JP2008026434A - 光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置、プログラム、記録媒体 - Google Patents

光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 被走査媒体上に形成される1画素内の副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうち、M個((N−1)≧M≧1)の光源を発光,走査させることによって副走査方向に対して画素密度以上の位置ずれ補正を可能にする場合に、M個の光源の駆動部のコストを低減する。
【解決手段】 光源駆動制御手段50は、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうちのM個((N−1)≧M≧1)の光源を発光、走査させることによって1画素を形成する仮想光源列が副走査方向にL個(L≧2)並んでL個の画素が形成される時に、各仮想光源列内の発光、走査に用いるM個の光源に対して同じ画素データを与えてM個の光源の駆動制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置、プログラム、記録媒体に関する。
図23は電子写真プロセスを利用したレーザプリンタ,デジタル複写機等の一般的な画像形成装置の構成例を示す図である。図23を参照すると、光源ユニットである半導体レーザユニット1001から発光されたレーザ光は、回転するポリゴンミラー1002により偏向走査(スキャン)され、走査レンズ(fθレンズ)1003を介して被走査媒体である感光体1004上に光スポットを形成し、その感光体1004を露光して静電潜像が形成される。このとき、位相同期回路1009は、クロック生成回路1008により生成された変調信号を、ポリゴンミラー1002により偏向走査された半導体レーザの光を検出するフォトディテクタ1005に同期した位相に設定する。すなわち、位相同期回路1009では、1ライン毎に、フォトディテクタ1005の出力信号に基づいて、位相同期のとられた画像クロック(画素クロック)を生成して、画像処理ユニット1006とレーザ駆動回路1007へ供給する。このようにして、半導体レーザユニット1001は、画像処理ユニット1006により生成された画像データと位相同期回路1009により1ライン毎に位相が設定された画像クロックに従い、レーザ駆動回路1007を介して半導体レーザの発光時間をコントロールすることにより、被走査媒体(感光体)1004上の静電潜像をコントロールすることができる。
ところが近年、印刷速度(画像形成速度)の高速化,画像の高画質化の要求が高まり、それに対して、偏向器であるポリゴンモータの高速化や、レーザ変調の基準クロックとなる画素クロックの高速化で対応してきたが、どちらの高速化にも限界が近づいてきており、従来の方法では対応しきれなくなってきている。
そこで、複数の光源を用いたマルチビームを採用することで、高速化対応がなされている。マルチビームによる光走査方法では、偏向器の偏向により同時に走査できる光束が増えることにより、偏向器であるポリゴンモータの回転速度や、画素クロック周波数の低減が可能となり、高速にかつ安定した光走査及び画像形成が可能となる。
上記マルチビームを構成する光源としては、シングルビームのレーザチップを組み合わせる方法や、複数個の発光素子を一つのレーザチップに組み込んだLDアレイなどを用いる方法が使用されている。
上記マルチビームを構成するLDアレイなどの半導体レーザは、きわめて小型であり、かつ駆動電流により高速に直接変調を行うことが出来るので、近年レーザプリンタ等の光源として広く用いられている。しかし、半導体レーザの駆動電流と光出力との関係は、温度により変化する特性を有するので、半導体レーザの光強度を所望の値に設定しようとする場合に問題となる。特に複数の光源を同一チップ上に構成する面発光レーザの場合、光源間の距離が短いため、発光,消光による温度変化や温度クロストークなどの影響が顕著であり、光量変動の要因となりやすい。
例えば、特許文献1には、複数の光源を2次元に配置し、複数の光束を偏向器で偏向することにより被走査媒体上を走査する光走査装置において、発光点間の発熱によるクロストークの影響を発生させずに発光点の配置密度を最大とする例が示されている。
また、特許文献2には、面発光レーザを用いた画像形成装置において、画素単位で各チップの発光強度を可変する手段及び発光時間を制御する手段を有することで、画素の静電潜像を制御する方法が示されている。
また、特許文献3には、面発光レーザを用いた走査装置において、光源の配置を規定した構成とすることにより熱ストロークの問題を回避し、かつ、記録画像の高密度化を実現する方法が示されている。
特開2001−272615号公報 特開2003−72135号公報 特開2001−350111号公報
しかしながら、複数の光源を有する従来の光走査装置では、一般に、1光源で1画素を構成するため、1画素の大きさよりも高い精度での位置ずれ補正を行うことができないという問題があった。
このような問題を解決するため、本願の発明者は、被走査媒体上に形成される1画素内の副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうち、M個((N−1)≧M≧1)の光源を発光,走査させることによって副走査方向に対して画素密度以上の位置ずれ補正を可能にする仕方を案出した。しかしながら、この仕方において、M個の光源に対して個別の画素データを与える場合には、M個の光源の駆動部のコストが高くなってしまう。
