JP2008039526A - 電池劣化診断方法、電池劣化診断装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

電池劣化診断方法、電池劣化診断装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】二次電池の放電動作時の放電深度を反映して従来よりも精度良く二次電池の劣化度合いを診断することができる電池劣化診断方法、電池劣化診断装置及び該電池劣化診断装置を実現するためのコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】CPU14は、エンジンが停止状態である場合、バッテリ20の放電電流及び放電時間を取得し、取得した放電電流及び放電時間に基づいて、一の放電サイクルにおける放電量を求め、放電深度DODを算出する。CPU14は、算出された放電深度DODに対応する劣化係数を求め、n回目の放電サイクルによるバッテリ20の劣化度SOH(n)を、n−1回目の放電サイクルによるバッテリ20の劣化度SOH(n−1)、n回目の放電サイクルにより特定された劣化係数α(n)に基づいて、SOH(n)=SOH(n−1)×α(n)により算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池の劣化度合いを診断する電池劣化診断方法、電池劣化診断装置及び該電池劣化診断装置を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
乗用車、バス、トラックなどの車両には、エンジンの始動あるいは車両に備えられた電気機器への電力供給のためにバッテリ(二次電池、例えば、鉛蓄電池)が搭載されている。鉛蓄電池は、正極活物質として二酸化鉛、負極活物質として鉛、電解質に硫酸を用い、放電動作時には、負極で鉛が酸化されて陽イオンから硫酸鉛となり、正極では二酸化鉛が還元されて硫酸鉛となる。充電動作時には、負極で硫酸鉛から鉛イオンが還元されて金属鉛となり、正極では鉛イオンが酸化されて二酸化鉛となる。
鉛蓄電池が放電した状態で充電されずに放置された場合、放電動作で生成された硫酸鉛が結晶化し、サルフェーションと呼ばれる充電動作ができない状態になり、鉛蓄電池の寿命が短くなる。このため、鉛蓄電池は、エンジンが稼動している間はオルタネータによる充電を行って、ほぼ満充電状態に維持するようにされている。
しかし、エンジンを停止させて車両を駐車した場合、バッテリ(鉛蓄電池)の自己放電あるいは車載電気機器の待機用電力を供給するために流れる暗電流などにより、鉛蓄電池の放電動作が継続される。特に、車両を長期間放置するような場合には、放電の深さ(放電深度、DOD:Depth of Discharge)が大きくなり、バッテリの寿命が短くなることが予想される。
バッテリの寿命を判定する例としては、例えば、バッテリの充電電流及び放電電流を積算し、積算した充電電流積算量を放電電流積算量で除算して充放電収支を算出し、算出した充放電収支に基づいてバッテリの寿命までの放電積算量を予測し、予測した寿命までの放電積算量に対する放電電流積算量の比率によりバッテリの劣化度を判定する劣化度判定装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−10601号公報
しかし、特許文献1の装置の如くバッテリ(鉛蓄電池のような二次電池)の充電電流又は放電電流を検出して、積算された充電電流積算量及び放電電流積算量により充放電収支を算出してバッテリの劣化度を判定する方法では、バッテリの放電電流を、エンジンが稼動状態であるときに検出しているため、バッテリが放電動作の状態にあるとしても、放電の深さ(放電深度)は大きくない。実際の使用状態では、エンジンを切って長時間駐車した状態で車両が放置される場合もあり、このような場合では、バッテリの自己放電及び暗電流などにより放電の深さは大きくなり、バッテリの劣化がより一層進行すると考えられる。したがって、特許文献1の装置では、放電の深さが大きくなるような状況は考慮されずにバッテリの劣化が判定されるため、バッテリの劣化を精度よく判定することができない虞があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、一の放電サイクルでの二次電池の放電電流及び放電時間に基づいて放電深度を算出し、算出された放電深度に対応する二次電池の劣化係数を特定し、前記放電サイクルの1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とに基づいて劣化度合いを診断することにより、二次電池の放電動作時の放電深度を反映して従来よりも精度良く二次電池の劣化度合いを診断することができる電池劣化