JP2008040138A - 光路変換中継光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プラグの嵌合及び位置決めを容易に高い精度で行うことができ、容易に低コストで製造することができ、プラグの嵌合作業のために広いスペースを必要とせず、光ファイバ心線同士を直交するように接続することができるようにする。
【解決手段】アダプタ部は、互いにほぼ直交するように連結され、光路変換光学素子は、互いにほぼ直交する二つの接続面と、各接続面に対してほぼ45度の角度を備える全反射面と、各接続面に形成されたレンズアレイと、各レンズアレイの両側に形成され、各接続面に対して直交する方向に延在して貫通する二つのピンガイド孔とを備え、各アダプタ部に取付けられる二つのホルダ部によって固定され、各ホルダ部は、光路変換光学素子のピンガイド孔の一方を貫通するホルダ側ガイドピンを備え、対応するアダプタ部と協働して光路変換光学素子を挟持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光路変換中継光コネクタに関するものである。
従来、光通信等に使用される光コネクタ組立体においては、フラットケーブル状の光ファイバアレイ同士を接続するために、レンズアレイを結合した光コネクタ組立体が使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
図6は従来の光コネクタ組立体を示す分解図である。
図において、801は光学素子であり、樹脂等の光透過性材料から成り、互いにほぼ直交する第1接続面802及び第2接続面803と、前記第1接続面802及び第2接続面803に対してほぼ45度の角度を備える全反射面804とを有する。なお、前記第1接続面802及び第2接続面803の中央部には、複数のコリメートレンズから成る図示されないレンズアレイがそれぞれ一体的に形成され、一方の接続面のレンズアレイから入射した光は、全反射面804で反射して光路が90度変換され、他方の接続面のレンズアレイから出射するようになっている。
また、前記第1接続面802におけるレンズアレイの両側には、面に対して垂直な円柱状の第1ガイド孔(こう)805が前後方向に貫通するように形成され、前記第2接続面803におけるレンズアレイの両側には、面に対して垂直な円柱状の第2ガイド孔806が上下方向に貫通するように形成されている。なお、全反射面804は、第1ガイド孔805及び第2ガイド孔806に対応する位置には設けられておらず、レンズアレイに向い合う位置に設けられている。
そして、前記光学素子801を介して、第1光コネクタ810Aと第2光コネクタ810Bとが互いに接続される。前記第1光コネクタ810A及び第2光コネクタ810Bは、一般的な多芯(しん)光コネクタであり、並列に配設された複数本の光ファイバ811を保持する。また、該光ファイバ811の両側には、一対のコネクタ側ガイド孔812が形成されている。そして、前記第1ガイド孔805及び第2ガイド孔806とコネクタ側ガイド孔812とにガイドピン813を挿入することによって、第1光コネクタ810Aの光ファイバ811及び第2光コネクタ810Bの光ファイバ811が、光学素子801のレンズアレイに対して正確に位置決めされた状態で、互いに直交するように接続される。
特開2005−31556号公報
しかしながら、前記従来の光コネクタ組立体においては、第1光コネクタ810A及び第2光コネクタ810Bを光学素子801に直接接続するようになっているので、作業性が悪く、第1光コネクタ810A及び第2光コネクタ810Bを光学素子801に対して高い位置決め精度で接続することは困難である。また、第1光コネクタ810A及び第2光コネクタ810Bに対して光学素子801は固定されておらず、振動等の使用環境によって第1光コネクタ810A及び第2光コネクタ810Bに対する光学素子801との接続位置がずれてしまう可能性があり、接続の信頼性を大きく低下してしまう可能性がある。さらに、ガイドピン813の挿入深さも規定されておらず、オペレータによってガイドピン813の挿入深さに差が生じてしまうため、組立精度が低下してしまう可能性がある。特に、光ファイバ811等が基板表面や筐(きょう)体の内面に沿って実装されているものであるときには、作業スペースが狭いので、接続作業が著しく困難になってしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、光ファイバ心線の軸端に接続されたプラグと嵌(かん)合する二つのアダプタ部を互いに直交するように連結し、直交する二つの接続面の各々に二つのピンガイド孔が形成された光路変換光学素子を連結角部に配設し、ピンガイド孔の一方を貫通するホルダ側ガイドピンを備える二つのホルダ部によって光路変換光学素子を固定することにより、プラグの嵌合及び位置決めを容易に、かつ、高い精度で行うことができ、容易に、かつ、低コストで製造することができ、プラグの嵌合作業のために広いスペースを必要とせず、光ファイバ心線同士を直交するように接続することができる光路変換中継光コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