本発明は、被走査媒体上に形成される1画素内の副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうち、M個((N−1)≧M≧1)の光源を発光,走査させることによって副走査方向に対して画素密度以上の位置ずれ補正を可能にする場合に、M個の光源の駆動部のコストを低減することの可能な光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置、プログラム、記録媒体を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数の光源からの複数の光ビームを主走査方向に走査する光走査装置において、複数の光源を駆動制御する光源駆動制御手段を備え、複数の光源の場合、複数の光源の発光位置と複数の光源からの光ビームの配列が異なっていることがあることを考慮して光ビームの副走査方向の配列を仮想光源列と称するとき、前記光源駆動制御手段は、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうちのM個((N−1)≧M≧1)の光源を発光、走査させることによって1画素を形成する仮想光源列が副走査方向にL個(L≧2)並んでL個の画素が形成される時に、各仮想光源列内の発光、走査に用いるM個の光源に対して同じ画素データを与えてM個の光源の駆動制御を行うことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、画素ごとにM個の光源の発光をN個の光源の中から切り替える機能を有していることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、各画素の濃度調整を行うために1画素を形成するM個の光源に対してパルス幅変調を行うことを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、各画素の濃度調整を行うために1画素を形成するM個の光源に対してパワー変調を行うことを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項1記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、各画素の濃度調整を行うために1画素を形成するM個の光源に対してパルス幅変調とパワー変調を同時に行うことを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項3記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、走査パターンに対する感光体上の表面電位分布において現像閾値以下に電位が下がる面積とパルス幅との関係を考慮して各画素の濃度調整を行うことを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記光源には、面発光レーザが用いられることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、複数の光源からの複数の光ビームを主走査方向に走査する光走査方法において、複数の光源の場合、複数の光源の発光位置と複数の光源からの光ビームの配列が異なっていることがあることを考慮して光ビームの副走査方向の配列を仮想光源列と称するとき、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうちのM個((N−1)≧M≧1)の光源を発光,走査させることによって1画素を形成する仮想光源列が副走査方向にL個(L≧2)並んでL個の画素が形成される時に各仮想光源列内の発光、走査に用いるM個の光源に対して同じデータを与えてM個の光源の駆動制御を行うことを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とする画像形成装置である。
また、請求項10記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とするカラー画像形成装置である。
また、請求項11記載の発明は、複数の光源の場合、複数の光源の発光位置と複数の光源からの光ビームの配列が異なっていることがあることを考慮して光ビームの副走査方向の配列を仮想光源列と称するとき、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうちのM個((N−1)≧M≧1)の光源を発光,走査させることによって1画素を形成する仮想光源列が副走査方向にL個(L≧2)並んでL個の画素が形成される時に各仮想光源列内の発光、走査に用いるM個の光源に対して同じデータを与えてM個の光源の駆動制御を行う光源駆動制御処理をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