診断方法、電池劣化診断装置及び該電池劣化診断装置を実現するためのコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とを乗算して放電サイクル当たりの劣化度合いを算出することにより、放電サイクル毎に劣化度合いの進行状況を把握することができる電池劣化診断方法及び電池劣化診断装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、放電深度の深/浅に応じて劣化係数を小/大とすることにより、二次電池の自己放電又は暗電流により放電深度が変化した場合であっても、放電状態にかかわらず精度よく二次電池の劣化度合いを診断することができる電池劣化診断方法及び電池劣化診断装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、複数の区分に分けた放電深度の各区分における劣化係数の減少度合いを放電深度が深い(大きい)区分ほど大きくすることにより、放電深度が大きい区分ほど劣化度合いの増加率を大きくして放電状態にかかわらずさらに精度よく二次電池の劣化度合いを診断することができる電池劣化診断方法及び電池劣化診断装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、放電深度と劣化係数とを関連付けて記憶する記憶手段を備えることにより、簡便な構成で、かつ二次電池の特性に応じた劣化度合いの診断を容易に行うことができる電池劣化診断装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、エンジンが切り状態である場合、二次電池の放電電流を検出するように構成してあることにより、エンジンを切って長時間駐車した状態で車両が放置される場合の放電状態による二次電池の劣化度合いを診断することができる電池劣化診断装置を提供することにある。
第1発明に係る電池劣化診断方法は、二次電池の放電サイクルに応じた劣化度合いを診断する電池劣化診断方法において、二次電池の放電深度に対応させて該二次電池の劣化度合いを示す劣化係数を定めておき、一の放電サイクルでの二次電池の放電電流及び放電時間に基づいて放電深度を算出し、定められた劣化係数のうち算出された放電深度に対応する劣化係数を特定し、前記放電サイクルの1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とに基づいて劣化度合いを診断することを特徴とする。
第2発明に係る電池劣化診断方法は、第1発明において、1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とを乗算して放電サイクル当たりの劣化度合いを算出することを特徴とする。
第3発明に係る電池劣化診断方法は、第1発明又は第2発明において、劣化係数は、放電深度の深/浅に応じて小/大としてあることを特徴とする。
第4発明に係る電池劣化診断方法は、第3発明において、複数の区分に分けた放電深度の各区分における劣化係数の減少度合いは、放電深度が大きい区分ほど大きくしてあることを特徴とする。
第5発明に係る電池劣化診断装置は、二次電池の放電サイクルに応じた劣化度合いを診断する電池劣化診断装置において、二次電池の放電深度に対応させて該二次電池の劣化度合いを示す劣化係数を定める手段と、二次電池の放電電流を検出する手段と、二次電池の放電時間を計時する手段と、一の放電サイクルで検出された放電電流及び計時された放電時間に基づいて放電深度を算出する手段と、定められた劣化係数のうち前記手段で算出された放電深度に対応する劣化係数を特定する特定手段と、前記放電サイクルの1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと前記特定手段で特定された劣化係数とに基づいて劣化度合いを診断する手段とを備えることを特徴とする。
第6発明に係る電池劣化診断装置は、第5発明において、1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと前記特定手段で特定された劣化係数とを乗算して放電サイクル当たりの劣化度合いを算出する手段を備えることを特徴とする。
第7発明に係る電池劣化診断装置は、第5発明又は第6発明において、劣化係数を放電深度の深/浅に応じて小/大とするように定める手段を備えることを特徴とする。
第8発明に係る電池劣化診断装置は、第7発明において、前記手段は、複数の区分に分けた放電深度の各区分における劣化係数の減少度合いを、放電深度が深い区分ほど大きくすべく定めてあることを特徴とする。
第9発明に係る電池劣化診断装置は、第5発明乃至第8発明のいずれかにおいて、放電深度と劣化係数とを関連付けて記憶する記憶手段を備え、前記特定手段は、算出された放電深度に関連付けられた劣化係数を特定するように構成してあることを特徴とする。