明の光路変換中継光コネクタにおいては、光ファイバ心線の軸端に接続されたプラグと嵌合する二つのアダプタ部を有する光路変換中継光コネクタであって、前記アダプタ部は、光路変換光学素子が配設された連結角部において互いにほぼ直交するように連結され、前記光路変換光学素子は、互いにほぼ直交する二つの接続面と、各接続面に対してほぼ45度の角度を備える全反射面と、各接続面に形成されたレンズアレイと、各レンズアレイの両側に形成され、各接続面に対して直交する方向に延在して光路変換光学素子を貫通する二つのピンガイド孔とを備え、各アダプタ部に取付けられる二つのホルダ部によって固定され、各ホルダ部は、前記光路変換光学素子の一方の接続面に形成されたピンガイド孔の一方を貫通するホルダ側ガイドピンを備え、対応するアダプタ部と協働して前記光路変換光学素子を挟持する。
本発明の他の光路変換中継光コネクタにおいては、さらに、前記プラグは、前記光ファイバ心線の前端面が露出するプラグ前端面と、該プラグ前端面において前記光ファイバ心線の前端面の両側に形成された二つのプラグ側ガイド孔と、該プラグ側ガイド孔の一方に取付けられ、前記プラグ前端面から突出するプラグ側ガイドピンとを備え、前記プラグがアダプタ部に嵌合すると、前記プラグ前端面が前記光路変換光学素子の一方の接続面に対向し、該接続面に形成されたピンガイド孔の一方を貫通するホルダ側ガイドピンがプラグ側ガイド孔に進入し、前記プラグ側ガイドピンが前記接続面に形成されたピンガイド孔の他方に進入する。
本発明の更に他の光路変換中継光コネクタにおいては、さらに、前記光路変換光学素子は、各接続面と平行な二つの突設面を備え、各ホルダ部は、対応するアダプタ部の連結角部側の端部に前記突設面を押圧する。
本発明の更に他の光路変換中継光コネクタにおいては、さらに、各ホルダ部は、保持部及び該保持部の両端から延出する二つの保持腕部を備え、前記保持部には、前記ホルダ側ガイドピンが取付けられたピン保持部材が弾性部材を介して収容され、前記保持腕部は、その自由端近傍が対応するアダプタ部の側板に係止される。
本発明の更に他の光路変換中継光コネクタにおいては、さらに、前記アダプタ部は、天板、両側の側板及び底板によって画定され、前記連結角部と反対側からプラグが挿入される収容部を備え、前記天板は、前記連結角部と反対側の端部寄りの部分が除去された切欠部を備える。
本発明によれば、光路変換中継光コネクタは、光ファイバ心線の軸端に接続されたプラグと嵌合する二つのアダプタ部を互いに直交するように連結し、ほぼ直交する二つの接続面の各々に二つのピンガイド孔が形成された光路変換光学素子を連結角部に配設し、ピンガイド孔の一方を貫通するホルダ側ガイドピンを備える二つのホルダ部によって光路変換光学素子を固定する。これにより、プラグの嵌合及び位置決めを容易に、かつ、高い精度で行うことができ、容易に、かつ、低コストで製造することができ、プラグの嵌合作業のために広いスペースを必要とせず、光ファイバ心線同士を直交するように接続することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における光路変換中継光コネクタを示す斜視図である。
図において、1は本実施の形態における光路変換中継光コネクタとしてのコネクタであり、複数本の並列な光ファイバ心線から成る第1光ファイバアレイ191Aと第2光ファイバアレイ191Bとを互いにほぼ直交するように、すなわち、光路が約90度曲がるように接続する。なお、第1光ファイバアレイ191Aの端部には第1光コネクタとしての第1プラグ101Aが接続され、第2光ファイバアレイ191Bの端部には第2光コネクタとしての第2プラグ101Bが接続されている。そして、コネクタ1は、ほぼ90度に曲がった形状を有し、連結角部19において互いにほぼ直交するように連結されたアダプタ部11としての第1アダプタ部11A及び第2アダプタ部11Bに第1プラグ101A及び第2プラグ101Bが嵌合することによって、第1光ファイバアレイ191Aと第2光ファイバアレイ191Bとが通信可能に接続される。
なお、本実施の形態において、コネクタ1及び該コネクタ1に含まれる各部材の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、コネクタ1及び該コネクタ1に含まれる各部材が図に示される姿勢である場合に適切であるが、コネクタ1及び該コネクタ1に含まれる各部材の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
また、本実施の形態においては、光伝送路としてのベア(Bare:被覆のない)ファイバに保護被覆層を被覆した線状体を「光ファイバ心線」と呼び、「光ファイバ心線」から保護被覆層を除去した状態の線状体、すなわち、ベアファイバ又はベアファイバに相当するファイバを「光ファイバ」と呼ぶものとする。