また、請求項12記載の発明は、複数の光源の場合、複数の光源の発光位置と複数の光源からの光ビームの配列が異なっていることがあることを考慮して光ビームの副走査方向の配列を仮想光源列と称するとき、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうちのM個((N−1)≧M≧1)の光源を発光,走査させることによって1画素を形成する仮想光源列が副走査方向にL個(L≧2)並んでL個の画素が形成される時に各仮想光源列内の発光、走査に用いるM個の光源に対して同じデータを与えてM個の光源の駆動制御を行う光源駆動制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項1乃至請求項12記載の発明によれば、複数の光源からの複数の光ビームを主走査方向に走査する光走査装置において、複数の光源を駆動制御する光源駆動制御手段を備え、複数の光源の場合、複数の光源の発光位置と複数の光源からの光ビームの配列が異なっていることがあることを考慮して光ビームの副走査方向の配列を仮想光源列と称するとき、前記光源駆動制御手段は、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうちのM個((N−1)≧M≧1)の光源を発光、走査させることによって1画素を形成する仮想光源列が副走査方向にL個(L≧2)並んでL個の画素が形成される時に、各仮想光源列内の発光、走査に用いるM個の光源に対して同じ画素データを与えてM個の光源の駆動制御を行うので(すなわち、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうち、M個((N−1)≧M≧1)の光源に同じデータを与えて発光、走査させることで)、駆動回路の共通化が可能となり、低コストにて画素の大きさよりも高い精度で画素の副走査方向の位置補正が可能な光走査装置を実現できる。
特に、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、画素ごとにM個の光源の発光をN個の光源の中から切り替える機能を有しており、光源列を切り替える機能を持つことで、より高い精度での位置決めが可能な光走査装置を実現できる。
また、請求項3記載の発明によれば、光源のパルス幅変調を行うことによって、画素の濃度調整が可能な光走査装置を実現できる。
また、請求項4記載の発明によれば、光源のパワー変調を行うことによって、画素の濃度調整が可能な光走査装置を実現できる。
また、請求項5記載の発明によれば、光源のパルス幅変調とパワー変調を同時に行うことによって、画素の濃度調整が可能な光走査装置を実現できる。
また、請求項6記載の発明によれば、請求項3記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、走査パターンに対する感光体上の表面電位分布において現像閾値以下に電位が下がる面積とパルス幅との関係を考慮して各画素の濃度調整を行うので、濃度調整のリニアリティを高めることを特徴とする光走査装置を実現できる。
また、請求項7記載の発明によれば、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記光源には、面発光レーザが用いられるので、一般的な半導体レーザを使用する場合と比べて、消費電力を低減することが可能となり、また光源の配列を形成しやすい構造のため、光源ユニット部の構造を簡略化でき、コストダウンを図ることが可能となる。
また、請求項9記載の発明によれば、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とする画像形成装置であるので、高精度な画像形成装置が可能となる。
また、請求項10記載の発明によれば、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とするカラー画像形成装置であるので、高精度なカラー画像形成装置が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明において、1画素とは、純粋な1画素のことであり(例えば1200dpiの画素とは約21μm角の画素のことを意味し)、ディザマトリックスのように複数の画素(例えば4×4の画素)を合成した結果の1画素を意味するものではない。
図1は本発明の光走査装置の構成例を示す図である。図1を参照すると、本発明の光走査装置(複数の光源からの複数の光ビームを主走査方向に走査する光走査装置)は、複数の光源を駆動制御する光源駆動制御手段50を備え、複数の光源の場合(具体的には、例えば、複数の光源が2次元に配列された2次元アレイの場合)、複数の光源の発光位置と複数の光源からの光ビームの配列が異なっていることがあることを考慮して光ビームの副走査方向の配列を仮想光源列と称するとき、前記光源駆動制御手段50は、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうちのM個((N−1)≧M≧1)の光源を発光,走査させることによって1画素を形成する仮想光源列が副走査方向にL個(L≧2)並んでL個の画素が形成されるように、複数の光源の駆動制御を行うことを特徴としている。
本発明の光走査装置について、具体的に説明する。
いま、図23の一般的な画像形成装置(書込み光学系)において、光源ユニット1001が図2に示すように、格子状に複数の光源(複数の半導体レーザ)が配置された半導体レーザアレイ、または、同一チップ上に複数光源(複数の面発光レーザ(VCSEL,面発光型半導体レーザ)が格子状に配置された面発光レーザアレイから構成されるとき、複数の光源の配列方向が図23のポリゴンミラーのような偏向器の回転軸に対してある角度θを有するように、光源ユニット1001の配置,角度を調整する。
