JP2008039795A - マルチディスプレイシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチディスプレイシステムを構成する画像表示装置の故障などに対して適切に対処する。
【解決手段】m(mは3以上の整数)台の画像表示装置のうちのn台(nは2以上の整数でn≦m)の画像表示装置(プロジェクタ)に対応するn個の部分画面を表示面上に表示させる制御を画像表示装置及び画像信号配信装置(スキャンコンバータ)に対して行う機能と、前記n台の画像表示装置に対応するn個の部分画面の集合としての表示画面が前記表示面上で構成されている状態において、前記n台の画像表示装置のうちのある画像表示装置に表示異常が発生すると、前記表示異常の発生した画像表示装置を除いた所定の画像表示装置に対応する部分画面によって、前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する制御を、前記画像表示装置及び画像信号配信装置に対して行う機能とを有する画像表示制御装置CNTを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、マルチディスプレイシステム、マルチディスプレイシステムにおける画像表示制御方法、マルチディスプレイシステムにおける画像表示制御装置及びマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御プログラムに関する。
複数の画像表示装置に対応する部分画面を並べて大画面を形成するマルチディスプレイシステムが実用化されている。特に、画像表示装置としてプロジェクタを用い、複数のプロジェクタに対応する部分画像をスクリーン上に表示することによって全体として大画面を構成するマルチディスプレイシステムが各方面で実用化されている。
しかし、このようなマルチディスプレイシステムにおいては、複数の画像表示装置を用いているがために故障の確率が高くなる。単純に言えば、複数台の画像表示装置としてN台(Nは2以上)のプロジェクタを用いる場合、故障の起きる確率は単体に比べN倍になってしまう。仮に、表示不能となる故障がN台のプロジェクタのうち1台のみに発生したとしてしても、それにより表示画像の一部が欠落することになってしまう。これは表示品質としては大きな劣化であり、場合によっては致命的な劣化となってしまう。つまり、複数のプロジェクタを用いて一つの画像を表示する画像表示方法は、全体を一つの表示装置としてみれば、単体の表示装置を用いた画像表示方法に比べて、N倍の故障確率を有する非常に信頼性の低い表示方法となってしまうという問題がある。
ところで、表示画像の欠落に結びつくような画像表示装置の故障の原因としては、画像表示装置がプロジェクタである場合、ランプ切れなど光源を原因とするものが多い。現行の多くのプロジェクタは投射光源として高圧水銀ランプを用いているが、この種のランプは数百〜数千時間程度の使用によってランプ切れなどの故障が発生することが多い。さらに、各プロジェクタの使用時間などの個体差、各ランプの個体差などによってランプの故障時期のバラツキが大きい。
したがって、複数のプロジェクタによって構成されるマルチディスプレイシステムにおいては、あるプロジェクタに突然ランプ切れが発生することも十分考えられる。このように、あるプロジェクタに突然ランプ切れなどの故障が発生すると、スクリーン上に表示されている画面のうち、故障の発生したプロジェクタに対応する部分画面が欠落してしまい、スクリーン上の表示画面の品質を大きく損なうこととなる。
このような問題を解決するための技術として様々な提案がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1に開示された技術は、通常の投射型表示装置(プロジェクタ)の構成に加えて、投射方向切替部を有するものである。これは、表示画面全体を複数(M個)の表示領域に分割し、投射方向切替部により、M個の表示領域(M1,M2,・・・とする)を、表示領域M1,M2,・・・というように順次切り替えながら表示していくものである。それにより、時分割で画像全体を表示することが可能となる。
図18は従来のマルチプロジェクションシステムの一例であって時分割で表示を行う例を説明する図である。ある瞬間には、図18(a)に示すように、プロジェクタPJ1が領域G1を表示し、プロジェクタPJ2が領域G3を表示し、プロジェクタPJ3が領域G4を表示する。また、別の瞬間には、図18(b)に示すように、プロジェクタPJ1
が領域G3を表示し、プロジェクタPJ2が領域G4を表示し、プロジェクタPJ3が領域G2を表示する。
この方法によれば、投射角を大きくすることにより、また画面分割数(表示領域M1,M2,・・・)を増やすことにより、大画面、高解像度の表示を行うことが可能となる。ただし、平均輝度については、表示領域の切替え時間が必要であるために、画面全体を同時に表示した場合よりも暗くなってしまうという問題がある。
このような問題を改善するために、特許文献1に開示された技術には、上記した投射方向切替部を有するプロジェクタを複数台、例えば、N台(ここでN≦M)を用いて表示を行う方法が示されている。
つまり、ある瞬間にはM個の領域のうちのN個の領域をN台の表示装置で表示し、それを時分割で切替えることにより、表示画面全体を時分割で表示するものである。これにより、平均輝度は1台で表示を行う場合のN倍となり、大画面、高輝度、高解像度の画像表示を行うことが可能となる。このような表示方法においては、仮にN台の内の1台にランプ切れなどの故障が発生したとしても、表示そのものは残りの(N−1)台により継続して行われる。つまり、この場合は明るさが1/Nだけ暗くなるだけであり、表示の一部が欠けるような表示の劣化は起こらないことになる。
一方、特許文献2に開示された技術には、その実施形態1として、複数の光源と光源選択部と光源ミキシング部とを有する単体のプロジェクタによって1つの投影ユニットを構成して、その投影ユニットを複数用いてマルチディスプレイシステムを構成することが示されている。これによれば、光源の一つが故障しても、残りの光源により表示を維持することが可能となる。
また、特許文献2に開示された技術には、その実施形態2として、1つの光源を有する複数台のプロジェクタをスタックした状態で配置し、その複数台のプロジェクタを一組として1つの投影ユニットを構成して、その投影ユニットを複数用いてマルチディスプレイシステムを構成することが示されている。これによれば、それぞれの投影ユニットにおいて1つのプロジェクタの光源に不具合が発生しても、他のプロジェクタがそれを補うことができるので、実質的に実施形態1と同等の効果を得ることができる。
特開2004−356919号公報 特開2005−204165号公報
しかしながら、上記の特許文献1及び特許文献2に開示された技術は、いずれも特殊なプロジェクタを必要とするか、あるいは、同じ組の複数台のプロジェクタを1台のプロジェクタのように動作させるための仕組みが必要であるという問題がある。
具体的には、特許文献1に開示された技術においては、投射方向切替部を必要とする。これは、時分割表示が可能である程度に高速で動作し、かつ、大画面表示が可能である程度に大きな角度での投射方向の切り替えが可能でなければならない。しかし、これを実現するのは非常に困難であるとともに非常に高コストとなる。
また、特許文献2に開示された技術における実施形態1においては、複数の光源、光源選択部、光源ミキシング部などを必要とする。しかも、これらを実際のプロジェクタにおいて、光軸ずれなどによる表示性能劣化を起こさないように配置しなければならない。こ
れらを実現するのは非常に困難であるか、あるいは、非常に高コストとなる。
さらに、特許文献2に開示された技術における実施形態2は、1つの投影ユニットを構成する複数台のプロジェクタを1台のプロジェクタのように動作させなければならない。このため、複数台のプロジェクタ間の調整を高精度に行う必要があり、かつ、その状態を維持するのは非常に困難である。また必要とするプロジェクタの台数も増えるため、その分コスト増となる。
また、特許文献2の実施形態1に開示された技術は、故障の原因として、光源の不良しか考慮していないものである。したがって、光源の不良以外の原因による故障については対処できないという問題もある。
なお、以上は複数のプロジェクタを用いたマルチディスプレイシステムについて説明したが、プロジェクタだけではなく、たとえば、直視型のフラットパネルディスプレイなどの画像表示装置を複数台並べたマルチディスプレイシステムにおいても、ある画像表示装置に何らかの故障が発生した場合などにおいて同様の問題が生じる。
本発明は、複数の画像表示装置を用いて大画面の表示画面を構成可能とするマルチディスプレイシステムにおいて、特殊な機能を有した画像表示装置を必要とせずに、マルチディスプレイシステムを構成する画像表示装置の表示異常に対して適切に対処することができ、表示の信頼性を維持することのできるマルチディスプレイシステム、マルチディスプレイシステムにおける画像表示制御方法、マルチディスプレイシステムにおける画像表示制御装置及びマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御プログラムを提供することを目的する。
(1)本発明のマルチディスプレイシステムは、m(mは3以上の整数)台の画像表示装置と、前記m台の画像表示装置の各画像表示装置に画像信号を配信する画像信号配信装置と、前記m台の画像表示装置及び前記画像信号配信装置を制御する画像表示制御装置とを有し、前記m台の画像表示装置に対応するm個の部分画面の集合としての表示画面を表示面上で構成可能とするマルチディスプレイシステムであって、前記画像表示制御装置は、前記m台の画像表示装置のうちのn(nは2以上の整数であってn≦m)台の画像表示装置に対応するn個の部分画面の集合としての表示画面を前記表示面上で構成する制御を、前記画像表示装置及び前記画像信号配信装置に対して行う機能と、前記n個の部分画面の集合としての表示画面が前記表示面上で構成されている状態において、前記n個の画像表示装置のうちのある画像表示装置に表示異常が発生すると、前記表示異常の発生した画像表示装置を除いた所定の画像表示装置に対応する部分画面によって、前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する制御を、前記画像表示装置及び前記画像信号配信装置に対して行う機能とを有することを特徴とする。
