JP2008037355A - 電動式駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケース2内に、ステータ6およびロータ7より成る電動モータ5を収納する。ロータ7の回転を減速して出力する減速機8は、ロータ回転軸7cのサンギヤ9と、ケース3内に固定したリングギヤ10と、サンギヤ9に噛合する大径ピニオン11a及びリングギヤ10に噛合する小径ピニオン11bの一体成形になる段付きピニオン11と、段付きピニオン11を回転自在に支持したキャリア12により構成する。ロータ回転軸7cに出力軸13を設け、キャリア12を結合する。出力軸13はケース4に対し、予圧を付与された複列軸受14を介し回転自在に支持する。ロータ回転軸7cを出力軸13まで延在させて突き合わせ嵌合させ、この嵌合部にロータ軸受20を設け、ロータ回転軸7cの反対端部は、別のロータ軸受21によりケース部分2に回転自在に支持する。
【選択図】図2
Description
この電動式駆動装置は、ステータおよびロータより成る電動モータからの動力を減速機により減速し、これからの減速回転を出力軸を介して被駆動物品に向かわせるものである。
ロータ(ロータ回転軸)および減速機の回転支持に際しては、電動モータと減速機との間においてケースに仕切り壁を設け、
ロータ(ロータ回転軸)の軸受および減速機の軸受をともにケースの上記仕切り壁に配置し、ロータ(ロータ回転軸)および減速機をともにそれぞれの軸受を介してケースの上記仕切り壁に対し回転自在に支持する。
この電動式駆動装置も、ステータおよびロータより成る電動モータからの動力を減速機により減速し、これからの減速回転を出力軸を介して出力するが、
減速機からの減速回転を出力する出力軸を複列アンギュラベアリングにより固定部に回転自在に支持し、かかる複列アンギュラベアリングを取り巻く固定部箇所に、ロータを回転自在に支持する軸受を配置したものである。
これがため、電動モータを高回転化してその小型化を目指そうとしても、この高回転化がロータ用軸受の回転周速を許容速度以上にしてしまい、電動モータを高回転化してその小型化を実現する手法を採用することができないという問題を生ずる。
もって、仕切り壁の設置により電動式駆動装置の軸線方向寸法が大きくなるという前記の問題を解消すると共に、ロータ用の軸受が大径になって、電動モータの高回転化による小型化を採用することができないという前記の問題を解消することを目的とする。
ステータおよびロータより成る電動モータと、
該電動モータからの動力を減速して出力する減速機と、
該減速機からの動力を被駆動部材に伝達する出力軸とを同軸に配して具え、
前記出力軸は、予圧を付与された複列軸受を介してケースに回転自在に支持し、
前記ロータは、ロータ軸受を介して前記出力軸に回転自在に支持し、
前記減速機は、前記ロータおよび出力軸間で前記の動力伝達を行うよう、これらロータおよび出力軸に支持したものである。
予圧を付与された複列軸受を介して出力軸をケースに回転自在に支持し、
この出力軸に対しロータ軸受を介してロータを回転自在に支持したため、
出力軸およびロータの回転支持は、仕切り壁なしにこれらの回転支持を行い得ることとなって、仕切り壁の設置により電動式駆動装置の軸線方向寸法が大きくなるという問題を解消することができると共に、
ロータ軸受が大径になることもなくて、電動モータの高回転化による小型化を採用することができ、ロータ軸受が大径になって、電動モータの高回転化による小型化を採用することができないという前記の問題をも解消することができる。
図1〜4は、本発明による電動式駆動装置の一実施例を示し、
図1は、その全体を示す縦断側面図、
図2は、その要部拡大縦断側面図、
図3は、図1および図2に示した電動式駆動装置における減速機の縦断正面図、
図4は、図1および図2に示した電動式駆動装置の組み立て手順を示す分解図である。
図1に示すごとくケース1を具え、このケース1は、図の左側におけるモータ側ケース部分2と、中央における減速機側ケース部分3と、図の右側における出力軸側ケース部分4とを相互に合体させて構成する。
ステータ6はコイル6aを巻線して具え、ステータ6の外周をケース部分2の内周に圧入嵌着して固定する。