このとき、図2において、縦配列方向aの4個の光源を左から光源a1,a2,a3,a4とし、これら4光源a1,a2,a3,a4の中から例えばa2,a3の2光源を発光,走査して1画素を形成する場合を考える(4個の光源から作られる1つの仮想光源列によって1画素が形成される場合を考える)。形成する画素密度を1200dpiとしたとき2光源間の距離は4800dpi相当となり画素密度に対して光源密度が4倍となっている。よって、この場合、後述のように、1画素を構成する複数の光源の光量比などを変えることで、画素の重心位置を副走査方向にずらすことが可能となり、光源密度以上の高精度な画素形成が実現できる。
なお、図2および以後の図において、白い丸は発光させていない光源、黒い丸は発光させている光源を表している。図2の例では、縦配列方向aについては、4個の光源a1,a2,a3,a4の中からa2,a3の2光源を発光,走査して、1番目の画素を形成し、また、縦配列方向bについては、4個の光源b1,b2,b3,b4の中からb2,b3の2光源を発光,走査して、2番目の画素を形成し、また、縦配列方向cについては、4個の光源c1,c2,c3,c4の中からc2,c3の2光源を発光,走査して、3番目の画素を形成して、3個の画素を形成している。
図3には、図2のように4個の光源のうち、副走査方向の走査位置が隣り合う2個の光源(図2の例では、中央2光源)を発光,走査して、副走査方向にL個の仮想光源列1〜Lが並んだL個の画素を形成する例が示されている。なお、この例では、全体の光源数は(4×L)個である。
ここで、1画素に対して複数光源(図2,図3の例では2光源)を発光させて走査を行なうときには、次のような利点がある。すなわち、本発明の光源として面発光レーザを用いた場合には、面発光レーザの出力は従来のレーザに比べて出力が弱いために1光源での走査では現像に十分な光量を得られない可能性がある。そこで、十分な光量を得るために、1画素に対して複数の光源を発光させて走査を行うのが好ましい。
また、4個の光源のうち、副走査方向の走査位置が隣り合う2個の光源を発光させる利点について説明する。4光源のうち2光源を発光させて走査する場合に、光源間の距離は図4(a),(b),(c)に示す3つのパターンがある。図4(a),(b),(c)のそれぞれのパターンで走査した場合の静電潜像シミュレーションの結果を図5に示す。図5から、光源間の距離が1番短い図4(a)のパターンが潜像電荷分布の幅が広がっていないことが分かる。このことから、光源間の距離が1番短い隣り合う光源(副走査方向の走査位置が隣り合う光源)を走査に用いることで、高い解像度を実現できることが分かる。
また、1画素内の副走査方向に異なる位置を走査可能なN個の光源(N≧2)のすべてを発光,走査するのではなく、副走査方向の走査位置が隣り合うM個((N−1)≧M)の光源を発光させて走査を行うのが好ましい。この利点について説明する。図6には、1画素に対して従来のように1光源で走査を行った場合(図6(a))と、副走査方向に並んだ4光源のうちの中央2光源で走査を行った場合(図6(b))と、副走査方向に並んだ4光源すべてで走査した場合(図6(c))とにおける、画素と光源との関係が示されている。なお、図6の例では、それぞれの画素に走査される光量(光源数×光源の出力)は一定となっている。また、画素の大きさに比べて走査されるビーム径(光の強度が最大値の1/e以下になる位置の幅)が大きく、画素内に走査される光はそれぞれが重なっている。
図7には、図6の条件で走査を行った場合の露光強度の分布がそれぞれ示されている。図7から、1画素に対して副走査方向に並んだ4光源のうちの中央2光源で走査を行なう場合には、従来のように1光源で走査を行った場合と同程度の露光強度分布が得られていることが分かる。これに対し、1画素に対して副走査方向に複数光源を用意しそのすべての光源を用いて走査を行った場合には、露光強度,静電潜像の副走査方向の幅が広がってしまうために画素の精度が下がる。
従って、1画素に対して副走査方向に複数光源(光源数N)を用意し、その中の連続する複数光源(光源数M≦(N−1))を選択することによって、露光強度,静電潜像の副走査方向への幅の広がりを抑えると同時に、副走査方向に1画素よりも高い精度で位置ずれ補正が可能となる。
すなわち、本発明において、副走査方向に画素の位置ずれがない場合には、図8(a)に示すように、副走査方向の走査位置が隣り合う中央2光源(光源12と光源13,光源23と光源24,・・・光源L2と光源L3)を発光,走査させることにする。画素が下にずれた場合には、図8(b)に示すように、上の隣り合う2光源(光源11と光源12,光源21と光源22,・・・光源L1と光源L2)を発光,走査させることで、画素位置を補正することができる。また同様に、画素が上にずれた場合には、図8(c)に示すように、下の隣り合う2光源(光源13と光源14,光源23と光源24,・・・光源L3と光源L4)を発光,走査させることで、画素位置を補正することができる。
このように、本発明の光走査装置において、Mが(N−1)≧M≧2である場合に、前記M個の光源は、副走査方向の走査位置が隣り合っているのが好ましい。
ここで、例えば図3の例のように、画素1は光源12と光源13、画素2は光源22と光源23、画素Lは光源L2と光源L3を発光、走査させることによって、L個の画素を同時に形成する場合に、本発明では、同じ仮想光源列1内の光源(図3の例では、光源12と光源13)には同じデータを与え駆動制御している。同様に、仮想光源列2の光源(図3の例では、光源22と光源23)にも同じデータを与え、また、仮想光源列Lの光源(図3の例では、光源L2と光源L3)にも同じデータを与えて、駆動制御するようにしている。
