JP2008014871A - 車載電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転席のユーザと助手席のユーザとのうちのどちらのユーザが操作したか特定できる車載電子装置を提供する。
【解決手段】運転席のシート20のシート座面部23にシートセンサ113を設ける。シートセンサ113は3つの感圧センサ24a〜24cより構成される。車両の進行方向側に設けられた感圧センサ24a,24bの圧力が大きくなり、シートバック側に設けられた感圧センサ24cの圧力が小さくなったときに、車載電子装置の操作が検出された場合は、運転席のユーザが操作したと判断することができる。一方、感圧センサ24a〜24cの圧力に変化がないときに、車載電子装置の操作が検出された場合は、助手席のユーザが操作したと判断することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、運転席のユーザの操作を無効にし、助手席のユーザの操作を有効にすることができる車載電子装置に関する。
運転席のユーザの操作が制限されているメニューボタンを、視野角度シャッターによって車両が移動中に見えないようにする表示装置が従来技術として知られている(特許文献1)。
特開2005−55611号公報
特許文献1に記載されている表示装置では、車両走行中に運転席のユーザの操作が制限されるボタンの表示位置を、視野角度シャッターの設けられた位置に合わせなくてはいけない。このため、ボタンのレイアウトが制限され、表示画面が見づらくなるという問題点がある。
(1)請求項1の発明の車載電子装置は、映像を表示する表示モニタと、表示モニタの前面に配設され、押圧された位置に応じた位置信号を出力するタッチパネルと、タッチパネルを押圧するユーザを特定するユーザ特定手段と、ユーザ特定手段で特定されたユーザに基づいて、位置信号に応じた処理を実行する処理実行手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1の車載電子装置において、処理手実行段は、位置信号により実行される処理の有効/無効を決定する決定手段を含むことを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1の車載電子装置において、一の方向から視認される第1の画像および他の方向から視認される第2の画像を生成する画像生成手段をさらに備え、処理実行手段は、ユーザ特定手段で特定されたユーザに基づいて、一の方向から視認される第1の画像に関する処理と、他の方向から視認される第2の画像に関する処理のいずれを実行するかを決定する決定手段を含むことを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車載電子装置において、ユーザ特定手段は、運転席のシートに設けられたセンサによって、または運転席のシートおよび助手席のシートに設けられたセンサによって、タッチパネルを押圧したユーザを特定することを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項4項に記載の車載電子装置において、ユーザ特定手段は、タッチパネルを押圧したユーザが運転席のユーザであると特定する以外は、助手席のユーザであると特定することを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車載電子装置において、運転席のユーザごとのドライビングポジションを登録する登録手段をさらに備え、ユーザ特定手段は、登録手段に登録されているユーザごとにタッチパネルを押圧したユーザを特定するための異なるアルゴリズムを有することを特徴とする。
本発明によれば、運転席のユーザと助手席のユーザとのうちのどちらのユーザが車載電子装置を操作したか特定できる。したがって、タッチパネルの位置信号に応じた処理を特定したユーザに基づいて実行することができ、その結果、運転席のユーザの操作が制限されているボタンを隠す必要がない。
−第1の実施形態−
本発明の第1の実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。図1のナビゲーション装置1Aは、運転席にシートセンサ113が設けられており、運転席に座っているユーザの重心移動を検出することができる。ナビゲーション装置1Aは、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、入力装置17、スピーカ18、タッチパネル19、ディスクドライブ111およびシートセンサ113を有している。ディスクドライブ111には、DVD−ROM112が装填されている。