第10発明に係る電池劣化診断装置は、第5発明乃至第9発明のいずれかにおいて、エンジンの切り状態を取得する手段を備え、エンジンが切り状態である場合、二次電池の放電電流を検出するように構成してあることを特徴とする。
第11発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、二次電池の放電サイクルに応じた劣化度合いを診断させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータを、一の放電サイクルでの二次電池の放電電流及び放電時間に基づいて放電深度を算出する手段と、コンピュータを、放電深度に対応させて予め定められた二次電池の劣化度合いを示す劣化係数のうち、算出された放電深度に対応する劣化係数を特定する手段と、コンピュータを、前記放電サイクルの1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とに基づいて劣化度合いを診断する手段として機能させることを特徴とする。
第1発明、第5発明及び第11発明にあっては、例えば、駐車中の車両に搭載された二次電池(例えば、鉛蓄電池)の自己放電及び暗電流により放電状態にある場合、一の放電サイクル(例えば、エンジンが切られた後再びエンジンが始動される前までの放電状態)での二次電池の放電電流及び放電時間に基づいて放電深度を算出する。この場合、放電深度は、二次電池の定格容量(公称容量)に対する放電電流と放電時間との積で表される放電量の比率である。二次電池の劣化係数(1回の放電サイクルで二次電池が劣化する割合)を算出された放電深度により特定する。放電深度と劣化係数との対応関係は予め定めておくことができる。二次電池の劣化度合い(例えば、劣化度SOH:State of Health)を、前記放電サイクルの1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とに基づいて診断する。これにより、二次電池の放電動作時の放電深度を反映して従来よりも精度良く二次電池の劣化を診断することができる。
第2発明及び第6発明にあっては、1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とを乗算して放電サイクル当たりの劣化度を算出する。すなわち、n回目の放電サイクルによる二次電池の劣化度SOH(n)は、n−1回目の放電サイクルによる二次電池の劣化度SOH(n−1)、n回目の放電サイクルにより特定された劣化係数α(n)に基づいて、SOH(n)=SOH(n−1)×α(n)により算出される。これにより、放電サイクル毎に劣化度合いの進行状況を把握することができる。
第3発明及び第7発明にあっては、放電深度の深/浅に応じて劣化係数を小/大とする。例えば、放電深度DODが0%の場合、劣化係数αを「1.0」とし、放電深度DODが100%の場合、劣化係数αが略「0.925」となるように、放電深度と劣化係数との対応関係を一次近似あるいは指数近似により定式化して定めておくことができる。これにより、算出された放電深度に応じて、劣化係数を特定することができる。また、放電深度が深く(大きく)なるに応じて、劣化係数を小さく(劣化度合いを大きく)することにより、二次電池の放電深度に応じて劣化係数を特定することができ、二次電池の放電状態にかかわらず精度よく二次電池の劣化を診断することができる。
第4発明及び第8発明にあっては、複数の区分に分けた放電深度の各区分における劣化係数の減少度合いを放電深度が深い(大きい)区分ほど大きくする。例えば、放電深度(0〜100%)を3つの区分に分け、放電深度が0〜10%を区分1、放電深度が10〜70%を区分2、放電深度が70〜100%を区分3とする。区分1、2、3それぞれの劣化係数の減少度合いをΔα1、Δα2、Δα3とした場合、Δα1<Δα2<Δα3とする。これにより、放電深度が深い区分ほど劣化度合いの増加率を大きくして放電状態にかかわらずさらに精度よく二次電池の劣化を診断することができる。
第9発明にあっては、放電深度と劣化係数とを関連付けて記憶する。二次電池の種類の違いにより放電特性が異なる場合であっても、二次電池に対応した放電深度と劣化係数との対応関係を記憶しておくことにより、簡便な構成で、かつ二次電池の特性に応じた劣化診断を行うことができる。また、放電深度と劣化係数との対応関係を更新することにより、種々の二次電池に対応して劣化診断を行うことができる。
第10発明にあっては、エンジンが切り状態である場合(例えば、イグニッションキーをオフしてエンジンが停止した後、再びイグニッションキーがオンされてエンジンが始動するまでの間を一の放電サイクルとして)、二次電池の放電電流を検出するように構成してあることにより、エンジンを切って長時間駐車した状態で車両が放置される場合の放電状態による二次電池の劣化度合いを診断する。