このように、各仮想光源列内の発光、走査に用いるM個の光源に対して同じ画素データを与えてM個の光源の駆動制御を行うことにより、駆動回路の共通化が可能となり、低コストにて画素の大きさよりも高い精度で画素の副走査方向の位置補正が可能となる。
さらに、本発明では、1画素を形成するM個の光源に対してパルス幅変調を行なって、各画素の濃度調整を行うことができる。パルス幅変調による画素の濃度調整の方法について説明する。図9は、パルス幅変調を行った場合の光源に与えるデータとその光走査で与えられる光量の一例を示す図である。図9の上部には図3の光源12、光源13に与える発光信号が示されている。ここで、横軸は発光時間、縦軸は発光強度である。図9では、7つの走査パターンが示されており、パターン1は1画素走査中の光源の発光時間がゼロであり、パターン2、3と増えるにつれて走査時間が増加している。パターン7が通常どおり1画素走査中すべてで光源を発光させたパターンである。図9の下部には、各走査パターンに対する走査光量が示されており、走査時間と走査光量は比例関係となっている。
また、図10は、図9の各走査パターンに対する感光体上の表面電位の一例を示す図である。図10の上部には走査パターンが示され、図10の下部には表面電位分布が示されている。表面電位分布において現像閾値以下に電位が下がった部分にトナーが付着し画素が形成される。パターン7では現像閾値以下の幅が1画素の幅と一致しているが、パターン6、5と小さくなるにつれて現像閾値以下の幅は1画素の幅よりも狭くなっている。このパターンでは1画素は通常の画素に比べて濃度が低くなっている。つまり電位が現像閾値よりも下がった部分の面積の大きさが画素の濃度と対応する。よって、パルス幅を変化させることで画素の濃度調整を行なうことができる。
また、本発明では、1画素を形成するM個の光源に対してパワー変調を行なって、各画素の濃度調整を行うことができる。パワー変調による画像の濃度調整の方法について説明する。図11はパワー変調を行った場合の光源に与えるデータとその光走査で与えられる光量の一例を示す図である。図11の上部には図3の光源12、光源13に与える発光信号が示されている。ここで、横軸は発光時間、縦軸は発光強度である。図11では、7つの走査パターンが示されており、パターン1は1画素走査中の光源の発光強度がゼロであり、パターン2、3と増えるにつれて発光強度が増加している。パターン7が通常どおり1画素走査中通常の発光強度で光源を発光させたパターンである。図11の下部には、各走査パターンに対する走査光量が示されており、走査強度と走査光量は比例関係となっている。
また、図12は図11の各走査パターンに対する感光体上の表面電位の一例を示す図である。図12の上部には走査パターンが示され、図12の下部には表面電位分布が示されている。パルス幅変調時と同様に表面電位分布において現像閾値以下に電位が下がった部分にトナーが付着し画素が形成されるので、パワー変調によっても、画素の濃度調整を行なうことができる。
同様に、パルス幅変調とパワー変調を同時に行うことで、より細かい濃度設定が可能な光走査装置が実現可能である。
図13はパルス幅変調を行った時のシミュレーション結果である潜像電荷分布幅を示す図である。ここで、潜像電荷分布幅とは、図10の感光体表面電位と同値である。パルス幅と潜像電荷分布は理想的には比例しているが、シミュレーション結果からパルス幅と潜像電荷分布幅は比例関係では無い。パルス幅25%以下のパターンでは、現像閾値電圧に達する領域が無く、潜像電荷分布幅がゼロとなっている。濃度調整のリニアリティを確保するためには、このような特性を考慮する必要がある。
本発明では、走査パターンに対する感光体上の表面電位分布において現像閾値以下に電位が下がる面積とパルス幅との関係を考慮して各画素の濃度調整を行うことで、濃度調整のリニアリティを高めることができる。
図14は画像データをパルス幅変調信号として生成するパルス変調信号生成回路の一例を示す図である。図14のパルス変調信号生成回路10は、高周波クロック生成回路11と、変調データ生成回路12と、シリアル変調信号生成回路13とから構成されている。ここで、高周波クロック生成回路11では、一般に画像形成装置で必要とされる画素クロックという1画素を表す基本的な周期よりも格段に高速な高周波クロックVCLKを生成する。また、変調データ生成回路12は、図示しない画像処理ユニットなどの外部から与えられた画像データに基づいて所望ビットパターンを表す変調データを生成する。また、シリアル変調信号生成回路13は、変調データ生成回路12から出力される変調データを入力して、それを高周波クロックVCLKに基づいてシリアルなパルスパターン列(パルス列)に変換し、パルス幅変調信号PWMとして出力する。例えば外部からの変調データをシリアル変調信号生成回路13へ直接入力するようにすれば、変調データ生成回路12を省略することが出来る。
このようなパルス変調信号生成回路10の最大の特徴は、シリアル変調信号生成回路13に変調データを入力し、画素クロックよりもはるかに高速な高周波クロックに基づき、変調データのビットパターンに対応するパルス列をシリアルに出力してパルス幅変調信号PWMを生成することにある。シリアル変調信号生成回路13には例えばシフトレジスタを利用すればよい。
