本発明による電気車制御装置100の第5実施例の構成を図5の制御ブロック図を用いて説明する。
図1Aと同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。すなわち、本実施の形態の制御ブロックは、図5に示すように、図1Aの実施例に加えて開放用接触器動作判定手段43を付加し、開放用接触器動作判定手段44の出力である投入開放信号MKoffを開放用接触器11に入力した構成としている。次に、本実施例による作用について説明する。
(作用)
運転指令信号は、運転指令ありの場合“H”、なしの場合“L”として開放用接触器動作判定手段43へ入力される。故障判定手段23は、故障なし(正常)の場合“H”を、故障ありの場合“L”を開放用接触器動作判定手段43へ出力する。尚、図5では、故障判定手段の故障判定条件については、第1の実施の形態を用いて示したが、この条件に代えて、第2〜4実施例および後述の第8実施例のいずれかに示す故障判定条件を用いてもよい。
開放用接触器動作判定手段43は、運転指令があり、かつ故障なし(正常)の場合、投入開放信号MKoff=“CLOSE”を出力して開放用接触器11を投入する。一旦運転指令により開放用接触器11を投入した後は、運転指令がない場合でも開放用接触器11を投入したままとする。すなわち、運転指令あり/なしが繰り返されても故障なし(正常)の場合は、投入開放信号MKoff=“CLOSE”を出力して開放用接触器11は投入したままとする。開放用接触器11を開放するのは、故障判定手段23の出力が“L”(故障あり)の場合のみである。故障ありの場合、開放用接触器動作判定手段43は、投入開放信号MKoff=“OPEN”を出力し、開放用接触器11を開放する。この開放用接触器動作判定手段43の論理を実現する回路を図5Bに示す。
図5AのAND論理ゲート24では、運転指令と故障判定手段の出力を入力とし、運転指令あり(“H”)、かつ故障判定手段の出力が正常(“H”)の時のみ、“H”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力し、運転指令あり(“H”)でも故障判定手段の出力が故障(“L”)の時は、“L”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力する。ゲートスタート・ストップ制御部28は、AND論理ゲート24の出力が“L”の場合GST=“L”をPWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29へ出力し、インバータ10をオフする。
このように、故障判定手段23により故障と判定された場合、ゲートストップし、インバータをオフするとともに、開放用接触器11を開放する。
(効果)
本実施形態では、インバータオフするとともに開放用接触器を開放することにより、インバータと電動機の間が切り離される。従って、電動機が高速で回転している場合、電動機が発生する誘起電圧からインバータを保護することができるため、装置の信頼性を上げることができる。
[第6実施例]
本発明による電気車制御装置100の第6実施例の構成を図6Aの制御ブロック図を用いて説明する。
図1Aと同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。すなわち、本実施の形態の制御ブロックは、図6Aに示すように、図1に加えて断流器動作判定手段44を付加し、断流器動作判定手段44の出力である断流器投入開放信号LBoffを断流器4に入力した構成としている。尚、パンタグラフ1を介して集電された直流電力は、電流の入り/切りを行なう断流器4および平滑用リアクトル6を通ってインバータ10に入力される。次に、本実施例による作用について説明する。
(作用)
運転指令信号は、運転指令ありの場合“H”、なしの場合“L”として断流器動作判定手段44へ入力される。故障判定手段23は、故障なし(正常)の場合“H”を、故障ありの場合“L”を断流器動作判定手段44へ出力する。尚、図6Aでは、故障判定手段の故障判定条件については、第1の実施の形態を用いて示したが、この条件に代えて、発明の第2〜4実施例及び後述の第7実施例のいずれかに示す故障判定条件を用いてもよい。
断流器動作判定手段44は、運転指令があり、かつ故障なし(正常)の場合、断流器投入開放信号LBoff=“CLOSE”を出力して断流器4を投入する。一旦運転指令により断流器4を投入した後は、運転指令がない場合でも断流器4を投入したままとしても良いし、もしくは、運転指令がある場合に投入、運転指令がない場合に開放としても良い。故障判定手段23の出力が“L”(故障あり)の場合は、断流器投入開放信号LBoff=“OPEN”を出力し、断流器4を開放する。この論理を実現する構成を図6Bに示す。
図6AのAND論理ゲート24では、運転指令と故障判定手段の出力を入力とし、運転指令あり(“H”)、かつ故障判定手段の出力が正常(“H”)の時のみ、“H”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力し、運転指令あり(“H”)でも故障判定手段の出力が故障(“L”)の時は、“L”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力する。
ゲートスタート・ストップ制御部28は、AND論理ゲート24の出力信号または他の警告信号が“L”の場合にGST=“L”をPWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29へ出力し、インバータ10をオフする。このように、故障判定手段23により故障と判定された場合、ゲートストップし、インバータをオフするとともに、断流器4を開放する。
