JP2008041219A - 光ディスク装置及びサーボ制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ギャップサーボ用のレーザ光源と、リード及びライト用のレーザ光源を同一のものとする1波長をのみを用いたニアフィールドでの光ディスク装置において、フォーカス調整用のエキスパンダを動かしてもギャップ長を常に一定に保持することのできる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】このニアフィールド光ディスク再生装置は、ギャップサーボ部40によってギャップサーボを行われている状態で、光ヘッド49の光ディスク31上に照射した近接場光のフォーカスを調整するフォーカス調整部35と、フォーカス調整部35によって近接場光の光ディスク31に対するフォーカスを調整するのに、ギャップサーボ部40によるギャップサーボを補正するギャップサーボ補正部42とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、近接場光を利用して光記録媒体に対し、情報を記録及び/又は再生する光ディスク装置に関する。また、上記光ディスク装置に用いられるサーボ制御方法に関する。
記録及び/又は再生の手段として、2群レンズから構成されるSIL(Solid Immersion Lens)や単レンズとされるSIM(Solid Immersion Mirror)等の固体浸レンズにより近接場光を利用するものがある。このような近接場光を利用することにより、光ディスクの高密度化のニーズに対応してスポット径を一層微小化させることが可能となっている。SILは、集光レンズと光記録媒体とされる光ディスクとの間に介在されており、球形レンズの一部を切り取った形状をした高屈折率のレンズであり、球面を集光レンズ側に、その反対側の面を光ディスクの信号記録面に向けて配置されている。このようなSILを集光レンズと光ディスクとの間に介在させることにより、当該集光レンズの開口数よりも大きな開口数を実現でき、これにより、上述したように、スポット径を一層微小化させることが可能となる。
SILを用いて光ディスクに対する記録や再生を行うには、記録レーザをSIL端面に集光させ、かつSIL端面(SILにおける光ディスクとの対向面)と光ディスクの距離を近接場光が生じる距離(光の波長1/4以下、代表的には100nm程度以下)まで接近させ、かつその距離を一定にさせ、光ディスクにおける集光スポットを一定にする必要がある。
下記特許文献1には、SIL端面と光ディスクの距離を所定の距離に保持する技術が開示されている。SIL端面と光ディスクと間の距離を一定に制御するギャップ制御としては、光記録媒体に照射すべき光を集光する第1の光学手段と、第1の光学手段の開口数よりも大きな開口数を実現するために第1の光学手段と光ディスクとの間に介在させる第2の光学手段と、第2の光学手段の端面と光ディスクとの間のニアフィールド領域内における光ディスクからの全反射戻り光量(具体的には、光ディスクに対向する照射面からの戻り光量)の線形特性を用いて第2の光学手段と光ディスクとの間の距離を所定の位置に保持する技術である。
このようなニアフィールド光ディスク装置には、1波長のみを用いたタイプの装置がある。つまり、ギャップサーボ用のレーザ光源と、リード及びライト用のレーザ光源を同一のものとするニアフィールド光ディスク装置である。
特開2001−076358公報
ところで、上述した1波長のみを用いたニアフィールド光ディスク装置では、ギャップサーボによってSIL端面とディスクとのギャップを近接場光を発生するように調整した後にフォーカス調整を行うとギャップエラーが変動してしまう。ここでいうフォーカス調整は、ギャップサーボによって発生した近接場光のフォーカス点、つまり近接場光のフォーカス位置をディスク表面とするのかディスク中とするのかなどの調整である。
フォーカス調整は、例えば凹レンズと凸レンズからなるエキスパンダレンズのレンズ間距離を調整することによって行うが、フォーカス調整のためにこのエキスパンダレンズの上記距離を動かすと、同時にギャップサーボによってλ/4に調整されているギャップエラーが変動してしまうことになる。
ギャップサーボ前の場合では、ファーフィールド時の全反射戻り光量レベルが変動するため、手動でゲイン調整を行い規格化していた。また、ギャップサーボ中では、エキスパンダを動かしてもサーボにより全反射戻り光量は所定のレベルに一定に保持されるが、実際のギャップ長は異なってしまうことになっていた。このため、ギャップサーボ動作中にフォーカス調整を行うことは、ギャップ長が変化してしまうことになる。このため、従来のニアフィールド光ディスク装置では、ギャップサーボ動作中にフォーカス調整を行っていなかった。
このため、多層記録が可能な光ディスクに対して信号を記録/再生するニアフィールド光ディスク装置の場合では、フォーカス位置を所望の記録層に移動した場合に、ギャップサーボによってλ/4に調整しているギャップがずれてしまうことになる。
また、単層の光ディスクに対する場合でも、ギャップが一定に制御されていれば、予めフォーカス位置を固定しておけばフォーカスサーボの必要はないが、記録再生信号のジッター値、エラーレート値を最適化するのに、フォーカス位置を微調整する必要がある場合が多いので、ギャップサーボと同時にフォーカス調整を行うのが望ましい。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ギャップサーボ用のレーザ光源と、リード及びライト用のレーザ光源を同一のものとする1波長をのみを用いたニアフィールドでの光ディスク装置において、フォーカス調整用のエキスパンダを動かしてもギャップ長を常に一定に保持する光ディスク装置であり、ギャップ長の変動を抑えることのできる光ディスク装置の提供を目的とする。また、上記光ディスク装置にて実行できるサーボ制御方法の提供を目的とする。
本発明に係る光ディスク装置は、上記課題を解決するために、近接場光を利用して光記録媒体に対し、情報を記録及び/又は再生する光ディスク装置において、レーザ光を出射する光源と、上記光源から出射されたレーザ光から近接場光を発生するために上記光記録媒体に近接位置される対物レンズ群を含む光学手段と、上記光学手段を介した上記レーザ光の戻り光量に基づいて上記光記録媒体と上記光学手段のギャップを制御するギャップサーボ手段と、上記ギャップサーボ手段によってギャップサーボが行われている状態で、上記光学手段の上記光記録媒体上に照射した上記近接場光のフォーカスを調整するフォーカス調整手段と、上記フォーカス調整手段によって上記近接場光のフォーカスを調整するのに、上記ギャップサーボ手段による上記ギャップサーボを補正するギャップサーボ補正手段とを備える。