また、図15はパワー変調信号を生成するパワー変調信号生成回路の一例を示す図である。図15のパワー変調信号生成回路18では、変調データ生成回路12に入力される画像データは各光源における発光量を示しており、変調データ生成回路にて強度変調された信号は、高周波クロック生成回路11で生成される画素クロックよりはるかに高速な高周波クロックに基づき、変調データの発光強度に対応するパワー信号をシリアルに出力してパワー変調信号PMを生成することができる。
また、図16は、2光源を制御するときに、その制御データとして、画像データと画像補正データを用いる場合の回路構成例を示す図である。ここで、画像データとは、コピー機におけるスキャナ画像や、プリント時のデータを示している。一方、画像補正データとは、後述のような副走査画素位置検出手段から出力される副走査方向の画素位置補正データなどの画像データに対して副走査方向の画素位置補正を行うためのデータである。ここで、副走査画素位置検出手段としては、トナー画像の位置ずれ及び濃度検出を簡素な構成にて検出することができるようにした例えば特許第3644923号に記載されている技術を用いることができる。
すなわち、特許第3644923号に記載されているカラー画像形成装置は、搬送方向と直交する主走査方向に少なくとも3個以上の複数位置に位置検出用トナーパッチを作成し、これらの位置検出用トナーマークの位置ずれを3個以上のセンサにより検出する。そして、各画像形成部が形成するトナー画像の濃度を補正するために搬送ベルト上に作成した濃度検出用トナーパッチの濃度を位置検出用トナーマーク検出用の上記3個以上のセンサの少なくとも1つを利用して検出する。これにより、トナー画像の位置ずれ及び濃度検出を簡素な構成にて検出することが出来る。このトナー画像の位置ずれ量を上記画素位置補正データ、つまり画像補正データとして入力することで、副走査方向の画素位置ずれ補正を行うことができる。
図16において、画像データは変調データ生成回路1により変調データに変換され、シリアル変調信号生成回路1に入力される。シリアル変調信号生成回路1、2では変調データと高周波クロック生成回路から出力される高周波クロックに基づいてパルス幅変調信号を出力することができる。
図17は本発明の光走査装置を用いた画像形成装置の一例を示す図である。図17を参照すると、光源ユニット801の背面には、半導体レーザの制御を司る駆動回路及び画素クロック生成装置が形成されたプリント基板802が装着され、光軸と直交する光学ハウジングの壁面にスプリングにより当接され、調節ネジ803により傾きが合わせられ姿勢が保持される。尚、調節ネジ803はハウジング壁面に形成された突起部に螺合される。光学ハウジング内部には、シリンダレンズ805、ポリゴンミラーを回転するポリゴンモータ808、fθレンズ806、トロイダルレンズ、および折り返しミラー807が各々位置決めされ支持され、また、同期検知センサを実装するプリント基板809は、ハウジング壁面に光源ユニットと同様、外側より装着される。光学ハウジングは、カバー811により上部を封止し、壁面から突出した複数の取付部810にて画像形成装置本体のフレーム部材にネジ固定される。
このとき、半導体レーザとして、図2に示すような複数光源を有する半導体アレイまたは面発光レーザ(面発光レーザアレイ)を用いることができる。半導体レーザ(面発光レーザ)から出射された光はシリンダレンズ805を介して、ポリゴンミラーでその回転に伴い偏向走査され、偏向走査された光束はfθレンズ806、トロイダルレンズ、および折り返しミラー807などを介して図示されていない感光体ドラムに入射する。また、走査光は、感光体に走査されない領域や、途中ミラー等による反射光として、センサにより検知される。このときセンサで検知される信号としては、ポリゴンミラーの回転に伴う走査方向である主走査方向の2点間の時間間隔を同期検知センサにより検出したり、主走査方向に対し90度回転した方向の副走査方向への位置ずれ量などを位置検出センサで測定し、その値をLD制御、変調回路やその前段の変調データ生成部へフィードバック制御することにより、画素位置の補正を行うことができる。
次に、複数の光源を用いて構成するマルチビーム走査装置(マルチビーム光学系)について説明する。
図18はマルチビーム走査装置の一例を示す図である。図18の例では、2個の発光源が間隔ds=25μmでモノリシックに配列された半導体レーザアレイ(4チャンネル)を2個(301,302)用いている(8個の光源としている)。
図18において、半導体レーザアレイ301,302は、コリメートレンズ303,304との光軸を一致させ、主走査方向に対称に射出角度を持たせ、ポリゴンミラー307の反射点で射出軸が交差するようレイアウトされている。各半導体レーザアレイ301,302より射出された複数のビームは、シリンダレンズ308を介してポリゴンミラー307で一括して走査され、fθレンズ310、トロイダルレンズ311により感光体312上に結像される。バッファメモリには各発光源ごとに1ライン分の印字データが蓄えられ、ポリゴンミラー1面毎に読み出されて、4ラインずつ同時に記録が行なわれる。
また、マルチビームを構成するLD毎の波長誤差により生じる光学的走査長さの差、倍率差を補正するために、画素クロックについて位相シフトを行うことにより、位相シフトの精度まで走査長さの差を補正し、走査光のばらつきを緩和することが可能となる。
図19には、複数の面発光レーザが2次元アレイ状に配置された2次元面発光レーザアレイを光走査装置の光源ユニットに用いた例が示されている。図19の例では、横方向に3個、縦方向に4個、計12個の発光源(面発光レーザ)を有する2次元面発光レーザアレイが示されている。