ロータ7は積層鋼板7aと、その外周に埋設した永久磁石7bと、ロータ回転軸7cとよりなり、ロータ回転軸7cに設定したフランジ部7dの外周に積層鋼板7aを固設して構成する。
そしてロータ7は、積層鋼板7aの外周に埋設した永久磁石7bがステータ6の内周面と正対する軸線方向位置に配置し、この位置に保ってロータ7(ロータ回転軸7c)を後述する要領で回転自在に支持する。
この減速機8は図2および図3に明示するごとく、ロータ回転軸7cに形成したサンギヤ9と、ケース部分3内に固定したリングギヤ10と、サンギヤ9に噛合する大径ピニオン部分11aおよびリングギヤ10に噛合する小径ピニオン部分11bの一体成形になる3個の段付きピニオン11と、これら段付きピニオン11を回転自在に支持したキャリア12とより成る遊星歯車組で構成する。
そして、キャリアプレート12a,12b間に3個のピニオンシャフト12eを架設し、これらピニオンシャフト12eにそれぞれ段付きピニオン11を回転自在に支持する。
ケース部分4から突出する出力軸13の先端にブレーキドラム15をセレーション嵌合し、このブレーキドラム15を複列軸受14に突き当てると共に、出力軸13の先端に螺合させたローディングナット16により抜け止めし、ローディングナット16の緊締力により複列軸受14に予圧を付与する。
なお18は、ブレーキドラム15の内側開口を塞ぐよう配置してケース部分4に取り付けたバックプレート、19は、このバックプレート18に取り付けたホイールシリンダで、ホイールシリンダ19の液圧作動によりブレーキドラム15(車輪17)を制動し得るようにする。
そして、この突き合わせ嵌合部においてロータ回転軸7cおよび出力軸13間にロータ軸受20を設け、ロータ回転軸7cを出力軸13に対し相対回転可能に支持する。
当該別のロータ軸受21は、ケース部分2に貫通させて形成した開口2a内に嵌着し、この開口2a内には更に、スペーサ22、オイルキャッチャー23、およびプラグ24を順次挿置して、ロータ回転軸7cの対応端部に形成した盲孔型式の潤滑油孔25より減速機8に向け潤滑油を供給可能とする。
ロータ軸受21をロータ回転軸7cの対応端部に嵌着したロータ7に対し、矢Aで示すごとくキャリアプレート12aを所定位置にセットする。
次いで、ロータ軸受20を矢Bで示すごとくロータ回転軸7cの対応端部に圧入して固定し、段付きピニオン11を矢Cで示すごとく、キャリアプレート12bに取着済みのピニオンシャフト12eと整列する位置に保持する。
予圧を付与された複列軸受14を介して出力軸13をケース1に回転自在に支持し、
この出力軸13に対しロータ軸受20を介してロータ7を回転自在に支持したため、
出力軸13およびロータ7の回転支持を仕切り壁なしに行い得ることとなり、仕切り壁の設置により電動式駆動装置の軸線方向寸法が大きくなるという問題を解消することができると共に、
ロータ軸受20が中心部近くにあって大径になることがなく、電動モータ5の高回転化による小型化を採用することができ、ロータ軸受が大径になって、電動モータの高回転化による小型化を採用することができないというの問題も解消することができる。
出力軸13から遠い側においてロ−タ回転軸7cを回転自在に支持するロータ軸受21と、ロータ軸受20との間における軸受スパンを大きくすることができ、ロータ軸受20の荷重分担率を下げてその小型化を実現することができたり、ロータ軸受20の荷重分担率に余裕がある場合はロ−タ7の重心位置を減速機8側に寄せることができて、電動式駆動装置を更に軸方向に短縮(小型化)することが可能となる。
図1〜4の実施例ではD1>D2であったため、電動式駆動装置の組み立てに際し図4につき前述したごとくキャリア12を、キャリアプレート12a,12bが軸線方向に分離するよう一旦分解する必要があったが、
本実施例においては図6に示すごとくキャリア12を分解しなくても電動式駆動装置の組み立てを行うことができる。
次いで、段付きピニオン11を個々のピニオンシャフト12eにより回転自在に支持してキャリアプレート12a,12b間に挟み、これらキャリアプレート12a,12bをボルト12dにより合体させてキャリア12を予備組み立てする。
そして、予備組み立てしたキャリア12をロータ回転軸7cに対し軸心合わせし、この状態で矢Aにより示すごとくキャリア12をロータ回転軸7cに対し所定の位置まで挿入して、大径ピニオン部分11aをサンギヤ9に噛合させると共にロータ軸受20を出力軸13の端面開口に嵌合させる。