このような構成とすることにより、m台のうちのn台の画像表示装置を用いて、例えばある表示モードでの表示を行っている最中に、当該表示モードにおいて表示を行っている画像表示装置のうちのある画像表示装置に光源の不具合などによる故障が発生した場合でも、故障の発生した画像表示装置を除く画像表示装置に対応する部分画面を用いて表示画面の再構成を行うことが可能となり、現在の表示モードによる表示を継続することができる。
このように、本発明のマルチディスプレイシステムでは、表示画面の再構成によって画像表示装置の故障に対処可能としているため、マルチディスプレイシステムに用いる画像表示装置として、特殊な画像表示装置は必要とせずに、画像表示装置の故障の発生に対して適切に対処することができる。
なお、前記表示モードとしては、例えば、表示面全体を使って表示を行う表示モード、表示面全体の所定部分だけ使って表示を行う表示モード、表示面全体を2つ以上に分割して2つ以上の表示画面を構成して各表示画面で同じ内容または異なった内容による表示を行う表示モードなど種々の表示モードがある。いずれの表示モードにおいても、当該表示モードにおいて表示を行っている画像表示装置のうちのある画像表示装置に故障が発生した場合であっても、部分画面が欠落したまま表示が継続されるといったことを防ぐことができ、表示の信頼性を維持することができる。
(2)前記(1)に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、前記m個の部分画面は、前記表示面上でマトリクス状に配置されることが好ましい。
このように各画像表示装置に対応する部分画面が表示面上でマトリクス状に配置された場合においても(1)と同様の効果を得ることができる。
(3)前記(1)または(2)に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、前記画像表示制御装置は、前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する際、当該表示画面の画面サイズを維持した状態で当該表示画面を前記表示面上で移動させることによる再構成が可能か否かを判断し、可能であると判断した場合には、当該表示画面の画面サイズを維持した状態で当該表示画面を前記表示面上で移動させて表示画面を再構成する制御を行うことが好ましい。
このように、表示画面の画面サイズを維持したまま表示面上で移動させることによって表示画面の再構成が可能となる場合には、再構成後の表示画面の表示面上での表示位置は再構成前の表示画面の位置に対して変化するが、再構成後の表示画面の画面サイズは再構成前の表示画面の画面サイズをそのまま維持できる。このため、再構成後の表示画面は、アスペクト比や解像度などが変化することなく、再構成前の表示画面と同じ表示品質を維持することができるので、視聴者に違和感を与えることのない表示の継続が可能となる。
(4)前記(1)または(2)に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、前記画像表示制御装置は、前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する際、当該表示画面の画面サイズを維持した状態で当該表示画面を前記表示面上で移動させることによる再構成が可能か否かを判断し、可能ではないと判断した場合には、前記n個の部分画面の集合としての表示画面の画面サイズに可能な限り近い画面サイズとなるように前記表示画面の画面サイズを変更して前記表示画面を再構成する制御を行うことが好ましい。
これは、表示画面の画面サイズを維持したまま表示面上で移動させることができない場合であり、この場合の表示画面の再構成は、再構成前の表示画面の画面サイズに可能な限り近い画面サイズとなるように画面サイズを変更する。なお、この場合の画面サイズの変更は、再構成前の表示画面の画面サイズを超えない範囲内での変更とすることが好ましい。このような表示画面の再構成を行うことにより、再構成後の表示画面の画面サイズは、再構成前の表示画面の画面サイズを超えない範囲内で最大の画面サイズとすることができるので、解像度も最大限確保することができ表示品質が大きく劣化するのを防ぐことができる。
(5)前記(4)に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、前記画像表示制御装置は、前記表示画面の画面サイズを変更して前記表示画面を再構成する制御を行う際、再構成後の表示画面のアスペクト比が、再構成前の前記n個の部分画面の集合としての表示画面のアスペクト比と同等か又は可能な限り近いアスペクト比となるように前記表示画面を再構成する制御を行うことが好ましい。
このように、表示画面の画面サイズを変更するような表示画面の再構成を行う際、前記再構成後の表示画面のアスペクト比を再構成前の表示画面のアスペクト比に可能な限り近い値とすることにより、再構成後の表示画面は、画面サイズが異なっても、再構成前の表示画面により近い画面サイズで、かつ、アスペクト比がほぼ同等に保たれるような画面構成となる。これにより、再構成後の表示画面は、アスペクト比も大きく変化しないので、視聴者に違和感を与えることの少ない表示画面とすることができる。
(6)前記(4)または(5)に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、前記画像表示制御装置は、前記表示画面の画面サイズを変更して前記表示画面を再構成する制御を行う際、再構成後の表示画面の前記表示面上における位置が、再構成前の前記n個の部分画面の集合としての表示画面の前記表示面上における位置に可能な限り近い位置となるように前記表示画面を再構成する制御を行うことが好ましい。
このように、表示画面の画面サイズを変更した表示画面の再構成を行う際、再構成後の表示画面の表示位置を、再構成前の表示画面の表示位置にできるだけ近い位置とすることにより、視聴者に違和感を与えることの少ない表示画面とすることができる。
(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記載のマルチディスプレイシステムにおいて、前記画像表示装置がプロジェクタである場合、前記画像表示装置としての各プロジェクタに対応する各部分画面の集合としての表示画面を前記表示面上で構成する際、各プロジェクタに対応する各部分画面のうちの隣接する部分画面間に重畳領域が形成されるように前記各プロジェクタに対応する各部分画面が前記表示画面上で配置されることが好ましい。
このように、画像表示装置がプロジェクタである場合には、各プロジェクタに対応する部分画面のうちの隣接する部分画面間に重畳領域を設けることによって、部分画面のつなぎ目を目立ちにくくすることができ高品質な大画面画像を表示することができる。
(8)前記(7)に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、前記重畳領域の明るさを適切にするためのエッジブレンディング処理を各プロジェクタごとに可能とするエッジブレンディング手段を設け、前記画像表示制御装置は、前記表示画面を再構成する際、再構成後の表示画面において形成される重畳領域に対応してエッジブレンディング処理の設定を行うことが好ましい。
これにより、再構成後の表示画面の表示に用いるプロジェクタにおいて、再構成後の表示画面に対応した適切なエッジブレンディング処理を行うことができる。
(9)本発明のマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御方法は、m(mは3以上の整数)台の画像表示装置と、前記m台の画像表示装置の各画像表示装置に画像信号を配信する画像信号配信装置と、前記m台の画像表示装置及び前記画像信号配信装置を制御する画像表示制御装置とを有し、前記m台の画像表示装置に対応するm個の部分画面の集合としての表示画面を表示面上で構成可能とするマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御方法であって、前記m台の画像表示装置のうちのn(nは2以上の整数であってn≦m)台の画像表示装置に対応するn個の部分画面の集合としての表示画面が前記表示面上で構成されている状態において、前記n個の画像表示装置のうちのある画像表示装置に表示異常が発生すると、前記表示異常の発生した画像表示装置を除いた所定の画像表示装置に対応する部分画面によって、前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する制御を、前記画像表示装置及び前記画像信号配信装置に対して行うことを特徴とする。
このようなマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御方法による画像表示制御を前記(1)に記載のマルチディスプレイシステムに適用することにより、前記(1)に記載のマルチディスプレイシステムを実現することができる。なお、(9)に記載の画像
表示制御方法においても、前記(2)〜(8)のマルチディスプレイシステムの特徴を有することが好ましい。