図20は本発明の画像形成装置の構成例を示す図である。図20を参照すると、被走査面である感光体ドラム901の周囲には、感光体を高圧に帯電する帯電チャージャ902、光走査装置900により記録された静電潜像に帯電したトナーを付着して顕像化する現像ローラ903、現像ローラ903にトナーを供給するトナーカートリッジ904、ドラム901に残ったトナーを掻き取り備蓄するクリーニングケース905が配置されている。感光体ドラム901へは上記したように1面毎に複数ライン同時に潜像記録が行われる。記録紙は、給紙トレイ906から給紙コロ907により供給され、レジストローラ対908により副走査方向の記録開始のタイミングに合わせて送り出され、感光体ドラム901を通過する際に転写チャージャ906によってトナーが転写され、定着ローラ909で定着されて排紙ローラ912により排紙トレイ910に排出される。上記画像形成装置の光走査装置900に本発明の光走査装置を適用することにより、高精度なドット位置補正が可能となり、高画質な画像を得ることができる。
また、本発明は、カラー画像形成装置にも適用可能である。図21には、本発明を、複数の感光体を有する画像形成装置であるタンデムカラー機に搭載した例が示されている。タンデムカラー機は、シアン,マゼンダ,イエロー,ブラックの各色に対応した別々の感光体が必要であり、光走査光学系はそれぞれの感光体に対応して、別の光路を経て潜像を形成する。したがって、各感光体上で発生する主走査ドット位置ずれは異なる特性を有する場合が多い。
図21において、18は転写ベルト、19a,19b,19c,19dは各色に対応した感光体、20a,20b,20c,20dは各色に対応した光走査装置である。
ここで、光走査装置20a,20b,20c,20dに本発明の光走査装置を用いることにより、副走査ドット位置ずれが良好に補正された高画質な画像を得ることができる。特に画質の面では副走査方向の位置ずれに対して本発明は有効であり、各ステーション間の色ずれを効果的に低減した、色再現性の良い画像が得られる。
図22は、本発明の光走査装置の光源駆動制御手段50のハードウェア構成例を示す図である。この例では、光源駆動制御手段50は、CPU101、ROM102、RAM103、HDD(ハードディスクドライブ)104、HD(ハードディスク)105、FDD(フレキシブルディスクドライブ)106などが、バス100によって接続され構成されている。
CPU101は、装置全体を制御する。ROM102には、制御プログラムが記憶されている。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。HDD104は、CPU101の制御にしたがってHD105に対するデータのリード/ライトの制御を行なう。HD105は、HDD104の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。FDD106は、CPU101の制御にしたがってFD(フレキシブルディスク)107に対するデータのリード/ライトの制御を行なう。FD107は、着脱自在になっており、FDD106の制御にしたがって書き込まれたデータ記憶する。
なお、本発明を実施するための上述した最良の形態で説明した光源駆動制御手段50における処理は、コンピュータ(例えばCPU101)に実現させるプログラムの形で提供することができる。
また、本発明を実施するための上述した最良の形態で説明した光源駆動制御手段50における処理をコンピュータに実現させるためのプログラムは、ハードディスク(105)、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、上記記録媒体を解して、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。
本発明は、レーザプリンタ、デジタル複写機等に利用可能である。
本発明の光走査装置の構成例を示す図である。 光源ユニットの一例を示す図である。 副走査方向にL個の仮想光源列1〜Lが並んだL個の画素を形成する例を示す図である。 4光源のうち2光源を発光させる場合の光源間の距離のパターンを示す図である。 図4(a),(b),(c)のそれぞれのパターンで走査した場合の静電潜像シミュレーションの結果を示す図である。 副走査方向の走査位置が隣り合うM個((N−1)≧M)の光源を発光させて走査を行う利点を説明するための図である。 図6の条件で走査を行った場合の露光強度の分布を示す図である。 画素位置を補正する処理を説明するための図である。 パルス幅変調を行った場合の光源に与えるデータとその光走査で与えられる光量の一例を示す図である。 図9の各走査パターンに対する感光体上の表面電位の一例を示す図である。 パワー変調を行った場合の光源に与えるデータとその光走査で与えられる光量の一例を示す図である。 図11の各走査パターンに対する感光体上の表面電位の一例を示す図である。 パルス幅変調を行った時のシミュレーション結果である潜像電荷分布幅を示す図である。 画像データをパルス幅変調信号として生成するパルス変調信号生成回路の一例を示す図である。 パワー変調信号を生成するパワー変調信号生成回路の一例を示す図である。 2光源を制御するときに、その制御データとして、画像データと画像補正データを用いる場合の回路構成例を示す図である。 本発明の光走査装置を用いた画像形成装置の一例を示す図である。 マルチビーム走査装置の一例を示す図である。 光源ユニットの一例を示す図である。 本発明の画像形成装置の構成例を示す図である。 カラー画像形成装置の一例を示す図である。 本発明の光走査装置の光源駆動制御手段のハードウェア構成例を示す図である。 一般的な画像形成装置の構成例を示す図である。