さらに、本実施の形態において、コネクタ1に含まれる各部材は、図において略水平方向に延在する第1アダプタ部11Aに付随するものと略垂直方向に延在する第2アダプタ部11Bに付随するものとが同様の構造を有するので、第1アダプタ部11Aに付随するものに「第1」の呼称を付すとともに符号の末尾に「A」の文字を追加し、第2アダプタ部11Bに付随するものに「第2」の呼称を付すとともに符号の末尾に「B」の文字を追加することによって識別を行うこととする。なお、コネクタ1に含まれる各部材を第1アダプタ部11Aに付随するものと第2アダプタ部11Bに付随するものとで識別することなく説明する場合には、「第1」及び「第2」の呼称並びに「A」及び「B」の文字を省略することとする。
そして、第1プラグ101Aは、一般にMT(Mechanically Transferable)形コネクタと称される光コネクタとしての第1ファイバ保持部118A、該第1ファイバ保持部118Aの周囲を覆う第1プラグハウジング111A、及び、該第1プラグハウジング111Aの後端に取付けられた第1プラグストッパ116Aを備える。なお、該第1プラグストッパ116Aの両側面には第1プラグ係合用突起115Aが取付けられている。また、前記第2プラグ101Bも、第1プラグ101Aと同様に、第2ファイバ保持部118B、第2プラグハウジング111B及び第2プラグストッパ116Bを備え、該第2プラグストッパ116Bの両側面には第2プラグ係合用突起115Bが取付けられている。
前記アダプタ部11は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネイト)、LCP(液晶ポリマー)、PPS(ポリフェニルスルフィド)、ポリアミド、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等のプラスチックから成り、射出成形等の方法によって一体成形されているが、いかなる材料から成るものであってもよいし、いかなる成形方法によって成形されたものであってもよい。
そして、第1アダプタ部11Aと第2アダプタ部11Bとは、連結角部19において、互いにほぼ直交するように、かつ、一体的に接続されている。前記第1アダプタ部11Aは、略水平方向に延在する直方体状の部材であり、第1天板12A、両側の第1側板17A、及び、第1底板16Aによって画定された直方体状の空間としての第1収容部13Aを備える。該第1収容部13A内には前記第1プラグ101Aが収容される。
なお、前記第1天板12Aは、連結角部19と反対側の端部寄りの第1天板12Aの部分が除去され、第1切欠部14Aが形成されている。これにより、オペレータは、第1アダプタ部11Aの上方から第1収容部13Aの少なくとも一部を視認することができ、かつ、第1プラグ101Aの前端を上方から移動させて前記第1切欠部14Aを通して第1収容部13A内に載置した後に、第1プラグ101Aを連結角部19に向けて移動させることができるので、第1プラグ101Aを第1収容部13A内に挿入して第1アダプタ部11Aに嵌合させる作業を容易に行うことができる。
また、前記第1側板17Aの連結角部19と反対側の端部寄りの部分には、第1プラグ係合用凹部15Aが形成されている。第1プラグ101Aが第1収容部13A内に挿入されて第1アダプタ部11Aへの嵌合が完了すると、第1プラグ係合用突起115Aが第1プラグ係合用凹部15Aと係合することによって、第1プラグ101Aが第1アダプタ部11Aにロックされる。
さらに、前記第1底板16Aの両側には、下方に向けて延在する板状の第1脚部18Aが接続されている。該第1脚部18Aの外面は前記第1側板17Aの外面とほぼ面一となっている。そして、第1脚部18Aの下端部は、コネクタ1が実装される部材、例えば、回路基板、筐体等の面に当接する。なお、前記第1脚部18Aの上下方向の寸法は、適宜設定することができる。
一方、前記第2アダプタ部11Bは、略垂直方向に延在する直方体状の部材であり、第2天板12B、両側の第2側板17B、及び、第2底板16Bによって画定された直方体状の空間としての第2収容部13Bを備え、該第2収容部13B内には第2プラグ101Bが収容される。なお、前記第2アダプタ部11Bの各部の構造は、前記第1アダプタ部11Aの場合と同様であるので、その説明を省略する。
そして、前記連結角部19には、後述される光路変換光学素子91を固定するための第1ホルダ部31A及び第2ホルダ部31Bが配設されている。
また、第1アダプタ部11Aには、コネクタ1を回路基板、筐体等の面に固定するための固定部材81が取付けられている。該固定部材81は、概略門型の形状を備える板状部材であり、第1天板12Aの上に被さるように配設される平板状の中央部81a、及び、該中央部81aの両端から下方に延出する固定脚部82を有する。該固定脚部82の先端には凹凸が形成され、例えば、回路基板、筐体等の面に形成された固定用貫通孔等に挿入されて係合するようになっている。また、固定部材81は、係合開口81bを備え、該係合開口81bが第1側板17Aに形成された固定脚係合突部38と係合することによって、第1アダプタ部11Aに固定される。なお、図示される例においては、固定部材81が第1アダプタ部11Aのみに取付けられているが、必要に応じて第2アダプタ部11Bに取付けることもできる。