(10)本発明のマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御装置は、m(mは3以上の整数)台の画像表示装置と、前記m台の画像表示装置の各画像表示装置に画像信号を配信する画像信号配信装置と、前記m台の画像表示装置及び前記画像信号配信装置を制御する画像表示制御装置とを有し、前記m台の画像表示装置に対応するm個の部分画面の集合としての表示画面を表示面上で構成可能とするマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御装置であって、前記m台の画像表示装置のうちのn(nは2以上の整数であってn≦m)台の画像表示装置に対応するn個の部分画面の集合としての表示画面を前記表示面上で構成する制御を、前記画像表示装置及び前記画像信号配信装置に対して行う機能と、前記n個の部分画面の集合としての表示画面が前記表示面上で構成されている状態において、前記n個の画像表示装置のうちのある画像表示装置に表示異常が発生すると、前記表示異常の発生した画像表示装置を除いた所定の画像表示装置に対応する部分画面によって、前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する制御を、前記画像表示装置及び前記画像信号配信装置に対して行う機能とを有することを特徴とする。
このような機能を有する画像表示制御装置をマルチディスプレイシステムに用いることにより、(1)に記載のマルチディスプレイシステムを実現することができる。なお、(10)に記載のマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御装置においても、前記(2)〜(8)のマルチディスプレイシステムの特徴を有することが好ましい。
(11)本発明のマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御プログラムは、m(mは3以上の整数)台の画像表示装置と、前記m台の画像表示装置の各画像表示装置に画像信号を配信する画像信号配信装置と、前記m台の画像表示装置及び前記画像信号配信装置を制御する画像表示制御装置とを有し、前記m台の画像表示装置に対応するm個の部分画面を表示面上に表示することによって、前記m個の部分画面の集合としての表示画面を前記表示面上で構成可能とするマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御プログラムであって、前記画像表示制御装置に、前記m台の画像表示装置のうちのn(nは2以上の整数であってn≦m)台の画像表示装置に対応するn個の部分画面の集合としての表示画面が前記表示面上で構成されている状態において、前記n個の画像表示装置のうちのある画像表示装置に表示異常が発生すると、前記表示異常の発生した画像表示装置を除いた所定の画像表示装置に対応する部分画面によって、前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する制御を実行させるためのマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御プログラムである。
このようなマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御プログラムを前記画像表示制御装置に実行させることにより、前記(1)に記載のマルチディスプレイシステムを実現することができる。なお、(11)に記載の画像表示制御方法においても、前記(2)〜(8)のマルチディスプレイシステムの特徴を有することが好ましい。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムの構成を説明する図である。なお、本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムは、画像表示装置としてプロジェクタを用い、複数のプロジェクタに対応する複数の部分画面を表示面上に表示することによって、複数の部分画面の集合としての表示画面を表示面(スクリーン)上で構成可能とするものであるとする。また、本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムは、スクリーンの裏側から各プロジェクタが投射を行う背面投射型のマルチディスプレイシステムであるとする。
本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムは、システムの外観構成としては、図1に示すように、表示面としてのスクリーンSCR、ラック1に設置された横方向7台、縦方向3台の合計21台のプロジェクタPJ11〜PJ73を有している。また、それぞれのプロジェクタPJ11〜PJ73に対応して、各プロジェクタが表示する部分画像と、隣り合うプロジェクタが表示する部分画像との間に形成される重畳領域の明るさを適切なものとするためのエッジブレンディング装置(図1においては図示せず)が設けら
れている。
なお、ラック1に設置されたプロジェクタPJ11〜PJ73は、縦方向の並びを列とし、それぞれの列を図1の左側から1列目、2列目、・・・とする。そして、それぞれの列には3台のプロジェクタが存在し、1列目のプロジェクタには、PJ11,PJ12,PJ13の符号を付し、2列目のプロジェクタには、PJ21,PJ22,PJ23の符号を付し、7列目のプロジェクタには、PJ71,PJ72,PJ73の符号を付すというように、21台のプロジェクタにPJ11〜PJ73の符号を付す。なお、図1では、図面が煩雑となるのを防ぐため、21台のうちの一部のプロジェクタのみに符号が付されている。
また、これら各プロジェクタPJ11〜PJ73は、XGA(1024画素×768画素)の解像度を有するものとする。
図2は各プロジェクタPJ11〜PJ73に対する画像信号及び制御信号の配信例を説明する図である。本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムは、図2に示すように、各プロジェクタPJ11〜PJ73に対応してスキャンコンバータSC11〜SC73が設けられ、個々のプロジェクタが表示すべき部分画像に対応する部分画像データを当該プロジェクタに接続されたスキャンコンバータで生成する方式であるとする。
なお、各スキャンコンバータSC11〜SC73には、画像ソース部VS(第1画像ソース部VS1、第2画像ソース部VS2など複数の画像ソース部を有する構成であってもよい)からのビデオ信号がマトリクススイッチャMSWにより配信される。
また、各プロジェクタPJ11〜PJ73、スキャンコンバータSC11〜SC73、マトリクススイッチャMSWを制御するための制御信号は、画像表示制御装置CNT(パーソナルコンピュータなどを用いることができる)からハブHUB(HUB1,HUB2)を介して与えられる。ここでは、各プロジェクタPJ11〜PJ73を制御する制御信号及びマトリクススイッチャMSWを制御する制御信号は、ハブHUB1を介して与えられ、各スキャンコンバータSC11〜SC73を制御する制御信号は、ハブHUB2によって与えられる。
図3は本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムにおける表示画面の再構成を実施するに必要な構成を示す図である。なお、図3においては、図2に示したプロジェクタPJ11〜PJ73及びスキャンコンバータSC11〜SC73のうちのある1台のプロジェクタ(プロジェクタPJ11とする)とスキャンコンバータ(スキャンコンバータSC11とする)のみが示されている。
図3に示すように、画像表示制御装置CNTは、各プロジェクタPJ11〜PJ73及び各スキャンコンバータSC11〜SC73との間でシステム制御用通信路100を介して双方向通信が可能な双方向通信部11と、プロジェクタPJ11〜PJ73からの表示異常を知らせる信号(表示異常信号という)によって、どのプロジェクタに表示異常が発生したかを検知する表示異常検知部12と、表示異常検知部12によってあるプロジェクタに表示異常が発生したことが検知されると、表示異常検知部12からの表示異常検知信号に基づいてどのような表示画面の再構成(後述する)が可能かを探索して、表示異常に
応じた最適な表示画面の再構成を設定する表示画面再構成設定制御部13と、表示画面再構成設定制御部13による制御内容に基づいて、制御すべきプロジェクタPJ11〜PJ73、スキャンコンバータSC11〜SC73、マトリクススイッチャMSWなどに対する表示画面再構成のための制御信号を生成する再構成制御信号生成部14とを有している。
また、各プロジェクタPJ11〜PJ73は、画像表示制御装置CNT及び自身に接続されたスキャンコンバータとの間でシステム制御用通信路100を介して双方向通信が可能な双方向通信部21と、通常のプロジェクタとしての機能を実施可能なプロジェクタ構成要素22と、自身の状態(例えばランプ切れなど)を示す情報を生成する状態情報生成部23と、画像表示制御装置CNTから送られてくる制御信号に基づいて各種機能を設定する機能設定部24とを有している。
また、プロジェクタ構成要素22は、画像データを入力する入力部と、光源と、光源を駆動する光源駆動部と、光源からの光を画像データに応じて変調する電気光学変調装置としての液晶変調装置と、光源からの光を液晶変調装置に導くための光学系と、液晶変調装置からの画像光をスクリーン上に投写する投写光学系とを有している。
なお、個々のプロジェクタにおいて自身にランプ切れなどによる表示異常が発生したことは、個々のプロジェクタが有するセルフモニタ機能などによって検知することができ、このような表示異常が発生すると、状態情報生成部23が表示異常を示す表示異常情報を生成し、生成した表示異常情報を双方向通信部21によって画像表示制御装置CNTに送信する。
また、機能設定部24は、プロジェクタの構成要素22に対して画像の表示を行うための様々な制御を行う。
一方、スキャンコンバータSC11〜SC73は、画像表示制御装置CNT及び自身に接続されたプロジェクタとの間でシステム制御用通信路100を介して双方向通信が可能な双方向通信部31と、通常のスキャンコンバータとしての機能を実施可能なスキャンコンバータ構成要素32と、自身の状態を示す情報を生成する状態情報生成部33と、画像表示制御装置CNTから送られてくる制御信号に基づいて各種機能を設定する機能設定部34とを有している。
また、スキャンコンバータ構成要素32は、画像ソース部VSから配信されてくるビデオ信号を入力する信号入力部と、入力されたビデオ信号を自身が接続されているプロジェクタで投射すべき部分画像に対応するビデオ信号に変換する信号変換部と、変換されたビデオ信号を当該プロジェクタに出力する信号出力部とを有している。