符号の説明
50 光源駆動制御手段
11 高周波クロック生成回路
12,14 変調データ生成回路
13,15 シリアル変調信号生成回路
801 光源ユニット
100 バス
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD(ハードディスクドライブ)
105 HD(ハードディスク)
106 FDD(フレキシブルディスクドライブ)
107 FD(フレキシブルディスク)

Claims (12)

  1. 複数の光源からの複数の光ビームを主走査方向に走査する光走査装置において、複数の光源を駆動制御する光源駆動制御手段を備え、複数の光源の場合、複数の光源の発光位置と複数の光源からの光ビームの配列が異なっていることがあることを考慮して光ビームの副走査方向の配列を仮想光源列と称するとき、前記光源駆動制御手段は、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうちのM個((N−1)≧M≧1)の光源を発光、走査させることによって1画素を形成する仮想光源列が副走査方向にL個(L≧2)並んでL個の画素が形成される時に、各仮想光源列内の発光、走査に用いるM個の光源に対して同じ画素データを与えてM個の光源の駆動制御を行うことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、画素ごとにM個の光源の発光をN個の光源の中から切り替える機能を有していることを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、各画素の濃度調整を行うために1画素を形成するM個の光源に対してパルス幅変調を行うことを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、各画素の濃度調整を行うために1画素を形成するM個の光源に対してパワー変調を行うことを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項1記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、各画素の濃度調整を行うために1画素を形成するM個の光源に対してパルス幅変調とパワー変調を同時に行うことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項3記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、走査パターンに対する感光体上の表面電位分布において現像閾値以下に電位が下がる面積とパルス幅との関係を考慮して各画素の濃度調整を行うことを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記光源には、面発光レーザが用いられることを特徴とする光走査装置。
  8. 複数の光源からの複数の光ビームを主走査方向に走査する光走査方法において、複数の光源の場合、複数の光源の発光位置と複数の光源からの光ビームの配列が異なっていることがあることを考慮して光ビームの副走査方向の配列を仮想光源列と称するとき、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうちのM個((N−1)≧M≧1)の光源を発光,走査させることによって1画素を形成する仮想光源列が副走査方向にL個(L≧2)並んでL個の画素が形成される時に各仮想光源列内の発光、走査に用いるM個の光源に対して同じデータを与えてM個の光源の駆動制御を行うことを特徴とする光走査方法。
  9. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  11. 複数の光源の場合、複数の光源の発光位置と複数の光源からの光ビームの配列が異なっていることがあることを考慮して光ビームの副走査方向の配列を仮想光源列と称するとき、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうちのM個((N−1)≧M≧1)の光源を発光,走査させることによって1画素を形成する仮想光源列が副走査方向にL個(L≧2)並んでL個の画素が形成される時に各仮想光源列内の発光、走査に用いるM個の光源に対して同じデータを与えてM個の光源の駆動制御を行う光源駆動制御処理をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  12. 複数の光源の場合、複数の光源の発光位置と複数の光源からの光ビームの配列が異なっていることがあることを考慮して光ビームの副走査方向の配列を仮想光源列と称するとき、副走査方向に異なる位置を走査可能なN個(N≧2)の光源のうちのM個((N−1)≧M≧1)の光源を発光,走査させることによって1画素を形成する仮想光源列が副走査方向にL個(L≧2)並んでL個の画素が形成される時に各仮想光源列内の発光、走査に用いるM個の光源に対して同じデータを与えてM個の光源の駆動制御を行う光源駆動制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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