次に、前記第1プラグ101A及び第2プラグ101Bの構成について説明する。なお、第1プラグ101A及び第2プラグ101Bの構成は、実質的に同一であるので、ここでは、「第1」及び「第2」の呼称並びに「A」及び「B」の文字を省略する。
図2は本発明の実施の形態におけるプラグを示す斜視図である。
ファイバ保持部118は、例えば、PBT、PC、LCP、PPS、ポリアミド、PEEK等のプラスチックから成り、射出成形等の方法によって一体成形された略直方体状の部材であり、その内部には光ファイバアレイ191の並列に配列された光ファイバ心線が接着剤等で固定されて形成されているものであるが、複数の部材を組合せることによって形成されたものであってもよい。なお、前記ファイバ保持部118の前端面としてのプラグ前端面195には、光ファイバ心線の前端面192が露出している。
また、前記プラグ前端面195における光ファイバ心線の前端面192の両側には、ファイバ保持部118の嵌合方向、すなわち、光ファイバ心線の光軸方向に延在する断面円形の貫通孔であるプラグ側ガイド孔193が形成されている。そして、一対のプラグ側ガイド孔193のうちの一方(図示される例においては左方)には、円柱状の棒状部材であるプラグ側ガイドピン194が取付けられている。この場合、該プラグ側ガイドピン194は、先端から所定長さの部分がプラグ前端面195から突出するように、かつ、少なくとも軸方向に移動不能に取付けられる。また、一対のプラグ側ガイド孔193のうちの他方には、プラグ101がアダプタ部11に嵌合された状態において、後述されるホルダ側ガイドピン43が挿入される。
そして、前記ファイバ保持部118は、直方体の箱状のプラグハウジング111内に挿入され、先端から所定長さの部分がプラグハウジング111の前端面から突出するように取付けられる。さらに、プラグハウジング111の後端にはプラグストッパ116が取付けられる。この場合、該プラグストッパ116の前端部がプラグハウジング111の後端部内に嵌入され、プラグストッパ116の前端部の両側面に形成された係合突起119がプラグハウジング111の後端部の両側面に形成された係合開口117と係合することによって、プラグストッパ116がプラグハウジング111に係止される。そして、前記ファイバ保持部118は、後端の位置がプラグストッパ116によって規制され固定される。
次に、前記連結角部19に光路変換光学素子91を固定するための構成について説明する。
図3は本発明の実施の形態における光路変換中継光コネクタの分解斜視図であり連結角部側から観た分解斜視図、図4は本発明の実施の形態における光路変換光学素子にホルダ部を取付ける状態を示す斜視図である。
本実施の形態における光路変換光学素子91は、特許文献1に開示されている光路変換型光結合素子と同様の構成及び機能を有するものであり、光通信等の分野において、光ファイバアレイ191同士を結合させるために双方向で使用することができる。そして、前記光路変換光学素子91は、樹脂等の光透過性材料から成り、一体成形された透明な部材であり、互いにほぼ直交する第1接続面92A及び第2接続面92Bと、前記第1接続面92A及び第2接続面92Bに対してほぼ45度の角度を備える全反射面96とを有する。
そして、前記第1接続面92A及び第2接続面92Bの中央部には、複数のコリメートレンズを一列に並べて形成された第1レンズアレイ93A及び第2レンズアレイ93Bがそれぞれ一体的に形成され、一方のレンズアレイ93から入射した光は、全反射面96で反射して光路がほぼ90度変換され、他方のレンズアレイ93から出射するようになっている。
また、前記光路変換光学素子91は、第1接続面92Aの周囲を取囲むようにして形成された該第1接続面92Aよりも突出し、第1接続面92Aと平行な第1突設面94A、及び、第2接続面92Bの周囲を取囲むようにして形成された該第2接続面92Bよりも突出し、第2接続面92Bと平行な第2突設面94Bを有する。前記第1突設面94A及び第2突設面94Bは、光路変換光学素子91が連結角部19に固定された状態において、第1アダプタ部11A及び第2アダプタ部11Bの連結角部19側の端部、並びに、第1アダプタ部11A及び第2アダプタ部11Bに嵌合された第1プラグ101Aの第1ファイバ保持部118A及び第2プラグ101Bの第2ファイバ保持部118Bの前端面に当接する。
そして、前記第1接続面92Aの両側の第1突設面94Aには、面に対して垂直な断面円形の第1ピンガイド孔95Aが光路変換光学素子91を前後方向に貫通するように形成されている。一方、前記第2接続面92Bの両側の第2突設面94Bには、面に対して垂直な断面円形の第2ピンガイド孔95Bが光路変換光学素子91を上下方向に貫通するように形成されている。なお、全反射面96は、第1ピンガイド孔95A及び第2ピンガイド孔95Bに対応する位置には設けられておらず、レンズアレイ93に向い合う位置に設けられている。