(効果)
本実施形態では、故障を検出した場合、インバータをオフするとともに断流器を開放することにより、フィルタコンデンサを含めたインバータ側と架線側の間が切り離される。従って、架線側との不要な電力の入出力を避け、インバータを保護することができるため、装置の信頼性を上げることができる。
[第7実施例]
本発明による電気車制御装置100の第2実施例の構成を図7の制御ブロック図を用いて説明する。
図5Aと同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。すなわち、本実施の形態の制御ブロックは、図7に示すように、図5Aの構成に加え断流器動作判定手段44を付加し、断流器動作判定手段44の出力である断流器投入開放信号LBoffを断流器4に入力した構成としている(尚、パンタグラフ1を介して集電された直流電力は、電流の入り切りを行なう断流器4および平滑用リアクトル6を通ってインバータ10に入力される)。次に、本実施例による作用について説明する。
(作用)
運転指令信号は、運転指令ありの場合“H”、なしの場合“L”として断流器動作判定手段44および開放用接触器動作判定手段43へ入力される。故障判定手段23は、故障なし(正常)の場合“H”を、故障ありの場合“L”を開放用接触器動作判定手段43および断流器動作判定手段44へ出力する。尚、図7では、故障判定手段の故障判定条件については、第1の実施の形態を用いて示したが、この条件に代えて、発明の実施の形態第2〜4および後述の第8実施例のいずれかに示す故障判定条件を用いてもよい。
開放用接触器動作判定手段43は、運転指令があり、かつ故障なし(正常)の場合、投入開放信号MKoff=“CLOSE”を出力して開放用接触器11を投入する。一旦運転指令により開放用接触器11を投入した後は、運転指令がない場合でも開放用接触器11を投入したままとする。すなわち、運転指令あり/なしが繰り返されても故障なし(正常)の場合は、投入開放信号MKoff=“CLOSE”を出力して開放用接触器11は投入したままとする。開放用接触器11を開放するのは、故障判定手段23の出力が“L”(故障あり)の場合のみである。故障ありの場合、開放用接触器動作判定手段43は、投入開放信号MKoff=“OPEN”を出力し、開放用接触器11を開放する。この論理を実現する構成を図5Bに示す。
断流器動作判定手段44は、運転指令があり、かつ故障なし(正常)の場合、断流器投入開放信号LBoff=“CLOSE”を出力して断流器4を投入する。一旦運転指令により断流器4を投入した後は、運転指令がない場合でも断流器4を投入したままとしても良いし、もしくは、運転指令がある場合に投入、運転指令がない場合に開放としても良い。故障判定手段23の出力が“L”(故障あり)の場合は、断流器投入開放信号LBoff=“OPEN”を出力し、断流器4を開放する。この論理を実現する構成を図6Bに示す。
図6AのAND論理ゲート24では、運転指令と故障判定手段の出力を入力とし、運転指令あり(“H”)、かつ故障判定手段の出力が正常(“H”)の時のみ、“H”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力し、運転指令あり(“H”)でも故障判定手段の出力が故障(“L”)の時は、“L”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力する。ゲートスタート・ストップ制御部28は、AND論理ゲート24の出力信号または他の警告信号が“L”の場合にGST=“L”をPWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29へ出力し、インバータ10をオフする。このように、故障判定手段23により故障と判定された場合、ゲートストップし、インバータをオフするとともに、開放用接触器11かつ断流器4を開放する。
(効果)
本実施形態では、故障を検出すると、インバータオフするとともに開放用接触器かつ断流器を開放することにより、インバータと電動機の間が切り離され、かつフィルタコンデンサを含めたインバータ側と架線側の間も切り離される。従って、電動機が高速で回転している場合、電動機が発生する誘起電圧からインバータを保護することもできることに加え、架線側との不要な電力の入出力を避け、インバータを保護することができるため、より一層装置の信頼性を上げることができる。
[第8実施例]
本発明による電気車制御装置100の第8実施例の構成を図8Aの制御ブロック図を用いて説明する。
図4Aと同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。すなわち、本実施の形態の制御ブロックは、図8Aに示すように、図4Aの無負荷誘起電圧特性演算部40に代えて、温度推定手段31を付加し、温度推定手段31の出力である推定温度TEMPを故障判定手段33に入力した構成としている。次に、本実施例による作用について説明する。
(作用)
温度推定手段31は、電動機周波数演算部38の出力である電動機周波数ωmotと、電圧センサ36の出力である電動機電圧Vuvを入力として、図8Bに示す温度推定手段にて電動機の温度推定を行う。
図8Bは、電動機周波数ωmotと電動機電圧Vuvの関係を示している。電動機温度が低い場合は点線“A”(電動機温度=TEMP_A)、電動機温度が高い場合は点線“C”(電動機温度=TEMP_C)のように電動機温度ごとにωmotとVuvの関係をテーブルデータとして予め記憶しておく。温度推定手段31は、ωmotとVuvを入力として、該当する電動機温度を決定する。すなわち温度推定手段31は、ある電動機温度での電動機周波数をωmot1、その時の電動機電圧をVuv1とすれば、電動機温度ごとに記憶しておいたテーブルデータから、ωmot=ωmot1、Vuv=Vuv1となる点線“B”に相当する電動機温度=TEMP_Bを決定する。