なお本実施例は、段付きピニオン11の代わりに平歯車式ピニオンを用いた単純遊星歯車で減速機8を構成した場合においても、同様に適用可能であることはいうまでもない。
前記実施例では、ロータ7を出力軸13に回転自在に支持するためのロータ軸受20を、減速機8を成す遊星歯車組のピニオン11よりも電動モータ5から遠い軸線方向位置に配置したが、
本実施例においては、ロータ軸受20を段付きピニオン11の小径ピニオン部分11bが位置する軸線方向位置に配置する。
この場合、減速機8の入力要素であるサンギヤ9と、これに噛合する大径ピニオン部分11aの近傍を支持することとなり、
これらサンギヤ9および大径ピニオン部分11aの噛合状態を確実に維持して、減速機8の耐久性を向上させ得ると共に、両者の噛み合い誤差による騒音悪化も回避することができる。
これがため、ロータ回転軸7cを出力軸13に回転自在に支持するためのロータ軸受20を、減速機8を成す遊星歯車組の段付きピニオン11よりも電動モータ5寄りの軸線方向位置に配置して、キャリア12のキャリアプレート12aおよびロータ回転軸7c間に介在させる。
つまり図9に示すように、ロータ軸受20,21をそれぞれロータ回転軸7cの所定箇所に嵌着する。
次いで、段付きピニオン11を個々のピニオンシャフト12eにより回転自在に支持してキャリアプレート12a,12b間に挟み、これらキャリアプレート12a,12bをボルト12dにより合体させてキャリア12を予備組み立てする。
そして、予備組み立てしたキャリア12をロータ回転軸7cに対し軸心合わせし、この状態で矢Aにより示すごとくキャリア12をロータ回転軸7cに対し所定の位置まで挿入して、大径ピニオン部分11aをサンギヤ9に噛合させると共にロータ軸受20をキャリアプレート12aの対応する開口に嵌合させる。
なお本実施例は、段付きピニオン11の代わりに平歯車式ピニオンを用いた単純遊星歯車で減速機8を構成した場合においても、同様に適用可能であることはいうまでもない。
また、減速機8への入力要素であるサンギヤ9と、これに噛合する大径ピニオン部分11aの近傍を支持することとなり、
これらサンギヤ9および大径ピニオン部分11aの噛合状態を確実に維持して、減速機8の耐久性を向上させ得ると共に、両者の噛み合い誤差による騒音悪化も回避することができる。
これがため、図10および図11に示す電動式駆動装置では、図8および図9に示す電動式駆動装置に対し以下の構成を付加する。
そして、ロータ回転軸7cおよび出力軸13を相互に突き合わせ嵌合部に第2のロータ軸受27を介在させ、ロータ回転軸7cを出力軸13に対し第1ロータ軸受20および第2のロータ軸受27により両持ち梁型式に支持する。
減速機8の歯車要素としてはすば歯車を用いる場合、ロータ回転軸7c用の軸受20,21,27のうち、軸受20,21をアンギュラボ−ルベアリングやテ−パロ−ラベアリング等のスラスト荷重を支持し得るベアリングとし、軸受27をニ−ドルベアリングとしてラジアル荷重のみを支持するようになすのがよい。
なお、軸受27をニ−ドルベアリングとする場合、ニードルにクラウニング加工を施して、ロータ回転軸7cの倒れに起因した片荷重が軸受27に加わるのを防止するのがよい。
サンギヤ9および大径ピニオン部分11aの噛合を確実なものとして減速機8の耐久性を向上させ得ると共に、出力軸13の微小な振動により第1のロータ軸受20が振れ回されるのを防止することができる。
つまり図11に示すように、ロータ軸受20,21をそれぞれロータ回転軸7cの所定箇所に嵌着する。
次いで、段付きピニオン11を個々のピニオンシャフト12eにより回転自在に支持してキャリアプレート12a,12b間に挟み、これらキャリアプレート12a,12bをボルト12dにより合体させてキャリア12を予備組み立てし、ロータ軸受27を対応する出力軸13の端面開口に嵌着する。
そして、予備組み立てしたキャリア12をロータ回転軸7cに対し軸心合わせし、この状態で矢Aにより示すごとくキャリア12をロータ回転軸7cに対し所定の位置まで挿入して、大径ピニオン部分11aをサンギヤ9に噛合させ、ロータ軸受20をキャリアプレート12aの対応する開口に嵌合させると共にロータ回転軸7cの先端にロータ軸受27を嵌合させる。