ギャップサーボ手段は、光学手段を介したレーザ光の戻り光量に基づいて光記録媒体と光学手段のギャップを制御する。フォーカス調整手段は、ギャップサーボ手段によってギャップサーボが行われている状態で、上記光学手段の上記光記録媒体上に照射した上記近接場光のフォーカスを調整する。ギャップサーボ補正手段は、フォーカス調整手段によって上記近接場光のフォーカスを調整するのに、上記ギャップサーボ手段による上記ギャップサーボを補正する。
このため、フォーカス調整用のエキスパンダを動かした場合でも、ギャップエラー変動の影響を排除し、ギャップ長を一定にすることができる。
本発明に係るサーボ制御方法は、上記課題を解決するために、近接場光を利用して光記録媒体に対し、情報を記録及び/又は再生する光ディスク装置によって実行されるサーボ制御方法において、光源から出射されたレーザ光から近接場光を発生するために上記光記録媒体に近接位置される対物レンズ群を含む光学手段を介した上記レーザ光の戻り光量に基づいて上記光記録媒体と上記光学手段のギャップを制御するギャップサーボ工程と、上記ギャップサーボ工程によってギャップサーボが行われている状態で、上記光学手段の上記光記録媒体上に照射した上記近接場光のフォーカスを調整するフォーカス調整工程と、上記フォーカス調整工程によって上記近接場光のフォーカスを調整するのに、上記ギャップサーボ工程による上記ギャップサーボを補正するギャップサーボ補正工程とを備える。
ギャップサーボ工程は、光学手段を介したレーザ光の戻り光量に基づいて光記録媒体と光学手段のギャップを制御する。フォーカス調整工程は、ギャップサーボ工程によってギャップサーボが行われている状態で、上記光学手段の上記光記録媒体上に照射した上記近接場光のフォーカスを調整する。ギャップサーボ補正工程は、フォーカス調整工程によって上記近接場光のフォーカスを調整するのに、上記ギャップサーボ工程による上記ギャップサーボを補正する。
このサーボ制御方法では、一具体例として、エキスパンダを動かしたときの移動量に応じた規格化ゲイン量を予めメモリに記憶しておく。そして、エキスパンダの移動量に応じて、メモリを読み出して規格化ゲインを取り出し、この規格化ゲインをギャップエラーに乗じることで、エキスパンダ移動によるゲイン量変化の影響を排除し、エキスパンダ移動によるギャップ長の変化を抑制する。
本発明によれば、1波長のみを用いたニアフィールド光ディスク装置において、エキスパンダの位置に応じた規格化ゲインを乗じた全反射戻り光量を用いてギャップサーボを行うことで、エキスパンダの位置、つまりフォーカス位置に依存せず、常にギャップを一定に保持することが可能となる。これにより、フォーカスをずらした場合、例えば多層記録したニアフィールド光ディスク装置でも安定したギャップサーボを行うことが可能となる。また、フォーカスを微調することでより高品質な記録再生信号を得ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限定されないものとする。
図1は、本発明の実施の形態による光ディスク再生装置の構成を示す図である。この光ディスク再生装置は、近接場光(ニアフィールド光)を利用して光ディスク31から信号を再生するニアフィールド光ディスク再生装置である。特に、このニアフィールド光ディスク再生装置は、1波長のみを用いたタイプの装置であり、ギャップサーボ用のレーザ光源と、リード及びライト用のレーザ光源を同一のものとしている。レーザ光源が一つであるので、例えばギャップサーボ用のレーザ光源とリード及びライト用のレーザ光源とを別々に有する二光源の装置に比べて、小型化が可能であり、コストを下げることができる。
このニアフィールド光ディスク再生装置は、前述した同一のレーザ光を出射するレーザ光源32と、レーザ光源32から出射されたレーザ光からニアフィールド光を発生するために光ディスク31に近接位置される対物レンズ群33を含む光ヘッド49と、対物レンズ群33を介したレーザ光の戻り光量に基づいて光ディスク31と対物レンズ群33中の後述するソリッドイマージョンレンズ(SIL)端面間のギャップを制御するギャップサーボ部40とを備える。
また、このニアフィールド光ディスク再生装置は、ギャップサーボ部40によってギャップサーボを行われている状態で、光ヘッド49の光ディスク31上に照射した近接場光のフォーカスを調整するフォーカス調整部35と、フォーカス調整部35によって近接場光の光ディスク31に対するフォーカスを調整するのに、ギャップサーボ部40によるギャップサーボを補正するギャップサーボ補正部42とを備える。
対物レンズ群(二群レンズ)33は、図2に示すようにNA<1以下の非球面レンズ33aと、屈折率nのソリッドイマージョンレンズ(SIL)33bからなり、この2つのレンズを組み合わせることで、NA>1のレンズを形成している。例えば、超半球型のSILを用いた場合は、NAは次の式(1)のように表せる。
NA=n*NA ・・・(1)
非球面レンズ33aは、入射されたレーザ光を収束させてSIL33bに入射させる。SIL33bは、球形レンズの一部を山型に切り取り、その頂上部を例えば平坦にしたものである。詳しくは、図3に示すように、超半球型に形成されており、球面330を非球面レンズ33a側に、反対側であるディスク側には山を形成するように、テーパ331が形成され、そのテーパ331はディスク31の面と平行に保たれるように形成された、平坦部(山頂部)332に対して、あたかも山頂に至る尾根のように位置している。よって、平坦部332は、下部から見ると円形状となり、その直径は例えば約40μmである。
ニアフィールド光ディスク装置では、SIL33b端面と光ディスク31間を、λ/4以下に保持することで、NA>1以上の光をエバネセント光としてディスク側に透過させ、あるいはレンズ側にディスクからの反射光を戻している。このエバネセント光により信号を記録、再生することが、ニアフィールド光ディスク装置の特徴である。また、エバネセント光を得るために、レンズとディスク間をλ/4以下、例えば波長λ=405nmであれば、略100nm、さらに好ましいレベルのエバネセント光を得るため20nm程度に保持する必要があることも、従来の光ディスクと異なる大きな特徴である。
光ヘッド49は、レーザ光源32から出射されたレーザ光を対物レンズ群33にフォーカス調整部35を通して導くと共に対物レンズ群33からの戻り光を後述する二つの検出部37及び39に導く偏光光学部36も備える。なお、レーザ光源32は広い意味では光ヘッド49に含まれるが、発明の構成要件を明確にするために、本明細書では光ヘッド49と別に特定している。