第1ホルダ部31Aは、概略門型の形状を備える部材であり、一面が開放した直方体の箱状の第1保持部35A、及び、該第1保持部35Aの両端から横方に延出する一対の第1保持腕部32Aを有する。そして、第1保持部35Aの第1収容凹部34A内には、第1ピン保持部材42Aが、弾性体から成るシート状の第1弾性部材41Aを介して収容される。前記第1保持部35Aの前端面、すなわち、光路変換光学素子91に対向する面には、第1アダプタ部11Aの嵌合方向に延在する断面円形の第1ガイド凹部44Aが形成されている。そして、一対の第1ガイド凹部44Aのうちの一方(図4に示される例においては左方)には、円柱状の棒状部材である第1ホルダ側ガイドピン43Aが取付けられている。この場合、該第1ホルダ側ガイドピン43Aは、先端から所定長さの部分が第1保持部35Aの前端面から突出するように、かつ、少なくとも軸方向に移動不能に取付けられる。また、一対の第1ガイド凹部44Aのうちの他方には、第1プラグ101Aが第1アダプタ部11Aに嵌合された状態において、第1プラグ側ガイドピン194Aが挿入される。
そして、前記第1ホルダ部31Aは、図4に示されるように、第1ホルダ側ガイドピン43Aが取付けられた第1ピン保持部材42Aを収容した状態で、光路変換光学素子91を第1アダプタ部11Aの連結角部19側の端部に押付けるようにして、第1アダプタ部11Aに取付けられる。この場合、第1ホルダ側ガイドピン43Aが光路変換光学素子91に形成された一対の第1ピンガイド孔95Aの一方に挿入されることによって、光路変換光学素子91の位置決めが行われる。また、第1保持腕部32Aの自由端近傍に形成された第1保持腕係合開口33Aが、第1アダプタ部11Aの第1側板17Aの連結角部19寄りの部分に形成された第1保持腕係合突起91Aと係合することによって、第1ホルダ部31Aは第1アダプタ部11Aに係止される。これにより、光路変換光学素子91は、第1アダプタ部11Aの連結角部19側の端部と第1ホルダ部31Aとによって挟込まれた状態で、連結角部19に固定される。この場合、光路変換光学素子91の第1突設面94Aは、第1ホルダ部31Aによって第1アダプタ部11Aの連結角部19側の端部に押圧された状態となる。さらに、第1ホルダ部31Aと第1ピン保持部材42Aの間に位置する第1弾性部材41Aも押圧された状態となっているので、第1ホルダ部31Aによって第1アダプタ部11Aの連結角部19側の端部に押圧された状態がより安定する。
一方、第2ホルダ部31Bは、概略門型の形状を備える部材であり、一面が開放した直方体の箱状の第2保持部35B、及び、該第2保持部35Bの両端から上方に延出する一対の第2保持腕部32Bを有し、第2収容凹部34B内には、第2ホルダ側ガイドピン43Bが取付けられた第2ピン保持部材42Bが、弾性体から成るシート状の第2弾性部材41Bを介して収容される。なお、前記第2ホルダ部31Bの各部及び第2収容凹部34B内に収容される各部材の構造は、前記第1ホルダ部31Aの場合と同様であるので、その説明を省略する。
そして、前記第2ホルダ部31Bは、図4に示されるように、第2ホルダ側ガイドピン43Bが取付けられた第2ピン保持部材42Bを収容した状態で、光路変換光学素子91を第2アダプタ部11Bの連結角部19側の端部に押付けるようにして、第2アダプタ部11Bに取付けられる。この場合、第2ホルダ側ガイドピン43Bが光路変換光学素子91に形成された一対の第2ピンガイド孔95Bの一方に挿入されることによって、光路変換光学素子91の位置決めが行われる。また、第2保持腕部32Bの自由端近傍に形成された第2保持腕係合開口33Bが、第2アダプタ部11Bの第2側板17Bの連結角部19寄りの部分に形成された第2保持腕係合突起91Bと係合することによって、第2ホルダ部31Bは第2アダプタ部11Bに係止される。これにより、光路変換光学素子91は、第2アダプタ部11Bの連結角部19側の端部と第2ホルダ部31Bとによって挟込まれた状態で、連結角部19に固定される。この場合、光路変換光学素子91の第2突設面94Bは、第2ホルダ部31Bによって第2アダプタ部11Bの連結角部19側の端部に押圧された状態となる。
なお、一対の第1保持腕部32A同士の間隔は、一対の第2保持腕部32B同士の間隔よりも狭くなるように形成され、図1に示されるように、第1ホルダ部31A及び第2ホルダ部31Bを第1アダプタ部11A及び第2アダプタ部11Bに取付けた状態で、一対の第1保持腕部32Aが一対の第2保持腕部32B同士の間に位置するようになっている。そのため、光路変換光学素子91を連結角部19に固定する場合には、まず、第1ホルダ部31Aによって、光路変換光学素子91を第1アダプタ部11Aの連結角部19側の端部に押付けて固定し、続いて、第2ホルダ部31Bによって、光路変換光学素子91を第2アダプタ部11Bの連結角部19側の端部に押付けるようになっている。
また、第1保持腕部32Aの自由端近傍は、第1アダプタ部11Aの第1側板17Aの外側に位置する必要があるので、第1保持腕部32Aの途中に段部36Aを形成して、前記自由端近傍同士の間隔が広げられている。なお、第2保持腕部32B同士の間隔が、一対の第1保持腕部32A同士の間隔よりも狭くなるようにすることもできる。
次に、前記コネクタ1にプラグ101を嵌合する動作について説明する。
図5は本発明の実施の形態における光路変換中継光コネクタの連結角部周辺を示す断面図である。