なお本実施例は、段付きピニオン11の代わりに平歯車式ピニオンを用いた単純遊星歯車で減速機8を構成した場合においても、同様に適用可能であることはいうまでもない。
図10の例では、ロータ7を直接出力軸13に回転自在に支持するための第2のロータ軸受27を、減速機8を成す遊星歯車組のピニオン11よりも電動モータ5から遠い軸線方向位置に配置したが、
本実施例においては、第2のロータ軸受27を段付きピニオン11の小径ピニオン部分11bが位置する軸線方向位置に配置する。
この場合第2のロータ軸受27が、減速機8の入力要素であるサンギヤ9と、これに噛合する大径ピニオン部分11aの近傍を支持することとなり、
これらサンギヤ9および大径ピニオン部分11aの噛合状態を確実に維持して、減速機8の耐久性を向上させ得ると共に、両者の噛み合い誤差による騒音悪化も回避することができる。
ケース部分3の内周にリングギヤ10の外周を周り止めして軸線方向に抜け止めし、ケース部分4の内周に複列軸受14を介して出力軸13を回転自在に支持し、これらケース部分3,4を相互に結合する。
この状態で、ステータ6が取り付けられているケース部分2をガイド治具28による案内下で矢Aにより示すごとく上記ロータ7および減速機8の予備組み立て体に向け接近させることにより、ステータ6がロータ7に対し心出し状態で被さり、ロータ軸受21が開口2a内に嵌着され、ついにはケース部分2がケース部分3に接触する。
この間ガイド治具28の使用により、ロータ側永久磁石7bの吸引力にもかかわらず、上記の作業、つまり、ケース部分2をロータ7および減速機8の予備組み立て体に向け接近させる作業を容易に行うことができる。
その後、ボルト29によりケース部分2およびケース部分3を相互に結合することで、ロータ7および減速機8の予備組み立て体を容易にケース1内に組み付けることができる。
ここでスペーサ22は、ロータ軸受20,21間に所定の予圧が作用するような厚さのものを用い、この予圧が発生するようオイルキャッチャー23を矢Cで示すごとく開口2a内に嵌合してスペーサ22に突き当て、更にプラグ24を矢Dで示すごとく開口2a内に打ち込んでオイルキャッチャー23に突き当て、プラグ24によって開口2aを塞ぐ。
2 モータ側ケース部分
2a ロータ軸受開口
3 減速機側ケース部分
4 出力軸側ケース部分
5 電動モータ
6 ステータ6
7 ロータ
7c ロータ回転軸
8 減速機
9 サンギヤ
10 リングギヤ
11 段付きピニオン
11a 大径ピニオン部分
11b 小径ピニオン部分
12 キャリア
12a,12b キャリアプレート
12c キャリアプレート橋絡部
12d キャリア組み立てボルト
12e ピニオンシャフト
13 出力軸
14 複列軸受
15 ブレーキドラム
16 ローディングナット
17 車輪
18 バックプレート
19 ホイールシリンダ
20 第1のロータ軸受
21 別のロータ軸受
22 スペーサ
23 オイルキャッチャー
24 プラグ
25 潤滑油孔
26 レゾルバ
27 第2のロータ軸受
28 ガイド治具
29 ケース部分結合ボルト
Claims (14)
- ステータおよびロータより成る電動モータと、
該電動モータからの動力を減速して出力する減速機と、
該減速機からの動力を被駆動部材に伝達する出力軸とを同軸に配して具え、
前記出力軸は、予圧を付与された複列軸受を介してケースに回転自在に支持し、
前記ロータは、ロータ軸受を介して前記出力軸に回転自在に支持し、
前記減速機は、前記ロータおよび出力軸間で前記の動力伝達を行うよう、これらロータおよび出力軸に支持したことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項1に記載の電動式駆動装置において、
前記減速機を遊星歯車組で構成し、該遊星歯車組のサンギヤを入力要素として前記ロータに支持し、該遊星歯車組のキャリアを出力要素として前記出力軸に支持したことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項2に記載の電動式駆動装置において、
前記ロータを前記出力軸に回転自在に支持するための前記ロータ軸受を、前記遊星歯車組のピニオンよりも前記電動モータから遠い軸線方向位置に配置したことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項2に記載の電動式駆動装置において、