図4にはニアフィールド光ディスク装置の光ヘッド49の詳細を示す。この光ヘッド49にあって、青色LEDのような半導体レーザ(Blue LD)であるレーザ光源32から出射されたレーザ光は、紙面に平行な偏光面(矢印記号367)を持つ直接偏光レーザ光であり、上記偏光光学部36中のコリメータレンズ361によって平行光束とされてから偏光ビームスプリッタ(PBS)362に入射する。レーザ光源32から出射されたレーザ光の波長λは例えば405nmである。
偏光ビームスプリッタ362を透過した上記レーザ光は、さらに偏光ビームスプリッタ363を透過してから、結晶軸が入射偏光方向に対して45°傾けられて配置された四分の一波長(λ/4)板(QWP)364を透過して円偏光とされてから、フォーカス調整部であるエキスパンダレンズ群35に導かれる。エキスパンダレンズ群(フォーカス調整部)35は、凹レンズ35aと凸レンズ35bの組み合わせから成り、円偏光とされたレーザ光のフォーカスを調整する。具体的には、凹レンズ35aと凸レンズ35bとの距離Dを後述するステップモータのステップ数に応じてネジ部や歯車を有するアクチュエータ35cによって広げるか又は縮小することによってフォーカス調整を行う。
エキスパンダレンズ群35を通過したレーザ光は、SIL33bとともに対物レンズ群33を構成する非球面レンズ33aに入射する。
SIL33b端面と光ディスク31間のギャップGが上述したように、λ/4以下、例えば20nmに保持されると、上記レーザ光は、SIL33b端面からエバネセント光としてディスク側に透過される。このエバネセント光は、NA>1以上の光となり、ディスク側に透過されることによって、光ディスクの信号記録面に集光され、このエバネセント光により信号を記録、再生することできる。上記ギャップがλ/4より大きいとSIL端面での全反射光は、後述するように規格化して1.0となる。上記ギャップがλ/4以下となると、エバネセント光が生じ、NA>1の成分の光の一部がディスク側に入射されるため全反射戻り光は減少することになる。
この光ヘッド49は、凹凸のピットパターンにより情報信号が記録された光ディスク、あるいは、相変化を利用して情報信号が記録される光ディスクに情報を記録/再生するために用いられる。すなわち、このヘッドに設けた半導体レーザから出射され、非球面レンズ33aとSIL33bからなる対物レンズ群33によって集光されて光ディスク31の信号記録面に照射された光束は、この信号記録面によって反射され、再び対物レンズ群33に入射される。
光ディスクの信号記録面からの反射光は、光ディスクの信号記録面に形成されたピットパターンの有無などにより異なる反射の仕方をして再び対物レンズ群33に入射される。対物レンズ群33に入射された反射光は、SIL33b及び非球面レンズ33a、凸レンズ35b及び凹レンズ35aからなるエキスパンダレンズ群35、さらにQWP364を透過してPBS363に入射される。
PBS363は、QWP364を透過してきた戻り光を入射レーザ光と垂直(垂直方向を示すマーク369)な偏光面を持つ光成分と、平行(平行方向を示す矢印記号368)な偏光面を持つ光成分とに分離する。前者(入射レーザ光と垂直な偏光面を持つ光成分)は、光ディスク31に記録された情報を再生したRF信号であり、第1の検出器37に検出される。後者は入射レーザ光と平行な偏光面を持つ光成分であり、全反射戻り光として、後述の図5のような特性を持つ信号として第2の検出器39に検出される。
ギャップサーボに用いられるギャップエラー信号は、例えば第2の検出器39が二分割検出領域を有しているのであれば、それら二分割検出領域の検出信号の和信号として得られる。また、トラッキングサーボに用いられるトラッキングエラー信号は、二分割検出領域の差信号、つまりプッシュプル信号として得られる。もちろん、第2の検出器39が四分割検出領域を有するものであれば、それに適した方法により、ギャップエラー信号、トラッキングエラー信号が生成されることになる。
図1に戻り、ニアフィールド光ディスク再生装置の構成をさらに説明する。このニアフィールド光ディスク再生装置は、第1の検出器37によって検出されたRF信号に再生信号処理を施して出力端子46に供給するRFアンプ38と、ギャップサーボ部40によってギャップサーボが行われている状態で、光ディスク31上の記録トラックに対する光ヘッド49のトラッキングを制御するトラッキングサーボ部41を備える。さらに、第1の検出器37又は第2の検出器39の検出信号などに基づいて光ディスク31のスピンドルモータ48の回転を制御するスピンドルサーボ部47も備える。
また、ニアフィールド光ディスク再生装置は、フォーカス調整部35の上述したアクチュエータ35cのギア又はネジを駆動するステップモータ45と、ステップモータ45を制御するステップモータコントローラ44とを備える。さらに、ニアフィールド光ディスク再生装置は、ステップモータコントローラ44にステップモータ制御の制御信号を供給すると共に、RFアンプ38、ギャップサーボ補正部42、ギャップサーボ部40、トラッキングサーボ部41及びスピンドルサーボ部47に各制御信号を供給して、各部を制御するシステムコントローラ43を備える。
以上のような構成を備えるニアフィールド光ディスク再生装置の動作原理などについて以下に説明する。図5は、横軸をギャップ長、縦軸をSIL端面での全反射戻り光量としている。図5に示す光の特徴として、エバネセント光が生じる距離以上(λ/4以上)では、エバネセント光は生じず、NA>1の成分の光が全てSIL端面で全反射される。このため、戻り光は一定となる。例えば、規格化して1.0となる。
一方、エバネセント光が生じる距離以下(λ/4以下)では、エバネセント光が生じ、NA>1の成分の光の一部がディスク側に入射されるため全反射戻り光は減少し、SIL端面とディスク間が完全接触するところで、全反射戻り光はゼロとなる。従って、図5のような特性となる。このエバネセント光が生じる距離以下(λ/4以下)では、ギャップ長と全反射戻り光量の関係は、略線形となる。ギャップ長が0でSIL端面とディスク間が完全に接触するところでは、全反射光量は0となり、SIL端面からディスク側には全ての光量がエバネセント光として照射される。しかし、SIL端面と光ディスクとを接触させることは、双方を傷つけてしまうことになりかねない。そこで、この実施の形態では、望ましいRF信号レベルが得られ、かつSIL端面とディスクとの接触が避けられるということで、上記ギャップ長を20nmとしている。