故障判定手段23は、温度推定手段31の出力である電動機温度TEMPとゲートスタート・ストップ制御部28の出力であるゲートスタート・ストップ信号GSTを入力とし、ゲートスタート・ストップ信号GST=“L”(ゲートストップ)すなわちインバータ10がオフの時、電動機温度TEMPが
TEMP>基準温度
である場合、電動機過温度、すなわち故障と判定し、AND論理ゲート24へ“L”を出力する。
TEMP≦基準温度
である場合、電動機が通常動作温度範囲内、すなわち正常と判定し、AND論理ゲート24へ“H”を出力する。
運転指令信号は、運転指令ありの場合“H”、なしの場合“L”としてAND論理ゲート24へ入力される。AND論理ゲート24では、運転指令信号と故障判定手段の出力を入力とし、運転指令あり(“H”)、かつ故障判定手段の出力が正常(“H”)の時のみ、“H”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力し、運転指令あり(“H”)でも故障判定手段の出力が故障(“L”)の時は、“L”をゲートスタート・ストップ制御部28に出力する。
ゲートスタート・ストップ制御部28は、AND論理ゲート24の出力信号が“H”及び他の警告信号が“H”(正常)の場合にゲートスタート・ストップ信号GST=“H”をPWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29へ出力する。ゲートスタート・ストップ制御部28は、AND論理ゲート24の出力信号または他の警告信号が“L”の場合にGST=“L”をPWMゲートパルス生成・ゲートロジック部29へ出力する。
このように、故障判定手段の出力により、電動機温度TEMPが基準温度より大きい場合は故障と判定する。故障と判定された場合は、運転指令がありに変わっても、ゲートストップとして3相ゲート信号VuINV、VvINV、VwINV出力せず、インバータ10をオフしたままとする。
尚、基準温度は、適用する電動機の最高動作温度を設定値とするが、電圧センサ36でのオフセットやノイズ等による電動機周波数演算部38での誤差を考慮して、(最高動作温度+α)℃以上の設定値としてもよい。α℃は適用する電動機によって決める値である。また、電動機周波数演算部38は、電圧センサ36より得られた電動機電圧Vuv(UV間電圧)により計算した電動機周波数ωmotを求めているが、電圧センサ36で得られる電動機電圧として、Vvw(VW間電圧)もしくはVwu(WU間電圧)を用いても良い。同様に、温度推定手段31に入力する電動機電圧についてもVvw(VW間電圧)もしくはVwu(WU間電圧)を用いても良い。
図8Cは本実施例に係る故障判定手段23の構成例を示す図である。
比較器304は、電動機温度TEMPと温度閾値を比較し、電動機温度TEMPが基準温度を超えた場合、例えば”H”を出力する。ここで基準温度は、電動機の最高動作温度+αの値に設定する。遅延回路302は、比較器301から入力される”H”が所定時間継続した場合に、”H”(故障)を出力する。従って、例えば電動機温度TEMPにノイズが含まれていて、比較器301が瞬間的に”H”を出力しても故障とは判定されず、電動機の高温状態が所定時間継続した場合のみ故障と判定される。
(効果)
本実施形態では、ゲートオフ中すなわちインバータオフ中に、電圧センサより得られた電動機電圧と電動機周波数により、電動機温度を推定し、電動機温度が基準温度より過大の場合、故障判定を出力するため、電動機過温度を確実に判定することが可能となり、早期に保護停止させることができる。すなわち、装置の信頼性を上げることができる。また、電動機温度を検出するための温度センサおよび速度センサや回転子位置センサを用いずに電動機温度を推定することができるため、部品点数の削減や信頼性の向上、センサ用配線が不要ならびにメンテナンス性向上といった利点も得られる。また、電圧センサを開放用接触器と永久磁石同期電動機との間に取り付けることにより、故障・保護動作により開放用接触器を開放した状態においても、電圧センサより得られた電動機電圧と電動機周波数により、電動機温度を常に推定し、電動機温度が基準温度より過大の場合、電動機過温度を検知できるため、信頼性の向上といった利点も得られる。
以上の説明はこの発明の実施の形態であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができるものである。
本発明による電気車制御装置の第1実施例の構成を示す制御ブロック図である。 UV間電圧信号Vuvを示す図である。 第1実施例に係る故障判定手段23の実施例の構成を示すブロック図である。 車輌速度V_MONと基準速度差ΔVrefの関係を示すグラフである。 本発明による電気車制御装置の第2実施例の構成を示す制御ブロック図である。 本発明による電気車制御装置の第3実施例の構成を示す制御ブロック図である。 第3実施例に係る故障判定手段23の構成を示すブロック図である。 周波数ω_MONと基準周波数差Δωefの関係を示すグラフである。 本発明による電気車制御装置の第4実施例の構成を示す制御ブロック図である。 無負荷誘起電圧特性の一例を示すグラフである。 本発明による電気車制御装置の第5実施例の構成を示す制御ブロック図である。 開放用接触器の判定動作を示す論理図である。 本発明による電気車制御装置の第6実施例の構成を示す制御ブロック図である。 断流器の判定動作を示す論理図である。 本発明による電気車制御装置の第7実施例の構成を示す制御ブロック図である。 本発明による電気車制御装置の第8実施例の構成を示す制御ブロック図である。 温度推定手段の動作を説明するための図である。 第8実施例に係る故障判定手段23の構成例を示す図である。