第1発明、第5発明及び第11発明にあっては、一の放電サイクルでの二次電池の放電電流及び放電時間に基づいて放電深度を算出し、算出された放電深度に対応する二次電池の劣化係数を特定し、前記放電サイクルの1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とに基づいて劣化度合いを診断することにより、二次電池の放電動作時の放電深度を反映して従来よりも精度良く二次電池の劣化度合いを診断することができる。
第2発明及び第6発明にあっては、1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とを乗算して放電サイクル当たりの劣化度を算出することにより、放電サイクル毎に劣化度合いの進行状況を把握することができる。
第3発明及び第7発明にあっては、放電深度の深/浅に応じて劣化係数を小/大とすることにより、二次電池の自己放電又は暗電流により放電深度が変化した場合であっても、放電状態にかかわらず精度よく二次電池の劣化度合いを診断することができる。
第4発明及び第8発明にあっては、複数の区分に分けた放電深度の各区分における劣化係数の減少度合いを放電深度が深い(大きい)区分ほど大きくすることにより、放電深度が深い区分ほど劣化度合いの増加率を大きくして放電状態にかかわらずさらに精度よく二次電池の劣化度合いを診断することができる。
第9発明にあっては、放電深度と劣化係数とを関連付けて記憶する記憶手段を備えることにより、簡便な構成で、かつ二次電池の特性に応じた劣化度合いの診断を容易に行うことができる。
第10発明にあっては、エンジンが切り状態である場合、二次電池の放電電流を検出するように構成してあることにより、エンジンを切って長時間駐車した状態で車両が放置される場合の放電状態による二次電池の劣化度合いを診断することができる。
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づき説明する。図1は本発明に係る電池劣化診断装置であるバッテリECU(Electric Control Unit)10の構成を示すブロック図である。自動車などの車両には、バッテリECU10の他に、二次電池であるバッテリ(鉛蓄電池)20、エンジン等の制御を行う車両コントローラ30、液晶ディスプレイ及び操作パネルなどを備えた表示部40などが配置されている。バッテリECU10は、これらバッテリ20、車両コントローラ30、表示部40に信号線を介して接続されている。
バッテリ20は、鉛蓄電池であり、例えば、満充電時の電圧は12V(より正確には、12.8V程度)であり、容量は24Ah(5時間率)である。バッテリ20は、正極活物質として二酸化鉛、負極活物質として鉛、電解質に硫酸を用い、放電時には、負極で鉛が酸化されて陽イオンから硫酸鉛となり(アノード反応)、正極では二酸化鉛が還元されて硫酸鉛となる(カソード反応)。一方、充電時には、負極で硫酸鉛から鉛イオンが還元されて金属鉛となり(カソード反応)、正極では鉛イオンが酸化されて二酸化鉛となる(アノード反応)。
車両コントローラ30は、イグニッションキー(不図示)が操作され、エンジンが始動された場合、あるいはエンジンが停止された場合、それぞれの状態を示す信号をバッテリECU10へ出力する。
バッテリECU10は、電流検出部11、タイマ12、インタフェース部13、CPU14、RAM15、記憶部16などを備えている。なお、バッテリECU10は、専用のASIC(Application Specified IC)、FPGA(Field Programmable Gate Arrays)などで構成することができる。
インタフェース部13は、CPU14と車両コントローラ30及び表示部40との間のデータの送受信を行う。例えば、イグニッションキーが操作され、エンジンが始動された場合、インタフェース部13は、車両コントローラ30から送信されたエンジン始動信号を受信し、受信したエンジン始動信号をCPU14へ出力する。また、イグニッションキーが操作され、エンジンが停止された場合、インタフェース部13は、車両コントローラ30から送信されたエンジン停止信号を受信し、受信したエンジン停止信号をCPU14へ出力する。
また、インタフェース部13は、表示部40の操作パネルでの操作に応じた信号を受信し、受信した信号をCPU14へ出力するとともに、CPU14から出力された制御信号(例えば、後述するバッテリ20の劣化度合いに応じた劣化診断結果を表示部40の液晶ディスプレイに表示するための信号)を表示部40へ出力する。