また、エッジブレンディング装置70は、画像表示制御装置CNTとの間でシステム制御用通信路100を介して双方向通信可能に接続されている。このエッジブレンディング装置70については後述する。
図4はスクリーンSCR上での各プロジェクタPJ11〜PJ73に対応する部分画面の配置を示す図である。図4に示すように、本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムにおいては、各プロジェクタPJ11〜PJ73に対応する部分画面G11〜G73は、隣接する部分画面との間に重畳領域を有するようにスクリーンSCR上に配置されるものとする。
図4に示すように、隣接するプロジェクタに対応する部分画面の水平方向の重畳領域は256画素、垂直方向の重畳領域は192画素を有し、7台×3台の合計21台のプロジ
ェクタPJ11〜PJ73に対応する各部分画面の集合としての表示画面の画面サイズは、水平方向が5632画素、垂直方向が1920画素を有するものとなっている。
図5は本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムにおいて表示可能な表示モードの例を示す図である。本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムにおいては、多様な表示モードによる表示が可能であるが、ここでは、図5(a)〜(e)に示す5つの表示モード(第1〜第5表示モードという)について説明する。
図5(a)は第1表示モードであり、この第1表示モードは、中央の3列の部分画面G31〜G53により表示を行う表示モードである。すなわち、3列目のプロジェクタPJ31〜PJ33に対応する部分画面G31〜G33(図4参照)と、4列目のプロジェクタPJ41〜PJ43に対応する部分画面G41〜G43(図4参照)と、5列目のプロジェクタPJ51〜PJ53に対応する部分画面G51〜G53(図4参照)とにより表示を行う表示モードである。
図5(b)は第2表示モードであり、この第2表示モードは、スクリーンで2つの表示画面(左側表示画面及び右側表示画面という)を有し、かつ、左側表示画面と右側表示画面とで、それぞれ同じ内容の表示を行う表示モード(1系統2表示画面による表示モード)である。
左側表示画面は、1列目から3列目まので部分画面G11〜G33により構成されている。すなわち、1列目のプロジェクタPJ11〜PJ13に対応する部分画面G11〜G13(図4参照)と、2列目のプロジェクタPJ21〜PJ23に対応する部分画面G21〜G23(図4参照)と、3列目のプロジェクタPJ31〜PJ33に対応する部分画面G31〜G33(図4参照)で構成されている。
また、右側表示画面は、5列目から7列目まので部分画面G51〜G73により構成されている。すなわち、5列目のプロジェクタPJ51〜PJ53に対応する部分画面G51〜G53(図4参照)と、6列目のプロジェクタPJ61〜PJ63に対応する部分画面G61〜G63(図4参照)と、7列目のプロジェクタPJ71〜PJ73に対応する部分画面G71〜G73(図4参照)で構成されている。
図5(c)は第3表示モードであり、第3表示モードは、第2表示モードと同様、スクリーンで2つの表示画面(左側表示画面及び右側表示画面)を有するが、第3表示モードでは、左側表示画面と右側表示画面とで、それぞれ異なった表示を行う表示モード(2系統2表示画面による表示モード)である。なお、左側表示画面及び右側表示画面を構成する部分画面は第2表示モードと同じである。
図5(d)は第4表示モードであり、この第4表示モードは、左右両端のプロジェクタ(1列目と7列目)のプロジェクタを除くプロジェクタすなわち2列目から6列目のプロジェクタPJ21〜PJ63に対応する部分画面G21〜G63(図4参照)を用いて表示を行う表示モードである。
図5(e)は第5表示モードであり、この第5表示モードは、21台のプロジェクタP
J11〜PJ73に対応する部分画面G11〜G73(図4参照)の全てを用いて表示を行う表示モードである。
本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムは、図5(a)〜(e)に示す第1〜第5表示モードのいずれかの表示モードによる表示を行っている最中に、表示を行っているプロジェクタのうちのあるプロジェクタに表示異常が発生した場合、表示画面の再
構成を行うことによって、部分画面の欠落などが生じたままの状態とすることなく、各表示モードでの表示を継続可能とするものである。
なお、本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムにおいては、プロジェクタの表示異常は光源のランプ切れにより表示不能となった状態であるとする。以下、第1〜第5表示モードにおける表示画面の再構成の具体例について説明する。
[第1表示モードにおける表示画面の再構成例]
図6は第1表示モードにおける表示画面の再構成(その1)について説明する図である。第1表示モードは、図5(a)で説明したように、3列目から5列目のプロジェクタPJ31〜PJ53に対応する部分画面G51〜G53により表示を行う表示モードである。
第1表示モードを行う際に表示を行う3列目から5列目のプロジェクタPJ31〜PJ53のうち、プロジェクタPJ52がランプ切れ(以下では故障という)を起こし、プロジェクタPJ52に対応する部分画面G52が欠落したとする(図6(a)参照)。
この場合、画面サイズを維持したまま表示画面を移動することによる再構成が可能である。すなわち、故障の発生したプロジェクタPJ52の存在する5列目のプロジェクタPJ51,PJ52,PJ53に対応する部分画面G51,G52,G53は使用せずに、2列目から4列目のプロジェクタPJ21〜PJ43に対応する部分画面G21〜G43を用いて表示画面を再構成することが可能である。このような表示画面の再構成を行うことによって第1表示モードによる表示を継続することができる(図6(b)参照)。
これにより、例えば、図5(a)のような第1表示モードによる表示を行っている最中に、あるプロジェクタ(プロジェクタPJ52としている)が突然、故障して表示不能となっても、図5(a)のような第1表示モードによる表示を続行することができる。このとき、再構成後の表示画面は、再構成前の表示画面の位置に対して表示画面の位置がスクリーンSCR上で左側に少しずれた位置となるが表示画面のサイズ、解像度、アスペクト比は変化することがない。
なお、表示画面の再構成は、該当するプロジェクタ、スキャンコンバータなどの機器を画像表示制御装置CNTが制御することによって行う。すなわち、プロジェクタに対しては、再構成後の表示画面の表示に新たに使用するプロジェクタの点灯制御、再構成後の表示画面の表示に使用するプロジェクタに対応する各部分画面の隣接する部分画面間に形成される重畳領域のエッジブレンディング処理、使用を停止するプロジェクタの消灯などの制御を行い、また、スキャンコンバータに対しては、表示画面の再構成を行う際、再構成後の表示画面に使用される各プロジェクタが表示すべき部分画像に対応するビデオ信号を生成させるための制御を行う。
例えば、図6(a)から図6(b)のように表示画面の再構成を行う場合、画像表示制御装置CNTは、新たに表示を行う2列目のプロジェクタPJ21〜PJ23に対してランプを点灯させるための制御信号を送信するとともに、これら新たに表示を行う2列目のプロジェクタPJ21〜PJ23及び既に表示を行っている3列目と4列目のプロジェクタPJ31〜PJ43に対応して設けられたスキャンコンバータSC21〜SC43に対し、各プロジェクタPJ21〜PJ43が表示すべき部分画像のビデオ信号を生成させるための制御信号を送信する。さらに、各プロジェクタPJ21〜PJ43に対応するエッジブレンディング装置70に対し、隣接する部分画面間に形成される重畳領域を目立たなくするためのエッジブレンディング処理(この処理については後述する)を行うための制御信号を送信する。また、使用しなくなるプロジェクタPJ51〜PJ53に対してラン
プを消灯させるための制御信号を送信する。
そして、各制御信号を受信したプロジェクタPJ21〜PJ53は、光源の消灯・点灯の制御、スキャンコンバータSC21〜SC43は、自身に対応するプロジェクタが表示すべき部分画像のビデオ信号の生成を行う。制御信号を受信したエッジブレンディング装置70の動作については後述する。
図7乃至図10は表示画面を再構成する際のエッジブレンディング処理について説明する図である。本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムでは、遮光板20によってエッジブレンディング処理を行う例であり、画像表示制御装置CNTが所望とするエッジブレンディングパターンの設定を行うべくエッジブレンディング装置70に制御信号を送信し、エッジブレンディング装置70は受信した制御信号に基づいてエッジブレンディングパターンの切替を行うものとする。
図7は、マルチプロジェクションシステムを構成する複数のプロジェクタPJ11〜PJ73の各プロジェクタに対応して設置されるエッジブレンディング装置を説明する図である。図7では、ある1つのプロジェクタ(プロジェクタPJ11とする)に対応するエッジブレンディング装置について説明するが、他のプロジェクタに対応するエッジブレンディング装置も同様の構成を有するものとする。
エッジブレンディング装置70は、複数のエッジブレンディングパターン形成部(後述する)を有する円盤状部材でなる遮光手段保持部71、この遮光手段保持部71を回転させることによってエッジブレンディングパターンEBPを切替制御するエッジブレンディングパターン切替制御部72(モータ73とモータ制御部74とを有する)、遮光手段保持部71の初期位置を正確に検出するための初期位置検出用センサ75、そして、これらエッジブレンディングパターン切替制御部72、初期位置検出用センサ75などが取り付けられ、プロジェクタPJ11の筐体の側面と上端面の一部を跨ぐように設置される構成部品取付台76を有している。なお、モータ73としてはステッピングモータを用いるものとする。