まず、第1プラグ101Aをコネクタ1の第1アダプタ部11Aに嵌合する動作について説明する。なお、コネクタ1は、図1に示されるように、固定部材81によって第1アダプタ部11Aが図示されない回路基板、筐体等の面に平行に固定された状態となっているものとする。
この場合、オペレータは、手指等によって第1プラグ101Aを保持して、図1に示されるような姿勢とし、第1ファイバ保持部118Aの前端面、すなわち、第1プラグ前端面195Aを第1プラグ101Aの連結角部19と反対側の端面と対向させる。続いて、第1プラグ101Aを嵌合方向、すなわち、第1プラグ101Aの軸方向に沿って連結角部19に向けて移動させ、第1ファイバ保持部118Aの前端から第1収容部13A内に挿入する。そして、第1プラグ101Aを更に移動させると、第1プラグ前端面195Aが、図5に示されるように、連結角部19に固定された光路変換光学素子91の第1突設面94Aに当接し、第1プラグ101Aが停止させられる。また、第1プラグ係合用突起115Aが第1プラグ係合用凹部15Aと係合することによって、第1プラグ101Aが第1アダプタ部11Aにロックされる。これにより、第1プラグ101Aの第1アダプタ部11Aに対する嵌合方向に関する位置決めが行われ、第1プラグ101Aの第1アダプタ部11Aへの嵌合が完了する。
そして、第1プラグ前端面195Aが光路変換光学素子91の第1突設面94Aに近接すると、第1ファイバ保持部118Aの第1プラグ側ガイド孔193Aの一方に取付けられた第1プラグ側ガイドピン194Aの先端部が光路変換光学素子91の第1ピンガイド孔95Aの一方に進入し、かつ、第1ホルダ部31Aの第1ピン保持部材42Aに取付けられ、光路変換光学素子91の第1ピンガイド孔95Aの他方に挿入されて貫通している第1ホルダ側ガイドピン43Aの先端部が、図5に示されるように、第1ファイバ保持部118Aの第1プラグ側ガイド孔193Aの他方に進入する。これにより、第1プラグ101Aの光路変換光学素子91に対する嵌合方向に直交する方向に関する位置決めが行われる。
なお、第1アダプタ部11Aの第1天板12Aは、連結角部19と反対側の端部寄りの部分が除去され、第1切欠部14Aが形成されているので、オペレータが第1プラグ101Aの連結角部19と反対側から第1収容部13Aを視認しにくい場合、第1プラグ101Aの連結角部19と反対側の端部の周囲に第1プラグ101Aを嵌合方向に沿って移動させるだけの十分なスペースが確保されていない場合等には、第1プラグ101Aの前端を上方から移動させて前記第1切欠部14Aを通して第1収容部13A内に載置することができる。そして、その後、第1プラグ101Aを連結角部19に向けて移動させ、第1収容部13A内に挿入して、前述のように、第1アダプタ部11Aに嵌合させることができる。そのため、オペレータは、第1プラグ101Aを第1アダプタ部11Aに嵌合させる作業を容易に行うことができる。
また、第2プラグ101Bをコネクタ1の第2アダプタ部11Bに嵌合する動作も、第1プラグ101Aの場合と同様である。すなわち、オペレータは、手指等によって第2プラグ101Bを保持して、図1に示されるような姿勢とし、第2ファイバ保持部118Bの前端面、すなわち、第2プラグ前端面195Bを第2プラグ101Bの連結角部19と反対側の端面と対向させる。続いて、第2プラグ101Bを嵌合方向、すなわち、第2プラグ101Bの軸方向に沿って連結角部19に向けて移動させ、第2ファイバ保持部118Bの前端から第2収容部13B内に挿入する。そして、第2プラグ101Bを更に移動させると、第2プラグ前端面195Bが、図5に示されるように、連結角部19に固定された光路変換光学素子91の第2突設面94Bに当接し、第2プラグ101Bが停止させられる。また、第2プラグ係合用突起115Bが第2プラグ係合用凹部15Bと係合することによって、第2プラグ101Bが第2アダプタ部11Bにロックされる。これにより、第2プラグ101Bの第2アダプタ部11Bに対する嵌合方向に関する位置決めが行われ、第2プラグ101Bの第2アダプタ部11Bへの嵌合が完了する。
そして、第2プラグ前端面195Bが光路変換光学素子91の第2突設面94Bに近接すると、第2ファイバ保持部118Bの第2プラグ側ガイド孔193Bの一方に取付けられた第2プラグ側ガイドピン194Bの先端部が、図5に示されるように、光路変換光学素子91の第2ピンガイド孔95Bの一方に進入し、かつ、第2ホルダ部31Bの第2ピン保持部材42Bに取付けられ、光路変換光学素子91の第2ピンガイド孔95Bの他方に挿入されて貫通している第2ホルダ側ガイドピン43Bの先端部が第2ファイバ保持部118Bの第2プラグ側ガイド孔193Bの他方に進入する。これにより、第2プラグ101Bの光路変換光学素子91に対する嵌合方向に直交する方向に関する位置決めが行われる。
なお、第2アダプタ部11Bの第1天板12Bは、連結角部19と反対側の端部寄りの部分が除去され、第2切欠部14Bが形成されているので、オペレータが第2プラグ101Bの連結角部19と反対側から第2収容部13Bを視認しにくい場合、第2プラグ101Bの連結角部19と反対側の端部の周囲に第2プラグ101Bを嵌合方向に沿って移動させるだけの十分なスペースが確保されていない場合等には、第2プラグ101Bの前端を側方から移動させて前記第2切欠部14Bを通して第2収容部13B内に載置することができる。そして、その後、第2プラグ101Bを連結角部19に向けて移動させ、第2収容部13B内に挿入して、前述のように、第2アダプタ部11Bに嵌合させることができる。そのため、オペレータは、第2プラグ101Bを第2アダプタ部11Bに嵌合させる作業を容易に行うことができる。