電流検出部11は、CPU14の制御のもとバッテリ20の放電電流を検出し、検出結果をCPU14へ出力する。より具体的には、CPU14は、インタフェース部13を通じてエンジン停止信号を受け付けた場合、バッテリ20の放電電流の検出を開始する電流検出開始信号を電流検出部11及びタイマ12へ出力し、電流検出部11は、電流検出開始信号を受け取ることにより、バッテリ20の放電電流を検出する。この場合、エンジンは停止しているため、オルタネータは稼動しておらず、バッテリ20の放電電流は、自己放電による電流及び車載機器の待機用に供給される暗電流(待機電流)などである。
また、電流検出部11は、CPU14の制御のもとバッテリ20の放電電流の検出を停止する。より具体的には、CPU14は、インタフェース部13を通じてエンジン始動信号を受け付けた場合、バッテリ20の放電電流の検出を停止する電流検出停止信号を電流検出部11及びタイマ12へ出力し、電流検出部11は、電流検出停止信号を受け取ることにより、バッテリ20の放電電流の検出を停止する。
タイマ12は、CPU14から電流検出開始信号を受け取ることにより計時を開始し、CPU14から電流検出停止信号を受け取ることにより計時を停止し、計時結果(放電時間)をCPU14へ出力する。なお、タイマ12の機能をCPU14で実現することもできる。
CPU14は、記憶部16に記憶された所定の制御プログラムをRAM15にロードし、CPU14で制御プログラムを実行させることによりバッテリECU10の動作を制御する。
記憶部16は、情報の書き込み可能な記録媒体であって、制御プログラムの他に種々の情報が記憶されている。例えば、記憶部16は、車両に搭載されるバッテリ20の公称容量などの情報を記憶している。また、記憶部16は、後述する放電深度DODと劣化係数との対応関係を示す劣化係数特性を反映した劣化係数テーブルを記憶している。この劣化係数テーブルは、バッテリ20の種類に応じて複数記憶しておくこともできる。また、バッテリ20の新製品が商品化されたような場合、新製品の特性に合わせた劣化係数テーブルに更新することもできる。
また、記憶部16は、エンジンを停止し車両を駐車して放置したような場合に、エンジンが始動されるまでの間(すなわち、一の放電サイクル)にCPU14で算出されるバッテリ20の放電量、放電深度DOD、一の放電サイクル当たりの劣化度SOH(例えば、n回目の放電サイクルによるバッテリ20の劣化度SOH(n)は、n−1回目の放電サイクルによるバッテリ20の劣化度SOH(n−1)、n回目の放電サイクルにより特定された劣化係数α(n)に基づいて、SOH(n)=SOH(n−1)×α(n)により算出される。)などを記憶する。また、記憶部16は、CPU14の制御のもと、バッテリ20の放電回数を記憶する。
CPU14は、電流検出部11から入力された放電電流の電流値、及びタイマ12から入力された時間(すなわち、放電時間)に基づいて、一の放電サイクルにおける放電量(放電電流×放電時間)を算出する。CPU14は、予め記憶部16に記憶されているバッテリ20の情報の中から公称容量を取得し、公称容量に対する放電量の比率を放電深度DODとして算出し、算出した放電深度DODを記憶部16に記憶する。例えば、公称容量が24Ah、放電量が2.4Ahであれば、放電深度DODは90%である。
CPU14は、記憶部16にアクセスして算出された放電深度DODに対応する劣化係数を求める(特定する)。CPU14は、例えば、n回目の放電サイクルによるバッテリ20の劣化度SOH(n)を、n−1回目の放電サイクルによるバッテリ20の劣化度SOH(n−1)、n回目の放電サイクルにより特定された劣化係数α(n)に基づいて、SOH(n)=SOH(n−1)×α(n)により算出する。なお、最初の放電サイクル(例えば、バッテリ20を新品と交換した後の1回目の放電サイクル)では、劣化度SOH(1)は、SOH(1)=初期値×α(1)により算出する。
CPU14は、表示部40の操作パネルからバッテリ20の劣化の診断結果を表示するように指示されている場合、インタフェース部13を通じてバッテリ20の診断結果に関する情報を表示部40へ出力する。なお、この場合、算出された劣化度SOHを予め定められた閾値と比較することにより、劣化の進行具合に応じた診断結果を出力することができる。
図2は放電深度DODとバッテリ20の劣化の関係を示す説明図である。図2において、横軸は放置回数(放電サイクル数)であり、縦軸は充電深度SOC(State of Charge)である。予め放置回数(例えば、放置回数が50回の場合、充放電のサイクルを50回とする)を設定した複数のバッテリ20を用意しておき、放電時は放電電流を暗電流30mAと自己放電との合計として所定の放電深度DODに達するまで放電させ、充電時は充電電流を0.2CAとして満充電になるまで充電し、この充放電を設定した回数繰り返した後、充電深度SOC、すなわち、バッテリ20の定格容量(公称容量)に対する充電容量の割合を求めたことにより図2で示すデータが得られた。
