JP2008020510A - 解像度切替スイッチ付き画素変換装置及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

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得夫 青木
Takao Furuhashi
孝夫 古橋
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Abstract

【課題】本発明は、液晶表示装置にて液晶パネルに画像を表示するために組み込まれる画素変換装置において、入力された画像の解像度を液晶パネルの解像度に合わせて拡大、縮小して表示する事ができると同時に出力解像度の切り替えが容易に出来る液晶用画素変換装置を提供する。
【解決手段】本発明は、装置上に切替スイッチを設け、これにより画素変換装置に接続する液晶パネルの解像度仕様が変更になってもスイッチの切替のみで装置を変更することなく使用することが出来る。この装置は一つの画素変換装置で異なる表示装置、特に遊技機用の液晶表示装置に簡単に対応できるのでコストダウンに大きく寄与できる。
【選択図】 図１

Description

本発明は、液晶表示装置にて液晶パネルに画像を表示するために組み込まれる画素変換装置において、入力された画像の解像度を液晶パネルの解像度に合わせて拡大、縮小して表示する事ができる機能と同時に出力解像度の切り替え機能を付加した液晶用画素変換装置に関する。
従来の液晶表示装置は、使用する液晶パネルが変わることによって表示可能な解像度が変わる為、画素変換回路を搭載した装置を液晶パネルが駆動できるように変更する必要があった。特許文献１や特許文献２に記載の画像表示装置または画面自動調整装置は、入力された映像信号を認識し、これを用いられている液晶パネルに対して最適となるデジタル信号に変換して表示の最適化を図る方法で、複数の仕様の液晶パネルを考慮していない。
特許公開２０００−３０５５２６号公報 特許公開２００１−４２８４１号公報
液晶パネルの解像度仕様が異なった場合に、より安価に、また簡単にこれに対応できる画素変換方法の開発、工夫が望まれていたところである。
本発明は、表示解像度が異なる複数の液晶パネルにスイッチの切り替えだけで容易に対応できる画素変換装置を提供する。
本発明は、入力された映像を各種液晶パネルの解像度に合わせるため、スイッチにより出力解像度を切り替えられる出力解像度切替スイッチ付き液晶用画素変換装置及びこれを設置した遊技機用液晶表示装置である。
本発明の装置では装置上に切り替えスイッチが設けられており、このスイッチは好ましくは２個以上使用され、これらスイッチの組み合わせにより接続する可能性のある液晶パネルの解像度仕様に合わせた設定ができる様になっており、入力された映像信号をスイッチの切り替えにより液晶パネルの解像度仕様に合致した形に拡大または縮小して出力する事が出来るので画素変換装置に接続する液晶パネルの解像度仕様が異なっても画素変換装置を変更することなく極めて容易に対応する事が出来る。
本発明の画素変換装置は液晶パネルを用いる遊技機用の液晶表示装置に好ましく使用される。この場合、遊技機の機種によって種々異なる仕様の液晶パネルが用いられていても本装置を共通的に使用することが出来るのでコストダウンをもたらす事が出来る。
本発明によれば、画像表示装置における画素変換装置の応用によりコスト削減に寄与し、リサイクルにも対応できる効果を有する。
本発明を図面に従って具体的に説明する。図１は本発明装置のブロック図を示すもので、画素変換装置１へ入力される入力信号２の解像度情報（水平同期信号、垂直同期信号、表示開始信号、画素同期信号、ドットクロック）から画素変換回路３にて映像信号の表示区間がドットクロック何個分かをカウントし、水平解像度を得る。垂直解像度は、映像信号が水平同期信号何ライン分かをカウントする。この値を画素変換回路制御用マイコン４がシリアルバス７を通して受信する。画素変換回路制御用マイコンは、予め接続する液晶パネルの解像度のデータを持っておき、スイッチ８の切替の組み合わせにより、出力解像度を設定する。
図２には二つのスイッチＡ，Ｂの組み合わせ状態によって出力する解像度仕様の変換の一例を示す。水平・垂直とも入力解像度の出力解像度に対する比率から拡大・縮小率を求め、画素変換回路へこの値を送る。画素変換回路は、入力信号２をこの値に拡大または縮小し、切り替えスイッチの操作で液晶パネル５に合わせた解像度仕様に変更した駆動信号６を出力することにより実現される。例えば、入力信号がＶＧＡ、出力する液晶パネルがＳＶＧＡのみを表示できる場合、画素変換回路３で映像信号が水平解像度が６４０ドット、垂直解像度は４８０ラインと検出される。このデータをシリアルバス７を介して画素変換回路制御用マイコン４が受信する。スイッチ8の設定がＡがOFF、BがONだった場合、図2 に示す様に、出力解像度はＳＶＧＡとなり、出力解像度は水平解像度８００ドット垂直解像度は６００ラインと設定される。このデータより、水平拡大・縮小率８００／６４０＝１．２５倍、垂直拡大・縮小率６００／４８０＝１．２５倍が求められる。これを画素変換回路３へ再びシリアルバス７経由で送信し、入力信号をこの比率で拡大し、液晶パネル５の解像度の仕様に合ったＳＶＧＡ信号に画素変換され駆動信号６が出力される。
出力信号の解像度として、液晶パネルの一般的な解像度仕様（ＶＧＡ，ＳＶＧＡ，ＸＧＡ，ＳＸＧＡ，ＵＸＧＡ等）に変換できる事が望ましい。これらの切替は、複数のスイッチの組み合わせにより決定され、画素変換回路制御用マイコン内のプログラムにスイッチの組み合わせに対する解像度を予め入れておくことで実現できる。対応させる解像度の数を増やす場合は、スイッチの数を増やし、プログラム内のスイッチとの組み合わせを増やすことにより上記以外の解像度仕様にも対応できる。
画素変換回路制御用マイコンは、シリアルバスが使用できるもの、スイッチ入力をすべて入力できるポートのあるものであれば種類は問わない。演算が高速ならばデータ受信から演算後のデータ送信までの時間を短縮できる為、処理能力が高速なものが望ましい。また、出力信号の形式は、ＴＴＬ、ＬＶＤＳを問わない。
この発明で得られる液晶表示装置は、液晶パネルの交換を容易に行うことが出来、数種の機種に対応が可能である。
本装置のブロック図を示す。 本装置の解像度切替スイッチの組み合わせによる出力解像度仕様を示す。
符号の説明
１．画素変換装置
２．入力信号
３．画素変換回路
４．画素変換回路制御用マイコン
５．液晶パネル
６．液晶パネル駆動信号
７．シリアルバス
８．出力解像度切替スイッチ
９．解像度切替スイッチ
１０．解像度切替スイッチ真理値表

Claims (2)

  1. 入力された映像を各種液晶パネルの解像度に合わせるため、スイッチにより出力解像度を切り替えられる出力解像度切替スイッチ付き液晶用画素変換装置
  2. 入力された映像を各種液晶パネルの解像度に合わせるため、スイッチにより出力解像度を切り替えられる出力解像度切替スイッチ付き液晶用画素変換装置を有する遊技機用液晶表示装置
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