符号の説明
1・・・パンタグラフ
4・・・断流器
6・・・平滑用リアクトル
9・・・フィルタコンデンサ
10・・・インバータ
11・・・開放用接触器
12・・・永久磁石同期電動機
20・・・制御ブロック全体
21・・・トルクパターン生成部
23・・・故障判定手段
24・・・AND論理ゲート
26・・・ベクトル制御部
28・・・ゲートスタート・ストップ制御部
29・・・PWMゲートパルス生成ゲートロジック部
30・・・電流センサ
31・・・温度推定手段
33・・・磁束補正手段
36・・・電圧センサ
37・・・電動機速度演算部
38・・・電動機周波数演算部
39・・・推定周波数演算部
40・・・無負荷誘起電圧特性演算部
42・・・伝送線
43・・・開放用接触器動作判定手段
44・・・断流器動作判定手段

Claims (12)

  1. 電力を直流から交流に変換するインバータと、
    前記インバータから供給される交流電力により駆動される永久磁石同期電動機と、
    前記永久磁石同期電動機の電動機電圧を検出する電圧センサと、
    前記電動機電圧を元に前記電動機の故障判定を行う故障判定手段を備えたことを特徴とする電気車制御装置。
  2. 前記故障判定手段は、前記電圧センサにて検出された電動機電圧から電気車速度を演算する速度演算手段を備え、
    前記制御装置の外部から得られた電気車速度と前記演算した電気車速度との差が、基準速度差より大きい場合、故障判定信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の電気車制御装置。
  3. 前記基準速度差は、前記制御装置の外部から得られた電気車速度の増加に応じて増加する値であることを特徴とする請求項2に記載の電気車制御装置。
  4. 前記故障判定手段は、前記電圧センサにて検出された電動機電圧から電動機回転周波数を演算する電動機周波数演算手段と、前記インバータに対する3相電圧指令を含む信号から、前記電動機の回転周波数を推定する周波数推定手段とを備え、
    前記電動機周波数演算手段にて演算した電動機回転周波数と、前記周波数推定手段にて推定した電動機回転周波数との差が、基準周波数差より大きい場合、故障判定信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の電気車制御装置。
  5. 前記故障判定手段は、前記電圧センサにて検出された電動機電圧から電動機回転周波数を演算する電動機周波数演算手段と、前記インバータに対する3相電圧指令を含む信号から、前記電動機の回転周波数を推定する周波数推定手段と、前記制御装置の外部から得られた電気車速度から前記電動機の回転周波数を算出する算出手段とを備え、
    前記算出手段にて算出した電動機回転周波数と前記電動機周波数演算手段にて演算した電動機回転周波数との差、または前記算出手段にて算出した電動機回転周波数と前記周波数推定手段にて推定された電動機回転周波数との差が、基準周波数差より大きい場合、前記故障判定信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の電気車制御装置。
  6. 前記基準周波数差は、前記制御装置の外部から得られた電気車速度の増加に応じて増加する値であることを特徴とする請求項5に記載の電気車制御装置。
  7. 前記故障判定手段は、前記電圧センサにて検出された電動機電圧から電動機回転周波数を演算する電動機周波数演算手段と、前記電動機回転周波数から、前記電動機の無負荷誘起電圧を演算する無負荷誘起電圧演算手段とを備え、
    前記インバータの非動作時に、前記無負荷誘起電圧演算手段にて演算された前記無負荷誘起電圧と、前記電圧センサから得られる前記電動機電圧との差が、基準電圧差より大きい場合、前記故障判定信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の電気車制御装置。
  8. 前記インバータと前記電動機との間を開放/接続する開放用接触器を更に備え、
    前記故障判定手段は、故障を判定した場合に、前記開放用接触器を開放することを特徴とする請求項1乃至7のうち1項に記載の電気車制御装置。
  9. 前記インバータと架線側との間を接続/開放する断流器を更に備え、
    前記故障判定手段は、故障を判定した場合に前記断流器を開放することを特徴とする請求項1乃至7のうち1項に記載の電気車制御装置。
  10. 請求項6に記載の電気車制御装置において、
    前記インバータと架線側との間を接続/開放する断流器を更に備え、
    前記故障判定手段は、故障を判定した場合に前記開放用接触器及び前記断流器を開放することを特徴とする請求項8に記載の電気車制御装置。
  11. 前記故障判定手段は、前記電圧センサにて検出された電動機電圧から電動機回転周波数を演算する電動機周波数演算手段と、前記電動機電圧の実効値と前記電動機電圧の周波数との関係を電動機温度ごとに示すテーブルデータを有し、前記電動機周波数演算手段にて演算された前記電動機回転周波数から、前記電動機の温度を前記テーブルデータを参照して推定する温度推定手段とを備え、
    前記インバータの非動作時に、前記温度推定手段にて推定された前記電動機の温度が基準温度より高い場合、故障判定信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の電気車制御装置。
  12. 前記電圧センサは前記開放用接触器と前記永久磁石同期電動機との間に取り付けらていることを特徴とする請求項1乃至11のうち1項に記載の電気車制御装置。