図2中、曲線Aは放電深度DODを11%に設定して充放電を繰り返した場合を示し、同様に曲線B、C、D、Eはそれぞれ放電深度DODを22%、40%、70%、100%に設定した場合の測定結果を示す。図から判るように、エンジンを切って車両を駐車等して放置した場合、暗電流(待機電流)と自己放電によりバッテリ20は放電状態になり、その放電深度DOD(すなわち、放電量)によりバッテリ20の劣化の進行具合が変化することを示している。すなわち、放電深度DODが11%の場合の充電深度SOCの減少割合に比較して、放電深度DODが22%〜70%の場合の充電深度SOCの減少割合が大きいことがわかる。したがって、車両を駐車して放置したような場合に、暗電流及び自己放電による放電状態を考慮したバッテリ20の劣化具合を放電深度DODに基づいて診断することができる。
図3は劣化係数テーブル161に反映される劣化係数特性を示す説明図である。図中横軸は放電深度DODを示し、縦軸は劣化係数を示す。劣化係数は、1回の充放電サイクル前後の充電深度SOCの減少割合で表される。すなわち、劣化係数は、図2で示される曲線において、ある充放電サイクルでの充電深度SOCに対する次の充放電サイクルでの充電深度SOCの割合である。図3では、放電深度DODに対する劣化係数の減少度合いを放電深度DODの区分に応じて変化させている。
すなわち、放電深度DOD(0〜100%)を3つの区分に分け、放電深度DODが0〜10%を区分1、放電深度DODが10〜70%を区分2、放電深度DODが70〜100%を区分3とする。区分1、2、3それぞれの劣化係数を示す直線をP1、P2、P3とした場合、直線P1の傾き<直線P2の傾き<直線P3の傾きとしている。これにより、放電深度DODが大きい(深い)区分ほど劣化度合いの増加率を大きくしてバッテリ20の放電状態にかかわらず精度よくバッテリ20の劣化度合いを診断することができる。なお、直線P1、P2、P3で表される一次近似に代えて、各区分における劣化係数特性を指数近似で表すこともできる。
図3の劣化係数特性を劣化係数テーブル161に反映する場合には、直線P1、P2、P3上の各放電深度DOD及び劣化係数の値を対応させて記憶することにより実現できる。この場合、算出された放電深度DODに基づいて劣化係数テーブル161を検索して、最も近い値の放電深度DODに対応する劣化係数を求めることができる。あるいは、算出された放電深度DODに基づいて劣化係数テーブル161を検索して、値が大きい側及び小さい側それぞれの直近の放電深度DODに基づいて線形補間演算を行って劣化係数を求めることもできる。線形補間演算を用いることにより、劣化係数テーブル161のデータ量を削減して記憶部16で必要な記憶容量を低減することができる。
劣化係数テーブル161に基づいて、各放電サイクルでの放電深度DODからその放電サイクルでの劣化係数が求められる。n回目の放電サイクルによるバッテリ20の劣化度SOH(n)は、n−1回目の放電サイクルによるバッテリ20の劣化度SOH(n−1)、n回目の放電サイクルにより特定された劣化係数α(n)に基づいて、SOH(n)=SOH(n−1)×α(n)により算出される。
図4は他の劣化係数テーブル162に反映される劣化係数特性を示す説明図である。図4の場合、放電深度DODを区分に分けることなく、放電深度DODが0%の場合の劣化係数(「1.0」)と、放電深度DODが100%の場合の劣化係数(例えば、略「0.925」との対応関係を一次近似(例えば、直線P4)あるいは指数近似により定式化して定めておくことができる。
劣化係数テーブル162は、図3の場合と同様、直線P4の各放電深度DOD及び劣化係数の値を対応させて記憶することにより実現できる。この場合、算出された放電深度DODに基づいて劣化係数テーブル162を検索して、最も近い値の放電深度DODに対応する劣化係数を求めることができる。あるいは、算出された放電深度DODに基づいて劣化係数テーブル162を検索して、値が大きい側及び小さい側それぞれの直近の放電深度DODに基づいて線形補間演算を行って劣化係数を求めることもできる。線形補間演算を用いることにより、劣化係数テーブル162のデータ量を削減して記憶部16で必要な記憶容量を低減することができる。
次にバッテリECU10の動作について説明する。図5はバッテリ20の劣化診断処理の手順を示すフローチャートである。CPU14は、車両コントローラ30が出力する信号に基づいて、イグニッションキーがオフされたか否かを判定する(S11)。イグニッションキーがオフされていない場合(S11でNO)、CPU14は、エンジンが動作中であり、車両が放置されていないと判定して、ステップS11の処理を続け、イグニッションキーがオフされるまで待機する。