このように、本実施の形態において、アダプタ部11は、光路変換光学素子91が配設された連結角部19において互いにほぼ直交するように連結され、光路変換光学素子91は、互いにほぼ直交する二つの接続面92と、各接続面92に対してほぼ45度の角度を備える全反射面96と、各接続面92に形成されたレンズアレイ93と、各レンズアレイ93の両側に形成され、各接続面92に対して直交する方向に延在して光路変換光学素子91を貫通する二つのピンガイド孔95とを備え、各アダプタ部11に取付けられる二つのホルダ部31によって固定され、各ホルダ部31は、光路変換光学素子91の一方の接続面92に形成されたピンガイド孔95の一方を貫通するホルダ側ガイドピン43を備え、対応するアダプタ部11と協働して光路変換光学素子91を挟持する。
これにより、光路変換光学素子91の位置決めを容易に、かつ、高い精度で行うことができる。したがって、光路が互いにほぼ直交する第1光ファイバアレイ191Aと第2光ファイバアレイ191Bとの間における光路変換光学素子91を介した光の伝送を高い結合効率で実現することができる。
また、プラグ101は、光ファイバ心線の前端面192が露出するプラグ前端面195と、プラグ前端面195において光ファイバ心線の前端面192の両側に形成された二つのプラグ側ガイド孔193と、プラグ側ガイド孔193の一方に取付けられ、プラグ前端面195から突出するプラグ側ガイドピン194とを備え、プラグ101がアダプタ部11に嵌合すると、プラグ前端面195が光路変換光学素子91の一方の接続面92に対向し、接続面92に形成されたピンガイド孔95の一方を貫通するホルダ側ガイドピン43がプラグ側ガイド孔193に進入し、プラグ側ガイドピン194が接続面92に形成されたピンガイド孔95の他方に進入する。
これにより、各プラグ101と光路変換光学素子91との位置決めを容易に、かつ、高い精度で行うことができ、光路変換光学素子91を介した光の伝送を高い効率で実現することができる。
さらに、光路変換光学素子91は、各接続面92と平行な二つの突設面94を備え、各ホルダ部31は、対応するアダプタ部11の連結角部19側の端部に突設面94を押圧する。
これにより、各接続面92は、アダプタ部11に当接せず、損傷を受けることがない。また、光路変換光学素子91は確実に固定される。
さらに、各ホルダ部31は、保持部35及び保持部35の両端から延出する二つの保持腕部32を備え、保持部35には、ホルダ側ガイドピン43が取付けられたピン保持部材42が弾性部材41を介して収容され、保持腕部32は、その自由端近傍が対応するアダプタ部11の側板17に係止される。
これにより、各ホルダ部31の取付を容易に行うことができ、光路変換光学素子91を容易に、かつ、確実に固定することができる。
さらに、アダプタ部11は、天板12、両側の側板17及び底板16によって画定され、連結角部19と反対側からプラグ101が挿入される収容部13を備え、天板12は、連結角部19と反対側の端部寄りの部分が除去された切欠部14を備える。
これにより、オペレータは、切欠部14を通して収容部13の少なくとも一部を視認することができ、かつ、プラグ101の前端を切欠部14を通して収容部13内に載置した後にプラグ101を連結角部19に向けて移動させることができるので、プラグ101を収容部13内に挿入してアダプタ部11に嵌合させる作業を容易に行うことができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における光路変換中継光コネクタを示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるプラグを示す斜視図である。 本発明の実施の形態における光路変換中継光コネクタの分解斜視図であり連結角部側から観た分解斜視図である。 本発明の実施の形態における光路変換光学素子にホルダ部を取付ける状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における光路変換中継光コネクタの連結角部周辺を示す断面図である。 従来の光コネクタ組立体を示す分解図である。
符号の説明
1 コネクタ
11A 第1アダプタ部
11B 第2アダプタ部
12A 第1天板
12B 第2天板
13A 第1収容部
13B 第2収容部
14 切欠部
14A 第1切欠部
14B 第2切欠部
15A 第1プラグ係合用凹部
15B 第2プラグ係合用凹部
16A 第1底板
16B 第2底板
17A 第1側板
17B 第2側板
18A 第1脚部
18B 第2脚部
19 連結角部
31A 第1ホルダ部
31B 第2ホルダ部
32A 第1保持腕部
32B 第2保持腕部
33A 第1保持腕係合開口
33B 第2保持腕係合開口
