JP2008014846A - アクティブプローブ - Google Patents
アクティブプローブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008014846A JP2008014846A JP2006187302A JP2006187302A JP2008014846A JP 2008014846 A JP2008014846 A JP 2008014846A JP 2006187302 A JP2006187302 A JP 2006187302A JP 2006187302 A JP2006187302 A JP 2006187302A JP 2008014846 A JP2008014846 A JP 2008014846A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- amplifier
- output
- voltage
- active probe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Measuring Leads Or Probes (AREA)
Abstract
【解決手段】 入力ピン10からの入力信号は入力抵抗R1及びインピーダンス線路1を経由して、低周波域ではトランスコンダクタンスアンプ2によって信号が伝達される。トランスコンダクタンスアンプ2の電流出力は同軸ケーブル3を伝達し、負荷であるオシロスコープの入力抵抗50Ωで電圧に変換される。高周波域では、トランスコンダクタンスアンプ2はあまり高速で動作しないので出力電流もほぼゼロとなるが、コンデンサC1を通って信号がオシロスコープ入力に伝わる。
【選択図】 図1
Description
また、図10及び図12に示す従来例では図13に示すように、入力信号の周波数が非常に高くなってくるとプローブの入力インピーダンスが小さくなり、最終的にはほぼゼロ近くになってしまう。このため、測定対象に大きな負荷がかかり、正しく波形観測できない場合がある。
また、アクティブプローブの先端部で抵抗やコンデンサ等からなる入力の減衰器と広帯域バッファを切り離すことが出来ないので、ヘッド部が大きくなってしまうという問題がある。
また、図11に示す従来例では上記従来例の欠点は改善されているが、広帯域バッファが必要になり、コストアップとなるという問題がある。
また、先端部にR84,R85,C83で構成される回路が必要となり、この回路によって寄生容量の影響を受けるという問題がある。
本発明はこのような課題を解決しようとするもので、高周波域でも測定対象に大きな負荷がかからず、プローブヘッド部を小型化でき、広帯域バッファなしの構成も可能なアクティブプローブを実現することを目的とする。
被測定回路からの信号を測定器に伝達するアクティブプローブにおいて、
前記被測定回路からの信号が入力される抵抗手段と、
該抵抗手段の出力信号が入力される第1の伝送線路と、
該第1の伝送線路の出力信号が入力される増幅器と、
前記第1の伝送線路の出力信号が入力されるコンデンサと、
前記増幅器と前記コンデンサの出力を前記測定器に伝達する第2の伝送線路と
を備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明であるアクティブプローブにおいて、
前記増幅器として電流出力アンプを備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明であるアクティブプローブにおいて、
前記増幅器として電圧出力アンプを備えるとともに、
該電圧出力アンプの出力と前記コンデンサの出力が入力され前記第2の伝送線路に出力する広帯域バッファを備えたことを特徴とする。
請求項1、2又は3記載の発明であるアクティブプローブにおいて、
前記第1の伝送線路の出力を抵抗分圧する分圧回路を備え、
該分圧回路の分圧出力が前記増幅器に入力されることを特徴とする。
請求項1、2又は3記載の発明であるアクティブプローブにおいて、
前記抵抗手段の出力を抵抗分圧する分圧回路を備え、
該分圧回路の分圧出力が前記増幅器に入力されることを特徴とする。
被測定回路からの信号を測定器に伝達するアクティブプローブにおいて、
被測定回路からの信号がそれぞれ入力される第1及び第2の抵抗手段と、
該第1及び第2の抵抗手段の出力信号がそれぞれ入力される正入力側及び負入力側の第1の伝送線路と、
該正入力側及び負入力側の第1の伝送線路の出力信号がそれぞれ入力される第1及び第2の増幅器と、
前記正入力側及び負入力側の第1の伝送線路の出力信号がそれぞれ入力される第1及び第2のコンデンサと、
前記第1の増幅器及び前記第1のコンデンサの出力を非反転入力とし前記第2の増幅器及び前記第2のコンデンサの出力を反転入力とする広帯域差動アンプと、
該広帯域差動アンプの出力を前記測定器に伝達する第2の伝送線路と