イグニッションキーがオフされた場合(S11でYES)、CPU14は、エンジンが停止され、車両が放置されたと判定して、バッテリ20の放電電流を検出するとともに(S12)、放電時間を計時する(S13)。CPU14は、車両コントローラ30が出力する信号に基づいて、イグニッションキーがオンされたか否かを判定する(S14)。
イグニッションキーがオンされていない場合(S14でNO)、CPU14は、エンジンが切られた車両が放置のままであると判定して、ステップS12以降の処理を続け、バッテリ20の放電電流の検出及び放電時間の計時を続ける。イグニッションキーがオンされた場合(S14でYES)、CPU14は、バッテリ20の放電サイクルが終了したと判定して、放電深度DODを算出し(S15)、算出した放電深度DODに基づいて劣化係数を特定する(S16)。
CPU14は、最初の放電サイクルであるか否かを判定し(S17)、最初の放電サイクルでない場合(S17でNO)、前回の放電サイクルの劣化度SOHに劣化係数を乗算して、今回の放電サイクルでの劣化度SOHを算出し(S18)、算出した劣化度SOHを記憶する(S19)。
最初の放電サイクルである場合(S17でYES)、CPU14は、初期値に劣化係数を乗算して、今回の放電サイクルでの劣化度SOHを算出し(S20)、ステップS19の処理を続ける。CPU14は、バッテリ20の劣化診断の表示要求があるか否かを判定し(S21)、表示要求がある場合(S21でYES)、劣化診断結果を表示し(S22)、処理を終了する。表示要求がない場合(S21でNO)、CPU14は、処理を終了する。なお、CPU14は、劣化診断結果を表示する場合、算出された劣化度SOHと所定の閾値とを比較することにより、劣化の進行具合に合わせて警告等を行うことができる。
図6は劣化診断結果の表示例を示す説明図である。図6に示すように、劣化診断結果は、表示ランプと文字で表示してもよく、あるいは、劣化度合いを図示するようにしてもよい。例えば、ある放電サイクルで、放電深度DODが80%以下になった場合、「すみやかに充電してください。」等の表示をすることができる。また、劣化度SOHが80%以下になった場合、「バッテリの寿命に近づいています。」等の表示をすることができる。また、劣化度SOHが60%以下になった場合、「バッテリを交換してください。」等の表示をすることができる。なお、上述の表示例は、一例であって、これに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明にあっては、エンジンが切られて車両を駐車して放置したような場合、バッテリが放電状態にされた際の放電深度を算出することにより、バッテリの放電動作時の放電深度を反映して従来よりも精度良くバッテリの劣化度合いを診断することができる。また、放電サイクル毎に劣化度合いの進行状況を把握することができる。また、放電深度の深/浅に応じて劣化係数を小/大とするような劣化係数特性を用いることにより、放電深度が深い(大きい)ほどバッテリの劣化の割合いを大きくして放電状態にかかわらず精度よくバッテリの劣化度合いを診断することができる。また、放電深度が深い(大きい)区分ほど劣化係数の減少度合いが大きい劣化係数特性を用いることにより、さらに精度よくバッテリの劣化度合いを診断することができる。さらに劣化係数テーブルを記憶する構成とすることにより、簡便な構成で、かつバッテリの特性に応じた劣化診断を容易に行うことができる。
上述の実施の形態では、バッテリとして鉛蓄電池を用いる構成であったが、バッテリは鉛蓄電池に限定されるものではなく、鉛蓄電池と同様な特性を有するものであれば、本発明を適用することができる。
上述の実施の形態では、劣化係数特性を反映した劣化係数テーブルを記憶する構成であったが、これに限定されるものではなく、劣化係数を演算する演算回路を設け、劣化係数特性を示す一次近似式あるいは指数近似式に基づいて、算出された放電深度DODから劣化係数を演算するような構成とすることもできる。
上述の実施の形態では、放電深度DODを3つの区分に分け、区分毎に劣化係数特性を設定する例を示したが、放電深度DODを区分する区分数は3に限定されるものではなく、2あるいは4以上であってもよい。
本発明に係る電池劣化診断装置であるバッテリECUの構成を示すブロック図である。 放電深度DODとバッテリの劣化の関係を示す説明図である。 劣化係数テーブルに反映される劣化係数特性を示す説明図である。 他の劣化係数テーブルに反映される劣化係数特性を示す説明図である。 バッテリの劣化診断処理の手順を示すフローチャートである。 劣化診断結果の表示例を示す説明図である。
