JP2008035080A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自装置で取り扱った画像データを自装置以外の外部装置である保存先に保存し、かつ、画像データの取り扱いに関する条件(属性情報)に応じた保存先を任意に設定することが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】自装置で取り扱った画像データを、取り扱いに関する条件に基づいて決定される保存先に保存する画像処理装置であって、外部からの入力に基づいて、取り扱いに関する条件を特定する条件特定情報とネットワークによって自装置と接続された複数の外部装置のいずれかを特定する保存先特定情報とを含む保存関係情報の生成、削除、及び、変更を行う編集手段と、保存関係情報を記憶する記憶手段と、画像データを記憶手段に記憶されている保存関係情報に基づいて複数の外部装置のいずれかに保存するべく送信する送信手段とを備える。
【選択図】図15
【解決手段】自装置で取り扱った画像データを、取り扱いに関する条件に基づいて決定される保存先に保存する画像処理装置であって、外部からの入力に基づいて、取り扱いに関する条件を特定する条件特定情報とネットワークによって自装置と接続された複数の外部装置のいずれかを特定する保存先特定情報とを含む保存関係情報の生成、削除、及び、変更を行う編集手段と、保存関係情報を記憶する記憶手段と、画像データを記憶手段に記憶されている保存関係情報に基づいて複数の外部装置のいずれかに保存するべく送信する送信手段とを備える。
【選択図】図15
Description
本発明は、画像処理装置に関し、詳しくは、自装置で取り扱った画像データを、当該画像データの取り扱いに関する条件に基づいて決定される保存先に保存する画像処理装置に関するものである。
自装置に第1記憶部と第2記憶部とを設け、自装置で取り扱ったデータを、当該画像データのデータ属性に応じて第1記憶部、又は、第2記憶部に保存するデータ処理装置が発明されている(例えば、特許文献1を参照)。このデータ処理装置では、第2記憶部の記憶領域をデータの属性に応じた複数の記憶領域に区分し、画像データをデータ属性に応じた区分の記憶領域に保存する。また、画像データのデータ属性が第2記憶部の記憶領域の各区分のいずれのデータ属性にも属さない場合に、当該画像データを第1記憶部に記憶する。
特開2004−246419号公報
しかし、自装置で取り扱った画像データを自装置以外の外部装置である保存先に保存し、かつ、画像データの取り扱いに関する条件(属性情報)に応じた保存先を任意に設定することが可能な画像処理装置は存在しなかった。そこで、本発明は、このように、自装置で取り扱った画像データを自装置以外の外部装置である保存先に保存し、かつ、画像データの取り扱いに関する条件(属性情報)に応じた保存先を任意に設定することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像処理装置は、自装置で取り扱った画像データを、前記取り扱いに関する条件に基づいて決定される保存先に保存する画像処理装置であって、外部からの入力に基づいて、前記取り扱いに関する条件を特定する条件特定情報とネットワークによって自装置と接続された複数の外部装置のいずれかを特定する保存先特定情報とを含む保存関係情報の生成、削除、及び、変更を行う編集手段と、前記保存関係情報を記憶する記憶手段と、前記画像データを前記記憶手段に記憶されている前記保存関係情報に基づいて前記複数の外部装置のいずれかに保存するべく送信する送信手段とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、自装置で取り扱った画像データを、取り扱いに関する条件に基づいて決定される保存先に保存する画像処理装置であって、編集手段により、外部からの入力に基づいて、取り扱いに関する条件を特定する条件特定情報とネットワークによって自装置と接続された複数の外部装置のいずれかを特定する保存先特定情報とを含む保存関係情報の生成、削除、及び、変更が行われ、記憶手段によって、編集手段によって生成などされた保存関係情報が記憶される。そして、送信手段により、画像データが、記憶手段に記憶されている保存関係情報に基づいて複数の外部装置のいずれかに保存するべく送信される。
このように、保存先特定情報に基づいて保存先である外部装置を特定し、条件特定情報に基づいて当該保存先に画像データを保存することを決定する条件を特定し、保存先特定情報と条件特定情報とを含む保存関係情報を、ユーザによる外部からの入力に基づいて、生成、削除、及び、変更することができるので、自装置で取り扱った画像データを自装置以外の外部装置である保存先に保存し、かつ、画像データの取り扱いに関する条件(属性情報)に応じた保存先を任意に設定することが可能な画像処理装置が得られる。
請求項2に記載の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記編集手段は、前記記憶手段に前記保存関係情報が記憶されていない場合に、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む前記保存関係情報を生成することを特徴とする。
この構成によれば、編集手段により、記憶手段に保存関係情報が記憶されていない場合に、後から生成されるであろう他の保存関係情報に含まれる条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む保存関係情報が生成される。したがって、他の保存関係情報に含まれる条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む保存関係情報が必ず存在することとなるので、自装置で取り扱った画像データの保存先が存在しないという事態が発生することを防止することができる。
請求項3に記載の画像処理装置は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記編集手段は、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む前記保存関係情報を削除した場合に、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む前記保存関係情報を生成することを特徴としている。
この構成によれば、編集手段により、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む保存関係情報を削除した場合に、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む保存関係情報が生成される。したがって、他の保存関係情報に含まれる条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む保存関係情報が必ず存在することとなるので、自装置で取り扱った画像データの保存先が存在しないという事態が発生することを防止することができる。
請求項4に記載の画像処理装置は、1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記編集手段は、前記条件特定情報によって特定される条件を、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないという条件から他の条件に変更した場合に、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む前記保存関係情報を生成することを特徴としている。
この構成によれば、編集手段により、条件特定情報によって特定される条件を、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないという条件から他の条件に変更した場合に、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む保存関係情報が生成される。したがって、他の保存関係情報に含まれる条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む保存関係情報が必ず存在するこことなるので、自装置で取り扱った画像データの保存先が存在しないという事態が発生することを防止することができる。