を備えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明であるアクティブプローブにおいて、
前記正入力側及び負入力側の第1の伝送線路の出力をそれぞれ抵抗分圧する第1及び第2の分圧回路を備え、
該第1及び第2の分圧回路の分圧出力が前記第1及び第2の増幅器にそれぞれ入力されることを特徴とする。
請求項6記載の発明であるアクティブプローブにおいて、
前記第1及び第2の抵抗手段の出力をそれぞれ抵抗分圧する第1及び第2の分圧回路を備え、
該第1及び第2の分圧回路の分圧出力が前記第1及び第2の増幅器にそれぞれ入力されることを特徴とする。
図1は本発明に係るアクティブプローブを示す構成回路図である。
図1において、10はプローブを構成する入力ピン、R1は入力ピン10近傍に配置し測定対象となる被測定回路8からの入力信号を一端に入力する抵抗、1はこの抵抗R1の他端がその一端に接続する第1の伝送線路を構成するインピーダンス線路、2はこのインピーダンス線路1の他端がその入力に接続する電流出力のトランスコンダクタンスアンプ、C1はインピーダンス線路1の他端がその一端に接続するコンデンサ、3はトランスコンダクタンスアンプ2の出力端子及びコンデンサC1の他端がその一端に接続しその他端がオシロスコープ入力7の入力端子に接続する第2の伝送線路を構成する同軸ケーブルである。インピーダンス線路1及び同軸ケーブル3は測定器の入力抵抗RTに整合した特性インピーダンスを持つ伝送路を構成する。入力ピン10及び抵抗R1はプローブヘッド部(以下ヘッド部という)5を構成し、コンデンサC1、トランスコンダクタンスアンプ2は増幅部6を構成する。
具体例として、R1=450Ω、C1=220pF、RT=50Ωの場合を図1に示した。
被測定回路8の信号は入力ピン10を介してヘッド部5に伝えられ、インピーダンス線路1を経由して増幅部6に伝えられ、同軸ケーブル3を介してオシロスコープ入力7に伝えられる。入力ピン10を介して入力した信号は抵抗R1及びインピーダンス線路1を経由して、低周波域ではトランスコンダクタンスアンプ2によって信号が伝達される。トランスコンダクタンスアンプ2の電流出力は同軸ケーブル3を伝達し、負荷であるオシロスコープの入力抵抗50Ωで電圧に変換される。高周波域では、トランスコンダクタンスアンプ2はあまり高速で動作しないので出力電流もほぼゼロとなる。そのかわりコンデンサC1を通って信号がオシロスコープ入力に伝わる。
分圧比=Ri/(R1+Ri) * gm * RT (1)
また、高周波成分に対する分圧比は次式で表される。
分圧比=(RT*Ri)/(R1*RT+RT*Ri+Ri*R1) (2)
ここで、上記の低周波成分に対する分圧比と高周波成分に対する分圧比が等しくなるようにトランスコンダクタンスアンプのgmを設定する。このときのgmは
分圧比= Ri/(R1+Ri) * gm * RT = (RT*Ri)/(R1*RT+RT*Ri+Ri*R1)(3)
より
gm = (R1+Ri)/(R1*RT+RT*Ri+Ri*R1) (4)
となる。この結果、入力ピン10からの入力信号は低域から高域まで一定のゲインで測定器の入力部7に伝達される。
また、入力端についている450Ωの抵抗R1だけは先端側のインピーダンス線路1の同軸ケーブルによって広帯域トランスコンダクタンスアンプ2から離すことが出来るのでヘッド部5を小さくすることができるので、被測定回路8に接続しやすくなるとともに、寄生容量の影響を受けにくくすることができる。
また、広帯域バッファではなく、比較的高速動作を要しないトランスコンダクタンスアンプで実現可能なので、増幅部6の設計が容易というメリットがある。
また、抵抗R1とコンデンサC1の接続点の電位を検出する点を抵抗R1直後(インピーダンス線路1の抵抗R1側)としてもよい。
また、直接測定器に接続せず、別の増幅器を経由してもよい。
また、プローブに入力ピンでなく、はんだ付け用アダプタを設けてもよい。
増幅部6において、R2およびR3はインピーダンス線路1の他端とコモンの間に直列に接続して分圧器を構成する抵抗で、R2及びR3の接続点がトランスコンダクタンスアンプ2の入力に接続する。C2は抵抗R3と並列に接続する高周波カット用のコンデンサである。分圧器を経由して抵抗R1とコンデンサC1の接続点の電位を検出するもので、分圧器の入力から見た入力抵抗とgmが上記条件を満たすように構成する。具体例として、R2=85.55kΩ、R3=10kΩ、C2=1.6pF、gm=0.02の場合を示した。図1の場合について前述した効果は図3の場合にも適用できる。
なお、図3の構成において抵抗R1とコンデンサC1の接続点の電位を検出する点(抵抗R2の一端)を抵抗R1直後(インピーダンス線路のR1側)としてもよい。