エバネセント光により情報信号を光ディスクの信号記録層に記録再生を安定に行うためには、上述したようにSILのようなレンズ端面とディスク間を、λ/4以下、例えば20nm一定に保持する必要がある。このためには、図5において、λ/4以下の全反射戻り光をギャップエラー信号として、フィードバックサーボを行うことで実現できる。つまり、λ/4以下では、上述したように、ギャップ長と全反射戻り光は線形な関係が成立するので、全反射戻り光量を一定に制御することで、ギャップ長を一定に保持することが可能である。
図6には、上述したように、ギャップ長と全反射戻り光量の線形な関係を利用したギャップサーボ部40’のブロック図を示す。ただし、このギャップサーボ部40’は、本実施の形態のニアフィールド光ディスク再生装置で用いているギャップサーボ部40とは異なり、ギャップサーボ補正部42により、フォーカス調整部35でのフォーカス調整に伴ったギャップサーボ補正を行ってはいない。
図6において、入力端子51に供給されるrは目標値(図5に示した0.4に相当)、Cは制御器(例えば、PID、位相進み補償)53、Pはアクチュエータ54、yは出力端子18から出力されると共にフィードバック経路56により減算器52に戻される全反射戻り光量である。全反射戻り光量yを減算器52を用いて目標値にフィードバックすることで、ギャップを一定に保持することが可能となる。詳細な動作には以下のとおりである。減算器52により目標値rと全反射戻り光量yとの差分を算出し、これを偏差として制御器53に入力する。制御器53の出力を制御量として制御対象である対物レンズ群(二群レンズ)33が内蔵されたアクチュエータ、例えばピエゾ素子を駆動することで、全反射戻り光量yを一定量の制御目標値rに合致するようにする。
SIL端面とディスクとのギャップを一定に保持した場合、全反射戻り光量は図7のようになる。図7は、横軸に時間を、縦軸に全反射戻り光量をとったものである。上記ギャップを例えば20nmに保つことができれば、全反射戻り光量は時間が経過しても0.4一定となる。これは理想的な特性図であり、光ディスク上に傷もダストも全くない状態のものである。
しかし、1波長のみを用いたニアフィールド光ディスク装置では、ギャップサーボによってSIL端面とディスクとのギャップを近接場光を発生するように調整した後にフォーカス調整を行うとギャップエラーが変動してしまう。フォーカス調整は、例えば凹レンズと凸レンズからなるエキスパンダレンズ35のレンズ間距離Dをアクチュエータ35cによって調整することによって行うが、フォーカス調整のためにこのエキスパンダレンズの上記距離Dを動かすと、同時にギャップサーボによってλ/4に調整されているギャップエラーが変動してしまうことになる。
具体的に、フォーカス調整部35であるエキスパンダレンズの動作について図4及び図8を参照して説明する。図4に示したアクチュエータ35cをステップモータ45により駆動し、エキスパンダレンズ35のレンズ間距離Dを動かすことにより、図8に示すように、焦点位置Fを変化させることができる。図8の(a)はエバネセント光の焦点をディスク表面上の焦点F1とした場合を示す。この場合の全反射戻り光のビーム径をW1とする。また、図8の(b)はエバネセント光の焦点を(a)に比べてディスク内部に向かった焦点F2とする。この場合の全反射戻り光のビーム径をW2とする。また、図8の(c)はエバネセント光の焦点を(b)に比べてディスク内部に向かった焦点F3とする。この場合の全反射戻り光のビーム径をW3とする。よって、各全反射戻り光のビーム径の大小関係は、W3>W2>W1となる。
全反射戻り光量のビーム径が変化すると、第2の光検出器39上の受光領域における受光面積がビーム径の大小関係に従って変化する。このため、図9に示すように、全反射戻り光量がディスク厚さ方向の焦点位置の違いに基づいて変化してしまうことになる。図9は、エキスパンダレンズ35によるフォーカス調整時の全反射戻り光量の変化を示す特性図である。
図9には、全反射戻り光ビーム径W1、W2及びW3のときの全反射戻り光量の計3本の特性を示す。図9のように全反射戻り光量のレベルが変化すると、同一の目標値0.4に対して、相対的に制御されるギャップ長が変化してしまう。元々、目標値0.4に一意に対応していたのは、ギャップ長X=20nmであったが、全反射戻り光ビーム径W1、W2及びW3のときの全反射戻り光量の計3本の特性にあって、目標値0.4に対応するギャップ値は、20nmの他に、その前後の値、例えば18nmや、22nmとなってしまう。そこで、フォーカス調整部35におけるフォーカス調整にかかわらず、全反射戻り光量レベルを一定にする必要がある。
図10は、そのための構成を組み込んだギャップサーボループを示す。図6に示したギャップサーボ部40’と異なるのは、フィードバックパスに、ギャップサーボ補正部42を組み込んだところである。入力端子61に供給されるrは目標値(図5に示した0.4に相当)、Cは制御器(例えば、PID、位相進み補償)63、Pはアクチュエータ64、yは出力端子65から出力されると共にフィードバック経路によりギャップサーボ補正部42に戻される全反射戻り光量である。ギャップサーボ補正部42は、全反射戻り光量yを用いてギャップを目標値に一定に保持する。詳細な動作には以下のとおりである。減算器62により目標値rと全反射戻り光量yとの差分を算出し、これを偏差として制御器63に入力する。制御器63の出力を制御量として制御対象である対物レンズ群(二群レンズ)33が内蔵されたアクチュエータ64、例えばピエゾ素子を駆動することで、全反射戻り光量yを一定量の制御目標値rに合致するようにする。
ギャップサーボ補正部42は、ギャップサーボ部40によってギャップサーボが行われている状態で、フォーカス調整部35が光ヘッド49の光ディスク31上に照射した近接場光のフォーカスを調整するときに、ギャップサーボ部40によるギャップサーボを補正する。
ギャップサーボ補正部42には、ステップモータ45から所定のステップ数が供給される。ステップモータ45は、ステップモータコントローラ44により制御される。さらに、ステップモータコントローラ44は、システムコントローラ43によって制御される。
このギャップサーボ補正部42を組み込んだギャップサーボについて図11のフローチャート及び図12の構成図を用いて説明する。この処理手順は、既にギャップサーボ部40によってギャップサーボが行われていることを前提としている。先ず、ステップS21でシステムコントローラ43にてフォーカス調整を行うと判断する(YES)と、システムコントローラ43はステップモータコントローラ44を介して図1中のフォーカス調整部35にステップ数を入力する。同時に、ギャップサーボ補正部42の入力端子421にもエキスパンダレンズの駆動ステップ数を入力する。エキスパンダレンズのステップ数は、ステップ数アドレス変換テーブル421に供給される(ステップS22)。