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM112に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方向を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS( Global Positioning System )衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14cなどからなる。ナビゲーション装置1Aは、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはディスクドライブ111によって読み込まれるDVD−ROM112に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いることによって地図表示など行うことができる。
ディスクドライブ111は、装填されたDVD−ROM112から、表示モニタ16へ地図を表示するための地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データおよび経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、ユーザの要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。なお、DVD−ROM112以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示としてユーザに提供する。入力装置17は、ユーザが各種コマンドの設定などするための操作キーを有し、操作パネルやリモコンなどによって実現される。ユーザは、表示モニタ16の表示画面の指示に従って入力装置17を手動で操作することにより、目的地を選択して設定する。スピーカ18は、ユーザに操作案内したり、経路誘導したりするための音声を出力する。
目的地がユーザにより設定されると、ナビゲーション装置1はGPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。以下、この経路演算を探索演算と呼ぶ。このようにして求められたルート(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、ユーザは地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、推奨経路にしたがって車両が走行できるように、表示モニタ16に表示された道路地図に推奨経路を表示し、ユーザに対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
タッチパネル19は表示モニタ16のモニタ画面上に設けられた透明パネルであり、表示モニタ16に表示した表示画面はタッチパネル19を通して表示される。また、表示モニタ16の表示画面を押圧すると、タッチパネル19から押圧位置に応じた位置信号が出力さ、タッチパネルコントロール部110において押圧位置が算出される。タッチパネル19は、入力装置17と同様に入力機能を有する。表示モニタ16に表示された地図画面や各種機能のメニュー、ボタン、アイコンなどを指で押圧すると、タッチパネル18が押圧され、位置信号がタッチパネルコントロール部110に出力される。タッチパネルコントロール部110は、押圧位置を算出し、算出した押圧位置を制御回路11に出力する。そして、制御回路11は、その押圧位置に基づいて目的地を設定したり、各種機能のメニューやボタン、アイコンに定義された処理を実行する。
シートセンサ113は複数の感圧センサから構成され、運転席に座っているユーザの重心移動を検出する。シートセンサ113の詳細について図2を参照して説明する。図2(a)は運転席のシート20を示す図である。シート20は、シートヘッド部21、シート背面部22およびシート座面部23より構成される。シート座面部23には、シートセンサ113を構成する3つの感圧センサ24a〜24cが設けられている。図2(b)に示すように、シート座面部23の車両進行方向側に2つの感圧センサ24a,24bが並列に設けられており、シート座面部23の車両進行方向と反対側に1つの感圧センサ24cが設けられている。これらの感圧センサ24a〜24cは運転席に座っているユーザの体重による圧力を受ける。感圧センサ24a〜24cが検出する圧力は制御回路11において常に監視されており、感圧センサ24a〜24cが検出する圧力変化によってユーザの重心移動を検出する。たとえば、感圧センサ24a,24bが検出した圧力は大きくなり、感圧センサ24cが検出した圧力は小さくなった場合は、重心の車両進行方向移動を検出する。
次に、表示画面に表示されたボタンが運転席のユーザによって押圧されたか、助手席のユーザによって押圧されたかを判断する押圧ボタン判断処理について、図3〜6を参照して説明する。
図3は、表示モニタ16に表示されている表示画面を説明するための図である。表示画面には、地図30が表示されている。地図30には、自車位置マーク31が重ねて表示されている。地図30の右側には、地図30を広域地図に切り替える広域ボタン32a、地図30を詳細地図に切り替える詳細ボタン32bおよびメインメニューを開くメニューボタン32cが表示されている。ここで車両は走行中であるので、運転席のユーザには、メニュー画面を開くことが禁止されているものとする。
図3に示すように、メニューボタン32cが押圧されたとき、シートセンサ113の検出した圧力を図4に示す。図4(a)は感圧センサ24aが検出した圧力であり、図4(b)は感圧センサ24bが検出した圧力であり、図4(c)は感圧センサ24cが検出した圧力である。図4(a)〜(c)に示されている時刻t1は、メニューボタン32cが押圧された時刻である。メニューボタン32cが押圧されたとき(時刻t1)、シート座面部23の車両進行方向側に設けられた感圧センサ24a,24bが検出した圧力が大きくなっており、シート座面部23の車両進行方向と反対側に設けられた感圧センサ24cが検出した圧力が小さくなっている。これより、メニューボタン32cが押圧されたとき、運転席のユーザの重心が車両進行方向に移動したことがわかる。したがって、このような圧力変化が検出された場合、メニューボタン32cを押圧操作したのは運転席のユーザであると判断できる。この場合、車両走行中における運転席のユーザのメニュー画面を開く操作は禁止されているので、メニューボタン32cが押圧されてもメニュー画面は表示されない。
一方、シートセンサ113の検出した圧力が図5に示すような場合、助手席のユーザがメニューボタン32cを押圧したものと判断でき、メニュー画面は表示モニタ16に表示される。ここで、図5(a)は感圧センサ24aが検出した圧力であり、図5(b)は感圧センサ24bが検出した圧力であり、図5(c)は感圧センサ24cが検出した圧力である。図5(a)〜(c)に示されている時刻t1は、図4と同様にメニューボタン32cが押圧された時刻である。メニューボタン32cが押圧されたとき、感圧センサ24a〜24cで検出した圧力はほぼ一定であり変化していない。これより、メニューボタン32cが押圧されたとき、運転席のユーザの重心が移動していないことがわかる。したがって、メニューボタン32cは運転席のユーザによって操作されていない、つまり、助手席のユーザによって操作されたと判断できる。
助手席のユーザが操作したと判断された場合、図6に示すように、メニューボタン32cが押圧されるとメニュー画面33が表示モニタ16に表示される。ここで、メニュー画面33には、目的地となる施設などを検索する検索ボタン34a、各種設定を行う設定ボタン34b、推奨経路の探索を行う探索ボタン34cおよび交通情報を表示する交通情報ボタン34dが表示される。
次に、運転席のユーザの操作が禁止されているボタンを運転席のユーザが押圧操作しても、そのボタンに定義された処理が実行されないボタン無効化処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。図7の処理は、制御回路11において、表示画面にボタンが表示されるとスタートするプログラムを実行して行われる。また、説明の便宜上、感圧センサ24aを感圧センサAと、感圧センサ24bを感圧センサBと、感圧センサ24cを感圧センサCとする。
ステップS701では、シートセンサ113を構成する感圧センサA〜Cにより圧力を検出する。ステップS702では、所定時間以上、検出した圧力がほぼ一定であるか判定する。ほぼ一定の場合はステップS702が肯定判定され、ステップS703へ進む。ほぼ一定ではない場合はステップS702が否定判定され、ステップS701へ戻る。ステップS703では、感圧センサA、感圧センサBおよび感圧センサCにより所定時間検出した圧力の平均値を、それぞれの感圧センサA〜Cの基準圧力として算出する。
ステップS704では、感圧センサA〜Cにより圧力を検出する。ステップS705では、感圧センサAの圧力が基準圧力より所定値以上大きくなり、かつ感圧センサBの圧力が基準圧力より所定値以上大きくなり、かつ感圧センサCの圧力が基準圧力より所定値以上小さくなったか判定する。ステップS705が肯定判定されると、ステップS706へ進み、ステップS705が否定判定されると、ステップS708へ進む。
ステップS706では、運転席のユーザの操作が制限されているボタン32cを無効にする。このとき、ボタン32cが押圧されても、ボタン32cに定義された処理を実行しない。ステップS707では、タッチパネル19から出力される信号に基づいて、所定時間以上、タッチパネルが押圧されていないか判定する。押圧されていない場合はステップS707が肯定判定され、ステップS702に戻る。押圧された場合はステップS707が否定判定され、ステップS704へ戻る。
ステップS708では、運転席のユーザの操作が制限されているボタンを有効にする。このとき、ボタン32cが押圧されると、ボタン32cに定義された処理を実行する。
以上の第1の実施形態によるナビゲーション装置1Aは次のような作用効果を奏する。
(1)運転席のユーザと助手席のユーザとのうちのどちらのユーザがナビゲーション装置1Aのタッチパネル19を押圧操作したか特定できる。したがって、運転席のユーザの操作が制限されるボタン32cを隠す必要はない。
(2)運転席のシート20に設けられたシートセンサ113によって、運転席のユーザおよび助手席のユーザのどちらのユーザがタッチパネル19を押圧したかを特定するので、シートに着席しているユーザの重心移動に基づいて、タッチパネル19を押圧したユーザを確実に特定することができる。
(3)感圧センサ24a〜24cの基準圧力を算出し、検出した圧力を基準圧力と比較してタッチパネル19を押圧したユーザを特定する。したがって、ユーザの座り方、たとえば、前かがみの座り方であったり、シート背面部22によりかかる座り方であっても、タッチパネル19を操作したユーザを特定することができる。
以上の実施の形態のナビゲーション装置1Aを次のように変形することができる。
(1)シートセンサ20は運転席のシートに設けたが、助手席のシートにも設けてもよい。助手席に設けることによって、より確実に運転席のユーザの操作か、助手席のユーザの操作か判断することができる。
(2)図8(a)に示すように、シート座面部23に代えてシート背面部22に感圧センサ41a,41bを設けてもよい。運転席のユーザがナビゲーション装置を操作する場合、運転席のユーザの重心は車両進行方向に移動する。このため、シート背面部23に設けられた感圧センサ41a,41bが検出した圧力が小さくなる。したがって、シート背面部22に設けられた感圧センサ41a,41bが検出した圧力を監視することによって、ナビゲーション装置1Aの操作が運転席のユーザであるか、助手席のユーザであるか特定することができる。また、図8(b)に示すように、感圧センサ24a〜24c,41a,41bを背面部22とシート座面部23との両方に設けてもよく、このようにすることによって、より確実に運転席のユーザの操作か、助手席のユーザの操作か判断することができる。
(3)オートドライビングポジションシステムによって複数のユーザのドライビングポジションをRAM13などのメモリに記憶するとき、ナビゲーション装置1Aを操作したユーザを判断するアルゴリズムも同時に記憶し、それぞれの運転席のユーザにあったアルゴリズムによってナビゲーション装置1を操作したユーザを判断できるようにしてもよい。たとえば、Aさんはナビゲーション装置1を操作する場合、シート背面部22から背中を離し、Bさんは、シート背面部22から背中を離さない場合を考える。オートドライビングポジションシステムによって作動させたドライビングポジションがAさんによって設定されたドライビングポジションである場合、シート背面部22に設けた感圧センサ41a,41bが圧力を検出しなくなったとき、運転席のユーザがナビゲーション装置1Aを操作したと判断する。一方、ドライビングポジションがBさんのドライビングポジションである場合、シート背面部22に設けた感圧センサ41a,41bの圧力が基準圧力より弱い圧力を検出したとき、運転席のユーザがナビゲーション装置1Aを操作したと判断する。オートドライビングポジションシステムによって作動させたドライビングポジションによって、運転席のユーザを特定することができるので、運転席のユーザの個性に合わせたアルゴリズムを設けることができ、より確実にタッチパネル19を押圧したユーザを特定することができる。
(4)イメージセンサや赤外線センサで撮影した映像を画像処理することによって、運転席のユーザがナビゲーション装置1Aを操作したか、助手席のユーザがナビゲーション装置1Aを操作したか判断するようにしてもよい。この場合、運転席のユーザおよび助手席のユーザを撮影し、どちらのユーザがナビゲーション装置1Aを操作する動作を行ったかによって、運転席のユーザがナビゲーション装置1Aを操作したか、助手席のユーザがナビゲーション装置1Aを操作したか判断する。
−第2の実施形態−
本発明の第2の実施形態によるナビゲーション装置の構成を図9に示す。第1の実施形態のナビゲーション装置1Aと共通する部分は同一の符号を付し、第1の実施形態のナビゲーション装置1Aと異なる部分を主に説明する。ナビゲーション装置1Bの表示モニタ16は、運転席側から視認される表示画面と助手席側から視認される表示画面を異なるようにすることができ、たとえば、運転席側から見える表示画面には自車位置周辺の地図を表示し、助手席側から見える表示画面には地上デジタル放送の映像を表示する。以下では、運転席側から視認される表示画面を運転席画面と呼び、助手席側から視認される表示画面を助手席画面と呼ぶ。この実施の形態では、シートセンサ113からの信号に基づいて、運転席画面のボタン操作か助手席画面のボタン操作か判別する。
ナビゲーション装置1Bは、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画面メモリ15、表示モニタ16、表示モニタコントロール部114、入力装置17、スピーカ18、タッチパネル19、ディスクドライブ111、シートセンサ113および地上デジタル放送受信部115を有している。
地上デジタル放送受信部115は、地上デジタル放送を受信し、その受信した放送の内容を表示モニタコントロール部114やスピーカ18に出力する。
表示モニタ16は、地上デジタル放送受信部115で受信した地上デジタル放送の映像情報を出力する。表示モニタ16には2つの映像が表示され、表示モニタ16の液晶パネルの前面に配置された光学系分離素子によって、運転席側から1つの映像が見え、助手席側からほかの映像が見える。表示モニタコントロール部114は、運転席側からは一の映像が、助手席側からは他の映像が見えるように表示映像を生成する。たとえば、運転席には自車位置付近の地図を提示し、助手席には地上デジタル放送の映像を提示するように表示モニタ16の映像信号を生成する。
スピーカ18は、地上デジタル放送受信部115で受信した地上デジタル放送の音声情報を出力する。
運転席画面と助手席画面のどちらのボタンに定義された処理を実行するかの押圧ボタン判断処理について、図4,5,10,11を参照して説明する。
図10は、運転席画面を説明する図である。図10(a)に示すように、表示モニタ16の運転席画面には、図3と同様の表示画面が表示されている。図10(a)に示すように、車両停止中に運転席のユーザがメニューボタン33cを押圧すると、図10(b)に示すように、メニュー画面33が表示モニタ16に表示される。
すなわち、メニューボタン32cが押圧されたとき(時刻t1)の感圧センサ24a〜24cが検出した圧力が、図4(a)〜(c)に示されるような場合は、運転席のユーザが操作したと判断され、図10(b)に示すメニュー画面33が表示される。一方、メニューボタン32cが押圧されたときの感圧センサ24a〜24cが検出した圧力が、図5(a)〜(c)に示されるような場合は、助手席のユーザが操作したと判断され、メニューボタン32cが押圧されてもメニュー画面33は表示されない。
図11は、助手席画面を説明するための図である。助手席画面には、図11(a)に示すように、地上デジタル放送の映像が表示されている。地上デジタル放送の映像に重ねて、映像の右側には、チャンネル切替画面を開くメニューボタン61が表示される。メニューボタン61の表示位置は、運転席側から見える表示画面に表示されたメニューボタン32cの表示位置と同じであるものとする。
図11(a)に示すように、助手席のユーザがメニューボタン51を押圧すると、図11(b)に示すようにチャンネル切替画面62が表示される。ここで、チャンネル切替画面62には、視聴している地上デジタル放送のチャンネルを切り替えるチャンネルボタン63a〜63hが表示される。
すなわち、メニューボタン61が押圧されたとき(時刻t1)の感圧センサ24a〜24cが検出した圧力が、図5(a)〜(c)に示されるような場合は、助手席のユーザが操作したものと判断され、図11(b)に示すチャンネル切替画面62が表示される。一方、メニューボタン61が押圧されたとき(時刻t1)の感圧センサ24a〜24cが検出した圧力が、図4(a)〜(c)に示されるような場合は、運転席のユーザが操作したものと判断され、メニューボタン61が押圧されてもチャンネル切替画面62は表示されない。
以上より、運転席画面内のメニューボタン32cと助手席画面内のメニューボタン61との表示位置が同じであっても、感圧センサ24a〜24cによって検出される圧力を監視することによって、運転席のユーザがメニューボタン32cを押圧したか、助手席のユーザがメニューボタン61を押圧したかを判別することができる。
次に、運転席画面に表示されたボタンと、助手席画面に表示されたボタンとのどちらのボタンに定義された処理を実行すればよいか判断する処理ボタン判断処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。図12の処理は、制御回路11において、表示画面にボタンが表示されるとスタートするプログラムを実行して行われる。ここで、第1の実施形態における図7のボタン無効化処理と同一のステップについては同一の符号を付し、第1の実施形態におけるボタン無効化処理と異なる部分を主に説明する。
ステップS705では、感圧センサAの圧力が基準圧力より所定値以上大きくなり、かつ感圧センサBの圧力が基準圧力より所定値以上大きくなり、かつ感圧センサCの圧力が基準圧力より所定値以上小さくなったか判定する。ステップS705が肯定判定されると、ステップS1201へ進む。ステップS705が否定判定されると、ステップS1202へ進む。
ステップS1201では、運転席画面に表示されたボタンを有効にし、助手席画面に表示されたボタンを無効にする。そして、ステップS707へ進む。ステップS1202では、助手席画面に表示されたボタンを有効にし、運転席画面に表示されたボタンを無効にする。そして、ステップS707へ進む。
以上の実施形態によるナビゲーション装置1は次のような作用効果を奏する。
(1)運転席のユーザと助手席のユーザとのうちのどちらのユーザがナビゲーション装置1のタッチパネル19を押圧操作したか判別できるので、運転席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行するか、助手席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行するかを判断することができる。すなわち、運転席画面の画像に関する処理と、助手席画面の画像に関する処理のいずれを実行するかを決定することができる。したがって、運転席画面に表示されるアイコンやボタンの表示位置と、助手席画面に表示されるアイコンやボタンの表示位置とが重畳しないようにずらす必要はない。
(2)運転席のシート20に設けられたシートセンサ113によって、運転席のユーザおよび助手席のユーザのどちらのユーザがタッチパネル19を押圧したかを特定するので、シートに着席しているユーザの重心移動に基づいて、タッチパネル19を押圧したユーザを確実に特定することができる。したがって、運転席画面の画像に関する処理と、助手席画面の画像に関する処理のいずれを実行するかを正確に決定することができる。
(3)感圧センサ24a〜24cの基準圧力を算出し、検出した圧力を基準圧力と比較してタッチパネル19を押圧したユーザを特定する。したがって、ユーザの座り方、たとえば、前かがみの座り方であったり、シート背面部22によりかかる座り方であっても、運転席画面の画像に関する処理と、助手席画面の画像に関する処理のいずれを実行するかを正確に決定することができる。
以上の第2の実施形態のナビゲーション装置1Bを次のように変形することができる。
(1)第1の実施形態の変形例と同様に、助手席のシートにもシートセンサを設けてもよい。助手席に設けることによって、より確実に、運転席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行すべきか、助手席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行すべきか判断することができる。
(2)第1の実施形態の変形例と同様に、シート座面部23の感圧センサ24a〜24cに代えて、シート背面部22に感圧センサ41a,41bを設けてもよい。シート背面部22に感圧センサ41a,41bを設けても、運転席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行すべきか、助手席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行すべきか判断することができる。また、シートセンサ20の感圧センサを背面部22とシート座面部23との両方に設けてもよい。このようにすることによって、より確実に、運転席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行すべきか、助手席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行すべきか判断することができる。
(3)第1の実施形態の変形例と同様に、オートドライビングポジションシステムによって複数のユーザのドライビングポジションをRAM13などのメモリに記憶するとき、ナビゲーション装置1を操作したユーザを判断するアルゴリズムも同時に記憶してもよい。これにより、それぞれの運転席のユーザにおけるボタン操作時の体の動かし方の癖に基づいたアルゴリズムによって、ナビゲーション装置1を操作したユーザを判断できるようにしてもよい。
(4)表示モニタ16に表示される表示画面の種類は、実施形態に限定されない。たとえば、運転席画面に車両のエアコンの設定画面やオーディオ画面を表示し、助手席画面にビデオテープやDVDの映像を表示するようにしてもよい。
(5)助手席画面に表示されたボタンを優先にし、すなわち、常時は助手席画面のボタンを有効とし、運転席画面のボタンを無効としてもよい。そして、運転席のユーザが操作したと判断した場合にのみ、助手席画面に表示されたボタンを無効にし、運転席画面に表示されたボタンを有効にする。感圧センサ24a〜24cの検出した圧力から運転席のユーザが操作したか、助手席のユーザが操作したかを判断できないときでも、運転席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行すべきか、助手席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行すべきかを判断することができる。
(6)第1の実施形態と同様に、イメージセンサや赤外線センサで撮影した映像を画像処理することによって、運転席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行するか、助手席画面に表示されたボタンに定義された処理を実行するか判断するようにしてもよい。
本発明は、車載電子装置であればナビゲーション装置に限定されない。
本発明は、運転席のユーザと助手席のユーザとのうちのどちらのユーザがナビゲーション装置1A,1Bを操作したか判別できるものであれば、実施形態に限定されない。
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本願発明のユーザ特定手段は制御回路11およびシートセンサ113に対応し、処理実行手段は制御回路11に対応する。画像生成手段は表示モニタコントロール部114に対応し、登録手段はRAM13に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係になんら限定されるものではない。
本発明の第1実施形態のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 シートセンサを説明するための図である。 地図画面に表示されているボタンを説明するための図である。 運転席のユーザがメニューボタンを押圧したときに感圧センサで検出される圧力を説明するための図である。 助手席のユーザがメニューボタンを押圧したときに感圧センサで検出される圧力を説明するための図である。 助手席のユーザがメニューボタンを押圧したときに表示されるメニュー画面を説明するための図である。 ボタン無効化処理を説明するためのフローチャートである。 シートセンサの変形例を説明するための図である。 本発明の第2実施形態のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 運転席側から視認される表示画面を説明するための図である。 助手席側から視認される表示画面を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態における処理ボタン判断処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1A,1B ナビゲーション装置
11 制御回路
16 表示モニタ
19 タッチパネル
24a〜24c,41a,41b 感圧センサ
111 タッチパネルコントロール部
113 シートセンサ
114 表示モニタコントロール部
115 地上デジタル放送受信部

Claims (6)

  1. 映像を表示する表示モニタと、
    前記表示モニタの前面に配設され、押圧された位置に応じた位置信号を出力するタッチパネルと、
    前記タッチパネルを押圧するユーザを特定するユーザ特定手段と、
    前記ユーザ特定手段で特定されたユーザに基づいて、前記位置信号に応じた処理を実行する処理実行手段とを備えることを特徴とする車載電子装置。
  2. 請求項1の車載電子装置において、
    前記処理手実行段は、前記位置信号により実行される処理の有効/無効を決定する決定手段を含むことを特徴とする車載電子装置。
  3. 請求項1の車載電子装置において、
    一の方向から視認される第1の画像および他の方向から視認される第2の画像を生成する画像生成手段をさらに備え、
    前記処理実行手段は、前記ユーザ特定手段で特定されたユーザに基づいて、前記一の方向から視認される第1の画像に関する処理と、前記他の方向から視認される第2の画像に関する処理のいずれを実行するかを決定する決定手段を含むことを特徴とする車載電子装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車載電子装置において、
    前記ユーザ特定手段は、運転席のシートに設けられたセンサによって、または運転席のシートおよび助手席のシートに設けられたセンサによって、前記タッチパネルを押圧したユーザを特定することを特徴とする車載電子装置。
  5. 請求項4項に記載の車載電子装置において、
    前記ユーザ特定手段は、前記タッチパネルを押圧したユーザが運転席のユーザであると特定する以外は、助手席のユーザであると特定することを特徴とする車載電子装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車載電子装置において、
    運転席のユーザごとのドライビングポジションを登録する登録手段をさらに備え、
    前記ユーザ特定手段は、前記登録手段に登録されているユーザごとに前記タッチパネルを押圧したユーザを特定するための異なるアルゴリズムを有することを特徴とする車載電子装置。
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