請求項5に記載の画像処理装置は、1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記編集手段は、前記ネットワークに接続されたクライアント装置から参照して所定の操作を行うことにより、前記保存関係情報の生成、削除、及び、変更を行うことが可能に構成された構成データを前記ネットワークに公開することを特徴としている。
この構成によれば、編集手段により、ネットワークに接続されたクライアント装置から参照して所定の操作を行うことにより、保存関係情報の生成、削除、及び、変更を行うことが可能に構成された構成データがネットワークに公開される。したがって、クライアント装置を用いて、画像処理装置で取り扱った画像データの保存先である外部装置と、当該外部装置に画像データを保存することを決定する条件とを任意に設定することができる。
請求項6に記載の画像処理装置は、請求項5に記載の画像処理装置において、前記構成データは、Webページを記述するためのマークアップ言語、及び、スクリプト言語(script)で記述されたデータであることを特徴としている。
この構成によれば、構成データは、Webページを記述するためのマークアップ言語、及び、スクリプト言語で記述されたデータであるので、請求項5に記載の画像処理装置を既存の技術を用いて好適に実現することができる。
以下、本発明に係る画像処理装置の一例としてのインターネットファクシミリ装置1、クライアントPC(Personal Computer)2、及び、ストレージサーバPC3について説明する。図1に示すように、インターネットファクシミリ装置1は、クライアントPC2、ストレージサーバPC3などとともに、LAN(Local Area Network)4に接続される。LAN4は、例えば、TCP/IPネットワークを構成する。LAN4には、ルータ5が接続され、LAN4はルータ5を介してインターネット6に接続される。インターネット6には、インターネットファクシミリ装置7などが接続される。また、インターネットファクシミリ装置1は、PSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆交換電話網)8に接続され、PSTN8にはG3ファクシミリ装置9などが接続される。
インターネットファクシミリ装置1は、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能、複写(コピー)機能、スキャン機能、印刷(プリント)機能などを備えており、これらの機能で画像データを取り扱うことができる。インターネットファクシミリ装置1には、画像データの取り扱いに関する条件と、当該条件に該当する画像データを保存するクライアントPC2やストレージサーバPC3などの保存先(外部装置)とを登録することができる。ここで、画像データの取り扱いに関する条件とは、例えば、画像データを取り扱った機能の種別、当該機能を使用したユーザ、当該機能を使用した結果などである。以下において単に“条件”と記載した場合は“画像データの取り扱いに関する条件”を意味するものとし、“保存先”と記載した場合は“画像データの保存先”を意味するものとする。
画像データの取り扱いに関する条件を特定して定義する情報を条件特定情報と呼び、画像データの保存先の外部装置を特定して定義する情報を保存先特定情報と呼ぶ。さらに、1の条件特定情報と1の保存先特定情報とを含む情報を保存関係情報と呼ぶ。条件と保存先とは保存関係情報単位で管理される。保存関係情報は、ユーザによって適宜に生成、削除、及び、変更が可能であり、ユーザは任意に条件と保存先とを設定することができる。なお、保存関係情報の生成、削除、及び、変更による条件と保存先の設定は、インターネットファクシミリ装置1に対する直接的な操作によって可能であるだけでなく、クライアントPC2からの間接的な操作によっても可能である。クライアントPC2では、例えば、Webページにおける操作を行うことによって、保存関係情報の生成、削除、及び、変更が可能である。
図2は、インターネットファクシミリ装置1の構成例を示したブロック図である。このインターネットファクシミリ装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、操作部104、報知部105、原稿読取部106、画像処理部107、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)108、画像メモリ109、プリンタ110、FAX通信部111、及び、LAN−I/F(Local Area Network Interface)112を備えており、各部101乃至112は、バス(bus)113によって通信可能に接続されている。
CPU101は、ROM102に格納されている制御プログラムに従って、インターネットファクシミリ装置1の各部の動作を制御する。ROM102は、CPU101によりこのインターネットファクシミリ装置1の各部の動作を制御するための前記制御プログラム等を格納する。RAM103は、インターネットファクシミリ装置1の動作に用いる設定情報等の各種データ等を、読み出し及び書き込みが可能な状態で記憶するものであり、CPU101のワークエリアとしても機能する。上述の保存関係情報やクライアントPC2によって保存関係情報に関する操作を行うためのWebページのデータもRAM103に記憶される。
操作部104は、図示しないが、原稿の読み取り動作の開始を指示するためのスタートキー、ファクシミリ番号、コピー部数などを入力するためのテンキー、文字の入力を行うための文字入力キー、操作対象を指定するためのカーソルキーなどを備えている。報知部105は、各種の設定状態や自装置1の動作状態などを文字や図形などで表示するタッチパネル式の液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)(オペレーションパネル)や、点灯又は消灯で表示するLED(Light Emitting Diode)ランプ、所定の警告音を鳴動するスピーカなどを備えている。操作部104が備える各キーの操作や報知部105が備える液晶表示装置のパネルへのタッチに応じて液晶表示装置の表示が変化し、この液晶表示装置の表示に対応した操作部104の各キーへの操作や液晶表示装置のパネルへのタッチにより各種の入力を行うことができる。
原稿読取部106は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するものであり、図示しないが、例えば、透明な原稿載置板に載置された原稿を読み取るフラット・ベッド・スキャナ(FBS:Flat Bed Scanner)や、原稿トレイに載置された原稿を読み取るべく、その原稿を搬送する自動原稿給送装置(ADF:Automatic Document Feeder)を備えている。
画像処理部107は、原稿読取部106から出力された画像データに対して、色調整、色空間変換、2値化等の処理を行うものである。コーデック108は、画像処理部107等によって処理された画像データを符号化(エンコード)し、また、符号化された画像データを復号(デコード)するものである。コーデック108に入力された画像データは、JPEG、MH、MR、MMR、JBIG方式等に基づいて符号化され、画像メモリ109に記憶される。
プリンタ110は、画像メモリ109から読み出され、コーデック108によって復号された画像データを印刷出力するものである。
FAX通信部111は、原稿の画像データをファクシミリ(FAX)通信するものであり、図示しないが、モデム(MODEM:MOdulator-DEModulator)及びNCU(Network Control Unit)を備えている。モデムは、例えばITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行うものである。NCUは、電話回線を制御して電話をかけたり、切ったりする回線網制御装置であり、PSTN8に接続される。PSTN8には、インターネットファクシミリ装置1の他にG3ファクシミリ装置9などが通信可能に接続され、インターネットファクシミリ装置1は、G3ファクシミリ装置9などとの間で画像データをファクシミリ通信により送受信することが可能である。