増幅部6において、20はインピーダンス線路1の他端がその入力に接続する電圧出力アンプ、R4は電圧出力アンプ20の出力端子がその一端に接続する高周波終端抵抗、4はコンデンサC1の他端及び抵抗R4の他端がその入力に接続する広帯域バッファ、R5はその一端に広帯域バッファ4の出力が接続しその他端に同軸ケーブル3が接続する抵抗である。インピーダンス線路1の特性インピーダンスは、R4の抵抗値と整合するように管理されている。抵抗R5の値と伝送線路3の特性インピーダンスはオシロスコープの入力抵抗RTに整合している。具体例として、R4= R5= RT=50Ω、C1=220pF、RT=50Ωの場合を図4に示した。
入力ピン10からの入力信号は抵抗R1及びインピーダンス線路1を経由して増幅部6に伝わり、低周波域では電圧出力アンプ20によって信号が伝達される。電圧出力アンプ20の電圧出力は抵抗R4を介して広帯域バッファ4に伝わる。高周波域では、電圧出力アンプ20はあまり高速で動作しないので出力電流もほぼゼロとなる。そのかわりコンデンサC1を通って信号が広帯域バッファ4に伝わる。広帯域バッファ4の出力信号は抵抗R5、同軸ケーブル3を経由して負荷であるオシロスコープ入力部7に入り、入力抵抗50Ωで電圧に変換される。
Ri/(Ri+R1) * A (5)
また、高周波成分に対する分圧比は次式で表される。
(Ri*R4)/(Ri*R1+Ri*R4+R1*R4) (6)
ここで、上記の低周波成分に対する分圧比と高周波成分に対する分圧比が等しくなるように電圧出力アンプ20のゲインAを設定する。すなわち
Ri/(Ri+R1) * A=(Ri*R4)/(Ri*R1+Ri*R4+R1*R4) (7)
より
A = (Ri+R1)*R4/(Ri*R1+Ri*R4+R1*R4) (8)
となる。この結果、入力ピン10からの入力信号は低域から高域まで一定のゲイン、この場合 (Ri*R2)/(Ri*R1+Ri*R2+R1*R2) で測定器に伝達される。
また、ヘッド部5に必要なのは抵抗R1だけであり、ヘッド部5を伝送線路1によってアンプ20や広帯域バッファ4から離すことができるので、ヘッド部5を小型化することができる。
また、抵抗R1を入力ピン10の先端もしくは先端近くに配置することにより、測定点からR1までの間の寄生素子の影響を小さくすることができる。
また、出力抵抗の小さい電圧出力アンプ20を用いるため、図1でトランスコンダクタンスアンプ(電流出力アンプ)を用いた場合に比べて、アンプ出力部の寄生容量が周波数特性に与える影響を小さくすることができる。
なお、上記の構成において、測定器との接続に使う同軸ケーブル3の長さは任意でよい(0でも良い)。
また、抵抗R1とコンデンサC1の接続点の電位を検出する点を抵抗R1の直後(インピーダンス線路1の抵抗R1側)としてもよい。
増幅部6において、R2及びR3はインピーダンス線路1の他端とコモンの間に直列に接続して分圧器を構成する抵抗で、R2及びR3の接続点が電圧出力アンプ20の入力に接続する。C2は抵抗R3と並列に接続する高周波カット用のコンデンサである。分圧器を経由して抵抗R1とコンデンサC1の接続点の電位を検出するもので、分圧器の入力から見た入力抵抗とAが上記条件を満たすように構成する。すなわち、上記(8)式において、入力抵抗Riの代わりに分圧器の入力から見た入力抵抗R2+R3で置き換え、ゲインAの代わりに分圧器とアンプを含めた増幅率、すなわち (アンプのゲイン)*R3/(R1+R2+R3) で置き換える。図5では具体例として、R1=900Ω、R2=89.1kΩ、R3=10kΩ、C2=2pF、R4=100Ω、R5=50Ω、A=1の場合を示した。
図4の構成について前述した効果は図5の構成の場合にも適用できる。さらに、図5に示すように、R1,R4の抵抗値を増加し、さらに伝送線路1の特性インピーダンスを抵抗R4と整合させることによって、分圧比を減少させる(SN比を悪化させる)ことなく、高周波での入力インピーダンスR1+R4を増加させることができる(図5の場合は1kΩ)。
なお、図5の構成において抵抗R1とコンデンサC1の接続点の電位を検出する点(R2の一端)を抵抗R1直後(インピーダンス線路1の抵抗R1側)としてもよい。
図6において、51,52は2つの入力ピンを介して被測定回路80に接続するそれぞれ正入力側及び負入力側のヘッド部、11,12はヘッド部51,52の出力にそれぞれの一端が接続してそれぞれ正入力側及び負入力側の第1の伝送線路を構成するインピーダンス線路、60はインピーダンス線路11,12の他端の出力を差動的に増幅する増幅部で、その出力は第2の伝送線路を構成する同軸ケーブル3を経由してオシロスコープ入力部7に伝達される。
図7において、第1のプローブを構成する入力ピン101と抵抗R11は正入力側のヘッド部51を構成し、第2のプローブを構成する入力ピン102と抵抗R12は負入力側のヘッド部52を構成する。増幅部60において、21は正入力側のインピーダンス線路11の他端がその入力に接続する第1の電圧出力アンプ、R41はその一端が電圧出力アンプ21の出力端子に接続する高周波終端抵抗、C11はインピーダンス線路11の他端に一端が接続する第1の高周波域透過用のコンデンサ、22は負入力側のインピーダンス線路12の他端がその入力に接続する第2の電圧出力アンプ、R42はその一端が電圧出力アンプ22の出力端子に接続する高周波終端抵抗、C12はインピーダンス線路12の他端に一端が接続する第2の高周波域透過用のコンデンサである。40はコンデンサC11の他端及び抵抗R41の他端がその非反転入力に接続し、コンデンサC12の他端及び抵抗R42の他端がその反転入力に接続する広帯域差動アンプ、R5は広帯域差動アンプ40の出力にその一端が接続し、その他端に同軸ケーブル3が接続する整合用の抵抗である。図7では具体例として、R11=R12=450Ω、R41= R42=50Ω、C11=C12=60pF、R5=50Ωの場合を示した。インピーダンス回路11,12及び同軸ケーブル3の特性インピーダンスはZ01=Z02=Z0=50Ωである。
正入力側信号の低周波域は電圧出力アンプ21と抵抗R41で構成される経路を通り、電圧出力アンプ21の出力電圧が広帯域差動アンプ40の非反転入力に伝達される。広帯域差動アンプ40の入力抵抗がR41に対して十分大きいと仮定すると、電圧出力アンプ21の出力電圧がそのまま広帯域差動アンプ40の入力電圧となる。
高周波域では電圧出力アンプ21はあまり高速で動作しないので出力電圧もほぼゼロとなる。電圧出力アンプ21は電圧出力バッファなので高周波的にはインピーダンスがゼロとみなす事ができるため、広帯域差動アンプ40の非反転入力から電圧出力アンプ21側を見たインピーダンスはR41となる。ただし、インピーダンス線路11の特性インピーダンスはR41の値と一致させ、インピーダンスを整合させておく。以上の結果、高周波域では入力ピン101からの入力信号はコンデンサC11を通って信号が広帯域差動アンプ40の非反転入力に伝わる。
広帯域差動アンプ40は広帯域差動バッファとして働き、非反転入力と反転入力の差分を出力する。R5はオシロスコープ入力抵抗RTと一致させ、また、同軸ケーブル3の特性インピーダンスを入力抵抗RTと整合させる。
入力信号が、入力(+) - 入力(-) = viとすると、入力(+) = vi/2である。
広帯域差動アンプ40の入力端までの高周波成分に対する分圧比は、
分圧比 = 0.5 * ( Ri1 || Ri3 || R41 ) / ( Ri1 || Ri3 || R41 + R11 ) (9)
ただし、Ri1は電圧出力アンプ21の入力抵抗、Ri3は広帯域差動アンプ40の入力抵抗、R11は(入力部)抵抗、R41は高周波終端抵抗であり、記号「||」は並列接続を表す。
低周波成分に対するゲインは、アンプ21のゲインをAとして、
ゲイン = 0.5 * Ri1 / ( R11 + Ri1 ) * A * Ri3 / ( R41 + Ri3 ) (10)
(9)、(10)の2式を等しく置いて、
とすることにより、低域から高域に渡って一定のゲインで信号は伝達される。すなわち、高周波信号は電圧出力アンプ21が増幅するのではなく、あくまでもコンデンサC11を通って伝送される。通常Ri1,Ri3はR11,R41よりも十分大きいので、(11)式は以下のように変形できる。
A = R41 / ( R41 + R11 ) (12)
なお、オシロスコープの入力端では、差動アンプ40の出力電圧が RT/(R5+RT)倍される。
また、抵抗R11,R12(450Ω)のみを同軸ケーブル11,12によってその他の回路部から離すことが出来るのでヘッド部51,52を小型化することが可能となり、測定対象に接続しやすくなる。
また、電圧出力アンプ21,22、広帯域差動アンプ40は集積化が可能なため、従来よりも回路面積が小さくできるので、高周波特性を向上することができる。
また、電圧出力アンプ21,22が電圧出力なので広帯域差動アンプ40の入力から電圧出力アンプ側を見たインピーダンスはR41とR42のみとなり、アンプ出力での寄生容量の影響が非常に小さくなるので、高周波特性がよい。
なお、上記の構成において、測定器との接続に使う同軸ケーブル3の長さは任意でよい(0でも良い)。
また、抵抗R11,R12とコンデンサC11,C12の接続点の電位を検出する点を抵抗R11,R12直後(インピーダンス線路11,12のR11,R12側)としてもよい。
増幅部60において、R21及びR31はインピーダンス線路11の他端とコモンの間に直列に接続して分圧器を構成する抵抗で、R21及びR31の接続点が電圧出力アンプ21の入力に接続する。分圧器を経由して抵抗R1とコンデンサC1の接続点の電位を検出するもので、分圧器の入力から見た入力抵抗とゲインAが(11)式を満たすように構成する。図8では具体例として、R21=R22=89.55kΩ、R31=R32=10kΩ、A=1の場合を示しており、その他は図7と同じである。
なお、抵抗R11,R12とコンデンサC11,C12の接続点の電位を検出する点(抵抗R11,R12の一端)を抵抗R11,R12直後(インピーダンス線路11,12の抵抗R11,R12側)としてもよい。
また、上記各実施例や変形例で用いた回路定数に限らず、任意の適切な回路定数を用いることができる。
2 トランスコンダクタンスアンプ
3 第2の伝送線路
4 広帯域バッファ
5,51,52 ヘッド部
6,60 増幅部
7 オシロスコープ入力部
8,80 被測定回路
10,101,102 入力ピン
20,21,22 電圧出力アンプ
40 広帯域差動アンプ
60 増幅部
101 入力ピン
R1,R11,R12 入力抵抗
R2,R3,R21,R31 分圧抵抗
R4,R41,R42 高周波終端抵抗
R5 整合用抵抗
C1 コンデンサ
C11 第1の高周波域透過用のコンデンサ
C12 第2の高周波域透過用のコンデンサ
Claims (8)
- 被測定回路からの信号を測定器に伝達するアクティブプローブにおいて、
前記被測定回路からの信号が入力される抵抗手段と、
該抵抗手段の出力信号が入力される第1の伝送線路と、
該第1の伝送線路の出力信号が入力される増幅器と、
前記第1の伝送線路の出力信号が入力されるコンデンサと、
前記増幅器と前記コンデンサの出力を前記測定器に伝達する第2の伝送線路と
を備えたことを特徴とするアクティブプローブ。 - 前記増幅器として電流出力アンプを備えたことを特徴とする請求項1記載のアクティブプローブ。
- 前記増幅器として電圧出力アンプを備えるとともに、
該電圧出力アンプの出力と前記コンデンサの出力が入力され前記第2の伝送線路に出力する広帯域バッファを備えたことを特徴とする請求項1記載のアクティブプローブ。 - 前記第1の伝送線路の出力を抵抗分圧する分圧回路を備え、
該分圧回路の分圧出力が前記増幅器に入力されることを特徴とする請求項1、2又は3記載のアクティブプローブ。 - 前記抵抗手段の出力を抵抗分圧する分圧回路を備え、
該分圧回路の分圧出力が前記増幅器に入力されることを特徴とする請求項1、2又は3記載のアクティブプローブ。 - 被測定回路からの信号を測定器に伝達するアクティブプローブにおいて、
被測定回路からの信号がそれぞれ入力される第1及び第2の抵抗手段と、
該第1及び第2の抵抗手段の出力信号がそれぞれ入力される正入力側及び負入力側の第1の伝送線路と、
該正入力側及び負入力側の第1の伝送線路の出力信号がそれぞれ入力される第1及び第2の増幅器と、
前記正入力側及び負入力側の第1の伝送線路の出力信号がそれぞれ入力される第1及び第2のコンデンサと、
前記第1の増幅器及び前記第1のコンデンサの出力を非反転入力とし前記第2の増幅器及び前記第2のコンデンサの出力を反転入力とする広帯域差動アンプと、
該広帯域差動アンプの出力を前記測定器に伝達する第2の伝送線路と
を備えたことを特徴とするアクティブプローブ。 - 前記正入力側及び負入力側の第1の伝送線路の出力をそれぞれ抵抗分圧する第1及び第2の分圧回路を備え、
該第1及び第2の分圧回路の分圧出力が前記第1及び第2の増幅器にそれぞれ入力されることを特徴とする請求項6記載のアクティブプローブ。 - 前記第1及び第2の抵抗手段の出力をそれぞれ抵抗分圧する第1及び第2の分圧回路を備え、
該第1及び第2の分圧回路の分圧出力が前記第1及び第2の増幅器にそれぞれ入力されることを特徴とする請求項6記載のアクティブプローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006187302A JP4910520B2 (ja) | 2006-07-07 | 2006-07-07 | アクティブプローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006187302A JP4910520B2 (ja) | 2006-07-07 | 2006-07-07 | アクティブプローブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008014846A true JP2008014846A (ja) | 2008-01-24 |
JP4910520B2 JP4910520B2 (ja) | 2012-04-04 |
Family
ID=39071998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006187302A Active JP4910520B2 (ja) | 2006-07-07 | 2006-07-07 | アクティブプローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4910520B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102735887A (zh) * | 2012-07-16 | 2012-10-17 | 电子科技大学 | 一种数字示波器单端有源探头电路 |
CN103185817A (zh) * | 2011-12-29 | 2013-07-03 | 北京普源精电科技有限公司 | 一种具有小输入电容的有源差分探头 |
CN103364599A (zh) * | 2012-03-29 | 2013-10-23 | 北京普源精电科技有限公司 | 具有衰减功能的探头、信号采集***和方法 |
CN104345185A (zh) * | 2013-07-26 | 2015-02-11 | 苏州普源精电科技有限公司 | 一种有源单端探头及一种测试测量仪器 |
CN104808029A (zh) * | 2014-01-24 | 2015-07-29 | 矽创电子股份有限公司 | 主动式探针装置 |
CN107102267A (zh) * | 2017-04-21 | 2017-08-29 | 东莞博力威电池有限公司 | 电池管理***及方法 |
CN110021829A (zh) * | 2018-01-10 | 2019-07-16 | 日立金属株式会社 | 差分传输电缆模块 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57175961A (en) * | 1981-04-10 | 1982-10-29 | Tektronix Inc | Probe device |
JPS60132417A (ja) * | 1983-05-25 | 1985-07-15 | テクトロニツクス・インコーポレイテツド | 広帯域信号結合回路 |
JPS6126313A (ja) * | 1984-07-16 | 1986-02-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 広帯域直流増幅回路 |
JPH06331657A (ja) * | 1993-05-19 | 1994-12-02 | Yokogawa Electric Corp | プローブ |
JP2005345469A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Tektronix Inc | 測定プローブ用広帯域入力減衰回路 |
-
2006
- 2006-07-07 JP JP2006187302A patent/JP4910520B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57175961A (en) * | 1981-04-10 | 1982-10-29 | Tektronix Inc | Probe device |
JPS60132417A (ja) * | 1983-05-25 | 1985-07-15 | テクトロニツクス・インコーポレイテツド | 広帯域信号結合回路 |
JPS6126313A (ja) * | 1984-07-16 | 1986-02-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 広帯域直流増幅回路 |
JPH06331657A (ja) * | 1993-05-19 | 1994-12-02 | Yokogawa Electric Corp | プローブ |
JP2005345469A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Tektronix Inc | 測定プローブ用広帯域入力減衰回路 |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103185817B (zh) * | 2011-12-29 | 2016-09-07 | 北京普源精电科技有限公司 | 一种具有小输入电容的有源差分探头 |
CN103185817A (zh) * | 2011-12-29 | 2013-07-03 | 北京普源精电科技有限公司 | 一种具有小输入电容的有源差分探头 |
CN103364599A (zh) * | 2012-03-29 | 2013-10-23 | 北京普源精电科技有限公司 | 具有衰减功能的探头、信号采集***和方法 |
CN103364599B (zh) * | 2012-03-29 | 2017-12-22 | 北京普源精电科技有限公司 | 具有衰减功能的探头、信号采集***和方法 |
CN102735887B (zh) * | 2012-07-16 | 2014-08-27 | 电子科技大学 | 一种数字示波器单端有源探头电路 |
CN102735887A (zh) * | 2012-07-16 | 2012-10-17 | 电子科技大学 | 一种数字示波器单端有源探头电路 |
CN104345185A (zh) * | 2013-07-26 | 2015-02-11 | 苏州普源精电科技有限公司 | 一种有源单端探头及一种测试测量仪器 |
CN104808029A (zh) * | 2014-01-24 | 2015-07-29 | 矽创电子股份有限公司 | 主动式探针装置 |
CN110146729A (zh) * | 2014-01-24 | 2019-08-20 | 矽创电子股份有限公司 | 主动式探针装置 |
CN107102267A (zh) * | 2017-04-21 | 2017-08-29 | 东莞博力威电池有限公司 | 电池管理***及方法 |
CN110021829A (zh) * | 2018-01-10 | 2019-07-16 | 日立金属株式会社 | 差分传输电缆模块 |
JP2019121973A (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-22 | 日立金属株式会社 | 差動伝送ケーブルモジュール |
JP7004209B2 (ja) | 2018-01-10 | 2022-01-21 | 日立金属株式会社 | 差動伝送ケーブルモジュール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4910520B2 (ja) | 2012-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4910520B2 (ja) | アクティブプローブ | |
JP5558364B2 (ja) | テスト信号検出システム | |
KR101129656B1 (ko) | 측정 프로브용 광대역폭 감쇠기 입력 회로 | |
JP5080459B2 (ja) | 広帯域能動/受動差動信号プローブ | |
US9274145B2 (en) | Active shunt ammeter apparatus and method | |
EP1873909A3 (en) | Ultra wide band, differental Input/output , high frequency active splitter in an integrated circuit. | |
US9310455B2 (en) | Probe system with compensating network | |
US7518385B2 (en) | Probe using high pass ground signal path | |
US6483284B1 (en) | Wide-bandwidth probe using pole-zero cancellation | |
EP3422020B1 (en) | Measurement input circuit and measurement device | |
JPH06331657A (ja) | プローブ | |
US10041986B2 (en) | Balanced bridge | |
JP5152512B2 (ja) | プローブ | |
US7282935B2 (en) | Regenerator probe | |
US7190217B2 (en) | System, method and apparatus for providing ground separation between different environments | |
JP5404345B2 (ja) | アダプタ装置および伝送路評価システム | |
US7042232B1 (en) | Cable and substrate compensating custom resistor | |
JP2018066689A (ja) | 絶縁測定フローティング側システム | |
CN220795429U (zh) | 电源探头和测量设备 | |
CN105162439B (zh) | 一种cvp探头有源积分法的低阻传输电路 | |
CN118033365A (zh) | 一种高速差分信号量产测试的装置及方法 | |
CN114460416A (zh) | 一种线路负载及故障检测装置和检测方法 | |
TW201404034A (zh) | 功率放大裝置及其耦合器 | |
JP2012010067A (ja) | 信号変換装置、波形測定装置および半導体試験装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110921 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110927 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111220 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4910520 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127 Year of fee payment: 3 |