ステップ数アドレス変換テーブル421は、ステップ数をアドレスに変換する(ステップS23)。ステップ数アドレス変換テーブル421は、図13に示すように、ステップ数とアドレスを対応付けて格納している。このため、ステップ数アドレス変換テーブル421を用いることによりステップ数をアドレスに変換できる。例えば、変換テーブル421は、ステップ数0でアドレスが000、ステップ数1でアドレスが001、ステップ数100でアドレスが064、ステップ数1000でアドレスが3E8となっている。
さらに、ギャップサーボ補正部42は、ステップ数アドレス変換テーブル421からのアドレスを、エキスパンダ移動量に対応した規格化ゲインが記憶されたメモリ422に入力することで、規格化ゲイン423が得られる(ステップS24)。メモリ422内部に記憶されるアドレスとゲインの具体例を図14に示す。アドレス000に応じて規格化ゲイン0.000がセットされている。また、アドレス001に応じてゲイン0.001が、アドレス064に応じてゲイン0.900が、さらにアドレス3E8に応じてゲイン1.200がセットされている。
図15には、全反射戻り光量が1.5、1.0及び0.7であるときの特性を示す。規格化ゲインが小であると全反射戻り光量は例えば1.5、規格化ゲインが中であると1.0、規格化ゲインが大になると0.7となり、全反射戻り光量の特性が変化する。このメモリ422から出力されたゲイン423を、入力端子424から別途入力された全反射戻り光yに乗じることで、規格化された(エキスパンダの位置に依存しない)全反射戻り光量y’が得られる(ステップS25)。
例えば、図15において、y=1.5となる位置にエキスパンダが調整された場合、1/1.5に相当するゲインをyに乗じることで、規格化後の全反射戻り光量y’は1.0となる。同様に、y’=0.7となる位置にエキスパンダがある場合は、1/0.7に相当するゲインをyに乗じることで、規格化後の全反射戻り光量y’は1.0となる。これにより、エキスパンダの調整にかかわらず、常に全反射戻り光量は、ファーフィールド位置において1.0一定とすることができる。
図11にあって、ステップS26では、規格化後の全反射戻り光量y’を減算器62により目標値から減算する。これによりフォーカス調整の影響を抑制したギャップエラー信号が制御器63に供給される。
このように、規格化された全反射戻り光量y’は、エキスパンダでのフォーカス調整にかかわらず、図5のようになるので、結果として、エキスパンダを動かしてもギャップ長は常に一定の位置に保持されることになる。
また、図1のトラッキングサーボ部41は、ギャップサーボ部40によってギャップサーボが行われている状態で、光ディスク31上の記録トラックに対する光ヘッド49のトラッキングを制御する。トラッキングサーボ部41は、第2の検出器39の検出出力に基づいて得られるトラッキングエラー信号にしがたって光ヘッド49、詳細には対物レンズ群33のSIL33bから照射される近接場光のトラックに対するトラッキングを行う。第2の検出器39が二分割検出領域を有しているのであれば、前述したようにそれらのプッシュプル信号としてトラッキングエラー信号が得られる。
なお、本発明は、ニアフィールド光を用いてディスク状記録媒体に信号を記録するニアフィールド光ディスク記録装置にも適用可能である。このディスク記録装置は、具体的には、レジストが塗布されたガラス原盤の表面に、記録情報に応じて変調されたレーザ光を照射し、記録情報をカッティング記録する、いわゆるカッティングマシーンである。この信号記録装置は、図16に示すように、情報源1、記録信号発生器2、音響光学素子(AOM)3、レーザ素子4、電気−光変換素子(EOM)5、アナライザ6、ビームスプリッタ(BS)7、フォトディテクタ8、18、自動パワー制御装置(APC)9、ミラー10、集光レンズ11、17、コリメータレンズ12、偏光ビームスプリッタ(PBS)13、1/4波長板(λ/4板)14、光ヘッド15、ガラス原盤16、ギャップサーボ部24、トラッキングサーボ部25、ギャップサーボ補正部26、システムコントローラ27、ステップモータコントローラ28及びステップモータ29を有する。
このうち、レーザ素子4は、被照射体(光記録媒体)とされるガラス原盤16に照射されるレーザ光を出射する光源であり、光ヘッド15は、ガラス原盤16に近接配置され、ガラス原盤16にレーザ光による近接場光を集光させる光学手段である。
また、ギャップサーボ部24は、戻り光量(全反射光量)に応じて、光ヘッド15とガラス原盤16との間の距離を制御するギャップ制御手段である。このギャップサーボ部24は、対物レンズ群を有する光ヘッド15からの戻り光量に応じて、光ヘッド15とガラス原盤16との間の距離を一定に制御している。
また、トラッキングサーボ部25は、ギャップサーボ部24によってギャップサーボが行われている状態で、ガラス原盤16上の記録トラックに対する光ヘッド15のトラッキングを制御する。
また、ギャップサーボ補正部26は、図10〜図15を参照して説明した構成及び動作によって、ギャップサーボ部24によってギャップサーボが行われている状態で、フォーカス調整部が光ヘッド15の光ディスク上に照射した近接場光のフォーカスを調整するときに、ギャップサーボ部24によるギャップサーボを補正する。
以下、ニアフィールド光ディスク記録装置の動作をレーザ光及び信号の流れに沿って詳細に説明する。この信号記録装置において、ガラス原盤16への信号の記録の際には、レーザ素子4から出射され、電気−光変換素子(EOM)5、偏光板であるアナライザ6、及びビームスピリッタ(BS)7を介して音響光学素子(AOM)3に入射した記録用レーザ光LB1が、このAOM3において変調される。具体的には、AOM3には情報源1からの情報が記録信号発生器2でディジタル化されて入力されており、AOM3は、上述のように入射されている記録用レーザ光LB1を、このディジタル化された情報記録信号に応じて変調する。次に、このAOM3により変調されたレーザ光LB2は、第1のミラー10により反射されて、集光レンズ11及びコリメータレンズ12を介することにより平行ビームとなり、偏向ビームスピリッタ(PBS)13を通過し、λ/4板14に入射される。
λ/4板14では入射光は円偏光とされ、この円偏光された変調光LB3は、第2のミラー10により反射され、光ヘッド15に入射される。光ヘッド15は、レジストが塗布されたガラス原盤16に円偏光とされたレーザ光をスポット状に照射する。光ヘッド15は、例えば、2群レンズから構成されるSIL(Solid Immersion Lens)を用いている。この信号記録装置では、光ヘッド15にSILを採用することで、近接場光状態で生じる近接場光を利用して、スポット光を一層微細化して信号の記録を可能としている。