34A 第1収容凹部
34B 第2収容凹部
35A 第1保持部
35B 第2保持部
36A 段部
38 固定脚係合突部
41A 第1弾性部材
41B 第2弾性部材
42A 第1ピン保持部材
42B 第2ピン保持部材
43A 第1ホルダ側ガイドピン
43B 第2ホルダ側ガイドピン
44A 第1ガイド凹部
44B 第2ガイド凹部
81 固定部材
81a 中央部
81b、117 係合開口
82 固定脚部
91 光路変換光学素子
91A 第1保持腕係合突起
91B 第2保持腕係合突起
92A、802 第1接続面
92B、803 第2接続面
93A 第1レンズアレイ
93B 第2レンズアレイ
94A 第1突設面
94B 第2突設面
95A 第1ピンガイド孔
95B 第2ピンガイド孔
96、804 全反射面
101 プラグ
101A 第1プラグ
101B 第2プラグ
111 プラグハウジング
111A 第1プラグハウジング
111B 第2プラグハウジング
115A 第1プラグ係合用突起
115B 第2プラグ係合用突起
116 プラグストッパ
116A 第1プラグストッパ
116B 第2プラグストッパ
118 ファイバ保持部
118A 第1ファイバ保持部
118B 第2ファイバ保持部
119 係合突起
191 光ファイバアレイ
191A 第1光ファイバアレイ
191B 第2光ファイバアレイ
192 前端面
193 プラグ側ガイド孔
193A 第1プラグ側ガイド孔
194 プラグ側ガイドピン
194B 第2プラグ側ガイドピン
195 プラグ前端面
801 光学素子
805 第1ガイド孔
806 第2ガイド孔
810A 第1光コネクタ
810B 第2光コネクタ
811 光ファイバ
812 コネクタ側ガイド孔
813 ガイドピン

Claims (5)

  1. (a)光ファイバ心線の軸端に接続されたプラグ(101)と嵌合する二つのアダプタ部(11)を有する光路変換中継光コネクタ(1)であって、
    (b)前記アダプタ部(11)は、光路変換光学素子(91)が配設された連結角部(19)において互いにほぼ直交するように連結され、
    (c)前記光路変換光学素子(91)は、互いにほぼ直交する二つの接続面(92)と、各接続面(92)に対してほぼ45度の角度を備える全反射面(96)と、各接続面(92)に形成されたレンズアレイ(93)と、各レンズアレイ(93)の両側に形成され、各接続面(92)に対して直交する方向に延在して光路変換光学素子(91)を貫通する二つのピンガイド孔(95)とを備え、各アダプタ部(11)に取付けられる二つのホルダ部(31)によって固定され、
    (d)各ホルダ部(31)は、前記光路変換光学素子(91)の一方の接続面(92)に形成されたピンガイド孔(95)の一方を貫通するホルダ側ガイドピン(43)を備え、対応するアダプタ部(11)と協働して前記光路変換光学素子(91)を挟持することを特徴とする光路変換中継光コネクタ(1)。
  2. (a)前記プラグ(101)は、前記光ファイバ心線の前端面(192)が露出するプラグ前端面(195)と、該プラグ前端面(195)において前記光ファイバ心線の前端面(192)の両側に形成された二つのプラグ側ガイド孔(193)と、該プラグ側ガイド孔(193)の一方に取付けられ、前記プラグ前端面(195)から突出するプラグ側ガイドピン(194)とを備え、
    (b)前記プラグ(101)がアダプタ部(11)に嵌合すると、前記プラグ前端面(195)が前記光路変換光学素子(91)の一方の接続面(92)に対向し、該接続面(92)に形成されたピンガイド孔(95)の一方を貫通するホルダ側ガイドピン(43)がプラグ側ガイド孔(193)に進入し、前記プラグ側ガイドピン(194)が前記接続面(92)に形成されたピンガイド孔(95)の他方に進入する請求項1に記載の光路変換中継光コネクタ(1)。
  3. (a)前記光路変換光学素子(91)は、各接続面(92)と平行な二つの突設面(94)を備え、
    (b)各ホルダ部(31)は、対応するアダプタ部(11)の連結角部(19)側の端部に前記突設面(94)を押圧する請求項1に記載の光路変換中継光コネクタ(1)。
  4. (a)各ホルダ部(31)は、保持部(35)及び該保持部(35)の両端から延出する二つの保持腕部(32)を備え、
    (b)前記保持部(35)には、前記ホルダ側ガイドピン(43)が取付けられたピン保持部材(42)が弾性部材(41)を介して収容され、
    (c)前記保持腕部(32)は、その自由端近傍が対応するアダプタ部(11)の側板(17)に係止される請求項3に記載の光路変換中継光コネクタ(1)。
  5. (a)前記アダプタ部(11)は、天板(12)、両側の側板(17)及び底板(16)によって画定され、前記連結角部(19)と反対側からプラグ(101)が挿入される収容部(13)を備え、
    (b)前記天板(12)は、前記連結角部(19)と反対側の端部寄りの部分が除去された切欠部(14)を備える請求項1に記載の光路変換中継光コネクタ(1)。
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