JP2006214816A 2006-08-07 2006-08-07 電気車制御装置 Expired - Fee Related JP4921883B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006214816A JP4921883B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 電気車制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006214816A JP4921883B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 電気車制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008043069A true JP2008043069A (ja) 2008-02-21
JP4921883B2 JP4921883B2 (ja) 2012-04-25

Family

ID=39177472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006214816A Expired - Fee Related JP4921883B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 電気車制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4921883B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078254A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toshiba Corp 電気車制御装置
JP2011166960A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Toshiba Corp 鉄道車両駆動制御装置
EP2521254A1 (en) * 2009-12-28 2012-11-07 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion device for electric vehicle
JP2013132206A (ja) * 2013-03-25 2013-07-04 Toshiba Corp 電気車制御装置
WO2014049338A2 (en) * 2012-09-28 2014-04-03 Sevcon Limited Motor safety control
JP2014158419A (ja) * 2014-05-30 2014-08-28 Toshiba Corp 電気車制御装置
JP2016005421A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 本田技研工業株式会社 電動機制御システム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03270685A (ja) * 1990-03-16 1991-12-02 Hitachi Ltd 誘導電動機の制御装置
JPH07227086A (ja) * 1994-02-07 1995-08-22 Mitsubishi Electric Corp インバータの故障検出方式
JPH08182105A (ja) * 1994-12-21 1996-07-12 Toshiba Corp 電気車制御装置
JPH11262102A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Toshiba Corp 電気車の制御装置
JP2003219504A (ja) * 2002-01-22 2003-07-31 Railway Technical Res Inst 電気車の駆動制御方法および制御装置
JP2003319698A (ja) * 2002-04-24 2003-11-07 Toshiba Corp センサレスベクトル制御用インバータ装置及び回転駆動装置
JP2005039957A (ja) * 2003-07-17 2005-02-10 Yaskawa Electric Corp 同期電動機の制御方法および装置
JP2005065410A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Toshiba Corp モータ制御装置
JP2006158182A (ja) * 2004-10-26 2006-06-15 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 電動機駆動システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03270685A (ja) * 1990-03-16 1991-12-02 Hitachi Ltd 誘導電動機の制御装置
JPH07227086A (ja) * 1994-02-07 1995-08-22 Mitsubishi Electric Corp インバータの故障検出方式
JPH08182105A (ja) * 1994-12-21 1996-07-12 Toshiba Corp 電気車制御装置
JPH11262102A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Toshiba Corp 電気車の制御装置