前記遊星歯車組のピニオンを、前記サンギヤに噛合する大径ピニオン部分と、リングギヤに噛合する小径ピニオン部分との一体成形になる段付きピニオンとし、
前記ロータを前記出力軸に回転自在に支持するための前記ロータ軸受を、前記小径ピニオン部分が位置する軸線方向位置に配置したことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項3または4に記載の電動式駆動装置において、
前記ロータを前記出力軸に回転自在に支持するための前記ロータ軸受の外径を、前記遊星歯車組におけるサンギヤの歯底径よりも大径とし、且つ、前記遊星歯車組のキャリアを軸線方向に分割可能に構成したことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項3または4に記載の電動式駆動装置において、
前記ロータを前記出力軸に回転自在に支持するための前記ロータ軸受の外径を、前記遊星歯車組におけるサンギヤの歯底径よりも小径にしたことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項2に記載の電動式駆動装置において、
前記ロータを前記出力軸に回転自在に支持するための前記ロータ軸受を、前記遊星歯車組のピニオンよりも電動モータ寄りの軸線方向位置に配置して、該遊星歯車組のキャリアおよび前記ロータ間に介在させることにより、ロータ軸受およびキャリアを介してロータを出力軸に回転自在に支持したことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項7に記載の電動式駆動装置において、
前記ロータ軸受を第1のロータ軸受とし、前記ロータおよび出力軸の同軸突き合わせ嵌合部に介在させて第2のロータ軸受を設けたことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項8に記載の電動式駆動装置において、
前記第2のロータ軸受を、前記遊星歯車組のピニオンよりも前記電動モータから遠い軸線方向位置に配置したことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項8に記載の電動式駆動装置において、
前記遊星歯車組のピニオンを、前記サンギヤに噛合する大径ピニオン部分と、リングギヤに噛合する小径ピニオン部分との一体成形になる段付きピニオンとし、
前記第2のロータ軸受を、前記小径ピニオン部分が位置する軸線方向位置に配置したことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項8〜10に記載の電動式駆動装置において、
前記第2のロータ軸受をニードルベアリングで構成したことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項11に記載の電動式駆動装置において、
前記ニードルベアリングで構成した第2のロータ軸受は、外周を、前記ロータおよび出力軸の同軸突き合わせ部のうち出力軸側突き合わせ部に嵌合し、内周に、前記ロータ側突き合わせ部を嵌合し、第2のロータ軸受の内周に嵌合させる前記ロータ側突き合わせ部を、前記遊星歯車組におけるサンギヤの歯底径よりも小径にしたことを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項11または12に記載の電動式駆動装置において、
前記ニードルベアリングで構成した第2のロータ軸受は、クラウニング加工されたニードルを用いたものであることを特徴とする電動式駆動装置。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の電動式駆動装置において、
前記減速機とは反対の前記ロータの側を第3のロータ軸受を介して、ステータ取着済みのケースに回転自在に支持し、該第3のロータ軸受が嵌合する該ケースの貫通開口を、該ステータ取着済ケースと前記ロータとの組み付け時における心出しガイド治具の挿通孔として用いるよう構成したことを特徴とする電動式駆動装置。
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