遮光手段保持部71は、その中心部71aがモータ73の回転軸73aにネジ71bなどによって固定される。また、遮光手段保持部71には、複数(5個とする)の円形や矩形(図7では円形としている)の開口部でなるエッジブレンディングパターン形成部P0〜P4が等間隔を有して同心円上に設けられている。これらのエッジブレンディングパターン形成部P0〜P4は、遮光板20が取り付けられることによって所望とするエッジブレンディングパターンEBPを形成するものである。
なお、各エッジブレンディングパターン形成部P0〜P4は、遮光手段保持部71の中心部71aを通る72度の角度ごとの各線分上の中心部71aから等距離に各エッジブレンディングパターン形成部P0〜P4の中心が位置するように形成される。また、各エッジブレンディングパターン形成部P0〜P4は、遮光板20が取り付けられていない状態では、プロジェクタPJ11からの投写光を完全に通過可能な(投写光の「ケラレ」が無いような)径を有している。
遮光手段保持部71は、自身が回転することによって、各エッジブレンディングパターン形成部P0〜P4が順次、プロジェクタPJ11からの投写光に対応する位置、すなわち、プロジェクタPJ11の投写レンズLに対向する位置となるように設けられる。このとき、プロジェクタPJ11の投写レンズLに対向したエッジブレンディングパターン形成部は、遮光板20が取り付けられていない状態においてプロジェクタPJ11からの投写光を完全に通過可能となるように投写レンズLに対向する位置となる。
そして、遮光手段保持部71の初期位置(ここでは、エッジブレンディングパターン形成部P0がプロジェクタPJ11の投写レンズLに対向する位置を初期位置とする)から、モータ73を72度単位の角度で回転させることにより、他のエッジブレンディングパターン形成部P1〜P3も順次、プロジェクタPJ11の投写レンズLに対向する位置とすることができる。
なお、遮光手段保持部71の初期位置の検出は、初期位置検出用センサ(フォトインタラプタなど)75が遮光手段保持部71に設けられた切り欠き部や凸部(図示せず)を検出することによって行うことができる。なお、初期位置検出用センサ75と遮光手段保持部71に設けられた切り欠き部や凸部(図示せず)とによって初期位置検出手段が構成される。
また、エッジブレンディングパターン切替制御部72のモータ制御部74は、プロジェクタPJ11によって、エッジブレンディングパターンEBPの切り替えなどを制御可能とするための通信手段が設けられる。その通信手段としては、たとえば、TCP/IPなどのいわゆるLANによる通信手段や、EIA232(RS232C)やUSBなどのシリアル通信手段などを利用することができる。
図8はエッジブレンディングパターン形成部P0〜P4に取り付けられる遮光板20の一例を示す図である。遮光板20は長方形状の板状部材で形成されており、各種のエッジ形状を有するものを用いることができる。図8(a)はエッジ形状が直線の遮光板20、図8(b)はエッジ形状が鋸歯状の遮光板20、図8(c)はエッジ形状が矩形状の遮光板20、図8(d)はエッジ形状が波状の遮光板20である。本発明の実施形態においては、図8(a)に示す遮光板20を用いるものとする。なお、この遮光板20は減光フィルタなど光を減じる部材であってもよい。
図9は図8(a)に示す遮光板20をエッジブレンディングパターン形成部P0に取り付けた例を示す図である。図9の例では、プロジェクタPJ11からの投写光の縦方向に生じる重複領域に対応するよう1枚の遮光板20(破線で示す)を取り付けた例が示されている。
なお、図9では1枚の遮光板20をエッジブレンディングパターン形成部P0に縦長方向に取り付けた場合を示したが、縦長方向に限らず、横長方向、さらには、複数枚の遮光板20を組み合わせることによって、L字型、コの字型など、所望とするエッジブレンディングパターンEBPを形成することができる。このように、遮光板20のエッジブレンディングパターン形成部P0〜P4への取付位置を変えたり、複数の遮光板20を組み合わせたりすることで、様々なエッジブレンディングパターンEBPを形成することが可能である。
また、遮光板20のエッジブレンディングパターン形成部P0〜P4への取り付けは、遮光板20の長手方向両端部をエッジブレンディングパターン形成部P0〜P4の外側の遮光手段保持部11の円盤面に何らかの取付手段によって固定することで行う。この取付手段としては、たとえば、マグネット、マジックテープ(登録商標)、ネジ止めなど様々な取付手段を用いることができるが、遮光板20の着脱が容易で、かつ、取り付け後の遮光板20に位置ずれなどが生じない取付手段であることが好ましい。
以上説明したような本発明の実施形態に係るエッジブレンディング装置70によれば、遮光手段保持部11に設けられた5個のエッジブレンディングパターン形成部P0〜P4に、それぞれ異なるエッジブレンディングパターンEBPが形成されるように遮光板20を取り付けることによって、5種類のエッジブレンディングパターンEBPを切り替えて
使用することができる。この5種類のエッジブレンディングパターンEBPの切り替えは、遮光手段保持部71をモータ(ステッピングモータ)73により72度ずつ回転させるだけであるので、エッジブレンディングパターンEBPの切り替えのための機構及び制御はきわめて単純なものとなる。
また、遮光板20のエッジブレンディングパターン形成部P0〜P4への取付位置を変えたり、複数の遮光板20を組み合わせたりすることで、様々なエッジブレンディングパターンEBPを形成することができるので、重複領域のパターンの変化(重複領域の幅の変化も含む)などに容易に対応することができる。
画像表示制御装置CNTは、以上に説明したエッジブレンディング装置70を用いてエッジブレンディング処理を行う。例えば、画像表示制御装置CNTは、各エッジブレンディング装置70のエッジブレンディングパターン形成部P0〜P4に形成されたエッジブレンディングパターンを記憶しておく。そして、再構成後の表示画面の表示に使用されるプロジェクタに対応するエッジブレンディング装置70において使用する(投写レンズLに対向させる)エッジブレンディングパターン形成部を決定する。この決定は、記憶したエッジブレンディングパターンに基づいて行う。次に、決定したエッジブレンディングパターン形成部が現在の表示モードにおいて使用されていない場合、対応するプロジェクタに対し、エッジブレンディング装置の遮光手段保持部71を所望の位置まで回転させるための制御信号を送信する。この制御信号を受信したエッジブレンディング装置70は、決定されたエッジブレンディングパターン形成部の位置まで遮光手段保持部71を回転させる。このようにして、隣接する部分画面間に形成される重畳領域を目立たなくするためのエッジブレンディング処理を行うことができる。
図10(a)は再構成前の表示画面の表示に使用する各プロジェクタPJ31〜PJ53に設定されたエッジブレンディングパターンEBPを示し、図10(b)は再構成後の表示画面の表示に使用する各プロジェクタPJ21〜PJ43に設定されたエッジブレンディングパターンEBPを示している。図10(a),(b)からもわかるように、表示画面の再構成を行うことにより、再構成によって新たに使用されるプロジェクタPJ21〜PJ22に対しては、エッジブレンディングパターンEBPが新たに設定され、再構成前の表示画面の表示に使用していたプロジェクタPJ31〜PJ43に対しては、エッジブレンディングパターンEBPが変更されている。例えば、プロジェクタPJ32においては、再構成前は「コ」の字型であったエッジブレンディングパターンが再構成後には「ロ」の字型に変更されている。
再構成後の表示画面の表示に使用する各プロジェクタPJ21〜PJ43のエッジブレンディングパターンEBPを図10(b)のように設定することによって、各プロジェクタPJ21〜PJ43に対応する各部分画面の隣接する部分画面間に形成される重畳領域の明るさを適切に調整することができ、重畳領域を目立たなくすることができる。
以上のような表示画面の再構成を行うことにより、第1表示モードによる表示画面のうちのある部分画面(ここではプロジェクタPJ52に対応する部分画面G52)が欠落した場合、通常であれば、欠落した部分画面G52はランプ交換などの補修作業(またはプロジェクタ本体の交換作業など)が済むまで欠落したままとなる。これに対して、本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムにおいては、たとえば、図6に示すような表示画面の再構成を行うことにより、第1表示モードによる表示を継続できる。
なお、図6のような表示画面の再構成を行った場合、再構成後の表示画面は、再構成前の表示画面に対して、スクリーンSCR上での表示位置は少しずれた位置となるが、表示画面のサイズ、アスペクト比、解像度などが変化することなく、再構成前の表示画面と同
じ表示品質を維持することができる。
また、ランプ切れが生じた場合、該当するプロジェクタの部分画面は、ランプ切れが生じた際に欠落するが、表示画面の再構成処理は短時間で行うことが可能であるので、部分画面の欠落している時間はごくわずかであるため視聴者に大きな違和感を与えることはない。これは、後に説明する他の表示モードにおいて表示画面の再構成を行う場合も同様である。
図6の例では第1表示モードでの表示中においてプロジェクタPJ52に故障が発生した場合であったが、第1表示モードにおいて表示を行っている他のプロジェクタに故障が発生した場合にも同様に、表示画面の再構成を行うことができる。
図11は第1表示モードにおける表示画面の再構成(その2)について説明する図である。図11(a)に示すように、第1表示モードを行う際に表示を行っているプロジェクタのうち、プロジェクタPJ43に故障が発生して、プロジェクタPJ43に対応する部分画面G43が欠落した状態となると、この場合も、画面サイズを維持したまま表示画面を移動することが可能である。すなわち、故障の発生したプロジェクタPJ43の存在する4列目のプロジェクタPJ41,PJ42,PJ43に対応する部分画面G41,G42,G43は使用せずに、1列目から3列目のプロジェクタPJ11〜PJ33に対応する部分画面G11〜G33を用いて表示画面を再構成することが可能である。このような表示画面の再構成を行うことによって第1表示モードによる表示を継続することができる(図11(b)参照)。