JP2003219504A (ja) * 2002-01-22 2003-07-31 Railway Technical Res Inst 電気車の駆動制御方法および制御装置
JP2003319698A (ja) * 2002-04-24 2003-11-07 Toshiba Corp センサレスベクトル制御用インバータ装置及び回転駆動装置
JP2005039957A (ja) * 2003-07-17 2005-02-10 Yaskawa Electric Corp 同期電動機の制御方法および装置
JP2005065410A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Toshiba Corp モータ制御装置
JP2006158182A (ja) * 2004-10-26 2006-06-15 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 電動機駆動システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078254A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toshiba Corp 電気車制御装置
EP2521254A1 (en) * 2009-12-28 2012-11-07 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion device for electric vehicle
EP2521254A4 (en) * 2009-12-28 2013-03-27 Mitsubishi Electric Corp POWER CONVERTING DEVICE FOR ELECTRIC VEHICLE
US8712618B2 (en) 2009-12-28 2014-04-29 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion device for electric vehicle
JP2011166960A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Toshiba Corp 鉄道車両駆動制御装置
WO2014049338A2 (en) * 2012-09-28 2014-04-03 Sevcon Limited Motor safety control
WO2014049338A3 (en) * 2012-09-28 2014-07-31 Sevcon Limited Motor safety control by analysing duty cycle and/or frequency of feedback signal
JP2013132206A (ja) * 2013-03-25 2013-07-04 Toshiba Corp 電気車制御装置
JP2014158419A (ja) * 2014-05-30 2014-08-28 Toshiba Corp 電気車制御装置
JP2016005421A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 本田技研工業株式会社 電動機制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4921883B2 (ja) 2012-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4701767B2 (ja) 電源装置
US9054626B2 (en) Motor control apparatus
WO2015156090A1 (ja) 電動モータの制御装置及び制御方法
WO2015136976A1 (ja) 電動モータの制御装置及び制御方法
CN110460254B (zh) 用于电力转换器的控制电路
JP4921883B2 (ja) 電気車制御装置
KR101622011B1 (ko) 3상 교류 모터 제어 방법 및 장치
JPWO2006112033A1 (ja) 交流モータ制御装置
JP2014513912A (ja) 電気機械を制御するためのインバータおよび方法
JP4768524B2 (ja) 電気車制御装置
JP2009022091A (ja) 永久磁石同期電動機の永久磁石減磁監視装置
JP2019122238A (ja) モータ制御装置およびモータ制御装置の制御方法
JP2010011688A (ja) 回転電機駆動制御装置
JP6983305B2 (ja) 車両制御装置
JP5934295B2 (ja) インバータシステムにおける電力ケーブルの状態検出方法
EP3160036B1 (en) Power conversion apparatus
JP4738549B2 (ja) 電気車の電力変換装置
JP5248880B2 (ja) 車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置
JP5443111B2 (ja) 電気車制御装置
JP3999226B2 (ja) 電動機制御装置
JP2019170057A (ja) モータ制御装置
JP2010035373A (ja) 鉄道車両駆動制御装置
JP6409480B2 (ja) 断線判定装置
US20200099324A1 (en) Electric-vehicle propulsion control system
JP6532546B2 (ja) 回転電機駆動システムの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees