JP2008018746A - ハンドルカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 表面光沢を付与しやすい樹脂成形体によって製作したハンドルカバーを、エアバッグ収容部の有無に関係なくホイルに直接に装着することを可能とし、装着位置のずれによる偏りを外観上目立たなくすると共に、1種類のサイズのハンドルカバーを大中小の各サイズのホイルに共用することができるようにする。
【解決手段】 樹脂成形体でなる主カバー5と、スポーク21,22の隣接箇所でホイル1に嵌合されて主カバー5の端部を覆い隠す樹脂成形体でなる一対の補助カバー6,6とを有する。主カバー5及び補助カバー6は、嵌込み口51,61を有する拡縮径方向及び曲り方向に変形可能な円筒状部材でなる。円筒状部材の裏面に両面粘着テープ81,82を貼付しておく。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハンドルカバー、特に、ハンドルのホイルの一部分に装着されるものでありながら、装着位置の偏り(位置ずれ)を外観上目立たなくすることのできるハンドルカバーに関する。
従来より、ハンドルのホイルに被せられるハンドルカバーの構造などについての提案が種々なされている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。また、舵取りハンドルの輪縁をスポークを介して中央ハブに結合したり、舵取りハンドルを美しく見せるためにハンドルの輪縁に、表面が木製化粧板で形成されたリングを嵌め込むことは公知である(たとえば、特許文献4参照)。
ところで、ハンドルのホイル(ステアリングホイル)はスポークを介してセンターハブに取り付けられている。また、近時の自動車では、衝突事故などから運転者を防護するために運転者に作用して緩衝作用を発揮するエアバッグが装備されていることが多く、運転席側ではそのエアバッグがホイルによる囲繞空間の中央部、すなわちセンターハブの配備位置に設けられたエアバッグ収容部に収容されている。さらに、ホイルのサイズ(リング径)は車種やサイズに応じて異なっていることがあるけれども、一般的には大(L)、中(M)、小(S)の3段階に分かれている。
このような背景の下で、ホイルに装着されるハンドルカバーの材料としては、近時、布製が主流になっているのに対し、ホイルには木製やカーボン製などのものがある。
このうち、布製のハンドルカバーは、ハンドルを取り替えることなくハンドルカバーだけをホイルに着脱することができ、装着時にはホイルの全体に直接被せられるものであるので、ハンドルが上記したエアバッグ収容部を備えていても使用が可能であるという利点がある反面、一般的にはホイルの大中小といったサイズの相違に合わせて製作されているために、1種類のサイズの布製のハンドルカバーを大中小のいずれのサイズのホイルにも共用するということは行われておらず、また、布製であるために表面光沢を持つ模様(たとえば木目模様)を具備させることが困難である。ただ、表面光沢を持つ模様を備えるハンドルカバーとしてビニール製のものも一部で使用されている。
これに対し、木製やカーボン製のホイルは、ハンドルメーカの製造工程中でハンドルに標準的に装備される場合がほとんどである。そのため、ホイルの表面模様を異なるデザインのものに変えたいときにはホイル自体を取り替える必要があり、ホイルを取り替えずにその表面模様を手軽に異なるデザインのものに変えたいという要求に対処することができない。
特開2006−15907号公報 特表2003−534199公報 特開平9−183377号公報 特開平10−297501号公報
本発明は以上の状況の下でなされたものであり、表面光沢を付与しやすい樹脂成形体によってハンドルカバーを製作することを基本とした上で、エアバッグ収容部の有無に関係なくホイルに直接に装着することが可能であり、しかも、ホイルの全体から選択された円弧部分に装着されるものでありながら、装着位置のずれによる偏りを外観上目立たなくすることができることに加えて、運転中にハンドルカバーが位置ずれするという事態を未然に防ぐことのできるハンドルカバーを提供することを目的とする。
また、本発明は、ホイルのサイズの相違を吸収する機能を備えて、1種類のサイズのハンドルカバーを大中小の各サイズのホイルに共用することができるようにすることを目的とする。
本発明に係るハンドルカバーは、ハンドルのホイルに装着されるハンドルカバーであって、上記ホイルに嵌合される樹脂成形体でなる正面視円弧状の主カバーと、先端に上記ホイルが連結されているスポークの隣接箇所で上記ホイルに嵌合されて上記主カバーの一方側及び他方側の各端部を各別に覆い隠す同一の形状及び円弧長さを有する樹脂成形体でなる正面視円弧状の一対の補助カバーと、上記ホイルに嵌め込まれた上記主カバー及び上記補助カバーを当該ホイルに固定するための固定手段と、を備えている。
この発明によれば、ハンドルカバーが正面視円弧状の主カバーと補助カバーとに分かれていて、両カバーはいずれもホイルに部分的に嵌合されるものであるので、ハンドルがエアバッグ収容部を備えているか否かに関係なく、ハンドルメーカの製造工程を経たホイルに事後的に直接に装着することができる。しかも、主カバーや補助カバーが樹脂成形体でなるので、それらの表面模様を比較的自由に定めることが可能になり、表面模様として表面光沢を持つ木目模様を付与することも容易になる。
特に、本発明では、ホイルに装着された主カバーの位置がずれて偏っているとしても、その主カバーの一方側及び他方側の各端部が、同一の形状及び円弧長さを有してスポークの隣接箇所でホイルに嵌合された正面視円弧状の一対の補助カバーによって覆い隠されるので、主カバーの偏りが見掛け上は判らなくなってホイルを当該ハンドルカバーによって容易に綺麗に装飾することが可能になる。その上、固定手段の作用によって運転中にハンドルカバーが位置ずれするという事態が未然に防止されるために、ハンドルカバーを装着しても運転安全性が低下するという事態が起こらない。
本発明において、上記主カバー及び上記補助カバーのそれぞれは、それらの円弧状軸線周りの一箇所でそれらの円弧状軸線方向に延びる欠除部分によって形成された上記ホイルに対する嵌込み口を有する拡縮径方向及び曲り方向に変形可能な円筒状部材でなり、上記固定手段が、上記主カバーの内面に貼付された両面粘着テープと上記補助カバーの内面に貼付された両面粘着テープとを含んでいる、という構成を採用することが可能である。この発明によれば、主カバーや補助カバーの嵌込み口を経てそれらを拡縮変形させながらホイルに嵌め込むことができ、しかも、そのような嵌込み作業を行うことによって両面粘着テープがホイルに貼り付いてそれらの主カバーや補助カバーがホイルに固定される。このため、当該ハンドルカバーの装着作業を上記した嵌込み作業という一連の工程を経るだけで容易に行うことができる。また、主カバーや補助カバーが曲り方向に変形可能な円筒状部材でなることにより、それらがホイルのサイズの相違を吸収する機能を有して1種類のサイズの当該ハンドルカバーを大中小の各サイズのホイルに共用することができるようになる。
本発明では、上記主カバー及び上記補助カバーのうち少なくとも主カバーは、その表面が光沢面として形成されているものであってもよい。この発明によれば、冒頭で説明した布製のハンドルカバーによっては表現できない表面光沢が得られるため、布製のハンドルカバーに飽きたユーザの要望に応えやすくなる。
本発明では、上記ホイルによる囲繞空間の中央部に、運転者に作用して緩衝作用を発揮するエアバッグを収容したエアバッグ収容部が配備されていて、このエアバッグ収容部から上記スポークが延び出ているものであってもよい。本発明に係るハンドルカバーは、記述したように、このようなハンドルのホイルに対しても使用可能である。
以上のように、本発明によるハンドルカバーは、エアバッグ収容部の有無に関係なくホイルに直接に装着することが可能であるので、ユーザにとってはハンドルを取り替えることなく、しかも、ハンドルにエアバッグ収容部が装備されていても装備されていなくても、ハンドルカバーを装着することができるようになってその汎用性が向上する。また、ホイルの全体から選択された円弧部分に装着されるものでありながら、装着位置のずれによる偏りを外観上目立たなくすることができるために、ユーザが自分自身で容易にかつ綺麗にハンドルカバーをホイルに動かないように装着することが可能である。その上、本発明に係るハンドルカバーは、ホイルサイズの相違を吸収する機能を備えているために、1種類のサイズのハンドルカバーを大中小の各サイズのホイルに共用することができるようになる。その結果、購入時にハンドルカバーのサイズを選択する必要がなくなって、ユーザが自己の所有する自動車のホイルサイズを知らなくても、そのホイルに、購入したハンドルカバーを装着して綺麗に仕上げることができるようになる。
特に、表面光沢を付与しやすい樹脂成形体によってハンドルカバーを製作してあるので、布製のハンドルカバーによっては得られない表面光沢を容易に得ることが可能になり、光沢を持つ木目模様などでホイルを装飾して高級感を醸し出すことも容易である。
図1は本発明に係るハンドルカバーの使用状態を示した正面図、図2は図1のII−II線に沿う拡大断面図、図3は図1のIII−III線に沿う拡大断面図である。
図1に示したハンドルAは所謂3本スポークタイプであって、回転方向Rの中立位置に位置しているホイル1の左右の端部がその直径方向に延びる2本のスポーク21,22に連結されていると共に、ホイル1の下端部がその半径方向に延びる1本のスポーク23に連結されている。したがって、回転方向Rの中立位置に位置しているホイル1にあっては、その上半部に長い半円弧部12が位置し、下半部に短い円弧部13,13が左右対称に位置している。また、ホイル1による囲繞空間の中央部、すなわちセンターハブの配備箇所に、エアバッグ収容部3が位置していて、自動車走行中に事故が発生したときには、そのエアバッグ収容部3から飛び出したエアバッグ(不図示)が運転者に作用して緩衝作用を発揮するようになっている。
この実施形態において、ハンドルカバーBは、図1に示されている正面視円弧状の主カバー5と、この主カバー5と組み合わされている正面視円弧状の補助カバー6のほか、これらの主カバー5及び補助カバー6に追加して使用されている正面視円弧状の追加カバー7とを備えていて、以下、これらの各カバー5,6,7の構成をそれぞれ説明する。
図4は主カバー5の正面図、図5は図4のV−V線に沿う拡大断面図、図6は主カバー5の側面図、図7は主カバー5の裏面図である。また、図8は補助カバー6の正面図である。
図4及び図7のように、主カバー5は正面視円弧状の円筒状部材でなり、その円筒状部材が円弧状軸線L1の周りの1箇所でその円弧状軸線L1に沿う方向に延びる欠除部分によって形成された嵌込み口51を備えている。したがって、この主カバー5は図5のように欠円形状の断面形状を有している。また、図例の主カバー5では、嵌込み口51を主カバー5の裏側に位置させてあって、その嵌込み口51の上記円弧状軸線L1の周りの開き幅を1/2円弧長さよりも少し短く定めてある。
これに対し、図8に示した補助カバー6は、その正面視円弧状の円筒状部材でなる点、その円筒状部材が円弧状軸線L2の周りの1箇所でその円弧状軸線L2に沿う方向に延びる欠除部分によって形成された嵌込み口61を備えて欠円形状の断面形状を有している点、嵌込み口61を主カバー5の裏側に位置させてあって、その嵌込み口61の上記円弧状軸線L2の周りでの開き幅を1/2円弧長さよりも少し短く定めてある点で上記した主カバー5と同様であるけれども、円弧状軸線L2に沿う円弧長さが主カバー5よりも短くなっている。すなわち、この主カバー5と補助カバー6との関係ではそれを構成している円筒状部材の円弧状軸線L1,L2に沿う円弧長さが異なっているだけである。なお、それぞれのカバー5,6に用いられている円筒状部材の内径についてはホイル1の太さ(ホイル1の軸径)と同一かそれよりも少し短い寸法が選ばれ、それの外径は相互に同一の寸法になっている。
そして、図1によって類推できるように、主カバー5がホイル1の上半部の半円弧部12の円弧状軸線L3に沿う円弧長さを基準としてそれよりも少し短い円弧長さを有している。これに対し、補助カバー6の円弧長さは主カバー5の円弧長さよりも短く、しかも、図1のように主カバー5がホイル1の半円弧部12に装着されている状態で補助カバー6の一端をハンドルAのスポーク21,22に突き合わせて半円弧部12に装着したときに、その補助カバー6が主カバー5の装着位置にかかわらず主カバー5の端部に重なり合う円弧長さを有している。さらに具体的には、主カバー5の円弧長さがホイル1の半円弧部12に近い長さを有しているのに対し、補助カバー6は主カバー5の1/5〜1/4程度の円弧長さに形成されている。
また、主カバー5と補助カバー6とは、両方共に硬質の樹脂成形体でなり、その表面には同程度の光沢を付与する処理が施されていて、それらの表面模様には両者に統一性のある木目模様が選択されている。主カバー5と補助カバー6とに同程度の表面光沢を付与したり両者に統一性のある木目模様を施したりすることは、それらが樹脂成形体で形成されていることから公知の成形技術又は公知の表面処理技術を使用することによって容易に可能である。
図1に示した追加カバー7については、欠除部分を備えた欠円形状の断面形状を有する円筒状部材によって形成されている点、表面光沢が付与されていたり表面模様に木目模様が施されている点などの主要な要素は上記した主カバー5や補助カバー6のそれらと同様である。すなわち、この追加カバー7に関しては、その円弧長さを除く他の構成が主カバー5や補助カバー6の構成と同様であるけれども、その円弧長さは、図1に見られるように、ホイル1の下半部の各円弧部13の円弧長さを基準としてそれよりも少し短い長さに定められている。
ところで、主カバー5や補助カバー6が硬質の樹脂成形体で形成された円弧状の円筒状部材によって構成されていることにより、それらの主カバー5や補助カバー6には、それらの形状や材質によって特有の弾力性が付与されている。具体的には、主カバー5や補助カバー6を形成している硬質の樹脂成形体は、その円弧状軸線に沿った円弧形状や円弧状軸線L1,L2の周りでの欠円形状を容易に変化させることはできないけれども、比較的大きな外力を加えことによってそれらの円弧形状や欠円形状を変化させることができるという性質を有している。そのため、これらの主カバー5や補助カバー6を形成している円筒状部材は、拡縮径方向及び曲り方向に変形が可能である。この点は追加カバー7についても同様である。
次に、上記したハンドルカバーBをハンドルAのホイル1に装着手順の一例を図11を参照して説明する。図11はハンドルカバーBの装着手順を説明的に例示した説明図である。
図11のホイル1は自動車の運転席側に装備されているものを示してあり、主カバー5と補助カバー6とは、そのような既装備されているホイル1に対して装着される。
最初の段階では、主カバー5を矢印aのようにホイル1の半円弧部12の正面側に位置させた後、その主カバー5の嵌込み口51を半円弧部12の表面側に押し当て、さらに主カバー5の嵌込み口51をその弾力性に抗して拡開させながら押し込んで半円弧部12に嵌め込む。このようにすると、主カバー5が半円弧部12に嵌まり込んだ時点でその円弧状軸線L1(図4参照)の周りでの円弧形状が弾力性によって元の初期形状に復帰しようとするので、その主カバー5が半円弧部12に巻き付いた状態でその主カバー5に装着される。図2はこの段階を経て主カバー5が半円弧部12に装着されている状態を示している。
次の段階では、主カバー5が装着されているホイル1の半円弧部12の端部にその正面側から補助カバー6を図11の矢印bのように位置させた後、その補助カバー6の嵌込み口61を半円弧部12及びその半円弧部12に装着されている主カバー5の一端表面側に押し当て、さらに補助カバー6の嵌込み口61をその弾力性に抗して拡開させながら押し込んで半円弧部12と主カバー5とに嵌め込む。このようにすると、補助カバー6が半円弧部12の端部や主カバー5の一端側に嵌まり込んだ時点でその円弧状軸線L2の周りでの円弧形状が弾力性によって元の初期形状に復帰しようとするので、その補助カバー6が半円弧部12の端部や主カバー5の一端部に巻き付いた状態で装着される。図3はこの段階を経て補助カバー6が装着されている状態を示している。このような補助カバー6の装着作業は、別の補助カバー6を用いて主カバー5の他端部側に対しても行う。