また、図11のような表示画面再構成を行う場合も、画像表示制御装置CNTは、該当するプロジェクタやスキャンコンバータに制御信号を送信する。また、各プロジェクタPJ11〜PJ33に対応する各部分画面の隣接する部分画面間に形成される重畳領域を目立たなくするためにエッジブレンディングパターンの設定を行い、各プロジェクタPJ11〜PJ33に対応するエッジブレンディング装置70に制御信号を送信する。
なお、図11の例では、1列目から3列目のプロジェクタPJ11〜PJ33に対応する部分画面G11〜G33を用いて表示画面を再構成するようにしたが、この場合、5列目から7列目のプロジェクタPJ51〜PJ73に対応する部分画面G51〜G73を用いて表示画面を再構成するようにしてもよい。
[第2表示モードにおける表示画面の再構成例]
図12は第2表示モードによる表示における表示画面の再構成例を説明する図である。第2表示モードは、図5(b)で説明したように、左側3列のプロジェクタPJ11〜PJ33に対応する部分画面G11〜G33により左側表示画面を構成するとともに、右側3列のプロジェクタPJ51〜PJ73に対応する部分画面G51〜G73によって右側表示画面を構成し、左右それぞれの表示画面において同じ内容の表示を行う表示モード、すなわち1系統2表示画面による表示モードである
このような第2表示モードにおいて、図12(a)に示すように、右側表示画面を構成するプロジェクタPJ51〜PJ73のうち、プロジェクタPJ51が故障して、プロジェクタPJ51に対応する部分画面G51が欠落した状態となった場合について考える。
第2表示モードは、1系統2表示画面(図5(b)参照)による表示モードであるので、故障したプロジェクタPJ51に対応する部分画面G51が含まれる表示画面(この場合、右側表示画面)全体の表示を停止して、左側の表示画面だけでの表示に切り替えて表示を続行することも可能であるが、ここでは、右側表示画面を図9(b)に示すような再
構成を行うことによって、1系統2表示画面による表示を維持するものとする。
ただし、この場合は、図6や図11の場合とは異なり、画面サイズを維持した状態で表示画面を移動させることによる再構成はできない。そこで、1系統2表示画面による表示を維持するために、図12(b)に示すように、右側表示画面の画面サイズを変更する。すなわち、図12(b)に示すように、故障したプロジェクタPJ51、当該プロジェクタPJ51と同じ列に存在するプロジェクタPJ52,PJ53及び同じ行に存在するプロジェクタPJ61,PJ71を除くプロジェクタによって表示画面の再構成を行なう。
図12(b)は1系統2表示画面による表示を維持するために画面サイズの変更による表示画面の再構成を行った例である。図12(b)に示すように、プロジェクタPJ62,PJ63、PJ72,PJ73に対応する部分画面G62,G63,G72,G73によって表示画面の再構成を行う。このような表示画面の再構成を行うことにより、再構成前の表示画面のアスペクト比を維持しつつ、再構成前の表示画面に可能な限り近い画面サイズの表示画面を得ることができる。なお、この場合、再構成前の表示画面に可能な限り近い画面サイズとしては、再構成前の表示画面の画面サイズを超えない範囲内において最大の画面サイズとなるように設定される。
図12(b)に示すような表示画面の再構成を行うことにより、第2表示モードによる表示中に、あるプロジェクタに故障が発生しても、アスペクト比を維持しつつ、再構成前の表示画面の画面サイズを超えない範囲内において最大の画面サイズでの表示が行えるので、解像度も最大限確保することができ、表示品質をある程度維持することができる。
なお、図12に示すような表示画面の再構成を行う場合も、画像表示制御装置CNTが、該当するプロジェクタや該当するスキャンコンバータに制御信号を送信するとともに、各部分画面G62,G63、G72,G73の隣接する部分画面間に形成される重畳領域を目立たなくするためのエッジブレンディング処理を行うが、これらの処理については、第1表示モードにおける表示画面の再構成で説明したので、ここではその説明は省略する。
[第3表示モードにおける表示画面の再構成例]
第3表示モードは、図5(c)で説明したように、左側3列のプロジェクタPJ11〜PJ33に対応する部分画面G11〜G33により左側表示画面を構成するとともに、右側3列のプロジェクタPJ51〜PJ73に対応する部分画面G51〜G73によって右側表示画面を構成し、左右それぞれの表示画面において異なった内容の表示を行う表示モード(2系統2表示画面による表示モード)である。このような第3表示モードによる表示を行っているプロジェクタのうちのあるプロジェクタが故障した場合の表示画面の再構成は、第2表示モードにおける表示画面の再構成と同様に実施できる。
[第4表示モードにおける表示画面の再構成例]
図13は第4表示モードにおける表示画面の再構成(その1)について説明する図である。また、図14は第4表示モードにおける表示画面の再構成(その2)について説明する図である。
第4表示モードは、図5(d)で説明したように、左右両端のプロジェクタ(1列目と7列目のプロジェクタ)を除くプロジェクタすなわち2列目から6列目のプロジェクタPJ21〜PJ63に対応する部分画面G21〜G63を用いて表示を行う表示モードである。このような第4表示モードにおいて、表示を行っているプロジェクタのうち、あるプロジェクタ(例えば、プロジェクタPJ62)に故障が発生して、プロジェクタPJ62に対応する部分画面G62が欠落した状態となった場合を考える(図13(a)参照)。
この場合は、画面サイズを維持したまま表示画面を移動することによる再構成が可能である。すなわち、故障の発生したプロジェクタPJ62の存在する6列目のプロジェクタPJ61,PJ62,PJ63に対応する部分画面G61,G62,G63は使用せずに、1列目から5列目のプロジェクタPJ11〜PJ53に対応する部分画面G11〜G53を用いて表示画面を再構成することが可能である。このような表示画面の再構成を行うことによって第4表示モードによる表示を継続することができる(図13(b)参照)。
図13のような表示画面の再構成を行った場合、再構成後の表示画面は、再構成前の表示画面に対して、スクリーンSCR上での表示位置は少しずれた位置となるが、表示画面の画面サイズは変化することがない。したがって、再構成後の表示画面は、アスペクト比や解像度などが変化することなく、再構成前の表示画面と同じ表示品質を維持することができる。
一方、第4表示モードにおいて表示動作を行うプロジェクタのうち、図14(a)に示すように、表示画面の中央部付近のプロジェクタPJ52が故障して部分画面G52が欠落した場合には、画面サイズを維持したまま表示画面を移動することによる再構成はできない。そこで、図14(b)に示すように、画面サイズを変更することにより表示画面の再構成を行う。
図14(b)は1列目から4列目におけるそれぞれ下から2段目までのプロジェクタPJ12,PJ13、PJ22,PJ23、PJ32,PJ33、PJ42,PJ43に対応する部分画面G12,G13、G22,G23、G32,G33、G42,G43により表示画面の再構成を行って例である。
なお、図14(b)に示す再構成後の表示画面は、4×2の部分画面によって構成されたものとなり、再構成前の表示画面が5×3の部分画面によって構成されているので、再構成後の表示画面(図14(b)に示す表示画面)は、再構成前の表示画面(図14(a)に示す表示画面)に可能な限り近いアスペクト比を有したものとなるが、再構成後の表示画面は、再構成前の表示画面に比べると少し横長となる。
ここで、アスペクト比を同等に維持するために、例えば、再構成後の表示画面内の端辺部分に黒画像を表示するというような工夫を施すことが考えられる。これにより、再構成後の表示画面内に表示される画像のアスペクト比を再構成前のアスペクト比と同等に維持することができる。黒画像を表示させる処理は、個々のプロジェクタに接続されたスキャンコンバータが有する機能によって可能となる。
図14に示すような表示画面の再構成を行うことにより、第4表示モードによる表示中に、あるプロジェクタに故障が発生しても、アスペクト比をほぼ維持しつつ、再構成前の表示画面の画面サイズを超えない範囲内において最大の画面サイズでの表示が行えるので、解像度も最大限確保することができ、表示品質をある程度維持することができる。
なお、この図14のような表示画面の再構成を行う場合も、画像表示制御装置CNTが、該当するプロジェクタや該当するスキャンコンバータに制御信号を送信するとともに、各部分画面G12,G13、G22,G23、G32,G33、G42,G43における隣接する部分画面間に形成される重畳領域を目立たなくするためのエッジブレンディング処理を行うが、これらの処理については、第1表示モードにおける表示画面の再構成で説明したので、ここではその説明は省略する。
[第5表示モードにおける表示画面の再構成例]
図15は第5表示モードの表示における表示画面の再構成について説明する図である。第5表示モードは、図5(e)で説明したように、マルチディスプレイシステムを構成する全てのプロジェクタ(本発明の実施形態では21台のプロジェクタ)PJ11〜PJ73を用いて表示を行う表示モードである。
このように、第5表示モードにおいては全てのプロジェクタPJ11〜PJ73を使用しているため、これらのプロジェクタPJ11〜PJ73のうち、あるプロジェクタが故障した場合、画面サイズを維持したまま表示画面を移動することによる再構成はできない。そこで、図15(b)に示すように、画面サイズを変更することにより表示画面の再構成を行う。例えば、図15(a)に示すように、プロジェクタPJ73が故障した場合を考えると、アスペクト比を可能な限り維持して、最大の画面サイズが確保できるように、図15(b)のように表示画面を再構成する。