LAN−I/F112は、インターネットファクシミリ装置1をLAN4に接続可能にするものである。LAN4には、上述したようにクライアントPC2やストレージサーバPC3などが接続され、インターネットファクシミリ装置1はクライアントPC2やストレージサーバ3などとの間でデータの通信が可能である。インターネットファクシミリ装置1は、SMB(Server Message Block)プロトコルによって、LAN4を介してクライアントPC2やストレージサーバPC3などの記憶装置の中に保存されているデータなどにアクセスすることが可能である。また、上述したようにLAN4は、ルータ5を介してインターネット6に接続されている。したがって、インターネットファクシミリ装置1は、インターネット6を介して他のインターネットファクシミリ装置7との間でインターネットファクシミリ(I−FAX)通信を行うことも可能である。ここで、インターネットファクシミリ通信とは、例えば、TIFF(Tagged Image File Format)−S形式のファイル(画像データ)を添付した電子メールをSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)で送受信する通信である。なお、このインターネットファクシミリ通信は、SMTPサーバを介して電子メールを送受信する通信方法であってもよく、SMTPサーバを介さずに直接的に相手のインターネットファクシミリ装置7などと接続して電子メールを送受信する通信方法であってもよい。なお、インターネットファクシミリ装置1は、インターネットファクシミリ通信機能とは別個に電子メール通信機能を備えており、添付ファイルのデータ形式が制限されない通常の電子メールを送信することも可能である。
図3は、クライアントPC2の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、クライアントPC2は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD(Hard Disk Drive)204、操作部205、表示部206、及び、LAN−I/F207を備えており、各部201乃至207は、バス208によって通信可能に接続されている。
CPU201は、HDD204から読み出されてRAM203に格納された制御プログラムに従って、クライアントPC2の各部の動作を制御する。ROM202は、クライアントPC2の動作に必要な各種の設定データなどを格納する。RAM203は、CPU201のワークエリアなどとして機能するものであり、実行するプログラムの一部又は全部がHDD204から読み出されて格納される。HDD204は、CPU201によりこのクライアントPC2の各部の動作を制御するための前記制御プログラムや、ユーザの利用に供されるアプリケーションソフトウェア、プリンタドライバ、ブラウザ(browser)などの種々のプログラムやデータを記憶する。
操作部205は、ユーザが情報を入力するマウス、キーボードなどから構成され、ユーザによる各種の入力操作は、この操作部205を介して行われる。表示部206は、例えば液晶表示装置(LCD)などからなり、各種の画面情報を表示するものである。LAN−I/F207は、クライアントPC2とLAN4とを、引いては、クライアントPC2とインターネットファクシミリ装置1やストレージサーバPC3を通信可能に接続するものである。
このようなクライアントPC2は、例えば、HDD204に記憶されているMicrosoft社のWindows(登録商標)というOS(Operating System)によって制御され操作環境などが提供される。
なお、ストレージサーバPC3は、インターネットファクシミリ装置1において取り扱われた画像データのファイルを保存するものであり、図3に示したクライアントPC2の構成と同様の構成によって実現される。そして、ストレージサーバPC3もまた、LAN4を介して、インターネットファクシミリ装置1やクライアントPC2との間で通信が可能である。なお、インターネットファクシミリ装置1において取り扱われた画像データのファイルは、ストレージサーバPC3だけでなくクライアントPC2にも保存される。
このようなインターネットファクシミリ装置1、クライアントPC2、ストレージサーバPC3などを備えるネットワークシステムにおいては、インターネットファクシミリ装置1において、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能、複写機能、スキャン機能、印刷機能などが使用されると、これらの機能で取り扱った画像データのファイルがクライアントPC2やストレージサーバPC3の記憶装置(HDD)に記憶され保存される。ユーザは、上記の各機能により画像データを取り扱った条件に応じた、当該画像データのファイルを保存先(クライアントPC2やストレージサーバPC3など)を予めインターネットファクシミリ装置1に設定し登録することができる。この条件と保存先とは、上述したように条件特定情報と保存先特定情報とを含む保存関係情報によって対応付けられ管理される。そして、ユーザは、この保存関係情報を適宜に生成、削除、及び、編集して、任意の条件と保存先とを設定することができる。
次に、図4乃至図18を用いて、インターネットファクシミリ装置1に対して直接的に操作を行って、保存先特定情報を生成、削除、及び、編集して、画像データの取り扱いに関する条件と保存先とを設定する場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例を説明する。インターネットファクシミリ装置1のCPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行する。なお、図4乃至図9に示す各処理の順序は図示するものに限定されるものではなく、処理の順序を変更しても本発明を実現できる場合には適宜に変更してもよい。
ユーザは、インターネットファクシミリ装置1の操作部104が備える各キーへの操作、及び、報知部105が備える液晶表示装置のパネルへのタッチにより、インターネットファクシミリ装置1で取り扱った画像データのファイルの保存先、及び、当該保存先へ保存することを決定する条件(画像データの取り扱いに関する条件)の設定を開始する指示を行うと、CPU101は、保存先などの設定の開始の指示が行われたと判断する(S101:YES)。そして、報知部105が備える液晶表示装置に、図10に示すような保存先一覧画面D1を表示する(S102)。保存先一覧画面D1には、表示枠F1が設けられ、表示枠F1に現在登録されている保存先の名称の一覧が表示される。
表示枠F1における保存先の名称の表示は、インターネットファクシミリ装置1のRAM103に記憶されている保存関係情報に含まれる保存先特定情報に基づいて行われる。つまり、図10の例では、RAM103には、保存先を「\\ server 1 \ archive」、「\\ tarou \ archive」、「[email protected]」、「\\ server 2 \ archive」とそれぞれ特定する保存先特定情報を含む保存関係情報が記憶されていることを示している。ここで、「\\ server 1 \ archive」という表示は、保存先が「server 1」という名称のストレージサーバPC3の記憶装置(HDD)の「archive」というフォルダであることを示している。また、「\\ tarou \ archive」という表示は、保存先が「tarou」という名称のクライアントPC2の記憶装置(HDD)の「archive」というフォルダであることを示している。さらに、「[email protected]」という表示は、保存先が「[email protected]」というメールアドレス宛の電子メールを受信するストレージサーバPC3又はクライアントPC2であることを示している。
これらの保存先に画像データのファイルを保存することを決定する条件は、条件特定情報によって決定(特定)される。1つの保存関係情報には、1つの条件特定情報と1つの保存先特定情報とが含まれる。したがって、条件特定情報によって特定される条件が異なるが、保存先特定情報によって特定される保存先が同一である保存関係情報が存在し得る。このように、同一の保存先を示す保存先特定情報を含む保存関係情報が複数存在する場合でも、表示枠F1には当該保存先の名称が1つだけ表示される。
保存先一覧画面D1には、さらに、追加ボタン部分BT1、編集ボタン部分BT2、削除ボタン部分BT3が設けられる。保存先一覧画面D1が表示された液晶表示装置のパネルの追加ボタン部分BT1、編集ボタン部分BT2、削除ボタン部分BT3にタッチするそれぞれの操作により、保存関係情報の追加(生成)、編集、及び、削除を行うことができる。
ユーザが追加ボタン部分BT1にタッチすると、CPU101は、保存関係情報を追加(生成)する指示が行われたと判断し(S103:YES)、図11に示すような保存先選択入力受付画面D2を液晶表示装置に表示する(S104)。保存先選択入力受付画面D2には、ユーザによって入力された保存先を表示する保存先表示欄C1が設けられている。ユーザが、操作部104の文字入力キーを操作して保存先を入力すると、保存先表示欄C1にその内容が表示される。保存先としては、クライアントPC2やストレージサーバPC3の記憶装置(HDD)におけるフォルダを示すパス(path)やクライアントPC2やストレージサーバPC3によって受信されるように設定された電子メールのメールアドレスが入力される。保存先選択入力受付画面D2には、参照ボタン部分BT6が設けられている。参照ボタン部分BT6にタッチすると、LAN4上に存在するクライアントPC2やストレージサーバPC3などの記憶装置(HDD)における共有フォルダの一覧(不図示)が表示され、この一覧に基づいて保存先のフォルダのパスを選択することもできる。
保存先選択入力受付画面D2には、追加ボタン部分BT7、編集ボタン部分BT8、削除ボタン部分BT9が設けられているが、先の保存先一覧画面D1において追加ボタン部分BT1がタッチされる操作が行われ、保存関係情報の追加(生成)が指示されているので、ここでは、追加ボタン部分BT7が有効であり、編集ボタン部分BT8、及び、削除ボタン部分BT9は操作を不可能としてグレーアウトされている。
ユーザによって入力された保存先(例えば、「\\ server 1 \ archive」)が保存先表示欄C1に表示されている状態で、追加ボタン部分BT7にタッチすると、CPU101は、当該保存先に画像データのファイルを保存すると決定する条件を追加(生成)する指示、つまり、新たな条件特定情報と保存先特定情報とを含む保存関係情報を生成する指示が行われたと判断し(S105:YES)、「保存関係情報生成処理」を実行する(S106)。
図6に示すように、「保存関係情報生成処理」では、まず、図12に示すような、条件設定入力受付画面D3を液晶表示装置に表示する(S201)。条件設定入力受付画面D3には、例えば、最上部にユーザによって入力された保存先を示すメッセージM1が表示され、メッセージM1の直下に設定される条件を識別する名称を表示する条件名称表示欄C2が設けられる。条件名称表示欄C2には、当該保存先を保存先とする既存の保存関係情報(条件特定情報)の数に応じて、「条件1」、「条件2」などが自動的に表示されるが、ユーザが独自の名称を入力して設定することも可能である。
この条件設定入力受付画面D3は、メッセージM1として表示されている保存先に、画像データのファイルを保存することを決定する条件を指定するものであり、条件設定入力受付画面D3を用いて指定した条件に基づいて条件特定情報が生成される。そして、当該条件特定情報と、メッセージM1として表示されている保存先に基づいて生成された保存先特定情報とを含む保存関係情報が生成される。
条件名称表示欄C2の下部には、各条件を指定するためのチェックボックス部分CB1乃至CB5が設けられる。ユーザが各条件に対応したチェックボックス部分CB1乃至CB5のいずれかにタッチすると、タッチされたチェックボックス部分CB1乃至CB5のいずれかに、「レ」が表示され、当該条件が指定されていることが示される。図12の例では、チェックボックス部分CB1にタッチされ、条件「既定」が指定されている。なお、「レ」が表示されているチェックボックス部分CB1乃至CB5に再度タッチすると、「レ」の表示が消え当該条件の指定が解除される。
チェックボックス部分CB1は、条件「既定」を条件として指定するためのものである。ここで、条件「既定」とは、いわゆるデフォルトの意味である。条件「既定」を指定すると、画像データの取り扱いに関する条件が、他の保存関係情報に含まれる条件特定情報によって特定される条件に該当しない場合に、条件「既定」の条件特定情報に対応する保存先特定情報によって特定される保存先に当該画像データのファイルが保存される。
チェックボックス部分CB2は、条件「機能種別」を条件として指定するためのものである。チェックボックス部分CB2にタッチしてチェックボックス部分CB2をチェックすると、プルダウンボタン部分P1が有効になる。そして、プルダウンボタン部分P1にタッチすると、「機能種別」を選択するためのプルダウンメニュー(不図示)が表示される。当該プルダウンメニューによって選択した機能種別が機能種別表示欄C3に表示される。ここで、「機能種別」とは、インターネットファクシミリ装置1が備えている画像データを取り扱うための機能の種別であり、例えば、「FAX送信」、「FAX受信」、「I−FAX送信」、「I−FAX受信」、「複写(コピー)」、「スキャン」、「印刷(プリント)」などである。
チェックボックス部分CB3は、条件「ユーザ(ID)」を条件として指定するためのものである。インターネットファクシミリ装置1は、画像データを取り扱う各機能を実行する際に、ユーザIDとパスワードとを入力して各機能の実行権の認証を行うことができる。そして、この認証のために入力したユーザIDを条件とすることができる。つまり、どのユーザによって機能が実行されたかによって、当該機能で取り扱った画像データのファイルの保存先を区別することが可能である。チェックボックス部分CB3にタッチしてチェックボックス部分CB3をチェックすると、プルダウンボタン部分P2が有効になる。そして、プルダウンボタン部分P2にタッチすると、インターネットファクシミリ装置1に登録されているユーザIDを選択するためのプルダウンメニュー(不図示)が表示される。当該プルダウンメニューによって選択したユーザIDがユーザ表示欄C4に表示される。なお、ユーザ表示欄C4にタッチしてユーザ表示欄C4を選択した状態で操作部104の文字入力キーを操作することにより、直接的にユーザIDを入力してユーザ表示欄C4に表示することもできる。
チェックボックス部分CB4は、条件「相手」を条件として指定するためのものである。ここで、「相手」とは、「FAX送信」、又は、「I−FAX送信」を行った際の送信先であり、「FAX受信」、又は、「I−FAX受信」を行った際の送信元である。チェックボックス部分CB4は、「機能種別」が「FAX送信」、「FAX受信」、「I−FAX送信」、及び、「I−FAX受信」である場合にのみチェックが可能となる。チェックボックス部分CB4にタッチしてチェックボックス部分CB4をチェックした状態で、相手表示欄C5にタッチして相手表示欄C5を選択すると、相手のFAX番号又は電子メールアドレスの入力が可能となる。ユーザが操作部104の文字入力キーを操作してFAX番号又は電子メールアドレスを入力すると、その内容が相手表示欄C5に表示される。
チェックボックス部分CB5は、条件「結果」を条件として指定するためのものである。ここで、「結果」とは、「FAX送信」、又は、「I−FAX送信」を行った場合の送信結果を意味する。チェックボックス部分CB5にタッチしてチェックボックス部分CB5をチェックすると、プルダウンボタン部分P3が有効となる。そして、プルダウンボタン部分P3にタッチすると、「成功」、「失敗」、又は、「すべて」を選択するためのプルダウンメニュー(不図示)が表示される。当該プルダウンメニューによって選択した「成功」、「失敗」、又は、「すべて」が結果表示欄C6に表示される。
さらに、チェックボックス部分CB1乃至CB5の下部には、ユーザID表示欄C7、及び、パスワード表示欄C8が設けられている。ユーザID表示欄C7にタッチしてユーザID表示欄C7を選択した状態で操作部104の文字入力キーを操作することにより、ユーザIDを入力することが可能である。入力されたユーザIDはユーザID表示欄C7に表示される。また、パスワード表示欄C8にタッチしてパスワード表示欄C8を選択した状態で操作部104の文字入力キーを操作することにより、パスワードを入力することが可能である。入力されたパスワードの文字数に応じた伏字(例えば、“*”)がパスワード表示欄C8に表示される。このユーザID、及び、パスワードは、保存先として指定されたフォルダにアクセス制限が設定されている場合に、当該フォルダへのアクセス認証を行うために使用される。したがって、ユーザID表示欄C7に表示されるユーザIDと、ユーザ表示欄C4に表示されるユーザIDとは異なるユーザIDであってよい。
図6のステップS201において、図12に示したような条件設定入力受付画面D3を液晶表示装置に表示すると、CPU101は、RAM103に、保存関係情報が既に存在するか否かを判断する(S202)。保存関係情報が存在しないと判断すると(S202:NO)、図12に示すように、条件「既定」を指定するチェックボックス部分CB1を強制的にチェック状態とし、チェックボックスCB2乃至CB5をグレーアウトしてチェック(選択)不可とする(S203)。このとき、条件名称表示欄C2に表示されている条件の名称の末尾には、“(既定)”を付加して、当該条件が「既定」であることを示す。この状態で、ユーザがOKボタン部分BT12にタッチすると、CPU101は、条件の確定操作が行われたと判断し(S204:YES)、保存先選択入力受付画面D2で受け付けた保存先についての保存先特定情報と条件設定入力受付画面D3で受け付けた条件(すなわち、条件「既定」)についての条件特定情報とを含む保存関係情報を生成してRAM103に記憶する(S205)。このとき、液晶表示装置には、条件設定入力受付画面D3に代わって、図13に示すような保存先選択入力受付画面(条件一覧画面)D2が表示される。図13に示すように、保存先選択入力受付画面D2に設けられた表示枠F2には、生成された保存関係情報に含まれる条件特定情報によって特定される条件の名称が表示される。保存先選択入力受付画面D2において、OKボタン部分BT10にタッチすると、保存先選択入力受付画面D2の表示を終了し、図10に示した保存先一覧画面D1を液晶表示装置に表示する。さらに、保存先一覧画面D1において、OKボタン部分BT4にタッチすると、保存先一覧画面D1の表示を終了して、画像データの取り扱いに関する条件と保存先とを設定する処理を終了する。なお、各処理段階において、保存先一覧画面D1、保存先選択入力受付画面D2、条件設定入力受付画面D3のキャンセルボタン部分BT5、BT11、BT13にタッチすると、各画面D1乃至D3に基づく処理をキャンセルすることができる。
このように、保存関係情報がRAM103に存在しない場合に、条件を「既定」とする保存関係情報を強制的に生成することにより、インターネットファクシミリ装置1で画像データを取り扱った際に、当該画像データのファイルの保存先が存在しないという事態が発生することを防止することができる。
ステップS202において、RAM103に保存関係情報が存在すると判断すると(S202:YES)、条件を「既定」とする保存関係情報は既に存在するので、ユーザによる任意の条件の設定を受け付ける処理を行う。このとき、液晶表示装置には、図14に示すような、条件設定入力受付画面D3が表示されている。図14は、保存先として、「\\ tarou \ archive」が選択されている例を示している(メッセージM1を参照。)。図14に示すように、この段階では、チェックボックス部分CB1乃至CB5はいずれもチェックされておらず、各表示欄C3乃至C8にも何も表示されていない。ただし、条件名称表示欄C2には、デフォルトとして「条件1」が表示されている。条件名称表示欄C2にデフォルトで表示される条件の名称が「条件1」であるということは、保存先特定情報によって特定される保存先が「\\ tarou \ archive」である保存関係情報は、RAM103に存在しないことを示している。例えば、保存先特定情報によって特定される保存先が「\\ tarou \ archive」である保存関係情報は、RAM103に2つ存在する場合には、条件名称表示欄C2には、「条件3」がデフォルトで表示される。
ユーザは、チェックボックス部分CB1乃至CB5、及び、各表示欄C2乃至C8にタッチし、操作部104の文字入力キーを操作することにより条件の指定の入力を行う。条件の指定は、OKボタン部分BT12にタッチすることによって確定される。CPU101は、OKボタン部分BT12にタッチされるまで、ユーザによる条件設定入力受付画面D3における入力操作を常に監視し、ユーザの入力に応じて条件設定入力受付画面D3の表示や受け付けが可能な入力操作を制限するなどの制御を行う。例えば、チェックボックス部分CB1にタッチされて、条件「既定」が選択されているか否かを判断し(S206)、条件「既定」が選択されていると判断すると(S206:YES)、チェックボックス部分CB2乃至CB5、及び、各表示欄C3乃至C6をグレーアウト表示して、条件「既定」以外の条件の選択を不可能にする(S207)。条件「既定」が選択されて他の条件を選択することが不可能な状態で、再度チェックボックス部分CB1にタッチすると、条件「既定」の選択を解除することができる。条件「既定」の選択が解除されると、CPU101は、条件「既定」が選択されていないと判断し(S206:NO)、グレーアウト表示を解除して条件「既定」以外の条件の選択を可能にする(S208)。CPU101は、条件「既定」の選択の有無に基づく表示や入力操作の制限など制御の他に、条件「機能種別」として選択された機能に応じた表示や入力操作の制限などの制御も行う。例えば、条件「機能種別」として「複写(コピー)」が選択された場合には、チェックボックス部分CB4とCB5、及び、表示欄C5とC6をグレーアウト表示して条件「相手」と条件「結果」の選択を不可能とする。
このような、CPU101による表示や入力操作の制限などの制御の下、ユーザは、例えば、図15に示すような、条件などの設定入力を行う。図15に示す設定例は、Tarouというユーザにより、FAX送信機能を実行してFAX番号「075-XXXX-XXXX」の相手へ送信された画像データのファイルを送信の成否に関わらず、LAN4上に存在する「Tarou」という名称のクライアントPC2の記憶装置(HDD)の「archive」というフォルダに保存するという条件を示している。そしてさらに、画像データを当該フォルダに保存する場合には、ユーザID表示欄C7に表示されているユーザIDとパスワード表示欄C8に伏字で表示されているパスワードとによってアクセス認証を行うことを示している。なお、条件名称表示欄C2に表示されていた「条件1」というデフォルトの名称は、ユーザによって「TarouによるA社へのFAX送信」に変更されている。
ユーザが条件設定入力受付画面D3において、任意の条件を設定し、OKボタン部分BT12にタッチすると、CPU101は、条件の設定の入力を確定する操作が行われたと判断し(S209:YES)、確定された条件設定において、条件「既定」が選択されたか否かを判断する(S210)。条件「既定」が選択されたと判断すると(S210:YES)、条件が「既定」である保存関係情報をRAM103内で検索し、該当する保存関係情報が存在すれば、当該保存関係情報を削除する(S211)。条件「既定」はいわゆるデフォルトの条件であり、条件を「既定」とする保存関係情報が重複すると矛盾が生じるため、重複しないように既存の保存関係情報を削除する。そして、保存先選択入力受付画面D2で受け付けた保存先についての保存先特定情報と条件設定入力受付画面D3で受け付けた条件(つまり、条件「既定」。)についての条件特定情報とを含む保存関係情報を生成してRAM103に記憶する(S212)。一方、確定された条件設定において、条件「既定」が選択されていないと判断すると(S210:NO)、ステップS211をスキップして、保存関係情報を生成する(S212)。このとき、図15の条件設定入力受付画面D3に代わって、液晶表示装置には、図16に示すような、保存先選択入力受付画面(条件一覧画面)D2が表示される。図16に示すように、保存先選択入力受付画面D2に設けられた表示枠F2には、生成された保存関係情報に含まれる条件特定情報によって特定される条件の名称が表示される。このようにして、「保存関係情報生成処理」により、保存関係情報の生成(追加)が行われる(S106)。
図4のステップS102において液晶表示装置に表示された、図10の保存先一覧画面D1に戻り、保存先を特定して行う保存関係情報の編集について説明する。ユーザが、保存先一覧画面D1の表示枠F1における保存先の名称の表示部分(例えば、「\\ server 1 \ archive」の部分)にタッチして、保存先を選択した状態で、編集ボタン部分BT2にタッチすると、CPU101は、保存関係情報を編集する指示が行われたと判断し(S107:YES(図5))、図17に示すような、条件一覧画面(保存先選択入力受付画面)D2を液晶表示装置に表示する(S108)。条件一覧画面D2の表示枠F2には、選択された保存先に画像データを保存することを決定する条件の名称の一覧が表示される。この表示は保存関係情報に基づいて行われる。したがって、図17の例では、RAM103には、保存先を「\\ server 1 \ archive」と特定する保存先特定情報を含む保存関係情報が4つ存在することを示している。
ユーザは、追加ボタン部分BT7にタッチすることによって、保存先表示欄C1に表示されている保存先を特定する保存先特定情報を含む保存関係情報を新たに追加(生成)することができる。また、ユーザは、表示枠F2における条件の名称の表示部分(例えば、「原稿のコピー」)にタッチして、条件を選択した状態で、編集ボタン部分BT8、又は、削除ボタン部分BT9にタッチすることにより、選択した条件(条件特定情報)の編集、又は、削除をそれぞれ行うことができる。
ユーザが、追加ボタン部分BT7にタッチすると、CPU101は、保存関係情報の追加が指示されたと判断し(S109:YES)、「保存関係情報生成処理」を実行して保存関係情報を生成(追加)する(S110)。「保存関係情報生成処理」の内容については、先に図6などを用いて説明した通りである。
ユーザが、条件の名称(例えば、「原稿のコピー」)を選択した状態で、編集ボタン部分BT8にタッチすると、CPU101は、保存関係情報(条件特定情報)の編集が指示されたと判断し(S111:YES)、「保存関係情報更新処理」を実行する(S112)。
図7に示すように、「保存関係情報更新処理」では、まず、図18に示すような、条件設定入力受付画面D3を液晶表示装置に表示する(S301)。条件設定入力受付画面D3は、選択された条件の名称(ここでは、「原稿のコピー」)に対応する条件特定情報に基づいて表示される。つまり、選択された条件の名称に対応する条件特定情報によって特定される条件が選択された状態の条件設定入力受付画面D3が表示される。図18の例では、条件「機能種別」として「複写(コピー)」が選択された状態の条件設定入力受付画面D3を示している。この条件は、複写機能によって取り扱われた画像データをすべて、「server 1」という名称のストレージサーバPC3の「archive」というフォルダに保存することを示している。
ユーザは、チェックボックス部分CB1乃至CB5、及び、各表示欄C2乃至C8にタッチし、操作部104の文字入力キーを操作することにより条件の設定を変更する入力を行う。条件の設定は、OKボタン部分BT12にタッチすることによって確定する。上述したように、CPU101は、ユーザによる条件設定入力受付画面D3における入力操作を常に監視し、ユーザの入力に応じて条件設定入力受付画面D3の表示や受け付けが可能な入力操作の制限などの制御を行う。つまり、チェックボックス部分CB1にタッチされて、条件「既定」が選択されているか否かを判断し(S302)、条件「既定」が選択されていると判断すると(S302:YES)、チェックボックス部分CB2乃至CB5、及び、各表示欄C3乃至C6をグレーアウト表示して、条件「既定」以外の選択を不可能にする(S303)。そして、条件「既定」が選択されて他の条件を選択することが不可能な状態でチェックボックス部分CB1にタッチされて、条件「既定」の選択が解除されると、CPU101は、条件「既定」が選択されていないと判断し(S302:NO)、グレーアウト表示を解除して条件「既定」以外の条件の選択を可能にする(S304)。
ユーザが条件設定入力受付画面D3において、任意の条件を設定し、OKボタン部分BT12にタッチすると、CPU101は、条件の設定の入力を確定する操作が行われたと判断し(S305:YES)、確定された条件設定において、条件「既定」が選択されたか否かを判断する(S306)。条件「既定」が選択されたと判断すると(S306:YES)、条件が「既定」である保存関係情報をRAM103内で検索し、編集中の保存関係情報以外に該当する保存関係情報が存在すれば、当該保存関係情報を削除する(S307)。条件が「既定」である保存関係情報が重複しないように、既存の保存関係情報の削除を行う。そして、保存先選択入力受付画面D2で受け付けた保存先についての保存先特定情報と条件設定入力受付画面D3で受け付けた条件についての条件特定情報とを含む保存関係情報を生成し、生成した保存関係情報をRAM103において上書きして保存関係情報を更新する(S308)。
一方、確定された条件設定において、条件「既定」が選択されていないと判断すると(S306:NO)、条件が「既定」である保存関係情報がRAM103に存在するか否かを判断する(S309)。編集中の保存関係情報以外で、条件が「既定」である保存関係情報が、RAM103に存在すると判断した(S309:YES)場合は、編集中の保存関係情報は、編集前における条件が「既定」ではなかったということであるので、ステップS310乃至S313の処理に進まず、ステップS308に進んで、保存先選択入力受付画面D2で受け付けた保存先についての保存先特定情報と条件設定入力受付画面D3で受け付けた条件についての条件特定情報とを含む保存関係情報を生成してRAM103に記憶して保存関係情報を更新する(S308)
一方、編集中の保存関係情報以外で、条件が「既定」である保存関係情報がRAM103に存在しないと判断した(S309:NO)場合は、編集対象の保存関係情報に含まれる条件特定情報によって特定される条件が、編集により「既定」から「既定」以外の条件に変更されたということを示している。この場合、条件が「既定」である保存関係情報が存在しなくなるので、条件が「既定」である保存関係情報を強制的に生成するために、ステップS310乃至S313の処理に進む。
まず、ステップS310において、保存先選択入力受付画面D2で受け付けた保存先についての保存先特定情報と条件設定入力受付画面D3で受け付けた条件についての条件特定情報とを含む保存関係情報を生成し、生成した保存関係情報をRAM103において上書きして保存関係情報を更新する(S310)。そして、図11に示したような、保存先選択入力受付画面D2を液晶表示装置に表示する(S311)。このとき、保存先選択入力受付画面D2の上部に、「デフォルトの保存先を選択して“追加”ボタンにタッチしてください。」などのメッセージを表示するようにするとよい。
ユーザは、参照ボタン部分BT6にタッチしてクライアントPC2やストレージサーバPC3における共有フォルダの一覧を表示し、当該一覧からフォルダを選択することなどにより、画像データの保存先を選択する。そして、追加ボタン部分BT7にタッチすると、CPU101は、当該保存先に画像データのファイルを保存すると決定する条件を追加(生成)する指示、つまり、新たな条件特定情報(保存関係情報)を生成する指示が行われたと判断し(S312:YES)、「保存関係情報生成処理」を実行する(S313)。
「保存関係情報生成処理」の内容は、先に、図6などを用いて説明した通りであるが、RAM103には、条件が「既定」である保存関係情報が存在しないので、図6に示す処理において、ステップS201、S202、S203、S204、S205と進み、条件が「既定」である保存関係情報を強制的に生成する。このようにして、保存関係情報の編集が行われる。
図5のステップS108において液晶表示装置に表示された、図17の条件一覧画面(保存先選択入力受付画面)D2の表示枠F2における条件の名称部分(例えば、「原稿のコピー」)にタッチして、条件を選択した状態で、削除ボタン部分BT9にタッチすると、CPU102は、保存関係情報の削除が指示されたと判断し(S113:YES(図5))、「保存関係情報削除処理1」を実行する(S114)。
図8に示すように、「保存関係情報削除処理1」では、まず、条件一覧画面D2の表示枠F2における条件の名称部分にタッチされることにより選択された条件に対応する保存関係情報をRAM103から削除する(S401)。そして、削除した保存関係情報に含まれる条件特定情報によって特定される条件が「既定」であったか否かを判断する(S402)。削除した保存関係情報に含まれる条件特定情報によって特定される条件が「既定」でなかった判断すると(S402:NO)、「保存関係情報削除処理1」を終了する。一方、削除した保存関係情報に含まれる条件特定情報によって特定される条件が「既定」であったと判断すると(S402:YES)、ステップS403乃至S408の処理を実行して、条件が「既定」である保存関係情報を強制的に生成する。
まず、ステップS403において、図11に示したような、保存先選択入力受付画面D2を液晶表示装置に表示する。このとき、保存先選択入力受付画面D2の上部に、「デフォルトの保存先を選択して“追加”ボタンにタッチしてください。」などのメッセージを表示するようにするとよい。
ユーザは、参照ボタン部分BT6にタッチしてクライアントPC2やストレージサーバPC3における共有フォルダの一覧を表示し、当該一覧からフォルダを選択することなどにより、画像データの保存先を選択する。そして、追加ボタン部分BT7にタッチすると、CPU101は、当該保存先に画像データのファイルを保存すると決定する条件を追加(生成)する指示、つまり、新たな条件特定情報(保存関係情報)を生成する指示が行われたと判断し(S404:YES)、図12に示すような、条件設定入力受付画面D3を液晶表示装置に表示する(S405)。そして、図12に示すように、チェックボックス部分CB1を強制的にチェック状態とし、チェックボックスCB2乃至CB5をグレーアウトしてチェック(選択)不可とする(S406)。このとき、条件名称表示欄C2に表示されている条件の名称の末尾には、“(既定)”を付加して、当該条件が「既定」であることを示す。この状態で、ユーザがOKボタン部分BT12にタッチすると、CPU101は、条件の確定操作が行われたと判断し(S407:YES)、保存先選択入力受付画面D2で受け付けた保存先についての保存先特定情報と条件設定入力受付画面D3で受け付けた条件(すなわち、条件「既定」。)についての条件特定情報とを含む保存関係情報を生成してRAM103に記憶する(S408)。このようにして、「保存関係情報削除処理1」では、指定された1つの保存関係情報を削除する処理を行う。
さらに、図4のステップS102において液晶表示装置に表示された、図10の保存先一覧画面D1に戻り、保存関係情報を保存先単位で削除する処理について説明する。ユーザが、保存先一覧画面D1の表示枠F1における保存先の名称の表示部分(例えば、「\\ server 1 \ archive」の部分)にタッチして、保存先を選択した状態で、削除ボタン部分BT3にタッチすると、CPU101は、保存関係情報を保存先単位で削除する指示が行われたと判断し(S115:YES(図5))、「保存関係情報削除処理2」を実行する(S116)。
図9に示すように、「保存関係情報削除処理2」では、まず、保存先一覧画面D1の表示枠F1における保存先の名称の表示部分にタッチされることにより選択された保存先を特定する保存先特定情報を含む、すべての保存関係情報をRAM103から削除する(S501)。そして、削除した保存関係情報の中に、特定する条件が「既定」である条件特定情報を含む保存関係情報が存在したか否かを判断する(S502)。削除した保存関係情報の中に、特定する条件が「既定」である条件特定情報を含む保存関係情報が存在しなかったと判断すると(S502:NO)、「保存関係情報削除処理2」を終了する。一方、削除した保存関係情報の中に、特定する条件が「既定」である条件特定情報を含む保存関係情報が存在したと判断すると(S502:YES)、ステップS503乃至S508の処理を実行して、条件が「既定」である保存関係情報を強制的に生成する。これらステップS503乃至S508の処理の内容は、図8を用いて説明した、「保存関係情報削除処理1」におけるステップS403乃至S408の処理と同じであるので説明を省略する。
以上に説明したように、インターネットファクシミリ装置1に対して直接的に操作を行って、保存関係情報の生成、編集、削除を行うことによって、インターネットファクシミリ装置1の各機能によって取り扱った画像データの保存先と当該保存先に保存することを決定する条件とをユーザが任意に設定することができる。さらに、保存関係情報の生成、編集、削除は、インターネットファクシミリ装置1がLAN4に公開するWebページを使用してクライアントPC2で行うことも可能である。
図19を用いて、クライアントPC2で保存関係情報の生成、編集、削除を行う場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101、及び、クライアントPC2のCPU201が実行する処理の例を説明する。インターネットファクシミリ装置1のCPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行し、クライアントPC2のCPU201は、HDD204に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行する。なお、図19に示す各処理の順序は図示するものに限定されるものではなく、処理の順序を変更しても本発明を実現できる場合には適宜に変更してもよい。また、インターネットファクシミリ装置1のRAM103には、LAN4に公開され、クライアントPC2から参照して所定の操作を行うことにより、保存関係情報の生成、削除、変更を行うことが可能に構成されたWebページデータが記憶されているものとする。このWebページデータは、例えば、HTML(HyperText Markup Language)などのマークアップ言語、及び、Java(登録商標)Scriptなどのスクリプト言語によって記述されたデータである。なお、マークアップ言語は、XHTML(Extensible HyperText Markup Language)などであってもよく、また、スクリプト言語は、PerlやVBScriptなどであってもよい。
ユーザがクライアントPC2の操作部205に対する操作を行って、インターネットファクシミリ装置1で取り扱った画像データのファイルの保存先及び当該保存先へ保存することを決定する条件の設定を開始する指示を行うと、CPU201は、保存先の設定の開始の指示が行われたと判断し(S601:YES)、Webページデータの送信の要求を、LAN4を介してインターネットファクシミリ装置1に対して送信する(S602)。
インターネットファクシミリ装置1では、Webページデータの送信の要求を受信すると(S701)、RAM103に記憶されているWebページデータをクライアントPC2に対して送信する(S702)。
クライアントPC2では、Webページデータを受信すると(S603)、当該Webページデータに基づくWebページを表示部206に表示する(S604)。ユーザは、表示部206に表示されたWebページに対して操作部205を介して所定の操作を行うことによって、Webページデータに含まれる保存関係情報の編集、削除や新たな保存関係情報の生成を行う(S605)。CPU201は、Webページデータに基づいて、ユーザによる操作部205を介した任意の操作に応じて、先の図4乃至図9に示したのと同様の処理を行い、適宜に図10乃至図18に示した画面を表示部206に表示する。そして、保存関係情報の生成、編集、削除の処理を行うと、これらのすべての保存関係情報をインターネットファクシミリ装置1に対して送信する(S606)。
インターネットファクシミリ装置1では、クライアントPC2から受信した保存関係情報を、RAM103に記憶されている保存関係情報と丸ごと置き換えることなどによって、保存関係情報のデータベースを更新する(S704)。
このようにして、クライアントPC2からも保存関係情報の生成、編集、削除を行って、インターネットファクシミリ装置1によって取り扱った画像データの保存先及び当該保存先に保存することを決定する条件を任意に設定することができる。
次に、図20を用いて、インターネットファクシミリ装置1の各機能によって画像データを取り扱った場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例を説明する。インターネットファクシミリ装置1のCPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行する。なお、図20に示す各処理の順序は図示するものに限定されるものではなく、処理の順序を変更しても本発明を実現できる場合には適宜に変更してもよい。また、図20には示さないが、インターネットファクシミリ装置1において、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能、複写機能、スキャン機能、及び、印刷機能を実行したときには、実行した機能の種別、機能を実行したユーザのユーザID、送受信の別、通信相手などの画像データの取り扱いに関する情報(条件)がRAM103に記憶されるものとする。
インターネットファクシミリ装置1において、ユーザによる操作に応じてファクシミリ(FAX)通信機能、インターネットファクシミリ(I−FAX)通信機能、複写(コピー)機能、スキャン機能、及び、印刷(プリント)機能のいずれかの機能によって画像データを取り扱うと、CPU101は、ステップ801、ステップ802、ステップ803、ステップ804、及び、ステップ805において、いずれの機能により画像データを取り扱ったかを判断する。
ファクシミリ通信機能、複写機能、又は、印刷機能により画像データを取り扱ったと判断した場合(S801:YES,S802:YES,S803:YES)は、画像データのファイルを生成する(S806)。つまり、ファクシミリ通信機能、及び、複写機能によって取り扱った画像データは、ファイル形式ではないので、クライアントPC2やストレージサーバPC3などにおいて、他の機能によって取り扱われた画像データと同様にファイルとして保管・管理するために画像データをファイル形式に変換する。変換するファイル形式は、TIFF形式やPDF形式など、インターネットファクシミリ装置1、クライアントPC2、ストレージサーバPC3などで参照できる形式であればどのような形式でもよい。また、印刷機能により取り扱った画像データはファイル形式ではあるが、インターネットファクシミリ装置1やクライアントPC2などでそのまま参照できるファイル形式ではないので、TIFF形式やPDF形式などのファイルに変換する。スキャン機能、又は、インターネットファクシミリ通信機能により画像データを取り扱ったと判断した場合(S804:YES,S805:YES)は、これらの機能で取り扱われる画像データは既にファイル形式であるのでステップ806をスキップする。
そして、各機能を実行した際にRAM103に記憶された、画像データの取り扱いに関する情報(条件)と同じくRAM103に記憶されている保存関係情報に基づいて画像データのファイルの保存先を決定する(S807)。このとき、RAM103に記憶された、画像データの取り扱いに関する情報が示す条件と、保存関係情報に含まれる、条件が「既定」以外の条件特定情報によって特定される条件とを比較し、条件が一致する保存関係情報が存在する場合には、当該保存関係情報に含まれる保存先特定情報によって特定される保存先を画像データのファイルの保存先として決定する。条件が一致する保存関係情報が存在しない場合には、条件が「既定」である条件設定情報と対応する(一緒に保存関係情報に含まれている)保存先特定情報によって特定される保存先を画像データのファイルの保存先として決定する。
保存先を決定すると、画像データのファイルの保存を電子メールの送信によって行うか否かを判断する(S808)。つまり、決定した保存先が、保存先設定情報により、電子メールアドレスとして特定されているか、フォルダのパス(path)として特定されているかを判断する。画像データのファイルの保存を電子メールの送信によって行わないと判断すると(S808:NO)、SMBプロトコルによってLAN4を介して、パスにより特定されるクライアントPC2やストレージサーバPC3などの記憶装置(HDD)のフォルダにアクセスし、画像データのファイルを当該フォルダに書き込む(S809)。なお、保存先であるクライアントPC2やストレージサーバPC3がLAN4に接続されているか否か(起動しているか否かを含む。)を検知し、接続されていない場合には、定期的に接続を確認し、接続が確認できたときに書込みを行うようにするとよい。
一方、電子メールによって画像データのファイルの保存を行うと判断すると(S808:YES)、保存先特定情報によって特定されるメールアドレス宛に画像データのファイルを添付ファイルとして送信する電子メールを生成し(S811)、生成した当該電子メールを、LAN4を介して送信する(S812)。
このように、インターネットファクシミリ装置1の各機能によって取り扱った画像データのファイルが、保存関係情報に基づいて、ユーザの所望の保存先に保存される。
以上に説明したように、本発明に係るインターネットファクシミリ装置1によれば、自装置1の各機能によって取り扱った画像データのファイルを、クライアントPC2やストレージサーバPC3などの外部装置に保存し、かつ、画像データのファイルを保存するクライアントPC2やストレージサーバPC3などの保存先と、当該保存先に画像データを保存することを決定する条件とをユーザが任意に設定することができる。
なお、本発明の実施形態は上述の形態に限らず、種々に変更してもよい。例えば、上述の実施形態では、保存関係情報には、1つの条件特定情報と1つの保存先特定情報とが含まれることとしたが、保存関係情報には、1つの保存先特定情報と、当該保存先特定情報に対応する複数の条件特定情報とが含まれるようにしてもよい。
本発明は、例えば、自装置で取り扱った画像データを、当該画像データの取り扱いに関する条件に基づいて決定される保存先に保存する装置に適用可能である。
1 インターネットファクシミリ装置(画像処理装置)
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 操作部
105 報知部
112 LAN−I/F
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 操作部
105 報知部
112 LAN−I/F
Claims (6)
- 自装置で取り扱った画像データを、前記取り扱いに関する条件に基づいて決定される保存先に保存する画像処理装置であって、
外部からの入力に基づいて、前記取り扱いに関する条件を特定する条件特定情報とネットワークによって自装置と接続された複数の外部装置のいずれかを特定する保存先特定情報とを含む保存関係情報の生成、削除、及び、変更を行う編集手段と、
前記保存関係情報を記憶する記憶手段と、
前記画像データを前記記憶手段に記憶されている前記保存関係情報に基づいて前記複数の外部装置のいずれかに保存するべく送信する送信手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記編集手段は、前記記憶手段に前記保存関係情報が記憶されていない場合に、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む前記保存関係情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記編集手段は、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む前記保存関係情報を削除した場合に、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む前記保存関係情報を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記編集手段は、前記条件特定情報によって特定される条件を、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないという条件から他の条件に変更した場合に、他の条件特定情報によって特定される条件に合致しないことを条件とする条件特定情報を含む前記保存関係情報を生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記編集手段は、前記ネットワークに接続されたクライアント装置から参照して所定の操作を行うことにより、前記保存関係情報の生成、削除、及び、変更を行うことが可能に構成された構成データを前記ネットワークに公開することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記構成データは、Webページを記述するためのマークアップ言語、及び、スクリプト言語(script)で記述されたデータであることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
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