上記の段階を経て左右一対の補助カバー6,6をホイル1に装着した後、必要があれば、それらの補助カバー6をホイル1の半円弧部12に沿って滑らせて当該補助カバー6の一端部を図1のように左右に延びるそれぞれのスポーク21,22に突き合わせる。こうして主カバー5と左右一対の補助カバー6とをホイル1の半円弧部12に装着すると、図1のように、ホイル1の半円弧部12に装着された左右の各補助カバー6,6が主カバー5の一端部と他端部とに重なり合ってそれらの各端部を覆い隠し、しかも、一方のスポーク21からの一方側(左側)の補助カバー6の突出し長さと他方のスポーク22からの他方側(右側)の補助カバー6の突出し長さとが同一になるので、左右の補助カバー6,6の相互間に亘る円弧状の主カバー5の露出部分は、一点鎖線で示したハンドルセンターラインLを挟んで左右対称な形状になる。すなわち、ハンドルセンターラインLの左側での主カバー5の露出長さC1とその右側での主カバー5の露出長さC2とが同一長さになる。したがって、ユーザは、上記した要領で主カバー5と一対の補助カバー6とをホイル1の半円弧部12に押し込んで装着するという作業を行うだけで、容易にかつ綺麗にハンドルカバーBをホイル1に直接に装着することができる。また、そのような装着作業は、ハンドルAがエアバック収容部3を有していても有していなくても、エアバッグ3の有無に関係なく行うことができるという利点がある。
また、上記した作用、すなわち、左右の補助カバー6,6の相互間に亘る円弧状の主カバー5の露出部分が図1に示したハンドルセンターラインLを挟んで左右対称な形状になるという作用は、主カバー5の装着位置がホイル1の半円弧部12の左右にずれていても発揮される。すなわち、図1は主カバー5がホイル1の半円弧部12の中央に位置ずれすることなく装着されている状態を示しているのに対し、図9はその主カバー5がホイル1の半円弧部12の中央位置から左側にδだけ位置ずれして装着されている状態を示している。この場合でも、図9によって判るように、左右の補助カバー6,6の相互間に亘る円弧状の主カバー5の露出部分が図1に示したハンドルセンターラインLを挟んで左右対称な形状になり、ハンドルセンターラインLの左側での主カバー5の露出長さC1とその右側での主カバー5の露出長さC2とが同一長さになる。したがって、見掛け上、図1の場合と同様の綺麗な違和感のない外観が得られる。
さらに、この実施形態では、主カバー5の円弧長さがホイル1の半円弧部12の円弧長さに比べて少し短い長さに定められていることに加えて、その主カバー5を樹脂成形体でなる円筒状部材によって形成して拡縮径方向及び曲り方向に変形可能になっている。そのため、ホイル1のサイズが大中小といった規格で異なっていてその曲率半径が相違し、その結果、半円弧部12の円弧長さが短いものや長いものが使用対象となったとしても、主カバー5を支障なくホイル1の半円弧部12に装着することができるようになる。したがって、そのようなホイルサイズの相違の吸収機能によって、1種類のサイズのハンドルカバーBを大中小の各サイズのホイルに共用することができるという利便がある。
なお、追加カバー7をホイル1の円弧部13に装着する作業は、主カバー5を半円弧部12に装着する作業と同様の要領でその追加カバー7を円弧部13に嵌め込むことによって行われる。
図1に示したように、主カバー5と、一対の補助カバー6,6と、一対の追加カバー7,7とをホイル1に装着すると、それら各カバー5,6,7に付与されている表面光沢や表面の木目模様によって、冒頭で説明した布製のハンドルカバーによっては実現が不可能な光沢のある木目模様がハンドルAのホイル1に付与されてそのホイル1に高級感が付与される。
ところで、上記では、主カバー5、補助カバー6、追加カバー7などがホイル1に嵌め込まれてそれらの弾性によってホイル1の半円弧部12や円弧部13に巻き付いているだけであるので、ハンドルAを舵取り操作したときにそれらのカバー5,6,7がホイル1に対して滑って位置ずれするというおそれがある。そこで、この実施形態では、主カバー5、補助カバー6、追加カバー7を個別にホイル1に固定するために固定手段を設けてあり、この固定手段の一例として両面粘着テープを採用してある。