符号の説明
10 バッテリECU
11 電流検出部
12 タイマ
13 インタフェース部
14 CPU
15 RAM
16 記憶部
20 バッテリ
30 車両コントローラ
40 表示部

Claims (11)

  1. 二次電池の放電サイクルに応じた劣化度合いを診断する電池劣化診断方法において、
    二次電池の放電深度に対応させて該二次電池の劣化度合いを示す劣化係数を定めておき、
    一の放電サイクルでの二次電池の放電電流及び放電時間に基づいて放電深度を算出し、
    定められた劣化係数のうち算出された放電深度に対応する劣化係数を特定し、
    前記放電サイクルの1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とに基づいて劣化度合いを診断することを特徴とする電池劣化診断方法。
  2. 1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とを乗算して放電サイクル当たりの劣化度合いを算出することを特徴とする請求項1に記載の電池劣化診断方法。
  3. 劣化係数は、
    放電深度の深/浅に応じて小/大としてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電池劣化診断方法。
  4. 複数の区分に分けた放電深度の各区分における劣化係数の減少度合いは、
    放電深度が深い区分ほど大きくしてあることを特徴とする請求項3に記載の電池劣化診断方法。
  5. 二次電池の放電サイクルに応じた劣化度合いを診断する電池劣化診断装置において、
    二次電池の放電深度に対応させて該二次電池の劣化度合いを示す劣化係数を定める手段と、
    二次電池の放電電流を検出する手段と、
    二次電池の放電時間を計時する手段と、
    一の放電サイクルで検出された放電電流及び計時された放電時間に基づいて放電深度を算出する手段と、
    定められた劣化係数のうち前記手段で算出された放電深度に対応する劣化係数を特定する特定手段と、
    前記放電サイクルの1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと前記特定手段で特定された劣化係数とに基づいて劣化度合いを診断する手段と
    を備えることを特徴とする電池劣化診断装置。
  6. 1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと前記特定手段で特定された劣化係数とを乗算して放電サイクル当たりの劣化度合いを算出する手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の電池劣化診断装置。
  7. 劣化係数を放電深度の深/浅に応じて小/大とするように定める手段を備えることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の電池劣化診断装置。
  8. 前記手段は、
    複数の区分に分けた放電深度の各区分における劣化係数の減少度合いを、放電深度が深い区分ほど大きくすべく定めてあることを特徴とする請求項7に記載の電池劣化診断装置。
  9. 放電深度と劣化係数とを関連付けて記憶する記憶手段を備え、
    前記特定手段は、
    算出された放電深度に関連付けられた劣化係数を特定するように構成してあることを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれかに記載の電池劣化診断装置。
  10. エンジンの切り状態を取得する手段を備え、
    エンジンが切り状態である場合、二次電池の放電電流を検出するように構成してあることを特徴とする請求項5乃至請求項9のいずれかに記載の電池劣化診断装置。
  11. コンピュータに、二次電池の放電サイクルに応じた劣化度合いを診断させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータを、一の放電サイクルでの二次電池の放電電流及び放電時間に基づいて放電深度を算出する手段と、
    コンピュータを、放電深度に対応させて予め定められた二次電池の劣化度合いを示す劣化係数のうち、算出された放電深度に対応する劣化係数を特定する手段と、
    コンピュータを、前記放電サイクルの1つ前の放電サイクルで診断された劣化度合いと特定された劣化係数とに基づいて劣化度合いを診断する手段と
    して機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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