図15(b)に示す再構成後の表示画面は、5×2の部分画面によって構成されたものとなり、再構成前の表示画面が7×3の部分画面によって構成されているので、再構成後の表示画面(図15(b)に示す表示画面)は、再構成前の表示画面(図15(a)に示す表示画面)に可能な限り近いアスペクト比を有したものとなるが、再構成後の表示画面は、再構成前の表示画面に比べると少し横長となる。
ここで、アスペクト比を同等に維持するために、前述したように、例えば、再構成後の表示画面内の端辺部分に黒画像を表示するというような工夫を施すことが考えられる。これにより、再構成後の表示画面内に表示される画像のアスペクト比を再構成前のアスペクト比と同等に維持することができる。
図15に示すような表示画面の再構成を行うことにより、第5表示モードによる表示中に、あるプロジェクタに故障が発生しても、アスペクト比をほぼ維持しつつ、再構成前の表示画面の画面サイズを超えない範囲内において最大の画面サイズでの表示が行えるので、解像度も最大限確保することができ、表示品質をある程度維持することができる。
図16は本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御装置CNTの処理手順を説明するフローチャートである。なお、図16に示す処理手順は、例えば、図5に示した第1〜第5表示モードのうちのある表示モードでの表示中にあるプロジェクタに故障が発生した場合である。
図16に示すように、あるプロジェクタに表示異常が検知されると(ステップS1)、現在の表示画面の画面サイズの維持を優先するか、現在の表示画面の表示位置(画面位置)の維持を優先するかを決める(ステップS2)。これは、システムの運用に当たって予め設定などしておくとよい。ここで、画面サイズを優先すると決めた場合には、スクリーンSCR上で現在の表示画面を行及び/又は列単位で移動させることにより画面サイズを維持できる表示画面構成の探索を行う(ステップS3)。ステップS3によって探索された表示画面構成が、再構成前の表示画面を行及び/又は列単位で移動させることによって対応可能であるか否かを判断し(ステップS4)、移動によって対応可能であると判断した場合は、再構成後の表示画面構成を決定する(ステップS5)。このとき、移動によって対応可能な表示画面構成が複数存在する場合には、その中から1つの表示画面構成を選択して、選択した表示画面構成を再構成後の表示画面として決定する。
ところで、ステップS2において画面位置を優先すると決定された場合は、現在の表示画面の画面位置と表示画面サイズをできるだけ維持するように表示画面構成を設定する(ステップS6)。なお、ステップS4において、移動によって対応できないと判断した場合もステップS6の処理を行う。
そして、ステップS5またはステップS6において決定された表示画面構成を得るために、表示画面の再構成処理を実行する(ステップS7)。ステップS7で行う表示画面の再構成処理は、プロジェクタに対しては、再構成後の表示画面の表示に新たに使用するプロジェクタの点灯制御、使用を停止するプロジェクタの消灯などの制御を行い、スキャンコンバータに対しては、表示画面の再構成を行う際、再構成後の表示画面の表示に使用する各プロジェクタが表示すべき部分画像に対応する部分画像データを生成させるための制御を行い、また、エッジブレンディング装置70に対しては、再構成後の表示画面の表示に使用するプロジェクタに対応する各部分画面の隣接する部分画面間に形成される重畳領域のエッジブレンディング処理の制御を行う。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムによれば、マルチディスプレイシステムに用いられる複数のプロジェクタのうちのあるプロジェクタが故障することにより表示画面を構成するある部分画面が欠落したとしても、部分画面が欠落したままの状態で表示が継続されることなく、表示画面全体の表示をその有効性を著しく損なうことなく維持することが可能となる。例えば、あるプロジェクタにランプ切れなど生じた場合には、そのランプを交換している期間は、前述したような表示画面の再構成を行うことで、視聴者の不満を緩和することができる。
また、本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムは、予備のプロジェクタを用意したり、複灯式の高価なプロジェクタを用いたりしなくてもよいため、低コストにマルチディスプレイシステムを構成することができる.
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、前述の実施形態に係るマルチディスプレイシステムでは、隣接する部分画面間に重畳領域を有するように各部分画面が配置される例であったが、図17に示すように、隣接する部分画面間に重畳領域が存在しないように各部分画面が配置されるようなマルチディスプレイシステムにおいても適用できることは勿論である。
また、前述の実施形態に係るマルチディスプレイシステムでは、背面投射型のマルチディスプレイシステムであったが、前面投射型のマルチディスプレイシステムにおいても適用できることは勿論である。
また、前述の実施形態に係るマルチディスプレイシステムでは、プロジェクタの表示異常(故障)の原因としてランプ切れを例にとって説明したが、ランプ切れに限られるものではなく、たとえば、ランプの劣化などにより表示が不安定となる状態、電源回路やその他の制御回路などの不具合など種々の原因が考えられ、いずれの場合も、表示異常として検出することにより、前述の実施形態で説明したような表示画面の再構成を行うことが可能である。
また、前述の実施形態に係るマルチディスプレイシステムでは、画像表示装置としてプロジェクタを用いたマルチディスプレイシステムについて説明したが、画像表示装置としてはプロジェクタのみならず、例えば、直視型のフラットパネルディスプレイ装置を複数並べて構成されたマルチディスプレイシステムにおいても、表示画面を構成する個々のディスプレイ装置に表示異常が発生したときなどにおいて同様の制御を行うことができる。
また、前述の実施形態に係るマルチディスプレイシステムでは、エッジブレンディング処理を、遮光板を用いた光学的手段により行ったが、従来より行われている画像処理により行うようにしてもよい。その場合は、画像表示制御装置CNTはプロジェクタに制御信
号を送信し、プロジェクタは、受け取った制御信号に基づいて、画像データを変換するようにすればよい。また、画像処理と、光学的手段とを併用するようにしてもよい。
また、前述の実施形態に係るマルチディスプレイシステムでは、部分画面を横方向7個、縦方向3個にマトリクス状に配置することによって、最大で7×3の部分画面による表示画面を構成可能としたマルチディスプレイシステムの例について説明したが、マルチディスプレイシステムを構成する表示画面の構成はこれに限られるものではない。また、部分画面をマトリクス状に配置する場合、前述の実施形態では横長の表示画面としたが、これに限られるものではなく、縦長の表示画面となるように部分画面を配置するようにしてもよい。
また、前述の実施形態のように横長の表示画面における表示画面の再構成を行う場合、前述の実施形態では、例えば、図6のように、表示画面のシフト方向を横方向とする例で説明したが、列方向にも多数の部分画面が配置されているような表示画面など表示画面の構成の仕方によっては、表示画面の再構成を行う際、表示画面を縦方向に移動させるようにしてもよい。
また、7×3の部分画面がマトリクス状に配置された表示画面上において各表示モード(前述の実施形態では第1〜第5表示モード)を構成する際、各表示モードを構成する部分画面をマトリクス状に配置した例について説明したが、これら各表示モードは、2つ以上の部分画面が横一列または縦一列に配置された構成のものであってもよい。
また、前述の実施形態に係るマルチディスプレイシステムでは、画像表示装置としてのプロジェクタに対応する部分画面がマトリクス状に配置されることによって表示画面を構成するようにしたが、本発明は、マトリクス状の配置ではなく、たとえば、横一列または縦一列にそれぞれ複数の部分画面が配置されることにより表示画面が構成されるマルチディスプレイシステムにおいても適用することができる。なお、この場合、本発明の特徴を生かすには4台以上の画像表示装置に対応する4個以上の部分画面により表示画面を構成し、4個以上の部分画面のうち、連続した少なくとも2つの部分画面により1つの表示画面を構成するようなマルチディスプレイシステムとすることが好ましい。
本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムの構成を説明する図。 各プロジェクタPJ11〜PJ73に対する画像信号及び制御信号の配信例を説明する図。 本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムにおける表示画面の再構成を実施するに必要な構成を示す図。 図1に示したスクリーンSCR上での各プロジェクタPJ11〜PJ73に対応する部分画面の配置を示す図。 本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムにおいて表示可能な表示モードの例を示す図。 第1表示モードによる表示における表示画面の再構成(その1)について説明する図。 本発明の実施形態に係るエッジブレンディング装置の構成を示す図。 エッジブレンディングパターン形成部P0〜P4に取り付けられる遮光版20の一例を示す図。 図8(a)に示す遮光版20をエッジブレンディングパターン形成部P0に取り付けた例を示す図。 表示画面を再構成する際のエッジブレンディング処理について説明する図。 第1表示モードによる表示における表示画面の再構成(その2)について説明する図。 第2表示モードによる表示における表示画面の再構成例を説明する図。 第4表示モードの表示における表示画面の再構成(その1)について説明する図。 第4表示モードの表示における表示画面の再構成(その2)について説明する図。 第5表示モードの表示における表示画面の再構成について説明する図。 本発明の実施形態に係るマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御装置の処理手順を説明するフローチャート。 隣接する部分画面間に重畳領域を有しない場合のスクリーンSCR上での各プロジェクタに対応する部分画面の配置を示す図。 従来のマルチプロジェクションシステムの一例であって時分割で画像表示を行う例を説明する図。