ガラス原盤16に対する光ヘッド15のギャップは、上述したように、ギャップサーボ部24により制御され、ガラス原盤16と光学ヘッド15との間の距離が一定に保持されている。これにより、光ヘッド15に入射されたレーザ光LB4は、大きさを一定に制御された光スポットをレジストが塗布されたガラス原盤16上に形成されることになる。この光スポットにより、記録情報に応じてレジストが塗布されたガラス原盤16がカッティングされる。
また、この信号記録装置は、上述のようにガラス原盤16のカッティングを行う一方で、次のようなギャップ制御のための処理を行う。まず、記録に用いるレーザ素子4から出射され、EOM5及びアナライザ6を通り、ビームスピリッタ7を通過した一部のレーザ光LB6は、第1のフォトディテクタ(PD1)8により検出される。この第1のフォトディテクタ(PD1)8に入射したレーザ光LB6は、ここで電気信号に変換され、自動パワー制御装置(APC)9に入射され、その値がEOM5にフィールドバックされて、レーザ素子4から出力されるレーザパワーが一定に制御される。
一方、レーザ光LB4に対する光ヘッド15からの全反射戻り光は、λ/4板14を通り直線偏光に変換された後、偏光ビームスピリッタ13の反射面において反射され、さらに第3のミラー10にて反射された集光レンズ17に入力される。そして、この集光レンズ17を通った全反射戻り光LB5の光量(以下、全反射戻り光量という)として第2のフォトディテクタ(PD2)18によって検出される。ここで検出された全反射戻り光量(信号)が上述したようにギャップサーボに用いられる。
全反射戻り光量はギャップサーボ部24に入力される。ギャップサーボ部24は、内部の定電圧原により生成した基準信号を制御目標値とし、変調除去後の全反射戻り光量を被制御量として、それらの情報に基づいてギャップ制御電圧を出力する。そして、このギャップ制御電圧は光ヘッド15に入力される。光ヘッド15は、ピエゾ素子に取り付けられており、ギャップ制御電圧に応じてピエゾ素子が伸縮制御されることにより、光ヘッド15とガラス原盤16との間の距離が制御される。
また、トラッキングサーボ部25は、ギャップサーボ部24によってギャップサーボが行われている状態で、光ディスク上の記録トラックに対する光ヘッド15のトラッキングを制御する。トラッキングサーボ部25は、第2の検出器18の検出出力に基づいて得られるトラッキングエラー信号にしがたって光ヘッド15、詳細には対物レンズ群のSILから照射される近接場光のトラックに対するトラッキングを行う。第2の検出器18が二分割検出領域を有しているのであれば、前述したようにそれらのプッシュプル信号としてトラッキングエラー信号が得られる。
ところで、光ディスク31又は16にデフェクト(ダスト、傷)があると、図17の縦軸に示した全反射戻り光量上に表れるギャップエラー信号にスパイク61(61a及び61b)、62(62a及び62b)、63(63a及び63b)が生じる。これらスパイクが発生しているときには、SIL端面がディスクに衝突する可能性がある。そこで、本実施の形態のニアフィールド光ディスク再生装置及び記録装置では、SIL端面がディスクに衝突するのを回避する構成を採用してもよい。
図18の(a)には、ディスク31上の傷64を示す。傷64がなければSIL33b端面332とディスク31の間のギャップGの大きさ(距離)はgである。しかし、ディスク31に傷64があるとSIL33b端面332とディスク31の間のギャップGの大きさg’となる。もちろん、g’>gである。図5に示した特性図によれば、ギャップエラーが例えば20nmであるようなxより大きくなると、全反射光量は0.4より大となり、よって、図18の(b)に示すように上方向にスパイク61aが生じる。下方向には、スパイクの反動としてオーバーシュート61bが現れる。
また、図19の(a)には、ディスク上のダスト65を示す。ダスト65がなければSIL33bの端面332とディスク31の間のギャップGの距離はgである。しかし、ディスク31にダスト65があるとSIL33bの端面332とディスク31の間のギャップGの距離はg''となる。もちろん、g''<gである。図5に示した特性図によれば、ギャップエラーが例えば20nmであるようなxより小さくなると、全反射光量は0.4より小となり、よって、図19の(b)に示すように下方向にスパイク63aが生じる。上方向には、スパイク63aの反動としてオーバーシュート63bが現れる。
以上に説明したディスク上に傷とダストがあった場合の現象は後述のデフェクト判定器の判定原理に関係する。つまり、ディスク上に傷64があった場合、傷64の箇所では、SIL33bとディスク31間の距離がg’のようにgより遠くなるため、ギャップエラーは大きくなる。一方、ディスク31上にダスト65があった場合、ダスト65の箇所では、SIL33bとディスク31間の距離g''がgより短くなるため、ギャップエラーは小さくなる。デフェクト判定器は、スパイク部に応じたギャップエラーの大小が所定の閾値を超える回数に応じてデフェクトを判定する。詳細は後述する。
図17及び図18に示した上方向及び下方向のスパイク部分で、SIL33bがディスク31に衝突する可能性があり、衝突した場合、レンズ、メディアが破損する恐れがある。
本実施の形態では、上述したようなスパイク部分を後述のデフェクト判定器で検出し、SILがディスクに衝突し、レンズ、メディアが破損する恐れがある場合、ギャップサーボを強制的にオフにする。
図20には、デフェクト判定器77を組み込んだギャップサーボ部40のブロック図を示す。図1に示した本実施の形態のニアフィールド光ディスク装置で用いられるギャップサーボ部40の詳細な構成である。このギャップサーボ部40は、光ディスク31に発生するデフェクトの判定回数に基づいてギャップサーボを行う。
図20において、入力端子71に供給されるrは目標値(図5に示した0.4に相当)、Cは制御器(例えば、PID、位相進み補償)73、Pはアクチュエータ75、yは出力端子76から出力されると共にフィードバック経路78によりデフェクト判定器77に供給される全反射戻り光量である。デフェクト判定器77は全反射戻り光量yを用いて光ディスク31に発生した傷やダストのようなデフェクトを判定する。このデフェクト判定器77は、判定したデフェクトの判定回数に基づいて、切り換えスイッチ74のオン又はオフを制御する。