すなわち、主カバー5に対しては、図4又は図7のようにその内面のほぼ全長に亘って円弧状の細長い両面テープ81を貼付してあり、補助カバー6に対しては図8のようにその内面の2箇所に細長い両面テープ82を貼付してある。このように固定手段として両面粘着テープ81,82を採用しておくと、上記した装着作業において、主カバー5や補助カバー6をホイル1の半円弧部12に嵌め込んだときに、それらの各カバー5,6に貼付されている両面粘着テープ81,82が半円弧部12に自動的に貼り付いてそれらの主カバー5や補助カバー6が半円弧部12に動かないように固定される。このため、主カバー5や補助カバー6を特別にホイル1に固定する作業を行う必要がない。また、ハンドルAを舵取り操作したときにそれらのカバー5,6がホイル1に対して滑って位置ずれするというおそれもない。追加カバー7についても同様である。
以上では、図1に示した3本スポークタイプのハンドルAに用いるハンドルカバーBを説明したけれども、このハンドルカバーBは所謂4本スポークタイプのハンドルに用いることも可能であり、その事例を図10に示す。図10は本発明に係るハンドルカバーの使用状態を示した正面図である。
図10に示したハンドルAは4本スポークタイプであって、回転方向中立位置に位置しているホイル1の左右の端部がその直径方向に延びる2本のスポーク21,22に連結されていると共に、ホイル1の下側の左右対称位置が斜め下向き延びる2本のスポーク24,25に連結されている。したがって、回転方向中立位置に位置しているホイル1にあっては、その上半部に長い半円弧部12が位置し、下半部に短い3つの円弧部14…が左右対称に位置している。また、ホイル1による囲繞空間の中央部、すなわちセンターハブの配備箇所に、エアバッグ収容部3が位置している。このハンドルAのホイル1に対しては、上半部の半円弧部12に上記した主カバー5と補助カバー6とが同一の状態で装着され、下側中央の円弧部14に追加カバー7が装着されている。
この実施形態では、主カバー5、補助カバー6、追加カバー7そのそれぞれに表面光沢を付与し、かつ、表面模様として木目模様を付与したものを説明したけれども、表面光沢の有無や表面模様の種類は実施形態に限定されるものではない。
本発明に係るハンドルカバーの使用状態を示した正面図である。 図1のII−II線に沿う拡大断面図である。 図1のIII−III線に沿う拡大断面図である。 主カバーの正面図である。 図4のV−V線に沿う拡大断面図である。 主カバーの側面図である。 主カバーの裏面図である。 補助カバーの正面図である。 主カバーが位置ずれして装着されている状態を示した正面図である。 本発明に係るハンドルカバーの他の使用状態を示した正面図である。 ハンドルカバーの装着手順を例示した説明図である。
符号の説明
A ハンドル
B ハンドルカバー
1 ホイル
3 エアバッグ収容部
5 主カバー
6 補助カバー
21,22,23,24,25 スポーク
51,61 嵌込み口
81,82 両面粘着テープ(固定手段)

Claims (4)

  1. ハンドルのホイルに装着されるハンドルカバーであって、
    上記ホイルに嵌合される樹脂成形体でなる正面視円弧状の主カバーと、先端に上記ホイルが連結されているスポークの隣接箇所で上記ホイルに嵌合されて上記主カバーの一方側及び他方側の各端部を各別に覆い隠す同一の形状及び円弧長さを有する樹脂成形体でなる正面視円弧状の一対の補助カバーと、上記ホイルに嵌め込まれた上記主カバー及び上記補助カバーを当該ホイルに固定するための固定手段と、を備えることを特徴とするハンドルカバー。
  2. 上記主カバー及び上記補助カバーのそれぞれは、それらの円弧状軸線周りの一箇所でそれらの円弧状軸線方向に延びる欠除部分によって形成された上記ホイルに対する嵌込み口を有する拡縮径方向及び曲り方向に変形可能な円筒状部材でなり、上記固定手段が、上記主カバーの内面に貼付された両面粘着テープと上記補助カバーの内面に貼付された両面粘着テープとを含んでいる請求項1に記載したハンドルカバー。
  3. 上記主カバー及び上記補助カバーのうち少なくとも主カバーは、その表面が光沢面として形成されている請求項1又は請求項2に記載したハンドルカバー。
  4. 上記ホイルによる囲繞空間の中央部に、運転者に作用して緩衝作用を発揮するエアバッグを収容したエアバッグ収容部が配備されていて、このエアバッグ収容部から上記スポークが延び出ている請求項3に記載したハンドルカバー。
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