符号の説明
20・・・遮光板、70・・・エッジブレンディング装置、CNT・・・画像表示制御装置、PJ11〜PJ73・・・プロジェクタ、G11〜G73・・・部分画面、SC11〜SC73・・・スキャンコンバータ、SCR・・・スクリーン、MSW・・・マトリクススイッチャ、EBP・・・エッジブレンディングパターン

Claims (11)

  1. m(mは3以上の整数)台の画像表示装置と、前記m台の画像表示装置の各画像表示装置に画像信号を配信する画像信号配信装置と、前記m台の画像表示装置及び前記画像信号配信装置を制御する画像表示制御装置とを有し、前記m台の画像表示装置に対応するm個の部分画面の集合としての表示画面を表示面上で構成可能とするマルチディスプレイシステムであって、
    前記画像表示制御装置は、
    前記m台の画像表示装置のうちのn(nは2以上の整数であってn≦m)台の画像表示装置に対応するn個の部分画面の集合としての表示画面を前記表示面上で構成する制御を、前記画像表示装置及び前記画像信号配信装置に対して行う機能と、
    前記n個の部分画面の集合としての表示画面が前記表示面上で構成されている状態において、前記n個の画像表示装置のうちのある画像表示装置に表示異常が発生すると、前記表示異常の発生した画像表示装置を除いた所定の画像表示装置に対応する部分画面によって、前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する制御を、前記画像表示装置及び前記画像信号配信装置に対して行う機能と、
    を有することを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  2. 請求項1に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、
    前記m個の部分画面は、前記表示面上でマトリクス状に配置されることを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  3. 請求項1または2に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、
    前記画像表示制御装置は、
    前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する際、当該表示画面の画面サイズを維持した状態で当該表示画面を前記表示面上で移動させることによる再構成が可能か否かを判断し、可能であると判断した場合には、当該表示画面の画面サイズを維持した状態で当該表示画面を前記表示面上で移動させて表示画面を再構成する制御を行うことを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  4. 請求項1または2に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、
    前記画像表示制御装置は、
    前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する際、当該表示画面の画面サイズを維持した状態で当該表示画面を前記表示面上で移動させることによる再構成が可能か否かを判断し、可能ではないと判断した場合には、前記n個の部分画面の集合としての表示画面の画面サイズに可能な限り近い画面サイズとなるように前記表示画面の画面サイズを変更して前記表示画面を再構成する制御を行うことを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  5. 請求項4に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、
    前記画像表示制御装置は、
    前記表示画面の画面サイズを変更して前記表示画面を再構成する制御を行う際、再構成後の表示画面のアスペクト比が、再構成前の前記n個の部分画面の集合としての表示画面のアスペクト比と同等か又は可能な限り近いアスペクト比となるように前記表示画面を再構成する制御を行うことを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  6. 請求項4または5に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、
    前記画像表示制御装置は、
    前記表示画面の画面サイズを変更して前記表示画面を再構成する制御を行う際、再構成後の表示画面の前記表示面上における位置が、再構成前の前記n個の部分画面の集合とし
    ての表示画面の前記表示面上における位置に可能な限り近い位置となるように前記表示画面を再構成する制御を行うことを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のマルチディスプレイシステムにおいて、
    前記画像表示装置がプロジェクタである場合、前記画像表示装置としての各プロジェクタに対応する各部分画面の集合としての表示画面を前記表示面上で構成する際、各プロジェクタに対応する各部分画面のうちの隣接する部分画面間に重畳領域が形成されるように前記各プロジェクタに対応する各部分画面が前記表示画面上で配置されることを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  8. 請求項7に記載のマルチディスプレイシステムにおいて、
    前記重畳領域の明るさを適切にするためのエッジブレンディング処理を各プロジェクタごとに可能とするエッジブレンディング手段を設け、
    前記画像表示制御装置は、前記表示画面を再構成する際、再構成後の表示画面において形成される重畳領域に対応してエッジブレンディング処理の設定を行うことを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  9. m(mは3以上の整数)台の画像表示装置と、前記m台の画像表示装置の各画像表示装置に画像信号を配信する画像信号配信装置と、前記m台の画像表示装置及び前記画像信号配信装置を制御する画像表示制御装置とを有し、前記m台の画像表示装置に対応するm個の部分画面の集合としての表示画面を表示面上で構成可能とするマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御方法であって、
    前記m台の画像表示装置のうちのn(nは2以上の整数であってn≦m)台の画像表示装置に対応するn個の部分画面の集合としての表示画面が前記表示面上で構成されている状態において、前記n個の画像表示装置のうちのある画像表示装置に表示異常が発生すると、前記表示異常の発生した画像表示装置を除いた所定の画像表示装置に対応する部分画面によって、前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する制御を、前記画像表示装置及び前記画像信号配信装置に対して行うことを特徴とするマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御方法。
  10. m(mは3以上の整数)台の画像表示装置と、前記m台の画像表示装置の各画像表示装置に画像信号を配信する画像信号配信装置と、前記m台の画像表示装置及び前記画像信号配信装置を制御する画像表示制御装置とを有し、前記m台の画像表示装置に対応するm個の部分画面の集合としての表示画面を表示面上で構成可能とするマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御装置であって、
    前記m台の画像表示装置のうちのn(nは2以上の整数であってn≦m)台の画像表示装置に対応するn個の部分画面の集合としての表示画面を前記表示面上で構成する制御を、前記画像表示装置及び前記画像信号配信装置に対して行う機能と、
    前記n個の部分画面の集合としての表示画面が前記表示面上で構成されている状態において、前記n個の画像表示装置のうちのある画像表示装置に表示異常が発生すると、前記表示異常の発生した画像表示装置を除いた所定の画像表示装置に対応する部分画面によって、前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する制御を、前記画像表示装置及び前記画像信号配信装置に対して行う機能と、
    を有することを特徴とするマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御装置。
  11. m(mは3以上の整数)台の画像表示装置と、前記m台の画像表示装置の各画像表示装置に画像信号を配信する画像信号配信装置と、前記m台の画像表示装置及び前記画像信号配信装置を制御する画像表示制御装置とを有し、前記m台の画像表示装置に対応するm個の部分画面の集合としての表示画面を表示面上で構成可能とするマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御プログラムであって、
    前記画像表示制御装置に、
    前記m台の画像表示装置のうちのn(nは2以上の整数であってn≦m)台の画像表示装置に対応するn個の部分画面の集合としての表示画面が前記表示面上で構成されている状態において、前記n個の画像表示装置のうちのある画像表示装置に表示異常が発生すると、前記表示異常の発生した画像表示装置を除いた所定の画像表示装置に対応する部分画面によって、前記n個の部分画面の集合としての表示画面を再構成する制御を実行させるためのマルチディスプレイシステムにおける画像表示制御プログラム。
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