また、全反射戻り光量yはデフェクト判定器77及び減算器72を介して、目標値rにフィードバックされることで、ギャップを一定に保持することが可能となる。詳細な動作は以下のとおりである。減算器72により目標値rと全反射戻り光量yとの差分を算出し、これを偏差として制御器73に入力する。制御器73の出力を制御量として制御対象である対物レンズ群(二群レンズ)33が内蔵されたアクチュエータ、例えばピエゾ素子を駆動することで、全反射戻り光量yを一定量の制御目標値rに合致するようにする。
さらに、制御器73とアクチュエータ75との間に設けた切り換えスイッチ74を、デフェクト判定器77の判定結果に基づいてオン又はオフし、SILレンズが光ディスクに衝突するのを避け、レンズダメージを軽減する。
また、デフェクト判定器77の判定結果は、システム制御部に供給され、システム制御部がデフェクト判定器によるデフェクトの判定回数に基づいて切り換えスイッチ74のオンオフを制御してもよい。
図21にデフェクト判定器77の処理手順を説明するためのフローチャートを示す。まず、ステップS1にて、最初に、デフェクトカウンタを初期化する(N=0)。次に、ギャップサーボを開始し、かつディスク回転を開始する(ステップS2)。ギャップサーボ、ディスク回転の順序は問わない。
次に、閾値Th1より全反射戻り光量yが大きいか、または閾値Th2より全反射戻り光量yが小さいかをステップS3にて判定する。これは、図17及び図18を参照して既に説明した上方向又は下方向へのスパイク部、またはそのオーバーシュートがこれら閾値Th1、Th2を超えたことを検出するものである。閾値Th1はディスク上の傷の影響を検出するための基準値(所定値)であり、ピーク部分が閾値Th1を超えてしまったスパイク部があるか否かを判定することになる。また、閾値Th2はディスク上のダストの影響を検出するための基準値(所定値)であり、ピーク部分が閾値Th2より小さいスパイク部があるか否かを判定することになる。
つまり、閾値Th1はディスク上の傷の影響検出に、閾値Th2はディスク上のダストの影響検出に用いる。上述したように、ディスク上に傷があった場合、傷の箇所では、SIL端面とディスク間の距離が長く(遠く)なるため、ギャップエラーは大きくなる。一方、ディスク上にダストがあった場合、ダストの箇所では、SIL端面とディスク間の距離が近く(短く)なるため、ギャップエラーは小さくなる。
デフェクト判定器77は、図22に示すように、ギャップエラー61a等が閾値Th1より大きいか、又はエラー63a等が閾値Th2より小さい場合は、デフェクトの影響があると判断し、ステップS4にてデフェクトカウンタ値Nを1プラス(N+1)する。さらに、このデフェクト判定器77は、ステップS5にて所定のデフェクトカウンタ閾値αを設定し、このデフェクトカウンタ閾値αよりカウント値Nが小さい場合は、影響が軽微であると判断し、切り換えスイッチ74をオンにしたままにし、そのままギャップサーボを続ける。一方、カウンタ値Nがデフェクトカウンタ閾値αより大きい場合は、影響が大きいと判断し、切り換えスイッチ74をオフしてギャップサーボを停止する(ステップS6)。
ニアフィールド光ディスク装置にあっては、上述したように、SIL端面と光ディスク間のギャップが例えば僅か20nmであるので、例えば一時的にホコリなどのダストが付着すると、すぐにステップS3にあっては、全反射戻り光量が閾値Th1又はTH2を超えるか又は下回る。そこで、ギャップサーボを停止すると、ギャップサーボの停止が頻繁に発生してしまいかねない。このため、ステップS5のデフェクトカウンタ閾値αの設定及びその比較が必要となる。例えば、デフェクトカウンタ閾値αは、100トラック当たりの基準値でよいし、ディスク1枚の再生が終わるまでの間の基準値でもよい。ギャップサーボが開始された以降、ギャップサーボが終了するまでの間における基準値としてもよい。
次に、本実施の形態のニアフィールド光ディスク装置にて行われるトラッキングサーボの改良例についてさらに説明する。上述したように、図1のトラッキングサーボ部41は、ギャップサーボ部40によってギャップサーボが行われている状態で、光ディスク31上の記録トラックに対する光ヘッド49のトラッキングを制御する。
図23は、トラッキングサーボ部41のブロック図を示す。トラッキングサーボ部41は、デフェクト判定器87を有しており、光ディスク31に発生するデフェクトの判定回数に基づいてトラッキングサーボを行う。トラッキングサーボ動作中に、予め設定しておいた閾値をトラッキングエラー信号が超える回数が所定の回数を超えた場合に、トラッキングサーボを強制的にオフにする。レンズのディスク衝突によるダメージを軽減する効果がある。
図23において、入力端子81に供給されるrはトラッキングエラー信号の目標値であり、例えば0.0である。Cは制御器(例えば、PID、位相進み補償)83、Pはアクチュエータ85、tは出力端子86から出力されると共にフィードバック経路88によりデフェクト判定器87に供給されるトラッキングエラー信号である。デフェクト判定器87はトラッキングエラー信号tを用いて光ディスク31に発生した傷やダストのようなデフェクトを判定する。このデフェクト判定器87は、判定したデフェクトの判定回数に基づいて、切り換えスイッチ84のオンオフを制御する。
トラッキングエラー信号tはデフェクト判定器87及び減算器82を介して、目標値rにフィードバックされることで、トラッキングエラーを一定(0.0)に保持することが可能となる。詳細な動作は以下のとおりである。減算器82により目標値rとトラッキングエラー信号tとの差分を算出し、これを偏差として制御器83に入力する。制御器83の出力を制御量として制御対象である対物レンズ群(二群レンズ)33が内蔵されたアクチュエータ、例えばピエゾ素子を駆動することで、トラッキングエラー信号tを一定量の制御目標値rに合致するようにする。
さらに、制御器83とアクチュエータ85との間に設けた切り換えスイッチ84を、デフェクト判定器87の判定結果に基づいてオン又はオフし、SILレンズが光ディスクに衝突するのを避け、レンズダメージを軽減する。
また、デフェクト判定器87の判定結果は、システム制御部に供給され、システム制御部がデフェクト判定器によるデフェクトの判定回数に基づいて切り換えスイッチ84のオン又はオフを制御してもよい。
図24にデフェクト判定器87の処理手順を説明するためのフローチャートを示す。この処理手順は、既にギャップサーボ部38によりギャプサーボが行われていることが前提となっている。まず、ステップS11にて、最初に、デフェクトカウンタを初期化する(N=0)。次に、トラッキングサーボを開始する(ステップS12)。
次に、図25に示すような閾値Th1よりトラッキングエラー信号tが大きいか、または閾値Th2よりトラッキングエラー信号tが小さいかをステップS13にて判定する。これは、光ディスク31上の傷、ダストによって発生する上方向又は下方向へのスパイク部、またはそのオーバーシュートがこれら閾値Th1、Th2を超えたことを検出するものである。閾値Th1はディスク上の傷の影響を検出するための基準値(所定値)であり、ピーク部分が閾値Th1を超えてしまったスパイク部があるか否かを判定することになる。また、閾値Th2はディスク上のダストの影響を検出するための基準値(所定値)であり、ピーク部分が閾値Th2より小さいスパイク部があるか否かを判定することになる。
デフェクト判定器87は、トラッキングエラー信号tが閾値Th1より大きいか、又は閾値Th2より小さい場合は、デフェクトの影響があると判断し、ステップS14にてデフェクトカウンタ値Nを1プラス(N+1)する。さらに、このデフェクト判定器87は、ステップS15にて所定のデフェクトカウンタ閾値αを設定し、このデフェクトカウンタ閾値αよりカウント値Nが小さい場合は、影響が軽微であると判断し、切り換えスイッチ84をオンにしたままにし、そのままトラッキングサーボを続ける。一方、カウンタ値Nがデフェクトカウンタ閾値αより大きい場合は、影響が大きいと判断し、切り換えスイッチ74をオフしてトラッキングサーボを停止する(ステップS16)。
なお、トラッキングサーボ部41によるトラッキングサーボは、ギャップサーボが既に行われていることが前提であり、ギャップサーボがかかっていないとトラッキングサーボは行われない。しかし、ギャップサーボは、トラッキングサーボが行われていない状態、つまりトラッキングサーボがオフの状態でも実行される。ギャップサーボ部40側から見ればトラッキングサーボとは独立してギャップサーボを行っていることになる。
また、以上に説明した、レンズとディスクとの衝突を回避する構成のギャップサーボ部40及びトラッキングサーボ部41は、図16に示したニアフィールド光ディスク記録装置にも適用可能である。
ニアフィールド光ディスク再生装置のブロック図である。 対物レンズ群を示す図である。 SILを示す図である。 ニアフィールド光ディスク再生装置の光学系の構成図である。 全反射戻り光量の特性図である。 ギャップ長と全反射戻り光量の線形な関係を利用したギャップサーボ部の構成図である。 全反射戻り光量の特性図である。 エキスパンダの動作について説明するための図である。 全反射戻り光ビーム径W1、W2及びW3のときの全反射戻り光量の計3本の特性図である。 ギャップサーボ補正部を組み込んだギャップサーボ部の構成図である。 ギャップサーボ補正部の処理手順を示すフローチャートである。 ギャップサーボ補正部の詳細な構成図である。 ステップ数アドレス変換テーブルを示す図である。 メモリ内部に記憶されるアドレスとゲインの具体例を示す図である。 全反射戻り光量が1.5、1.0及び0.7であるときの特性図である。 ニアフィールド光ディスク記録装置の構成図である。 レンズがディスクに衝突する可能性があるときの全反射戻り光量の特性図である。 光ディスク上の傷とその傷によるアタック部を示す図である。 光ディスク上のデフェクトとそのデフェクトによるアタック部を示す図である。 本実施の形態で用いるギャップサーボ部の詳細な構成図である。 ギャップサーボ部におけるデフェクト判定処理を示すフローチャートである。 閾値の設定を示す図である。 トラッキングサーボ部の詳細な構成図である。 トラッキングサーボ部におけるデフェクト判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 閾値の設定を示す図である。
符号の説明
31 光ディスク、32 レーザ光源、33 対物レンズ群、33a 非球面レンズ、33b SIL、35 フォーカス調整部、36 偏光光学系、37 第1の検出器、38 RFアンプ、39 第2の検出器、40 ギャップサーボ部、41 トラッキングサーボ部、42 ギャップサーボ補正部、43 システムコントローラ

Claims (5)

  1. 近接場光を利用して光記録媒体に対し、情報を記録及び/又は再生する光ディスク装置において、
    レーザ光を出射する光源と、
    上記光源から出射されたレーザ光から近接場光を発生するために上記光記録媒体に近接位置される対物レンズ群を含む光学手段と、
    上記光学手段を介した上記レーザ光の戻り光量に基づいて上記光記録媒体と上記光学手段のギャップを制御するギャップサーボ手段と、
    上記ギャップサーボ手段によってギャップサーボが行われている状態で、上記光学手段の上記光記録媒体上に照射した上記近接場光のフォーカスを調整するフォーカス調整手段と、
    上記フォーカス調整手段によって上記近接場光のフォーカスを調整するのに、上記ギャップサーボ手段による上記ギャップサーボを補正するギャップサーボ補正手段と
    を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 上記ギャップサーボ補正手段は上記フォーカス調整手段の調整量に応じて上記ギャップサーボのためのギャップエラー信号に規格化ゲインを乗じることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 上記ギャップサーボ補正手段は上記フォーカス調整手段の調整量に応じた規格化ゲインを予め記憶している記憶手段から、上記調整量に応じた規格化ゲインを読み出すことを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 近接場光を利用して光記録媒体に対し、情報を記録及び/又は再生する光ディスク装置によって実行されるサーボ制御方法において、
    光源から出射されたレーザ光から近接場光を発生するために上記光記録媒体に近接位置される対物レンズ群を含む光学手段を介した上記レーザ光の戻り光量に基づいて上記光記録媒体と上記光学手段のギャップを制御するギャップサーボ工程と、
    上記ギャップサーボ工程によってギャップサーボが行われている状態で、上記光学手段の上記光記録媒体上に照射した上記近接場光のフォーカスを調整するフォーカス調整工程と、
    上記フォーカス調整工程によって上記近接場光のフォーカスを調整するのに、上記ギャップサーボ工程による上記ギャップサーボを補正するギャップサーボ補正工程と
    を備えることを特徴とするサーボ制御方法。
  5. 上記ギャップサーボ補正工程は、上記フォーカス調整工程における調整量をアドレスに変換し、アドレスに応じてテーブルから規格化ゲインを読み出し、規格化ゲインを全反射戻り光量に乗じることを特徴とする請求項4記載のサーボ制御方法。
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